JPH0545590A - 顕微鏡の粗微動機構 - Google Patents
顕微鏡の粗微動機構Info
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- JPH0545590A JPH0545590A JP3206025A JP20602591A JPH0545590A JP H0545590 A JPH0545590 A JP H0545590A JP 3206025 A JP3206025 A JP 3206025A JP 20602591 A JP20602591 A JP 20602591A JP H0545590 A JPH0545590 A JP H0545590A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】微動ハンドルによる対物レンズまたはステージ
の光軸方向の送りを精度良く行う。 【構成】レボルバ台14を光軸Z方向に微動させる機構
に、流体駆動装置のシリンダ20を用いる。このシリン
ダ20はホース45によって微動フォーカスハンドル3
3に流体接続されており、微動フォーカスハンドル33
を操作することによってレボルバ10を光軸Zに沿って
微動させる。
の光軸方向の送りを精度良く行う。 【構成】レボルバ台14を光軸Z方向に微動させる機構
に、流体駆動装置のシリンダ20を用いる。このシリン
ダ20はホース45によって微動フォーカスハンドル3
3に流体接続されており、微動フォーカスハンドル33
を操作することによってレボルバ10を光軸Zに沿って
微動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顕微鏡のピント合わ
せのための粗微動機構に関する。
せのための粗微動機構に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】従来の顕微鏡の構成を倒
立型顕微鏡を例にして説明する。図3において、符号1
は顕微鏡本体、符号2は照明装置、符号3はコンデンサ
レンズ、符号4は顕微鏡本体に固定されたステージ、符
号5は対物レンズ、符号6は対物レンズ5を支持し、か
つ顕微鏡本体1に装備された減速歯車6b,ラック機構
6c及びガイド部材6aに取付けられ光軸Zに沿って移
動可能なレボルバ、符号7はピント合わせのための操作
ハンドル、符号8は試料を観察するための接眼鏡筒をそ
れぞれ示している。
立型顕微鏡を例にして説明する。図3において、符号1
は顕微鏡本体、符号2は照明装置、符号3はコンデンサ
レンズ、符号4は顕微鏡本体に固定されたステージ、符
号5は対物レンズ、符号6は対物レンズ5を支持し、か
つ顕微鏡本体1に装備された減速歯車6b,ラック機構
6c及びガイド部材6aに取付けられ光軸Zに沿って移
動可能なレボルバ、符号7はピント合わせのための操作
ハンドル、符号8は試料を観察するための接眼鏡筒をそ
れぞれ示している。
【0003】この様な倒立型顕微鏡に用いられている粗
微動機構として、例えば特公昭52−43688号公報
に開示されているものが知られている。この粗微動機構
は、歯車列およびラック・ピニオン等を用いて、顕微鏡
のステージあるいはレボルバを光軸方向に粗動/微動さ
せるように構成されている。
微動機構として、例えば特公昭52−43688号公報
に開示されているものが知られている。この粗微動機構
は、歯車列およびラック・ピニオン等を用いて、顕微鏡
のステージあるいはレボルバを光軸方向に粗動/微動さ
せるように構成されている。
【0004】しかしながら、特公昭52−43688号
公報に開示される粗微動機構は、粗動ハンドルと微動ハ
ンドルとの間に減速のための歯車機構を要するため、部
品点数が多くなり、組立性が悪くコスト高になる欠点が
ある。また、微動ピント合わせの精度は、歯車列による
伝達ロスや機構のたわみ等の影響で微動ハンドルの回転
に対する対物レンズの上下動位置の再現性は1〜2μが
