JPH0544604A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH0544604A JPH0544604A JP20196191A JP20196191A JPH0544604A JP H0544604 A JPH0544604 A JP H0544604A JP 20196191 A JP20196191 A JP 20196191A JP 20196191 A JP20196191 A JP 20196191A JP H0544604 A JPH0544604 A JP H0544604A
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料噴射弁の噴孔部に水滴が氷結して、噴孔
を覆い燃料噴射が不可となることを防止すること。 【構成】 電力Wが供給された場合の先端部材の到達予
定温度T0 を求め(S2)、冷却水温度Twに基づいて
吸気マニホールドの温度TINを求め(S3)、前記T0
がTINより低い場合には先端部材6に霜状に氷結する惧
れがあるとして、電気ヒータ21への供給電力Wを増大し
(S5)、前記T0 がTINより所定量高い場合には先端
部材6は氷結する惧れが無いとして、電気ヒータ21への
供給電力Wを減少する(S6)。
を覆い燃料噴射が不可となることを防止すること。 【構成】 電力Wが供給された場合の先端部材の到達予
定温度T0 を求め(S2)、冷却水温度Twに基づいて
吸気マニホールドの温度TINを求め(S3)、前記T0
がTINより低い場合には先端部材6に霜状に氷結する惧
れがあるとして、電気ヒータ21への供給電力Wを増大し
(S5)、前記T0 がTINより所定量高い場合には先端
部材6は氷結する惧れが無いとして、電気ヒータ21への
供給電力Wを減少する(S6)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の電子制御燃料
噴射装置において使用され、機関の吸気系に燃料を噴射
する電磁式の燃料噴射弁に関する。
噴射装置において使用され、機関の吸気系に燃料を噴射
する電磁式の燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射弁として、円柱状の弁体
を有し、所定の方向に噴射するものがある(特開平1−
249960号公報等参照)。即ち、図5に示すよう
に、この燃料噴射弁1は、外周部にフィルタ2により覆
われた燃料ポート3を有するほぼ円筒状のハウジング4
と、この先端に嵌合される金属製の先端部材6と、先端
部材6の弁座部6s側に隣接した流路を有する円板状の
弁体7と、外周部をシム8と共に固定され内周部で弁体
7を先端部材6の弁座部6sに着座させるべく閉弁方向
に付勢するリーフスプリング9と、弁体7に相対して配
置されたコイル11と磁路形成用のマグネティックディス
ク13とよりなる電磁石と、よりなる。
を有し、所定の方向に噴射するものがある(特開平1−
249960号公報等参照)。即ち、図5に示すよう
に、この燃料噴射弁1は、外周部にフィルタ2により覆
われた燃料ポート3を有するほぼ円筒状のハウジング4
と、この先端に嵌合される金属製の先端部材6と、先端
部材6の弁座部6s側に隣接した流路を有する円板状の
弁体7と、外周部をシム8と共に固定され内周部で弁体
7を先端部材6の弁座部6sに着座させるべく閉弁方向
に付勢するリーフスプリング9と、弁体7に相対して配
置されたコイル11と磁路形成用のマグネティックディス
ク13とよりなる電磁石と、よりなる。
【0003】また、先端部材6は中心部に凹部6aを有
し、その断面にあっては該凹部6aに向かって斜めに傾
斜している底面6dと、円筒状の内周壁6gとから構成
されており、該凹部6aの略中心には単一の噴孔5が設
けられている。尚、弁体7は高透磁率のパーマロイによ
り形成されており、ハウジング4,マグネティックディ
スク13,弁体7,鉄心10で磁路を形成し、該弁体7は、
前記電磁石によりリフトされ開弁方向に駆動される。ま
た、マグネティックディスク13は弁体7のリフト量を規
制するストッパとしての機能をも兼ねている。
し、その断面にあっては該凹部6aに向かって斜めに傾
