JPH0545257B2 - - Google Patents

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JPH0545257B2
JPH0545257B2 JP63024792A JP2479288A JPH0545257B2 JP H0545257 B2 JPH0545257 B2 JP H0545257B2 JP 63024792 A JP63024792 A JP 63024792A JP 2479288 A JP2479288 A JP 2479288A JP H0545257 B2 JPH0545257 B2 JP H0545257B2
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Seigo Fukunami
Yoshinao Nakabashi
Hiroshi Oosawa
Akihito Hidaka
Yoshinari Chiba
Mutsuo Kaneko
Yumi Nishimura
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Fukuda Denshi Co Ltd
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Fukuda Denshi Co Ltd
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  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、体表面から得られる心電図信号を増
幅し自動的に認識する装置に係り、特にP波を自
動認識して体表面心電図信号の内、P波に関する
自動解析精度の向上を図ると共に、この自動認識
されたP波を同期信号としてアベレージ法を実行
することによりヒス束波をも検出可能にし、体表
面ヒス束心電図の質的向上を図るようにした心電
図P波認識応用装置に関する。
〔従来の技術〕
(1) 発明の背景 心電図処理装置には、体表面心電図用のものと
体表面ヒス束心電図用とがある。
このうち、前者は、患者の体表面から得られる
心電図信号を自動的に認識する装置で患者の心臓
の状態を自動解析するのに用いられる。
体表面から得られた心電図は、第9図Aに示す
ように、P波とQRS群とT波とから構成され、
縦軸は心臓の電気的興奮の強さを、横軸は電気的
刺激が心臓の中を進む時間を、それぞれ表わして
いる。
上記P波は、第10図に示す心臓の刺激伝導系
で説明すれば、洞結節205から開始する電気的
刺激(興奮過程)が右心房201と左心房202
に広がり房室結節206に集まつて来るまでの状
態、即ち心房の興奮過程を意味している。
QRS群は、心室中隔208と左右心室筋20
9,210の興奮過程、換言すれば上記房室結節
206を通つた電気的刺激がヒス束207を経由
して右心室203と左心室204に広がつて行く
状態、即ち心室の興奮過程を意味する。
更に、第9図AにおいてT波は、上記心室の興
奮過程が終了した後の電気的な回復過程を意味す
る。
また、T波の後は、心臓は、静止状態に入り、
直線状の基線B(第9図)が描かれる。
このうちP波は、心臓の最初の興奮過程を示す
ものであるから、体表面心電図(第9図A)を見
てこのP波とその後のQRS群とT波がどのよう
な間隔で発生したかを観察すれば、心臓の疾患状
態がわかる。
従つて、自動解析を行う場合には、先ずこのP
波を自動的に認識できるということが不可欠とな
る。
一方、後者は、上述した体表面心電図(第9図
A)中のヒス束波H(第9図B)を検出する装置
である。
この後者の装置は、前者の装置に基づき自動解
析した結果、心臓に重大な疾患があり、特にヒス
束波Hを確認する必要がある場合に、使用され
る。
例えば、体表面心電図を自動解析した結果、
PR間隔(第9図A)即ち心房内の興奮過程と房
室結節206(第10図)内の伝導時間とのヒス
束207から心室中隔上部211までの伝導時間
が異常に長く、不整脈と判断され、その原因を知
りたい場合がある。
その場合には、体表面ヒス束心電図(第9図
B)のヒス束波Hの出方をよく観察すれば、電気
的興奮がヒス束207(第10図)の前(の×
印)か後(の×印)で途絶えたかがわかる。従
つてこの不整脈は、刺激伝導系のどこの異常が原
因であるかが明確にわかり、それに伴つて治療の
仕方もわかる。
