JPH0545532B2 - - Google Patents
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- JPH0545532B2 JPH0545532B2 JP59087116A JP8711684A JPH0545532B2 JP H0545532 B2 JPH0545532 B2 JP H0545532B2 JP 59087116 A JP59087116 A JP 59087116A JP 8711684 A JP8711684 A JP 8711684A JP H0545532 B2 JPH0545532 B2 JP H0545532B2
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- Japan
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- glass
- water
- repellent
- compound
- polymer
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C17/00—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
- C03C17/28—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material
- C03C17/30—Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with organic material with silicon-containing compounds
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、撥水性の膜を硝子の表面に形成して
撥水処理硝子を製造する方法に関する。本発明に
従い製造される撥水処理硝子は、建築物の窓硝
子、自動車、車輛、航空機あるいは船舶等の風防
硝子、眼鏡やカメラなどに使われる光学用硝子、
家庭用硝子器具(例えば、硝子製のコツプ、食
器、水槽、花瓶、哺乳瓶など)、およびその他撥
水性を必要とする硝子製品に大変有効に適用され
うる。
撥水処理硝子を製造する方法に関する。本発明に
従い製造される撥水処理硝子は、建築物の窓硝
子、自動車、車輛、航空機あるいは船舶等の風防
硝子、眼鏡やカメラなどに使われる光学用硝子、
家庭用硝子器具(例えば、硝子製のコツプ、食
器、水槽、花瓶、哺乳瓶など)、およびその他撥
水性を必要とする硝子製品に大変有効に適用され
うる。
(従来技術)
従来より、硝子の撥水処理剤としてシロキサン
結合を有する有機ケイ素化合物が多く使用されて
おり、そして硝子の表面にシロキサン重合物膜を
形成して撥水化させる方法としては、例えばア
ルキルハロシラン類の単量体ガスを硝子表面に作
用させしかる後加水分解する方法や、ポリジメ
チルシロキサン類の溶液を硝子表面に塗布ししか
る後加熱乾燥してシリコーン膜を硝子表面に形成
させる方法などが開発、利用されてきている。し
かしながら、このような従来の製法により得られ
た撥水処理硝子は、一般に撥水処理膜の硝子表面
との接着力が弱く、例えば撥水処理硝子表面に粘
着テープを貼り付けて引き剥すピーリングテスト
において撥水処理膜が容易に剥離するなど、撥水
処理の耐久性(耐ピーリング性等)に劣つてい
た。その上、前記の方法に従う製造過程におい
ては、有害なハロゲン化水素ガスが発生し、また
前記の方法では、加熱乾燥によつて硝子の強度
低下を招き、かつこれに従つて製造した硝子は撥
水処理膜より溶媒を除去するのに長時間必要とす
るなどの問題点を有していた。
結合を有する有機ケイ素化合物が多く使用されて
おり、そして硝子の表面にシロキサン重合物膜を
形成して撥水化させる方法としては、例えばア
ルキルハロシラン類の単量体ガスを硝子表面に作
用させしかる後加水分解する方法や、ポリジメ
チルシロキサン類の溶液を硝子表面に塗布ししか
る後加熱乾燥してシリコーン膜を硝子表面に形成
させる方法などが開発、利用されてきている。し
かしながら、このような従来の製法により得られ
た撥水処理硝子は、一般に撥水処理膜の硝子表面
との接着力が弱く、例えば撥水処理硝子表面に粘
着テープを貼り付けて引き剥すピーリングテスト
