JPH0542307U - 振動ローラの起振力発生装置 - Google Patents

振動ローラの起振力発生装置

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JPH0542307U
JPH0542307U JP9974791U JP9974791U JPH0542307U JP H0542307 U JPH0542307 U JP H0542307U JP 9974791 U JP9974791 U JP 9974791U JP 9974791 U JP9974791 U JP 9974791U JP H0542307 U JPH0542307 U JP H0542307U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 起振力の可変幅を拡大でき且つ起振力を多段
階又は無段階に変えることが可能な振動ローラの起振力
発生装置を提供する。 【構成】 起振軸30に1対の偏心錘34を設け、これ
ら偏心錘34を同期用ギヤ歯36により相対称に回動可
能に構成し、これら偏心錘34を油圧シリンダ70によ
りラック・ピニオン機構を介して回動可能に構成し、油
圧モータ62によりスプライン軸部材68を介して起振
軸30を回転駆動するように構成し、回動角θを変える
ことで偏心錘34による起振力を無段階に変え得るよう
に構成し、更に1対の可動偏心錘47を設け、起振軸3
0の正転時には可動偏心錘47を偏心錘34と同位相に
また起振軸30の逆転時には可動偏心錘47を偏心錘3
4と逆位相に保持する係止部材を起振軸30に設け、合
計起振力を例えば0〜6トンもの範囲に亙って無段階に
可変し得るように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、振動ローラの起振力発生装置に関し、特に起振力を可変し得る起振 力可変手段に加えて、起振力を強弱切り換える為の可動偏心錘を設けたものに関 する。
【0002】
【従来の技術】
最近、路面転圧用の振動ローラにおいては、路盤やアスファルト路面など転圧 する路面の性状に適した大きさの起振力を発生させる為に、その起振力発生装置 に起振力を変える為の起振力可変機構を設けるのが一般的である。 前記起振力可変機構としては、例えば、実開昭57−184104号公報、実 公平1−28090号公報、実公平1−36967号公報などに記載のように、 種々の機構のものが提案されているが、これらの起振力可変機構は、基本的に起 振軸に固定偏心錘と、この固定偏心錘に対して相対回動する可動偏心錘を設け、 この可動偏心錘を固定偏心錘と同方向へ偏心した強振位置と、固定偏心錘と反対 方向へ偏心した弱振位置とに切り換えることで起振力を変えるように構成してあ る。
【0003】 一方、本願出願人は、特公平3−3004号に示すように、1対の偏心錘の基 端部を起振軸に直交する枢支軸により起振軸に回動自在に装着し、これら偏心錘 をそれらの基端部外周部に形成した同期用ギヤ部を介して相対称に回動可能に構 成し、起振軸の方向へ延びるラック部材のラック歯を一方の同期用ギヤ部に噛合 させ、ラック部材を起振軸の方向へ移動させることで、同期用ギヤ部を介して1 対の偏心錘を回動させて偏心量を変えるように構成した起振力可変機構付き起振 力発生機構を提案した。この装置によれば、偏心錘の回動角を無段階に調節可能 であるため、起振力を無段階に調節することが出来る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 前記複数の公報に記載の起振力強弱2段階切換え式の起振力発生装置では、起 振力を強弱2段階に切り換え得るだけなので、路面の性状に応じた最適の起振力 を発生させることが難しい。 前記本願出願人が提案した起振力を無段階に切り換える起振力可変起振機構付き 起振力発生装置においては、起振力を無段階に切り換え得る点で優れているが、 例えば0〜6トンもの範囲に亙って起振力を段階的又は無段階に変えようとする と、偏心錘、同期用ギヤ部、ラック部材などの諸部材が全て大型化し、ラック部 材を移動駆動する油圧シリンダも大型化するため、ドラム内にコンパクトに収容 することが困難になること、また製作コストが高価になること、耐久性の面で不 安が残ること、などの問題がある。 