ところが、このヒス束波Hは、体表面心電図
(第9図A)の中でも電位が低いP波より更に低
い微小電位でしか発生しない(第9図B)。この
為、前者の心電図自動解析装置では、その増幅感
度が低い為に、ヒス束波Hは、記録されない場合
が多い。また、単に増幅度を上げても、ノイズ等
も一緒に増幅されてしまうため、1心周期t(第
9図B)内のヒス束波Hのみを直後に取り出こと
はむずかしい。
従つて、ヒス束波Hを検出するには、その直前
に現われるP波を同期信号として複数の心周期ご
とのヒス束波Hの加算平均をとつてノイズだけを
除去するいわゆるアベレージ法を利用した体表面
ヒス束心電図用の処理装置が有効となる。
(2) 従来例 従来例の体表面心電図のP波認識装置は、第1
1図Aに示すように、心電図増幅部101とP波
認識部103とで構成されている。
体表面から得られる心電図信号E1は、心電図
増幅部101で約1000倍に増幅され、増幅心電図
信号E2が出力される。
この増幅心電図信号E2は、P波を自動認識す
るためにP波認識部103に入力される。
P波認識部103で自動認識されたP波E4は
自動解析部(図示省略)へ送られ体表面心電図を
自動解析するために利用される。
一方、従来の体表面ヒス束心電図用の処理装置
には、R波同期アベレージ法によるもがある。
一般に、アベレージ法は、〔産業上の利用分野〕
の欄や〔従来の技術〕の(1)発明の背景の欄で概説
されているように、心電図信号(第11図)のう
ちでも最も活動電位が低いヒス束波Hを検出する
一手段である。
このアベレージ法の原理は、各心周期ごとに現
れる同期信号であるヒス束波とその周囲に発生す
る非同期性ノイズを心周期に同期して加算平均を
とれば、ヒス束波は変化しないので残るがノイズ
は変化するので小さくなるという事実に基づく。
つまり、ノイズを除いてヒス束波だけを検出する
ことが、アベレージ法の目的である。
上記加算平均の回数をいくつにしたらよいかの
一般的な基準はないが、ヒス束波をn個加算平均
するとそのSN比は、ヒス束波1個のSN比の√
分の1になることはよく知られているので、一般
には、加算平均の回数を多くするほど、ノイズが
減少し信号であるヒス束波だけを容易に検出でき
ることは、確かである。
従来は、上記アベレージ法を実行するに際し、
R波(第9図A)を同期信号としていた。
これは、R波が心電図信号(第9図A)の中で
最も活動電位が高いため同期信号として検出し易
く、かつ正常な心臓では、上記同期信号たるR波
と加算平均をとるべきヒス束波H(第9図B)の
直前に現れるP波との間隔であるPR間隔が一定
であるためヒス束波が常に同じ時間的位置に発生
し(第12図A(1))、上述したアベレージ法の
目的を達成し易いからである。
しかし、異常な心臓の場合、例えば不整脈等心
臓に疾患がある場合、PR間隔が異常に長くなつ
たり(第12図A(2))、反対に短くなつたり
(第12図A(n))することがある。
このような場合、ヒス束波Hの時間的位置がR
波に対して不定となり、アベレージ法の実行過程
において、ヒス束波Hの時間的位置がずれて、ヒ
ス束波だけを残しノイズを除くというアベレージ
法の目的は達成できないという問題点がある(第
12図A(n+1))。
この問題点を解決するために提案されたのがP
波同期アベレージ法である。
このP同期アベレージ法は、P波を同期信号と
してその直後に現れるヒス束波Hの加算平均をと
る手法であり、上述したようにそれまで行われて
いたR波同期アベレージ法では不整脈が原因で
PR間隔が変わりヒス束波Hの時間位置がR波に
対して不定となりアベレージ法の目的が達成され
ないことから、提案されたものである。
即ち、R波同期アベレージ法ではヒス束波とR
波の間隔が変わる不整脈の場合アベレージ法の目
的は達成できないが、P波同期アベレージ法によ
ればヒス束波とR波の時間的位置関係が変化する
疾患ではアベレージ法の目的も達成され得るとの
着想に基づく。
このようなP波同期アベレージ法による体表面
ヒス束心電図検出装置は、第12図Bに示すよう
に、心電図増幅部101とP波認識部103の他
にヒス束波専用増幅部104とヒス束波検出部1
05とから構成されている。
体表面から得られる心電図信号E1は、その中
に含まれる最も活動電位が低いヒス束波を取り出
すために、ヒス束波専用増幅部104に入力後増
幅され、増幅ヒス束波E5が出力される。
ヒス束波検出部105には、上述したP波認識
部103から自動確認されたP波E4が入力され
