JPH0545552Y2 - - Google Patents

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JPH0545552Y2
JPH0545552Y2 JP1988044970U JP4497088U JPH0545552Y2 JP H0545552 Y2 JPH0545552 Y2 JP H0545552Y2 JP 1988044970 U JP1988044970 U JP 1988044970U JP 4497088 U JP4497088 U JP 4497088U JP H0545552 Y2 JPH0545552 Y2 JP H0545552Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、エンジンルームの上方がフロアパ
ネルで覆われたキヤブオーバ型車あるいは1ボツ
クス車のシート装置に関する。
[従来の技術] 周知のように、エンジンルームの上方がフロア
パネルで覆われたキヤブオーバ型車あるいは1ボ
ツクス車では、上記フロアパネルの上方に運転室
が設けられ、該運転室の床面を形成するフロアパ
ネル上にフロントシートが載置されている。そし
て、このような自動車では、エンジンの収納空間
を確保するために、上記フロアパネルのうち運転
室の床面を形成する部分の略中央部に上方へ突出
する突出部が形成されている。また、通常、エン
ジンの左右側方には前輪が配置されており、この
前輪の上方を覆うタイヤハウスを上記突出部の左
右側方に設けることによるフロアパネルの形状の
複雑化を避けるために、上記突出部を車幅方向の
全長にわたつて延設して左右のタイヤハウスと兼
用させるようにしたものが知られている。そし
て、このような自動車では、例えば、実開昭57−
53925号公報に示されるように、運転席及び助手
席などのフロントシートは上記突出部(エンジン
デツキ)上に載置されている。
一方、このエンジンデツキの後方に続くリヤフ
ロアは、リヤシート着座者のヘツドクリアランス
の確保及び乗降性の維持などのためにできるだけ
低く設定する必要があり、このため、上記エンジ
ンデツキはその後端部で立ち下げられてリヤフロ
アと接続されている。すなわち、エンジンデツキ
とリヤフロアはフラツトではなく、両者間には大
きな段差が設けられている。
ところが、自動車の床面を上記のように形成し
た場合には、車幅方向の全長にわたつて延設され
た上記エンジンデツキにより、車室のフロント側
とリヤ側とが心理的に仕切られたようになり、フ
ロント側とリヤ側とのコミニユケーシヨンを図る
上で好ましくなく、また、フロント側とリヤ側と
の間での乗員の移動をスムースに行うことができ
ず、いわゆる、ウオークスルー性が悪くなるなど
の難点がある。
ところで、自動車の走行安定性を向上させるこ
となどを目的にして前後輪の車軸間距離を長く設
定することが考えられているが、この場合には、
前輪をエンジンよりも前方に位置させることがで
きるので、上記エンジンデツキを車幅方向全体に
わたつて延長する必要がなくなり、エンジンの上
方部分を除いてエンジンデツキとリヤフロアとを
フラツトにすることができ、フロント側とリヤ側
との間での上記コミユニケーシヨン及びウオーク
スルー性などの問題を解消することができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、フロントシートをエンジンデツキ上
に載置した場合、特に、該エンジンデツキにエン
ジン補機などを収納するための隆起部が突設され
ている場合などには、シートをフルリクライニン
グさせることができないなど、十分に安楽な姿勢
を取ることが困難であるという問題があつた。
また、従来、フロントシートとリヤシートとは
使用に際して何ら関連づけられていなかつた。
この考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、キヤブオーバ型車あるいは1ボツクス車にお
いて、フロントシートを安楽姿勢にしてその座り
心地を向上させることができる自動車のシート装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、この考案は、エンジンルームの上方
がフロアパネルで覆われるとともに、該フロアパ
ネル上に、第1列シート(フロントシート)と該
フロントシートの後方に位置する第2列シート
(リヤシート)とが並設された自動車において、
フラツト状態可能なフロントシートをエンジンデ
ツキ上に載置する一方、折り畳み状態可能なリヤ
シートを上記エンジンデツキの後方に続くリヤフ
ロア上に載置し、上記リヤシートのシートクツシ
ヨンを支持する前後の脚のうち前脚をリヤフロア
に対して左右両端部で軸支させるとともに、上記
シートクツシヨンと前脚との間に前脚の支持角度
