JPH0543104A - 排紙装置 - Google Patents

排紙装置

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JPH0543104A
JPH0543104A JP3206886A JP20688691A JPH0543104A JP H0543104 A JPH0543104 A JP H0543104A JP 3206886 A JP3206886 A JP 3206886A JP 20688691 A JP20688691 A JP 20688691A JP H0543104 A JPH0543104 A JP H0543104A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排紙台またはトレイ上の狭い排紙スペースに用
紙を確実に案内でき、且つ、先に積載されている用紙の
印刷画像面を汚損することなく排紙台またはトレイ上に
用紙を整然と積み重ねることのできる排紙装置を提供す
る。 【構成】先に排出されて排紙台122または排紙トレイ
217上に載置されている用紙Poの表面と、次に排出
される用紙Pの裏面との間に、送風手段123(22
0)により気流Aを送出し、排紙台122または排紙ト
レイ217上に排紙される用紙を気流Aによって略水平
な姿勢を保って排紙する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷装置等の排紙
台、および、印刷装置等から排出された用紙をオンライ
ンで受けて丁合する丁合装置(オンラインソータ)の排
紙トレイ上に、画像の形成された用紙を順次排出させる
排紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置およびオンラインソータでは、
周知のように、印刷装置内の排紙搬送手段により、画像
の形成された用紙が、その排紙台(またはトレイ)上に
順次排出されて積載される。ところで、一般的な印刷装
置およびオンラインソータでは、その排紙搬送手段が略
水平な方向に用紙を排出するように構成されているた
め、その排紙搬送手段によって排出される用紙の先端
が、その自重によって垂れ下がった状態となる。従っ
て、この種の印刷装置およびオンラインソータでは、排
出される用紙の先端が、先に排出されて排紙台上に載置
されている用紙の表面(印刷画像面)を擦りながら排出
方向に向けて進行することになるため、この排出される
用紙の先端部によって、先に排出されて積載された用紙
の印刷画像が損傷されたり、排出される用紙の先端部が
印刷画像で汚染されたりする不具合がある。
【0003】このような不具合を解消するために、従
来、排出された用紙を、その排出方向に対し直交する断
面で見て弧状になるように彎曲させ、用紙の排出方向に
対する見かけ状の剛性(いわゆる”腰の強さ”)を増大
させて、用紙排出時における用紙先端部の垂れ下がりを
防止するように構成した排紙装置が提案されている。例
えば、特開昭60−148866号公報に記載された排
紙装置では、印刷ドラムと排紙台との間に、排紙方向に
沿う両端部が中央部に比べて高く形成された谷形の用紙
受け面を有する排紙路を設けるとともに、この用紙受け
面の中央部に空気吸入口を設け、用紙がこの用紙受け面
を通過する際に、この用紙の中央部を用紙受け部に吸引
することによって、この用紙受け面の谷形形状に沿って
用紙を略U字形の弧状に彎曲させて用紙先端部の垂れ下
がりを防止している。
【0004】また、特開昭56−61266号公報に記
載された排紙案内装置では、互いに向い合う側に、排紙
口より排紙方向に向かうに従い相対間隔が広がり、且
つ、上方に向かうべく傾斜した縁部を有する一対の案内
部材を、排紙口より排紙方向に延在させて設け、これら
の案内部材の間をくぐるようにして用紙を進行させるこ
とによって、その排出方向に対し直交する断面で見て弧
状になるように彎曲させ、この用紙の排出方向に対する
見かけ状の剛性を増大させて、用紙排出時における用紙
先端部の垂れ下がりを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記前者の
特開昭60−148866号公報に記載された排紙装置
では、後者の特開昭56−61266号公報にも記載さ
れているように、上記の谷形に形成された用紙受け面が
排紙トレイよりも手前の装置内に設けられているため、
用紙に与えられた彎曲が、排紙口から排紙トレイ上に至
るまでの間維持されず、その途中で消滅されて用紙の先
