JPH0542698A - サーマルヘツド及びその作製方法 - Google Patents
サーマルヘツド及びその作製方法Info
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- JPH0542698A JPH0542698A JP22473491A JP22473491A JPH0542698A JP H0542698 A JPH0542698 A JP H0542698A JP 22473491 A JP22473491 A JP 22473491A JP 22473491 A JP22473491 A JP 22473491A JP H0542698 A JPH0542698 A JP H0542698A
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- layer
- substrate
- glaze
- thermal head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電極層の端部側の熱伝導性が悪いという弱点
を取り除き、画像の階調性を出し易くしたサーマルヘッ
ドを提供することである。 【構成】 基板上に、発熱抵抗層9と電極層10A,1
0Bとを薄膜形成し、両電極層の間より露呈する発熱抵
抗層部分を発熱エレメント9aとした上、各発熱抵抗層
9の間に、ダミーの電極層10Cと、この下に位置する
ダミーの発熱抵抗層とを重層構造にしたものを位置させ
る。
を取り除き、画像の階調性を出し易くしたサーマルヘッ
ドを提供することである。 【構成】 基板上に、発熱抵抗層9と電極層10A,1
0Bとを薄膜形成し、両電極層の間より露呈する発熱抵
抗層部分を発熱エレメント9aとした上、各発熱抵抗層
9の間に、ダミーの電極層10Cと、この下に位置する
ダミーの発熱抵抗層とを重層構造にしたものを位置させ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド及びそ
の作製方法に関するものである。
の作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱転写方式或いは発色方式等の熱記録装
置では、発熱素子を一方向にアレイ状に並べたサーマル
ヘッドを用いている。図4は、かようなサーマルヘッド
を備える熱記録装置の一例を示したものである。
置では、発熱素子を一方向にアレイ状に並べたサーマル
ヘッドを用いている。図4は、かようなサーマルヘッド
を備える熱記録装置の一例を示したものである。
【0003】先ず、ドラム状のプラテン1には記録紙2
が巻き付けられるようになっていて、この巻き付けられ
る記録紙2に対し、巻き取り側ロール部3Aに巻き取ら
れるインクシート3を介してサーマルヘッド4により字
画像が熱転写記録される。
が巻き付けられるようになっていて、この巻き付けられ
る記録紙2に対し、巻き取り側ロール部3Aに巻き取ら
れるインクシート3を介してサーマルヘッド4により字
画像が熱転写記録される。
【0004】図5は、このような熱転写記録を行うサー
マルヘッドを裏返して示したものであり、これはアルミ
ニウムなどの金属基板5の上にセラミック等より成る基
板6を設け、この上に記録用発熱素子アレイ7を設けた
ものとなっている。ここに例示したサーマルヘッド4は
所謂ラインタイプのヘッドである。
マルヘッドを裏返して示したものであり、これはアルミ
ニウムなどの金属基板5の上にセラミック等より成る基
板6を設け、この上に記録用発熱素子アレイ7を設けた
ものとなっている。ここに例示したサーマルヘッド4は
所謂ラインタイプのヘッドである。
【0005】このような記録用発熱素子アレイ7は、従
来、次のように構成されるものとなっていた。
来、次のように構成されるものとなっていた。
【0006】図6は、グレーズタイプと呼ばれている薄
膜型サーマルヘッドのヘッド要部を拡大して断面にした
ものである。
膜型サーマルヘッドのヘッド要部を拡大して断面にした
ものである。
【0007】基板6上にはグレーズ層8が形成され、こ
れは断面が山状を成し、プラテン1の軸方向に沿って配
されている。基板6上及びグレーズ層8上には、一定の
ピッチで互いに間隔を置いて発熱抵抗層9が薄膜形成さ
れ、これは図7に示すように一定のピッチで互いに間隔
を置いて配列されている。
れは断面が山状を成し、プラテン1の軸方向に沿って配
されている。基板6上及びグレーズ層8上には、一定の
ピッチで互いに間隔を置いて発熱抵抗層9が薄膜形成さ
れ、これは図7に示すように一定のピッチで互いに間隔
を置いて配列されている。
【0008】基板6及び各発熱抵抗層9上には、グレー
