JPH0545549U - 生物組織の処理装置 - Google Patents

生物組織の処理装置

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JPH0545549U
JPH0545549U JP1756191U JP1756191U JPH0545549U JP H0545549 U JPH0545549 U JP H0545549U JP 1756191 U JP1756191 U JP 1756191U JP 1756191 U JP1756191 U JP 1756191U JP H0545549 U JPH0545549 U JP H0545549U
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JP
Japan
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reagent
slide glass
sample
glass holder
supply pump
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JP1756191U
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English (en)
Inventor
澄晴 野地
晃弘 大山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Aloka Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スライドグラスに貼着した試料に対する試薬に
よる処理を、極めて微量の試薬にて行い、かつ適切な条
件下における安定した処理を可能とする。 【構成】試料16を貼着したスライドグラス15を保持
すると共に、そのスライドグラス15の試料貼着面側に
極めて薄い空間である空隙室21をを形成し、かつその
空隙室21への試薬注入口11並びに試薬排出口13を
設けたスライドグラスホルダ10を設置し、試薬供給ポ
ンプ及び切替バルブ、更に試薬貯留手段によって、種々
の試薬適量を選択的にかつ自動的に上記スライドグラス
ホルダ10の空隙室21に供給することができるように
した。そして、使用済試薬は、自動的に試薬排出口13
から外部へ排出される。これにより、微量な試薬にて、
反応条件に即した適切な試薬による処理が可能となって
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、生物組織の処理装置、特にプレパラート標本を作成するため、スラ イドグラスに貼着された試料の試薬による処理を行う生物組織の処理装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、動物や植物の組織切片、あるいは菌の標本などのさまざまなプレパラー ト標本を作成する場合、試料をスライドグラスに貼着し、その貼着した試料に対 し脱水や染色などの多くの処理を行っている。
【0003】 通常、これらの処理は、20枚程度のスライドグラスを金属製の籠に立てた状 態で配列し、種々の試薬を入れたガラス製の水槽などにその籠を浸すことによっ て行う。そして、1つの試薬に対しての処理が終わった段階で、次の試薬の入っ た水槽にその籠を移すといった一連の処理が行われている。そして、このような 種々の試薬による処理によって所望の試料に関するプレパラート標本が作成され ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の処理装置、すなわち複数枚のスライドグラスを立てた状態で保持す る金属製の籠を用いて試薬処理を行う場合、上記のように水槽が用いられ、その 水槽中にスライドグラスを入れた籠が浸される。従って、全てのスライドグラス を試薬中に浸すために十分な試薬を水槽中に貯留させなければならない。
【0005】 しかしながら、免疫染色やISH(in situ hybridization)などを行う場合に は、それらの処理に用いられる試薬は、非常にコストが高く、処理の経済的条件 に適合させるべく、できるだけ少量の試薬によって処理を行う必要がある。
【0006】 また、試薬によっては、極めて正確な温度条件が必要な場合や、順次新しい試 薬を供給し続ける必要のあるものがある。従って、このような試薬の場合には、 できるだけ少量の試薬によってスライドグラスに貼着された組織切片などを浸漬 して処理を行うことのできる手段が必要であるという課題があった。
【0007】 更に、試薬毎にホルダの水槽中へのセッティング作業を行う必要があり、複数 の試薬の処理を行う場合、作業が面倒であるという問題もあった。