斜している底面6dと、円筒状の内周壁6gとから構成
されており、該凹部6aの略中心には単一の噴孔5が設
けられている。尚、弁体7は高透磁率のパーマロイによ
り形成されており、ハウジング4,マグネティックディ
スク13,弁体7,鉄心10で磁路を形成し、該弁体7は、
前記電磁石によりリフトされ開弁方向に駆動される。ま
た、マグネティックディスク13は弁体7のリフト量を規
制するストッパとしての機能をも兼ねている。
【0004】かかる燃料噴射弁1は、図示しない吸気マ
ニホールド等に取付けられ、また図示しないプレッシャ
レギュレータにより圧力を一定にされた燃料がフィルタ
2を介して、燃料ポート3よりハウジング4内に流入す
る。そして、常時は、リーフスプリング9により、弁体
7は先端部材6に着座して閉弁状態であるが、コイル11
に電流が流されると、鉄心10が磁化され、弁体7を引き
つけて、マグネティックディスク13の内周側先端面によ
り規制されるまでリフトし、ハウジング4内の燃料を噴
孔5より噴射する。そして、先端部材6の下流側に突出
した内周壁6g内に設けられる分流部材(図示せず)を
介して分流し、該燃料を該先端部材6の内周壁6gに沿
って噴射させるようにして、図示しない内燃機関の吸気
系に例えば2方向に分けて噴射供給する。
ニホールド等に取付けられ、また図示しないプレッシャ
レギュレータにより圧力を一定にされた燃料がフィルタ
2を介して、燃料ポート3よりハウジング4内に流入す
る。そして、常時は、リーフスプリング9により、弁体
7は先端部材6に着座して閉弁状態であるが、コイル11
に電流が流されると、鉄心10が磁化され、弁体7を引き
つけて、マグネティックディスク13の内周側先端面によ
り規制されるまでリフトし、ハウジング4内の燃料を噴
孔5より噴射する。そして、先端部材6の下流側に突出
した内周壁6g内に設けられる分流部材(図示せず)を
介して分流し、該燃料を該先端部材6の内周壁6gに沿
って噴射させるようにして、図示しない内燃機関の吸気
系に例えば2方向に分けて噴射供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の内燃
機関では主としてHCの低減を図るためにブローバイガ
スが吸気マニホールドに導入されている。ここで、例え
ば0℃以下の低温状態で内燃機関が運転されている場
合、燃料噴射弁1が前述のように吸気マニホールド等に
取付けられているので、該燃料噴射弁1の先端部材6の
温度T6 は図6に示すように変化する。
機関では主としてHCの低減を図るためにブローバイガ
スが吸気マニホールドに導入されている。ここで、例え
ば0℃以下の低温状態で内燃機関が運転されている場
合、燃料噴射弁1が前述のように吸気マニホールド等に
取付けられているので、該燃料噴射弁1の先端部材6の
温度T6 は図6に示すように変化する。
【0006】即ち、噴孔5から燃料が噴射される際の気
化潜熱により燃料噴射弁1先端の金属製の先端部材6も
冷却され(図6J部)、前記ブローバイガス中に含まれ
る水分が冷却されて、該水分は燃料噴射弁1の前記先端
部材6の凹部6a,底面6d及び内周壁6gに霜状に氷
結する。そして、その後内燃機関が停止され(図6K
部)燃料の噴射も行われなくなると、燃焼室等の雰囲気
温度上昇により吸気マニホールド雰囲気温度も上昇し、
もって燃料噴射弁1,従って前記先端部材6の温度も一
端上昇する(図6L部)。このとき、前記凹部6a,底
面6d及び内周壁6g等に霜状に氷結していた水分は、
該温度上昇により水滴となり付着する。
化潜熱により燃料噴射弁1先端の金属製の先端部材6も
冷却され(図6J部)、前記ブローバイガス中に含まれ
る水分が冷却されて、該水分は燃料噴射弁1の前記先端
部材6の凹部6a,底面6d及び内周壁6gに霜状に氷
結する。そして、その後内燃機関が停止され(図6K
部)燃料の噴射も行われなくなると、燃焼室等の雰囲気
温度上昇により吸気マニホールド雰囲気温度も上昇し、
もって燃料噴射弁1,従って前記先端部材6の温度も一
端上昇する(図6L部)。このとき、前記凹部6a,底
面6d及び内周壁6g等に霜状に氷結していた水分は、
該温度上昇により水滴となり付着する。
【0007】しかしながら、燃料噴射弁1は斜めに吸気