端部が垂れ下がってしまい、先に排紙トレイ上に排紙さ
れている用紙の未乾燥の印刷画像面に、この垂れた用紙
の先端部が接触して、その印刷画像面を汚損したり、こ
の接触による摩擦抵抗によって排出される用紙が所定の
位置で落下されず、用紙の排紙状態が全体として乱雑に
なる虞れがある。
【0006】一方、後者の特開昭56−61266号公
報にも記載された排紙案内装置では、一対の案内部材が
排紙口より排紙方向に延在させて設けられているので、
前者の場合よりも、用紙の彎曲状態を長く維持できる効
果はあるが、これらの案内部材が排紙トレイの上部に延
在しているため、この案内部材が、排紙トレイに積載さ
れた用紙を取り出す作業の障碍となり、排出された用紙
や案内部材自体を破損する虞れが高く、また、比較的腰
の強い用紙を排出した場合に、用紙が思うように落下さ
れず、案内部材上に挾まれたり、乗り上げたまま停止さ
れて、排出用紙のジャムが発生し易くなる。
【0007】また、上記のような不具合を解消する方法
として、用紙排出部における用紙の排紙口と積載面との
落差、すなわち、排紙台の上下方向の排紙スペースを大
きくして、排紙される用紙の先端が、先に積載された用
紙の表面に接触しないように構成する方法もあるが、こ
の方法では、排紙台の上部に用紙積載スペース以外の余
分なスペースを必要とするため、例えば、多数の排紙ト
レイを有するオンラインソータの排紙装置にこの方法を
適用した場合に、各排紙トレイ間の間隔が増大されて、
装置全体が非常に大型化する不具合がある。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、排紙台またはトレイ上の狭い排
紙スペースに用紙を確実に案内でき、且つ、先に積載さ
れている用紙の印刷画像面を汚損することなく排紙台ま
たはトレイ上に用紙を整然と積み重ねることのできる排
紙装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
を解決するために、表面に画像の形成された用紙を排紙
台上に順次排出して積載させる排紙装置において、先に
排出されて上記排紙台上に載置されている用紙の表面
と、次に排出される用紙の裏面との間に、気流を送出す
る送風手段を具備する構成とする。
【0010】また、この発明は、上述の課題を解決する
ために、表面に画像の形成された用紙を複数の排紙トレ
イ上に順次排出して、上記の各排紙トレイ上に上記用紙
をそれぞれ順次積載させる排紙装置において、先に排出
されて上記排紙トレイ上に載置されている用紙の表面
と、次に排出される用紙の裏面との間に、気流を送出す
る送風手段を具備する構成とする。
【0011】
【作用】この発明によれば、上記送風手段により、先に
排出されて上記排紙台または排紙トレイ上に載置されて
いる用紙の表面と、次に排出される用紙の裏面との間に
送出される気流によって、上記排紙台または排紙トレイ
上に排紙される用紙が略水平な姿勢を保って排紙され
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図によって詳細に
説明する。但し、この明細書の記述から明らかに想起し
得る範囲の構成・作用、及びこの発明の前記並びにその
他の目的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避け
る上から、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化
する。
【0013】この発明は、図5および図6に示すよう
に、例えば、孔版式製版印刷装置100にオンライン式
ソータ200を組み合わせた装置の排紙装置に実施され
る。図5に示す孔版式製版印刷装置100は、外周面に
原紙クランプ装置が、内周側にインキ供給装置(何れも
図示せず)が配設され、図5において、反時計方向に回
転駆動される多孔構造の円筒状版胴101と、プレスロ
ーラ102と、給紙台103と、給紙ローラ104と、
ベルト式の強制排紙搬送手段105と、サーマルヘッド
106およびプラテンローラ107によってロール状に
収納されている原紙108に感熱製版する製版装置10
9と、原紙切断カッタ110と、使用済みの原紙を円筒
状版胴101から剥離して回収する排版装置111とを
有している。
【0014】図5において、給紙台103上にセットさ
れた用紙は、給紙ローラ104によって最上位の用紙か
ら順に1枚ずつ円筒状版胴101に向けて給送される。
この用紙は、円筒状版胴101とプレスローラ102と
