JPH0542634Y2 - - Google Patents

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JPH0542634Y2
JPH0542634Y2 JP1989003685U JP368589U JPH0542634Y2 JP H0542634 Y2 JPH0542634 Y2 JP H0542634Y2 JP 1989003685 U JP1989003685 U JP 1989003685U JP 368589 U JP368589 U JP 368589U JP H0542634 Y2 JPH0542634 Y2 JP H0542634Y2
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corona discharge
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treatment
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案はコロナ放電処理用電極に関するもので
ある。 〔従来の技術〕 ポリオレフインなどのプラスチツクフイルムに
印刷や接着剤等の塗布をおこなう場合、フイルム
の表面に印刷インクや接着剤等に対する親和力を
賦与する目的で、コロナ放電による前処理が広く
おこなわれている。 コロナ放電をおこなう場合、高周波発振機、処
理ロール、電極等が必要であり、それぞれ多様の
機種が市販され、使用されているが、これらのう
ちとくに電極がコロナ放電の処理効率、均一性に
大きな影響を与えるものであることが見出され
た。 一般にコロナ放電処理用の電極としては、金属
性の固定電極(以下、バー電極という。)と表面
に誘電体を被覆した回転可能なロールより成る電
極(以下、ロール電極という。)とが用いられて
いる。これらの電極のうち、ロール電極は金属箔
等導電性の基体の処理が可能であるが、構造、取
扱いが複雑なため、特殊な用途にのみ使用されて
いるにすぎないのに対して、バー電極は構造が簡
単で取扱いが容易なため、プラスチツクフイルム
等の処理に広く用いられている。 一般にバー電極としては、第3図Aに示される
矩形断面をもつた板状のもの、第3図Bに示され
る薄板状のもの、あるいは第3図Cに示される被
処理物に対向する先端部が滑らかな形状をなした
板状のものが広く用いられている。 〔考案が解決すべき課題〕 しかしながら、これらの電極を用いた場合、コ
ロナ放電処理の効果を高めるために電圧を高く
し、電圧を大としたときに、処理に有効なコロナ
状の放電に加え、スパーク状の放電が起こること
が認められ、このスパーク状の放電は電圧、電
流、増加に従い増加することが認められた。かか
るスパーク状の放電はフイルム親和力を与える目
的には効果がなく、単に電力を無駄に消費する効
果となるだけでなく、局部的に非常に大きな電流
が流れるため、処理の均一性を乱し、極端な場合
には、プラスチツクフイルム等の被処理物を破壊
することさえあり、これを防止することが必要と
されていた。このため、高い処理効果を必要とす
る場合には、第4図に示される如く、複数の電極
1を用いて電極一本当りの電圧を抑制する方法が
用いられているが、かのような方法によるとき
は、装置の構造が複雑となり、取扱いも面倒で好
ましくない。第4図において、2は被処理物、3
は処理ロールである。 また、これまでの電極を用いる場合には、電極
と被処理物表面との間隔、すなわちエアギヤツプ
が変わると処理効果が大きく変化してしまい、均
一な処理をおこなうことができないという問題が
あつた。このため、エアギヤツプを一定に保つの
に多大な労力と不必要な設備が必要であつた。更
には、スパーク放電によつて発生する熱のために
電極が変化しやすく、この面からも均一な処理を
おこなうことが困難であつた。 本考案は処理効率を高めることができ、かつ均
一な処理を可能とするコロナ放電処理用電極を提
供することを目的とするものである。 〔課題を解決するための手段〕 本考案者はかかる目的を達成するため鋭意研究
を重ねた結果、被処理物に対向する面が被処理物
に平行でかつ被処理物の走行方向に2〜3mmの幅
の平面をなし、その側面が5〜15°のテーパー状
をなす金属板を該被処理物と等間隔に二以上重ね
合わせて設けたコロナ放電処理用電極を用いるこ
とにより達成される。 本考案において、コロナ放電処理用電極の要素
をなす金属板の被処理物に対向する面の被処理物
走行方向の幅(以下、「先端部幅」という。)は、
1〜5mm、とくに2〜3mmが適当であり、またそ
の側面のテーパーの角度は2〜30°、とくに5〜
15°が適当である。 本考案において、コロナ放電処理用電極の構成
は、二以上の前記金属板を重ね合わせてコロナ放
電処理用電極を構成する場合および二以上の前記
金属板を重ね合わせたのと同一形状のものを一体
加工してコロナ放電処理用電極を構成する場合を
含むものである。 本考案において、前記金属板を二以上重ね合わ
せてコロナ放電処理用電極を構成する場合、重ね
合わせの数は2〜10、とくに3〜6が適当であ
る。 第1図は、本考案に係るコロナ放電処理用電極
の要素をなす金属板の断面形状の好ましい例を示
すものである。 第1図において、11は金属板であり、その被
処理物(図示せず)に対向する面12は被処理物
と平行な平面をなし、かつ被処理物の走行方向の
幅は狭いものとなつている。また面12を挾む両
側面13,13′は面12に垂直な平面に対して
αな角度をもつてテーパー状に仕上げられてい
る。 第2図は、第1図に示される金属板11を5枚
重ね合わせて構成したコロナ放電処理用電極の例
を示すものである。 第1図に示される金属板単独で構成されるコロ
ナ放電処理用電極を用いてコロナ放電処理をおこ
なつたところ、きわめて高い処理効果が得られ、
処理も均一であつた。また第2図に示されるコロ
ナ放電処理用電極を用いた場合には、互いに隣接
する金属板11の側面部がV型の溝を形成し、互
いに干渉し合うため、電圧を高くしてもスパーク
状の放電を発生することがなく、したがつて、電
力の大半はコロナ放電処理に費され、その結果処