本考案の目的は、起振力の可変幅を拡大でき且つ起振力を多段階又は無段階に 変えることが可能な振動ローラの起振力発生装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る振動ローラの起振力発生装置は、振動ローラのドラム内に設け られた起振軸と、この起振軸を正逆回転駆動可能な回転駆動手段と、起振軸に取 りつけた偏心錘と、起振軸に対する偏心錘の偏心量を変える為の起振力可変手段 とを備えた振動ローラの起振力発生装置であって、前記起振軸に可動偏心錘を相 対回転可能に設け、その可動偏心錘に1対の被係止部を設け、前記起振軸に、そ れが正方向へ回転するときに可動偏心錘が偏心錘と同方向へ偏心する姿勢となる ように一方の被係止部を係止する第1係止部と、起振軸が逆方向へ回転するとき に可動偏心錘が偏心錘と反対方向へ偏心する姿勢となるように他方の被係止部を 係止する第2係止部とを設けたことを特徴とするものである。尚、起振力可変手 段としては、起振力を2段階に切り換えるもの或いは起振力を無段階に切り換え るものを適用することが出来る。
【0006】 請求項2に係る振動ローラの起振力発生装置は、請求項1の装置において、前 記偏心錘は、その基端部において起振軸に直交する枢支軸を介して起振軸と略平 行に倒した倒伏位置と起振軸に対して略直交状に起きた起立位置とに亙って回動 可能に起振軸に取付けられたことを特徴とするものである。
【0007】 請求項3に係る振動ローラの起振力発生装置は、請求項2の装置において、前 記偏心錘として、相対称に回動可能な1対の偏心錘を設け、それら1対の偏心錘 の基端部外周部分に相噛合する同期用ギヤ部を形成したことを特徴とするもので ある。
【0008】 請求項4に係る振動ローラの起振力発生装置は、請求項3の装置において、前 記起振力可変手段は、一方の偏心錘の同期用ギヤ部に噛合するラック歯を有する ラック部材と、このラック部材を起振軸の軸方向へ移動可能な移動手段とを有す ることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
請求項1に係る振動ローラの起振力発生装置においては、回転駆動手段により 起振軸を回転駆動すると、起振軸に取りつけた偏心錘により起振力が発生する。 起振力可変手段により起振軸に対する偏心錘の偏心量を変えることで起振力の大 きさを変えることができる。 ここで、起振軸に可動偏心錘を相対回転可能に設け、その可動偏心錘に1対の 被係止部を設け、起振軸に、それが正方向へ回転するときに可動偏心錘が偏心錘 と同方向へ偏心する姿勢となるように一方の被係止部を係止する第1係止部と、 起振軸が逆方向へ回転するときに可動偏心錘が偏心錘と反対方向へ偏心する姿勢 となるように他方の被係止部を係止する第2係止部とを設けたので、起振軸が正 方向へ回転するときには可動偏心錘が偏心錘と同方向へ偏心して起振力が強化さ れ、また起振軸が逆方向へ回転するときには可動偏心錘が偏心錘と逆方向へ偏心 して起振力が弱められることになる。 従って、起振力を2段階に切り換える構成の起振力可変手段を設けた場合には 起振力を多段階に切り換え可能になり、また起振力を無段階に切り換える構成の 起振力可変手段を設けた場合には起振力の可変幅を拡大できる。
【0010】 請求項2に係る振動ローラの起振力発生装置においては、基本的に請求項1と 同様の作用が得られるうえ、偏心錘は、その基端部において起振軸に直交する枢 支軸を介して起振軸と略平行に倒した倒伏位置と起振軸に対して略直交状に起き た起立位置とに亙って回動可能に起振軸に取付けられているので、偏心錘が倒伏 位置のときに偏心錘による起振力が最少となり、偏心錘の倒伏位置からの回動角 の増大に応じて偏心錘による起振力が増大し、偏心錘が起立位置のときに偏心錘 による起振力が最大となる。このように、偏心錘による起振力を無段階に変える こと出来る。