【0008】考案の目的 本考案は、上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的は少量の試薬 によって試料を十分にその試薬中に浸すことができ、かつ試薬の交換も容易に行 うことのできる生物組織の処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る生物組織の処理装置は、試料を貼着し たスライドグラスを着脱可能に保持するスライドグラス保持部と、前記保持され たスライドグラスの試料貼着面側に少なくとも貼着試料を包含する高さをもって 形成された空隙室と、該空隙室への試薬の流入・流出を行うための試薬注入口及 び試薬排出口と、を有するスライドグラスホルダと、該スライドグラスホルダの 試薬注入口に連通された供給量調整可能な試薬供給ポンプと、該試薬供給ポンプ に連通され該ポンプにて前記スライドグラスホルダに供給される1つ又は一また は複数の種類の試薬を個別に溜める貯留手段と、を含むことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成の生物組織の処理装置によれば、試薬供給ポンプを作動させることに より、貯留手段から試薬をスライドグラスホルダに供給することができる。この 試薬の供給は、スライドグラスホルダの試薬注入口から行われ、内部の空隙室に 拡散していく。空隙室は微小な高さ、すなわち極めて薄い空間とされており、試 薬注入口に少量の試薬を流入させることによりて毛細管現象によって空隙室内に 試薬が十分に拡散していく。
【0011】 この試薬供給ポンプによる試薬の注入が余分に行われた場合には、スライドグ ラスホルダの試薬排出口から自動的に排出される。
【0012】 また、1つ又は複数の種類の試薬を個別に溜めた貯留手段と試薬供給ポンプと の連通路には切替バルブが配置されており、このバルブの切替えによって種々の 試薬を選択的にポンプによって送り出すことができる。
【0013】 従って、微量な試薬によってスライドグラスホルダの空隙室を充満させること ができ、これによってスライドグラスに貼着された試料を完全に試薬中に浸すこ とが可能である。また、この動作をポンプの供給量を制御しつつ行うことにより 、すなわち供給する試薬の流速を自在に調整することによって、反応条件に即し た試薬供給を行うことができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1は、本考案の実施例の全体構成を示す概略構成図であり、図において、ス ライドグラスホルダ10に設けられた後述する試薬注入口11には、チューブ1 2を介して試薬供給ポンプ20が設けられている。更に、この試薬供給ポンプ2 0には、切替バルブ30を介して3つの試薬貯留手段40a,40b及び40c が連通されている。各貯留手段40はそれぞれ異なった種類の試薬が貯留されて おり、切替バルブ30は、試薬供給ポンプ20とそれぞれの貯留手段40a〜4 0cとの連通状態を切り替えるものである。
【0016】 また、試薬供給ポンプ20及び切替バルブ30は、それぞれ制御手段42に接 続されており、この制御手段42からの操作者による指示、あるいはプログラム によって試薬供給ポンプ20の試薬の送液の調整並びにバルブ切替えによる試薬 の選択が行われる。
【0017】 スライドグラスホルダ10に設けられた後述する試薬排出口13にはチューブ 14を介して廃液受け50が連通されている。すなわち、試薬排出口13から排 出された使用済の試薬が、チューブ14を通って廃液受け50内に回収されるも のである。
【0018】 次に、図2及び図3に基づいてスライドグラスホルダ10の具体的構成を説明 する。
【0019】 図2は、実施例に用いたスライドグラスホルダ10の縦断面図を示しており、 図3は、図2のスライドグラスホルダ10の構造を示すための分解斜視図である 。 図において、スライドグラス15には、そのほぼ中央部に生物組織である試 料16が貼着されている。そして、このスライドグラス15は、保持プレート1 7に設置保持される。すなわち、保持プレート17の中央部にはスライドグラス 15を嵌合させるための開口17aが形成されており、この開口17aにスライ ドグラス15が嵌め込まれて設置される。
【0020】 更に、保持プレート17の上部外側には押えプレート18が設置される。この 押えプレート18は、保持プレート17を上方から押えるための枠体として機能 するが、この材質は、保持プレート17と同様にフッ素系樹脂やガラスなどの、 試薬による不純物の発生の恐れの少ないものが用いられる。また、押えプレート 18が非透明の材質で形成された場合には、図示のように内部を覗くための開口 窓18aが形成される。
