JPH0544969Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0544969Y2 JPH0544969Y2 JP1986118241U JP11824186U JPH0544969Y2 JP H0544969 Y2 JPH0544969 Y2 JP H0544969Y2 JP 1986118241 U JP1986118241 U JP 1986118241U JP 11824186 U JP11824186 U JP 11824186U JP H0544969 Y2 JPH0544969 Y2 JP H0544969Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- elevator
- insulating core
- insulating
- twisted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
(考案の技術分野)
本考案は、エレベータ用ケーブルの改良に関す
る。 (考案の技術的背景とその問題点) 従来から、移動用機器に接続される移動用ケー
ブルとしては、複数条の絶縁コアの撚合わせ上
にテープ巻回層を設け、この上にシースを設けて
成るもの、或いは、複数条の絶縁コアの撚合わ
せ上に編組を設け、この上にシースを設けて成る
ものが知られている。 ところで、前記の移動用ケーブルは、テープ
巻回層を設けたことによる外径増加が殆どなく、
ケーブルの端末処理時の剥ぎ取りも容易であると
いう利点を有している。しかしながら、かかる構
成の移動用ケーブルにおいては、これをエレベー
タの底部と昇降路内の給電部間にU字状に吊り下
げ布設されるエレベータ用ケーブルとして用いた
場合においては、複数条の絶縁コアの撚合わせ上
にテープ巻回層が存在し、このテープ巻回層によ
つて絶縁コアの自由な動きが拘束されるため、ケ
ーブルの可撓性が悪く、またケーブルのU字状の
屈曲時における絶縁コア間のバランスが劣るとい
う難点があり、更にエレベータの上下移動にケー
ブルがスムースに追従せず、ひいては絶縁コアに
キンクが発生しやすいという問題点があつた。 また、の移動用ケーブルは、可撓性に優れ、
屈曲バランスが良いという長所を有する反面、ケ
ーブルの仕上外径が増加し、端末処理時における
編組の剥ぎ取りが困難であるという問題があり、
加えて高価となる難点があつた。 ところで、エレベータ用ケーブルのU字状の屈
曲時の絶縁コアの撚り合わせのバランスを考慮す
る場合、絶縁コアの撚り合せ上に抑えテープや編
組等の抑えを設けずに、直接、シースをチユービ
ング方式で押出被覆することが望ましい。 しかして、かかる構成のエレベータ用ケーブル
を製造する方法としては、絶縁コアの撚り合せ上
に、捨て巻き用のテープを巻回し、このテープ
を、シースを押出被覆する際に除去する方法が案
出されている。 しかしながら、かかるケーブルの製造方法は作
業性が悪く、また捨て巻きテープを除去する際の
力で、絶縁コアの撚り合わせバランスをくずし易
く、これが原因で絶縁コアにキンク現象が発生し
易くなるという難点があつた。 (考案の目的) 本考案はこれらの問題を解決するためになされ
たもので、可撓性と端末加工性に優れ、しかも抑
えを設けたことによる外径の増加がほとんどない
エレベータ用ケーブルを提供することを目的とす
る。 (考案の概要) 本考案のエレベータ用ケーブルは、エレベータ
と給電部間にU字状に吊り下げられるケーブルで
あつて、該ケーブルは、多数本の絶縁コアの撚合
わせ上に、前記絶縁コアの最外層のより方向と反
対方向であつて、かつそれ自身の方向と最外層の
絶縁コアのより方向とのなす角が55〜75度となる
如くして糸のみが粗巻きされ、その直上にシース
が設けられたもので構成されていることを特徴と
している。 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
図は、エレベータと給電部間にU字状に吊り下げ
布設される本考案に係るエレベータ用ケーブルの
横断面図、第2図は、最外層の絶縁コアのより方
向と糸の粗巻方向との関係を示す説明図である。 これらの図において、符号1は、導体上にゴム
またはビニルのような絶縁体を押出被覆してなる
絶縁コアを示しており、この絶縁コア1を多数本
