JPH0543608B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0543608B2 JPH0543608B2 JP59254247A JP25424784A JPH0543608B2 JP H0543608 B2 JPH0543608 B2 JP H0543608B2 JP 59254247 A JP59254247 A JP 59254247A JP 25424784 A JP25424784 A JP 25424784A JP H0543608 B2 JPH0543608 B2 JP H0543608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- twist
- yarn
- yarns
- medium
- twisted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G15/00—Conveyors having endless load-conveying surfaces, i.e. belts and like continuous members, to which tractive effort is transmitted by means other than endless driving elements of similar configuration
- B65G15/30—Belts or like endless load-carriers
- B65G15/32—Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics
- B65G15/34—Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics with reinforcing layers, e.g. of fabric
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2201/00—Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
- B65G2201/02—Articles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は1層以上の芯体織物を有するコンベヤ
ベルトに関し、特に芯体織物の強力がすぐれ、耐
久性に富んだコンベヤベルトに関する。 〔従来の技術〕 従来からコンベヤベルトには補強材として芯体
織物が使用されるが強力利用率を良くする場合、
芯体織物の組織は織縮みのない特殊織物が使用さ
れる。 第1図A〜Cは特殊織を説明する図であり、タ
テ糸1(ベルトの長手方向に使われる)とヨコ糸
2は単に直交して置かれているだけで、通常の織
物のようにタテ糸とヨコ糸とが絡みあつておらず
織込まれていない。 そして、このタテ糸1とヨコ糸2とは別にから
み糸3が第1図Cで理解できるようにヨコ糸をか
らめることにより、布状の組織を構成している。
したがつて、タテ糸1およびヨコ糸2は実質的に
直線状であり、いわゆる波を打つていない状態に
あり、このような織り方を本発明では特殊織りと
称する。 特殊織りのタテ糸に使用される素材は通常のビ
ニロン、ポリエステル、ポリアミド等からなる繊
維が一般的であるが、最近になつて芳香族ポリア
ミド繊維も使われるようになつた。 しかし従来の特殊織りの構成はタテ糸が片撚り
または上、下撚りを用いた諸撚り糸で、タテ糸の
撚り合わせ構成も不定(たとえば1500d×2×
6、1500d×3×4)で、撚り角度も不適当であ
つた。そのため強力利用率が低く、高強力(1000
〜2500Kg/cm)の芯体ができないばかりか、芳香
族ポリアミド繊維からなる糸を大量に用いる必要
があり、コスト的に不利であつた。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、上述のような芳香族ポリアミ
ド繊維の撚りコードを使用する場合の欠点を解消
し、撚り効果による柔軟性を与えるようにしなが
ら、その強力利用率を極限に近い状態まで向上さ
せ、少ない繊維量で耐久性の高い芯体が得られる
ようにしたコンベヤベルトを提供することにあ
る。 〔発明の構成〕 上記目的を達成する本発明は、1層以上の芯体
