JPH0543463A - 過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤 - Google Patents
過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤Info
- Publication number
- JPH0543463A JPH0543463A JP20064491A JP20064491A JPH0543463A JP H0543463 A JPH0543463 A JP H0543463A JP 20064491 A JP20064491 A JP 20064491A JP 20064491 A JP20064491 A JP 20064491A JP H0543463 A JPH0543463 A JP H0543463A
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- hydrogen peroxide
- superoxide
- dimethyluric
- trimethyluric
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は生体内で生成する過酸化水素
およびスーパーオキサイド、またはこれより派生する種
々の活性酸素に起因する疾患治療剤、臓器保存剤および
臓器保護剤を提供することにある。 【構成】 本発明は1,3−ジメチル尿酸または1,
3,7−トリメチル尿酸を有効成分とする過酸化水素お
よびスーパーオキサイド消去剤に関する。
およびスーパーオキサイド、またはこれより派生する種
々の活性酸素に起因する疾患治療剤、臓器保存剤および
臓器保護剤を提供することにある。 【構成】 本発明は1,3−ジメチル尿酸または1,
3,7−トリメチル尿酸を有効成分とする過酸化水素お
よびスーパーオキサイド消去剤に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,3−ジメチル尿酸
または1,3,7−トリメチル尿酸を有効成分として含
有する過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤とし
て、また、過酸化水素およびスーパーオキサイド、また
これらより派生する種々の活性酸素に起因する疾患治療
剤、臓器保存剤、臓器保護剤に関する。
または1,3,7−トリメチル尿酸を有効成分として含
有する過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤とし
て、また、過酸化水素およびスーパーオキサイド、また
これらより派生する種々の活性酸素に起因する疾患治療
剤、臓器保存剤、臓器保護剤に関する。
【0002】
【従来の技術】酸素分子は、生体内で還元されて、スー
パーオキサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジカルを経
て水となる。この過程で生成する種々の活性酸素は、生
体膜や組織に障害を引き起こし、様々な障害を引き起こ
すことによって、種々の疾病の原因となることが知られ
ている。そこでこれらを消去する物質の開発が強く望ま
れている。
パーオキサイド、過酸化水素、ヒドロキシラジカルを経
て水となる。この過程で生成する種々の活性酸素は、生
体膜や組織に障害を引き起こし、様々な障害を引き起こ
すことによって、種々の疾病の原因となることが知られ
ている。そこでこれらを消去する物質の開発が強く望ま
れている。
【0003】現在、尿酸は生体の重要な抗酸化性物質で
あることが知られており、尿酸は生体内に生じたラジカ
ルを補足することにより、生体膜や組織をラジカルによ
る障害から防御していることが知られている。しかし、
尿酸の活性酸素消去活性はそれ程強くなく、しかも、尿
酸自体は、水溶性が低いため、生体内で結晶化すること
により、痛風の原因物質ともなるため、医薬品としての
利用は不可能であった。
あることが知られており、尿酸は生体内に生じたラジカ
ルを補足することにより、生体膜や組織をラジカルによ
る障害から防御していることが知られている。しかし、
尿酸の活性酸素消去活性はそれ程強くなく、しかも、尿
酸自体は、水溶性が低いため、生体内で結晶化すること
により、痛風の原因物質ともなるため、医薬品としての
利用は不可能であった。