マニホールド等に取付けられているので、前記凹部6
a,底面6d及び内周壁6g等に霜状に氷結していた水
分が温度上昇により水滴となる際に、該底面6dを流
れ、凹部6aに滞留する惧れがある。そして、この状態
のまま、例えば0℃以下の低温状態で保持されると、再
び燃料噴射弁1,従って前記先端部材6の温度も0℃以
下まで低下し、前記付着していた水滴が再び氷結するこ
ととなり(図6M部)、また該凹部6aからは滞留した
水分が流出し難いので凹部6aに滞留された水分も該凹
部6aにて氷結する。
マニホールド等に取付けられているので、前記凹部6
a,底面6d及び内周壁6g等に霜状に氷結していた水
分が温度上昇により水滴となる際に、該底面6dを流
れ、凹部6aに滞留する惧れがある。そして、この状態
のまま、例えば0℃以下の低温状態で保持されると、再
び燃料噴射弁1,従って前記先端部材6の温度も0℃以
下まで低下し、前記付着していた水滴が再び氷結するこ
ととなり(図6M部)、また該凹部6aからは滞留した
水分が流出し難いので凹部6aに滞留された水分も該凹
部6aにて氷結する。
【0008】従って、噴孔5が氷により覆われ、噴孔5
から燃料を噴射することが不可能となり、内燃機関の再
始動不能等の不具合が生じる惧れがある。本発明は上記
実情に鑑みてなされたものであり、燃料噴射弁の噴孔部
に水滴が氷結することを防止し、内燃機関が安定した始
動性を有するような燃料噴射弁を提供することを目的と
する。
から燃料を噴射することが不可能となり、内燃機関の再
始動不能等の不具合が生じる惧れがある。本発明は上記
実情に鑑みてなされたものであり、燃料噴射弁の噴孔部
に水滴が氷結することを防止し、内燃機関が安定した始
動性を有するような燃料噴射弁を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、図
1に示すように、中心部に噴孔を有する底面と円筒状の
内周壁とから構成される金属製の先端部材を弁体下流側
の燃料通路に備え、前記噴孔から流出させた燃料を該先
端部材の内周壁に沿って噴射させるようにすると共に、
吸気通路に設けられた燃料噴射弁において、前記先端部
材にヒータを配設し、前記噴孔近傍の燃料噴射弁の温度
を検出する燃料噴射弁温度検出手段と、吸気通路の温度
を検出する吸気通路温度検出手段と、前記燃料噴射弁の
温度が前記吸気通路の温度より高くなるように前記ヒー
タを制御するヒータ制御手段と、を備えるようにした。
1に示すように、中心部に噴孔を有する底面と円筒状の
内周壁とから構成される金属製の先端部材を弁体下流側
の燃料通路に備え、前記噴孔から流出させた燃料を該先
端部材の内周壁に沿って噴射させるようにすると共に、
吸気通路に設けられた燃料噴射弁において、前記先端部
材にヒータを配設し、前記噴孔近傍の燃料噴射弁の温度
を検出する燃料噴射弁温度検出手段と、吸気通路の温度
を検出する吸気通路温度検出手段と、前記燃料噴射弁の
温度が前記吸気通路の温度より高くなるように前記ヒー
タを制御するヒータ制御手段と、を備えるようにした。
【0010】また、前記燃料噴射弁温度検出手段が、前
記噴孔近傍の燃料噴射弁の温度を吸入空気流量と吸気温
度に基づいて推定する温度推定手段であってもよい。
記噴孔近傍の燃料噴射弁の温度を吸入空気流量と吸気温
度に基づいて推定する温度推定手段であってもよい。
【0011】
【作用】かかる構成においては、ヒータ制御手段により
前記燃料噴射弁の温度が前記吸気通路の温度より高くな
るように先端部材に配設されたヒータが制御されるの
で、低温状態で内燃機関が運転され、噴孔から噴射され
る燃料中に水分が含まれる場合も、該水分が霜状となっ
て先端部材の底面,内周壁等に及び底面に氷結すること
はなく、もって、底面及び内周壁において融解した水滴
が再氷結して噴孔が氷により覆われることを防止でき
る。
前記燃料噴射弁の温度が前記吸気通路の温度より高くな
るように先端部材に配設されたヒータが制御されるの
で、低温状態で内燃機関が運転され、噴孔から噴射され
る燃料中に水分が含まれる場合も、該水分が霜状となっ
て先端部材の底面,内周壁等に及び底面に氷結すること
はなく、もって、底面及び内周壁において融解した水滴
が再氷結して噴孔が氷により覆われることを防止でき