撚り合わせた上には、綿糸或いは合成樹脂系から
成る糸2が、絶縁コア1の最外層のより方向と反
対方向に粗巻きされ、更にその上にはポリ塩化ビ
ニル等を押出被覆することによつてシース3が設
けられている。 ここで、糸2としては、単糸もしくは撚糸が用
いられ、必要により、これらの単糸もしくは撚糸
を2種以上組み合わせて用いることもできる。 一方、糸2は、第2図に示すように、糸2の粗
巻き方向と絶縁コア1の最外層のより方向とのな
す角θが、常に55〜75度になる如くして粗巻きさ
れている。 絶縁コア1の最外層のより方向と糸2の粗巻き
方向となす角θを上記の如く限定したのは、以下
の理由による。すなわち、角θが55度未満におい
ては、糸2の絶縁コア1を抑える力が不充分とな
り、ケーブルがU字状の屈曲を繰り返した場合
に、絶縁コア1間に“笑い”が生じ、ひいては絶
縁コア1の撚り合わせ状態が乱れるからである。
また角θが75度を越えた場合には、上記と反対
に、糸2の絶縁コア1を抑える力が過大になり、
ケーブルがU字状の屈曲を繰り返す際に、絶縁コ
ア1の移動を妨げ、ひいては絶縁コア1にキンク
現象が生じ易くなるためである。 (考案の実施例) 次に、本考案の実施例について説明する。 [実施例] 導体断面積が0.75mm2のビニル絶縁コア(40本)
を、常法に従つて撚り合わせ、その直上に、綿糸
を、絶縁コアの最外層のより方向と反対方向にか
つその絶縁コアのより方向と65度の角をなすよう
に粗巻きした後、その上にポリ塩化ビニルシース
を押出被覆した。また、比較のため、綿糸の粗巻
きに代えて、編組を設けたエレベータ用ケーブル
を製造した。 第1表は、以上のようにして得られたこれらの
エレベータ用ケーブルの外径、可撓性及び端末加
工性等の測定結果を示している。 尚、エレベータ用ケーブルの可撓性は次のよう
にして測定を行なつた。すなわち、第3図に示す
ように、長さ5mのエレベータ用ケーブル4を、
U字形に屈曲させ、この状態におけるエレベータ
用ケーブル4の上部のU字幅Aと、底部から60cm
上方に立ち上がつた位置のU字幅Bとが等しくな
るときのU字幅Aを測定した。
る。 (考案の技術的背景とその問題点) 従来から、移動用機器に接続される移動用ケー
ブルとしては、複数条の絶縁コアの撚合わせ上
にテープ巻回層を設け、この上にシースを設けて
成るもの、或いは、複数条の絶縁コアの撚合わ
せ上に編組を設け、この上にシースを設けて成る
ものが知られている。 ところで、前記の移動用ケーブルは、テープ
巻回層を設けたことによる外径増加が殆どなく、
ケーブルの端末処理時の剥ぎ取りも容易であると
いう利点を有している。しかしながら、かかる構
成の移動用ケーブルにおいては、これをエレベー
タの底部と昇降路内の給電部間にU字状に吊り下
げ布設されるエレベータ用ケーブルとして用いた
場合においては、複数条の絶縁コアの撚合わせ上
にテープ巻回層が存在し、このテープ巻回層によ
つて絶縁コアの自由な動きが拘束されるため、ケ
ーブルの可撓性が悪く、またケーブルのU字状の
屈曲時における絶縁コア間のバランスが劣るとい
う難点があり、更にエレベータの上下移動にケー
ブルがスムースに追従せず、ひいては絶縁コアに
キンクが発生しやすいという問題点があつた。 また、の移動用ケーブルは、可撓性に優れ、
屈曲バランスが良いという長所を有する反面、ケ
ーブルの仕上外径が増加し、端末処理時における
編組の剥ぎ取りが困難であるという問題があり、
加えて高価となる難点があつた。 ところで、エレベータ用ケーブルのU字状の屈
曲時の絶縁コアの撚り合わせのバランスを考慮す
る場合、絶縁コアの撚り合せ上に抑えテープや編
組等の抑えを設けずに、直接、シースをチユービ
ング方式で押出被覆することが望ましい。 しかして、かかる構成のエレベータ用ケーブル
を製造する方法としては、絶縁コアの撚り合せ上
に、捨て巻き用のテープを巻回し、このテープ
を、シースを押出被覆する際に除去する方法が案
出されている。 しかしながら、かかるケーブルの製造方法は作
業性が悪く、また捨て巻きテープを除去する際の
力で、絶縁コアの撚り合わせバランスをくずし易
く、これが原因で絶縁コアにキンク現象が発生し
易くなるという難点があつた。 (考案の目的) 本考案はこれらの問題を解決するためになされ
たもので、可撓性と端末加工性に優れ、しかも抑
