JPH0542620A - 繊維補強樹脂製の筐体及びその製造法 - Google Patents
繊維補強樹脂製の筐体及びその製造法Info
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- JPH0542620A JPH0542620A JP22536991A JP22536991A JPH0542620A JP H0542620 A JPH0542620 A JP H0542620A JP 22536991 A JP22536991 A JP 22536991A JP 22536991 A JP22536991 A JP 22536991A JP H0542620 A JPH0542620 A JP H0542620A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/22—Boxes or like containers with side walls of substantial depth for enclosing contents
- B65D1/26—Thin-walled containers, e.g. formed by deep-drawing operations
- B65D1/28—Thin-walled containers, e.g. formed by deep-drawing operations formed of laminated material
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】電気電子機器等のハウジングに好適な、肉薄
で、軽量かつ剛性のある繊維補強樹脂(FRP)製の筐
体及びそれを安価にかつ簡便に製造する方法を提供す
る。 【構成】実質的に平面部と側面部とからなるFRP製筐
体において、平面部は2層の補強繊維シート1,2の間
に例えば中空粒子を含む合成紙等の低密度不織繊維シー
トを挟んで樹脂で固めたサンドイッチ構造とし、側面部
は補強繊維シート1,2のみを樹脂で固めた構造とす
る。該筐体は金属板をプレスして箱状に形成した雌型及
び雄型とを組合せた簡易金型を用いて容易に成形するこ
とができる。
で、軽量かつ剛性のある繊維補強樹脂(FRP)製の筐
体及びそれを安価にかつ簡便に製造する方法を提供す
る。 【構成】実質的に平面部と側面部とからなるFRP製筐
体において、平面部は2層の補強繊維シート1,2の間
に例えば中空粒子を含む合成紙等の低密度不織繊維シー
トを挟んで樹脂で固めたサンドイッチ構造とし、側面部
は補強繊維シート1,2のみを樹脂で固めた構造とす
る。該筐体は金属板をプレスして箱状に形成した雌型及
び雄型とを組合せた簡易金型を用いて容易に成形するこ
とができる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維補強樹脂(以下F
RPと略称することがある)製の筐体(函体)の構造と
その製造法に関する。更に詳しくは、カセットテープレ
コーダー、ワープロ、ラジオ、パソコンその他の電気電
子機器、トランク、スーツケース、その他の運搬用器具
など、軽量であることが好ましくかつ剛性の必要な筐体
の新規な構造及び該筐体を経済的に製造する方法に関す
るものである。
RPと略称することがある)製の筐体(函体)の構造と
その製造法に関する。更に詳しくは、カセットテープレ
コーダー、ワープロ、ラジオ、パソコンその他の電気電
子機器、トランク、スーツケース、その他の運搬用器具
など、軽量であることが好ましくかつ剛性の必要な筐体
の新規な構造及び該筐体を経済的に製造する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記の筐体(函体)は一般には金属で作
られ、金属板のプレス成形、もしくは鋳型成形により製
造される。部品等の取り付け部を特別に工夫し、組立用
のネジを切る場合には、鋳物が多い。金属成形物の重量
及び特に鋳物の成形性から、筐体が各種合成樹脂によっ
て作られるようになって久しく、樹脂製の筐体は特に鋳
物でしか作り難いような形状のものを、軽く、比較的安
価に作り得るために広く用いられている。
られ、金属板のプレス成形、もしくは鋳型成形により製
造される。部品等の取り付け部を特別に工夫し、組立用
のネジを切る場合には、鋳物が多い。金属成形物の重量
及び特に鋳物の成形性から、筐体が各種合成樹脂によっ
て作られるようになって久しく、樹脂製の筐体は特に鋳
物でしか作り難いような形状のものを、軽く、比較的安
価に作り得るために広く用いられている。
【0003】しかしながら、金属製と樹脂製との間には
強度と剛性に各段の差があり、後者の場合多量の樹脂を
用いないと所期の物性をもった筐体になり難い。このた
め、樹脂を繊維で補強すること、つまりFRP化が行わ
れている。すなわちポリエステル、ポリカーボネート、
ナイロン等の熱可塑性合成樹脂にごく短いガラス繊維を
加えたものがこれに当たる。
強度と剛性に各段の差があり、後者の場合多量の樹脂を
用いないと所期の物性をもった筐体になり難い。このた
め、樹脂を繊維で補強すること、つまりFRP化が行わ
れている。すなわちポリエステル、ポリカーボネート、
ナイロン等の熱可塑性合成樹脂にごく短いガラス繊維を
加えたものがこれに当たる。
【0004】すでに述べたように、筐体をFRPで作る
ことはすでに知られている。しかし、量産されているも
のの多くは短繊維を混入して射出成形したものであり、
これでは所期の物性を達成しようとするとあまり軽量化
できない場合が多い。このため、繊維長の比較的長いも
のを補強に用いたもの(例えばSMC)や、長繊維のシ
ートを補強に用いたもの(例えばプリプレグ)などが一
部で使われ始めている。しかし、実際上、これらは厚
さ、重量に比して物性が十分とは言えない。
ことはすでに知られている。しかし、量産されているも
のの多くは短繊維を混入して射出成形したものであり、
これでは所期の物性を達成しようとするとあまり軽量化
できない場合が多い。このため、繊維長の比較的長いも
のを補強に用いたもの(例えばSMC)や、長繊維のシ
ートを補強に用いたもの(例えばプリプレグ)などが一
部で使われ始めている。しかし、実際上、これらは厚
さ、重量に比して物性が十分とは言えない。