る。
【0012】また、温度推定手段により前記噴孔近傍の
燃料噴射弁の温度を吸入空気流量と吸気温度に基づいて
推定し、燃料噴射弁の該推定温度が前記吸気通路の温度
より高くなるようにヒータを制御しても、低温状態で内
燃機関が運転されたときに、底面及び内周壁において融
解した水滴が再氷結して噴孔が氷により覆われることを
防止できる。
燃料噴射弁の温度を吸入空気流量と吸気温度に基づいて
推定し、燃料噴射弁の該推定温度が前記吸気通路の温度
より高くなるようにヒータを制御しても、低温状態で内
燃機関が運転されたときに、底面及び内周壁において融
解した水滴が再氷結して噴孔が氷により覆われることを
防止できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。尚、本実施例における燃料噴射弁1の構造は、従来
例として示した図5と同様であり、同一要素には同一符
号を付して説明を省略する。尚図2に示すように、本実
施例に係る燃料噴射弁1の先端部材6には、底面6dの
内側に電気ヒータ21が内装されており、該電気ヒータ21
はコントロールユニット22により供給される電力Wが制
御される。
る。尚、本実施例における燃料噴射弁1の構造は、従来
例として示した図5と同様であり、同一要素には同一符
号を付して説明を省略する。尚図2に示すように、本実
施例に係る燃料噴射弁1の先端部材6には、底面6dの
内側に電気ヒータ21が内装されており、該電気ヒータ21
はコントロールユニット22により供給される電力Wが制
御される。
【0014】次に同上実施例に係る電気ヒータ21を内装
した燃料噴射弁1が設けられたシステム構成を図3を参
照しつつ説明する。内燃機関31にはエアクリーナ32,吸
気ダクト33,スロトルチャンバ34及び吸気マニホールド
35を介して空気が吸入される。スロットルチャンバ34に
は図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁36
が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。
した燃料噴射弁1が設けられたシステム構成を図3を参
照しつつ説明する。内燃機関31にはエアクリーナ32,吸
気ダクト33,スロトルチャンバ34及び吸気マニホールド
35を介して空気が吸入される。スロットルチャンバ34に
は図示しないアクセルペダルと連動するスロットル弁36
が設けられていて、吸入空気流量Qを制御する。
【0015】吸気マニホールド35または内燃機関31の吸
気ポートには各気筒毎に前記燃料噴射弁1が設けられて
いる。該燃料噴射弁1はマイクロコンピュータを内蔵し
た前記コントロールユニット22からの噴射パルス信号に
よって開弁駆動し、図示しない燃料ポンプから圧送さ
れ、所定圧力に制御された燃料を噴射供給する。また、
コントロールユニット22は、各種のセンサからの入力信
号を受け、内蔵のマイクロコンピュータにより後述する
図4のフローチャートに従って演算処理し、電力Wを制
御するものである。
気ポートには各気筒毎に前記燃料噴射弁1が設けられて
いる。該燃料噴射弁1はマイクロコンピュータを内蔵し
た前記コントロールユニット22からの噴射パルス信号に
よって開弁駆動し、図示しない燃料ポンプから圧送さ
れ、所定圧力に制御された燃料を噴射供給する。また、
コントロールユニット22は、各種のセンサからの入力信
号を受け、内蔵のマイクロコンピュータにより後述する
図4のフローチャートに従って演算処理し、電力Wを制
御するものである。
【0016】前記各センサとしては、吸気ダクト33にホ
ットフィルムよりなる熱線式のエアフローメータ51が設
けられていて、吸入空気流量Qに応じた電圧信号を出力
する。また、吸気ダクト33に吸入空気温度を検出する吸
気通路温度検出手段としての吸気温度センサ52が設けら
れていて、吸入空気温度Taiに応じた電圧信号を出力す
る。
ットフィルムよりなる熱線式のエアフローメータ51が設
けられていて、吸入空気流量Qに応じた電圧信号を出力
する。また、吸気ダクト33に吸入空気温度を検出する吸
気通路温度検出手段としての吸気温度センサ52が設けら