限界である。さらに、図4に示すように、ラックピニオ
ン機構の歯車圧力角αのため、対物レンズの光軸方向の
上下動時に、その移動方向に対して直角方向に作用する
力(分力)が生じ、ガイド部材のたわみ等を発生させ
る。これは、図3で示すように対物レンズ5を矢印方向
へ偏位させるため、いわゆる視野内で像の偏心を誘発す
る要因となっている。
公報に開示される粗微動機構は、粗動ハンドルと微動ハ
ンドルとの間に減速のための歯車機構を要するため、部
品点数が多くなり、組立性が悪くコスト高になる欠点が
ある。また、微動ピント合わせの精度は、歯車列による
伝達ロスや機構のたわみ等の影響で微動ハンドルの回転
に対する対物レンズの上下動位置の再現性は1〜2μが
限界である。さらに、図4に示すように、ラックピニオ
ン機構の歯車圧力角αのため、対物レンズの光軸方向の
上下動時に、その移動方向に対して直角方向に作用する
力(分力)が生じ、ガイド部材のたわみ等を発生させ
る。これは、図3で示すように対物レンズ5を矢印方向
へ偏位させるため、いわゆる視野内で像の偏心を誘発す
る要因となっている。
【0005】近年、顕微鏡の観察手法としてコンピュー
ター画像処理技術を組合わせ、観察像を対物レンズの光
軸方向に微小ステップずつ複数取込んだのち、それらの
画像を使って3次元像として再構築する光セクショニン
グ観察が行われている。あるいは、レーザー光を励起光
として二次元走査することで蛍光像を得るレーザー走査
型顕微鏡では、対物レンズを光軸方向に微小ステップず
つ送り、複数のセクショニング画像を得たのち、一定の
厚みのある標本全体にピントが合うようにした画像を得
たり、三次元画像を得る試みが行なわれている。
ター画像処理技術を組合わせ、観察像を対物レンズの光
軸方向に微小ステップずつ複数取込んだのち、それらの
画像を使って3次元像として再構築する光セクショニン
グ観察が行われている。あるいは、レーザー光を励起光
として二次元走査することで蛍光像を得るレーザー走査
型顕微鏡では、対物レンズを光軸方向に微小ステップず
つ送り、複数のセクショニング画像を得たのち、一定の
厚みのある標本全体にピントが合うようにした画像を得
たり、三次元画像を得る試みが行なわれている。
【0006】こうした用途では、微動ハンドルにステッ
ピングモーターを連結し、二次元走査像を画像メモリに
取込むタイミングに同期させて対物レンズをその光軸方
向に送ってセクショニングを行っている。この二次元走
査像を画像メモリに取込む上での課題としては、対物レ
ンズの光軸方向の位置再現性(位置分解能)および送り
速度があげられる。なぜなら、標本をセクショニングす
る間隔寸法は1μ以下であるため光軸方向の位置の再現
性はそれ以下の精度が望まれているからでありまた、三
次元像構築の対象物として、心筋細胞の様に心拍動作を
伴って動く標本も増えていることから、より高速度に像
の取込みを行うことが望まれているからである。
ピングモーターを連結し、二次元走査像を画像メモリに
取込むタイミングに同期させて対物レンズをその光軸方
向に送ってセクショニングを行っている。この二次元走
査像を画像メモリに取込む上での課題としては、対物レ
ンズの光軸方向の位置再現性(位置分解能)および送り
速度があげられる。なぜなら、標本をセクショニングす
る間隔寸法は1μ以下であるため光軸方向の位置の再現
性はそれ以下の精度が望まれているからでありまた、三
次元像構築の対象物として、心筋細胞の様に心拍動作を
伴って動く標本も増えていることから、より高速度に像
の取込みを行うことが望まれているからである。
【0007】しかしながら、前述の歯車列による微動ピ
ント合わせ機構では、位置の再現性は1〜2μが限界で
ある。また前述したように、対物レンズが光軸に対して
直角方向に偏心すると、セクショニング像を組合わせて
画像処理する時、見かけ上の分解能の低下を招き、構築
した像が歪んで再現されてしまう。
ント合わせ機構では、位置の再現性は1〜2μが限界で