織物を有するコンベヤベルトにおいて、 前記芯体織物が、タテ糸とヨコ糸とを実質的に
直線状で互いに交差させ、これらにからみ糸をか
らませた組織からなり、かつ前記タテ糸が、 (1) 1段目に1本に引き揃えられたマルチフイラ
メント糸に下撚りをかけ、2段目に該下撚り糸
2本以上を引き揃えて下撚り糸の逆方向に中撚
りをかけ、さらに3段目に該中撚り糸2本以上
を引き揃えて中撚り糸の逆方向に上撚りをかけ
た3段撚り構造からなる芳香族ポリアミド繊維
の諸撚り糸であり、 (2) 中撚り糸の中心軸と下撚り糸の中心軸とのな
す中撚り角度αが10゜〜30゜、上撚り糸の中心軸
と中撚り糸の中心軸とのなす上撚り角度βが
10゜〜20゜であり、 (3) 上撚り糸の撚り合わせ数が2本又は3本であ
ること、 を特徴とするものである。 以下、図面に示す実施例により本発明を具体的
に説明する。 第2図A,Bは、下撚りが施された半径rの下
撚り糸4を複数本(図では4本)引き揃え、これ
らに中撚りを与えて得られた中撚り糸5における
中撚り角度αを説明する図である。この下撚り糸
の半径r(mm)と中撚り角度αは、下撚り糸4の
断面を円と仮定すると、次式(1)、(2)によつて求め
ることができる。 2r=K√ ……(1) tanα=2πr′/h ……(2) ただし、 r′;中撚り糸の中心軸と下撚り糸の中心軸との距
離(半径)(mm) K;定数(0.011とした) ρ;繊維の比重 h;中撚りピツチ(mm) D;下撚り糸の総デニール また、第3図A,Bは、上記のように得られた
半径R(=r+r′)の中撚り糸5を複数本(図で
は3本)引き揃え、これらに上撚りを与えて得ら
れた上撚り糸6における上撚り角度βを説明する
図である。この中撚り糸の半径R(mm)と上撚り
角度βは、中撚り糸5の断面を円と仮定すると、
次式(3)、(4)によつて求めることができる。 2R=K√′ ……(3) tanβ=2πR′/h ……(4) ただし、 R′;上撚り糸の中心軸と中撚り糸の中心軸との
距離(半径)(mm) K;定数(0.011とした) ρ;繊維の比重 h;上撚りピツチ(mm) D′;中撚り糸の総デニール 第4図は撚り段数と上撚り合わせ数を示す図で
あり、aは下撚り糸、bは中撚り糸、cは上撚り
糸を示している。したがつて第4図Aは撚り段
数、上撚り合わせた数共に1であり、Bは撚り段
数、上撚り合わせ数共2であり、Cは撚り段数
3、上撚り合わせ数4の例である。 本発明における芯体はタテ糸に芳香族ポリアミ
ド繊維を使用する必要がある。 通常、撚糸の切断強力は、これに使用する材質
の強力で決まる。即ち、材質の強力が高ければ高
強力の撚糸が得られる。 ところが、繊維材質の応力〜ひずみ曲線の形か
ら適切な構成にしなければその繊維が元来保有す
る強力を十分に生かせないものがある。その代表
的なものが芳香族ポリアミド繊維(たとえば“ケ
ブラー”〔商標〕)である。 第5図にナイロン(N)、ポリエステル(PE)、芳
香族ポリアミド(K)からなる繊維のそれぞれの応力
〜ひずみ曲線を示した。グラフにみるように、芳
香族ポリアミド繊維は高強力ではあるが、切断伸
度がポリエステルやナイロンからなる繊維に比べ
小さいことがわかる。 さらに注意してみると、切断点付近のモジユラ
スが、ポリエステルやナイロンからなる繊維は小
さくなつている(横に寝たカーブ)のに対し、芳
香族ポリアミド繊維は大きく、初期から切断まで
ほぼ直線状の応力〜ひずみ曲線となつている。 切断点付近のモジユラスをターミナルモジユラ
スというが、一般にターミナルモジユラスが小さ
い繊維ほど強力利用率が高く、芳香族ポリアミド
繊維は全くこの反対なので撚糸の構成を十分検討
する必要がある。 芳香族ポリアミド繊維は低伸度故にターミナル
モジユラスが大であるといえる。ポリエステルや
ナイロンからわる繊維はターミナルモジユラスが
低いので撚糸の構成で強力利用率が大幅に変化す
ることはない。 一方、本発明の芯体に使用する特殊織物は、タ
テ糸とヨコ糸が直線状に交差しており、タテ糸と
ヨコ糸をからみ糸が結合させているため、通常の
平織や綾織のようにタテ糸がクリンプしておら
ず、タテ糸とヨコ糸の摩擦等による強力のロスは
小さく、しかもヨコ糸の材質によつて強力利用率
が変化することは殆んどない。 したがつて、本発明におけるヨコ糸は他の有機
合成繊維を使うことができる。 本発明のコンベヤベルトの芯体とする特殊織物