れていて、吸入空気温度Taiに応じた電圧信号を出力す
る。
【0017】また、内燃機関31の冷却ジャケット内の冷
却水温度Twを検出する水温センサ53が設けられる。次
に、コントロールユニット22における演算処理を図4に
示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ1
(図ではS1と記す。以下同様)では、エアフローメー
タ51からの吸入空気流量Q信号、吸気温度センサ52から
の吸入空気温度Tai信号、水温センサ53からの冷却水温
度Tw信号及び現在該コントロールユニット22が出力し
ている電気ヒータ21への供給電力Wが各々入力される。
却水温度Twを検出する水温センサ53が設けられる。次
に、コントロールユニット22における演算処理を図4に
示すフローチャートに基づいて説明する。ステップ1
(図ではS1と記す。以下同様)では、エアフローメー
タ51からの吸入空気流量Q信号、吸気温度センサ52から
の吸入空気温度Tai信号、水温センサ53からの冷却水温
度Tw信号及び現在該コントロールユニット22が出力し
ている電気ヒータ21への供給電力Wが各々入力される。
【0018】ステップ2では、電力Wが供給された場合
の先端部材6の底面6d及び内周壁6gの到達予想温度
T0 が求められる。尚、該到達予想温度T0 は吸入空気
流量Q及び吸入空気温度Taiをパラメータとして変化す
るものであり、予め実験等により求められるものであ
る。即ち、吸入空気流量Qが低くまた吸入空気温度Tai
が高いほど所定の電力Wが供給されても、先端部材6の
温度は上昇し易いため到達予想温度T0 は高くなり、先
端部材6はより高温となり、一方吸入空気流量Qが高
く、また吸入空気温度Taiが低いほど所定の電力Wが供
給されても、到達予想温度T0 は低くなり、先端部材6
はより低温となるものである。
の先端部材6の底面6d及び内周壁6gの到達予想温度
T0 が求められる。尚、該到達予想温度T0 は吸入空気
流量Q及び吸入空気温度Taiをパラメータとして変化す
るものであり、予め実験等により求められるものであ
る。即ち、吸入空気流量Qが低くまた吸入空気温度Tai
が高いほど所定の電力Wが供給されても、先端部材6の
温度は上昇し易いため到達予想温度T0 は高くなり、先
端部材6はより高温となり、一方吸入空気流量Qが高
く、また吸入空気温度Taiが低いほど所定の電力Wが供
給されても、到達予想温度T0 は低くなり、先端部材6
はより低温となるものである。
【0019】即ち、当該ステップ2が温度推定手段の機
能を奏する。ステップ3では、冷却水温度Twに基づい
て燃料噴射弁1が取付けられている吸気マニホールド35
の温度TINを求める。ここで、冷却水温度Twは内燃機
関31を代表する温度であり、該冷却水温度Twと吸気マ
ニホールド35との間には所定の関係が保てると共に、該
吸気マニホールド35に燃料噴射弁1が取付けられている
ので、吸気マニホールド35の温度TINが先端部材6近傍
の雰囲気温度となる。
能を奏する。ステップ3では、冷却水温度Twに基づい
て燃料噴射弁1が取付けられている吸気マニホールド35
の温度TINを求める。ここで、冷却水温度Twは内燃機
関31を代表する温度であり、該冷却水温度Twと吸気マ
ニホールド35との間には所定の関係が保てると共に、該
吸気マニホールド35に燃料噴射弁1が取付けられている
ので、吸気マニホールド35の温度TINが先端部材6近傍
の雰囲気温度となる。
【0020】即ち、当該ステップ3が燃料噴射弁温度検
出手段の機能を奏する。ステップ4では、先端部材6の
前記到達予想温度T0 から吸気マニホールド温度TINを
減算する。そして前記減算値が負の場合、即ち、前記到
達予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより低い場
合には、例えば0℃以下の低温状態で内燃機関31が運転
されている時に、噴孔5から該吸気マニホールド35に燃
料が噴射されると、該燃料噴射により燃料噴射弁1先端
の金属製の先端部材6がより冷却されて、該水分が吸気
マニホールド35より低温の燃料噴射弁1の前記先端部材
6の底面6d及び内周壁6gに霜状に氷結する惧れがあ
る。従って、ステップ5に進み、電気ヒータ21への供給