ズ層8によって盛り上がっている発熱抵抗層9の頂部を
残して電極層10A,10Bが薄膜形成される。この例
では、図7に示すように、一方の電極層10Aは個別電
極となっていて、他方の電極層10Bは共通電極となっ
ている。
ズ層8によって盛り上がっている発熱抵抗層9の頂部を
残して電極層10A,10Bが薄膜形成される。この例
では、図7に示すように、一方の電極層10Aは個別電
極となっていて、他方の電極層10Bは共通電極となっ
ている。
【0009】基板6上には、各発熱抵抗層9や電極層1
0A,10Bなどを一様に被う保護層11が形成され
る。この保護層11は、電極層や発熱抵抗層などを保護
すると共に、ヘッドの耐摩耗性を向上させる役割を果
す。又、この保護層11は、図7に示す間隔12内にも
入り込んで、電極同士の絶縁なども行う。
0A,10Bなどを一様に被う保護層11が形成され
る。この保護層11は、電極層や発熱抵抗層などを保護
すると共に、ヘッドの耐摩耗性を向上させる役割を果
す。又、この保護層11は、図7に示す間隔12内にも
入り込んで、電極同士の絶縁なども行う。
【0010】発熱抵抗層9や電極層10A,10Bや保
護層11などは、蒸着法や、スパッタリング法や、その
他の薄膜形成法によって薄膜形成されるのであるが、こ
のうちの発熱抵抗層9のA部分(図7)が発熱エレメン
トとなり、これがプラテン1の軸方向に並べられる構成
となるのである。すなわち、記録用発熱素子アレイ7と
なるのである。なお、この種の薄膜型のサーマルヘッド
については、例えば、特開昭62−183353号公報
や、特開昭62−201263号公報などで公知のもの
となっている。
護層11などは、蒸着法や、スパッタリング法や、その
他の薄膜形成法によって薄膜形成されるのであるが、こ
のうちの発熱抵抗層9のA部分(図7)が発熱エレメン
トとなり、これがプラテン1の軸方向に並べられる構成
となるのである。すなわち、記録用発熱素子アレイ7と
なるのである。なお、この種の薄膜型のサーマルヘッド
については、例えば、特開昭62−183353号公報
や、特開昭62−201263号公報などで公知のもの
となっている。
【0011】ここで、グレーズ層8を設けないタイプの
サーマルヘッドでは、発熱エレメント9aに位置する保
護層11部分の、プラテン1に対する圧接力が不足し勝
ちになり、どうしても、発熱抵抗層9で発生した熱がイ
ンクシートに伝わりにくくなる。このようになると、熱
転写記録が十分に行われにくくなり、画像濃度が低下す
る。グレーズ層8を設けることで、発熱エレメント9a
の位置は高くなり、プラテン1の側に、より接近し、発
熱エレメントからの熱がインクシートの方に伝わり易く
なるのである。
サーマルヘッドでは、発熱エレメント9aに位置する保
護層11部分の、プラテン1に対する圧接力が不足し勝
ちになり、どうしても、発熱抵抗層9で発生した熱がイ
ンクシートに伝わりにくくなる。このようになると、熱
転写記録が十分に行われにくくなり、画像濃度が低下す
る。グレーズ層8を設けることで、発熱エレメント9a
の位置は高くなり、プラテン1の側に、より接近し、発
熱エレメントからの熱がインクシートの方に伝わり易く
なるのである。
【0012】ところで、電極層10Bの端部と、発熱エ
レメント9aとで、符号13で示すような楔状部分(谷
間部分)が形成されるのであるが、この楔状部13に位
置する発熱抵抗層部分からの熱については、インクシー
トに非常に伝わりにくくなっている。電極層10Aの端
部と、発熱エレメント9aとで形成される楔状部に位置
する発熱抵抗層部分についても、同様に熱がインクシー
トに非常に伝わりにくくなっていて、電極層の端部側の
熱伝導性が悪くなっているのである。すなわち、楔状部
分13に対応する保護層11の表面部分に、符号14で
示すような段部が形成され、この段部14がプラテン1
に対して圧接する力が弱いものとなってしまい、これに
よって楔状部分13の熱がインクシートに伝わりにくく
なるのである。プラテン1の表面層に形成されるゴムな
どの弾性体が弾性変形することにより、プラテン1に対
して段部14が或る程度圧接するものの、他の部分より
もやはりその圧接力が低いものとなってしまう。またプ
ラテン1の弾性体の硬度が高いと、段部14はプラテン
1に圧接しない部分となってしまい、ここに隙間が発生
し、最悪の場合には圧力がかからないこともある。
レメント9aとで、符号13で示すような楔状部分(谷
間部分)が形成されるのであるが、この楔状部13に位
置する発熱抵抗層部分からの熱については、インクシー
トに非常に伝わりにくくなっている。電極層10Aの端
部と、発熱エレメント9aとで形成される楔状部に位置