【0011】 請求項3に係る振動ローラの起振力発生装置においては、基本的に請求項2と 同様の作用が得られるうえ、偏心錘として、相対称に回動可能な1対の偏心錘を 設け、それら1対の偏心錘の基端部外周部分に相噛合する同期用ギヤ部を形成し たので、個々の偏心錘を小型化でき、同期用ギヤ部を介して1対の偏心錘を同期 させ相対称に回動させることができる。
【0012】 請求項4に係る振動ローラの起振力発生装置においては、基本的に請求項3と 同様の作用が得られるうえ、起振力可変手段は、一方の偏心錘の同期用ギヤ部に 噛合するラック歯を有するラック部材と、このラック部材を起振軸の軸方向へ移 動可能な移動手段とを有するので、ラック部材を介して1対の偏心錘を相対称に 回動させて起振力を無段階に変えることが出来る。
【0013】
【考案の効果】
請求項1に係る振動ローラの起振力発生装置によれば、前記作用の項で説明し たように、起振軸と、偏心錘と、回転駆動手段と、起振力可変手段とを備えた振 動ローラの起振力発生装置において、可動偏心錘と、1対の被係止部と、第1係 止部及び第2係止部とを設けたことにより、起振軸が正方向へ回転するときには 可動偏心錘が偏心錘と同方向へ偏心して起振力が強化され、また起振軸が逆方向 へ回転するときには可動偏心錘が偏心錘と逆方向へ偏心して起振力が弱められる ことになる。つまり、起振力を2段階に切り換える構成の起振力可変手段を設け た場合には起振力の可変幅を拡大して起振力を多段階に切り換え可能になり、ま た起振力を無段階に切り換える構成の起振力可変手段を設けた場合には起振力の 可変幅を拡大できる。このように、起振力の可変幅を拡大する為に偏心錘を大型 化しなくともよいので、ドラム内に起振力発生装置を配置するレイアウト性に優 れ、設計・製作上も有利である。
【0014】 請求項2に係る振動ローラの起振力発生装置によれば、基本的に請求項1と同 様の効果が得られるうえ、偏心錘をその基端部において起振軸に直交する枢支軸 を介して起振軸と略平行に倒した倒伏位置と起振軸に対して略直交状に起きた起 立位置とに亙って回動可能に起振軸に取付けたことにより、偏心錘による起振力 を無段階に変えること出来る。
【0015】 請求項3に係る振動ローラの起振力発生装置によれば、基本的に請求項2と同 様の効果が得られるうえ、偏心錘として相対称に回動可能な1対の偏心錘を設け 、それら1対の偏心錘の基端部外周部分に相噛合する同期用ギヤ部を形成したの で、個々の偏心錘を小型化でき、同期用ギヤ部を介して1対の偏心錘を同期させ 相対称に回動させることができる。
【0016】 請求項4に係る振動ローラの起振力発生装置によれば、基本的に請求項3と同 様の効果が得られるうえ、起振力可変手段は、一方の偏心錘の同期用ギヤ部に噛 合するラック歯を有するラック部材と、このラック部材を起振軸の軸方向へ移動 可能な移動手段とを有するので、ラック部材を介して1対の偏心錘を相対称に回 動させて起振力を無段階に変えることが出来る。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照しながら説明する。 図1〜図2に示すように、振動ローラRは、その車体フレーム1の前部に設け られた前部ドラム2と、車体フレーム1の後部に設けられた後部ドラム3とを有 し、車体フレーム1の前後方向中央部にはエンジンを収容したエンジンルーム4 が設けられ、車体フレーム1の後部上には運転席のシート5が設けられている。 前部ドラム2は車体フレーム1の左右1対のブラケット部材7に取付けられ、ま た後部ドラム3は車体フレーム1の左右1対のブラケット部材8に取付けられて いる。 図2に図示のように、後部ドラム3は、鋼製の円筒状のドラム本体10と、こ れに一体に固着された1対の円形板11と、これら円形板11同士を連結する円 筒部材12とを主体として構成され、後部ドラム3内には起振力発生装置13と 、走行駆動装置14とが設けられている。尚、前部ドラム2内には起振力発生装 置13と同様のものが設けられている。
