JPH0543327Y2 - - Google Patents

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JPH0543327Y2
JPH0543327Y2 JP1987097368U JP9736887U JPH0543327Y2 JP H0543327 Y2 JPH0543327 Y2 JP H0543327Y2 JP 1987097368 U JP1987097368 U JP 1987097368U JP 9736887 U JP9736887 U JP 9736887U JP H0543327 Y2 JPH0543327 Y2 JP H0543327Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷温水、空気、ガスなど配管に用い
られる逆止め弁に関するものであり、特に、複数
個の開口部を有する先細篭形の弁本体と弾性材料
の帽子形の弁部材とを有する逆止め弁の改良に関
するものである。
(従来の技術) 従来、この種のバルブは、第6図に示したよう
に構成されている。同図において、101は多数
個の開口部102を有する先細篭形の弁本体であ
り、103はゴムなどの弾性材料で作られた帽子
形の弁部材であつて、この弁部材103はその先
端部に埋め込まれたボルト104によつて弁本体
101の先端部に固定されている。
第6図において、左方が流入側であつて、左方
から右方へ流れる流体は、弁本体101の開口部
102を通つて弁部材103を押し、弁部材10
3を変形させて弁本体101と弁部材103の間
に透き間を作り、この透き間を通つて右方の流出
側へと流れる。なお、弁部材103を変形し易く
して流体抵抗を減らし圧力降下を少なくするため
に、弁部材103の内側壁面に畝や溝を設けて弁
部材103の厚さに変化を持たせ、弁部材103
を折り畳むように変形させるなどの工夫がなされ
ている。しかし、このことは逆に弁部材103を
破損し易くし、耐用年数を短くすることになる。
次に、流入側の流体の圧力が流出側の流体の圧
力より低くなると、弁部材103は第6図の状態
に戻り、弁部材103が弁本体101の開口部1
02を塞いで流体の右方から左方への逆流の流れ
を阻止する。なお、弁部材103が早く元の状態
に戻るようにするために、弁部材103の外端縁
に環状の突起部105を設けるなどの工夫がなさ
れている。
しかし、第6図に示した従来のこの種のバルブ
では、ボルト104によつて弁本体101に固定
されている弁部材103の左方の先端部が変形し
難く、また、突起部105が設けてあるために弁
部材103の剛性が大で、この剛性が大な弁部材
103を変形させるために流体抵抗が大きく圧力
損失が大である欠点を有している。
また、弁部材103を容易に大きく変形し得る
ようにすると、弁部材103が第6図に示した元
の形状に戻るのが容易でなく、このため第6図に
おいて右方から左方へ流れる逆流の発生を直ちに
阻止することができず、逆流を生じてから急激に
逆流を阻止するためにウオーターハンマー現象が
起き、更に、このため弁部材103が破損し易
く、耐用年数が短くなる欠点を有している。
このような従来のこの種のバルブが有する欠点
を改良するために考案されたのが、実公昭61−
20360号公報に記載された考案であり、その構造
を示したのが第7図である。同図において、11
1は多数個の開口部112を有する先細篭形の弁
本体であり、113はゴムなどの弾性部材で作ら
れた帽子形の弁部材であつて、この弁部材113
はその先端部に埋め込まれたボルト114が弁本
体111の先端部に設けられた穴116を通つて
所定の距離だけ流体の流れ方向に移動できるよう
に設けられている。115は弁部材113の外端
縁に環状に設けられた突起部である。
この第7図に示した逆止め弁では、流入側であ
る左方から右方へ流れる流体が弁本体111の開
口部112を通つて弁部材113を押し、弁部材
113を右方へ移動させて弁本体111と弁部材
113の間に透き間を作り、この透き間を通つて
流体が流入側である左方から流出側である右方へ
流れる。次に、流入側の流体の圧力が流出側の流
体の圧力より低くなると、第7図の右方から左方
へ流体が流れる逆流が発生するが、この逆流が弁
部材113を左方へ押して第7図に示した状態に
戻り、弁部材113が弁本体111の開口部11
2を塞いで、流体が流出側である右方から流入側
である左方へ流れる逆流を阻止する。このため、
この構造の逆止め弁は、先に第6図について述べ
た従来のこの種の逆止め弁に較べて、流体抵抗が
小さく圧力損失が少ない利点を持つている。
しかし、第7図に示した逆止め弁では、逆流が
生じた後でなければ、弁部材113を流入側であ
る左方に移動させて逆流防止をすることができな
い。しかも、右方に移動している時の弁部材11
3は自重や流体の流れの影響で必ずしも流路と同
心に位置している訳ではないので、ボルト114
と弁本体111の先端部にある穴116との間に
こじれを生じ、ある程度の逆流が生じないと、弁
