JPH0545551A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH0545551A
JPH0545551A JP20036791A JP20036791A JPH0545551A JP H0545551 A JPH0545551 A JP H0545551A JP 20036791 A JP20036791 A JP 20036791A JP 20036791 A JP20036791 A JP 20036791A JP H0545551 A JPH0545551 A JP H0545551A
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JP
Japan
Prior art keywords
cam
lens
gap
moving
moving frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP20036791A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Kamiya
雅俊 紙谷
Tetsuya Uno
哲哉 宇野
Junji Mori
淳二 森
Shinya Miki
伸哉 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH0545551A publication Critical patent/JPH0545551A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズーム駆動時には、負荷軽減のためにカム溝
と駆動部材との間又は案内部材と移動枠との間に隙間を
形成しているが、露出動作前すなわち少なくとも撮影時
には、上記隙間を無くすことによりレンズの位置を精度
よく位置決めし、撮影性能の向上を図ることができるカ
メラを提供する。 【構成】 沈胴状態又はズーム動作中においては、移動
枠(134,330)と案内部材(133,331)との間又はカム溝(4a,
202c,307,317,352c)と駆動部材(16,204,304,314,354)と
の間に隙間を形成させる一方、露出動作前においては、
いずれかの部材又は両方の部材を移動させたり、又は駆
動部材(16)自体を可逆的に変形させることにより、上記
隙間をなくすことによりレンズの位置を精度良く位置決
めすることができ、撮影性能を向上させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ズームカメラの鏡胴ユ
ニットにおいて、レンズ駆動時には移動枠と案内部材と
の間又はカム溝と駆動部材との間に隙間を形成させる一
方、撮影時には上記隙間を無くすようにして、レンズを
正確に位置決めすることで撮影性能を向上させることが
できるカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ズームカメラの鏡胴ユニットにお
いて、カム溝と該カム溝に嵌入する駆動ピンとを用いて
レンズ鏡枠を移動させるカム方式や、固定軸に対して該
固定軸に嵌合する軸受部材を一体的に有するレンズ鏡枠
が光軸方向に移動可能な構成として吊り方式が提示され
てきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方式でも機構上、カム溝と駆動ピンとの間に隙間(ガ
タ)を形成したり、固定軸と軸受部材との間にも隙間
(ガタ)を形成している。このため、このガタの範囲内
でレンズの位置が不定となり、撮影性能の劣化の要因と
なっていた。
【0004】したがって、本発明の目的は、上記問題を
解決することにあって、ズーム駆動時には、負荷軽減の
ためにカム溝と駆動部材との間又は案内部材と移動枠と
の間に隙間を形成しているが、露出動作前すなわち少な
くとも撮影時には、上記隙間を無くすことによりレンズ
の位置を精度よく位置決めし、撮影性能の向上を図るこ
とができるカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、以下のように構成する。
【0006】すなわち、請求項1に記載の発明において
は、移動可能な移動枠と、上記移動枠の案内部と隙間を
介して組み付けられて上記移動枠の移動方向を案内する
案内部材とを有するカメラにして、上記移動枠の案内部
と上記案内部材との形状を異ならせて上記移動枠と上記
案内部材との位置関係が係合状態と係合解除状態とに選
択的に変わるようにして、上記移動枠の移動中では、上
記移動枠と上記案内部材とが上記係合解除状態となって
上記移動枠と上記案内部材との間に上記隙間を形成する
一方、露出動作前では、上記移動枠と上記案内部材とを
相対的に移動させて上記移動枠と上記案内部材とを係合
状態となって上記移動枠と上記案内部材との間の上記隙
間をほとんど無くすように構成する。
【0007】上記構成においては、露出動作前に上記案
内部材が上記移動枠に対して移動することにより係合状
態として、上記移動枠と上記案内部材との間の上記隙間
を無くすように構成することもできる。
【0008】上記構成においては、露出動作前に上記移
動枠が上記案内部材に対して移動することにより係合解
除状態として、上記移動枠と上記案内部材との間の上記
隙間を無くすように構成することもできる。
【0009】上記構成においては、上記移動枠と相対的
に移動可能な係止部材を有し、上記係止部材が移動する
ことにより上記移動枠と上記案内部材との間の上記隙間
をなくすように構成することもできる。
【0010】請求項5に記載の発明においては、カム溝
を有するカム部材と、上記カム溝に係合する駆動部材
と、該駆動部材によって駆動される移動枠とを有するカ
メラにして、上記駆動部材を可逆的に変形可能な材料よ
り構成して、上記移動枠が移動中では、上記カム溝と上
記駆動部材との間に隙間を形成する一方、露出動作動作
前では、上記駆動部材の可逆的な変形によって上記隙間
を無くすように構成する。
【0011】上記構成においては、上記駆動部材が形状
記憶合金で形成されているとともに加熱素子を有してお
り、露出動作前に上記加熱素子により上記駆動部材が加
熱されて可逆的に変形して上記駆動部材と上記カム溝と
の間の隙間がなくなるように構成することもできる。こ
の場合、駆動部材が変形した状態でその中心がカム溝の
中心線と一致するよう構成するのが望ましい。
【0012】上記構成においては、上記駆動部材と当接
する圧電部材を有し、かつ、上記圧電部材に通電時、上
記カム溝と上記駆動部材との間にある上記隙間をなくす
ようにする方向に上記駆動部材を可逆的に変形させるよ
うに構成することもできる。この場合も、駆動部材が変
形した状態でその中心がカム溝の中心線と一致するよう
構成しておくと良い。
【0013】請求項8に記載の発明においては、移動枠