【0018】 後部ドラム3において、走行駆動装置14は、後部ドラム3の右端部内に配設 されてブラケット部材8の内部支持板8aに取付けられ、走行駆動用の油圧モー タ15は内部支持板8aに取付けられ、走行駆動装置14のギヤボックス16か らなる出力部にはリング状板部材17が外嵌固定され、このリング状板部材17 は4個の防振用のゴム部材18を介して後部ドラム3に固定のドラム側リング部 材19に連結され、走行駆動装置14の油圧モータ15の回転駆動力がギヤボッ クス16内の遊星歯車減速機構により減速されてリング状板部材17とドラム側 リング部材19に伝達されて後部ドラム3が前進方向又は後進方向へ回転駆動さ れる。
【0019】 図2・図3に示すように、後部ドラム3の左端側部をブラケット部材8に枢支 する枢支機構について説明すると、左側の円形板11の中央部には後部ドラム3 と同心状のボス部材20が固定され、ボス部材20の筒部21には筒状部材22 が軸受23を介して外嵌され、ブラケット部材8の内部支持板8bとボス部材2 0との略中間位置には筒状部材22と直交状の支持板24が設けられ、筒状部材 22は支持板24に挿通して支持板24に固着され、内部支持板8bと支持板2 4は図2に示すように4個の防振用のゴム部材25により連結されている。 次に、図2〜図6に基いて、後部ドラム3内に組み込まれた起振力発生装置1 3とその起振力可変機構について説明する。
【0020】 円筒部材12内のドラム軸心部にはスパン中央部分がU字状断面の起振軸30 が設けられ、起振軸30の左端部は軸受31を介してボス部材20に枢支され、 また起振軸30の右端部は軸受32を介して右側の円形板11の中央部に固定さ れた軸受支持部材33に枢支され、起振軸30の左右方向中間部分には左右1対 の偏心錘34であってドラム軸心Xから偏心した重心を有する偏心錘34が設け られ、これら偏心錘34の基端部34aは起振軸30に直交状の支軸35により 回動自在に夫々枢着され、各偏心錘34には基端部34aから一体的に延びる質 量部34bが形成されている。尚、支軸35の軸心はドラム軸心Xから少距離だ け偏心している。
【0021】 各偏心錘34の基端部34aの外周部には同期用のギヤ歯36が形成され、両 偏心錘34のギヤ歯36は相互に噛合して両偏心錘34は図3の鉛直面P(これ は、両支軸35の中間に位置し且つ起振軸30に直交している)に対して相対称 に回動するように構成され、両偏心錘34は2点鎖線で図示のように起振軸30 の溝37内に倒伏して起振軸30と平行に位置した倒伏位置と、実線で図示のよ うに起振軸30に対して略直交する状態に起きた起立位置とに亙って回動可能に 構成され、回動角θの増大に応じてドラム軸心Xに対する偏心錘34の重心の偏 心距離が増大する。また、起振軸30内には左側の偏心錘34のギヤ歯36に噛 合するラック歯38を有するラック部材39が配設され、その左端部の軸状部3 9aは起振軸30の左端側部分の軸孔40に軸方向移動自在に挿入され、またラ ック部材39の右端の軸状部39bは起振軸30の右側部分の軸孔41に軸方向 に移動自在に挿入され、軸状部39bにはその右端からバネ孔42が形成され、 起振軸30の右端部に固定されたレース支持部材43のバネ案内軸部43aがバ ネ孔42内へ挿入され、軸孔41とバネ孔42内に装着された圧縮コイルバネ4 4によりラック部材39は左方へ強力に付勢されている。尚、符号45はスラス ト軸受である。
【0022】 更に、起振軸30の左右両端近傍部分には、ドラム軸心Xと同心の軸部46が 夫々形成され、これら軸部46にはドラム軸心Xから偏心した重心を有する可動 偏心錘47が夫々回転自在に取付けられている。図6に図示のように、各可動偏 心錘47は、外周側に位置する質量部47aを有し、この質量部47aの両端部 には周方向と交差する被係止面48aを有する被係止部48が形成され、起振軸 30の左右の軸部46の片側の側部には係止部材49(但し、両係止部材49は 同一側に設けられている)が固着または一体形成され、各係止部材49には、起 振軸30が図6にて時計回り方向へ正転するときに、対応する可動偏心錘47を 偏心錘34と同方向へ偏心させた姿勢にしてその可動偏心錘47の一方の被係止 部48を係止する第1係止部50と、起振軸30が図6にて反時計回り方向へ逆 転するときに、対応する可動偏心錘47を偏心錘34と反対方向へ偏心させた姿 勢にしてその可動偏心錘47の他方の被係止部48を係止する第2係止部51と が形成されている。