部材103を左方へ移動させることができない。
このため、逆流を生ずる前に、或いは逆流が生じ
たら直ちに逆流を防止することができないという
欠点を有している。更に、このようにある程度の
逆流が生じた後にこの逆流を阻止するために、激
しいウオーターハンマー現象が起き、このウオー
ターハンマー現象によつて弁部材113が破損し
易く耐用年数を短くする欠点を有している。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記のような、複数個の開口部を有
する先細篭形の弁本体と弾性材料の帽子形の弁部
材とを有する逆止め弁における次のような問題点
を解決しようとするものである。
(1) 流体抵抗が大きく、圧力降下が大きい。
(2) ウオーターハンマー現象が起きる。
(3) 耐用年数が短い。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した問題点を解決するために、
次のように構成した。
すなわち、斜面に複数個の開口部を有し先端部
を流路の流入側に向けて流路に固定した先細篭形
の弁本体と弁本体の内側に装着した弾性材料の帽
子形の弁部材とを有する逆止め弁において、上記
した弁本体の先端部の頂部に開口部を形成し、こ
の弁本体の流路の流出側位置に複数の流体用通口
を有する案内部材を該流路に対して固定し、この
案内部材の中央部の流路方向に支承軸を摺動自在
に装着し、この支承軸の先端部を弁部材の先端部
内側に固着し、この支承軸の途中に案内部材の一
部に係止する鍔部を形成すると共に、案内部材と
弁部材との間に装着したばね部材の弾発力によつ
て弁部材を弁本体に押圧するように構成した。
(作用) 本考案は、上記のように構成したので、流入側
よりの流体の流れは、先端部を流路の流入側に向
けた先細篭形の弁本体の複数個の開口部を通つて
弁本体の内側に装着した弾性材料の帽子形の弁部
材を押す。このため該弁部材は、案内部材と弁部
材との間に装着したばね部材を圧縮し、弁部材が
固着されている支承軸が案内部材を流路方向に摺
動しながら、流出側に移動する。このため、弁本
体と弁部材との間に透き間を生じ、流体は流出側
へと流れる。
次いで、流入側の圧力が流出側の圧力とほぼ同
じになつて流体の流れがほとんど止まるまでに、
弁部材はばね部材の弾発力によつて流入側に移動
して弁本体の開口部を塞ぐ。このため、流出側か
ら流入側への逆流は全く起きない。従つて、ウオ
ーターハンマー現象が起きない。
勿論、弁部材は十分な距離を移動して十分の透
き間を形成するので、流体抵抗が小さく、圧力降
下も少ない。また、弁部材の変形は少なく、ウオ
ーターハンマー現象が起きないので、弁部材が損
傷することがなく、耐用年数が長い。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を図面に従つて詳述す
る。
第1図は本考案の逆止め弁の一実施例を示す縦
断面図、第2図は同上の他の実施例を示す縦断面
図、第3図は第2図の逆止め弁を分解した状態を
示す一部半截斜視図、第4図は第2図の逆止め弁
の作動状態を示す半截斜視図である。
第1図乃至第4図において、1は円錐形又は楕
円錘形に形成した先細篭形の弁本体であつて、該
弁本体1は多数の開口部1aを有し先端部を流入
側に向けている。なお、第1図乃至第4図は、い
ずれも流入側を左に、流出側を右にして描いてあ
る。
2は弾性材料の帽子形の弁部材であつて、該弁
部材2は弁本体1の内側に装着してある。3は支
承軸であり、4はばね部材、5は案内部材であつ
て、支承軸3の先端部3aは弁部材2の先端部2
aの内側に埋め込んで固定してあり、支承軸3の
他端部3bは案内部材5の案内孔5aに流路方向
に摺動自在に装着してある。また、ばね部材4は
弁部材2の底部2bと案内部材5のばね受け部5
bの間に装着してある。更に、3cは弁部材が右
方へ移動した時にその移動距離を制限するために
案内部材5に当接する支承軸3の鍔部である。
6は案内部材5を弁本体1より流出側において
弁本体1に対して固定している筐体であつて、該
筐体1は第1図に示す実施例では弁箱であり、第
2図乃至第4図に示す実施例では図に示したよう
な断面コ字形の環状の弾性材料のガスケツトであ
つて、この弾性材料のガスケツトである筐体6
は、配管の1対のフランジ継手の間に挟んで配管
を取付けられる。なお、第1図に示す実施例で
は、案内部材5は弁箱の一部に形成されている。
更に、1bは弁本体1の開口部1aのうち弁本
体1の先端部に設けたものであり、5cは案内部
材5に設けられた流体用通口であり、1cは弁本
体1を筐体(弁箱又は弾性材料のガスケツト)6
で保持するためのフランジである。
次に、第1図乃至第4図に示した実施例の作用
について説明する。
流入側すなわち図の左方より流体の流れは、弁
本体1の開口部1a及び1bを通つて弁部材2を
流出側すなわち図の右方に押す。このため弁部材
2は、ばね部材4を圧縮しながら支承軸3が案内
部材5によつて流路の方向に案内されて、第4図
に示した状態に移動する。このため、弁本体1と