【0021】 次に、スライドグラス15の下側、すなわち試料16の貼着面側には、スペー サ19が設置される。このスペーサ19は、例えばフッ素系樹脂などにて形成さ れ、その中央部に試料16を含む範囲で開口19aが形成されている。スペーサ 19は、0.1mm程度の極めて薄い厚さに形成されており、上記開口19aに よって試料16を包含する極めて薄い空隙室21を形成しようとするものである 。 更に、スペーサ19の下部外側には下枠プレート22が設置される。この下 枠プレート22には、試薬注入口11及び試薬排出口13にそれぞれ連通する連 通孔22a及び22bが形成されている。これらの連通孔22a及び22bは、 スペーサ19の開口19aの両サイドに対向する位置に形成されている。すなわ ち、試薬注入口11からこの連通口22aを介し、空隙室21内に試薬を注入可 能とし、かつ空隙室21から連通口22bを介して試薬排出口13へ試薬を流出 させることを可能としている。
【0022】 そして、上記各部材の結合は、上記各部材を重ねた状態で、押えプレート18 及び下枠プレート22をそれぞれ両サイドから締付け手段(図示せず)にて締め 付けることによって、処理中におけるその結合状態を維持するようにしている。 そして、処理終了後においてその締付け手段を取り外し、各部材の結合状態を解 きスライドグラス15を取り出すことができるようにしている。
【0023】 このように、スライドグラスホルダ10によれば、スライドグラス15を保持 した状態で、その試料16の貼着面側に極めて薄い厚さの空間である空隙室21 を形成することができ、試薬注入口11側から極めて微量の試薬を送り込むこと によって毛細管現象により、その空隙室21内には試薬が迅速に充満する。従っ て、極めて微量な試薬によって試料を確実に試薬中に浸すことができ、高価な試 薬を使う場合においても処理を極めて経済的に行うことができる。
【0024】 上記実施例によれば、制御手段42によるポンプの送液動作の制御によって、 試料と試薬の反応条件、例えば一定温度に保つという条件等に即した試薬の供給 を行うことができるだけでなく、ポンプによる送液を停止することによって、微 量の試薬にて長時間の反応を行うことも可能である。
【0025】 また、試薬供給ポンプ20を連続的に作動させることにより、常に新しい試薬 を供給することができ、試薬の疲労のない良好な処理を行うことも可能である。 更に、洗浄液の連続供給を行うことにより、流路の洗浄をも行うことができる。 また、試薬供給ポンプ20によって試薬の供給を行うようにしたことから、試 薬の流れは、液の種類に依存することなく調整できるので、有機溶媒の使用も可 能となる。
【0026】 なお、上記実施例においては、空隙室21を形成するにあたり、下枠プレート 22とスライドグラス15との間に、開口19aを形成したスペーサ19を挟む こととしたが、空隙室21の形成はこのような構成に限られるものではなく、例 えば下枠プレート22の少なくとも試薬16と対向する部分に溝を形成し、この 溝の空間によって空隙室21を構成するようにすることも可能である。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る生物組織の処理装置によれば、スライドグ ラスホルダの極めて狭い空隙室によって、非常に微量の試薬によって試料の処理 を行うことができ、経済的な試薬の使用を行うことが可能となっている。
【0028】 また、試薬の供給は、試薬供給ポンプによって、その供給量の調整や試薬の種 類の選択を行うことができることから、試薬に応じた適切かつ安定した反応条件 の下において処理を行うことが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す概略説明図である。
【図2】実施例に用いたスライドグラスホルダの概略縦
断面図である。
【図3】図2に示したスライドグラスホルダの分解斜視
図である。
【符号の説明】
10 スライドグラスホルダ 11 試薬注入口 13 試薬排出口 15 スライドグラス 16 試料 17 保持プレート 17a,19a 開口 18 押えプレート 18a 開口窓 19 スペーサ 20 試薬供給ポンプ 21 空隙室 22 下枠プレート 22a,22b 連通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を貼着したスライドグラスを着脱可能
    に保持するスライドグラス保持部と、前記保持されたス
    ライドグラスの試料貼着面側に少なくとも貼着試料を包
    含する高さをもって形成された空隙室と、該空隙室への
    試薬の流入・流出を行うための試薬注入口及び試薬排出
    口と、を有するスライドグラスホルダと、 該スライドグラスホルダの試薬注入口に連通された供給
    量調整可能な試薬供給ポンプと、 該試薬供給ポンプに連通され該ポンプにて前記スライド
    グラスホルダに供給される1つ又は複数の種類の試薬を
    個別に溜める貯留手段と、 を含むことを特徴とする生物組織の処理装置。
JP1756191U 1991-03-22 1991-03-22 生物組織の処理装置 Pending JPH0545549U (ja)

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