と、上記移動枠と一体で該移動枠を移動させるための駆
動部材と、上記移動枠を所定方向に移動させるための第
1カム面を有する第1カム部材と、上記移動枠を上記所
定方向とは逆方向に移動させるための第2カム面を有す
る第2カム部材と、を備え、上記第1カム面と上記第2
カム面とによって形成される溝に上記駆動部材が係合す
るように鏡胴を構成し、上記移動枠を移動させるときに
は、上記駆動部材と上記溝との間に隙間を形成させる一
方、露出動作前では、上記第1カム部材と上記第2カム
部材とを相対的に移動させることにより上記隙間を無く
すように構成する。
【0014】
【発明の効果】本発明の構成によれば、沈胴状態又はズ
ーム動作中においては、移動枠と案内部材との間又はカ
ム溝と駆動部材との間に隙間を形成させる一方、露出動
作前においては、いずれかの部材又は両方の部材を移動
させたり、又は駆動部材自体を可逆的に変形させること
により、上記隙間をなくすことによりレンズの位置を精
度良く位置決めすることができ、撮影性能を向上させる
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて、まず、本発明の第1
実施例を説明する。
【0016】図1は、本発明を用いるのに適したズーム
光学系の一例であり、第1群から第3群までの3つのズ
ーム成分(レンズ群)により構成されている。
【0017】図2は、その移動を説明する図であり、そ
れぞれのレンズ群の面頂点の位置で示してある。ここで
TELEは望遠を意味し、WIDEは広角を意味する。
【0018】図3から図7は、図1に示した光学系に本
発明を適用した一実施例である。
【0019】図3は広角時の鏡胴断面図であり、図4は
ズーム移動に関係する主要部品の展開図である。カメラ
ボディ1に結合された鏡胴保持筒2には、ビス27によ
って鏡胴ユニットが保持されている。固定筒3には、図
4(c)に示すように、ズーム成分の第1群を移動させ
るためのリード突起3a、該リード突起3aと同じリード
を持ちかつ案内ピン16と嵌合するリード溝3b、シャ
ッター基板を通す逃げ穴3c、螺旋溝3d、切欠き3e、
カム環4を回転可能にバヨネット結合させるための突起
3f、第2群を直進させるための直進突起3gがそれぞれ
設けられている。カム環4には、図4(e)に示すよう
に、案内ピン16と係合して第3群を移動させる第1カ
ム溝4a、第1移動枠5の外周突起5a(図4(d)参
照)と係合して回転を伝える突起4b、固定筒3に回転
自在に係合するための3つの突起4cがそれぞれ設けら
れている。さらに、カム環4の前端部外周には、図示し
ないズームモータからの駆動力を受けるためのギヤ部4
dが図4(e)に示されるように設けられている。第1
移動枠5は、第1レンズ群を保持している第1レンズ保
持枠6と一体的に結合されており、内周にはリード突起
3aと係合する内周突起5bが図4(d)に示されるよう
に設けられている。第2移動枠7には、図4(b)に示
すように、案内ピン16と係合する第2カム溝7a、直
進突起3gと係合する突起7b,7cがそれぞれ設けられ
ており、さらにその前側部には第2レンズ群ユニットが
取り付けられている。
【0020】また第3レンズ群を保持している第3レン
ズ保持枠15の周囲には、3本の案内ピン16,16,
16が凹部15a,15a,15aに設けられている。
【0021】図5及び図7は、それぞれ広角時及び望遠
時の展開図であり、分かり易くするため案内ピン16等
の小物部品は省略してある。図中、矢印で示した方向が
カム環の回転方向である。図6は、望遠時の鏡胴断面図
である。
【0022】以下、図3乃至図5に沿ってズーム動作を
説明する。
【0023】図中、カム環4のギヤ部4dが、ズームモ
ータによって回転させられると、カム環4は突起4cと
固定筒3の突起3fとの係合によってその場で回転す
る。このとき、第1移動枠5は外周突起5aが突起4bに
係合しているのでカム環4とともに回転するが、内周突
起5bがリード突起3aと係合しているので、リード突起
3aに沿って回転繰り出しをする。また、カム環4の回
転によって第1カム溝4aも回転するので、第1カム溝
4a及びリード溝3bの両方に係合している案内ピン16
によって、第3レンズ群が第1カム溝4aとリード溝3b
の差分だけ回転移動する。このとき、第3レンズ群とと
もに案内ピン16も移動するので、第2移動枠7も一緒
に回転移動しようとするが、第2移動枠7は直進突起3
gによって回転は阻止されているので、結局、第2移動
枠7は、第3レンズ群の移動量と第2カム溝7aの差分
だけ直進移動することになる。
【0024】次に、本発明の第1実施例におけるさらに
詳細な構成を図8、図9により説明する。
【0025】案内ピン16の周辺の拡大図を図8、図9
に示す。図8はズーム動作時の状態を示し、図9は露出
中の状態を示す。
【0026】図8に示すように案内ピン16は、カム環
4上の第1カム溝4a、固定筒3上のリード溝3b、第2
移動枠7上の第2カム溝7aとの間にそれぞれ隙間4
4,43,47を形成してガタを有する。このため、レ
ンズの停止位置がこの隙間44,43,47内で不定で
あり、正確な位置決めができないといった問題があった
のである。
【0027】そこで、本発明にかかる上記第1実施例で
は、各案内ピン16を形状記憶材料で形成するととも
に、案内ピン16と一体的にヒーター部40を形成する
ことで、図8に示すように、ズーム動作時は、案内ピン
16と各カム溝4a,3b,7aとの間に隙間44,4
3,47を形成してガタを設け、作動負荷を小さくする
とともに、露出動作前にヒーター40に通電することに
よって、案内ピン16に所定の温度変化を与えるように
する。案内ピン16は、所定の温度変化すると、上記カ
ム溝4a,3b,7aとの間の隙間44,43,47を
無くしガタをなくすように自身の軸Oを中心として半径
方向に均一に膨張するように予め設定されているため、
図9に示すように、カム溝4a,3b,7aとの間の隙
間44,43,47がなくなってガタがなくなり、かつ
案内ピン16の軸とカム溝の中心線とが一致するので露
出中には、レンズ位置が、精度よく所定の位置に位置決
めできる。次に、上記実施例におけるヒーター部40の
配置を変更した変形例を図10、図11に示す。
【0028】案内ピン16の周辺の拡大図を図10、図
11に示す。図10はズーム動作時の状態を示し、図1
1は露出中の状態を示す。
【0029】この変形例では、弾性材料からなる案内ピ
ン16の中心部に貫通穴16aを形成して中空形状とす
ると共に、該貫通穴16a内に、中心部が圧電素子で形
成されたピン41を一体的に保持した機構としている。
よって、図10に示すように、ズーム動作時は、案内ピ
ン16と各カム溝4a,3b,7aとの間に隙間44,
43,47を形成してガタを設け、作動負荷を小さくす