【0005】一方、FRPからなる材料としてサンドイ
ッチ材という高剛性の構造体がある。2枚の表層の間に
発泡ポリウレタン等のフォームコアを挟んだ構造のもの
である。このものは表皮をFRPとすればそれなりに改
善された物性を示すが、筐体をサンドイッチ材として成
形するに必要な厚さの、薄いフォームコアは製造が容易
ではなく、たとえ得られたとしても、このように薄いフ
ォームコアは壊れ易く、取り扱うことも容易ではない。
ッチ材という高剛性の構造体がある。2枚の表層の間に
発泡ポリウレタン等のフォームコアを挟んだ構造のもの
である。このものは表皮をFRPとすればそれなりに改
善された物性を示すが、筐体をサンドイッチ材として成
形するに必要な厚さの、薄いフォームコアは製造が容易
ではなく、たとえ得られたとしても、このように薄いフ
ォームコアは壊れ易く、取り扱うことも容易ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来公知のF
RP製筐体のもつ欠点を解消し、少くとも平面部を特殊
なサンドイッチ複合シート構造体とすることによって、
肉薄、軽量で、かつ高剛性の筐体を提供しようとするも
のである。また、本発明は、この筐体を安価に量産出来
る方法を提供しようとするものである。
RP製筐体のもつ欠点を解消し、少くとも平面部を特殊
なサンドイッチ複合シート構造体とすることによって、
肉薄、軽量で、かつ高剛性の筐体を提供しようとするも
のである。また、本発明は、この筐体を安価に量産出来
る方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の如き諸目的は、後
述する本発明の筐体及びその製造法によって達成され
る。
述する本発明の筐体及びその製造法によって達成され
る。
【0008】すなわち、本発明に係る繊維補強樹脂(F
RP)製の筐体は、実質的に平面部とその周縁に形成し
た側面部とからなる筐体であって、少くとも上記平面部
が、補強繊維シートに樹脂を含浸・固化させた第1層、
不織繊維質シートに樹脂を含浸・固化させた第2層及び
補強繊維シートに樹脂を含浸・固化させた第3層からな
るサンドイッチ複合シートで構成されていることを特徴
とするものである。
RP)製の筐体は、実質的に平面部とその周縁に形成し
た側面部とからなる筐体であって、少くとも上記平面部
が、補強繊維シートに樹脂を含浸・固化させた第1層、
不織繊維質シートに樹脂を含浸・固化させた第2層及び
補強繊維シートに樹脂を含浸・固化させた第3層からな
るサンドイッチ複合シートで構成されていることを特徴
とするものである。
【0009】また、本発明の製造法は、筐体成形用の金
型内に、まず補強繊維シートと樹脂とを入れ、その上に
比較的低密度の不織繊維質シートを重ね、さらにその上
に補強繊維シートを入れた後、その状態で押圧し、該金
型を加熱して成形することを特徴とする方法である。
型内に、まず補強繊維シートと樹脂とを入れ、その上に
比較的低密度の不織繊維質シートを重ね、さらにその上
に補強繊維シートを入れた後、その状態で押圧し、該金
型を加熱して成形することを特徴とする方法である。
【0010】本発明で用いる補強繊維シートは、連続フ
ィラメント、紡績糸等の連続した糸条からなる織編物又
はこれに類するものであり、高強力、高弾性率の繊維か
らなるものが好ましい。かかる繊維としては、例えばガ
ラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維等の
無機繊維やアラミド繊維、ポリアリレート繊維、高強度
ポリオレフィン繊維(例えば高重合度ポリエチレン繊維
と呼ばれる高強度繊維等)の高強力高ジュラス有機繊維
があげられる。用途によっては、綿、麻等の天然繊維や
ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリアクリロニト
リル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニリデン繊維等
の通常の合成繊維も用いられる。織編物類の構造は繊維
のもつ弾性率と強度を十分に発現しうるものが好まし
く、例えば平織、綾織、すだれ織等が採用される。
ィラメント、紡績糸等の連続した糸条からなる織編物又
はこれに類するものであり、高強力、高弾性率の繊維か
らなるものが好ましい。かかる繊維としては、例えばガ
ラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維等の
無機繊維やアラミド繊維、ポリアリレート繊維、高強度
ポリオレフィン繊維(例えば高重合度ポリエチレン繊維
と呼ばれる高強度繊維等)の高強力高ジュラス有機繊維
があげられる。用途によっては、綿、麻等の天然繊維や
ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリアクリロニト
リル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニリデン繊維等
の通常の合成繊維も用いられる。織編物類の構造は繊維
のもつ弾性率と強度を十分に発現しうるものが好まし
く、例えば平織、綾織、すだれ織等が採用される。
【0011】一方、不織繊維質シートとしては、比較的
低密度の、紙、不織布あるいは繊維質ウエブがあげられ
る。これらは、主として短繊維及び/又はパルプ状粒子
(例えば、天然パルプ、合成フィブリッド等)からなる
もので、これは1種のスペーサーとして使用するから、
上述の織編物に比べて低密度のものが好ましい。
低密度の、紙、不織布あるいは繊維質ウエブがあげられ
る。これらは、主として短繊維及び/又はパルプ状粒子
(例えば、天然パルプ、合成フィブリッド等)からなる
もので、これは1種のスペーサーとして使用するから、
上述の織編物に比べて低密度のものが好ましい。
【0012】かかる不織繊維質シートは、例えばニード
ルパンチ不織布や濾紙の如くそれ自体を低密度に形成し
たものも好ましいが、特に、軽量な中空粒子を含む繊維
質ウエブ又は紙状物が好適に使用される。
ルパンチ不織布や濾紙の如くそれ自体を低密度に形成し
たものも好ましいが、特に、軽量な中空粒子を含む繊維
質ウエブ又は紙状物が好適に使用される。
【0013】かかる中空粒子を含むウエブ又は紙状物
