JPH0544880Y2 - - Google Patents
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- JPH0544880Y2 JPH0544880Y2 JP4485290U JP4485290U JPH0544880Y2 JP H0544880 Y2 JPH0544880 Y2 JP H0544880Y2 JP 4485290 U JP4485290 U JP 4485290U JP 4485290 U JP4485290 U JP 4485290U JP H0544880 Y2 JPH0544880 Y2 JP H0544880Y2
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は超音波診断装置用音響レンズ、特には
保護フイルムを接着させることによつて耐摩耗
性、耐薬品性を改良した超音波診断装置用の音響
レンズに関するものである。 (従来の技術) 従来、超音波診断装置用音響レンズとしてはシ
リコーンゴムがすぐれた音響特性をもつており、
音響インピーダンスが被検体に近く、超音波減衰
率が小さく、音速も1500m/秒以下であることか
ら、シリコンーゴムで作られたものが汎用されて
いる。 (考案が解決しようとする課題) しかし、このシリコーン音響レンズも1)人体
との摩擦によつてレンズ表面が摩耗するためにレ
ンズの曲率半径が変化し、超音波ビームの集束に
支障が生ずる、2)エチレンオキサイドガスによ
る滅菌消毒時におけるエチレンオキサイドガスの
浸透、人体と音響レンズとの摩擦低下のために使
用する超音波ゼリー中の成分(ジ−n−ブチルセ
バケートなど)の浸透によつて超音波振動子と音
響レンズ間の接着層が破壊される。3)消毒液、
血液との接触によつて変色する、という欠点があ
るためにこの対策が強く望まれている。 (問題を解決するための手段) 本考案はこのような不利、欠点を除去すること
のできる超音波診断装置用音響レンズに関するも
のであり、これはシリコーンゴム音響レンズの片
面または両面に樹脂フイルムを接着させてなるこ
とを特徴とするものである。 すなわち、本考案者らはシリコーンゴム音響レ
ンズの耐摩耗性、耐薬品性を改良する方法につい
て種々検討した結果、従来公知のシリコーンゴム
音響レンズの片面または両面にポリイミド樹脂、
フツ素樹脂、ポリエステル樹脂などから作られた
樹脂フイルムを接着させれば、これらの樹脂フイ
ルムがシリコンーゴムに比べて耐摩耗性、耐薬品
性にすぐれているので、シリコーンゴム音響レン
ズの耐摩耗性、耐薬品性を改良することができる
ということを見出し、ここに使用される樹脂フイ
ルムの種類、その接着方法などについての研究を
進めて本考案を完成させた。 (作用) 本考案はシリコーンゴム音響レンズに樹脂フイ
ルムを接着させてなる超音波診断装置用音響レン
ズに関するものである。 本考案で使用されるシリコーンゴム音響レンズ
はジメチルポリシロキサン、メチルフエニルポリ
シロキサン、3,3,3−トリフルオロプロピル
メチルポリシロキサン、あるいはこれらの共重合
体等からなるジオルガノポリシロキサンに補強性
充填剤としてのヒユームドシリカ、沈降性シリ
カ、酸化チタン、アルミナなどを添加し、これに
さらに有機過酸化物などの硬化触媒を加えたシリ
コーンゴムコンパウンド、またこのジオルガノポ
リシロキサンが脂肪族不飽和基としてのアルケニ
ル基を含有するものであるときにはこれにオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサンと白金触媒を添
加した付加反応硬化型のシリコーンゴムコンパウ
ンドから成形し、硬化させることによつて作られ
たものとすればよいが、このものは音響レンズと
されるものであることから音響インピーダンス
(音速×密度)が生体の音響インピーダンスであ
る1.4〜1.6×106Kg/cm2・秒に近いものとし、音速
も900〜1100m/秒程度で、超音波減衰量の少な
いものとすることがよい。 また、ここに使用される樹脂フイルムは熱可塑
性、熱硬化性のいずれであつてもよいが、耐摩耗
性、耐薬品性のすぐれたものであることが必要と
されることからはポリイミド樹脂、フツ素樹脂、
ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂などから選択さ
