JPH09328251A - 断裁排出装置 - Google Patents

断裁排出装置

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JPH09328251A
JPH09328251A JP14958796A JP14958796A JPH09328251A JP H09328251 A JPH09328251 A JP H09328251A JP 14958796 A JP14958796 A JP 14958796A JP 14958796 A JP14958796 A JP 14958796A JP H09328251 A JPH09328251 A JP H09328251A
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endless conveyor
conveyor belt
belt
sheet
cutting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷汚れを生じないように帯状物の切断・排
出を行う。 【解決手段】 第一の無端搬送ベルト11で帯状物1を
吸引しつつ搬送する。第一の無端搬送ベルトよりも下流
側にて第二の無端搬送ベルト12で帯状物を吸引しつつ
搬送する。第一と第二の無端搬送ベルト間に跨がった帯
状物をロータリーカッター13で切断する。第二の無端
搬送ベルトに吸引された枚葉物1aの後端部を引き剥が
し部材14で下方へ引き剥がす。引き剥がし部材により
引き剥がされた枚葉物を第二の無端搬送ベルトよりも低
速で走行する第三の無端搬送ベルト15で吸引する。枚
葉物は切断から排出までばたつくことがないので汚れた
り傷付いたりしない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェブ等の帯状物
を走行させつつ切断し枚葉物として排出する断裁排出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】断裁排出装置は、輪転印刷機等から排出
される印刷紙等の帯状物を一定長さずつ切断して枚葉物
とし、これを堆積するようにしたもので、例えば特開昭
57−77156号、特公昭60−30624号、特開
昭50−59967号、特開平4−313559号、実
開昭61−108254号、実開平3−51753号に
記載されるようなものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭57−7715
6号の断裁排出装置は帯状物を一旦停止させてカッター
で切断するようになっているので効率が悪い。特公昭6
0−30624号、特開昭50−59967号、特開平
4−313559号のものは多数の空気噴出孔から空気
を帯状物の搬送方向に噴出させて帯状物を搬送するよう
になっているので帯状物がばたついてその切断が不確実
になるおそれがあり、また印刷インキが擦られて汚れを
発生するおそれがある。実開昭61−108254号の
ものは切断した枚葉物を無端搬送ベルトで吸引して排出
するので枚葉物のばたつきを防止することができるが、
無端搬送ベルトから高速で排出する場合枚葉物が散乱す
るおそれがある。実開平3−51753号のものは高速
走行する枚葉物を無端搬送ベルトで吸引するようになっ
ているが、枚葉物を無端搬送ベルト上に乗せる際に枚葉
物が乱れたり枚葉物同士の擦れにより印刷汚れを発生し
たりするおそれがある。
【0004】従って、本発明はそのような問題点を解決
することができる断裁排出装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、帯状物1をその上面又は下面か
ら吸引しつつ搬送する第一の無端搬送ベルト11と、上
記帯状物1をその上面から吸引しつつ搬送する上記第一
の無端搬送ベルト11よりも下流側に配置された第二の
無端搬送ベルト12と、上記第一と第二の無端搬送ベル
ト11,12間に跨がった上記帯状物1を切断し枚葉物
1aを得る両無端搬送ベルト11,12間に配置された
ロータリーカッター13と、上記第二の無端搬送ベルト