ある。また前述したように、対物レンズが光軸に対して
直角方向に偏心すると、セクショニング像を組合わせて
画像処理する時、見かけ上の分解能の低下を招き、構築
した像が歪んで再現されてしまう。
【0008】その他の粗微動機構として、微動送り機構
にピエゾ素子を組合わせ、対物レンズを光軸方向に微小
ステップづつ送る機構も実用化されている。その位置の
再現性は0.1μ以下と高精度が得られるが、対物レン
ズの送り速度は、ピエゾ素子の動作に伴う機械系のダン
ピングが生じてしまうため、それがおさまるのに100
msec程度を要している。この送り速度はビデオ記録
やTV解析を考慮すると30msec以下にすることが
望まれているため、ピエゾ素子を用いた微動送り機構も
充分とはいえない。
にピエゾ素子を組合わせ、対物レンズを光軸方向に微小
ステップづつ送る機構も実用化されている。その位置の
再現性は0.1μ以下と高精度が得られるが、対物レン
ズの送り速度は、ピエゾ素子の動作に伴う機械系のダン
ピングが生じてしまうため、それがおさまるのに100
msec程度を要している。この送り速度はビデオ記録
やTV解析を考慮すると30msec以下にすることが
望まれているため、ピエゾ素子を用いた微動送り機構も
充分とはいえない。
【0009】本発明はこれらの問題点を解決するためな
されたものであり、微動ハンドルによる対物レンズまた
はステージの光軸方向の送り機構において、送りの位置
の再現性を向上し、送り速度の高速度化を達成すること
でセクショニング像の高精度かつ高速度な画像取込みを
行うことのできる安価で高性能な粗微動機構を提供する
ことを目的とする。
されたものであり、微動ハンドルによる対物レンズまた
はステージの光軸方向の送り機構において、送りの位置
の再現性を向上し、送り速度の高速度化を達成すること
でセクショニング像の高精度かつ高速度な画像取込みを
行うことのできる安価で高性能な粗微動機構を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用】前記課題を解決す
るために、本発明の顕微鏡の粗微動機構は、対物レンズ
又はステージを対物レンズの光軸方向に粗動/微動させ
てピント合わせを行う顕微鏡の粗微動機構において、流
体駆動装置のシリンダを伸縮させることにより、前記対
物レンズ又はステージを微動させ、微動ピント合わせを
行うことを特徴としている。
るために、本発明の顕微鏡の粗微動機構は、対物レンズ
又はステージを対物レンズの光軸方向に粗動/微動させ
てピント合わせを行う顕微鏡の粗微動機構において、流
体駆動装置のシリンダを伸縮させることにより、前記対
物レンズ又はステージを微動させ、微動ピント合わせを
行うことを特徴としている。
【0011】
【実施例】以下、図1および図2を参照して本発明の実
施例を添付図面に沿って具体的に説明する。
施例を添付図面に沿って具体的に説明する。
【0012】符号10はレボルバを示し、このレボルバ
10には、複数の倍率の異なった対物レンズが取付けら
れるようになっている。なお、図においては1つの対物
レンズ11のみが示されている。この対物レンズ11
は、破線で示すステージ13に載置された標本を下方か
ら観察するように配置される。観察者は、レボルバ10
を回転することにより、これに取付けられた対物レンズ
を光軸Z中へ転換し、試料を観察する。
10には、複数の倍率の異なった対物レンズが取付けら
れるようになっている。なお、図においては1つの対物
レンズ11のみが示されている。この対物レンズ11
は、破線で示すステージ13に載置された標本を下方か
ら観察するように配置される。観察者は、レボルバ10
を回転することにより、これに取付けられた対物レンズ
を光軸Z中へ転換し、試料を観察する。
【0013】前記レボルバ10はレボルバ台14に固定
されている。このレボルバ台14は両側面に1対のガイ
ド溝14aを有し、既知のローラをガイド溝14aおよ