【0023】 次に、起振軸30を回転駆動する回転駆動機構について説明すると、図3、図 4に示すように、前記筒状部材22の右端にはモータ取付け部材60が固定され 、モータ取付け部材60の筒状部61はボス部材20の筒部21内に左方より挿 入され、モータ取付け部材60の左端壁の中心部外側には油圧モータ62が取付 けられ、油圧モータ62のスプライン出力軸63にはスプライン筒64が外嵌係 合され、筒状部61内のシリンダ孔65にはピストン部材66が装着され、スプ ライン筒64はピストン部材66の軸孔にブッシュ101を介して摺動自在に挿 通され、ピストン部材66に軸受67を介して支持されたスプライン軸部材68 の左端側部分のスプライン軸68aはスプライン筒64に内嵌係合され、またス プライン軸部材68の右端側部分のスプライン軸68bは起振軸30の左端部の スプライン孔69に内嵌係合されるとともにスプライン軸68bの右端部はラッ ク部材39に当接している。
【0024】 前記油圧モータ62は、それに油圧を供給する油圧ポンプに接続された油圧供 給回路中に設けた切換弁を切換えることで油圧の給排方向を切り換えて回転方向 を正逆切り換え可能であり、この油圧モータ62のスプライン出力軸63の回転 駆動力は、スプライン筒64とスプライン軸部材68とを介して起振軸30に伝 達され、起振軸30が油圧モータ62の回転方向と同方向へ回転駆動される。 前記筒状部61内のシリンダ孔65とピストン部材66とで構成される油圧シ リンダ70は、ラック部材39を軸方向へ移動駆動する為のもので、油圧供給ポ ート71から油路72により油圧シリンダ70の油室73に油圧を供給すると、 ピストン部材66とスプライン軸部材68とが右方へ移動するためラック部材3 9がバネ44の弾性力に抗して右方へ移動駆動されて回動角θ減少方向へ偏心錘 34が回動され、また油圧シリンダ70の油室73の油圧を排出させるとその排 出量に対応する距離だけラック部材39がバネ44の弾性力により左方へ移動駆 動されて回動角θ増加方向へ偏心錘34が回動される。従って、油圧シリンダ7 0によりラック部材39の軸方向位置を制御することにより両偏心錘34の回動 角θを自由に設定することができる。このように、両偏心錘34の回動角θを増 加させることで起振力を大きくし、また両偏心錘34の回動角θを減少させるこ とで起振力を小さくすることが出来る。
【0025】 前記偏心錘34の回動角θは、ラック部材39の軸方向位置と対応しているた め、ラック部材39の軸方向位置つまりピストン部材66の軸方向位置から偏心 錘34の回動角θを検出することが出来る。そこで、ピストン部材66の位置を 検出するため、モータ取付け部材60の左端壁にはリニアポテンショメータ74 が付設され、その検出子74aは筒状部61のスリット75を挿通してピストン 部材66に固定された連結具76に連結され、ピストン部材66の軸方向位置を リニアポテンショメータ74により検出可能に構成してある。尚、このリニアポ テンショメータ74の検出信号は、運転席のコントロールユニットへ供給されて 、その検出信号に基いて偏心錘34の回動角θ又は偏心錘34による起振力がデ ィスプレイに表示されるように構成してある。 次に、以上説明した振動ローラRの起振力発生装置13の作用について説明す る。前記油圧シリンダ70へ供給する油圧量に応じて、ラック部材39が移動し 、ピストン部材66を左限界位置に保持すると偏心錘34の回動角θは最大の8 0度となり、またピストン部材66を右方へ移動させていくと回動角θが減少し ていき、ピストン部材66が右限界位置のとき回動角θは0度になる。 前記油圧モータ62を正転させると、両可動偏心錘47の被係止部48が係止 部材49の第1係止部50で係止されるため、両可動偏心錘47は偏心錘34と 同方向へ同位相に偏心し、また油圧モータ62を逆転させると、両可動偏心錘4 7の被係止部48が係止部材49の第2係止部51で係止されるため、両可動偏 心錘47は偏心錘34と逆方向へ逆位相に偏心することになる。