えを設けたことによる外径の増加がほとんどない
エレベータ用ケーブルを提供することを目的とす
る。 (考案の概要) 本考案のエレベータ用ケーブルは、エレベータ
と給電部間にU字状に吊り下げられるケーブルで
あつて、該ケーブルは、多数本の絶縁コアの撚合
わせ上に、前記絶縁コアの最外層のより方向と反
対方向であつて、かつそれ自身の方向と最外層の
絶縁コアのより方向とのなす角が55〜75度となる
如くして糸のみが粗巻きされ、その直上にシース
が設けられたもので構成されていることを特徴と
している。 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1
図は、エレベータと給電部間にU字状に吊り下げ
布設される本考案に係るエレベータ用ケーブルの
横断面図、第2図は、最外層の絶縁コアのより方
向と糸の粗巻方向との関係を示す説明図である。 これらの図において、符号1は、導体上にゴム
またはビニルのような絶縁体を押出被覆してなる
絶縁コアを示しており、この絶縁コア1を多数本
撚り合わせた上には、綿糸或いは合成樹脂系から
成る糸2が、絶縁コア1の最外層のより方向と反
対方向に粗巻きされ、更にその上にはポリ塩化ビ
ニル等を押出被覆することによつてシース3が設
けられている。 ここで、糸2としては、単糸もしくは撚糸が用
いられ、必要により、これらの単糸もしくは撚糸
を2種以上組み合わせて用いることもできる。 一方、糸2は、第2図に示すように、糸2の粗
巻き方向と絶縁コア1の最外層のより方向とのな
す角θが、常に55〜75度になる如くして粗巻きさ
れている。 絶縁コア1の最外層のより方向と糸2の粗巻き
方向となす角θを上記の如く限定したのは、以下
の理由による。すなわち、角θが55度未満におい
ては、糸2の絶縁コア1を抑える力が不充分とな
り、ケーブルがU字状の屈曲を繰り返した場合
に、絶縁コア1間に“笑い”が生じ、ひいては絶
縁コア1の撚り合わせ状態が乱れるからである。
また角θが75度を越えた場合には、上記と反対
に、糸2の絶縁コア1を抑える力が過大になり、
ケーブルがU字状の屈曲を繰り返す際に、絶縁コ
ア1の移動を妨げ、ひいては絶縁コア1にキンク
現象が生じ易くなるためである。 (考案の実施例) 次に、本考案の実施例について説明する。 [実施例] 導体断面積が0.75mm2のビニル絶縁コア(40本)
を、常法に従つて撚り合わせ、その直上に、綿糸
を、絶縁コアの最外層のより方向と反対方向にか
つその絶縁コアのより方向と65度の角をなすよう
に粗巻きした後、その上にポリ塩化ビニルシース
を押出被覆した。また、比較のため、綿糸の粗巻
きに代えて、編組を設けたエレベータ用ケーブル
を製造した。 第1表は、以上のようにして得られたこれらの
エレベータ用ケーブルの外径、可撓性及び端末加
工性等の測定結果を示している。 尚、エレベータ用ケーブルの可撓性は次のよう
にして測定を行なつた。すなわち、第3図に示す
ように、長さ5mのエレベータ用ケーブル4を、
U字形に屈曲させ、この状態におけるエレベータ
用ケーブル4の上部のU字幅Aと、底部から60cm
上方に立ち上がつた位置のU字幅Bとが等しくな
るときのU字幅Aを測定した。
【表】
【表】
次に、前述の実施例と同様に撚り合わせた絶縁
コアの上に、45度、65度、85度と角θを代えてそ
れぞれ綿糸を粗巻きした後、常法によりビニルシ
ースを被覆した。 こうして得られたそれぞれのケーブルを、U字
幅Aが180mmとなるようにU字形にセツトし、一
端側を固定し、他端側を350万回、上下にそれぞ
れ270mm移動させた後、絶縁コアの状態を調べた。
結果を第2表に示す。
コアの上に、45度、65度、85度と角θを代えてそ
れぞれ綿糸を粗巻きした後、常法によりビニルシ
ースを被覆した。 こうして得られたそれぞれのケーブルを、U字
幅Aが180mmとなるようにU字形にセツトし、一
端側を固定し、他端側を350万回、上下にそれぞ
れ270mm移動させた後、絶縁コアの状態を調べた。
結果を第2表に示す。
【表】
(考案の効果)
以上述べたように、本考案においては、撚り合
わされた絶縁コアが、絶縁コアの撚り合わせ状態
を抑えるに十分で、かつ絶縁コアに適当な滑りが
確保される程度の抑え力で糸が粗巻きされ、しか
も絶縁コアの撚り合わせ上に、シースが直接押出