び固定ガイド17に設けられたガイド溝17a内でころ
がらせて、レボルバ台14を光軸Z方向に微動させる案
内機構を構成している。
されている。このレボルバ台14は両側面に1対のガイ
ド溝14aを有し、既知のローラをガイド溝14aおよ
び固定ガイド17に設けられたガイド溝17a内でころ
がらせて、レボルバ台14を光軸Z方向に微動させる案
内機構を構成している。
【0014】符号16は粗動ガイドを示しており、その
両側面にはガイド溝16aが形成されている。このガイ
ド溝16aは、前記レボルバ台14のガイド溝14aと
同軸上になるように形成されており、前記ガイド溝17
aと組合わせて光軸Z方向に移動可能なローラガイド
(図示せず)案内機構を構成している。さらに粗動ガイ
ド16にはラック18が固定されている。
両側面にはガイド溝16aが形成されている。このガイ
ド溝16aは、前記レボルバ台14のガイド溝14aと
同軸上になるように形成されており、前記ガイド溝17
aと組合わせて光軸Z方向に移動可能なローラガイド
(図示せず)案内機構を構成している。さらに粗動ガイ
ド16にはラック18が固定されている。
【0015】また、粗動ガイド16の上端部には流体駆
動装置のシリンダ20が固定されており、そのピストン
23はレボルバ台14の下端面に当接している。この結
果、ピストン23が伸縮することにより、レボルバ台1
4は上下動できるようになっている。さらに、シリンダ
20のピストン23が、レボルバ台14にしっかり当接
し、この間で隙間、ガタが生じないよう一定の押圧力を
与えるためのコイルバネ25が、粗動ガイド16とレボ
ルバ台14との間に設けてある。
動装置のシリンダ20が固定されており、そのピストン
23はレボルバ台14の下端面に当接している。この結
果、ピストン23が伸縮することにより、レボルバ台1
4は上下動できるようになっている。さらに、シリンダ
20のピストン23が、レボルバ台14にしっかり当接
し、この間で隙間、ガタが生じないよう一定の押圧力を
与えるためのコイルバネ25が、粗動ガイド16とレボ
ルバ台14との間に設けてある。
【0016】粗動フォーカスハンドル30,30はピニ
オン軸31と一体的に構成されている。ピニオン軸31
に形成されたピニオン31aと前記ラック18は適切に
噛み合う位置に配置されている。微動フォーカスハンド
ル33,33は粗動フォーカスハンド30,30と同軸
に配置され、それぞれの微動フォーカスハンドル33,
33はピニオン軸31の中心中空内を貫通する微動軸3
5によって連結されている(図2参照)。微動フォーカ
ス機構を構成する流体駆動装置を図2を参照して説明す
る。前記シリンダ20は、操作側ユニット20aによっ
て駆動される。
オン軸31と一体的に構成されている。ピニオン軸31
に形成されたピニオン31aと前記ラック18は適切に
噛み合う位置に配置されている。微動フォーカスハンド
ル33,33は粗動フォーカスハンド30,30と同軸
に配置され、それぞれの微動フォーカスハンドル33,
33はピニオン軸31の中心中空内を貫通する微動軸3
5によって連結されている(図2参照)。微動フォーカ
ス機構を構成する流体駆動装置を図2を参照して説明す
る。前記シリンダ20は、操作側ユニット20aによっ
て駆動される。
【0017】シリンダ20は前筒40と後筒41とから
なっている。これら両筒の間には布地に合成ゴム材をコ
ーティングした帽子状のローリングダイヤフラム42が
狭着されており、シリンダ内部は空室aと油室bとに仕
切られている。ローリングダイヤフラム42の端部はピ
ストン23の後端に固着されている。符号44は油室b
の油の出入口を示し、ここにホース45を取付け、シリ
ンダ20側と操作側ユニット20aとは流体連結されて
いる。ホース45は温度変化や油の圧力に耐えられるよ
う、例えばフッ素樹脂が選ばれる。またシリンダ20の
後筒41は粗動ガイド16に埋め込まれ固定ネジ47に
よって固定されている。
なっている。これら両筒の間には布地に合成ゴム材をコ