電力Wを増大して、前記先端部材6の温度を上昇させ
る。
出手段の機能を奏する。ステップ4では、先端部材6の
前記到達予想温度T0 から吸気マニホールド温度TINを
減算する。そして前記減算値が負の場合、即ち、前記到
達予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより低い場
合には、例えば0℃以下の低温状態で内燃機関31が運転
されている時に、噴孔5から該吸気マニホールド35に燃
料が噴射されると、該燃料噴射により燃料噴射弁1先端
の金属製の先端部材6がより冷却されて、該水分が吸気
マニホールド35より低温の燃料噴射弁1の前記先端部材
6の底面6d及び内周壁6gに霜状に氷結する惧れがあ
る。従って、ステップ5に進み、電気ヒータ21への供給
電力Wを増大して、前記先端部材6の温度を上昇させ
る。
【0021】一方、ステップ4で、前記減算値が正であ
る所定値Aより大きい場合、即ち先端部材6の前記到達
予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより所定値A
より大きい場合には、前記低温状態で内燃機関31が運転
されている時に、燃料が噴射されて、該燃料噴射により
燃料噴射弁1先端の金属製の先端部材6がより冷却され
ても、燃料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内
周壁6gは吸気マニホールド35より高温であるため、該
水分は燃料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内
周壁6gに霜状に氷結することはない。従って、電気ヒ
ータ21への供給電力Wが十分大きいとして、ステップ6
に進み、該供給電力Wを減少させる。
る所定値Aより大きい場合、即ち先端部材6の前記到達
予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより所定値A
より大きい場合には、前記低温状態で内燃機関31が運転
されている時に、燃料が噴射されて、該燃料噴射により
燃料噴射弁1先端の金属製の先端部材6がより冷却され
ても、燃料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内
周壁6gは吸気マニホールド35より高温であるため、該
水分は燃料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内
周壁6gに霜状に氷結することはない。従って、電気ヒ
ータ21への供給電力Wが十分大きいとして、ステップ6
に進み、該供給電力Wを減少させる。
【0022】また、ステップ4で、前記減算値が零と正
である所定値Aとの間にある場合、即ち先端部材6の前
記到達予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより若
干高い場合は、前記低温状態で内燃機関31が運転されて
いる時に燃料が噴射されて、該燃料噴射により燃料噴射
弁1先端の金属製の先端部材6がより冷却されても、燃
料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内周壁6g
は吸気マニホールド35より若干高温であるため、該水分
は燃料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内周壁
6gに霜状に氷結することはなく、また極端に高くない
ので、省エネ等にも寄与しているとして、ステップ7に
進み、当該供給電力Wを維持する。
である所定値Aとの間にある場合、即ち先端部材6の前
記到達予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより若
干高い場合は、前記低温状態で内燃機関31が運転されて
いる時に燃料が噴射されて、該燃料噴射により燃料噴射
弁1先端の金属製の先端部材6がより冷却されても、燃
料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内周壁6g
は吸気マニホールド35より若干高温であるため、該水分