被覆された状態を呈しているので、U字状の屈曲
運動に十分耐え得る上に、U字状の屈曲運動を繰
り返しても絶縁コアにキンク現象や笑いが生じる
恐れのないエレベータ用ケーブルを提供すること
ができる。 また、本考案においては、従来のように編組に
よる抑えの層が存在しないので、端末処理時の剥
ぎ取り性に優れ、外径の増加も少ないという利点
を有している。
わされた絶縁コアが、絶縁コアの撚り合わせ状態
を抑えるに十分で、かつ絶縁コアに適当な滑りが
確保される程度の抑え力で糸が粗巻きされ、しか
も絶縁コアの撚り合わせ上に、シースが直接押出
被覆された状態を呈しているので、U字状の屈曲
運動に十分耐え得る上に、U字状の屈曲運動を繰
り返しても絶縁コアにキンク現象や笑いが生じる
恐れのないエレベータ用ケーブルを提供すること
ができる。 また、本考案においては、従来のように編組に
よる抑えの層が存在しないので、端末処理時の剥
ぎ取り性に優れ、外径の増加も少ないという利点
を有している。
第1図は本考案のエレベータ用ケーブルの一例
を示す横断面図、第2図は最外層の絶縁コアのよ
り方向と糸の粗巻方向との関係を示す説明図、第
3図はエレベータ用ケーブルの可撓性の測定状況
を示す説明図である。 1……絶縁コア、2……糸、3……シース、4
……エレベータ用ケーブル、θ……角。
を示す横断面図、第2図は最外層の絶縁コアのよ
り方向と糸の粗巻方向との関係を示す説明図、第
3図はエレベータ用ケーブルの可撓性の測定状況
を示す説明図である。 1……絶縁コア、2……糸、3……シース、4
……エレベータ用ケーブル、θ……角。
Claims (1)
- エレベータと給電部間にU字状に吊り下げられ
るケーブルであつて、該ケーブルは、多数本の絶
縁コアの撚合わせ上に、前記絶縁コアの最外層の
より方向と反対方向であつて、かつそれ自身の方
向と最外層の絶縁コアのより方向とのなす角が55
〜75度となる如くして糸のみが粗巻きされ、その
直上にシースが設けられたもので構成されている
ことを特徴とするエレベータ用ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986118241U JPH0544969Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986118241U JPH0544969Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6325420U JPS6325420U (ja) | 1988-02-19 |
| JPH0544969Y2 true JPH0544969Y2 (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=31004512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986118241U Expired - Lifetime JPH0544969Y2 (ja) | 1986-07-31 | 1986-07-31 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544969Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DK141518B (da) * | 1977-06-06 | 1980-04-08 | Nordiske Kabel Traad | Langstrakt cylindrisk legeme, navnlig et elektrisk eller optisk kabel, og apparat til brug ved fremstilling af et sådant legeme. |
| JPS61206223U (ja) * | 1985-06-17 | 1986-12-26 |
-
1986
- 1986-07-31 JP JP1986118241U patent/JPH0544969Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6325420U (ja) | 1988-02-19 |
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