【0026】 前記油圧モータ62を正転又は逆転させると、両偏心錘34と両可動偏心錘4 7に作用する遠心力により後部ドラム3は上下方向、前後方向を含む全方向へ振 動するため、主に上下方向起振力により路面を転圧することが出来る。ここで、 油圧モータ62を所定の定格回転数で駆動するものとし、起振力は両偏心錘34 による起振力を正とし、またその反対方向の起振力を負として説明する。 両偏心錘34による起振力をF1、両可動偏心錘47による起振力をF2とす ると、例えば図7に図示のように、 F1=1.5〜4.5 ton (θ=0〜80度)、 F2=+1.5 ton(可動偏心錘が偏心錘と同方向へ偏心)又は −1.5 ton(可動偏心錘が偏心錘と反対方向へ偏心) 従って、合計起振力F(=F1+F2)は次のようになる。 F=3.0〜6.0 ton(可動偏心錘が偏心錘と同方向へ偏心)又は 0.0〜3.0 ton(可動偏心錘が偏心錘と反対方向へ偏心) 図7において、直線Bは、両偏心錘34の起振力の特性、直線Cは両可動偏心 錘47が両偏心錘34と同方向へ偏心した同位相のときの両可動偏心錘47によ る起振力の特性、直線Dは両可動偏心錘47が両偏心錘34と反対方向へ偏心し た逆位相のときの両可動偏心錘47による起振力の特性、直線Eは両可動偏心錘 47を両偏心錘34と同方向へ偏心させたときの全部の偏心錘34・47による 合計起振力の特性、直線Fは両可動偏心錘47を両偏心錘34と逆方向へ偏心さ せたときの全部の偏心錘34・47による合計起振力の特性である。尚、図7の 特性は回動角θに対してリニアではないが、概略的にリニアに図示した。
【0027】 このように、偏心錘34の回動角θを変えるとともに、可動偏心錘47の偏心 方向を同位相又は逆位相に切り換えることによって、合計起振力Fを0〜6to nの範囲に亙って連続的に無段階に変えることが出来る。それ故、転圧する路面 の性状に応じて強弱所望の起振力で以て転圧できるから、転圧性能を高めて転圧 作業能率を格段に高め、且つ転圧の仕上がりを飛躍的に向上させることが出来、 汎用性において非常に優れたものとなる。 本願の起振力発生装置によれば、1対の偏心錘34を設けたため偏心錘34を 小型化でき、偏心錘34の回動角θを変えることで起振力を無段階に変えること ができ、ラック・ピニオン機構を介して偏心錘34の回動角θを変える構成とし たため起振力可変機構の構成を簡単化でき、同位相・逆位相に切り換え可能な1 対の可動偏心錘47を設けたことにより偏心錘34を大型することなく起振力の 可変幅を拡大でき、1対の可動偏心錘47を設けたため、可動偏心錘47を小型 化でき、偏心錘34や可動偏心錘47を小型化したことによりドラム内へのレイ アウト性を高め、設計・製作上も有利となった。 尚、前記実施例において、偏心錘34と可動偏心錘47の質量や偏心距離の設 定如何により、逆位相のときの合計起振力Fが1.5〜3.0tonで、同位相 のときの合計起振力Fが4.5〜6.0tonなどのように、必ずしも起振力が 連続的に変化する必要はなく、不連続的に変化するように構成してもよい。
【0028】 尚、前記実施例の両偏心錘34とラック部材39の代わりに、既存の種々の起 振力強弱2段階切り換え式の起振力発生機構であって、起振軸30に、固定偏心 錘と回動偏心錘(これは、例えば油圧シリンダ70により、固定偏心錘と同位相 又は逆位相に択一的に切り換えられる)とを主体とする起振力発生機構を設けて もよい。この場合、固定偏心錘と回動偏心錘による起振力が起振力弱モードのと きに2.25tonで、起振力強モードのときに5.25tonであるとし、前 記可動偏心錘47による起振力が+0.75ton又は−0.75tonである とすると、これらの組合せにより、1.5ton、3.0ton、4.5ton 、6.0tonの4通りの起振力を発生させることが出来る。このように、起振 力を多段階に切り換え可能であれば、従来装置と比較して格段に性能が向上し十 分に実用に耐えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】振動ローラの側面図である。
