JPH054615Y2 - - Google Patents

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JPH054615Y2
JPH054615Y2 JP1985112094U JP11209485U JPH054615Y2 JP H054615 Y2 JPH054615 Y2 JP H054615Y2 JP 1985112094 U JP1985112094 U JP 1985112094U JP 11209485 U JP11209485 U JP 11209485U JP H054615 Y2 JPH054615 Y2 JP H054615Y2
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ring
piston
seal ring
rings
pressure
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、射出成形機などに用いられる油圧
シリンダのシールリングに関するものである。
(従来の技術) シールリングを大別すると、ゴムまたは合成樹
脂等の材質からなるリツプパツキン類と、主とし
て鋳鉄材質からなるピストンリングとがある。
リツプパツキンはピストンリングに比べて、シ
ール性能は非常に優れるが、耐圧性、耐熱性に劣
り、耐摩耗、耐候等耐寿命が短かく、また素材が
軟らかいため、組付等においても傷が生じ易く、
その取扱いに注意を要する等の欠点がある。
ピストンリングが、一般に保圧等の気密を要す
るシール材として用いられないのはシール性能が
悪いためである。これは素材がリツプパツキンの
ごとく弾性を有しないことから、セツト時のピス
トンリングに張力を与えるためと、内圧に対して
追随しやすくするために、リングの少なくとも1
ケ所をカツトしており、そのカツト部分より流体
が洩れるためである。
射出成形用の油圧シリンダに採用されているシ
ールリングは、保圧時における油漏れを防止する
ために、一対のシールリングを割り口の位置をず
らせてインナーリング上に嵌挿している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、各リングの割り口を最も離れた
位置にずらせて置いても、ピストン作動時に生ず
るきわめて僅かなリングごとの回動によつて、10
万回程度ピストンが往復動すると、割り口が自然
に重なつて油漏れすることが多い。また割り口が
一度でも合うと、その割り口に入り込んだ油がキ
ーの役割をなして、再び割り口がずれるというこ
とがなく、油はその割り口から徐々に洩れて保圧
力が低減する。
そこでシールリングの回動を防止する手段が色
色と考えられているが、そのいずれもが、特殊な
シールリングやインナーリングを用いるため、ピ
ストンへの組込みに際して、特別な技術を必要と
し、またピストンリングがコスト高となるばかり
か、そのシール性能においても十分満足できるも
のではなく問題となつていた。
(問題点を解決する為の手段) この考案は上記事情により考えられたものであ
つて、その目的とするところは、ピストンリング
をベースとしてピストンリングの利点を生かすと
共に、リングの割り口が重合することもない新た
なシールリングを提供することにある。
上記目的による本考案は、インナーリング上
に、割り口の位置をずらせて一対のアウターリン
グを並列に設けたシールリングにおいて、そのシ
ールリングの内部にインナーリングと2本のアウ
ターリングに及ぶ断面四角形の空所を、円周方向
に全周にわたり形成し、その空所に各リングと接
する弾性材による芯体を収めて介在させてなるこ
とにある。
(作用) 上記構造よりなるシールリングでは、弾性材に
よる芯体によりアウターリングの押圧力が均一化
されると共に、各リングの回動が防止されるの
で、各リングの割り口がピストンの往復動により
一致することがない。
(実施例) シールリングは第1図に示す如く、2本のアウ
ターリング1,2とインナーリング3及び内部に
介在する弾性材による芯体4とから構成されてい
る。
アウターリング1,2とインナーリング3は、
通常の鋳鉄製組リングが用いられ、更に追加工を
施して、インナーリング外周に凹溝5を、アウタ
ーリング内周には互いに合わせたとき、上記凹溝
5と厚さ方向同一位置に同幅の凹溝6を形成する
ように切欠部を、それぞれ全周にわたり刻設して
ある。
上記芯体4はニトリルゴム製のエンドレスリン
グからなり、そのリングは上記アウターリング
1,2とインナーリング3との組合わせ時に、凹
溝5,6によつて円周方向に全周にわたり形成さ
れたに断面四角形の空所収まり、かつ製填時、若
干圧縮されるような寸法になつている。
図面では各リングの割り位置は互いに接近した
位置に示してあるが、実際にはそれぞれ円周上に
120°づつずらした位置になるように組まれ、その
状態を保つてシリンダ7内のピストン8のリング
溝9に収められる。
この実施例における弾性材は、ニトリルゴム製
のものを用いたが、他にフツ素ゴムなど、耐油性
弾性体ならいかなるものでも良い。また硬度は
Hs60〜90のものが好適である。
次に上記構造からなるシールリングと、通常の
3本組組リングで、割り口を120°ずつずらしたも