が下記4項をすべて満足するときのみ、高強度の
効果を発現するものである。 (1) 中撚り角度(α)が10゜〜30゜である。 (2) 上撚り角度(β)が10゜〜20゜である。 (3) 撚り糸は3段からなつている。 (4) 上撚りの撚り合わせ数が2又は3である。 芯体織物を構成する撚り糸(コード)が、上記
のように3段の撚り構造である上に、それぞれ中
撚り角度αを10゜〜30゜、上撚り角度βを10゜〜20゜
の範囲にすることにより、その撚り糸(コード)
を構成する個々の構成フイラメントの方向がコー
ド軸方向にほぼ平行に近い状態に配列するように
なる。したがつて、この配列により芳香族ポリア
ミド繊維(フイラメント)の強力利用率を、撚り
効果による柔軟性を付与しながら極限に近い状態
にまで上げることができる。しかも、上撚り糸の
撚り合わせ数を2本又は3本に限定したことによ
り、これら複数本が同時に応力を受けたときの上
撚り糸の糸断面を変形しにくくし、形状安定性を
向上するため、上述のように極限に近い状態まで
上げた強力利用率を安定に保持し、コンベヤベル
トに使用されたときの大きな伸長や繰り返し屈曲
に十分耐えられるようになる。 また、強力利用率が大きいため、少ない繊維量
で耐久性の高いコンベヤベルト用芯体にすること
ができる。 上述のような作用効果は、上撚り糸の撚り合わ
せ数を4本以上にしたのでは、応力に対する上撚
り糸の糸断面の形状安定性が次第に低下していく
ため低減するようになる。また、中撚り角度αを
30゜超にしたり、上撚り角度βを20゜超にしたりす
ると、個々のフイラメントのコード軸方向に対す
る角度が次第に大きくなり、かつ撚りによる摩擦
が大きくなるため、撚りコードの強度は次第に低
下する。また、中撚り角度α及び上撚り角度βが
10゜未満になつた場合は、下撚り糸や中撚り糸の
結束性が不十分になるため屈曲に対する耐久性が
低下する。 したがつて、上述した4つの要件(1)〜(4)は互い
に相乗することにより初めて芳香族ポリアミド繊
維の強力利用率を極限に近い状態に向上させ、耐
久性を上げるという所期の効果が得られるのであ
つて、それぞれの要件を部分的に満足しても本発
明の目的は達成されない。このような効果は、特
に撚り糸の総デニールが10000d以上の太い撚り
糸の場合において一層顕著にすることができる。 〔実施例〕 強度が23g/d、デニールが1500d(1000フイ
ラメント)の芳香族ポリアミド繊維(マルチフイ
ラメント)を、その撚り合わせ数、撚り段数、撚
り角度を、それぞれ第1表(本発明)及び第2表
(比較例)のように種々変えることにより、撚り
効果による柔軟性が付与された撚りコードをつく
り、これをタテ糸に使用して特殊織物をつくつ
た。それぞれについてタテ糸方向の強度を測定し
たところ、第1表及び第2表の結果が得られた。
ベルトに関し、特に芯体織物の強力がすぐれ、耐
久性に富んだコンベヤベルトに関する。 〔従来の技術〕 従来からコンベヤベルトには補強材として芯体
織物が使用されるが強力利用率を良くする場合、
芯体織物の組織は織縮みのない特殊織物が使用さ
れる。 第1図A〜Cは特殊織を説明する図であり、タ
テ糸1(ベルトの長手方向に使われる)とヨコ糸
2は単に直交して置かれているだけで、通常の織
物のようにタテ糸とヨコ糸とが絡みあつておらず
織込まれていない。 そして、このタテ糸1とヨコ糸2とは別にから
み糸3が第1図Cで理解できるようにヨコ糸をか
らめることにより、布状の組織を構成している。
したがつて、タテ糸1およびヨコ糸2は実質的に
直線状であり、いわゆる波を打つていない状態に
あり、このような織り方を本発明では特殊織りと
称する。 特殊織りのタテ糸に使用される素材は通常のビ
ニロン、ポリエステル、ポリアミド等からなる繊
維が一般的であるが、最近になつて芳香族ポリア
ミド繊維も使われるようになつた。 しかし従来の特殊織りの構成はタテ糸が片撚り
または上、下撚りを用いた諸撚り糸で、タテ糸の
撚り合わせ構成も不定(たとえば1500d×2×
6、1500d×3×4)で、撚り角度も不適当であ
つた。そのため強力利用率が低く、高強力(1000
〜2500Kg/cm)の芯体ができないばかりか、芳香
族ポリアミド繊維からなる糸を大量に用いる必要
があり、コスト的に不利であつた。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、上述のような芳香族ポリアミ