を調整し得る調整機構を設け、上記エンジンデツ
キのフロントシートが載置される部分と上記リヤ
フロアとをフラツトに形成するとともに、上記フ
ロントシートをフラツト状態にしたときに、折り
畳まれた上記リヤシートがフロントシートの背も
たれを形成するようにしたものである。
[考案の効果] この考案によれば、エンジンデツキのフロント
シートが載置される部分とリヤフロアとをフラツ
トに形成したので、フロントシートをフルリクラ
イニングさせることができる。また、上記フロン
トシートをフルリクライニングさせてフラツト状
態にしたときに、折り畳まれたリヤシートがフロ
ントシートの背もたれを形成するようにしたの
で、乗員がフロントシート上で足を伸ばした状態
で背もたれにもたれる、いわゆる、ハーフベツド
状態にすることができ、上記フロントシートの座
り心地を向上させることができる。
更に、上記リヤシートのシートクツシヨンと前
脚との間に上記調整機構を設けて前脚の支持角度
を調整できるようにしたので、これにより、リヤ
シートを折り畳んでフロントシートの背もたれと
したときに、この背もたれの傾斜角度を調整する
ことができる。すなわち、ハーフベツド状態とし
た場合におけるリクライング角を自在に調整する
ことができるようになり、ハーフベツド状態にお
ける座り心地をより一層快適にすることができ
る。
[実施例] 以下、この考案の実施例を、添付図面に基づい
て詳細に説明する。
第5図は、キヤブオーバ型車あるいは1ボツク
ス車とされた本実施例に係る自動車1の車体の側
面を概略的に表わす図面であるが、この図に示す
ように、上記自動車1では、車室の床面を形成す
るフロアパネル3によつてエンジンルーム4が覆
われており、該エンジンルーム4の上方に運転室
2が設けられている。上記フロアパネル3のうち
エンジンルーム4の上方を覆うエンジンデツキ3
bの車幅方向の略中央部には、エンジンEの収納
空間を確保するために上方に突出した突出部5が
形成されている。
また、本実施例では、車両1の走行安定性を向
上させることなどを目的として、前輪6がエンジ
ンEよりも前方に配置されている。そして、エン
ジンデツキ3bの上記突出部5以外の部分は、エ
ンジンデツキ3bの後方に続くリヤフロア3cと
フラツトに形成されている。
フロント側の乗員が着座するフロントシート1
1は、上記エンジンデツキ3b上に載置されてお
り、例えば、第2図に示すように、運転席12と
助手席13とに分割されている。該助手席13は
車幅方向の略中央部まで延びるとともに、そのシ
ートクツシヨン13aは、上記エンジンデツキ3
bの突出部5に対応する部分の底面部を切り欠い
てその部分のみ薄く形成されており、隣接する運
転席12のシートクツシヨン12aと段差が生じ
ないように設定されている。そして、上記運転席
12及び助手席13は、シートバツク12b,1
3bをその背面がエンジンデツキ3bに当接する
まで後方に回動させてフルリクライニグさせ、シ
ートクツシヨン12a,13aとシートバツク1
2b,13bとをフラツト状態にすることができ
るようになつている。
また、上記リヤフロア3c上にはリヤ側の乗員
が着座するリヤシート14が載置されており、該
リヤシート14は、そのシートクツシヨン14a
とシートバツク14bとを折り畳んで、上記フロ
ントシート11(運転席12及び助手席13)を
フラツト位にしたときにその背もたれとすること
ができるように構成されている。
以下、上記リヤシート14について説明する。
第1図に示すように、リヤシート14のシート
クツシヨン14aの前端部を支える前脚15の上
端部及び下端部は、シートクツシヨン14aの底
面及びリヤフロア3cにそれぞれ固着された取付
部材16及び17にそれぞれ回動自在に取り付け
られており、上記前脚15の中間部には、リヤシ
ート14を折り畳んだ際にリヤフロア3cに当接
するストツパ部材18が設けられている。一方、
リヤシート14のシートクツシヨン14aの後端
部を支える後脚21はその上端部がシートクツシ
ヨン14aの底面に固着された取付部材22に回
動自在に取り付けられている。
また、第3図に詳しく示すように、上記シート
クツシヨン14aと前脚15とは、共に取付部材
16の取付軸16aを中心として円弧状に形成さ
れるとともにアシストハンドル25により互いに
締結固定されたシート側ブラケツト23と前脚側
ブラケツト24とで連結されている。
上記シート側ブラケツト23は、その一端がシ
ートクツシヨン14aの底面に固着されるととも
に、第4図にも示すように、他端側には、前脚側
ブラケツト24の厚さよりも若干幅の広い薄部2
3bが長手方向に沿つて形成されており、その先
端部近傍には、上記アシストハンドル25の軸部
25aを貫挿させる穴部23a,23aが設けら
れるとともに、側面部に該穴部23aと同軸に上