のと、割り口を合わせたもの3つのシールリング
を順次射出成形機の直圧型締装置に組込んで試験
を行なつた。結果を第3図に示す。この試験結果
を記する前に、射出成形機型締装置における型締
ピストンのシール材の役割について簡単に説明す
る。
射出成形機では強力型締して保持しながら射出
充填を行なうため、型締側と射出側にそれぞれ別
個のポンプを設けて射出充填中の型締力を保持し
ていた。
しかし、コスト、スペース等の問題から、最近
では1個のポンプを共用して、強力型締力発生
後、型締シリンダは油路をブロツクして圧力を封
じ込め、圧力源からの圧油の供給を断つて保圧さ
せたのち、射出回路に切り換えて射出充填を行な
つているが、その場合、ピストンのシール材から
の洩れにより保圧能力が低下する。また、前記保
圧は射出、冷却の両工程中保たなければならな
い。
上記両工程時間は数秒から数十分と広範であ
り、また保圧する圧力も100〜175Kg/cm2と高圧を
必要とされる。
上記ピストンは型開閉のため、300〜1500mm程
度の型締ストロークを1m/sec程度の速度で往復
動される。上記ピストンのシール材には高シール
性と耐久性の両方が要求され、その条件は過酷で
ある。
そして、万一シール材に洩れが生じると、成形
品が不良となるばかりか成形不能ともなり、生産
がストツプしてしまうため、このピストン部のシ
ール材は重要視されている。
試験装置諸元 Γ ピストン外径:φ360mm Γ 可動ストローク:400mm Γ 作動油:昭和シエル石油(株) JH−46 圧力140Kg/cm2 油温45℃ Γ 高速型締速度:950mm/sec Γ 高速型開速度:910mm/sec シールリングの組付状態を第2図に示す。
試験結果 上記諸元に依る型締装置に上記3種類のシール
リングを順次組込んで、保圧時間の経過に伴なう
シリンダ内の圧力の変化を見た(第3図参照)。
本考案によるシールリングと、3本組シールリ
ングは180秒経過後の圧力降下はほぼ同等であつ
た。本考案によるシールリングの方が若干圧力降
下の少ないのは、弾性材による芯体4によりシリ
ンダ内面へのアウターリング1,2の押圧力が均
一化された為と思われる。
また3本組シールリングの割り口を合わせたも
のでは、30秒で26.5Kg/cm2、180秒で86.6Kg/cm2
もの圧力降下があり、これでは使用に耐えない。
そして耐久性では本考案によるものでは20万サ
イクル経過後、割り口の回動もなく、保圧も初期
のものと大差のない極めて良好な結果が得られ
た。
(考案の効果) この本考案は上述のように、シールリングの内
部にインナーリング3と2本のアウターリング
1,2に及ぶ断面四角形の空所5を、円周方向に
全周にわたり形成し、その空所5に各リングと接
する弾性材による芯体4を介在させてなることか
ら、芯体がアウターリングの回動を防止すもとと
もに、側方へのずれも防止し、その結果、各リン
グの結付きが一層緊密となつて、使用中に割り口
が一致するようなことがない。また割り口を有す
ることからピストンへの組込みも容易であり、し
かも市販のリングを利用できるためコスト高とも
ならず、保圧力を低減するような油洩れがないな
ど射出成形用の油圧シリンダにとつて頗る具合の
良い特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るシールリングの1実施例
を示すもので、第1図は部分斜視図、第2図はピ
ストンに装着した状態における断面図、第3図は
試験結果を示す図である。 1,2……アウターリング、3……インナーリ
ング、4……弾性材による芯体、5,6……凹
溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インナーリング上に割り口の位置をずらせて一
    対のアウターリングを並列に設けたシールリング
    において、そのシールリングの内部にインナーリ
    ングと2本のアウターリングに及ぶ断面四角形の
    空所を、円周方向に全周にわたり形成し、その空
    所に各リングと接する弾性材による芯体を介在さ
    せてなることを特徴とするシールリング。
JP1985112094U 1985-07-22 1985-07-22 Expired - Lifetime JPH054615Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985112094U JPH054615Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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JP1985112094U JPH054615Y2 (ja) 1985-07-22 1985-07-22

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JPS6220262U JPS6220262U (ja) 1987-02-06
JPH054615Y2 true JPH054615Y2 (ja) 1993-02-04

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