は、中空粒子と繊維及び/又はフィブリルとで作ること
が出来る。これらの製造法としては湿式、乾式の何れも
採用できる。乾式法の代表的なものはカードによるウエ
ブ化であり、本発明の目的からはカードウエブのままで
も用いられるが、更にニードルパンチングしたものが一
層好ましい。この際、中空粒子はカードにかける際又は
その途上で加えるか、ニードルパンチングを行う際に加
えることが出来る。
は、中空粒子と繊維及び/又はフィブリルとで作ること
が出来る。これらの製造法としては湿式、乾式の何れも
採用できる。乾式法の代表的なものはカードによるウエ
ブ化であり、本発明の目的からはカードウエブのままで
も用いられるが、更にニードルパンチングしたものが一
層好ましい。この際、中空粒子はカードにかける際又は
その途上で加えるか、ニードルパンチングを行う際に加
えることが出来る。
【0014】一方、湿式法の代表的な例はスラリー化法
であり、希薄なスラリーとした後、濾別や沈澱させてウ
エブ(又は紙状物)化する。濾別する方が好ましく、中
空粒子はスラリー化する際に加えるのが普通である。
であり、希薄なスラリーとした後、濾別や沈澱させてウ
エブ(又は紙状物)化する。濾別する方が好ましく、中
空粒子はスラリー化する際に加えるのが普通である。
【0015】軽量な中空粒子としては、例えばガラスビ
ーズ、シリカビーズ等の完全な中空粒子、シラスバルー
ンやシリカバルーン等の多孔質粒子を挙げることが出来
る。ポリ塩化ビニリデン等を主としたポリマー粒子中に
炭化水素やハロゲン化合物を含んだ例えば松本油脂製薬
社の「マイクロスフェア」やエクスパンセル社の「エク
スパンセル」、ポリスチレンと発泡剤からなる積水化成
品社「エスレンビーズ」等の発泡膨張済の有機中空粒子
も挙げられる。
ーズ、シリカビーズ等の完全な中空粒子、シラスバルー
ンやシリカバルーン等の多孔質粒子を挙げることが出来
る。ポリ塩化ビニリデン等を主としたポリマー粒子中に
炭化水素やハロゲン化合物を含んだ例えば松本油脂製薬
社の「マイクロスフェア」やエクスパンセル社の「エク
スパンセル」、ポリスチレンと発泡剤からなる積水化成
品社「エスレンビーズ」等の発泡膨張済の有機中空粒子
も挙げられる。
【0016】中空粒子と共にウエブ、紙状物等となすべ
き繊維又はフィブリルとしては、ポリエステル、ポリア
ミドことにアラミド、ポリアクリロニトリル、ポリオレ
フィン、ビニル系ポリマー等からなる繊維、これをフィ
ブリル状としたもの又は沈澱法によるフィブリッド等が
挙げられ、フィブリッドとしてはいわゆる重合形のもの
(重合時にフィブリッドの得られるもの)も用いられ
る。このような重合形フィブリッドとしてはポリオレフ
ィン特にポリエチレン、アラミド特にポリパラフェニレ
ンテレフタルアミド等からなるものが挙げられる。当然
ながら、これらの混合物でもよく、天然パルプ等も用い
ることが出来る。
き繊維又はフィブリルとしては、ポリエステル、ポリア
ミドことにアラミド、ポリアクリロニトリル、ポリオレ
フィン、ビニル系ポリマー等からなる繊維、これをフィ
ブリル状としたもの又は沈澱法によるフィブリッド等が
挙げられ、フィブリッドとしてはいわゆる重合形のもの
(重合時にフィブリッドの得られるもの)も用いられ
る。このような重合形フィブリッドとしてはポリオレフ
ィン特にポリエチレン、アラミド特にポリパラフェニレ
ンテレフタルアミド等からなるものが挙げられる。当然
ながら、これらの混合物でもよく、天然パルプ等も用い
ることが出来る。
【0017】ウエブ、紙状物等を構成する繊維は短繊維
の場合が多く、ウエブ(又は紙状物)化するのに適した
長さと直径を持つ短繊維である。この長さと直径は採用
するウエブ化の手法により異なる。しかし、通常は直径
1〜50μm、特に4〜20μm程度が好ましい。長さ
は1〜50mm、特に5〜20mmが好ましい。
の場合が多く、ウエブ(又は紙状物)化するのに適した
長さと直径を持つ短繊維である。この長さと直径は採用
するウエブ化の手法により異なる。しかし、通常は直径
1〜50μm、特に4〜20μm程度が好ましい。長さ
は1〜50mm、特に5〜20mmが好ましい。
【0018】また、ウエブ、紙状物等とするフィブリル
は、枝分れのある短繊維や叩解細分割した繊維、更には
微少フイルム状物等が挙げられる。これらは、例えば特
公昭61―42004号や特公昭60―56801号記
載の方法によるものが好ましい場合が多いが、特公昭3
5―11851号、特公昭37―5732号記載の方法
による合成フィブリッドや天然のパルプ状粒子も用いら
れる。フィブリル類を用いてウエブ等を製造する場合に
は、湿式法を用いることが好ましい。この場合フィブリ
ル類の叩解度(濾水度)はショッパーリグラー法基準で
80°SR以下、好ましくは50°SR以下のものを用
いる。濾水度がこれより大きなものは本発明方法の原料
としては扱い難いことがある。
は、枝分れのある短繊維や叩解細分割した繊維、更には
微少フイルム状物等が挙げられる。これらは、例えば特
公昭61―42004号や特公昭60―56801号記
載の方法によるものが好ましい場合が多いが、特公昭3
5―11851号、特公昭37―5732号記載の方法
による合成フィブリッドや天然のパルプ状粒子も用いら
れる。フィブリル類を用いてウエブ等を製造する場合に
は、湿式法を用いることが好ましい。この場合フィブリ
ル類の叩解度(濾水度)はショッパーリグラー法基準で
80°SR以下、好ましくは50°SR以下のものを用
いる。濾水度がこれより大きなものは本発明方法の原料
としては扱い難いことがある。
【0019】また、本発明に用いる樹脂は、熱硬化性樹
脂であることが好ましい。このような熱硬化性樹脂とし
ては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル樹脂、フェノール樹脂、シクロオレフィン樹脂
(例えば「メトン」等の商標で市販のもの)などが挙げ
られる。熱硬化性樹脂の場合、補強繊維に含浸して使用
することも出来るが、成形用の金型に流動性の熱硬化性
樹脂を注入してから補強繊維を導入することも好まし
い。
脂であることが好ましい。このような熱硬化性樹脂とし
ては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニル
エステル樹脂、フェノール樹脂、シクロオレフィン樹脂
(例えば「メトン」等の商標で市販のもの)などが挙げ
られる。熱硬化性樹脂の場合、補強繊維に含浸して使用
することも出来るが、成形用の金型に流動性の熱硬化性
樹脂を注入してから補強繊維を導入することも好まし
い。
【0020】熱可塑性樹脂の場合には、マトリックス繊
維として補強繊維と共に織り、金型内で加熱溶融して樹
脂に流動性をもたせて成形することが好ましい。従っ
て、溶融粘度の低いものが好ましい。
維として補強繊維と共に織り、金型内で加熱溶融して樹
脂に流動性をもたせて成形することが好ましい。従っ
て、溶融粘度の低いものが好ましい。
【0021】本発明では、後述する各層ごとに樹脂の種
類を変えることも可能であるが、全体を同一の組成の樹
脂とすることが好ましい。
類を変えることも可能であるが、全体を同一の組成の樹
脂とすることが好ましい。
【0022】本発明にあっては、筐体の少くとも平面部
(底板部)が、量産性を備えた薄層のサンドイッチ複合
シート構造物で構成される。
(底板部)が、量産性を備えた薄層のサンドイッチ複合
シート構造物で構成される。
【0023】好ましい実施態様では、上述のサンドイッ
チ複合シート構造物として補強されたシンタクチックフ
ォームコアからなる芯部(第2層)を有するものが使用
される。
チ複合シート構造物として補強されたシンタクチックフ
ォームコアからなる芯部(第2層)を有するものが使用
される。
【0024】この実施態様の特徴は、表面及び裏面(第
1層と第3層)が繊維補強樹脂(FRP)相からなり、
その間に介在する芯部(第2層)として、従来の薄いフ
ォームコアに代えて補強されたシンタクチックフォーム
コアを用いることであり、具体的な実施方法の例として
はコア層として軽量な中空粒子を含むウエブ、紙状物を
用いることである。
1層と第3層)が繊維補強樹脂(FRP)相からなり、
その間に介在する芯部(第2層)として、従来の薄いフ
ォームコアに代えて補強されたシンタクチックフォーム
コアを用いることであり、具体的な実施方法の例として
はコア層として軽量な中空粒子を含むウエブ、紙状物を
用いることである。
【0025】一般に薄手の特に硬質で軽いフォームコア
は壊れ易い。軟質のフォームコアは壊れ難いものも得ら
れるがサンドイッチ材の芯部としては不適当である。こ
れに対し、シンタクチックフォームコアはこれらより強
度があり、サンドイッチ複合シートの成形に際して同時
にコアを形成させることも出来る(例えば特公昭58―
21579号)。また、このような成形法では、比較的
薄いコア層を作ることもできる。
は壊れ易い。軟質のフォームコアは壊れ難いものも得ら
れるがサンドイッチ材の芯部としては不適当である。こ
れに対し、シンタクチックフォームコアはこれらより強
度があり、サンドイッチ複合シートの成形に際して同時
にコアを形成させることも出来る(例えば特公昭58―
21579号)。また、このような成形法では、比較的
薄いコア層を作ることもできる。
【0026】本発明者はこのようなサンドイッチ複合シ
ートが特に筐体において有効であることを見い出し、か
つ、シンタクチックフォームコアを短繊維等で補強する
ことが好ましいことを見いだし、この実施態様に到達し
た。即ち、この実施態様によれば、少くとも筐体の平面
部が、補強したシンタクチックフォームコアを芯材とし
たサンドイッチ複合シートである筐体が提供される。
ートが特に筐体において有効であることを見い出し、か
つ、シンタクチックフォームコアを短繊維等で補強する
ことが好ましいことを見いだし、この実施態様に到達し
た。即ち、この実施態様によれば、少くとも筐体の平面
部が、補強したシンタクチックフォームコアを芯材とし
たサンドイッチ複合シートである筐体が提供される。
【0027】このような筐体は、成形物の末端まで上述
の如き芯部を含むサンドイッチ構造とすると、末端部で
表層部がコア部から剥離することが多いので、筐体の周
囲の壁面に当る側面部(力学構造上、リブに相当する)
を上述の如きサンドイッチ構造としないものが好ましい
場合が多い。
の如き芯部を含むサンドイッチ構造とすると、末端部で
表層部がコア部から剥離することが多いので、筐体の周
囲の壁面に当る側面部(力学構造上、リブに相当する)
を上述の如きサンドイッチ構造としないものが好ましい
場合が多い。
【0028】このようなサンドイッチ複合シートを平面
部とする筐体は、中空粒子を含むウエブ又は紙状物を、
補強繊維シートの間にはさみ、樹脂で固めて成形し、そ
の際中空粒子を含むウエブ又は紙状物を平面部(底板)
相当部位のみに挟んで形成すれば、側面部(壁面)はサ
ンドイッチ複合シートとしないものに出来る。
部とする筐体は、中空粒子を含むウエブ又は紙状物を、
補強繊維シートの間にはさみ、樹脂で固めて成形し、そ
の際中空粒子を含むウエブ又は紙状物を平面部(底板)
相当部位のみに挟んで形成すれば、側面部(壁面)はサ
ンドイッチ複合シートとしないものに出来る。
【0029】このような成形は、例えば金型に低粘度の
樹脂又はその原料を入れ、補強繊維シート、中空粒子を
内包するウエブ又は紙状物を重ね、さらにその上に補強
繊維シートを重ねて成形する方法により実施できる。こ
の方法では成形時に高圧を要しないので、強度を有しな
い金型、例えばスチール、真ちゅう、アルミ合金等の金
属板をプレス成形して得た簡易金型を用いることも出来
る。特にプレス成形した雌雄の金型の間に隙間を設けて
この隙間を通して過剰の樹脂を系外へ排出するようにし
た金型を用いると簡便で有利である。
樹脂又はその原料を入れ、補強繊維シート、中空粒子を
内包するウエブ又は紙状物を重ね、さらにその上に補強
繊維シートを重ねて成形する方法により実施できる。こ
の方法では成形時に高圧を要しないので、強度を有しな
い金型、例えばスチール、真ちゅう、アルミ合金等の金
属板をプレス成形して得た簡易金型を用いることも出来
る。特にプレス成形した雌雄の金型の間に隙間を設けて
この隙間を通して過剰の樹脂を系外へ排出するようにし
た金型を用いると簡便で有利である。
【0030】次に、図面により上述の実施態様を詳細に
説明する。図1は、本発明に係る筐体の構造の一例を説
明する簡略化した断面図であり、図中のAは筐体の平面
部となる底板部であり、Bは筐体の側面部となる周壁部