12に吸引された上記枚葉物1aの後端部を該第二の無
端搬送ベルト12から下方へ引き剥がす該第二の無端搬
送ベルト12の吸引解除部近傍に配置された引き剥がし
部材14と、該引き剥がし部材14により引き剥がされ
た枚葉物1aを吸引する上記第二の無端搬送ベルト12
の吸引解除部近傍の下方に配置された該第二の無端搬送
ベルト12よりも低速で走行する第三の無端搬送ベルト
15とを具備した断裁排出装置の構成を採用し、請求項
2の発明は、上記ロータリーカッター13と上記第二の
無端搬送ベルト12との間において上記帯状物1をその
走行路上に押し付けるような負圧を発生させる第一の送
風手段37が設けられた請求項1に記載の断裁排出装置
の構成を採用し、請求項3の発明は、上記帯状物1を上
記第二の無端搬送ベルト12に押し付けるためのブラシ
ローラ38が上記第二の無端搬送ベルト12の吸引開始
部近傍に設けられた請求項1に記載の断裁排出装置の構
成を採用し、請求項4の発明は、上記第二と第三の無端
搬送ベルト12,15は夫々吸引力が下流側に向かうに
連れて低減するように調整された請求項1に記載の断裁
排出装置の構成を採用し、請求項5の発明は、上記引き
剥がし部材14は上記第二の無端搬送ベルト12に対し
て位相を変更することができる位相変更手段43,44
を具備した請求項1に記載の断裁排出装置の構成を採用
している。
【0006】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。この断裁排出装置は、図1に例示されるよ
うに、輪転印刷機の排出部に配置され、印刷物である帯
状物1を一定長さで切断し排出し積み上げるようになっ
ている。
【0007】この輪転印刷機は、図1に示されるよう
に、帯状物1を巻き取った巻取ロール2から帯状物1を
繰り出す給紙部3と、帯状物1に対して印刷する印刷部
4と、印刷インキを乾燥させるための乾燥部5と、乾燥
時に加熱された帯状物1を冷却するための冷却部6と、
折り部7と、断裁排出装置8とを具備している。印刷部
4は、この場合四色のインキを巻取紙である帯状物1の
両面に同時に印刷するようになっており、各色のユニッ
トには帯状物1を表裏から挟むようにブランケット胴9
と版胴10とが一対ずつ設けられている。
【0008】しかして、印刷に際し給紙部3の巻取ロー
ル2から帯状物1が繰り出され、印刷部4においてその
両面に四色のインキを刷り重ねられ、乾燥部5で表面の
インキが加熱乾燥され、乾燥による加熱が冷却部6の冷
却ロールで除熱され、しかる後折り部7で折り曲げられ
切断されて排出されるか又は断裁排出装置8で一定寸法
で切断され山状に積み重ねられることとなる。
【0009】なお、この断裁排出装置8は輪転印刷機と
切り離して単独で設けるようにしてもよい。その場合、
印刷、加工等を施した帯状物1を再びロール状に巻き取
り、このロールから帯状物1を再び繰り出しつつ断裁す
ることになる。
【0010】上記断裁排出装置8は、図2に示されるよ
うに、帯状物1をその上面又は下面から吸引しつつ搬送
する第一の無端搬送ベルト11と、上記帯状物1をその
上面から吸引しつつ搬送する上記第一の無端搬送ベルト
11よりも下流側に配置された第二の無端搬送ベルト1
2と、上記第一と第二の無端搬送ベルト11,12間に
跨がった上記帯状物1を切断し枚葉物1a(図10乃至
図14参照)を得る両無端搬送ベルト11,12間に配
置されたロータリーカッター13と、上記第二の無端搬
送ベルト12に吸引された上記枚葉物1aの後端部を該
第二の無端搬送ベルト12から下方へ引き剥がす該第二
の無端搬送ベルト12の吸引解除部近傍に配置された引
き剥がし部材14と、該引き剥がし部材14により引き
剥がされた枚葉物1aを吸引する上記第二の無端搬送ベ
ルト12の吸引解除部近傍の下方に配置された該第二の
無端搬送ベルト12よりも低速で走行する第三の無端搬
送ベルト15とを有している。
【0011】上記第一の無端搬送ベルト11は、図2な
いし図4に示されるように、多数の通気用の小孔11a
が幅方向及び長さ方向に一定ピッチで設けられた薄い強
靭なベルトであり、上記帯状物1をその下面を吸引しつ