の間で円筒状版胴101の周面に形成された画像を印刷
された後、分離爪112によって円筒状版胴101から
剥離される。このようにして画像の印刷された用紙は、
強制排紙搬送手段105によって孔版式製版印刷装置1
00の外方に向けて搬送される。
【0015】ここで、ノンソート時、すなわち、オンラ
イン式ソータ200を使用しないときには、このオンラ
イン式ソータ200の用紙搬送案内手段201が、図5
において破線で示す位置に退避され、強制排紙搬送手段
105によって排紙された用紙が、孔版式製版印刷装置
100の側部に配置された排紙台113上に排出されて
積載される。この排紙台113上には、印刷済みの用紙
をキチンと揃えて積載するための一対の排紙サイドガイ
ド板114と、排紙エンドフェンス115とがそれぞれ
配設されている。
【0016】オンライン式ソータ200の用紙搬送案内
手段201は、図6に示すように、従動ローラ202と
駆動ローラ203との間に掛け渡された無端ベルト20
4によて、強制排紙搬送手段105により孔版式製版印
刷装置100から排紙された用紙をオンライン式ソータ
200内に搬送するように構成されている。ここで、従
動ローラ202は、用紙の排紙モードに応じて、図5の
破線で示す位置(ノンソート時)と実線で示す位置(ソ
ート時)との何れか一方の位置に、駆動ローラ203の
支軸を回転中心として、選択的に揺動されるように構成
されている。すなわち、次に述べるオンライン式ソータ
200を使用する排紙モードでは、用紙搬送案内手段2
01の従動ローラ202が、図5の実線で示す位置に揺
動される。
【0017】オンライン式ソータ200は、図6に示す
ように、外周に開口を有する円筒状中空主シリンダ21
0と、この主シリンダ210の下方に平行に設けられた
従シリンダ211と、これらの主シリンダ210と従シ
リンダ211との間に掛け渡された網目状無端ベルト2
12と、中ガイドローラ213,下ガイドローラ21
4,上ガイドローラ215によって網目状無端ベルト2
12の一部を外方に突出させて形成された用紙排出部2
16と、この用紙排出部216の側方に一定の間隔をお
いて配設された多数の排紙トレイ217とを有してい
る。
【0018】ここで、中ガイドローラ213,下ガイド
ローラ214,上ガイドローラ215は、それぞれ自身
の中心軸線の回りに回転可能に設けられている。また、
主シリンダ210と従シリンダ211の間には、網目状
無端ベルト212に沿って配置された開口部218aを
有する空気吸引ボックス218が設けられている。この
空気吸引ボックス218は、吸引ファン219の作用に
よって、その開口部218a付近に生じる負圧により、
網目状無端ベルト212の表面に印刷済の用紙を吸引す
るように構成されている。
【0019】図6において、主シリンダ210は、図示
しない駆動装置によって矢印方向に回転駆動され、この
主シリンダ210の回転に応じて、網目状無端ベルト2
12および従シリンダ211がそれぞれ矢印方向に回転
される。これにより、オンライン式ソータ200内に搬
送された用紙は、空気吸引ボックス218の開口部21
8a付近に生じる負圧により、網目状無端ベルト212
の表面に吸引搬送される。
【0020】ところで、この発明による排紙装置は、先
に排出されて排紙トレイ217上に載置されている用紙
の表面と、次に排出される用紙の裏面との間に、気流を
送出する送風手段220を具備している。
【0021】この送風手段220は、図7に示すよう
に、用紙の排出方向(図7の右方向)開口された吹き出
し口221と、空気の流れを整える整流板222と、整
流板222を囲むように形成された送風路223と、送
風路223を形成するファンハウジング224の吸気側
端部に配設された送風ファン225と、ファンハウジン
グ224の吸気側端に形成された吸気口226とを有し
ている。
【0022】図7において、送風ファン225は、吸気
口226より外気を吸引して圧縮した空気を送風路22
3内に送る。この送風路223内に送られた空気は、整
流板222によって流れが層流に整流され、用紙の裏面
と排紙トレイ217との間に、薄い帯状の気流となって
吹き出し口221から吐出される。
【0023】この送風手段220は、図6に示すよう
に、中ガイドローラ213,下ガイドローラ214,上
ガイドローラ215とともにユニット化されてスライダ
227に固定配置されている。スライダ227は、図6
において上下方向に配設された案内レール228に沿っ
て摺動自在に配置されており、案内レール228と平行
な螺子229に螺合するナット230(スライダ227