【0004】(発明が解決しようとする課題)本発明
は、生体内で生成する過酸化水素およびスーパーオキサ
イドを消去することができ、かつ従来化合物がかかえる
上記の問題を有しない化合物を有効成分とする過酸化水
素及びスーパーオキサイド消去剤を提供することを目的
とする。
は、生体内で生成する過酸化水素およびスーパーオキサ
イドを消去することができ、かつ従来化合物がかかえる
上記の問題を有しない化合物を有効成分とする過酸化水
素及びスーパーオキサイド消去剤を提供することを目的
とする。
【0005】(課題を解決するための手段)本発明者
は、これらの目的を達成すべく、種々の尿酸及びキサン
チン誘導体の抗酸化作用についてスクリーニングを行っ
た結果、尿酸の誘導体である1,3−ジメチル尿酸およ
び1,3,7−トリメチル尿酸が、尿酸に比して非常に
強い活性酸素消去活性を持ち、しかも水溶性も高いた
め、活性酸素に起因する疾患に有効であり、医薬品とし
て非常に有用であることを見いだし、本発明を完成し
た。
は、これらの目的を達成すべく、種々の尿酸及びキサン
チン誘導体の抗酸化作用についてスクリーニングを行っ
た結果、尿酸の誘導体である1,3−ジメチル尿酸およ
び1,3,7−トリメチル尿酸が、尿酸に比して非常に
強い活性酸素消去活性を持ち、しかも水溶性も高いた
め、活性酸素に起因する疾患に有効であり、医薬品とし
て非常に有用であることを見いだし、本発明を完成し
た。
【0006】本発明の有効成分である1,3−ジメチル
尿酸および1,3,7−トリメチル尿酸は、過酸化水素
およびスーパーオキサイドを効果的に消去することがで
き、これらに起因する疾患の治療剤として非常に有用で
ある。以下の例に示すように、赤血球膜より得た蛋白質
を含む液中に、過酸化水素および、各種の薬剤を加え、
インキュベートした系における脂質過酸化反応を測定し
た結果、1,3−ジメチル尿酸または1,3,7−トリ
メチル尿酸を加えた系では、それぞれ強い脂質過酸化抑
制作用があることが判明した。
尿酸および1,3,7−トリメチル尿酸は、過酸化水素
およびスーパーオキサイドを効果的に消去することがで
き、これらに起因する疾患の治療剤として非常に有用で
ある。以下の例に示すように、赤血球膜より得た蛋白質
を含む液中に、過酸化水素および、各種の薬剤を加え、
インキュベートした系における脂質過酸化反応を測定し
た結果、1,3−ジメチル尿酸または1,3,7−トリ
メチル尿酸を加えた系では、それぞれ強い脂質過酸化抑
制作用があることが判明した。
【0007】このように、1,3−ジメチル尿酸および
1,3,7−トリメチル尿酸は、過酸化水素およびスー
パーオキサイドに対して強い消去作用を持つ化合物であ
ることから、これを活性酸素に起因する疾患治療剤の有
効成分にすることができる。
1,3,7−トリメチル尿酸は、過酸化水素およびスー
パーオキサイドに対して強い消去作用を持つ化合物であ
ることから、これを活性酸素に起因する疾患治療剤の有
効成分にすることができる。
【0008】活性酸素に起因する疾患としては、脳虚
血、心疾患、腎疾患、肺疾患、消化器疾患、皮膚疾患、
炎症、ショック、汎発生血管内血液凝固、白内症や老
化、癌などが挙げられ、本発明の治療剤は、これらの疾
患の予防および治療に極めて有効である。また、本剤
は、通常の注射剤および点眼剤として用いることができ
る。
血、心疾患、腎疾患、肺疾患、消化器疾患、皮膚疾患、
炎症、ショック、汎発生血管内血液凝固、白内症や老
化、癌などが挙げられ、本発明の治療剤は、これらの疾
患の予防および治療に極めて有効である。また、本剤
は、通常の注射剤および点眼剤として用いることができ
る。
【0009】1,3−ジメチル尿酸または1,3,7−
トリメチル尿酸を有効成分とする過酸化水素およびスー
パーオキサイド消去剤は、活性酸素による劣化を受け易
い臓器の保護剤としても有用である。対象とされる臓器
は、心臓、腎臓および肝臓等のヒトおよび動物のあらゆ
る臓器である。本発明の保護剤を使用すれば、浮腫や潰
瘍を有効に予防することができるため、臓器を長期間安
定に保護することができる。また、本発明の保存剤を利
用すれば、摘出臓器を劣化させずに保存することがで
き、移植後まで臓器の機能を維持することができる。な
お、移植を目的として臓器を摘出し保存する場合は、前
もって臓器提供者に1,3−ジメチル尿酸もしくは、
1,3,7−トリメチル尿酸を投与しておき、臓器細胞