れたものとすることがよい。また、このものはフ
イルム強度を有する限り、できる限り薄いほうが
シリコーンゴムの音響特性を引き出すために好ま
しいので通常は厚さが5〜100μmの範囲のものと
すればよいが、この樹脂フイルムをシリコーンゴ
ム音響レンズの表面に接着させるためには予じめ
形成した樹脂フイルムにシリコーンゴムの接着の
ためにプライマーを塗布し、これをシリコーンゴ
ムの加硫時に金型内に入れ、シリコーンゴムの加
硫成形時に同時に接着成形することがよく、これ
によればレンズ表面のシワの発生を少なくするこ
とができるという有利性が与えられる。なお、こ
のシリコーン音響レンズと樹脂フイルムとの接着
はこの音響レンズまたは樹脂フイルムに接着剤と
してのプライマーを塗布してから接着させてもよ
いが、この場合にはレンズの形状によつて制約を
うけることがあるし、レンズ成形物の表面にフイ
ルム形成用樹脂の溶剤溶液またはラテツク状とし
たものを塗布し、溶剤を揮散させてこの部分に被
膜を形成させてもよい。 つぎにこれを添付の図面にもとづいて説明す
る。第1図は本考案の超音波診断装置用音響レン
ズに使用される音響レンズの斜視図を示したもの
であり、これはシリコーンゴムを金型中で成形、
硬化させることによつて作られる。 第2図、第3図は第1図に示されている音響レ
ンズ1に樹脂フイルム2を接着させた本考案の音
響レンズの第1図A−A線における縦断面図を示
したもので第2図イはその内面のみに樹脂フイル
ム2を接着したもの、第2図ロはその外面のみに
樹脂フイルム2を接着したもの、第3図はその内
外面に樹脂フイルム2を接着した音響レンズを示
したものである。 (実施例) つぎに本考案の実施例、比較例をあげるが、例
中の部は重量部を示したものである。 実施例1〜2、比較例 シリコーンゴム・KE782U[信越化学工業(株)製
商品名]100部に加硫剤としての2,5−ジメチ
ル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
0.5部を混合し、これから未加硫のゴムシートを
作つた。 ついで膜厚が12.5μmであるポリイミドフイル
ム・カプトン50H[東レ・デユポン(株)製商品名]
にプライマー・X−93−803[信越化学工業(株)製商
品名]を塗布したもの(実施例1)また膜厚が
40μmであるテトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(以下
PFAと略記する)[グンゼ(株)製]にプライマー・
X−65−264[信越化学工業(株)製商品名]を塗布し
たもの(実施例2)をそれぞれ2枚づつ用意し、
上記のシリコーンゴムシートの両側にこれらの樹
脂シートを重ねたものを金型内に仕込み、165℃
で15分間プレス成形して、第3図に示したような
内外表面に樹脂フイルムの貼着された音響レンズ
を作つたが、このものは表面にシワの発生もない
保護フイルムを接着させることによつて耐摩耗
性、耐薬品性を改良した超音波診断装置用の音響
レンズに関するものである。 (従来の技術) 従来、超音波診断装置用音響レンズとしてはシ
リコーンゴムがすぐれた音響特性をもつており、
音響インピーダンスが被検体に近く、超音波減衰
率が小さく、音速も1500m/秒以下であることか
ら、シリコンーゴムで作られたものが汎用されて
いる。 (考案が解決しようとする課題) しかし、このシリコーン音響レンズも1)人体
との摩擦によつてレンズ表面が摩耗するためにレ
ンズの曲率半径が変化し、超音波ビームの集束に
支障が生ずる、2)エチレンオキサイドガスによ
る滅菌消毒時におけるエチレンオキサイドガスの
浸透、人体と音響レンズとの摩擦低下のために使
用する超音波ゼリー中の成分(ジ−n−ブチルセ
バケートなど)の浸透によつて超音波振動子と音
響レンズ間の接着層が破壊される。3)消毒液、
血液との接触によつて変色する、という欠点があ
るためにこの対策が強く望まれている。 (問題を解決するための手段) 本考案はこのような不利、欠点を除去すること
のできる超音波診断装置用音響レンズに関するも
のであり、これはシリコーンゴム音響レンズの片
面または両面に樹脂フイルムを接着させてなるこ
とを特徴とするものである。 すなわち、本考案者らはシリコーンゴム音響レ
ンズの耐摩耗性、耐薬品性を改良する方法につい
て種々検討した結果、従来公知のシリコーンゴム
音響レンズの片面または両面にポリイミド樹脂、