は燃料噴射弁1の前記先端部材6の底面6d及び内周壁
6gに霜状に氷結することはなく、また極端に高くない
ので、省エネ等にも寄与しているとして、ステップ7に
進み、当該供給電力Wを維持する。
【0023】尚、ステップ4〜ステップ6にあっては、
供給電力Wの増大及び減少は所定量ずつ行われ、ステッ
プ7が実行されるまで、繰り返されるものである。次に
ステップ8においては、先端部材6の到達予想温度T0
が所定の電気ヒータ通電停止温度TCTより高いと判断さ
れた場合は、電気ヒータ21への通電を停止しても、該燃
料噴射弁1の先端部材6の到達予想温度T0 が高く、燃
料が噴射されて、該燃料噴射により燃料噴射弁1先端の
金属製の先端部材6がより冷却されても、燃料噴射弁1
の前記先端部材6の底面6d及び内周壁6gに水分が霜
状に氷結することはないとして、ステップ9に進み、電
気ヒータ21への電力の供給を停止(W=0)する。
供給電力Wの増大及び減少は所定量ずつ行われ、ステッ
プ7が実行されるまで、繰り返されるものである。次に
ステップ8においては、先端部材6の到達予想温度T0
が所定の電気ヒータ通電停止温度TCTより高いと判断さ
れた場合は、電気ヒータ21への通電を停止しても、該燃
料噴射弁1の先端部材6の到達予想温度T0 が高く、燃
料が噴射されて、該燃料噴射により燃料噴射弁1先端の
金属製の先端部材6がより冷却されても、燃料噴射弁1
の前記先端部材6の底面6d及び内周壁6gに水分が霜
状に氷結することはないとして、ステップ9に進み、電
気ヒータ21への電力の供給を停止(W=0)する。
【0024】また、ステップ8において、T0 <TCTと
判断された場合には、ステップ1に戻る。即ち、ステッ
プ4〜ステップ9がヒータ制御手段の機能を奏してい
る。以上のように、前記燃料噴射弁1の先端部材6の前
記到達予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより高
くなるように先端部材6に配設された電気ヒータ21が制
御されるので、低温状態で内燃機関31が運転され、噴孔
5から噴射される燃料中に水分が含まれる場合も、該水
分が霜状となって先端部材6の底面6d及び内周壁6g
に霜状に氷結することはなく、もって、底面6d及び内
周壁6gにおいて融解した水滴が再氷結して噴孔5が氷
により覆われることを防止でき、内燃機関31の始動性能
を悪化させることも無く、安定した始動性が得られる。
判断された場合には、ステップ1に戻る。即ち、ステッ
プ4〜ステップ9がヒータ制御手段の機能を奏してい
る。以上のように、前記燃料噴射弁1の先端部材6の前
記到達予想温度T0 が吸気マニホールド温度TINより高
くなるように先端部材6に配設された電気ヒータ21が制
御されるので、低温状態で内燃機関31が運転され、噴孔
5から噴射される燃料中に水分が含まれる場合も、該水
分が霜状となって先端部材6の底面6d及び内周壁6g
に霜状に氷結することはなく、もって、底面6d及び内
周壁6gにおいて融解した水滴が再氷結して噴孔5が氷
により覆われることを防止でき、内燃機関31の始動性能
を悪化させることも無く、安定した始動性が得られる。
【0025】尚、以上説明した実施例においては、ステ
ップ8において、先端部材6の到達予想温度T0 が所定
の電気ヒータ通電停止温度TCTより高いか否かにより、
電気ヒータ21への供給電力Wを停止するか否かを判断し
たが、冷却水温度Twは内燃機関31を代表する温度であ
り、該冷却水温度Twと吸気マニホールド35との間には
所定の関係が保てると共に、該吸気マニホールド35に燃
料噴射弁1が取付けられているので、該冷却水温度Tw
が所定の停止温度より高いか否かにより、電気ヒータ21
への供給電力Wを停止するか否かを判断してもよい。
ップ8において、先端部材6の到達予想温度T0 が所定
の電気ヒータ通電停止温度TCTより高いか否かにより、
電気ヒータ21への供給電力Wを停止するか否かを判断し
たが、冷却水温度Twは内燃機関31を代表する温度であ
り、該冷却水温度Twと吸気マニホールド35との間には
所定の関係が保てると共に、該吸気マニホールド35に燃
料噴射弁1が取付けられているので、該冷却水温度Tw
が所定の停止温度より高いか否かにより、電気ヒータ21