つ図2中右方向に一定速度で送るようになっている。第
一の無端搬送ベルト11は、帯状物1の走行方向に沿っ
て複数本平行に配置されている。これら第一の無端搬送
ベルト11は、帯状物1の下面に接触するようにその走
行方向に直角な向きに配置された駆動軸16と従動軸1
7との間に掛け渡され、輪転印刷機から排出される帯状
物1の走行速度よりやや大きな速度で走行するようにな
っている。また、第一の無端搬送ベルト11に囲まれる
箇所には吸引箱18が配置され、その吸引口19が第一
の無端搬送ベルト11の帯状物1に接触すべき箇所にそ
の背面から臨んでいる。吸引口19はこの場合帯状物1
の走行方向に沿って伸びる長穴であり、第一の無端搬送
ベルト11の各々に対し複数本ずつ対向している。吸引
箱18からはダクトを介し接続されたブロア(図示せ
ず)により排気されるようになっている。上記駆動軸1
6はこの断裁排出装置8の左右のフレーム20,20間
に回転可能に掛け渡され、上記輪転印刷機の方から動力
を得るようになっており、上記吸引箱18は上記フレー
ム20,20に対し固定され、上記従動軸17はこの吸
引箱18にブラケット21を介し回転自在に軸支されて
いる。
【0012】なお、第一の無端搬送ベルト11と上記輪
転印刷機との間には、図1及び図2に示されるように、
輪転印刷機から排出される帯状物1を案内するガイドロ
ーラー22、該帯状物1を引っ張る第一及び第二のドロ
ーローラー23,24と、第一と第二のドローローラー
23,24間で帯状物1に接するコンペンセーターロー
ラー25とが配置されている。輪転印刷機から排出され
た帯状物1はガイドローラー22を経て第一のドローロ
ーラー23により引っ張られ、第二のドローローラー2
4によりさらに引っ張られた後第一の無端搬送ベルト1
1に到達し、そこでさらに引っ張られて上記ロータリー
カッター13に至り切断されることになる。帯状物1の
切断は版胴の周長ごとに行う必要があり、そのため上記
第二のドローローラー24上には、帯状物1に印刷され
ている適当な大きさの図柄、マーク等を選んで検出する
センサー(図示せず)が配置されている。すなわち、該
センサーにより検出される信号に基づきコンペンセータ
ーローラー25が移動して第一と第二のドローローラー
23,24間の帯状物1の経路の長さを加減し上記ロー
タリーカッター13と帯状物1の版胴周長ピッチとの位
相を合わせるようになっている。
【0013】しかして、輪転印刷機からの帯状物1がこ
の断裁排出装置8に入るとコンペンセーターローラー2
5によりその版胴ピッチとロータリーカッター13との
位相合わせがなされ、第一の無端搬送ベルト11はこの
帯状体1を吸引しつつロータリーカッター13の方へと
一定速度で送ることとなる。
【0014】上記ロータリーカッター13は、上記第一
の無端搬送ベルト11により送られてくる帯状物1を印
刷図柄の境界部で切断するようになっている。ロータリ
ーカッター13は、図2に示されるように、回転刃13
aと固定刃13bとを有してなるもので、固定刃13b
は、上記第一の無端搬送ベルト11から送り出される帯
状物1の下面に接するように上記フレーム20,20に
固定され、回転刃13aは帯状物1の上面から該固定刃
13bに周期的に接するように回転シリンダー上に取り
付けられている。ロータリーカッター13の回転刃13
aは上記印刷部4の版胴10と同一回転数で回転するよ
うになっており、したがって帯状物1はその印刷された
図柄ピッチで正確に切断されることになる。
【0015】なお、上記第一の無端搬送ベルト11の下
流側端と上記ロータリーカッター13との間には、帯状
物1を第一の無端搬送ベルト11からロータリーカッタ
ー13へと円滑に受け渡すための櫛歯状の案内体26が
設けられている。また、上記ロータリーカッター13と
上記第二の無端搬送ベルト12との間には、多数のコロ
27が帯状物1の走行路に沿った平面上に配置され帯状
物1又は枚葉物1aを第二の無端搬送ベルト12へと円
滑に案内するようになっている。
【0016】上記第二の無端搬送ベルト12は、上記ロ
ータリーカッター13が帯状物1を切断する直前に帯状
物1の先端を受け取って第一の無端搬送ベルト11と共