る。一方、露出動作前に、圧電素子41に通電すること
によって、圧電素子41を径方向に変化させ、案内ピン
16が各カム溝4a,3b,7aとの隙間44,43,
47をなくしてガタがなくなるように自身の軸を中心と
して半径方向に均一に膨張させることで軸とカム溝の中
心線を一致させて、図11に示すように、露出中ではレ
ンズ位置が精度よく所定の位置に位置決めできるように
する。
【0030】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。なお、第2実施例を説明する前に、まず、第2実施
例が適用される一般的な軸吊り方式について説明する。
【0031】ズーム機構や沈胴機構を達成するため、円
筒部材の円筒面上にカムを設けたカム環を組み合わせる
方式について述べたが、一般に円筒カムは形状が複雑で
コストアップの要因となるため、他の方式として、図1
2,13に示すような固定のガイド軸に撮影レンズを有
する鏡胴ユニットを保持し、光軸方向に移動可能となる
軸吊り方式にすることでコストダウンを図る方式が提示
されている。
【0032】以下、図12,13に従って構成を説明す
る。
【0033】図12に示すように、カメラボディ101
とカメラボディ101に位置決めされた固定枠102と
にそれぞれ設けられた取付穴101a,102aによっ
て、ガイド軸103が保持されて固定されている。
【0034】可動筒104は、ガイド軸103と嵌合す
る軸受部104aを有し、不図示の機構によってガイド
軸103に沿って撮影光軸と平行な方向へ移動可能な構
成となっている。
【0035】可動筒104は光軸に垂直な面104b上
にシャッターユニット105が取り付けられている。
【0036】撮影レンズ群111は玉枠112に保持さ
れており、玉枠112はその外周に雄ヘリコイド部11
2aを有している。この玉枠外周の雄ヘリコイド部11
2aは、シャッターユニット105内に固定された雌ヘ
リコイド部105aと係合しており、不図示の機構によ
って玉枠112を光軸回りに回転させることによって、
撮影レンズ群111を光軸方向に移動させてピント合わ
せを可能にしている。
【0037】上記のような構成において、図12は沈胴
位置を示している。この状態から、不図示の機構により
可動筒104をガイド軸103に沿って繰り出しいく
と、図13のような撮影状態へ移動する。
【0038】このような可動筒支持方法では、図14に
示すように、可動筒104の軸受部104aの穴径D
とガイド軸103の外径dはD>dとなるように
設定しないと、機構的に負荷が大きくなりすぎて作動し
なくなる。ところが、ガイド軸103の外径dと可動
筒104の軸受部104aの穴径Dのガタx(=D
−d)は移動筒の光軸に対する傾きθを発生させ、ガ
タボケあるいは光軸方向の誤差などの撮影性能の劣化の
原因となる。
【0039】そこで、本発明の上記第2実施例において
は、以下のように構成する。図15に第2実施例にかか
る可動筒134の背面図、図16に可動筒134の軸受
部134aの断面図を示す。
【0040】図16(a)は可動筒134の移動時の状
態、図16(b)は可動筒134の停止時の状態を示
す。
【0041】この第2実施例では可動筒134と固定軸
133の間にあるガタのために発生する可動筒134の
傾きを防止するため、固定軸133の外形を図16に示
すように、半径r1の円周部133bに対して120°
ピッチで半径r1より小さい平面部133aを有する形
とするとともに、対応する可動筒134の軸受部134
aの内側の形状を固定軸133の形状と相似形とし、中
心部より平面部134bの距離rが固定軸133の円
周部133bの半径r1と一致するような形状とし、可
動筒移動時には、図16(b)のように固定軸133の
円周部133bと可動筒134の軸受部134aとの間
に隙間135を形成してガタを設けて作動負荷を小さく
する。一方、可動筒停止後には、固定軸133を不図示
の機構で軸中心に回転させ、図16(a)に示すように
可動筒134の平面部134bと固定軸133の円周部
133bとの間の隙間135を無くしてガタをなくし、
更に、固定軸133の中心Oと軸受部134aの中心と
を一致させてレンズ位置を精度よく位置決めする。な
お、距離r3はr1と同一でなく若干短くしておいてもよ
い。その場合は円周部133bが若干弾性変形して平面
部134bと圧接することになる。
【0042】さらに、本発明の第3・第4実施例を説明
する。なお、第3・第4実施例を説明する前に、これら
の実施例が適用されるカメラについて説明する。
【0043】従来、レンズを光軸方向に移動させる方法
として運動方向を規制する複数のガイドを持つ筒と、そ
のガイドに対して被駆動物を押し付けるためのカム面を
持った筒を相対運動させて被駆動物をガイドに沿って移
動させる方法が良く知られている。
【0044】一例としての鏡胴の展開図を図17に、図
17のA−A断面を図18に示す。この例において、不
図示のレンズの周囲には3本のカムフォロワ141がガ
イド溝140内に嵌合した状態で等間隔に植立してお
り、このカムフォロワ141の先端部分が図19に拡大
されて示されている。なお、142は固定筒、143は
回転筒である。
【0045】この例の場合、カムフォロワ141を移動
させるためにはカム溝143aにもガイド溝140にも
カムフォロワ141に対していくらかのガタが必要とな
る。しかし、このガタは撮影時においては、図19の図
17のP部拡大図に見られるように、各カムフォロワ1
41の位置を一定の位置に規定できない結果となり、撮
影時のレンズの光軸に対する傾きを発生の大きな原因で
あった。
【0046】第3実施例を図20〜26に示し、基本構
成を図20、図22を中心に説明する。
【0047】第3実施例におけるレンズ205の駆動方
法は、従来例と同様に、固定筒201に対して回転筒2
02を回転させ、レンズの周囲に植立したカムフォロワ
204をガイド溝201a及びカム溝202cに同時に
嵌合させ、ガイド溝201a及びカム溝202cの相対
運動により駆動するものである。この第3実施例では、
回転筒202の外側に3つのキー202a,202a,
202aを設け、それに対する溝203aを持ったカム
筒203があり、相互にスライドできるようになってい
る。また、図20のC−C断面を図23に示す。
【0048】回転筒202の後端及びカム筒203の後
端はフランジ形をしており、図22に示すように、回転
筒202のフランジ部202bの前面にカム筒203の
フランジ部203bの後面が当接できるようになってい
る。フランジ部202bは通電時に光軸方向に分極する
電磁石になっており、フランジ部203bは光軸方向に
分極している永久磁石になっている。電磁石202bの
通電状態を図22に、逆通電状態を図24に示す。
【0049】レンズ駆動前の状態より順を追って説明す