弁部材2の間に透き間を生じ、流体は、流入側か
ら開口部1a及び1bを通り、更に透き間と流体
用通口5cを経て、流出側へ流れる。
次いで、流入側の圧力P1が流出側の圧力P2
ほぼ同じになつて流体の流れがほとんど止まるま
でに、弁部材2はばね部材4の弾発力によつて流
入側に移動して弁本体1の開口部1a及び1bを
塞ぐ。このため、流出側から流入側への逆流は全
く起きない。従つて、ウオーターハンマー現象は
全く起きない。
このように、本考案の逆止め弁は、弁本体1と
弁部材2の間に十分に広い透き間を作り得るの
で、また開口部1aは先端部の開口部1bまで加
えた十分に広い合計面積に開口部を形成し得るの
で、流体抵抗が小さく圧力降下が少ない。更に、
弁部材2は大きく変形せず、ウオーターハンマー
が起きないので、損傷することがなく、耐用年数
が長い。
第5図イ、第5図ロ及び第5図ハは、本考案の
実施態様の一例を説明するための半截断面図であ
り、これらの図面における符号は、第1図乃至第
4図における符号と同じで、第1図乃至第4図に
ない符号は以下の文中に示す通りである。
この実施態様においては、円錐形に形成した先
細篭形の弁本体1のテーパーした中間胴部の一部
を外方に膨らましてあり、この部分を図面に1d
の符号を付して示した。これに対して、帽子形の
弁部材の上記1dに対向する部分は膨らましてい
ない。
第5図イは、流入側の流体が開口部1a及び1
bより流入して弁部材2がばね部材4を圧縮しな
がら流出側に移動した状態を示している。このと
き、流体は図に矢線で示したように流れる。
また、第5図ロは、流入側の圧力が流出側の圧
力とほぼ同じになり、弁部材2がばね部材4の弾
発力よつて流入側に移動して弁本体1に押圧され
た状態を示している。この状態では、矢線で示し
たような逆流は生じない。
更に、第5図ハは、流入側の圧力が流出側の圧
力より!?かに低くなり、この差圧によつて弁部材
2のテーパーした中間胴部の一部が弁本体1の膨
らませた部分1dに当接するように変形した状態
を示している。このように弁部材2が変形するこ
とによつて、流入側の圧力が急激に降下したり、
流出側の圧力が急激に上昇したりした時に生ずる
圧力衝撃を軽減することができる。
(考案の効果) 本考案の逆止め弁は、上述したように構成する
ことによつて、上述のように作用するので、次の
ように優れた効果が得られる。
(1) 流体が流入側から流出側に流れる正流時に
は、十分に広い流過面積が得られ、流体抵抗が
小さく、圧力降下が少ない。特に、弁本体の頂
部開口部から、弁本体の内壁に圧力がまわりや
すいので、弁部材の移動が迅速に行われる。
(2) 流入側の圧力が流出側の圧力より低くなる逆
流時には、弁本体の頂部開口部よりまず圧力が
逃げ、正流がほとんど止まるまでに弁部材がば
ね部材の弾発力によつて復帰して弁本体の開口
部を塞ぐので、逆流が起きず、従つてウオータ
ーハンマー現象も起きない。
(3) 弾性材料は支承軸により流路の軸心方向に確
実に移動し、また、弾性材料の弁部材はあまり
変形せず、上述のようにウオーターハンマーが
起きないので、弁部材が損傷せず、態様年数が
長い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の逆止め弁の一実施例を示す縦
断面図、第2図は同上の他の実施例を示す縦断面
図、第3図は第2図の逆止め弁を分解した状態を
示す一部半截斜視図、第4図は第2図の逆止め弁
の作動状態を示す半截斜視図、第5図イ、第5図
ロ、第5図ハは本考案の実施態様の一例を説明す
るための半截斜視図であり、第6図及び第7図は
それぞれ従来の逆止め弁の一例を示す縦断面図で
ある。 1……弁本体、1a……開口部、1b……先端
部に設けた開口部、1d……弁本体の膨らみ部、
2……弁座部材、3……支承軸、4……ばね部
材、5……案内部材、6……筐体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 斜面に複数個の開口部を有し先端部を流路の流
    入側に向けて流路に固定した先細籠形の弁本体と
    弁本体の内側に装着した弾性材料の帽子形の弁部
    材とを有する逆止め弁において、上記した弁本体
    の先端部の頂部に開口部を形成し、この弁本体の
    流路の流出側位置に複数の流体用通口を有する案
    内部材を該流路に対して固定し、この案内部材の
    中央部の流路方向に支承軸を摺動自在に装着し、
    この支承軸の先端部を弁部材の先端部内側に固着
    し、この支承軸の途中に案内部材の一部に係止す
    る鍔部を形成すると共に、案内部材と弁部材との
    間に装着したばね部材の弾発力によつて弁部材を
    弁本体に押圧するように構成したことを特徴とす
    る逆止め弁。
JP1987097368U 1987-06-26 1987-06-26 Expired - Lifetime JPH0543327Y2 (ja)

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