ると共に上記増幅ヒス束波E5が入力される。
ヒス束波検出部105は、増幅ヒス束波E5を
複数の、例えばn心周期ごとに入力し、(第12
図C)、ヒス束波の前後に発生したノイズを除去
するためにこれらの加算平均を、上記P波E4を
同期信号として、とることによりアベレージ法で
ヒス束波E6を検出している(第12図(n+
1))。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記体表面心電図用自動解析装置の従来例に示
す構成によれば(第11図A)、P波認識部10
3には、増幅心電図信号E2が入力されている。
しかし、従来の心電図信号増幅部101は、特別
にP波を強調して増幅するものでなく、心電図全
体を増幅するものである。このため、P波認識部
103に入力する増幅心電図信号E2(第11図
B)の中に含まれるP波E4は、図示するよう
に、電圧が低くかつ動揺する基線やノイズが入り
混じつている。
従つて、P波認識部103は、他のQRS群や
T波に比べてP波を自動認識できない場合があ
る。この場合、従来例では(第11図A)、P波
に関係した部分の計測が満足にできず、自動解析
の精度が低下し結局は心臓疾患の発見に役立つ正
確な資料を提供できないという問題点を有してい
る。
一方、体表面ヒス束心電図用処理装置の従来例
(第12図B)に示す構成によればヒス束波検出
部105には、P波認識部103により認識され
たP波E4が入力されるようになつている。
これは、ヒス束波認識部105が行うアベレー
ジ法の同期信号として、P波E4を使用するため
である。
しかし、体表面心電図用の自動認識装置の従来
例(第11図)で説明したように、同期信号とな
るべきP波E4自身が自動認識されない場合があ
る(第11図B)。
このような場合、第12図C,(2)やnに示
すように、同期信号であるP波E4を共通の時間
基準軸TRに合わせることはできない。
従つて、たとえPH間隔はすべての心周期につ
いて不変でも(第12図C(1)〜n)、P波E4
の直後に現われるヒス束波E5の時間的位置は不
定となり(第12図C(2)やn)、自動認識され
たP波E4(第12図C1)と同じ心周期のヒス
束波E5(第12図C(1))と比べて、その時間
的位置がずれてしまう(第12図C(2)やn)。
このため、上述したR波周期アベレージ法の場
合と同様に、ヒス束波を残したままノイズを除く
というアベレージ法の目的を達成できない(第1
2図C(n+1))。
このため、ヒス束波検出部105は、ヒス束波
を正確には認識できず、体表面ヒス束心電図の質
が低下する。
つまり、体表面ヒス束心電図用の処理装置の従
来例(第12図A)も、心臓疾患の発見に役立つ
正確な資料を提供できないという問題点を有す
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記従来技術に内包される心臓疾
患の発見に役立つ正確な資料を提供できないとい
う問題点に鑑み、第1にはP波専用増幅部を設け
てP波認識部に強調されたP波を入力することに
よりP波自動認識を可能にしてP波に関する自動
解析精度の向上を図ると共に第2にはこの自動認
識されたP波を同期信号としてP波同期アベレー
ジ法を実行しヒス束波の検出を可能にして体表面
ヒス束心電図の質的向上を図り、もつて、上記問
題点を解決せんとするものである。
〔作用〕
故に、第1図に示す第1発明の構成における作
用は、体表面から得られる心電図信号S1を分岐
させて一方は心電図増幅部1に、他方はP波専用
増幅部2に、それぞれ入力させて増幅心電図信号
波S2と増幅P波S3を発生させ、P波認識部3
は、先ず増幅心電図信号S2と増幅P波S3の両
方を用いて検出すべきS3の閾値THを設定し、
次に設定した閾値THを用いて振幅が大でより急
峻な増幅P波S3を検出し、それによりP波S4
の自動認識を可能にする。
また、第2図に示す第2発明の構成における作
用は、ヒス束波認識部5に、上記第1発明により
自動認識されたP波S4とヒス束波専用増幅部4
を介して得られた増幅ヒス束波S5とを入力し、
ヒス束波認識部5が、先ず自動認識されたP波S
4を同期信号として時間基準軸TRに合わせ(第
2図B)、次にノイズを除去するために各心周期
のヒス束波S5の加算平均をとつてアベレージ法
を実行することによりヒス束波S6を検出する。
〔実施例〕
(1) 第1発明 以下、第1発明の構成と動作を、実施例によ
り添付図面を参照して、説明する。
構成 第3図は、第1発明の実施例を示す図であ