への供給電力Wを停止するか否かを判断してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
先端部材にヒータを配設し、該ヒータがヒータ制御手段
により前記燃料噴射弁の温度が前記吸気通路の温度より
高くなるように制御されるので、先端部材に融解した水
滴が再氷結して噴孔が氷により覆われることを防止で
き、もって安定した始動性を得ることができるという効
果がある。
先端部材にヒータを配設し、該ヒータがヒータ制御手段
により前記燃料噴射弁の温度が前記吸気通路の温度より
高くなるように制御されるので、先端部材に融解した水
滴が再氷結して噴孔が氷により覆われることを防止で
き、もって安定した始動性を得ることができるという効
果がある。
【図1】 本発明の構成を示すブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示す燃料噴射弁の部分断
面図
面図
【図3】 本発明の一実施例を示すシステム図
【図4】 同上実施例に係る制御内容を示すフローチャ
ート
ート
【図5】 従来例を示す燃料噴射弁の部分断面図
【図6】 本発明の課題を説明するための燃料噴射弁の
温度特性図
温度特性図
1 燃料噴射弁 5 噴孔 6 先端部材 6d 底面 6g 内周壁 7 弁体 21 電気ヒータ 22 コントロールユニット 31 内燃機関 51 エアフローメータ 52 吸気温度センサ 53 水温センサ
Claims (2)
- 【請求項1】中心部に噴孔を有する底面と円筒状の内周
壁とから構成される金属製の先端部材を弁体下流側の燃
料通路に備え、前記噴孔から流出させた燃料を該先端部
材の内周壁に沿って噴射させるようにすると共に、吸気
通路に設けられた燃料噴射弁において、前記先端部材に
ヒータを配設し、前記噴孔近傍の燃料噴射弁の温度を検
出する燃料噴射弁温度検出手段と、吸気通路の温度を検
出する吸気通路温度検出手段と、前記燃料噴射弁の温度
が前記吸気通路の温度より高くなるように前記ヒータを
制御するヒータ制御手段と、を備えたことを特徴とする
燃料噴射弁。 - 【請求項2】前記燃料噴射弁温度検出手段が、前記噴孔
近傍の燃料噴射弁の温度を吸入空気流量と吸気温度に基
づいて推定する温度推定手段であることを特徴とする請
求項1記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20196191A JPH0544604A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20196191A JPH0544604A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544604A true JPH0544604A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16449636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20196191A Pending JPH0544604A (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544604A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100599282B1 (ko) * | 2004-06-03 | 2006-07-14 | 현대자동차주식회사 | 엘피지 액상 분사 노즐의 아이싱 방지 장치 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP20196191A patent/JPH0544604A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100599282B1 (ko) * | 2004-06-03 | 2006-07-14 | 현대자동차주식회사 | 엘피지 액상 분사 노즐의 아이싱 방지 장치 |
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