る。
【0050】まず、レンズ駆動前の状態では、電磁石
(フランジ部)202bは通電されておらず、回転筒2
02とカム筒203の間で何ら力を及ぼさない状態とな
っている。
【0051】次に、レンズを駆動する段階になると、図
22に示すように、電磁石202bに通電し、永久磁石
(フランジ部)203bを電磁石202bに引き付ける
ように分極させる。
【0052】そうすると、図20及びその一部の拡大図
である図25に示されるように、カム筒203のカム面
203c1がカムフォロワ204に対して回転筒202
のカム202c1よりも外側に退避する。すなわち、カ
ム筒203はカムフォロワ204に対して何ら影響を与
えないところに位置し、レンズ205はカムフォロワ2
04がガイド溝201a及びカム溝202cの相対移動
によって駆動され移動させられる。また、このとき、カ
ムフォロワ204とカム溝202cの間にはガタが存在
する。
【0053】次に、所定の位置まで、レンズが駆動され
ると、電磁石202bに対して駆動時と逆にすなわち永
久磁石203bと電磁石202bが反発するように通電
すると、図24に示すように、カム筒203が回転筒2
02に対して前方に押しやられる。そうすると、図21
及び図26に示すように、カム筒203のカム面203
1がカムフォロワ204に対して202のカム面20
2c1の内側に進入し、カムフォロワ204をカム面2
03c1と回転筒202の他方のカム面202c2によっ
て挾み込む形になって止まる。
【0054】以上により、従来例で述べたようなカム溝
のガタを0にできる。この状態では図21のように3つ
のカムフォロワ204,204,204がほぼ同じカム
位置に係止されるので、レンズの傾きをほとんどなくす
ことができる。この状態で撮影動作を行い、撮影終了後
に電磁石202bの通電を断つ。
【0055】次に、本発明の第4実施例を図27〜図3
3に示し、図27及び図29を中心に基本構成を説明す
る。
【0056】この第4実施例のレンズの駆動原理は、固
定筒に対して回転筒を回転させ、レンズの周囲に植立し
たカムフォロワを固定筒のガイド溝及び回転筒のカム溝
に嵌合させ固定筒と回転筒の相対運動によりカムフォロ
ワを駆動し動かすものである。
【0057】この第4実施例では、回転筒のカム溝の幅
を変えることができるようにカム溝のカムフォロワの当
り面を前面と後面で別部材にしている。構成としては図
27及び図29に示すように、回転筒はカムの前面30
1aを持つ第1回転筒301とカムの後面を持つ第2回
転筒302とからなり、該第2回転筒302は第1回転
筒301の穴部に嵌め込まれて光軸方向にスライドでき
るようになっている。その状態で、図27に示すよう
に、第1回転筒301と第2回転筒302の径方向内側
に、ガイド溝303aを持った固定筒303を嵌め込
み、第1回転筒301と第2回転筒302のカム前面3
01a,302aの間に形成されるカム溝307とガイ
ド溝303aに、レンズの周囲に植立したカムフォロワ
304を嵌め込んでいる。また、図27のB−B線断面
を図29に示す。第1回転筒301及び第2回転筒30
2の後端はフランジ形状になっており、第2回転筒30
2のフランジ部302bの一部には、光軸方向に分極し
た永久磁石302cが等間隔に形成されている。また、
第1回転筒301のフランジ部301bの一部には光軸
方向に分極する電磁石301cが永久磁石302cに対
向する位置に形成されている。
【0058】レンズの駆動前の状態より順を追って説明
する。まず、レンズ駆動前の状態においては、電磁石3
01cは通電されておらず、第1回転筒301と第2回
転筒302は互いに何ら力を及ぼさない状態になってい
る。
【0059】次に、レンズ駆動時になると、図27及び
図29に示すように、電磁石301cと永久磁石302
cを引き付けるような磁界を発生させるように通電す
る。そうすると、図27またはその拡大図である図32
に示されるように、第2回転筒302のフランジ部30
2bが第1回転筒301のフランジ部301bに引き付
けられ、対向するカム前面301aと302aとによっ
て形成されるカム溝307の幅が一定に保たれる。この
幅は、カムフォロワ304の嵌合径に対してカムフォロ
ワ304を駆動するために必要なガタが存在する状態で
ある。この状態で、回転方向に一体となっている第1回
転筒301と第2回転筒302を回転させ、カムフォロ
ワ304を駆動し、カムフォロワ304に一体のレンズ
305を所望の位置まで移動させる。その後、永久磁石
302cを引き付けていた電磁石301cの磁極を反転
させると、図31に見られるように永久磁石302cは
電磁石301cに対して前方に押し出される。そうする
と、図28及びその拡大図である図33に示すように、
カムフォロワ304が対向するカム前面301a,30
2aに挾み込まれる形になって、第2回転筒302が止
まる。
【0060】この状態で撮影を行い、撮影後に電磁石3
01cの通電を断つ。以上により、従来例で述べたよう
なカム溝のガタを0にすることができる。上記第3,第
4実施例においては、鏡胴の非駆動時及び非撮影時には
電磁石には通電せず、レンズ駆動時には通電し、撮影時
には逆方向に電磁石を駆動させるように通電させてい
る。すなわち、図34に示すように、ステップ#11で
ズームスイッチがオンされているか否か判断し、オンさ
れている場合にはステップ#12でアクチュエータを正
方向に通電してカム溝のガタを確保する。そして、ステ
ップ#13でレンズ駆動を行い、レンズ駆動が終了する
まで駆動し続ける(ステップ#14)。次いで、フレー
ミングを行ったのち(ステップ#15)、撮影するか否
か判断する(ステップ#16)。撮影しない場合にはス
テップ#11に戻る。ステップ#16で撮影をする場合
には、アクチュエータを逆方向に通電してカム溝のガタ
をなくし(ステップ#17)、撮影動作を行ったのち
(ステップ#18)、アクチュエータの通電を断って
(ステップ#19)、終了する。なお、ステップ#11
でズームスイッチがオンでない場合にはステップ#15
に進む。
【0061】これに対して、鏡胴の非駆動時及び非撮影
時には電磁石には通電せず、レンズ駆動時にも通電せ
ず、撮影時にのみ電磁石を通電させるようにしてもよ
い。このようにすれば、通電する時間が撮影時のみとな
り、ガタ取りを行うためにのみ通電が行われ、電力消費
量を削減することができる。この具体的な構成を本発明
の第5,第6実施例として以下に示す。
【0062】第5実施例の基本構成は、図35及び図3
5のB−B断面図である図37に示すように固定筒31
3と、固定筒313の前後のフランジ部で回転のみ自由
に規制された回転筒311を設け、各筒に設けられたガ
イド溝313a及びカム溝311cにレンズの周囲に植
立したカムフォロワ314を嵌合させ、固定筒313及