る。
同図において、体表面に密着した電極(導
子)LA、RA……C6と緩衝増幅部6とネツ
トワーク7と誘導選択器8とが順次接続さ
れ、更に誘導選択器8は、心電図増幅部1と
P波専用増幅部2に、心電図増幅部1とP波
専用増幅部2は、P波認識部3に、それぞれ
接続されている。
本実施例では、誘導選択器8により、標準
12誘導のうちの第2誘導、即ち左足電極LF
と右手電極RAからとり出された心臓の2点
の活動電位が、選択されている。
従つて、誘導選択器8の2つの出力端子に
は、この第2誘導による心電図信号S1(第
4図)が現われており、該出力端子は、心電
図増幅部1の入力端子に接続されている。
上記心電図増幅部1は、従来の心電計に使
用されているものと同様に、プリアンプ1A
と時定数回路1Bとアンプ1Cから成り、誘
導選択器8から出力された第2誘導による心
電図信号S1全体を増幅し、増幅心電図信号
S2を出力する装置であり、出力端子はP波
認識部3の入力端子に接続されている。
P波専用増幅部2は、プリアンプ2Aとロ
ーカツトフイルタ2Bとアンプ2Cとハムフ
イルタ2Dとハイカツトフイルタアンプ2E
から成り、誘導選択器8から出力された第2
誘導による心電図信号S1を入力し、P波を
強調して取り出して増幅し、増幅P波S3
(第4図C)を出力する装置であり、その出
力端子は、P波認識部3のもう一方の入力端
子に接続されている。
P波認識部3は、A/D変換器3Aと記憶
部3BとCPU3Cから成り、増幅心電図信
号S2と増幅P波S2により閾値THを設定
しこの設定閾値THで増幅P波S3を検出す
ることによりP波S4を認識し出力する装置
である。
動作 (i) 電極から誘導選択器までの動作 各電極から導出された心電図信号は、緩
衝増幅部6とネツトワーク7とを経由し、
誘導選択器8に入り、該誘導選択器8によ
つて第2誘導が選択される。
従つて、上記誘導選択器8の2つの出力
端子からは第2誘導による心電図信号SIが
出力される。
(ii) 心電図増幅部の動作 上記心電図信号S1(第4図A)は、プ
リアンプ1Aを構成する差動アンプに入力
し、その電位差が増幅されてローカツトフ
イルタ1Bに入る。
ローカツトフイルタ1Bでは、低周波帯
域が除かれて更にアンプ1Cで増幅され増
幅心電図信号S2(第4図B)が出力さ
れ、P波認識部3に入力される。
(iii) P波専用増幅部の動作 誘導選択器8から出力された心電図信号
S1(第4図A)は、またP波専用増幅部
2のプリアンプ2Aを構成する差動アンプ
にも入力され、該差動アンプでLF−RAの
2つの電位差がとられて先ず第1段の増幅
が行われる。
次に差動アンプで増幅された心電図信号
は、ローカツトフイルタ2Bで低域がカツ
トされる。即ち、ローカツトフイルタ2B
の遮断周波数をf0とすれば、f0より低い周
波数の波が除かれる。
低域がカツトされた心電図信号は、アン
プ2Cで第2段の増幅が行われ、ハムフイ
ルタ2Dで電源から混入した周波数f2の波
が除かれる。
ハムフイルタ2Dを通過した心電図信号
は、最後に、ハイカツトフイルタアンプ2
Eにおいて、高周波のノイズが除去される
と共に第3段目の増幅がされる。
このようにして、P波専用増幅部3で
は、低域と高域及び電源のノイズがカツト
され、増幅されたP波S3が強調されて取
り出されて出力される(第4図C)。
このP波専用増幅部2は、本発明によ
り、体表面心電図信号S1からP波を強調
して取り出すために設けられたものである
が、その周波数特性f0〜f1の下限f0は、P
波の周波数帯域の下限よりも高い。これ
は、P波は多少漏れても低周波ノイズを完
全にカツトし、出力される増幅P波S3の
波形を急峻のものとし(第5図)、P波認
識部3においてP波を検出し易くするため
にと、この第1発明と関連する発明である
後述の第2発明のヒス束波認識部5におい
てP波同期をとり易くするためである。
(iv) P波認識部の動作 (1) P波検出閾値の設定 増幅心電図信号S2と増幅P波S3
(第4図B,C)はA/D変換器3Aに
入力されてアナログからデイジタルに変
換され、更に一旦記憶部3Bに格納され
る。
ここで、CPU3Cは、記憶部3Bに
格納されているデイジタル化された増幅
心電図信号S2を入力する。これは、後
述の増幅P波S3を検出するべく閾値
THを設定するためであり、入力時間は
数秒でよい。
次に、CPU3Cは、入力されたデイ
ジタル増幅心電図信号S2のR波を検出
する(第5図)。このとき、P波が存在