ド繊維の撚りコードを使用する場合の欠点を解消
し、撚り効果による柔軟性を与えるようにしなが
ら、その強力利用率を極限に近い状態まで向上さ
せ、少ない繊維量で耐久性の高い芯体が得られる
ようにしたコンベヤベルトを提供することにあ
る。 〔発明の構成〕 上記目的を達成する本発明は、1層以上の芯体
織物を有するコンベヤベルトにおいて、 前記芯体織物が、タテ糸とヨコ糸とを実質的に
直線状で互いに交差させ、これらにからみ糸をか
らませた組織からなり、かつ前記タテ糸が、 (1) 1段目に1本に引き揃えられたマルチフイラ
メント糸に下撚りをかけ、2段目に該下撚り糸
2本以上を引き揃えて下撚り糸の逆方向に中撚
りをかけ、さらに3段目に該中撚り糸2本以上
を引き揃えて中撚り糸の逆方向に上撚りをかけ
た3段撚り構造からなる芳香族ポリアミド繊維
の諸撚り糸であり、 (2) 中撚り糸の中心軸と下撚り糸の中心軸とのな
す中撚り角度αが10゜〜30゜、上撚り糸の中心軸
と中撚り糸の中心軸とのなす上撚り角度βが
10゜〜20゜であり、 (3) 上撚り糸の撚り合わせ数が2本又は3本であ
ること、 を特徴とするものである。 以下、図面に示す実施例により本発明を具体的
に説明する。 第2図A,Bは、下撚りが施された半径rの下
撚り糸4を複数本(図では4本)引き揃え、これ
らに中撚りを与えて得られた中撚り糸5における
中撚り角度αを説明する図である。この下撚り糸
の半径r(mm)と中撚り角度αは、下撚り糸4の
断面を円と仮定すると、次式(1)、(2)によつて求め
ることができる。 2r=K√ ……(1) tanα=2πr′/h ……(2) ただし、 r′;中撚り糸の中心軸と下撚り糸の中心軸との距
離(半径)(mm) K;定数(0.011とした) ρ;繊維の比重 h;中撚りピツチ(mm) D;下撚り糸の総デニール また、第3図A,Bは、上記のように得られた
半径R(=r+r′)の中撚り糸5を複数本(図で
は3本)引き揃え、これらに上撚りを与えて得ら
れた上撚り糸6における上撚り角度βを説明する
図である。この中撚り糸の半径R(mm)と上撚り
角度βは、中撚り糸5の断面を円と仮定すると、
次式(3)、(4)によつて求めることができる。 2R=K√′ ……(3) tanβ=2πR′/h ……(4) ただし、 R′;上撚り糸の中心軸と中撚り糸の中心軸との
距離(半径)(mm) K;定数(0.011とした) ρ;繊維の比重 h;上撚りピツチ(mm) D′;中撚り糸の総デニール 第4図は撚り段数と上撚り合わせ数を示す図で
あり、aは下撚り糸、bは中撚り糸、cは上撚り
糸を示している。したがつて第4図Aは撚り段
数、上撚り合わせた数共に1であり、Bは撚り段
数、上撚り合わせ数共2であり、Cは撚り段数
3、上撚り合わせ数4の例である。 本発明における芯体はタテ糸に芳香族ポリアミ
ド繊維を使用する必要がある。 通常、撚糸の切断強力は、これに使用する材質
の強力で決まる。即ち、材質の強力が高ければ高
強力の撚糸が得られる。 ところが、繊維材質の応力〜ひずみ曲線の形か
ら適切な構成にしなければその繊維が元来保有す
る強力を十分に生かせないものがある。その代表
的なものが芳香族ポリアミド繊維(たとえば“ケ
ブラー”〔商標〕)である。 第5図にナイロン(N)、ポリエステル(PE)、芳
香族ポリアミド(K)からなる繊維のそれぞれの応力
〜ひずみ曲線を示した。グラフにみるように、芳
香族ポリアミド繊維は高強力ではあるが、切断伸
度がポリエステルやナイロンからなる繊維に比べ
小さいことがわかる。 さらに注意してみると、切断点付近のモジユラ
スが、ポリエステルやナイロンからなる繊維は小
さくなつている(横に寝たカーブ)のに対し、芳
香族ポリアミド繊維は大きく、初期から切断まで
ほぼ直線状の応力〜ひずみ曲線となつている。 切断点付近のモジユラスをターミナルモジユラ
スというが、一般にターミナルモジユラスが小さ
い繊維ほど強力利用率が高く、芳香族ポリアミド
繊維は全くこの反対なので撚糸の構成を十分検討
する必要がある。 芳香族ポリアミド繊維は低伸度故にターミナル
モジユラスが大であるといえる。ポリエステルや
ナイロンからわる繊維はターミナルモジユラスが
低いので撚糸の構成で強力利用率が大幅に変化す
ることはない。 一方、本発明の芯体に使用する特殊織物は、タ
テ糸とヨコ糸が直線状に交差しており、タテ糸と