記軸部25aのねじ部に螺合するナツト26が溶
着されている。一方、上記前脚側ブラケツト24
は、その一端が前脚15に固着されるとともに、
幅方向の中心部には、上記アシストハンドル25
の軸部25aの外径寸法よりも若干大きい幅を有
するとともに外形に沿つた円弧状の長穴24aが
設けられており、シート側ブラケツト23の溝部
23bに前脚側ブラケツト24を挿入した状態
で、アシストハンドル25の軸部25aを上記穴
部23a,23aと上記長穴24aとに貫挿さ
せ、そのねじ部を上記ナツト26に螺合させて締
め付けることにより、上記両ブラケツト23,2
4を互いに締結固定することができるようになつ
ている。
尚、第1図及び第3図は、リヤシート14の左
側面を示したものであるが、右側についても、左
側と同様の前脚15、後脚21、ブラケツト2
3,24、及びアシストハンドル25などが取り
付けられている。
以上のように構成されたリヤシート14は、ま
ず、シートバツク14bを前方に回動させてシー
トクツシヨン14a上に折り重ね(第1図におけ
る一点鎖線参照)、次いで、そのままの状態でシ
ートクツシヨン14aを取付部材17の廻りに前
方へ回動させることにより折り畳むことができ
る。このとき、シートクツシヨン14a上に重ね
られたシートバツク14bの一端が、フラツト状
態とされたフロントシート11の後端部に略当接
し、折り畳まれたリヤシート14が上記フロント
シート11の背もたれを形成するように、上記両
シート11,14の前後方向の位置が設定されて
いる(第1図における破線参照)。
また、リヤシート14をフロントシート11の
背もたれとした状態で、アシストハンドル25を
一旦緩めてシート側ブラケツト23と前脚側ブラ
ケツト24とを締結固定するセツト位置を変更
し、このことにより上記背もたれの傾斜角度を調
整することができるようになつている。
以上、説明したように、本実施例によれば、エ
ンジンデツキ3bのフロントシート11が載置さ
れる部分とリヤフロア3cとをフラツトに形成し
たので、フロントシート11をフルリクライニン
グさせることができる。また、上記フロントシー
ト11をフルリクライングさせてフラツト状態に
したときに、折り畳まれたリヤシート14がフロ
ントシート11の背もたれを形成するようにした
ので、乗員がフロントシート11上で足を伸ばし
た状態で背もたれにもたれる。いわゆる、ハーフ
ベツド状態にすることができ、上記フロントシー
ト11の座り心地を向上させることができる。
また、リヤシート14を折り畳んで上記フロン
トシート11の背もたれとしたときに、該背もた
れの傾斜角度を調整することができるようにした
ので上記ハーフベツド状態における座り心地をよ
り快適にすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例を説明するため
のもので、第1図はフロントシート及びリヤシー
トの側面説明図、第2図はハーフベツド状態を示
すフロントシート及びリヤシートの斜視図、第3
図は折り畳まれた状態を示すリヤシートの側面
図、第4図はシート側ブラケツトと前脚側ブラケ
ツトとについて第3図におけるY−Y線で切断し
て示した断面説明図、第5図は自動車の側面説明
図である。 1……自動車、3……フロアパネル、3b……
エンジンデツキ、3c……リヤフロア、4……エ
ンジンルーム、11……フロントシート、14…
…リヤシート、23……シート側ブラケツト、2
4……前脚側ブラケツト、25……アシストハン
ドル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンルームの上方がフロアパネルで覆われ
    るとともに、該フロアパネル上に、第1列シート
    と該第1列シートの後方に位置する第2列シート
    とが並設された自動車において、 フラツト状態可能な第1列シートがエンジンデ
    ツキ上に載置される一方、折り畳み状態可能な第
    2列シートが上記エンジンデツキの後方に続くリ
    ヤフロア上に載置され、上記第2列シートは、そ
    のシートクツシヨンを支持する前後の脚のうち前
    脚がリヤフロアに対して左右両端部で軸支される
    とともに、上記シートクツシヨンと前脚との間に
    は前脚の支持角度を調整し得る調整機構が設けら
    れており、上記エンジンデツキの第1列シートが
    載置される部分と上記リヤフロアとがフラツトに
    形成されるとともに、上記第1列シートをフラツ
    ト状態にしたときに、折り畳まれた上記第2列シ
    ートが第1列シートの背もたれを形成するように
    なつていることを特徴とする自動車のシート装
    置。
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