する発熱抵抗層部分についても、同様に熱がインクシー
トに非常に伝わりにくくなっていて、電極層の端部側の
熱伝導性が悪くなっているのである。すなわち、楔状部
分13に対応する保護層11の表面部分に、符号14で
示すような段部が形成され、この段部14がプラテン1
に対して圧接する力が弱いものとなってしまい、これに
よって楔状部分13の熱がインクシートに伝わりにくく
なるのである。プラテン1の表面層に形成されるゴムな
どの弾性体が弾性変形することにより、プラテン1に対
して段部14が或る程度圧接するものの、他の部分より
もやはりその圧接力が低いものとなってしまう。またプ
ラテン1の弾性体の硬度が高いと、段部14はプラテン
1に圧接しない部分となってしまい、ここに隙間が発生
し、最悪の場合には圧力がかからないこともある。
【0013】このようになると、楔状部13からインク
シートへの熱の伝導が非常に悪くなり、印字ドットが広
がらず、画像階調が悪くなる。又、場合によっては、そ
の部分に画像上の2本の白スジ(線状に転写しない部
分)を生じたりする。
シートへの熱の伝導が非常に悪くなり、印字ドットが広
がらず、画像階調が悪くなる。又、場合によっては、そ
の部分に画像上の2本の白スジ(線状に転写しない部
分)を生じたりする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電極
層の端部側の熱伝導性が悪いという弱点を取り除くよう
にして、画像の階調性を出し易くするようにしたサーマ
ルヘッドを提供することにある。
層の端部側の熱伝導性が悪いという弱点を取り除くよう
にして、画像の階調性を出し易くするようにしたサーマ
ルヘッドを提供することにある。
【0015】今一つの発明の目的は、そのサーマルヘッ
ドの作製方法を提供することである。
ドの作製方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、基板と、該基板上に断面が山状と成るように
形成されるグレーズ層と、基板上及びグレーズ層上に、
一定のピッチで互いに間隔を置いて配列されるように、
薄膜形成される発熱抵抗層と、基板上及び各発熱抵抗層
上に、グレーズ層によって盛り上がっている発熱抵抗層
の頂部を残して薄膜形成される電極層と、前記間隔に位
置する基板上及びグレーズ層上に薄膜形成される発熱抵
抗層と電極層との重層構造部と、基板に対して各発熱抵
抗層及び電極層を一様に被う保護層とを有し、前記残さ
れる頂部を発熱エレメントとして成るサーマルヘッドを
提案するものである。
するため、基板と、該基板上に断面が山状と成るように
形成されるグレーズ層と、基板上及びグレーズ層上に、
一定のピッチで互いに間隔を置いて配列されるように、
薄膜形成される発熱抵抗層と、基板上及び各発熱抵抗層
上に、グレーズ層によって盛り上がっている発熱抵抗層
の頂部を残して薄膜形成される電極層と、前記間隔に位
置する基板上及びグレーズ層上に薄膜形成される発熱抵
抗層と電極層との重層構造部と、基板に対して各発熱抵
抗層及び電極層を一様に被う保護層とを有し、前記残さ
れる頂部を発熱エレメントとして成るサーマルヘッドを
提案するものである。
【0017】今一つの発明は、上記目的を達成するた
め、基板上に、断面が山状と成るようにグレーズ層を形
成し、基板上及びグレーズ層上に、一定のピッチで互い
に間隔を置いて配列されるように発熱抵抗層を薄膜形成
し、且つ、各発熱抵抗層の上に、グレーズ層によって盛
り上がっている発熱抵抗層の頂部を残して、両側に、電
極層をそれぞれ薄膜形成するとともに、前記間隔に位置
する基板上及びグレーズ層上に、発熱抵抗層と電極層と
を重層構造にして薄膜形成した上、各発熱抵抗層及び電
極層を、保護層によって基板に対して一様に被うように
して作製されるサーマルヘッドの作製方法を提案するも
のである。
め、基板上に、断面が山状と成るようにグレーズ層を形
成し、基板上及びグレーズ層上に、一定のピッチで互い
に間隔を置いて配列されるように発熱抵抗層を薄膜形成
し、且つ、各発熱抵抗層の上に、グレーズ層によって盛
り上がっている発熱抵抗層の頂部を残して、両側に、電
極層をそれぞれ薄膜形成するとともに、前記間隔に位置
する基板上及びグレーズ層上に、発熱抵抗層と電極層と
を重層構造にして薄膜形成した上、各発熱抵抗層及び電
極層を、保護層によって基板に対して一様に被うように
して作製されるサーマルヘッドの作製方法を提案するも
のである。
【0018】
【実施例】図1において、各発熱抵抗層9の発熱エレメ
ント9aは蛇行形状になっていて、図示右側の2本以外
の発熱抵抗層については、その部分の図示を簡略化して
いる。
ント9aは蛇行形状になっていて、図示右側の2本以外