に一定量の本剤をあらかじめ存在させておくのが有効で
ある。
トリメチル尿酸を有効成分とする過酸化水素およびスー
パーオキサイド消去剤は、活性酸素による劣化を受け易
い臓器の保護剤としても有用である。対象とされる臓器
は、心臓、腎臓および肝臓等のヒトおよび動物のあらゆ
る臓器である。本発明の保護剤を使用すれば、浮腫や潰
瘍を有効に予防することができるため、臓器を長期間安
定に保護することができる。また、本発明の保存剤を利
用すれば、摘出臓器を劣化させずに保存することがで
き、移植後まで臓器の機能を維持することができる。な
お、移植を目的として臓器を摘出し保存する場合は、前
もって臓器提供者に1,3−ジメチル尿酸もしくは、
1,3,7−トリメチル尿酸を投与しておき、臓器細胞
に一定量の本剤をあらかじめ存在させておくのが有効で
ある。
【0010】以下、例により本発明を詳細に説明する
が、これは本発明を何ら制限するものではない。
が、これは本発明を何ら制限するものではない。
【0011】例 1,3−ジメチル尿酸および1,3,7−トリメチル尿
酸の過酸化水素消去作用を、赤血球膜における脂質過酸
化反応を測定することにより試験した。赤血球膜を溶血
させ、これに水を加え、12000r.p.m で数回遠心分
離することにより得た、蛋白質約3mgを含む液1ml中に
1mMH2 O2 および本剤または他の薬剤を加えた後、3
7℃で、15分間インキュベートし、蛋白を除去するた
め20%TCA0.5mlを加え2000r.p.m で10分
間遠心分離を行ったものについて、上清1mlを採取し、
これに1%チオバルビツール酸0.5mlを加え、100
℃で15分間加熱した後、535nmにおいて、生成した
過酸化脂質を比色定量した。この結果、1,3−ジメチ
ル尿酸および1,3,7−トリメチル尿酸は、過酸化脂
質の生成をそれぞれ70%以上抑制していることが確認
され、これは他の尿酸誘導体およびアロプリノール等の
キサンチン誘導体に比しても、強い過酸化水素消去作用
を有することが判明した。
酸の過酸化水素消去作用を、赤血球膜における脂質過酸
化反応を測定することにより試験した。赤血球膜を溶血
させ、これに水を加え、12000r.p.m で数回遠心分
離することにより得た、蛋白質約3mgを含む液1ml中に
1mMH2 O2 および本剤または他の薬剤を加えた後、3
7℃で、15分間インキュベートし、蛋白を除去するた
め20%TCA0.5mlを加え2000r.p.m で10分
間遠心分離を行ったものについて、上清1mlを採取し、
これに1%チオバルビツール酸0.5mlを加え、100
℃で15分間加熱した後、535nmにおいて、生成した
過酸化脂質を比色定量した。この結果、1,3−ジメチ
ル尿酸および1,3,7−トリメチル尿酸は、過酸化脂
質の生成をそれぞれ70%以上抑制していることが確認
され、これは他の尿酸誘導体およびアロプリノール等の
キサンチン誘導体に比しても、強い過酸化水素消去作用
を有することが判明した。
【0012】上記試験結果を表1に示す。
【表1】 ヒト赤血球膜における1mM過酸化水素誘導脂質過酸化反応におよぼすプ リン化合物の阻止効果 ───────────────────────────────── 添加化合物 阻止率* (500 μM ) (%) ──────────────────────────────────── 尿酸 52.5± 3.4 1−メチル尿酸 69.2±14.8 3−メチル尿酸 60.2±13.8 7−メチル尿酸 65.3±11.9 9−メチル尿酸 55.4±15.6 1,3−ジメチル尿酸 87.4± 3.6 1,7−ジメチル尿酸 34.9± 4.6 1,3,7−トリメチル尿酸 76.1±14.0 ヒポキサンチン 6.9± 4.1 キサンチン 11.1± 3.0 3−メチルキサンチン 0 7−メチルキサンチン 8.9± 5.3 8−メチルキサンチン 11.9± 4.2 1,3−ジメチルキサンチン(テオフィリン) 0 1,3,7−トリメチルキサンチン(カフェイン) 15.4± 2.7 アロプリノール 11.4± 9.1 オキシプリノール 1.1± 0.8 アデニン 25.8±18.4 1−メチルアデニン 0 2−メチルアデニン 41.5±15.7 グアニン 16.9± 4.3 7−メチルグアニン 0 * 数値は3回の繰返し実験の平均値±SDを示す。
【0013】本剤で用いる1,3−ジメチル尿酸および
1,3,7−トリメチル尿酸をラットまたはマウスに経