に引っ張り、ロータリーカッター13が帯状物1を切断
するとこの切り離された枚葉物1aを更に図2中右方向
に搬送するようになっている。第二の無端搬送ベルト1
2は上記第一の無端搬送ベルト11よりもわずかに速く
走行するようになっている。図5に示されるように、こ
の第二の無端搬送ベルト12は多数の通気用の小孔12
aが設けられた薄いベルトであり、帯状物1の走行方向
に沿って複数本平行に配置されている。これら第二の無
端搬送ベルト12は、その下側の走行部が帯状物1の上
面に接触するように、その走行方向に直角な向きに配置
された駆動軸28と従動軸29との間に掛け渡され、上
記第一の無端搬送ベルト11の走行速度よりやや大きい
速度で駆動されるようになっている。駆動軸28はこの
断裁排出装置の左右のフレーム20,20間に掛け渡さ
れ、輪転印刷機からの動力で回転し、第二の無端搬送ベ
ルト12を第一の無端搬送ベルト11よりやや大きい速
度で走行させるようになっている。この駆動軸28には
上記フレーム20,20の内側に沿って伸びるサブフレ
ーム30,30が取り付けられ、このサブフレーム3
0,30に上記従動軸29が回転自在に保持されてい
る。また、第二の無端搬送ベルト12の各々に対し図2
及び図5のように吸引箱31a,31bが配置され、各
吸引箱31a,31bの下面に形成された吸引口32,
33が第二の無端搬送ベルト12の帯状物1に接触すべ
き箇所にその背面から臨んでいる。吸引箱31a,31
bはこの場合帯状物1の走行方向上で前後に分けられて
いる。吸引口32,33は帯状物1の走行方向に沿って
伸びる長穴であり、後側吸引箱31bのものは前側吸引
箱31aのものよりも開口面積が小さくなるよう形成さ
れている。このため、第二の無端搬送ベルト12の吸引
力は下流側において低減することになる。各吸引箱31
a,31bは両側のサブフレーム30,30間に掛け渡
された複数列のダクト34に接続され、各ダクト34は
サブフレーム30,30に固定された集合箱35に接続
され、集合箱35はブロワ(図示せず)に通気的に接続
されている。各ダクト34が集合箱35に接続された箇
所には風量を調節するためのダンパ36が設けられてい
る。したがって、各ダンパ36による風量の調節によっ
ても上記吸引力は加減されることになる。
【0017】なお、図2に示されるように、上記ロータ
リーカッター13と上記第二の無端搬送ベルト12との
間には帯状物1をその走行路であるコロ27群の上に押
し付けるような負圧を発生させるための第一の送風手段
が設けられている。第一の送風手段は具体的にはシロッ
コファン等の送風機37であり、帯状物1の走行路に対
しその上方から下方へと空気の流れを生じさせるように
なっている。すなわち、帯状物1はロータリーカッター
13により切断されるとその先端が回転歯13aの回転
による気流で上方向に舞い上がろうとするが、この第一
の送風手段による気流により帯状物1の先端は舞い上が
りを阻止され、したがって第二の無端搬送ベルト12に
確実に吸着されることとなる。
【0018】また、上記第二の無端搬送ベルト12の上
流側の下方における吸引開始部近傍すなわち吸引箱31
aの始端近傍には、図2に示されるように、第二の無端
搬送ベルト12の走行速度と略同じ周速度で回転するブ
ラシローラー38が設けられている。このブラシローラ
ー38により上記帯状物1は第二の無端搬送ベルト12
に適度な力で押し付けられ、第二の無端搬送ベルト12
に正確に吸着されることになる。このブラシローラー3
8はエアノズル39と併用するのが望ましい。エアノズ
ル39はブラシローラー38のやや上流側に配置され、
そこから吹き出すエアで帯状物1を第二の無端搬送ベル
ト12に押し付けるようになっている。
【0019】しかして、帯状物1が第一の無端搬送ベル
ト11から第二の無端搬送ベルト12へと送られると、
両無端搬送ベルト11,12間で一時的に張力が加えら
れ、同時にロータリーカッター13で切断される。これ
により得られた枚葉物1aは第二の無端搬送ベルト12
に吸引されたまま図2中右方向に搬送される。一方、帯
状物1の切断端は枚葉物1aの後端よりやや遅れてコロ
27群の上を前進し、送風機37により発生する負圧に