の発熱抵抗層については、その部分の図示を簡略化して
いる。
【0019】図2は図1のX−Xに沿う断面図であり、
図3は同じく図1のY−Y線に沿う断面図である。
図3は同じく図1のY−Y線に沿う断面図である。
【0020】図1乃至図3において、本例のサーマルヘ
ッドは、金属基板5上の基板6と、グレーズ層8と、発
熱抵抗層9と、電極層10A,10Bと、保護層11と
を有したものとなっており、前述した従来例と同様に発
熱エレメント9aが記録用発熱素子アレイを構成する。
ッドは、金属基板5上の基板6と、グレーズ層8と、発
熱抵抗層9と、電極層10A,10Bと、保護層11と
を有したものとなっており、前述した従来例と同様に発
熱エレメント9aが記録用発熱素子アレイを構成する。
【0021】図1に示すように発熱抵抗層9は、電極層
10Aなどと共に、一定のピッチで、互いに間隔を置い
て配列されるのであるが、この間隔12のそれぞれに位
置する基板6上及びグレーズ層8上には、発熱抵抗層9
bと、電極層10Cとがそれぞれ重層構造部として薄膜
形成される。
10Aなどと共に、一定のピッチで、互いに間隔を置い
て配列されるのであるが、この間隔12のそれぞれに位
置する基板6上及びグレーズ層8上には、発熱抵抗層9
bと、電極層10Cとがそれぞれ重層構造部として薄膜
形成される。
【0022】すなわち、図3に示すように、基板6上及
びグレーズ層8上に、先ず、発熱抵抗層9bが、この上
に電極層10Cが、他の発熱抵抗層9や電極層10A,
10Bと一諸に、蒸着法やスパッタリング法やその他の
薄膜形成法によって、それぞれ薄膜形成されるのであ
る。なお、図2において、電極層10Cについては図面
の輻輳化を避けるために、便宜上、ハッチングを施して
いない。
びグレーズ層8上に、先ず、発熱抵抗層9bが、この上
に電極層10Cが、他の発熱抵抗層9や電極層10A,
10Bと一諸に、蒸着法やスパッタリング法やその他の
薄膜形成法によって、それぞれ薄膜形成されるのであ
る。なお、図2において、電極層10Cについては図面
の輻輳化を避けるために、便宜上、ハッチングを施して
いない。
【0023】発熱抵抗層9bは、いわばダミーの発熱抵
抗層とも言うべきものであり、これは主体を成す発熱エ
レメント9aとは電気的に遮断されるものとなってい
る。すなわち、発熱エレメント9aには電流が流れ、そ
れは発熱するが、発熱抵抗層9bには電流が流れず、こ
れ自体は発熱しないように構成されている。
抗層とも言うべきものであり、これは主体を成す発熱エ
レメント9aとは電気的に遮断されるものとなってい
る。すなわち、発熱エレメント9aには電流が流れ、そ
れは発熱するが、発熱抵抗層9bには電流が流れず、こ
れ自体は発熱しないように構成されている。
【0024】発熱エレメント9aから発生した熱は、保
護層11に伝わっていくのであるが、このとき、発熱抵
抗層9bは、その保護層11を介して伝わる熱をもらう
のである。
護層11に伝わっていくのであるが、このとき、発熱抵
抗層9bは、その保護層11を介して伝わる熱をもらう
のである。
【0025】一方、電極層10Cも、いわばダミーの電
極層とも言うべきものであり、この電極層10Cに電流
が流されることはない。このようなダミーの電極層10
Cは、主体を成す電極層10A,10Bと同じ銅やアル
ミニウムなどの熱伝導率の高い材種のものより成ってお
り、この電極層10Cにも、多くの熱量の熱が伝わっ
て、温度上昇する。ダミーの発熱抵抗層9bも、例えば
銅やアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料によって構
成することができる。
極層とも言うべきものであり、この電極層10Cに電流
が流されることはない。このようなダミーの電極層10
Cは、主体を成す電極層10A,10Bと同じ銅やアル
ミニウムなどの熱伝導率の高い材種のものより成ってお
り、この電極層10Cにも、多くの熱量の熱が伝わっ
て、温度上昇する。ダミーの発熱抵抗層9bも、例えば
銅やアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料によって構
成することができる。
【0026】先にも述べたように、楔状部13(図6)
については、熱伝導上の空白地帯となるのであるが、熱
をもらって温度上昇する電極層10Cと、発熱抵抗層9
bとはその空白地帯を埋めるものとなるのである。すな
わち、インクシート側に伝わる熱は、この重層構造部か
らも、保護層11を介して流れ、楔状部の熱の伝導不足
を補うのである。
については、熱伝導上の空白地帯となるのであるが、熱
をもらって温度上昇する電極層10Cと、発熱抵抗層9