び回転筒311の相対運動によりレンズを駆動するもの
であり、ガイド溝313a、カム溝311cとカムフォ
ロワ314の間にはガタが設けられている。
【0063】さらにこの実施例では、図35及び図37
に示すように、回転筒311の径方向外側に、回転筒3
11の前後のフランジ部で回転のみ自由に規制されたカ
ム筒312が設けられている。また、カム筒312には
ボス312dが、回転筒311にはカム筒312に開け
られている穴を通してボス311dが植立されており、
その間には引っ張りスプリング316が設けられてい
る。これによって、カム筒312は穴の端面312cが
ボス311dに当接する位置で、回転筒311に対して
停止している。
【0064】撮影動作を順を追って説明する。まず、回
転筒311をカム筒312の間にスプリング316以外
の力が及ぼされていないとき、カムフォロワ314と回
転筒311に設けたカム溝311cとの間には図35の
Q部を拡大した図である図36に示すように、カムフォ
ロワ314をスムーズに駆動するためのガタがあり、こ
の状態で回転筒311がスプリング316によって連結
固定されたカム筒312とともに、不図示の駆動源によ
って固定筒313に対して回転駆動され、レンズが駆動
される。
【0065】次に、撮影動作にはいるとカム筒312が
回転筒311に対して不図示の第2の駆動源によってス
プリング316を伸ばす方向に回転させられる。そうす
ると図38及びそのQ部を拡大した図39に示すように
カム面312aとカム面311aによってカムフォロワ
314が挟持され、レンズが安定した状態で保持され
る、露出動作は、このように第2の駆動源の駆動力によ
ってレンズが保持されている状態で行われる。
【0066】撮影動作が終了すると、第2の駆動源の駆
動力を解除する。すると、回転筒311とカム筒312
がスプリング316によって互いに引き付けられ最初の
状態に戻る。このような、構成ではレンズを保持するた
めの駆動源へのエネルギーの供給は露出動作時のみでよ
い。
【0067】尚、上で述べた第2の駆動源には、例えば
モーターなどが考えられる。次に、第6実施例について
説明する。第6実施例は固定のガイド軸に撮影レンズを
有する鏡胴ユニットを保持し、光軸方向に移動可能とな
る軸吊り方式の変形例である。
【0068】以下、図41〜44に従って構成を説明す
る。図42に示すように、カメラボディ335に位置決
めされてガイド軸331が保持されて固定されている。
【0069】可動筒330は、ガイド軸331と嵌合す
る軸受部330aを有し、不図示の機構によってガイド
軸331に沿って撮影光軸と平行な方向へ移動可能な構
成となっている。また、可動筒330はその上部に一対
の案内部330bを有し、該案内部330b内に隙間を
有して固定軸334を挿入して、可動筒330の図41
等における上下方向の移動を案内するようにしている。
上記可動筒330の下方には枢軸333に固定された押
圧部材332が配置されており、レンズ非駆動時及びレ
ンズ駆動時には可動筒330には接触せずバネ(図示せ
ず)によりf方向に付勢されることにより、図43,4
4に示されるように、固定軸334と軸受部330aと
の間に所定の隙間を形成してガタを設ける。一方、レン
ズ駆動停止後の露出動作時には、図41,42に示され
るように、アクチュエータ例えばモータの駆動により、
押圧部材332をバネの付勢力に抗して回転させて可動
筒330の軸受部330aを可動筒330ごと上方に移
動させる。軸受部330aの下部はV字型になってお
り、可動筒330が上方へ移動すると、固定軸331は
V字型部分に接触する。固定軸331がV字型部分に接
触することによって可動筒330が位置決めされ、アク
チュエータによって保持される。
【0070】第5,第6実施例における動作手順につい
て図40を参照しながら説明する。まず、鏡胴を駆動す
る場合、ガタ寄せのためのアクチュエータが通電されて
いない状態で(ステップ#1)、ズームスイッチがオン
されているか否かを判断し(ステップ#2)、オンされ
ている場合にはレンズ駆動が行われ(ステップ#3)、
レンズ駆動が終了するまで続けられたのち(ステップ#
4)、ステップ#5に進む。ステップ#2でズームスイ
ッチがオンされていない場合にはステップ#5に進む。
ステップ#5では、フレーミングを行い、次いで撮影す
るか否か判断される(ステップ#6)。撮影が行われる
場合には、アクチュエータに通電してカム溝のガタを無
くしたのち(ステップ#7)、撮影動作が行われ(ステ
ップ#8)、アクチュエータの通電を断ったのち(ステ
ップ#9)、終了する。ステップ#6で撮影が行われな
い場合には、ステップ#2に戻る。なお、アクチュエー
タが通電されていないときには、バネの付勢力により駆
動のためのカム溝のガタは確実に確保されるようにして
いる。
【0071】次に、第7実施例を説明する。この第7実
施例は、レンズ駆動時にレンズ駆動位置に回転筒が位置
しているか否かを判断し、レンズ駆動位置に位置してい
ない場合には回転筒をレンズ駆動位置に位置させたの
ち、レンズ駆動を行うとともに、撮影時に通電してアク
チュエータを作動させてガタ取りを行うものである。
【0072】第7実施例におけるレンズの駆動方法は、
従来例と同様に、固定筒351に対して回転筒352を
回転させ、レンズの周囲に植立したカムフォロワ354
をガイド溝351a及びカム溝352cに同時に嵌合さ
せ、ガイド溝351a及びカム溝352cの相対運動に
より駆動するものである。この第7実施例では、回転筒
352の外側に3つのクリック用突出部363を設けて
おり、それに対する溝353aを持ったガタよせカム3
53があり、相互にスライドできるようになっている。
更に溝353aの両側に板バネ361,362を配置す
るとともに、該溝内353aに、回転筒352に固定さ
れたクリック用突出部363を挿入して、該突出部36
3の2つの凹部のいずれかに上記一対の板バネ361,
362が当接するようにすることでクリック機構を構成
している。この突出部363の一方の凹部363bに板
バネ361,362が圧接した状態をガタよせカム35
3のレンズ駆動位置とし、他方の凹部363aに板バネ
361,362が圧接した状態をガタよせカム353の
非駆動位置とする。
【0073】回転筒352の後端及びガタよせカム35
3の後端はフランジ形をしており、図45に示すよう
に、回転筒352のフランジ部352bの前面にガタよ
せカム353のフランジ部353bの後面が当接できる
ようになっている。フランジ部352bは通電時に光軸
方向に分極する電磁石になっており、フランジ部353
bは光軸方向に分極している永久磁石になっている。
【0074】レンズ駆動前の状態より順を追って説明す
る。まず、レンズ駆動前の状態では、電磁石(フランジ
部)352bは通電されておらず、回転筒352とガタ