において撥水処理膜が容易に剥離するなど、撥水
処理の耐久性(耐ピーリング性等)に劣つてい
た。その上、前記の方法に従う製造過程におい
ては、有害なハロゲン化水素ガスが発生し、また
前記の方法では、加熱乾燥によつて硝子の強度
低下を招き、かつこれに従つて製造した硝子は撥
水処理膜より溶媒を除去するのに長時間必要とす
るなどの問題点を有していた。
(発明の目的)
本発明の目的は、十分な撥水性を有するだけで
なく、耐久性が格段に優れ、しかも製法に基づく
前記の如き悪影響を生じない撥水処理硝子の製造
方法を提供することにある。
なく、耐久性が格段に優れ、しかも製法に基づく
前記の如き悪影響を生じない撥水処理硝子の製造
方法を提供することにある。
(発明の構成)
本発明による撥水処理硝子の製造方法は、撥水
性処理膜を硝子の表面に形成して撥水処理硝子を
製造する方法において、 1 プラズマ重合法に従い接着成分の重合物およ
び撥水成分の重合物を硝子表面に被覆して、撥
水性処理膜を形成したこと、 2 (a) 接着成分の重合物のための原料化合物と
して、テトラメトキシシランおよびトリメト
キシメチルシランの群から選択されたシロキ
サン結合を有する有機ケイ素化合物を用い、
かつ、 (b) 撥水成分の重合物のための原料化合物と
して、 テトラエトキシシランおよびテトラプロ
ポキシシランの群から選択された(a)の有機
ケイ素化合物より炭素の組成割合が大きい
有機ケイ素化合物、 トリメチルメトキシシランおよびジメチ
ルジメトキシシランの群から選択された(a)
の有機ケイ素化合物より酸素の組成割合が
小さい有機ケイ素化合物、または 六フツ化プロピレンおよびテトラフルオ
ロエチレンの群から選択されたフツ素化合
物を用いたこと、並びに 3 撥水性処理膜は、最初に前記化合物(a)を単独
で重合させるかまたは前記化合物(a)および前記
化合物(b)を化合物(a)が化合物(b)よりも多い組成
割合にて重合させ、そしてその後前記化合物(b)
を単独で重合させるかまたは前記化合物(a)およ
び前記化合物(b)を化合物(b)が化合物(a)よりも多
い組成割合にて重合させることにより、形成し
たことを特徴とするものである。
性処理膜を硝子の表面に形成して撥水処理硝子を
製造する方法において、 1 プラズマ重合法に従い接着成分の重合物およ
び撥水成分の重合物を硝子表面に被覆して、撥
水性処理膜を形成したこと、 2 (a) 接着成分の重合物のための原料化合物と
して、テトラメトキシシランおよびトリメト
キシメチルシランの群から選択されたシロキ
サン結合を有する有機ケイ素化合物を用い、
かつ、 (b) 撥水成分の重合物のための原料化合物と
して、 テトラエトキシシランおよびテトラプロ
ポキシシランの群から選択された(a)の有機
ケイ素化合物より炭素の組成割合が大きい
有機ケイ素化合物、 トリメチルメトキシシランおよびジメチ
ルジメトキシシランの群から選択された(a)
の有機ケイ素化合物より酸素の組成割合が
小さい有機ケイ素化合物、または 六フツ化プロピレンおよびテトラフルオ
ロエチレンの群から選択されたフツ素化合
物を用いたこと、並びに 3 撥水性処理膜は、最初に前記化合物(a)を単独
で重合させるかまたは前記化合物(a)および前記
化合物(b)を化合物(a)が化合物(b)よりも多い組成
割合にて重合させ、そしてその後前記化合物(b)
を単独で重合させるかまたは前記化合物(a)およ
び前記化合物(b)を化合物(b)が化合物(a)よりも多
い組成割合にて重合させることにより、形成し
たことを特徴とするものである。
すなわち、本発明は、撥水性処理膜(有機ケイ
素化合物の重合物をベースとする。)をプラズマ
重合法に従い硝子の表面に形成するとともに、そ
の重合プロセスにおいて、前記処理膜のうち硝子
に当接する面寄りの部分には、硝子との接着性が
良好な重合物(接着部分)が主に配され、かつ前
記処理膜のうち硝子に当接する面と反対側の面寄
りの部分には、撥水性に富む重合物(撥水成分)
が主に配されるようにすることにより、製造され
る撥水処理硝子について、良好な撥水性を確保し
た上で、硝子表面との接着力の向上を図つたもの
である。
素化合物の重合物をベースとする。)をプラズマ
重合法に従い硝子の表面に形成するとともに、そ
の重合プロセスにおいて、前記処理膜のうち硝子
に当接する面寄りの部分には、硝子との接着性が
良好な重合物(接着部分)が主に配され、かつ前