ヨコ糸をからみ糸が結合させているため、通常の
平織や綾織のようにタテ糸がクリンプしておら
ず、タテ糸とヨコ糸の摩擦等による強力のロスは
小さく、しかもヨコ糸の材質によつて強力利用率
が変化することは殆んどない。 したがつて、本発明におけるヨコ糸は他の有機
合成繊維を使うことができる。 本発明のコンベヤベルトの芯体とする特殊織物
が下記4項をすべて満足するときのみ、高強度の
効果を発現するものである。 (1) 中撚り角度(α)が10゜〜30゜である。 (2) 上撚り角度(β)が10゜〜20゜である。 (3) 撚り糸は3段からなつている。 (4) 上撚りの撚り合わせ数が2又は3である。 芯体織物を構成する撚り糸(コード)が、上記
のように3段の撚り構造である上に、それぞれ中
撚り角度αを10゜〜30゜、上撚り角度βを10゜〜20゜
の範囲にすることにより、その撚り糸(コード)
を構成する個々の構成フイラメントの方向がコー
ド軸方向にほぼ平行に近い状態に配列するように
なる。したがつて、この配列により芳香族ポリア
ミド繊維(フイラメント)の強力利用率を、撚り
効果による柔軟性を付与しながら極限に近い状態
にまで上げることができる。しかも、上撚り糸の
撚り合わせ数を2本又は3本に限定したことによ
り、これら複数本が同時に応力を受けたときの上
撚り糸の糸断面を変形しにくくし、形状安定性を
向上するため、上述のように極限に近い状態まで
上げた強力利用率を安定に保持し、コンベヤベル
トに使用されたときの大きな伸長や繰り返し屈曲
に十分耐えられるようになる。 また、強力利用率が大きいため、少ない繊維量
で耐久性の高いコンベヤベルト用芯体にすること
ができる。 上述のような作用効果は、上撚り糸の撚り合わ
せ数を4本以上にしたのでは、応力に対する上撚
り糸の糸断面の形状安定性が次第に低下していく
ため低減するようになる。また、中撚り角度αを
30゜超にしたり、上撚り角度βを20゜超にしたりす
ると、個々のフイラメントのコード軸方向に対す
る角度が次第に大きくなり、かつ撚りによる摩擦
が大きくなるため、撚りコードの強度は次第に低
下する。また、中撚り角度α及び上撚り角度βが
10゜未満になつた場合は、下撚り糸や中撚り糸の
結束性が不十分になるため屈曲に対する耐久性が
低下する。 したがつて、上述した4つの要件(1)〜(4)は互い
に相乗することにより初めて芳香族ポリアミド繊
維の強力利用率を極限に近い状態に向上させ、耐
久性を上げるという所期の効果が得られるのであ
つて、それぞれの要件を部分的に満足しても本発
明の目的は達成されない。このような効果は、特
に撚り糸の総デニールが10000d以上の太い撚り
糸の場合において一層顕著にすることができる。 〔実施例〕 強度が23g/d、デニールが1500d(1000フイ
ラメント)の芳香族ポリアミド繊維(マルチフイ
ラメント)を、その撚り合わせ数、撚り段数、撚
り角度を、それぞれ第1表(本発明)及び第2表
(比較例)のように種々変えることにより、撚り
効果による柔軟性が付与された撚りコードをつく
り、これをタテ糸に使用して特殊織物をつくつ
た。それぞれについてタテ糸方向の強度を測定し
たところ、第1表及び第2表の結果が得られた。
【表】
本発明は上述のように構成したから、次のよう
な効果を奏する。すなわち、 (1) 強力利用率が高く、高強力の芯体が得られる
ため、耐久性のあるコンベヤベルトが得られ
る。 (2) 目的とする強力設計ができる。 (3) 芯体が低コストになり、経済的に有利であ
る。
な効果を奏する。すなわち、 (1) 強力利用率が高く、高強力の芯体が得られる
ため、耐久性のあるコンベヤベルトが得られ
る。 (2) 目的とする強力設計ができる。 (3) 芯体が低コストになり、経済的に有利であ
る。
第1図は特殊織の組織図であり、第1図Aは平
面図、第1図Bは正面図、第1図Cは側面図であ
り、第2図Aは中撚り角度を示す説明図、第2図
Bは第2図Aの平面説明図、第3図Aは上撚り角
度を示す説明図、第3図Bは第3図Aの平面説明
図、第4図A,B,Cは撚り段数と上撚り合わせ
数を示す説明図、第5図は応力〜ひずみ曲線を示
すグラフである。 1……タテ糸、2……ヨコ糸、3……からみ
糸、4……下撚り糸、5……中撚り糸、6……上
撚り糸。
面図、第1図Bは正面図、第1図Cは側面図であ
り、第2図Aは中撚り角度を示す説明図、第2図