ーティングした帽子状のローリングダイヤフラム42が
狭着されており、シリンダ内部は空室aと油室bとに仕
切られている。ローリングダイヤフラム42の端部はピ
ストン23の後端に固着されている。符号44は油室b
の油の出入口を示し、ここにホース45を取付け、シリ
ンダ20側と操作側ユニット20aとは流体連結されて
いる。ホース45は温度変化や油の圧力に耐えられるよ
う、例えばフッ素樹脂が選ばれる。またシリンダ20の
後筒41は粗動ガイド16に埋め込まれ固定ネジ47に
よって固定されている。
【0018】操作側ユニット20aもシリンダ20と同
様に、前筒51、後筒52、ローリングダイヤフラム5
3等から構成されている。符号54はピストンを示して
おりその一端部はローリングダイヤフラム53に固着さ
れている。前筒51および後筒52の内部はローリング
ダイヤフラム53によって空室a1、油室b1とに仕切
られている。ピストン54の他端はボール55を介して
ネジ軸56と当接している。このネジ軸56と前記微動
軸35とは一体的に構成され、微動軸35の両端にはそ
れぞれ微動フォーカスハンドル33が設けられている。
ネジ軸56には精密なネジ56aが形成され、微動フォ
ーカスハンドル33の回転をボール55を介してピスト
ン54の往復動に変換する。
様に、前筒51、後筒52、ローリングダイヤフラム5
3等から構成されている。符号54はピストンを示して
おりその一端部はローリングダイヤフラム53に固着さ
れている。前筒51および後筒52の内部はローリング
ダイヤフラム53によって空室a1、油室b1とに仕切
られている。ピストン54の他端はボール55を介して
ネジ軸56と当接している。このネジ軸56と前記微動
軸35とは一体的に構成され、微動軸35の両端にはそ
れぞれ微動フォーカスハンドル33が設けられている。
ネジ軸56には精密なネジ56aが形成され、微動フォ
ーカスハンドル33の回転をボール55を介してピスト
ン54の往復動に変換する。
【0019】前記前筒51の内部にはコイルバネ57が
配置されており、ピストン54がネジ軸56に当接する
ように付勢している。後筒52には油の出入口58が設
けられており、前記ホース45でシリンダ20側と連結
している。微動フォーカスハンドル33と粗動フォーカ
スハンドル30との間には、コイルバネ59が配置され
ており、両者のスラスト方向の位置決めが行なわれてい
る。符号60は支持台を示しており、前記後筒52を粗
動フォーカスハンドル30に固定している。操作側ユニ
ットの油室b1とシリンダ側の油室bの大きさは適当な
比率をとることができる。次に、この粗微動機構の作用
について説明する。
配置されており、ピストン54がネジ軸56に当接する
ように付勢している。後筒52には油の出入口58が設
けられており、前記ホース45でシリンダ20側と連結
している。微動フォーカスハンドル33と粗動フォーカ
スハンドル30との間には、コイルバネ59が配置され
ており、両者のスラスト方向の位置決めが行なわれてい
る。符号60は支持台を示しており、前記後筒52を粗
動フォーカスハンドル30に固定している。操作側ユニ
ットの油室b1とシリンダ側の油室bの大きさは適当な
比率をとることができる。次に、この粗微動機構の作用
について説明する。
【0020】標本にラフにピント合わせを行う粗動操作
時は、粗動フォーカスハンドルで行う。図1において、
粗動フォーカスハンドル30,30を回すとピニオン軸
31のピニオン31aとラック18との噛合いにより、
粗動ガイド16、シリンダ20、レボルバ台14は一体
的に光軸Zに沿って移動し、対物レンズ11のラフな上
下動を行なうことができる。この場合、ピント合わせに
必要な対物レンズの上下動量は50mm程度あれば良
く、ピニオン軸を直径20mm程度とすれば、フルスト
ロークを得る粗動フォーカスハンドルの回転量は1回転
以下に押えることができ、流体駆動装置のホース45が