よせカム353の間で何ら力を及ぼさない状態となって
いる。
【0075】次に、レンズを駆動する段階になると、ま
ず、ガタよせカム353がレンズ駆動位置に位置してい
るか否か判断する。レンズ駆動位置に位置している場合
には電磁石には何ら通電することなく、そのままレンズ
駆動を行う。一方、ガタよせカム353がレンズ駆動位
置に位置していない場合すなわちガタよせカム353が
非駆動位置に位置している場合には、図45,46に示
されるように、電磁石352bに通電して永久磁石(フ
ランジ部)353bを電磁石352bに引き付けて回転
筒352を駆動してガタよせカム353をレンズ駆動位
置に位置させる。そうすると、図45及びその一部の拡
大図である図46に示されるように、ガタよせカム35
3のカム面353c1に固定された弾性板360がカム
フォロワ354に対して回転筒352のカム面352c
1よりも外側に退避する。すなわち、ガタよせカム35
3はカムフォロワ354に対して何ら影響を与えないと
ころに位置し、レンズはカムフォロワ354がガイド溝
351a及びカム溝352cの相対移動によって駆動さ
れ移動させられる。また、このとき、カムフォロワ35
4とカム溝352cの間にはガタが存在する。
【0076】次に、所望の位置まで、レンズが駆動され
てレンズ駆動が停止され撮影動作に入ると、電磁石35
2bに対して駆動時と逆にすなわち永久磁石353bと
電磁石352bが反発するように通電すると、図47,
48に示すように、ガタよせカム353が回転筒352
に対して前方に押しやられる。そうすると、ガタよせカ
ム353のカム面353c1に固定された弾性板360
がカムフォロワ354に対して352のカム面352c
1の内側に進入し、カムフォロワ354を弾性板360
と回転筒352の他方のカム面352c2によって挾み
込む形になって止まる。
【0077】この状態で電磁石への通電を断ち撮影を行
う。なお本実施例ではクリック機構によってガタよせカ
ム353が保持されるので、通電を断ってもガタのない
状態が保持される。従って電源の消耗を少なくするのに
適した構成となっている。
【0078】以上の動作を図49に示す。図において、
まず、ステップ#31でズームスイッチがオンされてい
るか否か判断する。オンされている場合には、ステップ
#32でガタ寄せカムが退避位置で自己保持されている
か否か判断する。言い換えれば、カム溝のガタが確保さ
れているか否か判断する。ガタが確保されていない場合
には、ステップ#331でアクチュエータを正方向に通
電してガタ寄せカムを退避位置に移動させ、自己保持さ
せたのち、ステップ#332で通電を断ってからステッ
プ#34に進む。ステップ#32でガタが確保されてい
る場合には、ステップ#34でレンズ駆動を開始し、ス
テップ#35でレンズ駆動が終了するまで続行される。
そして、ステップ#36でフレーミングが行われたの
ち、ステップ#37で撮影するか否か判断する。撮影し
ない場合にはステップ#31に戻るが、撮影する場合に
はステップ#381に進む。このステップ#381で
は、カム溝のガタが0か否かを判断し、ガタがあるとき
にはステップ#382に進んでアクチュエータを逆方向
に通電してカム溝のガタをなくしたのち、ステップ#3
83でアクチュエータの通電を断ち、ステップ#39で
撮影動作を行って終了する。ステップ#381ですでに
カム溝のガタが0の状態であればそのままステップ#3
9へ進んで撮影を行う。なお、ステップ#31でズーム
スイッチがオンされていない場合には、ステップ#36
に進む。
【0079】この第7実施例では、クリック機構により
ガタよせカム353が自己保持されているので、アクチ
ュエータへの通電はガタよせカム353の位置を切り替
えるときだけでよく、一度位置を切り替えるとアクチュ
エータに通電し続ける必要はない。
【0080】また、この実施例ではガタよせカム353
の移動方向をカムフォロワ354を挟持する面360,
352c2に対して略垂直にしたので、カムフォロワが
挟持する面360,352c2に対して滑りにくく、正
確な位置にレンズを保持できるようになっている。
【0081】なお、第7実施例ではガタよせカム353
をマグネットによって光軸方向に駆動力を与えたが、こ
のガタよせカム353は回転筒352に対して回転前進
するようにガイドされているので、第5実施例同様回転
筒352に対してモーターなどを使って回転力を与えて
もよい。このようにすれば、駆動源を大きくせずに大き
な出力を出すことも可能である。
【0082】次に、第8実施例について説明する。この
第8実施例においては、ズーム成分の第1群を第6実施
例で述べた軸吊り方式でガタ取りを行うとともに、同時
に第2群を第5実施例で述べた円筒カム方式でガタ取り
を行う場合について述べる。ここで、Xを第1群レンズ
と第2群レンズとを駆動するためのモータとし、Yを第
2群レンズのカム筒に対してガタよせ用筒を移動させ
て、第2群レンズの移動のためのガタ取りを行うための
アクチュエータとし、Zを第1群レンズのレンズ枠を吊
っている軸に押し付けて第1群レンズの移動のためのガ
タ取りを行うためのカムとする。なお、モータXはレン
ズの駆動だけではなく、カムZの駆動源としても機能す
る。
【0083】図50,51に示すように、ステップ#5
1でYが作動していないことを確認したのち、ステップ
#52ではアクチュエータXの動力伝達経路をレンズの
駆動経路に接続する。そして、ステップ#53でフレー
ミングするか否か判断し、フレーミングする場合にはス
テップ#54でフレーミングを行う。そして、フレーミ
ングしたのち又はフレーミングしない場合には、ステッ
プ#55でズーミングを行うか否か判断する。ズーミン
グを行う場合には、ステップ#56,57でズーミング
終了までアクチュエータXを駆動してレンズを駆動させ
る。ズーミングをしない場合又はズーミングしたのち、
ステップ#58で撮影を行うか否か判断する。撮影を行
わない場合にはステップ#53に戻る。撮影を行う場合
には、ステップ#59でアクチュエータXの動力伝達経
路をカムZを駆動するための経路に接続させる。次い
で、ステップ#60でアクチュエータXを駆動すること
によってカムZを駆動して第1群レンズのガタ取りを行
う。そして、ステップ#61でアクチュエータYに通電
して第2群レンズのガタ取りを行う。そして、ステップ
#62で撮影動作を行ったのち、モータXを停止させ
(ステップ#63)、アクチュエータYの通電を断ち
(ステップ#64)、終了する。
【0084】なお、以上に述べた複数の実施例ではレン
ズの傾きをカム溝によって保証していたのでカム溝とカ
ムフォロワとのガタを0にするようにしたが、ガイド溝
によってレンズの傾きを保証している場合、例えば固定
筒にガイド溝を光軸に対して傾斜させて形成するととも
に回転筒にカム溝を光軸と平行に形成する場合は、ガイ