Bは第2図Aの平面説明図、第3図Aは上撚り角
度を示す説明図、第3図Bは第3図Aの平面説明
図、第4図A,B,Cは撚り段数と上撚り合わせ
数を示す説明図、第5図は応力〜ひずみ曲線を示
すグラフである。 1……タテ糸、2……ヨコ糸、3……からみ
糸、4……下撚り糸、5……中撚り糸、6……上
撚り糸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 1層以上の芯体織物を有するコンベヤベルト
において、 前記芯体織物が、タテ糸とヨコ糸とを実質的に
直線状で互いに交差させ、これらにからみ糸をか
らませた組織からなり、かつ前記タテ糸が、 (1) 1段目に1本に引き揃えられたマルチフイラ
メント糸に下撚りをかけ、2段目に該下撚り糸
2本以上を引き揃えて下撚り糸の逆方向に中撚
りをかけ、さらに3段目に該中撚り糸2本以上
を引き揃えて中撚り糸の逆方向に上撚りをかけ
た3段撚り構造からなる芳香族ポリアミド繊維
の諸撚り糸であり、 (2) 中撚り糸の中心軸と下撚り糸の中心軸とのな
す中撚り角度αが10゜〜30゜、上撚り糸の中心軸
と中撚り糸の中心軸とのなす上撚り角度βが
10゜〜20゜であり、 (3) 上撚り糸の撚り合わせ数が2本又は3本であ
ること を特徴とするコンベヤベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59254247A JPS61136808A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | コンベヤベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59254247A JPS61136808A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | コンベヤベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61136808A JPS61136808A (ja) | 1986-06-24 |
| JPH0543608B2 true JPH0543608B2 (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=17262324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59254247A Granted JPS61136808A (ja) | 1984-12-03 | 1984-12-03 | コンベヤベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61136808A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH042894Y2 (ja) * | 1987-03-27 | 1992-01-30 | ||
| US12123475B2 (en) * | 2020-01-16 | 2024-10-22 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Core wire for drive belt, drive belt, and method for manufacturing core wire and drive belt |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6031930B2 (ja) * | 1978-07-28 | 1985-07-25 | 東海ゴム工業株式会社 | ラフトップコンベヤベルト表面成形用布 |
| JPS59167402A (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-20 | Toyobo Co Ltd | ベルト |
-
1984
- 1984-12-03 JP JP59254247A patent/JPS61136808A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61136808A (ja) | 1986-06-24 |
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