である。
説明する。図1は、本発明に係る筐体の構造の一例を説
明する簡略化した断面図であり、図中のAは筐体の平面
部となる底板部であり、Bは筐体の側面部となる周壁部
である。
【0031】本発明にあっては、底板部Aは、2層の炭
素繊維織物等からなる補強繊維シート1、2の間に、中
空粒子を含むウエブ又は紙状物からなる低密度の不織繊
維質シート3が介在する如く積層され、かつ全体に樹脂
が含浸・硬化した構造となっている。一方、周壁部B
は、2層の補強繊維シート1、2に樹脂が含浸・硬化し
ている。すなわち、この部分には上記不織繊維質シート
3を含まず、強度が高くなるように設計されている。
素繊維織物等からなる補強繊維シート1、2の間に、中
空粒子を含むウエブ又は紙状物からなる低密度の不織繊
維質シート3が介在する如く積層され、かつ全体に樹脂
が含浸・硬化した構造となっている。一方、周壁部B
は、2層の補強繊維シート1、2に樹脂が含浸・硬化し
ている。すなわち、この部分には上記不織繊維質シート
3を含まず、強度が高くなるように設計されている。
【0032】図2は、本発明方法で用いる筐体の成形用
の金型の例を示す簡略化した見取図である。図におい
て、4は金属板を箱形にプレス成形して上に凹の雌型、
5は同じく金属板をプレス成形した下に凸状の雄型であ
る。図の如く、雌雄の型は、前者の中に後者を嵌め込ん
で組立て一つの金型として使用するものであり、両者を
組み立てた場合に両サイドに適当な隙間Sを形成し、こ
こから成形時に余分の樹脂を排出するようにしている。
の金型の例を示す簡略化した見取図である。図におい
て、4は金属板を箱形にプレス成形して上に凹の雌型、
5は同じく金属板をプレス成形した下に凸状の雄型であ
る。図の如く、雌雄の型は、前者の中に後者を嵌め込ん
で組立て一つの金型として使用するものであり、両者を
組み立てた場合に両サイドに適当な隙間Sを形成し、こ
こから成形時に余分の樹脂を排出するようにしている。
【0033】図3は、筐体の成形の様子を示す簡略化し
た断面図である。図において、補強繊維シート1、2の
間、中空粒子を含むウエブ又は紙状物からなる低密度の
不織繊維質シート3が挟まれており、これは底板部Bの
みに位置している。すなわち、雌型4に液状の樹脂6を
入れ、補強繊維シート1、中空粒子を含むウエブ又は紙
状物等の不織繊維質シート3、補強繊維シート2を、こ
の順に重ねて入れ、重り7をのせた雄型5で押圧して全
体に樹脂を含浸させている。
た断面図である。図において、補強繊維シート1、2の
間、中空粒子を含むウエブ又は紙状物からなる低密度の
不織繊維質シート3が挟まれており、これは底板部Bの
みに位置している。すなわち、雌型4に液状の樹脂6を
入れ、補強繊維シート1、中空粒子を含むウエブ又は紙
状物等の不織繊維質シート3、補強繊維シート2を、こ
の順に重ねて入れ、重り7をのせた雄型5で押圧して全
体に樹脂を含浸させている。
【0034】金型に入れた補強繊維シート1、2、中空
粒子を含むウエブ又は紙状物3、樹脂6を、金型ごと加
熱炉へ導入し、樹脂を硬化させて成形を行った後、金型
を加熱炉から取出し、冷却後、金型から取り外し、成形
物の側面部を所定の位置で切りとって所定のFRP製筐
体とする。
粒子を含むウエブ又は紙状物3、樹脂6を、金型ごと加
熱炉へ導入し、樹脂を硬化させて成形を行った後、金型
を加熱炉から取出し、冷却後、金型から取り外し、成形
物の側面部を所定の位置で切りとって所定のFRP製筐
体とする。
【0035】加熱硬化処理は、バッチ式で行うことも出
来るが、上述の各成形材料を入れた金型をベルトコンベ
ヤーに載せて、連続的に加熱炉に導入し加熱炉を出た
後、引続き大気中を搬送して冷却することからなる連続
法を採用することもできる。
来るが、上述の各成形材料を入れた金型をベルトコンベ
ヤーに載せて、連続的に加熱炉に導入し加熱炉を出た
後、引続き大気中を搬送して冷却することからなる連続
法を採用することもできる。
【0036】また、本発明方法では、図4の如く雌型の
みを使用して、該型内に、補強繊維シート1、中空粒子
を含む不織繊維質シート3、補強繊維シート2をこの順
に重ねて置き、その際、上記シート類に予め未硬化の樹
脂を含浸させておくか、あるいは型内に未硬化の樹脂を
入れ、小型のローラ8で全体をまんべんなく金型内面に
圧接せしめて賦形するともに樹脂を各層へ均一に含浸さ
せることもできる。この場合も、この金型(雌型)ごと
加熱器に入れ、樹脂を硬化させれば所望の筐体状の成形
物が得られる。
みを使用して、該型内に、補強繊維シート1、中空粒子
を含む不織繊維質シート3、補強繊維シート2をこの順
に重ねて置き、その際、上記シート類に予め未硬化の樹
脂を含浸させておくか、あるいは型内に未硬化の樹脂を
入れ、小型のローラ8で全体をまんべんなく金型内面に
圧接せしめて賦形するともに樹脂を各層へ均一に含浸さ
せることもできる。この場合も、この金型(雌型)ごと
加熱器に入れ、樹脂を硬化させれば所望の筐体状の成形
物が得られる。
【0037】なお、本発明の筐体では、例えば部品取付
け用のネジ穴を設ける位置など必要箇所を部分的に肉厚
にすることもできる。例えば、成形時に雌雄の金型の間
隙を調整して4つの周壁部Bのうち、一部の周壁のみを
肉厚に成形してもよい。
け用のネジ穴を設ける位置など必要箇所を部分的に肉厚
にすることもできる。例えば、成形時に雌雄の金型の間
隙を調整して4つの周壁部Bのうち、一部の周壁のみを
肉厚に成形してもよい。
【0038】このような本発明の成形物は、曲げ強度、
弾性率等の物性とコストパーフォーマンス、併せてファ
ッション製等美観を同時に満たすものとなる。このよう
な好ましい成形物が得られる理由の一つに、筐体は通
常、側壁があり、この側壁が構造体として底板のリブと
なることが挙げられる。
弾性率等の物性とコストパーフォーマンス、併せてファ
ッション製等美観を同時に満たすものとなる。このよう
な好ましい成形物が得られる理由の一つに、筐体は通
常、側壁があり、この側壁が構造体として底板のリブと
なることが挙げられる。
【0039】以上の如き図1〜4の実施態様では、補強
繊維シート1、2の間に、低密度の不織繊維質シート3
として中空粒子を含むウエブ又は紙状物を介在させてい
るが、このウエブ又は紙状物の代りに、他の低密度の不