【図2】後部ドラムの縦断面図である。
【図3】後部ドラムの起振力発生装置の縦断面図であ
る。
【図4】前記起振力発生装置の要部横断面図である。
【図5】図3の5−5線拡大断面図である。
【図6】図3の6−6線拡大断面図である。
【図7】起振力の特性図である。
【符号の説明】
R 振動ローラ 3 後部ドラム 13 起振力発生装置 30 起振軸 34 偏心錘 36 ギヤ歯 38 ラック歯 39 ラック部材 47 可動偏心錘 48 被係止部 49 係止部材 50 第1係止部 51 第2係止部 62 油圧モータ 64 スプライン筒 68 スプライン軸部材 70 油圧シリンダ
フロントページの続き (72)考案者 藤川 洋 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内 (72)考案者 中西 康博 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内 (72)考案者 上田 千晴 兵庫県加古郡稲美町岡2680番地 川崎重工 業株式会社播州工場内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動ローラのドラム内に設けられた起振
    軸と、この起振軸を正逆回転駆動可能な回転駆動手段
    と、起振軸に取りつけた偏心錘と、起振軸に対する偏心
    錘の偏心量を変える為の起振力可変手段とを備えた振動
    ローラの起振力発生装置であって、 前記起振軸に可動偏心錘を相対回転可能に設け、その可
    動偏心錘に1対の被係止部を設け、前記起振軸に、それ
    が正方向へ回転するときに可動偏心錘が偏心錘と同方向
    へ偏心する姿勢となるように一方の被係止部を係止する
    第1係止部と、起振軸が逆方向へ回転するときに可動偏
    心錘が偏心錘と反対方向へ偏心する姿勢となるように他
    方の被係止部を係止する第2係止部とを設けたことを特
    徴とする振動ローラの起振力発生装置。
  2. 【請求項2】 前記偏心錘は、その基端部において起振
    軸に直交する枢支軸を介して起振軸と略平行に倒した倒
    伏位置と起振軸に対して略直交状に起きた起立位置とに
    亙って回動可能に起振軸に取付けられたことを特徴とす
    る請求項1に記載の振動ローラの起振力発生装置。
  3. 【請求項3】 前記偏心錘として、相対称に回動可能な
    1対の偏心錘を設け、それら1対の偏心錘の基端部外周
    部分に相噛合する同期用ギヤ部を形成したことを特徴と
    する請求項2に記載の振動ローラの起振力発生装置。
  4. 【請求項4】 前記起振力可変手段は、一方の偏心錘の
    同期用ギヤ部に噛合するラック歯を有するラック部材
    と、このラック部材を起振軸の軸方向へ移動可能な移動
    手段とを有することを特徴とする請求項3に記載の振動
    ローラの起振力発生装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07166511A (ja) * 1993-12-17 1995-06-27 Sakai Jukogyo Kk 振動機構
KR100329840B1 (ko) * 1993-11-30 2002-08-21 사카이 쥬코쿄 가부시끼가이샤 진동기구와가변진폭진동압축롤러용진동발생장치
CN115418902A (zh) * 2022-08-31 2022-12-02 中铁二十一局集团第四工程有限公司 路基快速补强路基施工用压路机及施工方法
CN117127460A (zh) * 2023-07-17 2023-11-28 湖南三一华源机械有限公司 激振装置和工程机械
WO2025169885A1 (ja) * 2024-02-09 2025-08-14 酒井重工業株式会社 振動ローラ

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