に固定)が、昇降モータ231による螺子229の回転
で移動することによって案内レール228に沿って昇降
される。
【0024】図6および図7において、孔版式製版印刷
装置100によって印刷され、用紙搬送案内手段201
を通してオンライン式ソータ200内に搬送された用紙
Pは、空気吸引ボックス218の作用により網目状無端
ベルト212の表面に吸引されながら、スライダ227
を介して所定の排紙トレイ217に対応する高さに昇降
されて定置された用紙排出部216を通して、所定の排
紙トレイ217に向けて排出される。このとき、図7に
示すように、先に排紙されて排紙トレイ217上に積載
されている用紙Poの印刷画像面と新たに排紙される用
紙Pの裏面との間に、送風手段220の吹き出し口22
1から、用紙Pの排出動作に同期して薄い帯状の気流A
が吐出される。これにより、用紙排出部216から排出
された用紙Pは、その背面側を流れる気流Aに乗るよう
にして排紙トレイ217上に排出され、先に排紙されて
排紙トレイ217上に積載されている用紙Poの印刷画
像面上に積載される。
【0025】従って、この発明の排紙装置によれば、上
述のように、送風手段220を介して、先に排出されて
排紙トレイ217上に載置されている用紙Poの表面
と、次に排出される用紙Pの裏面との間に送出される気
流Aによって、排紙トレイ217上に排紙される用紙P
が略水平な姿勢を保って排紙されるので、この排紙時に
おける用紙Pの先端部の垂れ下がりが防止され、この用
紙Pと他の用紙Poとの擦れによる印刷画像や用紙先端
の汚損を防止できる。また、この排紙装置では、気流に
よって用紙先端の垂れ下がりを防止しているので、用紙
の腰の強弱等によって用紙の排紙状態が変化したりせ
ず、また、排紙トレイ上に用紙を水平に維持するための
案内部材を設ける必要もないので、オンライン式ソータ
の多数の排紙トレイのような狭い排紙スペースにも容易
に排紙できる。
【0026】次に、図1乃至図4を参照して、この発明
の他の実施例について説明する。図2において、円筒状
版胴101とプレスローラ102との間で画像の印刷さ
れた用紙は、前記実施例と同様に、分離爪112によっ
て円筒状版胴101から剥離された後、強制排紙装置1
05によって排紙台122に向けて搬送される。
【0027】強制排紙装置105は、吸引ボックス11
6と、開口部を有する平らな上板117と、吸引ボック
ス116の両側部に配設された一対のプーリ118,1
19と、吸引ボックス116を囲むようにして両プーリ
118,119間に掛け渡された無端ベルトと、吸引ボ
ックス116の下部に配設されて吸引ボックス116内
に負圧を発生させる吸引ファン121とを有している。
また、吸引ボックス116は、吸引ファン121の作用
によって、その開口部付近に生じる負圧により、状無端
ベルト120の表面に印刷済の用紙を吸引するように構
成されている。
【0028】図2において、プーリ118は、図示しな
い駆動装置によって矢印方向に回転駆動され、このプー
リ118の回転に応じて、無端ベルト120およびプー
リ119がそれぞれ矢印方向に回転される。これによ
り、円筒状版胴101から剥離された用紙は、吸引ボッ
クス116の開口部付近に生じる負圧により、状無端ベ
ルト120の表面に吸引搬送される。
【0029】このようにして用紙を搬送する強制排紙装
置105の用紙排紙部216には、前記実施例と同様
に、先に排出されて排紙台122上に載置されている用
紙の表面と、次に排出される用紙の裏面との間に気流を
送出する送風手段123を具備している。
【0030】この送風手段123は、図1に示すよう
に、用紙の排出方向(図1の右方向)開口された吹き出
し口124と、空気の流れを整える整流板125と、整
流板125を囲むように形成された送風路126と、送
風路126を形成するファンハウジング127の吸気側
端部に配設された送風ファン128と、ファンハウジン
グ127の吸気側端に形成された吸気口129とを有し
ている。
【0031】図1において、送風ファン128は、吸気
口129より外気を吸引して圧縮した空気を送風路12
6内に送る。この送風路126内に送られた空気は、整
流板125によって流れが層流に整流され、用紙の裏面
と排紙台122との間に、薄い帯状の気流となって吹き
出し口124から吐出される。
【0032】また、この実施例の送風手段123の吹き
出し口124の近傍には、この吹き出し口124を適時
開閉するためのシャッター130が設けられている。こ
のシャッター130は、シャッター130の下側端部の