織繊維質シート例えば濾紙、カレンダー加工していない
アラミド紙、アラミド繊維のニードルパンチ不織布、ガ
ラス繊維のチョップドストランドマット等を用いること
ができる。これらには気泡あるいは空隙部を含むのが好
ましい。
繊維シート1、2の間に、低密度の不織繊維質シート3
として中空粒子を含むウエブ又は紙状物を介在させてい
るが、このウエブ又は紙状物の代りに、他の低密度の不
織繊維質シート例えば濾紙、カレンダー加工していない
アラミド紙、アラミド繊維のニードルパンチ不織布、ガ
ラス繊維のチョップドストランドマット等を用いること
ができる。これらには気泡あるいは空隙部を含むのが好
ましい。
【0040】また、上下の補強繊維シート1、2の素材
及び/又は構成はともに同一にしてもよいが、相異なる
ものにしてもよい。例えば、筐体の表層部側の補強繊維
シート1は、審美性、ファッション性等を考慮して高級
感のある炭素繊維(連続フィラメント)の織物とし、他
方の内部側の補強繊維シート2はガラス繊維(連続フィ
ラメント)の織物として低コスト化を図るようにしても
よい。また、この場合コアに使用する不織繊維質シート
3に必要な模様、文字、マーク等を印刷あるいは貼布し
ておくと、成形後ガラス繊維織物を通して認識すること
が出来るので、筐体内側に製品名、製造番号、その他必
要な情報を半永久的に表示することが出来る。なお、炭
素繊維は強度と弾性率には優れているが衝撃に弱いこと
があり、この欠点を補うためにアラミド、アリレート、
高密度ポリオレフィン等の有機繊維を併用することが好
ましい場合がある。
及び/又は構成はともに同一にしてもよいが、相異なる
ものにしてもよい。例えば、筐体の表層部側の補強繊維
シート1は、審美性、ファッション性等を考慮して高級
感のある炭素繊維(連続フィラメント)の織物とし、他
方の内部側の補強繊維シート2はガラス繊維(連続フィ
ラメント)の織物として低コスト化を図るようにしても
よい。また、この場合コアに使用する不織繊維質シート
3に必要な模様、文字、マーク等を印刷あるいは貼布し
ておくと、成形後ガラス繊維織物を通して認識すること
が出来るので、筐体内側に製品名、製造番号、その他必
要な情報を半永久的に表示することが出来る。なお、炭
素繊維は強度と弾性率には優れているが衝撃に弱いこと
があり、この欠点を補うためにアラミド、アリレート、
高密度ポリオレフィン等の有機繊維を併用することが好
ましい場合がある。
【0041】
【発明の効果】上述の如き本発明により、サンドイッチ
複合シートを使用した薄くて軽量で物性の良好なFRP
製筐体が提供され、かつ本発明の方法では、かかる筐体
が安価に、容易に成形できる。かかる筐体は、ワープ
ロ、パソコン、AV機器、オーディオ機器、トランク、
スーツケース等の分野に有効に用いられる。
複合シートを使用した薄くて軽量で物性の良好なFRP
製筐体が提供され、かつ本発明の方法では、かかる筐体
が安価に、容易に成形できる。かかる筐体は、ワープ
ロ、パソコン、AV機器、オーディオ機器、トランク、
スーツケース等の分野に有効に用いられる。
【0042】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を詳細に説明す
る。これらは本発明の説明のためのものであり、これら
によって本発明が限定されるものではない。なお、以下
の実施例中において、単に「部」とあるは特に断らない
限り重量部である。
る。これらは本発明の説明のためのものであり、これら
によって本発明が限定されるものではない。なお、以下
の実施例中において、単に「部」とあるは特に断らない
限り重量部である。
【0043】
【実施例1】ポリメタフェニレンイソフタルアミドを主
とするアラミドのフィブリッドを特公昭59―4769
5号に示される装置を用い試作した。このフィブリッド
は特公昭35―11851号、同37―5732号に記
載の製法に基づくものである。得られたフィブリッドの
叩解度は51°SRであった。
とするアラミドのフィブリッドを特公昭59―4769
5号に示される装置を用い試作した。このフィブリッド
は特公昭35―11851号、同37―5732号に記
載の製法に基づくものである。得られたフィブリッドの
叩解度は51°SRであった。
【0044】このフィブリッド50部と旭硝子(株)製
のガラス中空粒子(M―28)50部とを混合してタッ
ピースタンダードマシンで抄紙し、目付け約100g/
m2 の合成紙を得た。
のガラス中空粒子(M―28)50部とを混合してタッ
ピースタンダードマシンで抄紙し、目付け約100g/
m2 の合成紙を得た。
【0045】一方、補強用繊維シートとして炭素繊維ク
ロス(東レ製T―400の織物、目付け約200g/m
2 )を準備した。
ロス(東レ製T―400の織物、目付け約200g/m
2 )を準備した。
【0046】また、油化シェル(株)製のエポキシ樹脂
「エピコート807」100部と「エポメートYLH0
06」31部とを混合して混合樹脂を調製した。
「エピコート807」100部と「エポメートYLH0
06」31部とを混合して混合樹脂を調製した。
【0047】2枚のアルミニウム板を夫々プレスして箱
状の金型を作った。約200mm×100mmの雌型と、こ
れより約2mmずつ小さな雄型である。
状の金型を作った。約200mm×100mmの雌型と、こ
れより約2mmずつ小さな雄型である。
【0048】雌型の寸法より、約5mmずつ小さく、上記
の合成紙を切り取った。また金型より各20mm程度大き
く炭素繊維クロス2枚を切取った。合成紙及び炭素繊維
クロスは夫々暖めた混合樹脂に浸漬し、両方とも混合樹
脂を充分に含浸させた。
の合成紙を切り取った。また金型より各20mm程度大き
く炭素繊維クロス2枚を切取った。合成紙及び炭素繊維
クロスは夫々暖めた混合樹脂に浸漬し、両方とも混合樹
脂を充分に含浸させた。
【0049】雌型内面に混合樹脂を塗り、そこに混合樹
脂を含浸した炭素繊維クロス、次に混合樹脂を含浸した
合成紙を敷き、さらに混合樹脂を含浸した炭素繊維クロ
スを載せ、その上へ雄型を載せた。
脂を含浸した炭素繊維クロス、次に混合樹脂を含浸した
合成紙を敷き、さらに混合樹脂を含浸した炭素繊維クロ
スを載せ、その上へ雄型を載せた。
【0050】雄型の上に重りを載せ、105℃の通気式