より走行路上方への浮き上がりを阻止されつつ第二の無
端搬送ベルト12下に侵入する。そして同時にエアノズ
ル39からの風及びブラシローラー38により第二の無
端搬送ベルト12により確実に接触し吸引され、図2中
右方向に搬送される。
【0020】上記引き剥がし部材14は図2のように第
二の無端搬送ベルト12の下流側に配置されており、図
11に示されるように第二の無端搬送ベルト12により
搬送されて来た枚葉物1aを第二の無端搬送ベルト12
からその下方に引き剥がす機能を果たすものである。引
き剥がし部材14は具体的にはブラシで構成され、図5
のように上記左右のサブフレーム30,30間に渡され
た駆動軸40上に第二の無端搬送ベルト12間の隙間内
に入るように間欠的に配置されている。引き剥がし部材
14はブラシの他カムのような部材で構成することもで
きる。引き剥がし部材14は印刷機の版胴10と同じ回
転数で回転するようになっており、第二の無端搬送ベル
ト12により枚葉物1aが搬送されて来ると、その枚葉
物1aの後端部に当たり、その後端部を第二の無端搬送
ベルト12の吸引力に抗して無端搬送ベルト12の表面
から引き剥がすことになる。この引き剥がし部材14の
近傍において上記吸引箱31bの吸引口33は小さくな
っているので、無端搬送ベルト12の吸引力は低下して
おり、枚葉物1aの後端部は第二の無端搬送ベルト12
から容易に引き剥がされることになる。
【0021】しかして、枚葉物1aはこの引き剥がし部
材14によりその後端部を引き剥がされた後も暫く第二
の無端搬送ベルト12により搬送され、吸引箱31bの
吸引口33を外れたところで全体が第二の無端搬送ベル
ト12上から剥がれ落ち、第三の無端搬送ベルト15上
に受け止められることになる。
【0022】なお、枚葉物1aの第二の無端搬送ベルト
12から第三の無端搬送ベルト15への受け渡しをより
円滑かつ確実に行うには、引き剥がし部材14の枚葉物
1aへの当接箇所を枚葉物1aの材質、速度等に応じて
若干変更するのが望ましい。そこで、引き剥がし部材1
4の第二の無端搬送ベルト12及び枚葉物1aに対する
位相をずらせるための位相変更手段が引き剥がし部材1
4の駆動部内に設けられている。位相変更手段は、図6
及び図7に示されるように、上記第二の無端搬送ベルト
12の駆動軸28と上記引き剥がし部材14の回転軸4
0との間にプーリー41,42を介し巻回された無端状
の巻回ベルト43と、該巻回ベルト43に接触して巻回
ベルト43のプーリー42に対する巻き掛け角を変更さ
せるための中間プーリー44とを有している。中間プー
リー44はスライダー45上に軸支され、該スライダー
45は上記サブフレーム30に固定された案内レール4
6に把持されている。スライダー45には、上記サブフ
レーム30上のブラケット47に回転のみ可能に保持さ
れた送りネジ48の雄ネジが螺合している。また、巻回
ベルト43を中間プーリー44と共に挟むテンションプ
ーリー49がスライダー45にアーム50を介し取り付
けられている。これにより、図9(A)(B)に示され
るように、送りネジ48を回せばスライダー45が案内
レール46に沿って移動し中間プーリー44の巻回ベル
ト43に対する位置が変わり、したがって引き剥がし部
材14の位相がずらされることとなる。この位相調整は
巻回ベルト43の駆動中においても可能である。
【0023】上記第三の無端搬送ベルト15は、上記第
二の無端搬送ベルト12よりも低速で走行するようにな
っており、上記第二の無端搬送ベルト12から剥がれ落
ちた枚葉物1aを受け取り減速せしめた上でパレット5
1(図2参照)等の上に排出するようになっている。図
8及び図9に示されるように、第三の無端搬送ベルト1
5は通気用の小孔15aが幅方向及び長さ方向に一定ピ
ッチで多数設けられた強靭な薄いベルトであり、帯状物
1の走行方向に沿って複数本平行に配置され、かつ約5
度だけ下方に傾斜するように張設されている。これら第
三の無端搬送ベルト15は、枚葉物1aをその下面から
受け取るように配置され、その走行方向に直角な向きに
配置された駆動軸52と従動軸53との間に掛け渡さ
れ、第二の無端搬送ベルト12の走行速度の例えば1/