フック131と、印刷装置本体のフック131の下方位
置に設けられた他のフック132との間に掛け渡された
コイルスプリング133によって、平生、送風手段12
3の吹き出し口124から退避する習性が与えられてい
る。また、このシャッター130は、コイルスプリング
133と対向する上方位値に配置されたソレノイド13
4のオン/オフにより、吹き出し口124の側部に形成
された案内溝135に沿って進退摺動して、吹き出し口
124を開閉するように構成されている。
【0033】図1において、シャッター130は、通
常、下方位置に退避して吹き出し口124を開放してい
る。この吹き出し口124からの気流の吐出は、用紙へ
の印刷開始と同時に開始される。そして、孔版式製版印
刷装置100によって印刷された用紙Pは、吸引ボック
ス116の作用により無端ベルト120の表面に吸引さ
れながら、用紙排出部216を通して、排紙台122に
向けて排出される。このとき、図1に示すように、先に
排紙されて排紙台122上に積載されている用紙Poの
印刷画像面と新たに排紙される用紙Pの裏面との間に、
送風手段123の吹き出し口124から、用紙Pの排出
動作に同期して薄い帯状の気流Aが吐出される。これに
より、用紙排出部216から排出された用紙Pは、その
背面側を流れる気流Aに乗るようにして略水平な姿勢を
保って排紙される。
【0034】次いで、用紙排出部216から排出された
用紙Pが、その背面側を流れる気流Aにより排紙台12
2の上方位置まで排出された状態でソレノイド134を
オンし、コイルスプリング133の弾力に抗してシャッ
ター130を上方に引き上げて送風手段123の吹き出
し口124を閉鎖する。これにより、吹き出し口124
からの送風が停止され、用紙Pは、排紙台122上で落
下して、先に排紙されて排紙台122上に積載されてい
る用紙Poの印刷画像面上に積載される。ここで、ソレ
ノイド134は、送風手段123上の用紙経路に配置さ
れた用紙センサ136が用紙Pの有無を検知することに
よって制御され、用紙の排紙動作に応じてオン/オフさ
れて送風手段123からの送風を断続する。
【0035】このように、この実施例の排紙装置によれ
ば、前記実施例と同等の効果を奏することができるとと
もに、用紙排出部216から排出された用紙Pが排紙台
122の上方位置まで排出された状態で、吹き出し口1
24からの送風を停止させるように構成されているの
で、このようしPの落下動作(排紙台122上への積載
動作)をより早く行なうことができ、用紙の排紙が高速
度で行なわれた場合でも用紙を散乱させずに積載させる
ことができる。
【0036】ところで、図3に示すように、一般によく
使用されている大量用紙積載排紙台122は、大量の用
紙を積載できるようにするために、用紙Pの排紙位置の
下方に大きな空間が設けられている。このような大量積
載排紙台122に本実施例の送風手段123を使用して
排紙を行なった場合には、排紙された用紙Pがその積載
面上に到達するまでの間の落差が大きく、用紙Pの先端
部が排紙途中で垂れ下がってしまうため、送風手段12
3から吐出された気流Aが、図3に示すように、用紙P
の側部から逃げてしまい、排紙される用紙Pを水平に維
持できなくなる。
【0037】このような場合には、送風手段123から
吐出する気流Aの風量を多くすることで、排紙される用
紙Pを水平に維持することがある程度可能となる。しか
しながら、送風手段123から吐出する気流Aの風量を
多くした場合には、用紙Pがその積載位置の上方まで排
紙搬送された際に、この用紙Pの後端部が気流Aで煽ら
れて用紙の自由落下が妨害されるため、用紙の積載状態
が乱雑になる虞れが高い。
【0038】従って、このような大量積載排紙台122
に本実施例の送風手段123を使用して排紙を行なう場
合には、先に排紙されて排紙台122上に積載されてい
る用紙Poの印刷画像面と新たに排紙される用紙Pの裏
面との間の間隔、すなわち、送風手段123から吐出す
る気流Aの流路をある程度狭くして、この気流Aの風量
を用紙Pの先端部が排紙途中で垂れ下がらない程度の弱
い風量とする必要がある。そこで、本実施例の送風手段
123を使用して排紙を行なう大量積載排紙台122
は、図4に示すように、排紙された用紙の積載高さの変
化に伴って昇降させて、先に排紙されて排紙台122上
に積載されている用紙Poの印刷画像面と新たに排紙さ
れる用紙Pの裏面との間の間隔hを常に一定に保つよう
に構成する。
【0039】すなわち、この大量積載排紙台122は、