ド溝のガタを0にすべくガタよせカムを構成すればよ
い。
【0085】また、各実施例ではカム駆動を中心に述べ
たが、本考案は駆動方法に特にとらわれることはなく、
レンズの傾きを保証する溝をもつ筒があればその筒に対
して、ガタよせカムを構成すれば同様の効果を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例にかかるカメラにおける
ズーム光学系の一例を示す図である。
【図2】 図1に示されたズーム光学系のレンズの移動
を説明するための図である。
【図3】 第1実施例のカメラにおける広角時の鏡胴の
断面図である。
【図4】 第1実施例のカメラにおけるズーム移動に関
係する主要部品の展開図である。
【図5】 第1実施例のカメラにおける広角時の鏡胴の
展開図である。
【図6】 第1実施例のカメラにおける望遠時の鏡胴の
断面図である。
【図7】 第1実施例のカメラにおける望遠時の鏡胴の
展開図である。
【図8】 上記第1実施例のカメラのズーム動作時での
案内ピンの周辺部分の拡大図である。
【図9】 上記第1実施例のカメラの露出中での案内ピ
ンの周辺部分の拡大図である。
【図10】 上記第1実施例のカメラのヒーター部の変
形例においてズーム動作時における案内ピンの周辺の拡
大図である。
【図11】 上記第1実施例のカメラのヒーター部の変
形例において露出中における案内ピンの周辺の拡大図で
ある。
【図12】 軸吊り方式の一般的な構造において沈胴状
態でのカメラの縦断面図である。
【図13】 軸吊り方式の一般的な構造において撮影状
態でのカメラの縦断面図である。
【図14】 上記軸吊り方式での問題を説明するための
可動筒とガイド軸との関係を示す図である。
【図15】 本発明の第2実施例にかかるカメラの可動
筒の背面図である。
【図16】 上記第2実施例にかかるカメラの可動筒の
軸受部の断面図である。
【図17】 本発明の第3実施例のカメラを説明するた
めの従来の鏡胴の一例の展開図である。
【図18】 図17のA−A線断面図である。
【図19】 図17のP部分の拡大図である。
【図20】 本発明の第3実施例にかかるカメラのレン
ズ駆動状態における鏡胴の展開図である。
【図21】 第3実施例にかかるカメラの露出前の状態
での鏡胴の展開図である。
【図22】 図20のB−B線断面図である。
【図23】 図20のC−C線断面図である。
【図24】 図21のB−B線断面図である。
【図25】 図20のQ部分の拡大図である。
【図26】 図21のR部分の拡大図である。
【図27】 本発明の第4実施例にかかるカメラのレン
ズ駆動状態における鏡胴の展開図である。
【図28】 第4実施例にかかるカメラの露出前の状態
での鏡胴の展開図である。
【図29】 図27のB−B線断面図である。
【図30】 図27のC−C線断面図である。
【図31】 図28のB−B線断面図である。
【図32】 図27のQ部分の拡大図である。
【図33】 図28のR部分の拡大図である。
【図34】 第3,第4実施例のフローチャートであ
る。
【図35】 本発明の第5実施例にかかるカメラのレン
ズ駆動状態における鏡胴の展開図である。
【図36】 図35のQ部分の拡大図である。
【図37】 図35のB−B線断面図である。
【図38】 第5実施例にかかるカメラの露出前の状態
での鏡胴の展開図である。
【図39】 図38のQ部分の拡大図である。
【図40】 第5実施例及び本発明の第6実施例のフロ
ーチャートである。
【図41】 本発明の第6実施例にかかるカメラのレン
ズ駆動状態における鏡胴の展開図である。
【図42】 図41の要部拡大図である。
【図43】 第6実施例にかかるカメラの露出前の状態
での鏡胴の展開図である。
【図44】 図43の要部拡大図である。
【図45】 本発明の第7実施例にかかるカメラのレン
ズ駆動状態における鏡胴の展開図である。
【図46】 図45のQ部分の拡大図である。
【図47】 第7実施例にかかるカメラの露出前の状態
での鏡胴の展開図である。
【図48】 図47のQ部分の拡大図である。
【図49】 第7実施例のフローチャートである。
【図50】 第8実施例のフローチャートである。
【図51】 第8実施例のフローチャートであって図5
0の続きである。
【符号の説明】
1…カメラボディ、2…鏡胴保持筒、3…固定筒、3a
…リード突起、3b…リード溝、3c…逃げ穴、3d…
螺旋溝、3e…切欠、3f…突起、3g…直進突起、4
…カム環、4a…第1カム溝、4b…突起、4c…突起、
4d…ギヤ部、5…第1移動枠、5a…外周突起、5b
…内周突起、6…第1レンズ保持枠、7…第2移動枠、
7a…カム溝、8…地板、9…雌ヘリコイド環、10…
第2レンズ保持枠、11…雄ヘリコイド環、12…シャ
ッター押え板、13…シャッター台板、14…押え環、
15…第3レンズ保持枠、16…案内ピン、16a…貫
通穴、17…第1案内ローラー、18…第2案内ローラ
ー、19…第1スプリング、20…第2スプリング、2
1…フォーカスモータ、22…シャッターモータ、23
…フレキ保持板、24…シャッター基板、27…ビス、
28…シャッター羽根、40…ヒーター部、41…圧電
素子、43,44,47…隙間、101…カメラボデ
ィ、102…固定枠、103…ガイド軸、104…可動
筒、104a…軸受部、104b…垂直面、105…シ
ャッターユニット、105a…雌ヘリコイド部、111
…撮影レンズ群、112…玉枠、112a…雄ヘリコイ
ド部、123…固定ガイド軸、124…可動筒、133
…固定軸、133a…平面部、133b…円周部、13
4…可動筒、134a…軸受部、134b…平面部、1
35…隙間、140…カム溝、141…カムフォロワ、
142…固定筒、143…回転筒、143a…カム溝、
201…固定筒、201a…ガイド溝、202…回転
筒、202a…キー、202b…フランジ部(電磁
石)、202c…カム溝、202c1,202c2…カム
面、203…カム筒、203a…溝、203b…フラン
ジ部(永久磁石)、203c1…カム面、204…カム
フォロワ、205…レンズ、301…第1回転筒、30
1a…カム前面、301b…フランジ部、301c…電
磁石、302…第2回転筒、302a…カム前面、30
2b…フランジ部、302c…永久磁石、303…固定
筒、303a…ガイド溝、304…カムフォロワ、30
5…レンズ、307…カム溝、311…回転筒、311
a…カム面、311c…カム溝、311d…ボス、31
2…カム筒、312a…カム面、312c…端面、31
2d…ボス、313…固定筒、313a…ガイド溝、3
14…カムフォロワ、316…スプリング、317…カ
ム溝、330…可動筒、330a…軸受部、330b…
案内部、331…ガイド軸、332…押圧部材、334
…固定軸、335…カメラボディ、351…固定筒、3
51a…ガイド溝、352…回転筒、352b…フラン