ピニオン軸31にからみ回ることを防止することができ
る。
時は、粗動フォーカスハンドルで行う。図1において、
粗動フォーカスハンドル30,30を回すとピニオン軸
31のピニオン31aとラック18との噛合いにより、
粗動ガイド16、シリンダ20、レボルバ台14は一体
的に光軸Zに沿って移動し、対物レンズ11のラフな上
下動を行なうことができる。この場合、ピント合わせに
必要な対物レンズの上下動量は50mm程度あれば良
く、ピニオン軸を直径20mm程度とすれば、フルスト
ロークを得る粗動フォーカスハンドルの回転量は1回転
以下に押えることができ、流体駆動装置のホース45が
ピニオン軸31にからみ回ることを防止することができ
る。
【0021】レボルバ10、対物レンズ11、レボルバ
台14の合計重量がラックを介してピニオンに加わり、
バックラッシュの除去機能を果すが、これらの重量によ
ってピニオン軸に生ずる回転力に抗するための固定力は
従来公知の方法と同様に、例えば、サラバネ等によるス
ラスト力でピニオン軸に一定のスリップトルクを与える
ことで可能となる。次に、流体駆動装置による微動ピン
ト合わせの作用について説明する。
台14の合計重量がラックを介してピニオンに加わり、
バックラッシュの除去機能を果すが、これらの重量によ
ってピニオン軸に生ずる回転力に抗するための固定力は
従来公知の方法と同様に、例えば、サラバネ等によるス
ラスト力でピニオン軸に一定のスリップトルクを与える
ことで可能となる。次に、流体駆動装置による微動ピン
ト合わせの作用について説明する。
【0022】図2において、微動フォーカスハンドル3
3を正転(又は逆転)させると、ネジ軸56に設けられ
たネジ56aのピッチに応じて、ネジ軸56が左方向
(右方向)に移動する。ネジ軸の振れの影響を除去する
ボール55を介してピストン54もコイルバネ57を圧
縮しながら左方向へ移動し、その結果、油室b1の油が
出入口58より排出され、ホース45を経由して、シリ
ンダ20の油室bに流入する。流入した油によりピスト
ン23はレボルバー台14を上方へ押し上げる。これら
の動作中、粗動フォーカスハンドル30,30はサラバ
ネ等によるスラスト力で静止している。このため粗動ガ
イド16は固定されており、ピストン23による純粋な
光軸方向の駆動力のみがレボルバ台14に作用するので
微動操作における光軸に直角な方向の偏心エラーは極め
て小さくなる。
3を正転(又は逆転)させると、ネジ軸56に設けられ
たネジ56aのピッチに応じて、ネジ軸56が左方向
(右方向)に移動する。ネジ軸の振れの影響を除去する
ボール55を介してピストン54もコイルバネ57を圧
縮しながら左方向へ移動し、その結果、油室b1の油が
出入口58より排出され、ホース45を経由して、シリ
ンダ20の油室bに流入する。流入した油によりピスト
ン23はレボルバー台14を上方へ押し上げる。これら
の動作中、粗動フォーカスハンドル30,30はサラバ
ネ等によるスラスト力で静止している。このため粗動ガ
イド16は固定されており、ピストン23による純粋な
光軸方向の駆動力のみがレボルバ台14に作用するので
微動操作における光軸に直角な方向の偏心エラーは極め
て小さくなる。
【0023】また、シリンダ20の油室bと操作側ユニ
ット20aの油室b1の容積比及びネジ軸56のネジピ
ッチを適宜選択することで、微動ハンドル1回転当りの
ピストン23の移動量が決定される。例えば、油室b、
b1の容積比を1:1とし、ネジ軸のネジピッチを0.
2mm、微動フォーカスハンドルに400等分の目盛を
刻設すれば、1目盛当りのピストン23の動きは0.5
μが得られる。油室の容積比b:b1を2:1とすれ
ば、1目盛当りのピストン23の動きは0.25μとな
る。
ット20aの油室b1の容積比及びネジ軸56のネジピ
ッチを適宜選択することで、微動ハンドル1回転当りの
ピストン23の移動量が決定される。例えば、油室b、
b1の容積比を1:1とし、ネジ軸のネジピッチを0.