bとはその空白地帯を埋めるものとなるのである。すな
わち、インクシート側に伝わる熱は、この重層構造部か
らも、保護層11を介して流れ、楔状部の熱の伝導不足
を補うのである。
【0027】これによって印字ドットも広がり、その輪
郭も明確になるため、画像の階調性を出し易くなる。
又、発熱エレメント9a間における熱伝導不足を補うこ
とができるということで、所謂、ベタ画像の転写にも有
利になる。このように発熱を分散させるので、記録画像
の階調性を出しやすくなる利点が得られる。
郭も明確になるため、画像の階調性を出し易くなる。
又、発熱エレメント9a間における熱伝導不足を補うこ
とができるということで、所謂、ベタ画像の転写にも有
利になる。このように発熱を分散させるので、記録画像
の階調性を出しやすくなる利点が得られる。
【0028】更に、図2に示すように、重層構造部が位
置する保護層11のE部分は突状となるため、プラテン
との圧接力が高まり、その部位からの熱伝達性が一層良
くなる。これに対し、重層構造部の間のF部は凹部とな
るが、この保護層部位にも、重層構造部からの熱が伝わ
るため、本来的に発熱する発熱エレメント9aからの熱
に、その熱が加わるようになり、これにより、凹部の圧
接力上の弱点が補えるようになる。
置する保護層11のE部分は突状となるため、プラテン
との圧接力が高まり、その部位からの熱伝達性が一層良
くなる。これに対し、重層構造部の間のF部は凹部とな
るが、この保護層部位にも、重層構造部からの熱が伝わ
るため、本来的に発熱する発熱エレメント9aからの熱
に、その熱が加わるようになり、これにより、凹部の圧
接力上の弱点が補えるようになる。
【0029】なお保護層11は、発熱抵抗層9や電極層
10A,10Bのみならず、かようなダミーとなる電極
層10Cや発熱抵抗層9bなどについても、基板6に対
して一様に被うようにすることになる。いずれにして
も、今までの従来例を含む一連の説明の中で触れた作製
方法によって、かかるサーマルヘッドが作製されるので
ある。サーマルヘッドの他の構成は、従来例で示したと
ころと変りはない。
10A,10Bのみならず、かようなダミーとなる電極
層10Cや発熱抵抗層9bなどについても、基板6に対
して一様に被うようにすることになる。いずれにして
も、今までの従来例を含む一連の説明の中で触れた作製
方法によって、かかるサーマルヘッドが作製されるので
ある。サーマルヘッドの他の構成は、従来例で示したと
ころと変りはない。
【0030】主体をなす本来の発熱エレメント9aの間
に、1層の熱伝導層を設けても、上述した利点を得るこ
とができるが、本来の発熱抵抗層9や電極層10A,1
0Bのほかに、独立した1層の熱伝導層を形成すると、
サーマルヘッドの製作が大変困難となる。上述した実施
例のように、1層の熱伝導層ではなく、ダミーの発熱抵
抗層9bと、同じくダミーの電極層10Cを形成するよ
うにすれば、これらを、実際の発熱抵抗層9及び電極層
10A,10Bと共に形成できるので、サーマルヘッド
を簡単に製作することができる。
に、1層の熱伝導層を設けても、上述した利点を得るこ
とができるが、本来の発熱抵抗層9や電極層10A,1
0Bのほかに、独立した1層の熱伝導層を形成すると、
サーマルヘッドの製作が大変困難となる。上述した実施
例のように、1層の熱伝導層ではなく、ダミーの発熱抵
抗層9bと、同じくダミーの電極層10Cを形成するよ
うにすれば、これらを、実際の発熱抵抗層9及び電極層
10A,10Bと共に形成できるので、サーマルヘッド
を簡単に製作することができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のサーマルヘッ
ドによれば、電極層の端部側における熱伝導性が悪いと
いう弱点を追放することができ、これにより、画像の階
調性を高めることができるようになるため、グレーズタ
イプのサーマルヘッドを用いた場合の記録画質を一段と
向上させることが可能になる。
ドによれば、電極層の端部側における熱伝導性が悪いと
いう弱点を追放することができ、これにより、画像の階
調性を高めることができるようになるため、グレーズタ
イプのサーマルヘッドを用いた場合の記録画質を一段と
向上させることが可能になる。
【0032】本発明の請求項2に記載のサーマルヘッド
の作製方法によれば、上述した如き効果を奏するグレー
ズドタイプのサーマルヘッドを簡単な作製方法にて作製
することができる。
の作製方法によれば、上述した如き効果を奏するグレー
ズドタイプのサーマルヘッドを簡単な作製方法にて作製
することができる。
【図1】本発明一実施例のサーマルヘッドの要部を、保
護層を省略して示した平面図である。
護層を省略して示した平面図である。