フツ素樹脂、ポリエステル樹脂などから作られた
樹脂フイルムを接着させれば、これらの樹脂フイ
ルムがシリコンーゴムに比べて耐摩耗性、耐薬品
性にすぐれているので、シリコーンゴム音響レン
ズの耐摩耗性、耐薬品性を改良することができる
ということを見出し、ここに使用される樹脂フイ
ルムの種類、その接着方法などについての研究を
進めて本考案を完成させた。 (作用) 本考案はシリコーンゴム音響レンズに樹脂フイ
ルムを接着させてなる超音波診断装置用音響レン
ズに関するものである。 本考案で使用されるシリコーンゴム音響レンズ
はジメチルポリシロキサン、メチルフエニルポリ
シロキサン、3,3,3−トリフルオロプロピル
メチルポリシロキサン、あるいはこれらの共重合
体等からなるジオルガノポリシロキサンに補強性
充填剤としてのヒユームドシリカ、沈降性シリ
カ、酸化チタン、アルミナなどを添加し、これに
さらに有機過酸化物などの硬化触媒を加えたシリ
コーンゴムコンパウンド、またこのジオルガノポ
リシロキサンが脂肪族不飽和基としてのアルケニ
ル基を含有するものであるときにはこれにオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサンと白金触媒を添
加した付加反応硬化型のシリコーンゴムコンパウ
ンドから成形し、硬化させることによつて作られ
たものとすればよいが、このものは音響レンズと
されるものであることから音響インピーダンス
(音速×密度)が生体の音響インピーダンスであ
る1.4〜1.6×106Kg/cm2・秒に近いものとし、音速
も900〜1100m/秒程度で、超音波減衰量の少な
いものとすることがよい。 また、ここに使用される樹脂フイルムは熱可塑
性、熱硬化性のいずれであつてもよいが、耐摩耗
性、耐薬品性のすぐれたものであることが必要と
されることからはポリイミド樹脂、フツ素樹脂、
ポリエステル樹脂、ナイロン樹脂などから選択さ
れたものとすることがよい。また、このものはフ
イルム強度を有する限り、できる限り薄いほうが
シリコーンゴムの音響特性を引き出すために好ま
しいので通常は厚さが5〜100μmの範囲のものと
すればよいが、この樹脂フイルムをシリコーンゴ
ム音響レンズの表面に接着させるためには予じめ
形成した樹脂フイルムにシリコーンゴムの接着の
ためにプライマーを塗布し、これをシリコーンゴ
ムの加硫時に金型内に入れ、シリコーンゴムの加
硫成形時に同時に接着成形することがよく、これ
によればレンズ表面のシワの発生を少なくするこ
とができるという有利性が与えられる。なお、こ
のシリコーン音響レンズと樹脂フイルムとの接着
はこの音響レンズまたは樹脂フイルムに接着剤と
してのプライマーを塗布してから接着させてもよ
いが、この場合にはレンズの形状によつて制約を
うけることがあるし、レンズ成形物の表面にフイ
ルム形成用樹脂の溶剤溶液またはラテツク状とし
たものを塗布し、溶剤を揮散させてこの部分に被
膜を形成させてもよい。 つぎにこれを添付の図面にもとづいて説明す
る。第1図は本考案の超音波診断装置用音響レン
ズに使用される音響レンズの斜視図を示したもの
であり、これはシリコーンゴムを金型中で成形、
硬化させることによつて作られる。 第2図、第3図は第1図に示されている音響レ
ンズ1に樹脂フイルム2を接着させた本考案の音
響レンズの第1図A−A線における縦断面図を示
したもので第2図イはその内面のみに樹脂フイル
ム2を接着したもの、第2図ロはその外面のみに
樹脂フイルム2を接着したもの、第3図はその内
外面に樹脂フイルム2を接着した音響レンズを示
したものである。 (実施例) つぎに本考案の実施例、比較例をあげるが、例
中の部は重量部を示したものである。 実施例1〜2、比較例 シリコーンゴム・KE782U[信越化学工業(株)製
商品名]100部に加硫剤としての2,5−ジメチ
ル−2,5−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン
0.5部を混合し、これから未加硫のゴムシートを
作つた。 ついで膜厚が12.5μmであるポリイミドフイル
ム・カプトン50H[東レ・デユポン(株)製商品名]
にプライマー・X−93−803[信越化学工業(株)製商
品名]を塗布したもの(実施例1)また膜厚が
40μmであるテトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(以下