2mm、微動フォーカスハンドルに400等分の目盛を
刻設すれば、1目盛当りのピストン23の動きは0.5
μが得られる。油室の容積比b:b1を2:1とすれ
ば、1目盛当りのピストン23の動きは0.25μとな
る。
【0024】レボルバ台14と粗動ガイド16とを連結
するコイルバネ25は、ピストン23に一定の与圧を加
えピストン伸縮の位置精度と応答性の向上を計るもので
あるが、レボルバ台14の重量が重すぎる場合は、点線
に示すコイルバネ25aを図示のごとく配置し、圧縮コ
イルバネとして作用させることで重量バランスの改善を
計ることもできる。
するコイルバネ25は、ピストン23に一定の与圧を加
えピストン伸縮の位置精度と応答性の向上を計るもので
あるが、レボルバ台14の重量が重すぎる場合は、点線
に示すコイルバネ25aを図示のごとく配置し、圧縮コ
イルバネとして作用させることで重量バランスの改善を
計ることもできる。
【0025】この流体駆動装置は油、水等の流体を介し
て駆動力の伝達を行うため流体の粘性によるダンピング
効果を得ることができ、ピエゾ素子を用いた電気−機械
変換メカニズムによる微動ピント合わせ機構に比べる
と、その応答速度の改善を計ることができる。微動ピン
ト合わせの電動化はホース45の出てない側の微動フォ
ーカスハンドル33にステッピングモータ(図示せず)
等を連結すれば良い。
て駆動力の伝達を行うため流体の粘性によるダンピング
効果を得ることができ、ピエゾ素子を用いた電気−機械
変換メカニズムによる微動ピント合わせ機構に比べる
と、その応答速度の改善を計ることができる。微動ピン
ト合わせの電動化はホース45の出てない側の微動フォ
ーカスハンドル33にステッピングモータ(図示せず)
等を連結すれば良い。
【0026】以上、この実施例では、倒立型顕微鏡を例
に説明してきたが、正立型顕微鏡においても同様に実施
することが可能である。すなわち、対物レンズ、レボル
バ、レボルバ台が標本を載置するステージに変わるのみ
であるため、他の構成は全く同じにすることができる。
に説明してきたが、正立型顕微鏡においても同様に実施
することが可能である。すなわち、対物レンズ、レボル
バ、レボルバ台が標本を載置するステージに変わるのみ
であるため、他の構成は全く同じにすることができる。
【0027】なお本発明において、流体駆動装置による
微動フォーカスハンドルを粗動フォーカスハンドルと同
軸にかつ1対配置する構成としたが、その操作ユニット
はどこに配置しても良い。例えば、微動フォーカスハン
ドルのみ取出して顕微鏡から離れた独立した位置に置く
ことも可能である。
微動フォーカスハンドルを粗動フォーカスハンドルと同
軸にかつ1対配置する構成としたが、その操作ユニット
はどこに配置しても良い。例えば、微動フォーカスハン
ドルのみ取出して顕微鏡から離れた独立した位置に置く
ことも可能である。
【0028】
【発明の効果】以上、本発明によれば、従来の粗微動機
構の一部に流体駆動装置による微動機構を用いたため以
下の効果が得られる。微動機構の構成部品点数を少なく
でき、シンプルな構造により組立工数も少なく安価に製
作できる。
構の一部に流体駆動装置による微動機構を用いたため以
下の効果が得られる。微動機構の構成部品点数を少なく
でき、シンプルな構造により組立工数も少なく安価に製
作できる。
【0029】微動機構の流体ピストンは対物レンズの光
軸方向に一致して伸縮するよう配置されているので、従
来のラックピニオンによる微動駆動装置に比べて歯車圧
力角による光軸に直角方向への分力の発生がなくなる。
このため微動操作に伴う偏心エラーの発生を極めて少な
くできる。
軸方向に一致して伸縮するよう配置されているので、従
来のラックピニオンによる微動駆動装置に比べて歯車圧
力角による光軸に直角方向への分力の発生がなくなる。
このため微動操作に伴う偏心エラーの発生を極めて少な
くできる。
【0030】流体駆動装置は駆動側と被動側の流体容積
比等によって正確な減速比が得られので、その位置の再
現性は0.5μ以下が得られる。従って、従来の歯車列
による微動機構に比べ高精度が得られる。
比等によって正確な減速比が得られので、その位置の再
現性は0.5μ以下が得られる。従って、従来の歯車列
による微動機構に比べ高精度が得られる。
【0031】流体駆動装置はその駆動力の伝達に油又は
水等を用いているため、比較的重量のあるレボルバやス
テージの上下駆動時に生ずるダンピングの除去効果があ
り、ダンピングの収束する時間をピエゾ素子の駆動によ
る場合に比べて短縮でき、光軸方向のセクショニングに
おいてビデオレートの記録が可能になる。
水等を用いているため、比較的重量のあるレボルバやス
テージの上下駆動時に生ずるダンピングの除去効果があ
り、ダンピングの収束する時間をピエゾ素子の駆動によ
る場合に比べて短縮でき、光軸方向のセクショニングに
おいてビデオレートの記録が可能になる。
【図1】本発明に係る顕微鏡の粗微動機構の概略を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示した粗微動機構において、微動機構の