記処理膜のうち硝子に当接する面と反対側の面寄
りの部分には、撥水性に富む重合物(撥水成分)
が主に配されるようにすることにより、製造され
る撥水処理硝子について、良好な撥水性を確保し
た上で、硝子表面との接着力の向上を図つたもの
である。
本発明の製造方法のうちより好ましいものは、
次の2様態である。
次の2様態である。
1 上記化合物(a)の単独重合により接着成分の重
合物のみから成る層が硝子に当接する面寄りの
部分に形成されるように、かつ、上記化合物(b)
の単独重合により撥水成分の重合物のみから成
る層が硝子に当接する面の反対側の面寄りの部
分に形成されるようにして、撥水性処理膜を硝
子表面に作る方法。
合物のみから成る層が硝子に当接する面寄りの
部分に形成されるように、かつ、上記化合物(b)
の単独重合により撥水成分の重合物のみから成
る層が硝子に当接する面の反対側の面寄りの部
分に形成されるようにして、撥水性処理膜を硝
子表面に作る方法。
2 上記化合物(a)および上記化合物(b)の重合の
際、硝子に当接する面より硝子に当接する面の
反対側の面にかけて、化合物(a)の組成割合を減
らす一方で化合物(b)の組成割合を増やすことに
より、接着成分の重合物の組成割合が連続的に
減少しかつ撥水成分の重合物の組成割合が連続
的に増大するようにして、撥水性処理膜を硝子
表面に形成する方法。
際、硝子に当接する面より硝子に当接する面の
反対側の面にかけて、化合物(a)の組成割合を減
らす一方で化合物(b)の組成割合を増やすことに
より、接着成分の重合物の組成割合が連続的に
減少しかつ撥水成分の重合物の組成割合が連続
的に増大するようにして、撥水性処理膜を硝子
表面に形成する方法。
さらに説明するに、本発明により製造される撥
水処理硝子は、例えば第1図に示すように、硝子
の表面1に接着成分としての重合物を接着させそ
の上に撥水成分としての重合物を被覆して、撥水
性処理膜2aの硝子側部分に接着成分の層3を形
成し、かつその外部側部分に撥水成分の層4を形
成したものを挙げることができる。接着成分とし
てシロキサン結合を有する有機ケイ素化合物(テ
トラメトキシシラン(Si(OCH3)4)、トリメトキ
シメチルシラン(CH3Si(OCH3)3)の重合物を用
い、一方撥水成分として、該有機ケイ素化合物よ
り炭素の組成割合が大きい有機ケイ素化合物(接
着成分の化合物がテトラメトキシシランであると
き、テトラエトキシシラン(Si(OC2H5)4)、テト
ラプロポキシシラン(Si(OC3H7)4)の重合物、
若しくは上記有機ケイ素化合物より酸素の組成割
合が小さい有機ケイ素化合物(接着成分の化合物
がテトラメトキシシランであるとき、トリメチル
トキシシラン((CH3)3SiOCH3)、ジメチルジメ
トキシシラン((CH3)2Si(OCH3)2))の重合物、
若しくはフツ素化合物(六フツ化プロピレン
(CF2=CF−CF3)、テトラフルオロエチレン
(CF2=CF2)の重合物を適用する。上記の態様の
ように、接着部分の層3の硝子に当接する面およ
びその近傍部分に形成し、かつ、撥水成分の層4
を該当接面と反対側の面およびその近傍部分に形
成すると、撥水性処理膜2aは、蒸留水との接触
角が90°を越え、良好な撥水性を有するとともに、
ピークリングテストにおいて剥離せず、硝子表面
との間に満足に高い接着力が得られる。
水処理硝子は、例えば第1図に示すように、硝子
の表面1に接着成分としての重合物を接着させそ
の上に撥水成分としての重合物を被覆して、撥水
性処理膜2aの硝子側部分に接着成分の層3を形
成し、かつその外部側部分に撥水成分の層4を形
成したものを挙げることができる。接着成分とし
てシロキサン結合を有する有機ケイ素化合物(テ
トラメトキシシラン(Si(OCH3)4)、トリメトキ
シメチルシラン(CH3Si(OCH3)3)の重合物を用
い、一方撥水成分として、該有機ケイ素化合物よ
り炭素の組成割合が大きい有機ケイ素化合物(接
着成分の化合物がテトラメトキシシランであると
き、テトラエトキシシラン(Si(OC2H5)4)、テト
ラプロポキシシラン(Si(OC3H7)4)の重合物、
若しくは上記有機ケイ素化合物より酸素の組成割
合が小さい有機ケイ素化合物(接着成分の化合物
がテトラメトキシシランであるとき、トリメチル
トキシシラン((CH3)3SiOCH3)、ジメチルジメ
トキシシラン((CH3)2Si(OCH3)2))の重合物、