しないことがわかつている心室性期外収
縮(VPC)の波は除去しておく。検出
したR波を用いてS3の検出区間を設定
しSの最も有効な閾値を定め、その閾値
THとする。
(2) 増幅P波の検出 CPU3Cは、上記記憶部3Bに格納
されているデイジタルの増幅P波S3を
入力し、設定した上記閾値THにより心
電図信号S2に含まれているP波S4
(第4図D)を検出する。
この場合、増幅されたP波S3には、
第5図に示すように、いくつものピーク
が含まれているので、有効な手順に基づ
いてP波を検出する。
この増幅P波S3に関する情報のう
ち、上記トリガ点は、後述の第2発明の
ヒス束波認識部5が行うP波同期アベレ
ージ法の時間基準点ともなる。つまり上
記トリガ点は、P波同期アベレージ法に
おける時相一致点となる。
上記したように、この第1発明によれば、P
波を強調して増幅するP波専用増幅部2を設け
ることにより電圧の低いP波が容易に認識され
る。
従つて、この認識されたP波S4をCPU3
Cが出力し自動解析部(図示省略)へ送出すれ
ば、体表面心電図のP波に関する自動解析精度
が向上して、心臓疾患の発見に役立つ正確な資
料を提供することとなつた。
(3) 第2発明 以下、第2発明の構成と動作を、実施例によ
り添付図面を参照して、説明する。
構成 第6図は、第2発明の実施例を示す図であ
る。
電極からP波認識部3までは、第1発明と
その構成が全く同じであるので説明は省略
し、以下、ヒス束波専用増幅部4とヒス束波
認識部5について説明する。
ヒス束波専用増幅部4は、プリアンプ4A
とローカツトフイルタ4Bとアンプ4Cとハ
イカツトフイルタ4Dとアンプ4Eから成
り、誘導選択器8により選択された第2誘導
心電図信号S1(第7図A)を入力し、その
電位差を増幅し増幅ヒス束波S5を強調して
(第7図B)出力する装置である。
このヒス束波専用増幅部4の構成は、従来
のものと同じであり、出力された増幅ヒス束
波S5はヒス束波認識部5に送られて周囲の
ノイズを除去するためにP波同期のアベレー
ジがとられる。
ヒス束波認識部5は、A/D変換器5Aと
記憶部5BとCPU5Cから成り増幅ヒス束
波S5を入力し、P波S4を同期信号として
加算平均をとることによりヒス束波S6を検
出し出力する装置である。
この場合、ヒス束波認識部5とP波認識部
3を一つにすることも可能である。
動作 電極からP波認識部3までの動作は、第1
発明と全く同じであるので説明は省略し、上
述したヒス束波専用増幅部4とヒス束波認識
部5について説明する。
誘導選択器8から出力された心電図信号S
1はプリアンプ4Aを構成する差動アンプに
入力し、RA−LAの電位差が増幅されて以
後ローカツトフイルタ4B、アンプ4C、ハ
イカツトフイルタ4D、アンプ4Eを経由し
て増幅ヒス束波S5(第7図B)が出力され
る。
この増幅ヒス束波S5は、ノイズが混じつ
ているために、P波同期アベレージ法に供さ
れるべくヒス束波認識部5のA/D変換器5
Aに入力される。ここで、増幅ヒス束波S5
はデイジタルに変換され一旦記憶部5Bに格
納される。
一方、CPU5Cは、P波認識部3から出
力されたP波S4(第4図D)を入力する。
これは自動認識されたP波に関する情報のう
ちの時相一致点t0を、後述するP波同期アベ
レージ法の時間基準軸TR(第8図)に合わ
せるためである。
次に、CPU5Cは、記憶部5Bに格納さ
れている増幅ヒス束波S5を入力し(第8
図)各心周期ごとに、上記時相一致点t0を時
間基準軸TRに合わせて、増幅ヒス束波S5
を加算する(第8図)。最後に、加算結果を
増幅ヒス束波S5の数で割つて加算平均をと
り、ノイズを取り除く。
これにより、P波同期アベレージ法が実行
されたことになり、ノイズが除かれたヒス束
波S6が検出されたことになる(第8図、第
7図C)。
このように、第2発明によれば、関連する第
1発明によつてP波の自動認識が可能となつた
ので、PH間隔は常に一定でヒス束波の時間的
位置もすべて同じ状態で加算平均ができるP波
同期アベレージ法を実行することにより、ノイ
ズを除いてヒス束波を検出するというアベレー
ジ法の目的が達成され、ヒス束波の検出が可能
となつた。従つて、体表面ヒス束心電図の質も
向上し、心臓疾患の発見に役立つ正確な資料が
提供されることとなつた。
〔発明の効果〕
以上のように、第1発明によれば、体表面から
得られる心電図信号のうちP波を強調して増幅
し、この増幅P波を検出できるように構成するこ