図1に示すように、スライダ138に固定配置されてい
る。スライダ138は、図1において上下方向に配設さ
れた案内レール139に沿って摺動自在に配置されてお
り、案内レール139と平行な螺子140に螺合するナ
ット141(スライダ138に固定)が、昇降モータ1
42による螺子140の回転で移動することによって案
内レール139に沿って昇降される。
【0040】ここで、昇降モータ142は、送風手段1
23の全面板143に取付けられた用紙位置センサ14
4が排紙台122上に積載されている用紙Poの最上位
の位置を検知することによって、先に排紙されて排紙台
122上に積載されている用紙Poの印刷画像面と新た
に排紙される用紙Pの裏面との間の間隔hを常に一定に
保つように制御され、排紙された用紙の積載高さの変化
に伴って大量積載排紙台122を昇降する。
【0041】従って、本実施例の送風手段123を使用
して排紙を行なう大量積載排紙台122は、印刷開始
時、すなわち、排紙台122上に用紙が積載されていな
い状態では、図4に示すように、用紙の排紙部位よりも
高さhだけ下方に下降した最上位の位置にあり、印刷に
より排紙された用紙の積載高さの変化に伴って、先に排
紙されて排紙台122上に積載されている用紙Poの印
刷画像面と新たに排紙される用紙Pの裏面との間の間隔
hを常に一定に保つように順次下降される。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、送風手段を介して、
先に排出されて排紙台上に載置されている用紙の表面
と、次に排出される用紙の裏面との間に送出される気流
によって、排紙台上に排紙される用紙が略水平な姿勢を
保って排紙されるので、この排紙時における用紙の先端
部の垂れ下がりが防止され、この用紙と他の用紙との擦
れによる印刷画像や用紙先端の汚損を防止できる。ま
た、この排紙装置では、気流によって用紙先端の垂れ下
がりを防止しているので、用紙の腰の強弱等によって用
紙の排紙状態が変化したりせず、また、排紙トレイ上に
用紙を水平に維持するための案内部材を設ける必要もな
いので、オンライン式ソータの多数の排紙トレイのよう
な狭い排紙スペースにも容易に排紙できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の排紙装置の概略断面図であ
る。
【図2】上記実施例の排紙装置を搭載した孔版式製版印
刷装置の概略断面図である。
【図3】上記排紙装置が実施される排紙台の概略断面図
である。
【図4】上記排紙装置が実施された排紙台の概略断面図
である。
【図5】この発明の他の実施例の排紙装置を搭載した孔
版式製版印刷装置の概略断面図である。
【図6】上記他の実施例の排紙装置の概略断面図であ
る。
【図7】上記他の実施例の排紙装置の動作を説明するた
めの概略断面図である。
【符号の説明】
100 孔版式製版印刷装置 122 排紙台 123,220 送風手段 124,221 吹き出し口 128,225 送風ファン 200 オンライン式ソータ 216 用紙排出部 217 排紙トレイ A 気流 P,Po 用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に画像の形成された用紙を排紙台上に
    順次排出して積載させる排紙装置において、先に排出さ
    れて上記排紙台上に載置されている用紙の表面と、次に
    排出される用紙の裏面との間に、気流を送出する送風手
    段を具備することを特徴とする排紙装置。
  2. 【請求項2】表面に画像の形成された用紙を複数の排紙
    トレイ上に順次排出して、上記の各排紙トレイ上に上記
    用紙をそれぞれ順次積載させる排紙装置において、先に
    排出されて上記排紙トレイ上に載置されている用紙の表
    面と、次に排出される用紙の裏面との間に、気流を送出
    する送風手段を具備することを特徴とする排紙装置。
  3. 【請求項3】上記排紙台の上方へ用紙を排出させたとき
    に、上記送風手段からの送風を断続させる送風断続手段
    を具備することを特徴とする請求項1記載の排紙装置。
  4. 【請求項4】上記排紙台上に積載された印刷用紙の高さ
    を検知する用紙位置センサと、この用紙位置センサの検
    出信号に基づいて上記排紙台を一定量だけ下降させる排
    紙台下降手段とを具備することを特徴とする請求項3記
    載の印刷機の排紙装置。
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