若しくはフツ素化合物(六フツ化プロピレン
(CF2=CF−CF3)、テトラフルオロエチレン
(CF2=CF2)の重合物を適用する。上記の態様の
ように、接着部分の層3の硝子に当接する面およ
びその近傍部分に形成し、かつ、撥水成分の層4
を該当接面と反対側の面およびその近傍部分に形
成すると、撥水性処理膜2aは、蒸留水との接触
角が90°を越え、良好な撥水性を有するとともに、
ピークリングテストにおいて剥離せず、硝子表面
との間に満足に高い接着力が得られる。
これに対し、撥水成分の層4のみを硝子表面に
形成した場合、並びに接着成分と撥水成分との混
合物よりなるほぼ均質な層を硝子表面に形成した
場合、形成された処理膜は、ピーリングテストに
おいて剥離し、従来と同様硝子表面との接着力が
弱く、顕著な改良がみられない。さらに、接着成
分の層3のみを硝子表面に形成した場合、形成さ
れた処理膜は、蒸留水との接触角が90°未満であ
り、撥水性処理硝子として必要な機能を果たし得
るものでない。
形成した場合、並びに接着成分と撥水成分との混
合物よりなるほぼ均質な層を硝子表面に形成した
場合、形成された処理膜は、ピーリングテストに
おいて剥離し、従来と同様硝子表面との接着力が
弱く、顕著な改良がみられない。さらに、接着成
分の層3のみを硝子表面に形成した場合、形成さ
れた処理膜は、蒸留水との接触角が90°未満であ
り、撥水性処理硝子として必要な機能を果たし得
るものでない。
また、第1図に示した上記態様とは異なる二三
の態様として、本発明により製造される撥水処理
硝子は、第2図に示すように、撥水性処理膜2b
を、硝子に当接する面より硝子に当接する面の反
対側の面にかけて、接着成分の重合物の組成割合
が連続的に減少しかつ撥水成分の重合物の組成割
合が連続的に増大するように形成したものでもよ
く、さらに第3図に示すように、撥水性処理膜2
cの硝子に当接する面およびその近傍部分には接
着成分の層3をかつ硝子に当接する面と反対側の
面およびその近傍部分には撥水成分の層4を夫々
形成し、さらにその中央部分の層5では、接着成
分および撥水成分の重合物が第2図の場合と同様
に化学組成を変化させて存在してなるものでもよ
い。また、本発明の撥水処理硝子を製造するに当
つては、プラズマ重合法により、減圧雰囲気下で
接着成分および撥水成分の原料化合物を、順次ま
たは混合割合を連続的に変化させて、硝子表面に
接着被覆させかつ重合反応を起こさせて、接着成
分および撥水成分の重合物を層状にまたは両者の
組成割合を連続的に変化させて成る撥水性処理膜
を形成してもよい。プラズマ重合法によれば、製
造過程において有害ガスの発生が無くかつ溶媒除
去に関する問題も生じず、さらに硝子の強度低下
等の不具合な現象を惹起しない。
の態様として、本発明により製造される撥水処理
硝子は、第2図に示すように、撥水性処理膜2b
を、硝子に当接する面より硝子に当接する面の反
対側の面にかけて、接着成分の重合物の組成割合
が連続的に減少しかつ撥水成分の重合物の組成割
合が連続的に増大するように形成したものでもよ
く、さらに第3図に示すように、撥水性処理膜2
cの硝子に当接する面およびその近傍部分には接
着成分の層3をかつ硝子に当接する面と反対側の
面およびその近傍部分には撥水成分の層4を夫々
形成し、さらにその中央部分の層5では、接着成
分および撥水成分の重合物が第2図の場合と同様
に化学組成を変化させて存在してなるものでもよ
い。また、本発明の撥水処理硝子を製造するに当
つては、プラズマ重合法により、減圧雰囲気下で
接着成分および撥水成分の原料化合物を、順次ま
たは混合割合を連続的に変化させて、硝子表面に
接着被覆させかつ重合反応を起こさせて、接着成
分および撥水成分の重合物を層状にまたは両者の
組成割合を連続的に変化させて成る撥水性処理膜
を形成してもよい。プラズマ重合法によれば、製
造過程において有害ガスの発生が無くかつ溶媒除
去に関する問題も生じず、さらに硝子の強度低下
等の不具合な現象を惹起しない。
(実施例)
以下、本発明の実施例を説明する。
実施例 1
スライド硝子をベルジヤー型反応器内に収め、
最初にテトラメトキシシランをしかる後テトラエ
トキシシランを供給しながら、プラズマ重合(圧
力0.1Torr,入力100W,周波数13.56MHz)を行
なつて、硝子表面にテトラメトキシシランの重合
物(接着成分)を接着させその上にテトラエトキ
シシランの重合物(撥水成分)を被覆してなる実