とにより、認識すべきP波が低電圧でかつ動揺す
る基線やノイズが混在しているにも拘らずP波の
自動認識が可能となつたので、P波に関係した部
分の計測が、満足に行えるようになつて体表面心
電図のP波に関する自動解析の精度が向上し、ま
た第2発明によれば、上記自動認識されたP波を
同期信号としてP波の直後に発生するヒス束波の
加算平均をとるように構成することにより、すべ
てのヒス束波の時間的位置が同じ状態で加算平均
をとることができノイズを除いてヒス束波を検出
するというアベレージ法の目的が達成されてヒス
束波の検出が可能となつたので、体表面ヒス束心
電図の質も向上し、結局は両発明によれば、不整
脈等心臓疾患の発見に役立つ正確な資料が提供さ
れるという効果を奏するに至つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明の原理図、第2図は第2発明
の原理図、第3図は第1発明の実施例を示す図、
第4図は第1発明の各部の波形図、第5図はP波
認識の動作説明図、第6図は第2発明の実施例を
示す図、第7図は第2発明の各部の波形図、第8
図はヒス束波認識の動作説明図、第9図は体表面
心電図と体表面ヒス束心電図、第10図は心臓の
刺激伝導系を示す模式図、第11図は従来技術の
説明図(体表面心電図用)、第12図は従来技術
の説明図(体表面ヒス束心電図用)である。 1……心電図増幅部、2……P波専用増幅部、
3……P波認識部、4……ヒス束波専用増幅部、
5……ヒス束波認識部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 体表面から得られる心電図信号S1を入力
    し、該心電図信号S1全体を増幅して増幅心電図
    信号S2を出力する心電図増幅部1と、 体表面から得られる心電図信号S1を入力し、
    第1段の増幅を行うプリアンプ2Aと、低域のノ
    イズを除去するローカツトフイルタ2Bと、第2
    段の増幅を行うアンプ2Cと、電源のノイズを除
    去するハムフイルタ2Dと、高域のノイズを除去
    すると共に第3段の増幅を行うハイカツトフイル
    タアンプ2Eとから構成され、心電図信号S1の
    うちP波を強調して増幅し、増幅P波S3を出力
    するP波専用増幅部2と、 上記増幅心電図信号S2と増幅P波S3を入力
    し、増幅心電図信号S2に基いて設定した閾値
    (TH)で増幅P波S3を検出することにより、
    増幅心電図信号S2に含まれるP波S4を認識
    し、該認識したP波S4を出力するP波認識部3
    とから成ることを特徴とする心電図P波認識装
    置。 2 体表面から得られる心電図信号S1を入力
    し、該心電図信号S1全体を増幅して増幅心電図
    信号S2を出力する心電図増幅部1と、 体表面から得られる心電図信号S1を入力し、
    第1段の増幅を行うプリアンプ2Aと、低域のノ
    イズを除去するローカツトフイルタ2Bと、第2
    段の増幅を行うアンプ2Cと、電源のノイズを除
    去するハムフイルタ2Dと、高域のノイズを除去
    すると共に第3段の増幅を行うハイカツトフイル
    タアンプ2Eとから構成され、心電図信号S1の
    うちP波を強調して増幅し、増幅P波S3を出力
    するP波専用増幅部2と、 上記増幅心電図信号S2と増幅P波S3を入力
    し、増幅心電図信号S2に基いて設定した閾値
    (TH)で増幅P波S3を検出することにより、
    増幅心電図信号S2に含まれるP波S4を認識
    し、該認識したP波S4を出力するP波認識部3
    と、 体表面から得られる心電図信号S1を入力し、
    そのうちヒス束波を強調して増幅し、増幅ヒス束
    波S5を出力するヒス束波専用増幅部4と、 上記認識したP波S4と増幅ヒス束波S5を入
    力し、該認識したP波S4を同期信号として増幅
    ヒス束波S5の加算平均をとることにより、増幅
    ヒス束波S5に含まれるノイズを減衰させ、ヒス
    束波S6を出力するヒス束波認識部5とから成る
    ことを特徴とする心電図P波認識応用装置。
JP63024792A 1988-02-03 1988-02-03 心電図p波認識及び応用装置 Granted JPH01198532A (ja)

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