口投与した場合、2g/kgまで死亡は認められず、従っ
て、LD50は2g/kg以上である。
1,3,7−トリメチル尿酸をラットまたはマウスに経
口投与した場合、2g/kgまで死亡は認められず、従っ
て、LD50は2g/kg以上である。
【0014】
【発明の効果】以上のごとく、1,3−ジメチル尿酸ま
たは1,3,7−トリメチル尿酸を有効成分とする本剤
は過酸化脂質の生成を顕著に抑制し、強力な過酸化水素
消去作用を有し、過酸化水素およびスーパーオキサイ
ド、またこれらより派生する種々の活性酸素に起因する
疾患の治療剤として有用であり、さらに、臓器保存剤と
しても臓器保護剤としても有用である。
たは1,3,7−トリメチル尿酸を有効成分とする本剤
は過酸化脂質の生成を顕著に抑制し、強力な過酸化水素
消去作用を有し、過酸化水素およびスーパーオキサイ
ド、またこれらより派生する種々の活性酸素に起因する
疾患の治療剤として有用であり、さらに、臓器保存剤と
しても臓器保護剤としても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/52 ACB 7252−4C ACD 7252−4C ACJ 7252−4C ACV 7252−4C ADA 7252−4C ADT 7252−4C ADU 7252−4C // C07D 473/08 8415−4C 473/12 8415−4C
Claims (4)
- 【請求項1】 1,3−ジメチル尿酸または1,3,7
−トリメチル尿酸を有効成分として含有する過酸化水素
またはスーパーオキサイド消去剤 - 【請求項2】 1,3−ジメチル尿酸または1,3,7
−トリメチル尿酸を有効成分として含有する過酸化水素
およびスーパーオキサイド、またこれらより派生する種
々の活性酸素に起因する疾患治療剤 - 【請求項3】 1,3−ジメチル尿酸または1,3,7
−トリメチル尿酸を有効成分として含有する臓器保存剤 - 【請求項4】 1,3−ジメチル尿酸または1,3,7
−トリメチル尿酸を有効成分として含有する臓器保護剤
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20064491A JPH0543463A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20064491A JPH0543463A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543463A true JPH0543463A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16427826
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20064491A Pending JPH0543463A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 過酸化水素およびスーパーオキサイド消去剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0543463A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8360046B2 (en) | 2006-02-24 | 2013-01-29 | EWHA Diamond Industrial Co., Ltd. | Cutting tip, method for making the cutting tip and cutting tool |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20064491A patent/JPH0543463A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8360046B2 (en) | 2006-02-24 | 2013-01-29 | EWHA Diamond Industrial Co., Ltd. | Cutting tip, method for making the cutting tip and cutting tool |
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