施例1の撥水処理硝子(第1図)を製造した。該
硝子の撥水特性、例えば硝子表面のぬれ性を知る
べく、その目安となる蒸留水との接触角を表面接
触角測定装置を用いて調べたところ、接触角が
90°を越えぬれない硝子であることが認められた。
未処理のスライド硝子の場合には接触角が10°で
あつた。また、当該撥水処理硝子は、透明で、水
中に浸漬ししかる後水上に引上げて目視してみた
ところ、ただちに硝子の向こう側の視界が明瞭に
現われた。未処理硝子の場合には、視界が暫の間
滲みぼやけていた。さらに、実施例1の硝子の場
合には、硝子表面の水を容易に紙で拭取り除去す
ることができた。
最初にテトラメトキシシランをしかる後テトラエ
トキシシランを供給しながら、プラズマ重合(圧
力0.1Torr,入力100W,周波数13.56MHz)を行
なつて、硝子表面にテトラメトキシシランの重合
物(接着成分)を接着させその上にテトラエトキ
シシランの重合物(撥水成分)を被覆してなる実
施例1の撥水処理硝子(第1図)を製造した。該
硝子の撥水特性、例えば硝子表面のぬれ性を知る
べく、その目安となる蒸留水との接触角を表面接
触角測定装置を用いて調べたところ、接触角が
90°を越えぬれない硝子であることが認められた。
未処理のスライド硝子の場合には接触角が10°で
あつた。また、当該撥水処理硝子は、透明で、水
中に浸漬ししかる後水上に引上げて目視してみた
ところ、ただちに硝子の向こう側の視界が明瞭に
現われた。未処理硝子の場合には、視界が暫の間
滲みぼやけていた。さらに、実施例1の硝子の場
合には、硝子表面の水を容易に紙で拭取り除去す
ることができた。
また、撥水処理の耐久性を知るべく、その目安
となるピーリングテスト(粘着テープを硝子表面
に貼付けしかる後テープを引剥す。)を行なつて
みたところ、実施例1の場合、硝子表面の撥水性
処理膜は剥離しなかつた。
となるピーリングテスト(粘着テープを硝子表面
に貼付けしかる後テープを引剥す。)を行なつて
みたところ、実施例1の場合、硝子表面の撥水性
処理膜は剥離しなかつた。
実施例 2
テトラメトキシシラン及びトリメチルメトキシ
シランを、両者の組成を第4図に示すように重合
時間と共に連続的に変化させて供給しながら、実
施例1と同様な条件でプラズマ重合を行なつて、
撥水性処理膜を、硝子に当接する面より硝子に当
接する面の反対側の面にかけて、テトラメトキシ
シランの重合物の組成割合が連続的に減少しかつ
トリメチルメトキシシランの重合物の組成割合が
連続的に増大するように形成した実施例2の撥水
処理硝子(第2図)を製造した。該硝子の撥水性
を実施例1と同様に調べたところ、表面の接触角
は90°を越えていた。また、ピーリングテストを
実施例1と同様に行なつたところ、表面の膜は剥
離しなかつた。
シランを、両者の組成を第4図に示すように重合
時間と共に連続的に変化させて供給しながら、実
施例1と同様な条件でプラズマ重合を行なつて、
撥水性処理膜を、硝子に当接する面より硝子に当
接する面の反対側の面にかけて、テトラメトキシ
シランの重合物の組成割合が連続的に減少しかつ
トリメチルメトキシシランの重合物の組成割合が
連続的に増大するように形成した実施例2の撥水
処理硝子(第2図)を製造した。該硝子の撥水性
を実施例1と同様に調べたところ、表面の接触角
は90°を越えていた。また、ピーリングテストを
実施例1と同様に行なつたところ、表面の膜は剥
離しなかつた。
実施例 3
トリメトキシメチルシラン及び六フツ化プロピ
レンを、両者の組成を第5図に示すように連続的
に変化させて供給しながら、プラズマ重合(他の
条件は実施例1と同一)を行なつて、撥水性処理
膜を、硝子に当接する面より硝子に当接する面の
反対側の面にかけて、トリメトキシメチルシラン
の重合物の組成割合が連続的に減少しかつ六フツ
化プロピレンの重合物の組成割合が連続的に増大
するように形成した実施例3の撥水処理硝子を製
造した。実施例1と同様に測定したところ、この
処理硝子の表面の接触角は95°であつて、ぬれな
い硝子であることが確かめられた。また、実施例
1と同様のピーリングテストにおいて、硝子表面
の撥水性処理膜は剥離しなかつた。
レンを、両者の組成を第5図に示すように連続的
に変化させて供給しながら、プラズマ重合(他の
条件は実施例1と同一)を行なつて、撥水性処理
膜を、硝子に当接する面より硝子に当接する面の
反対側の面にかけて、トリメトキシメチルシラン