10〜1/20程度の速度で走行するようになってい
る。また、第三の無端搬送ベルト15に囲まれる箇所に
は吸引箱54が配置され、その吸引口55が該第三の無
端搬送ベルト15の上部走行路にその背面から臨んでい
る。吸引口55は枚葉物1aの走行方向に沿って伸びる
長穴であり、下流側に向かうほどその開口面積は低減
し、したがって枚葉物1aの吸引力も下流に向かうに連
れ低減することになる。吸引箱54はブロア(図示せ
ず)により排気されるようになっている。また、枚葉物
1aを第二の無端搬送ベルト12から確実に受け取るこ
とができるように、吸引箱54のブロアは吸引箱31b
のブロアよりも吸引能力の高いものが用いられ、また小
孔15aは小孔12aよりも大きく形成されている。
【0024】なお、この吸引箱54には第三の無端搬送
ベルト15同士の間から前方に向かって空気を噴出する
エアノズル56が取り付けられており、そこからの風に
より、第三の無端搬送ベルト15から放出され重なり合
おうとする枚葉物1a間に空気層を形成し枚葉物1a同
士が密着しないようにして排出するようになっている。
また、図2に示されるように、第三の無端搬送ベルト1
5の前方にはそこから放出される枚葉物1aに対しその
上方から風を送るシロッコファン等からなる送風機57
が設けられている。送風機57は上記エアノズル56と
共に枚葉物1aに適度な風を与え、そのため枚葉物1a
は堆積台58に乗せられたパレット51上に適正に堆積
することになる。堆積台58はチェーン59等により上
下動可能に吊り下げられており、枚葉物1aの堆積量が
増えるに連れて降下するようになっている。また、第三
の無端搬送ベルト15から枚葉物1aが放出される堆積
台58の上方にはジョガー61が設けられ、落下してき
た枚葉物1aに振動を加えてそれらの端縁を揃えるよう
になっている。図2中符号60で示されるものは仮積み
フォークであり、パレット51を交換する際に第三の無
端搬送ベルト15の前方に突出しそこから排出される枚
葉物1aを一時的に受け止め、パレット51の交換が終
わると新たなパレット51上に枚葉物1aを受け渡すよ
う機能するもので、枚葉物1aをパレット51に渡した
後は第三の無端搬送ベルト15の下方へ後退するように
なっている。
【0025】その他、図2に示されるように、第二の無
端搬送ベルト12上には静電気を除去するための除電バ
ー62および除電エアノズル63が所定箇所に配置され
ている。これにより、枚葉物1aは静電気を除去され、
無端搬送ベルト12から分離しやすくなる。また、この
エアが枚葉物1a同士間に空気層として入って除電し、
枚葉物1a同士の密着を防止し、したがって枚葉物はそ
れらの端縁が揃うように堆積することになる。
【0026】次に、この断裁排出装置の一連の動作につ
いて説明する。ロータリーカッター13は図10ないし
図14に示されるように一回転する間に一回だけその回
転刃13aが固定刃13b上を掠めるように通過し帯状
物1を切断する。この切断に際しては、図10ないし図
12のように、帯状物1の先端が、切断態勢に入る前の
ロータリーカッター13内を通過し、第二の無端搬送ベ
ルト12下に入り込んで第二の無端搬送ベルト12の上
流側に吸引される。このため、帯状物1は第二の無端搬
送ベルト12と第一の無端搬送ベルト11(図2参照)
との間で適度な力で引っ張られる。帯状物1はその直後
にロータリーカッター13により図13のように切断さ
れる。第二の無端搬送ベルト12は第一の無端搬送ベル
ト11よりもやや高速度で走行し、そのため切り離され
た枚葉物1aの後端と帯状物1の切断端との間には隙間
が空くことになる。これにより、先行する枚葉物1aの
後端及び引き剥がし部材14に後続の枚葉物1aの先端
が衝突しないようにすることができる。
【0027】上記切断された枚葉物1aが第二の無端搬
送ベルト12により第三の無端搬送ベルト15の上方へ
と搬送されると(図10)、引き剥がし部材14が枚葉
物1aの後端部を第二の無端搬送ベルト12からその吸
引力に抗して引き剥がし、第三の無端搬送ベルト15上
に押し付ける(図11)。第三の無端搬送ベルト15の