理効果は著しく高まり、処理も非常に均一化する
ことがわかつた。 更に驚くべきことには、第2図で示される如き
前記金属板を複数枚重ね合わせた電極を用いると
きは、エアギヤツプが変化しても処理効果の変化
は少ないことが見出された。その理由は定かでは
ないが、重ね合わせる金属板の枚数を適当に選択
することにより、実用範囲内でエアギヤツプの変
化による処理効果の好ましくない変動を無視しう
る程度に抑えることが可能となる。 また、本考案に係るコロナ放電処理用電極は、
放電面積に対する表面積が大きく、放電によつて
生ずる熱を放散しやすいため、熱による変形が少
ないという利点をも有している。 本考案において用いられる金属板の材質は、格
別に制限されるものではなく、アルミニウム、ス
テンレススチール、黄銅等従来より用いられてい
るものが用いられうる。 また本考案に係るコロナ放電処理用電極を用い
てコロナ放電処理をおこなう場合に使用しうる発
振機も、格別制限されず、真空管方式、ソリツド
ステート方式、スパークギヤツプ方式のいずれで
もよい。更に処理ロールについても、格別の制限
はないが、本考案に係る電極の特徴を生かすため
には、抵抗の少ない誘電体を用いた処理ロール、
たとえば、ハイパロン(duPont社商品名)ゴム
被覆の処理ロールがとくに望ましい。 〔実施例〕 以下、本考案の効果をより一層明瞭なものとす
るために実施例を掲げる。 実施例 1 第3図Aに示される電極と第1図に示される金
属板単独より成る電極とを用いて、厚み200μ、
幅300mmのポリエチレン被覆紙の表面を100m/分
の速度でコロナ放電処理した。本発明に係る電極
の側面部のテーパー角度αは10°とし、先端部幅
は2mmとした。 また第3図Aに示される比較用の電極の先端部
幅は10mmとした。発振機としては、春日電機(株)製
HF801(真空管方式、周波数110KHz)を、処理ロ
ールとしては、ハイパロンを3.2mmの厚みで被覆
したものを用いた。 コロナ放電処理の効果は、処理後の面の水に対
する接触角をもつて評価し、コロナ放電処理の均
一性は、市販の電子写真用トナーを処理後の面に
ふりかけ、残存電荷の分布を知ることによつて評
価した。 実験結果を第1表に示す。 第1表より、本考案に係る電極を用いた場合に
は、従来の電極を用いた場合に比し、同一処理電
流を得るための電圧は低くて足り、にもかかわら
ず、処理効果が高いこと、そして処理の均一性も
また高いことが判明した。
【表】 実施例 2 実施例1と同じポリエチレン被覆紙を、エアギ
ヤツプを変えて実施例1と同様な方法によりコロ
ナ放電処理した。たゞし、本発明に係る電極とし
ては、実施例1と同じく一枚の金属板から成るも
の(#1)、金属板3枚を重ね合わせたもの
(#2)、金属板5枚を重ね合わせたもの(#3)
の三種のものを用いた。比較用の電極としては実
施例1と同一のものを用いた。また発振機として
は、Pillar社製P6(ソリツドステート方式、周波
数9.6KHz)を用いた。 実験結果は第2表に示す。第2表に示される数
値は処理後の表面の水に対する接触角である。
【表】 第2表より明らかな如く、比較用の電極の場合
には、エアギヤツプが大きくなるにつれて、急激
な処理効果が低下するが、本考案に係る電極を用
いた場合には、処理効果の変化ははるかに小さ
く、ことに#3ではほとんど変化の認められない
ことが判明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコロナ放電処理用電極の
要素をなす金属板の断面形状の好ましい例を示す
図面、第2図はその金属板を複数枚重ね合わせて
コロナ放電処理用電極を構成した場合の例を示す
図面である。 第3図は従来のコロナ放電処理用電極の断面図
であり、第4図は従来の電極を複数用いたコロナ
放電処理用電極の例を示す図面である。 2……被処理物、3……処理ロール、11……
金属板、12……先端面、13,13′……側面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被処理物に対向する面が被処理物に平行でかつ
    被処理物の走行方向に2〜3mmの幅の平面をな
    し、その側面が5〜15°のテーパー状をなす金属
    板を該被処理物とほぼ等間隔に二以上重ね合わせ
    て設けたことを特徴とするコロナ放電処理用電
    極。
JP1989003685U 1989-01-17 1989-01-17 Expired - Lifetime JPH0542634Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989003685U JPH0542634Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17

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JP1989003685U JPH0542634Y2 (ja) 1989-01-17 1989-01-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01119190U JPH01119190U (ja) 1989-08-11
JPH0542634Y2 true JPH0542634Y2 (ja) 1993-10-27

Family

ID=31205539

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5317688B2 (ja) * 1972-11-27 1978-06-10
JPS59707Y2 (ja) * 1979-08-15 1984-01-10 株式会社トクヤマ コロナ放電発生用電極

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Publication number Publication date
JPH01119190U (ja) 1989-08-11

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