の重合物の組成割合が連続的に減少しかつ六フツ
化プロピレンの重合物の組成割合が連続的に増大
するように形成した実施例3の撥水処理硝子を製
造した。実施例1と同様に測定したところ、この
処理硝子の表面の接触角は95°であつて、ぬれな
い硝子であることが確かめられた。また、実施例
1と同様のピーリングテストにおいて、硝子表面
の撥水性処理膜は剥離しなかつた。
実施例 4
トリメトキシメチルシラン及びテトラフルオロ
エチレンを原料として、、両者の組成を第6図に
示すように変化させてプラズマ重合(他の条件は
実施例1と同様)を行なつて、撥水性処理膜の硝
子に当接する面およびその近傍部分にトリメトキ
シメチルシランの重合物の層をかつ硝子に当接す
る面と反対側の面およびその近傍部分にテトラフ
ルオロエチレンの重合物の層を夫々形成し、さら
にその中央部分ではトリメトキシシラン重合物及
びテトラフルオロエチレン重合物の組成割合が実
施例2と同様に連続的に変化してなる実施例4の
撥水処理硝子(第3図)を製造した。この硝子の
表面の接触角は100°であつた。ピーリングテスト
において撥水性処理膜は剥離しなかつた。なお、
測定条件は実施例1と同様である。
エチレンを原料として、、両者の組成を第6図に
示すように変化させてプラズマ重合(他の条件は
実施例1と同様)を行なつて、撥水性処理膜の硝
子に当接する面およびその近傍部分にトリメトキ
シメチルシランの重合物の層をかつ硝子に当接す
る面と反対側の面およびその近傍部分にテトラフ
ルオロエチレンの重合物の層を夫々形成し、さら
にその中央部分ではトリメトキシシラン重合物及
びテトラフルオロエチレン重合物の組成割合が実
施例2と同様に連続的に変化してなる実施例4の
撥水処理硝子(第3図)を製造した。この硝子の
表面の接触角は100°であつた。ピーリングテスト
において撥水性処理膜は剥離しなかつた。なお、
測定条件は実施例1と同様である。
比較のため、テトラフルオロエチレンの重合物
の層を硝子の表面に単独被覆してなる撥水処理硝
子A、トリメトキシメチルシランの重合物の層を
硝子の表面に単独被覆してなる撥水処理硝子B、
およびこれら両重合物の混合物をほぼ均質に硝子
の表面に被覆してなる撥水処理硝子Cをそれぞれ
製造した。
の層を硝子の表面に単独被覆してなる撥水処理硝
子A、トリメトキシメチルシランの重合物の層を
硝子の表面に単独被覆してなる撥水処理硝子B、
およびこれら両重合物の混合物をほぼ均質に硝子
の表面に被覆してなる撥水処理硝子Cをそれぞれ
製造した。
撥水処理硝子AおよびCについては、ピーリン
グテストにおいて、処理膜が剥離してしまつた。
また、撥水処理硝子Bについては、蒸留水との接
触角が90未満であり、撥水処理硝子としての効果
が認められなかつた。
グテストにおいて、処理膜が剥離してしまつた。
また、撥水処理硝子Bについては、蒸留水との接
触角が90未満であり、撥水処理硝子としての効果
が認められなかつた。
(発明の効果)
したがつて、本発明の製造方法によれば、以下
のような特性を有する撥水処理硝子が得られる。
即ち、該硝子は、十分な撥水性を有し、表面が汚
れ難く、洗浄しても乾燥し易く、また乾燥後も清
潔である。また、水をかけても、ただちに硝子の
向こう側の視界が明瞭に現われる。それだけでな
く、本発明の製法に従う硝子の撥水性処理膜は硝
子表面との接着力が強く、撥水処理の耐久性が著
しく向上している。その上、本発明による製法
は、撥水処理硝子をプラズマ重合法に従い製造す
るものであるので、この製造過程において従来例
における各種の悪影響(有害ガスの発生等)を生
じない。
のような特性を有する撥水処理硝子が得られる。
即ち、該硝子は、十分な撥水性を有し、表面が汚
れ難く、洗浄しても乾燥し易く、また乾燥後も清
潔である。また、水をかけても、ただちに硝子の
向こう側の視界が明瞭に現われる。それだけでな
く、本発明の製法に従う硝子の撥水性処理膜は硝
子表面との接着力が強く、撥水処理の耐久性が著
しく向上している。その上、本発明による製法
は、撥水処理硝子をプラズマ重合法に従い製造す
るものであるので、この製造過程において従来例
における各種の悪影響(有害ガスの発生等)を生
じない。
第1図ないし第3図は本発明の方法に従う製造
される各種の撥水処理硝子の主要部を示す断面
図、第4図ないし第6図は本発明の実施例2ない
し実施例4の方法に従い撥水処理硝子を製造する