吸引力は強く、第三の無端搬送ベルト15の上方におけ
る第二の無端搬送ベルト12の吸引力は低下しているの
で、枚葉物1aは第三の無端搬送ベルト15の上に速や
かに落下し吸着される(図12)。第三の無端搬送ベル
ト15は第二の無端搬送ベルト12よりも低速で走行し
ており、枚葉物1aはパレット51(図2参照)上へ適
度な速度で排出されることとなる。
【0028】第三の無端搬送ベルト15上で枚葉物1a
は低速走行することから、その枚葉物1aが第三の無端
搬送ベルト15上を進行中に後続の枚葉物1aがその上
方に到来する(図13)。そして、その後続の枚葉物1
aの後端部を引き剥がし部材14が第二の無端搬送ベル
ト12から引き剥がし、第三の無端搬送ベルト15上の
空いた箇所に押し付ける(図14)。第三の無端搬送ベ
ルト15上では数枚の枚葉物1aが常時サシミ状に重な
りつつ順次パレット51上に排出される。
【0029】このような枚葉物1aの排出が繰り返され
ることにより、パレット51上に枚葉物1aが山状に堆
積することとなる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、帯状物を第一
ないし第三の無端搬送ベルトで吸着しつつ搬送するの
で、帯状物及びこれから切り離された枚葉物をばたつく
ことなく、横ずれすることなく走行させることができ、
切断に伴う帯状物の乱れも生じ難く、静電気も発生し難
い。したがって、傷、印刷汚れ等を生ずることなく、断
裁不良を生ずることなく枚葉物を排出することができ
る。また、第一の無端搬送ベルトと第二の無端搬送ベル
トとで吸引しピンと張った状態で切断するので、帯状物
を正確に切断することができる。さらに、枚葉物が第二
の無端搬送ベルト上で高速走行する場合でも、引き剥が
し部材により第三の無端搬送ベルト上に押し出すので枚
葉物を確実に第三の無端ベルト上に移行させ、確実に減
速させた上で排出することができ、枚葉物を散乱させる
ことなく適正に積み上げることができる。また、引き剥
がし部材は枚葉物の後端部に当たり図柄部には当たらな
いので引き剥がしに際し枚葉物に印刷汚れを生ずること
もない。
【0031】請求項2の発明によれば、ロータリーカッ
ターと第二の無端搬送ベルトとの間において帯状物をそ
の走行路上に押し付けるような負圧を発生させるので、
切断直後の帯状物の先端が走行路から浮き上がらないよ
うにし帯状物の先端を適正に第二の無端搬送ベルトに受
け渡すことができる。
【0032】請求項3の発明によれば、ブラシローラで
帯状物を第二の無端搬送ベルトに押し付けるので、帯状
物を第二の無端搬送ベルトに弾力的に押し付けることが
でき、したがって帯状物を第二の無端搬送ベルトに正確
に吸着させることができる。
【0033】請求項4の発明によれば、第二と第三の無
端搬送ベルトは夫々吸引力が下流側に向かうに連れて低
減するので、枚葉物の第二の無端搬送ベルトから第三の
無端搬送ベルトへの移行、第三の無端搬送ベルトからの
排出を円滑に行うことができる。
【0034】請求項5の発明によれば、引き剥がし部材
は第二の無端搬送ベルトに対して位相を変更することが
できる。したがって、枚葉物の材質、走行速度等に応じ
て枚葉物に当たる位置を適宜変更し、第二の無端搬送ベ
ルトから第三の無端搬送ベルトへの枚葉物の受け渡しを
より確実に行うようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断裁排出装置を備えた輪転印刷機
の側面図である。
【図2】本発明に係る断裁排出装置の縦断面図である。
【図3】第一の無端搬送ベルトの部分切欠平面図であ
る。
【図4】図3中IV−IV線断面図である。
【図5】第二の無端搬送ベルトの部分切欠平面図であ
る。
【図6】引き剥がし部材の駆動部の平面図である。
【図7】引き剥がし部材の駆動部の側面図である。
【図8】第三の無端搬送ベルトの部分切欠平面図であ
る。
【図9】図8中IX−IX線断面図である。
【図10】枚葉物が第二の無端搬送ベルトによって第三
の無端搬送ベルト上に搬送されて来た状態を示す断裁排
出装置の縦断面図である。
【図11】枚葉物が第二の無端搬送ベルトから引き剥が
し部材によって第三の無端搬送ベルト上に移し替えられ