部分を拡大して示す図である。
部分を拡大して示す図である。
【図3】従来の顕微鏡の全体的な構成を示す図である。
【図4】図3に示した顕微鏡において、ラックとピニオ
ンの部分を拡大して示す図である。
ンの部分を拡大して示す図である。
11…対物レンズ、13…ステージ、20…シリンダ、
30…粗動フォーカスハンドル、33…微動フォーカス
ハンドル。
30…粗動フォーカスハンドル、33…微動フォーカス
ハンドル。
Claims (1)
- 【請求項1】 対物レンズ又はステージを対物レンズの
光軸方向に粗動/微動させてピント合わせを行う顕微鏡
の粗微動機構において、 流体駆動装置のシリンダを伸縮させることにより、前記
対物レンズ又はステージを微動させ、微動ピント合わせ
を行うことを特徴とする顕微鏡の粗微動機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20602591A JP3217396B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 顕微鏡の粗微動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20602591A JP3217396B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 顕微鏡の粗微動機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0545590A true JPH0545590A (ja) | 1993-02-23 |
| JP3217396B2 JP3217396B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16516653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20602591A Expired - Fee Related JP3217396B2 (ja) | 1991-08-16 | 1991-08-16 | 顕微鏡の粗微動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3217396B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0372489A (ja) * | 1987-12-31 | 1991-03-27 | Tropix Inc | 1,2―ジオキセタン化合物 |
| US6785045B2 (en) * | 2000-07-10 | 2004-08-31 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope focusing apparatus |
| KR101421438B1 (ko) * | 2013-07-15 | 2014-07-23 | 주식회사 휴비츠 | 현미경 스탠드 구동 노브 |
| JP2015096418A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | テレディン インストゥルメンツ インクTeledyne Instruments Inc. | 可変浮力プロファイリングフロート |
-
1991
- 1991-08-16 JP JP20602591A patent/JP3217396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0372489A (ja) * | 1987-12-31 | 1991-03-27 | Tropix Inc | 1,2―ジオキセタン化合物 |
| US6785045B2 (en) * | 2000-07-10 | 2004-08-31 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope focusing apparatus |
| KR101421438B1 (ko) * | 2013-07-15 | 2014-07-23 | 주식회사 휴비츠 | 현미경 스탠드 구동 노브 |
| JP2015096418A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | テレディン インストゥルメンツ インクTeledyne Instruments Inc. | 可変浮力プロファイリングフロート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3217396B2 (ja) | 2001-10-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010717 |
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