蒸気乾燥機に入れた。約1時間後に乾燥機から取り出し
た。この際、過剰の樹脂は雌雄金型の隙間から排出し
た。
蒸気乾燥機に入れた。約1時間後に乾燥機から取り出し
た。この際、過剰の樹脂は雌雄金型の隙間から排出し
た。
【0051】冷却後、筐体状の成形物を取り出し、得ら
れた成形物の側面部を底板から5mmの位置で切り取り、
深さ5mmの筐体を得た。この物は良好な外見と、相応の
強度をもっていた。比重は約0.98、底板部のみを切
り出した板状のサンプルは、曲げ強度18.6kg/m
m2 、弾性率は1058kg/mm2 であった。
れた成形物の側面部を底板から5mmの位置で切り取り、
深さ5mmの筐体を得た。この物は良好な外見と、相応の
強度をもっていた。比重は約0.98、底板部のみを切
り出した板状のサンプルは、曲げ強度18.6kg/m
m2 、弾性率は1058kg/mm2 であった。
【0052】
【実施例2】製品モデルとして携帯用カセットテーププ
レイヤーを選び、この筐体モデルの凹型マスターとこの
凹型マスターより全面が1mmずつ小さな凸型マスターを
作成した。
レイヤーを選び、この筐体モデルの凹型マスターとこの
凹型マスターより全面が1mmずつ小さな凸型マスターを
作成した。
【0053】プレス用の鋼板を入手して所定サイズに切
断した。上記のマスターを用いて、この鋼板をプレス
し、それぞれの鋼板成形物を得た。この成形物(金型)
はケースの深さが雌型(外型)で実物より10mm、雄型
(内型)で20mm深く作った。雌型の内面と雄型の外面
を「テフロン」コーティングした。
断した。上記のマスターを用いて、この鋼板をプレス
し、それぞれの鋼板成形物を得た。この成形物(金型)
はケースの深さが雌型(外型)で実物より10mm、雄型
(内型)で20mm深く作った。雌型の内面と雄型の外面
を「テフロン」コーティングした。
【0054】実施例1と同じアラミドフィブリッド60
部を帝人(株)製のポリメタフェニレンイソフタルアミ
ド繊維(登録商標「コーネックス」)を繊維長2mmにカ
ットした短繊維40部とを混合してタッピースタンダー
ドマシンで抄紙し、目付け100g/m2 のアラミド紙
とした。これを雌型の底板の各辺より1mmずつ小さなシ
ートに切りとった。
部を帝人(株)製のポリメタフェニレンイソフタルアミ
ド繊維(登録商標「コーネックス」)を繊維長2mmにカ
ットした短繊維40部とを混合してタッピースタンダー
ドマシンで抄紙し、目付け100g/m2 のアラミド紙
とした。これを雌型の底板の各辺より1mmずつ小さなシ
ートに切りとった。
【0055】表層用補強用繊維シートとして東レ(株)
製の炭素繊維T―400のクロス(目付け約200g/
m2 )、内層用補強繊維シートとして日東紡(株)製の
ガラスクロスWF―181―100BVを入手した。こ
れらのクロスから、夫々金型の底板より各辺が10mmず
つ長い切布を2枚切り取った。
製の炭素繊維T―400のクロス(目付け約200g/
m2 )、内層用補強繊維シートとして日東紡(株)製の
ガラスクロスWF―181―100BVを入手した。こ
れらのクロスから、夫々金型の底板より各辺が10mmず
つ長い切布を2枚切り取った。
【0056】油化シェル(株)製のエポキシ樹脂「エピ
コート807」100部と「エポメートYLH006」
31部とを混合し、混合樹脂を調製した。
コート807」100部と「エポメートYLH006」
31部とを混合し、混合樹脂を調製した。
【0057】混合樹脂を雌型に入れ、炭素繊維シートの
切布、アラミド紙、ガラス繊維シート切布の順に雌型内
に収め、その上へ雄型を載せ、更に重りを載せた。樹脂
が雌雄の金型の間から溢れたので拭き取った。
切布、アラミド紙、ガラス繊維シート切布の順に雌型内
に収め、その上へ雄型を載せ、更に重りを載せた。樹脂
が雌雄の金型の間から溢れたので拭き取った。
【0058】これを95℃の乾燥機に入れ、2時間保持
した。乾燥機から取り出して冷却し、金型を外して筐体
状の成形物を得た。この成形物の側面部を所定の位置で
切り取った。かくしてシンタクチックフォームコアを芯
材とするサンドイッチ材の携帯用カセットテーププレイ
ヤーの筐体が得られた。
した。乾燥機から取り出して冷却し、金型を外して筐体
状の成形物を得た。この成形物の側面部を所定の位置で
切り取った。かくしてシンタクチックフォームコアを芯
材とするサンドイッチ材の携帯用カセットテーププレイ
ヤーの筐体が得られた。
【0059】なお、底板部を切りとって曲げ試験を行っ
た結果は、強度19.8kg/mm2 、弾性率1097kg/
mm2 であった。
た結果は、強度19.8kg/mm2 、弾性率1097kg/
mm2 であった。
【0060】
【実施例3】実施例2における炭素繊維織物を東レ
(株)の炭素繊維T―400と帝人(株)のアラミド繊
維「テクノーラ」の交織平織とし、アラミド紙を2号濾
紙に変えて、他は全く同様にして成形物を得た。十分な
剛性と強度の、美麗でファッション性のある外観のケー
スが得られた。
(株)の炭素繊維T―400と帝人(株)のアラミド繊
維「テクノーラ」の交織平織とし、アラミド紙を2号濾
紙に変えて、他は全く同様にして成形物を得た。十分な
剛性と強度の、美麗でファッション性のある外観のケー
スが得られた。
【図1】本発明に係る筐体の断面構造を例示する簡略化
した断面図。
した断面図。
【図2】本発明方法で用いる金型を例示する簡略化した
見取図。
見取図。
【図3】本発明方法における成形の一例を示す簡略化し
た断面図。
た断面図。
【図4】本発明方法の他の例を示す簡略化した断面図。
1 補強繊維シート 2 補強繊維シート 3 不織繊維質シート 4 成形用金型の雌型 5 成形用金型の雄型 6 液状の樹脂 7 成形用の重り 8 ローラ A 筐体の底板部 B 筐体の周壁部 S 雌雄金型の間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:34 4F
Claims (14)
- 【請求項1】実質的に平面部とその周縁に形成した側面
部とからなる筐体において、少くとも上記平面部が、補
強繊維シートに樹脂が含浸・固化した第1層、不織繊維
質シートに樹脂が含浸・固化した第2層及び補強繊維シ
ートに樹脂が含浸・固化した第3層からなるサンドイッ
チ複合シートで構成されていることを特徴とする繊維補