PFAと略記する)[グンゼ(株)製]にプライマー・
X−65−264[信越化学工業(株)製商品名]を塗布し
たもの(実施例2)をそれぞれ2枚づつ用意し、
上記のシリコーンゴムシートの両側にこれらの樹
脂シートを重ねたものを金型内に仕込み、165℃
で15分間プレス成形して、第3図に示したような
内外表面に樹脂フイルムの貼着された音響レンズ
を作つたが、このものは表面にシワの発生もない
【表】
【表】
(考案の効果)
本考案は超音波診断装置用音響レンズに関する
もので、これは前記したようにシリコーンゴム音
響レンズの片面または両面に樹脂フイルムを接着
させたものであるが、これによればシリコーンゴ
ムの欠点である耐摩耗性、耐薬品性が改良される
ので、実用性の高い音響レンズを容易にかつ安価
に得ることができるという有利性が与えられる。
もので、これは前記したようにシリコーンゴム音
響レンズの片面または両面に樹脂フイルムを接着
させたものであるが、これによればシリコーンゴ
ムの欠点である耐摩耗性、耐薬品性が改良される
ので、実用性の高い音響レンズを容易にかつ安価
に得ることができるという有利性が与えられる。
第1図は本考案に使用される音響レンズの斜視
図、第2図、第3図は本考案の超音波診断装置用
音響レンズの縦断面図で第2図イは内面に樹脂フ
イイルムを接着させたもの、第2図ロは外面に樹
脂フイルムを接着させたもの、第3図は内外面に
樹脂フイルムを接着したものを示したものであ
る。
図、第2図、第3図は本考案の超音波診断装置用
音響レンズの縦断面図で第2図イは内面に樹脂フ
イイルムを接着させたもの、第2図ロは外面に樹
脂フイルムを接着させたもの、第3図は内外面に
樹脂フイルムを接着したものを示したものであ
る。
Claims (1)
- シリコンーゴム音響レンズの片面または両面に
樹脂フイルムを接着させてなることを特徴とする
超音波診断装置用音響レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4485290U JPH0544880Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4485290U JPH0544880Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH044497U JPH044497U (ja) | 1992-01-16 |
| JPH0544880Y2 true JPH0544880Y2 (ja) | 1993-11-15 |
Family
ID=31558518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4485290U Expired - Lifetime JPH0544880Y2 (ja) | 1990-04-26 | 1990-04-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544880Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07113789A (ja) * | 1993-10-19 | 1995-05-02 | Japan Atom Energy Res Inst | 光音響分光分析装置用のpzt検出器 |
| JP2003038486A (ja) * | 2001-07-27 | 2003-02-12 | Ueda Japan Radio Co Ltd | 超音波探触子 |
| JP4523328B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-08-11 | 日本電波工業株式会社 | 超音波探触子 |
| JP6274652B2 (ja) * | 2014-02-20 | 2018-02-07 | 信越ポリマー株式会社 | 超音波診断装置用音響レンズ及び超音波診断装置用プローブ |
-
1990
- 1990-04-26 JP JP4485290U patent/JPH0544880Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH044497U (ja) | 1992-01-16 |
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