ときのプラズマ重合条件を示すグラフである。 図中、1……硝子表面、2a,2b,2c……
撥水性処理膜、3……接着成分の層、4……撥水
成分の層。
される各種の撥水処理硝子の主要部を示す断面
図、第4図ないし第6図は本発明の実施例2ない
し実施例4の方法に従い撥水処理硝子を製造する
ときのプラズマ重合条件を示すグラフである。 図中、1……硝子表面、2a,2b,2c……
撥水性処理膜、3……接着成分の層、4……撥水
成分の層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 撥水性処理膜を硝子の表面に形成して撥水処
理硝子を製造する方法において、 1 プラズマ重合法に従い接着成分の重合物およ
び撥水成分の重合物を硝子表面に被覆して、撥
水性処理膜を形成したこと、 2 (a) 接着成分の重合物のための原料化合物と
して、テトラメトキシシランおよびトリメト
キシメチルシランの群から選択されたシロキ
サン結合を有する有機ケイ素化合物を用い、
かつ、 (b) 撥水成分の重合物のための原料化合物とし
て、 テトラエトキシシランおよびテトラプロ
ポキシシランの群から選択された(a)の有機
ケイ素化合物より炭素の組成割合が大きい
有機ケイ素化合物、 トリメチルメトキシシランおよびジメチ
ルジメトキシシランの群から選択された(a)
の有機ケイ素化合物より酸素の組成割合が
小さい有機ケイ素化合物、または 六フツ化プロピレンおよびテトラフルオ
ロエチレンの群から選択されたフツ素化合
物を用いたこと、並びに 3 撥水性処理膜は、最初に前記化合物(a)を単独
で重合させるかまたは前記化合物(a)および前記
化合物(b)を化合物(a)が化合物(b)よりも多い組成
割合にて重合させ、そしてその後前記化合物(b)
を単独で重合させるかまたは前記化合物(a)およ
び前記化合物(b)を化合物(b)が化合物(a)よりも多
い組成割合にて重合させることにより、形成し
たことを特徴とする撥水処理硝子の製造方法。 2 撥水性処理膜は、接着成分の重合物のみから
成る層を硝子に当接する面寄りの部分に形成し、
かつ、撥水成分の重合物のみから成る層を硝子に
当接する面の反対側の面寄りの部分に形成してな
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
撥水処理硝子の製造方法。 3 撥水性処理膜は、硝子に当接する面より硝子
に当接する面の反対側の面にかけて、接着成分の
重合物の組成割合が連続的に減少しかつ撥水成分
の重合物の組成割合が連続的に増大するように形
成してなることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の撥水処理硝子の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8711684A JPS60231442A (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | 撥水処理硝子の製造方法 |
| US06/728,698 US4649071A (en) | 1984-04-28 | 1985-04-29 | Composite material and process for producing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8711684A JPS60231442A (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | 撥水処理硝子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60231442A JPS60231442A (ja) | 1985-11-18 |
| JPH0545532B2 true JPH0545532B2 (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=13905980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8711684A Granted JPS60231442A (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | 撥水処理硝子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60231442A (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3210045B2 (ja) * | 1991-11-20 | 2001-09-17 | 旭硝子株式会社 | 表面処理された基材 |