【図2】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図3】図1のY−Y線に沿う断面図である。
【図4】従来例の説明に用いた熱記録装置の概略構成図
である。
である。
【図5】従来例の説明に用いた熱記録装置のサーマルヘ
ッドの外観斜視図である。
ッドの外観斜視図である。
【図6】従来のサーマルヘッドの拡大断面図である。
【図7】従来のサーマルヘッドの発熱抵抗層部の斜視図
である。
である。
6 基板 9 発熱抵抗層 9a 発熱エレメント 9b 発熱抵抗層 10A 電極層 10B 電極層 10C 電極層 11 保護層
Claims (2)
- 【請求項1】 基板と、該基板上に断面が山状と成るよ
うに形成されるグレーズ層と、基板上及びグレーズ層上
に、一定のピッチで互いに間隔を置いて配列されるよう
に、薄膜形成される発熱抵抗層と、基板上及び各発熱抵
抗層上に、グレーズ層によって盛り上がっている発熱抵
抗層の頂部を残して薄膜形成される電極層と、前記間隔
に位置する基板上及びグレーズ層上に薄膜形成される発
熱抵抗層と電極層との重層構造部と、基板に対して各発
熱抵抗層及び電極層を一様に被う保護層とを有し、前記
残される頂部を発熱エレメントとして成るサーマルヘッ
ド。 - 【請求項2】 基板上に、断面が山状と成るようにグレ
ーズ層を形成し、基板上及びグレーズ層上に、一定のピ
ッチで互いに間隔を置いて配列されるように発熱抵抗層
を薄膜形成し、且つ、各発熱抵抗層の上に、グレーズ層
によって盛り上がっている発熱抵抗層の頂部を残して、
両側に、電極層をそれぞれ薄膜形成するとともに、前記
間隔に位置する基板上及びグレーズ層上に、発熱抵抗層
と電極層とを重層構造にして薄膜形成した上、各発熱抵
抗層及び電極層を、保護層によって基板に対して一様に
被うようにして作製されるサーマルヘッドの作製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22473491A JPH0542698A (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | サーマルヘツド及びその作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22473491A JPH0542698A (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | サーマルヘツド及びその作製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542698A true JPH0542698A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16818406
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22473491A Pending JPH0542698A (ja) | 1991-08-10 | 1991-08-10 | サーマルヘツド及びその作製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0542698A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6130698A (en) * | 1994-09-20 | 2000-10-10 | Minolta Co., Ltd. | Heat transfer printer |
| JP2008049657A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Rohm Co Ltd | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-08-10 JP JP22473491A patent/JPH0542698A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6130698A (en) * | 1994-09-20 | 2000-10-10 | Minolta Co., Ltd. | Heat transfer printer |
| JP2008049657A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Rohm Co Ltd | サーマルプリントヘッドおよびその製造方法 |
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