つつある状態を示す断裁排出装置の縦断面図である。
【図12】枚葉物が第三の無端搬送ベルト上に移し替え
られた後の状態を示す断裁排出装置の縦断面図である。
【図13】後続の枚葉物が第二の無端搬送ベルトによっ
て第三の無端搬送ベルト上に搬送されて来た状態を示す
断裁排出装置の縦断面図である。
【図14】後続の枚葉物が第二の無端搬送ベルトから引
き剥がし部材によって第三の無端搬送ベルト上に移し替
えられつつある状態を示す断裁排出装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…帯状物 1a…枚葉物 11…第一の無端搬送ベルト 12…第二の無端搬送ベルト 13…ロータリーカッター 14…引き剥がし部材 15…第三の無端搬送ベルト 37…第一の送風手段 38…ブラシローラ 43,44…位相変更手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状物をその上面又は下面から吸引しつ
    つ搬送する第一の無端搬送ベルトと、上記帯状物をその
    上面から吸引しつつ搬送する上記第一の無端搬送ベルト
    よりも下流側に配置された第二の無端搬送ベルトと、上
    記第一と第二の無端搬送ベルト間に跨がった上記帯状物
    を切断し枚葉物を得る両無端搬送ベルト間に配置された
    ロータリーカッターと、上記第二の無端搬送ベルトに吸
    引された上記枚葉物の後端部を該第二の無端搬送ベルト
    から下方へ引き剥がす該第二の無端搬送ベルトの吸引解
    除部近傍に配置された引き剥がし部材と、該引き剥がし
    部材により引き剥がされた枚葉物を吸引する上記第二の
    無端搬送ベルトの吸引解除部近傍の下方に配置された該
    第二の無端搬送ベルトよりも低速で走行する第三の無端
    搬送ベルトとを具備したことを特徴とする断裁排出装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ロータリーカッターと上記第二の無
    端搬送ベルトとの間において上記帯状物をその走行路上
    に押し付けるような負圧を発生させる第一の送風手段が
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の断裁排出
    装置。
  3. 【請求項3】 上記帯状物を上記第二の無端搬送ベルト
    に押し付けるためのブラシローラが上記第二の無端搬送
    ベルトの吸引開始部近傍に設けられたことを特徴とする
    請求項1に記載の断裁排出装置。
  4. 【請求項4】 上記第二と第三の無端搬送ベルトは夫々
    吸引力が下流側に向かうに連れて低減するように調整さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の断裁排出装置。
  5. 【請求項5】 上記引き剥がし部材は上記第二の無端搬
    送ベルトに対して位相を変更することができる位相変更
    手段を具備したことを特徴とする請求項1に記載の断裁
    排出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004026340A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Harada Engineering:Kk 印刷機用シータ
JP2006044858A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Rengo Co Ltd シート製品のラップ搬送装置
JP2007099514A (ja) * 2005-09-15 2007-04-19 Mabeg Maschinenbau Gmbh & Co Kg 枚葉紙印刷機
JP2007210750A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Hinix Kk 断裁排出装置

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