| US5413865A (en) * | 1992-01-31 | 1995-05-09 | Central Glass Company, Limited | Water-repellent metal oxide film and method of forming same on glass substrate |
| JP3498881B2 (ja) * | 1996-05-27 | 2004-02-23 | セントラル硝子株式会社 | 撥水性ガラスの製法 |
| US6051321A (en) * | 1997-10-24 | 2000-04-18 | Quester Technology, Inc. | Low dielectric constant materials and method |
| US6140456A (en) * | 1997-10-24 | 2000-10-31 | Quester Techology, Inc. | Chemicals and processes for making fluorinated poly(para-xylylenes) |
| US6086679A (en) * | 1997-10-24 | 2000-07-11 | Quester Technology, Inc. | Deposition systems and processes for transport polymerization and chemical vapor deposition |
| US6020458A (en) | 1997-10-24 | 2000-02-01 | Quester Technology, Inc. | Precursors for making low dielectric constant materials with improved thermal stability |
| KR20010071175A (ko) | 1998-05-01 | 2001-07-28 | 세슈 비. 데스 | 화학 기상 증착에 의해 증착된 옥사이드/유기 폴리머 다층박막 |
| US6495208B1 (en) | 1999-09-09 | 2002-12-17 | Virginia Tech Intellectual Properties, Inc. | Near-room temperature CVD synthesis of organic polymer/oxide dielectric nanocomposites |
| JP4517761B2 (ja) * | 2004-07-30 | 2010-08-04 | パナソニック株式会社 | 耐熱防汚基板およびこれを用いた加熱調理機器 |
| JP5597193B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-10-01 | シチズンファインテックミヨタ株式会社 | カバー付センサ及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5529944B2 (ja) * | 1973-05-19 | 1980-08-07 | ||
| JPS5529026B2 (ja) * | 1973-05-19 | 1980-07-31 | ||
| JPS5356177A (en) * | 1976-11-02 | 1978-05-22 | Asahi Glass Co Ltd | Forming method for anti-foggig film on transparent body |
-
1984
- 1984-04-28 JP JP8711684A patent/JPS60231442A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60231442A (ja) | 1985-11-18 |
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