ジ部(電磁石)、352c…カム溝、352c1,35
2c2…カム面、353…ガタよせカム、353a…
溝、353b…フランジ部(永久磁石)、353c1
カム面、354…カムフォロワ、360…弾性板、36
1,362…板バネ、363…突出部、363a,36
3b…凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 5/00 Z 7811−2K (72)発明者 森 淳二 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 三木 伸哉 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な移動枠(134,330)と、上記移
    動枠(134,330)の案内部(134a,330a)と隙間(135)を介し
    て組み付けられて上記移動枠(134,330)の移動方向を案
    内する案内部材(133,331)とを有するカメラにして、 上記移動枠(134,330)の案内部(134a,330a)と上記案内部
    材(133,331)との形状を異ならせて上記移動枠(134,330)
    と上記案内部材(133,331)との位置関係が係合状態と係
    合解除状態とに選択的に変わるようにして、上記移動枠
    (134,330)の移動中では、上記移動枠(134,330)と上記案
    内部材(133,331)とが上記係合解除状態となって上記移
    動枠(134,330)と上記案内部材(133,331)との間に上記隙
    間(135)を形成する一方、露出動作前では、上記移動枠
    (134,330)と上記案内部材(133,331)とを相対的に移動さ
    せて上記移動枠(134,330)と上記案内部材(133,331)とを
    係合状態となって上記移動枠(134,330)と上記案内部材
    (133,331)との間の上記隙間(135)を無くすようにしたこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 露出動作前に上記案内部材(133)が上記
    移動枠(134)に対して移動することにより係合状態とし
    て、上記移動枠(134)と上記案内部材(133)との間の上記
    隙間(135)を無くすようにした請求項1に記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 露出動作前に上記移動枠(134)が上記案
    内部材(133)に対して移動することにより係合解除状態
    として、上記移動枠(133)と上記案内部材(134)との間の
    上記隙間(135)を無くすようにした請求項1に記載のカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 上記移動枠(134,330)と相対的に移動可
    能な係止部材(333)を有し、上記係止部材(333)が移動す
    ることにより上記移動枠(134,330)と上記案内部材(133,
    331)との間の上記隙間をなくすようにした請求項1に記
    載のカメラ。
  5. 【請求項5】 カム溝(4a)を有するカム部材(4)と、上
    記カム溝(4a)に係合する駆動部材(16)と、該駆動部材(1
    6)によって駆動される移動枠とを有するカメラにして、 上記駆動部材(16)を可逆的に変形可能な材料より構成し
    て、上記移動枠が移動中では、上記カム溝(4a)と上記駆
    動部材(16)との間に隙間を形成する一方、露出動作動作
    前では、上記駆動部材(16)の可逆的な変形によって上記
    隙間を無くすようにしたことを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 上記駆動部材(16)が形状記憶合金で形成
    されているとともに加熱素子(40)を有しており、露出動
    作前に上記加熱素子(40)により上記駆動部材(16)が加熱
    されて可逆的に変形して上記駆動部材(16)と上記カム溝
    との間の隙間がなくなるようにした請求項5に記載のカ
    メラ。
  7. 【請求項7】 上記駆動部材(16)と当接する圧電部材(4
    1)を有し、かつ、上記圧電部材(41)に通電時、上記カム
    溝(4a)と上記駆動部材(16)との間にある上記隙間をなく
    すようにする方向に上記駆動部材(16)を可逆的に変形さ
    せるようにした請求項5に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 移動枠と、 上記移動枠と一体で該移動枠を移動させるための駆動部
    材(204,304,314,354)と、 上記移動枠を所定方向に移動させるための第1カム面(2
    03c1,301a,311a,360)を有する第1カム部材(203,301,31
    1,353)と、 上記移動枠を上記所定方向とは逆方向に移動させるため
    の第2カム面(202c2,302a,312a,352c2)を有する第2カ
    ム部材(202,302,312,352)と、を備え、 上記第1カム面(203c1,301a,311a)と上記第2カム面(20
    2c2,302a,312a)とによって形成される溝(207c,307,317,
    352c)に上記駆動部材(204,304,314,354)が係合するよう
    に鏡胴を構成し、上記移動枠を移動させるときには、上
    記駆動部材(204,304,314,354)と上記溝(202c,307,317,3
    52c)との間に隙間を形成させる一方、露出動作前では、
    上記第1カム部材(203,301,311,353)と上記第2カム部
    材(202,302,312,352)とを相対的に移動させることによ
    り上記隙間を無くすようにしたことを特徴とするカメ
    ラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053410A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Konica Minolta Opto Inc レンズ鏡胴並びに画像投影装置
JP2009265517A (ja) * 2008-04-28 2009-11-12 Tamron Co Ltd レンズ装置および撮像装置
JP2021051127A (ja) * 2019-09-24 2021-04-01 株式会社タムロン レンズ鏡筒及び撮像装置

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