強樹脂製の筐体。 - 【請求項2】上記サンドイッチ複合シートにおける筐体
の外面側が炭素繊維及び/又は高強力有機繊維からなる
長繊維織物に樹脂を含浸・固化させた層で構成されてい
る請求項1記載の筐体。 - 【請求項3】上記サンドイッチ複合シートにおける筐体
の内面側がガラス繊維織物に樹脂を含浸・固化させた層
で構成されている請求項1記載の筐体。 - 【請求項4】上記サンドイッチ複合シートにおける第2
層が比較的低密度の紙状物、不織布又は繊維ウエブに樹
脂を含浸・固化させたものである請求項1、2又は3記
載の筐体。 - 【請求項5】上記サンドイッチ複合シートにおける第2
層が中空粒子を含む低密度層である請求項4記載の筐
体。 - 【請求項6】上記サンドイッチ複合シートの各層に含浸
固化した樹脂が同一の樹脂である請求項1〜5の何れか
に記載の筐体。 - 【請求項7】筐体の側面部は不織繊維質シートを含まな
い複合シートで構成されている請求項1〜6の何れかに
記載の筐体。 - 【請求項8】筐体の平面部又は側面部の特定位置を肉厚
に形成した請求項1〜7の何れかに記載の筐体。 - 【請求項9】筐体成形用の金型内に樹脂と補強繊維シー
トを入れ、その上に不織繊維質シートを重ね、さらにそ
の上に補強繊維シートを入れた後、その状態で押圧し、
該金型を加熱して成形することを特徴とする繊維補強樹
脂製の筐体の製造法。 - 【請求項10】不織繊維質シートとして比較的低密度の
紙状物、繊維質ウエブ又は不織布を使用する請求項9記
載の製造法。 - 【請求項11】不織繊維質シートとして中空粒子を内包
する紙状物、繊維ウエブ又は不織布を使用する請求項9
又は10記載の製造法。 - 【請求項12】樹脂として未硬化の熱硬化性樹脂を使用
する請求項9、10又は11記載の製造法。 - 【請求項13】金型として、金属板をプレス成形して箱
状に形成した金型を使用する請求項1〜12の何れかに
記載の製造法。 - 【請求項14】金型として、金属板をプレス成形して箱
状に形成した雌型とその中に嵌め込む雄型とを組合せた
ものを使用する請求項13に記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22536991A JPH0542620A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 繊維補強樹脂製の筐体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22536991A JPH0542620A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 繊維補強樹脂製の筐体及びその製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542620A true JPH0542620A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16828275
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22536991A Pending JPH0542620A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 繊維補強樹脂製の筐体及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0542620A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006028107A1 (ja) | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Toray Industries, Inc. | サンドイッチ構造体およびそれを用いた一体化成形体 |
| JP2011016278A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 繊維強化複合材料成形品の製造方法 |
| JP2011093175A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Inoac Corp | 繊維強化成形体及びその製造方法 |
| JP2019006894A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | サンユレック株式会社 | シート材、発泡体の製造方法、成形材料、及びシート材の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP22536991A patent/JPH0542620A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006028107A1 (ja) | 2004-09-07 | 2006-03-16 | Toray Industries, Inc. | サンドイッチ構造体およびそれを用いた一体化成形体 |
| EP2527139A1 (en) | 2004-09-07 | 2012-11-28 | Toray Industries, Inc. | Sandwich structure and integrated formed article using the same |
| JP2011016278A (ja) * | 2009-07-08 | 2011-01-27 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 繊維強化複合材料成形品の製造方法 |
| JP2011093175A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Inoac Corp | 繊維強化成形体及びその製造方法 |
| JP2019006894A (ja) * | 2017-06-23 | 2019-01-17 | サンユレック株式会社 | シート材、発泡体の製造方法、成形材料、及びシート材の製造方法 |
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