JPH0546442Y2 - - Google Patents

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JPH0546442Y2
JPH0546442Y2 JP14569488U JP14569488U JPH0546442Y2 JP H0546442 Y2 JPH0546442 Y2 JP H0546442Y2 JP 14569488 U JP14569488 U JP 14569488U JP 14569488 U JP14569488 U JP 14569488U JP H0546442 Y2 JPH0546442 Y2 JP H0546442Y2
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tail
animal
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small
experimental animal
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は実験用小動物保定器に関する。詳しく
は実験用小動物、例えばラツト等の尾静脈等に実
験のため薬剤を注入する場合等にこの小動物を固
定保持するための保定器に関する。
〔従来の技術〕
薬剤の静脈注射は臨床で多用される投与経路の
ひとつであり、そのような薬剤の安全性試験をマ
ウス・ラツト等の実験用小動物を用いて行う場
合、尾静脈内に投与するのが一般的である。しか
るに実験動物、特にラツト等の小動物の尾静脈は
直径1mm以下とごく細く、加えてこれらの動物は
投与操作あるいは注射時の疼痛から逃れようとし
て激しく動くため、投与時の保定は必ず行う必要
があり数種の保定器が市販されている。安全性試
験では100〜200匹の動物に、長くは1年間の連続
投与を行う場合もあり、簡便かつ確実な保定器が
望まれているが、現在の保定器は必ずしもそれを
満足しているとはいえない。
これら従来の保定器は大別して2種に分けられ
る。そのひとつは、動物を台上に乗せ四肢を紐等
で完全に保定するものである。もうひとつは、実
験用の小動物が身動き出来ないような狭い箱状体
や金網製の容器を用意し、これに実験用小動物を
押し込め、尾部のみを開孔部から外に出すような
形式のものである。
〔従来技術の課題〕
上述した従来の保定器のうち、前者は多数の動
物に薬剤を投与する場合には保定に多少時間がか
かり過ぎる欠点がある。一方後者はそれに比べて
比較的短時間で保定ができるため安全性試験では
多用されている。しかしながら、この保定器の場
合にも動物が殆ど完全に動けなくなるまで押し込
めないと後肢で後壁を蹴るため尾が動くことがあ
り、そのために一旦挿入した注射針が血管からは
ずれ、投与が失敗におわることはしばしば経験さ
れることである。また、長期投与試験では動物の
成長に伴い異なる大きさの保定器を準備しなけれ
ばならない。さらに、狭い箱に無理矢理押し込み
動けないようにするため動物にストレスが生じる
ことはまぬがれず、静脈注射における保定のスト
レスは毒性作用を示す重要な指標のひとつである
体重増加に影響を及ぼすことが報告されているこ
とからも問題となる。これらの保定器の欠点はい
ずれも尾が動かないようにするため動物の体躯全
体を保定しようとすることから起こるものと考え
られる。
〔課題を解決するための手段〕
本考案者等は、上述のような従来の保定器の問
題点を解決するべく、種々検討を行なつた結果、
動物がある程度自由に動くことが出来る状態で動
物の尾部を確実に保定することにより目的を達成
し得ることを見出し、本考案を完成するに至つ
た。
すなわち、本考案の要旨は、実験用小動物の尾
部を固定保持する保定器であつて、平滑な表面を
有する底板と後部立上り部とからなる保定器本体
と、該保定器本体の後部立上り部に設けられた内
側部が弾性材料で構成された複数の押圧部材から
なる開閉自在な尾部挟持具とからなる実験用小動
物保定器に存する。
以下に、図面を用いて本考案の保定器の一例に
つき更に詳しく説明するが、本考案はその要旨を
越えない限り以下の説明に限定されるものではな
い。
第1図は、本考案の保定器の一例の斜視図、第
2図イ,ロは第1図に示した尾部挟持部の操作状
況を示す正面図、第3図は第1図に示した保定器
における実験用小動物の保定状態を示す一部破断
側面図、第4図は本考案の保定器の他の例を示す
第3図と同様の図面である。
図中1は保定器、2は底板、3は後部立上り
部、4は尾部挟持具、5,5′は押圧部材、6,
6′は弾性材料、7はストツパー、8は尾部支持
部、9はガイド棒、10は尾部をそれぞれ示す。
本考案の保定器1は平滑面とされた底板2の後
部に立上り部3が設けられた保定器本体と実験用
小動物の尾部を固定保持する尾部挟持具とからな
る。
保定器本体の底板2の表面は実験用小動物が暴
れても力が入らないように滑りやすい平滑面とさ
れる。材質はステンレス等の金属、硬質の合成樹
脂、ガラス等任意である。
底板2の後部には立上り部3が設けられる。立
上り部3は第1図、第3図に示すように壁状とし
ても良いし、第4図に示すような支柱状としても
良い。いずれにしても実験用小動物の尾部を固定
した際実験用小動物の後肢が宙に浮き上る程度の
高さ、すなわち、数センチメートルから十数セン
チメートル程度の高さとされる。高さを適宜の手
段で調節可能としても良い。
この後部立上り部3には、尾部挟持具4が設け
られている。
尾部挟持具4は複数の押圧部材5,5′から構
成されており、例えば第2図イ,ロに示すように
開閉自在とされ、実験用小動物の尾部を挟持して
ストツパー7等により固定し、またストツパー等
を外すことにより開放し得るような構造とされて
いる。
また、尾部挟持具4は実験用小動物の尾部10
を挟持するため、尾部10を傷つけたり、また小
動物が暴れても外れたりしないように、押圧部材
5,5′の内側部分が弾性材料6,6′で構成され
る。弾性材料6,6′としてはゴム、軟質のポリ
ウレタン、発泡合成樹脂、軟質合成樹脂等の柔軟
で摩擦係数の大きい材質のものであれば任意に用
いられる。
尾部挟持具4はこのような構造のものである
が、図に示したような上方が開閉可能とされた棒
状体よりなるものに限られず、スプリング等の反
発力で閉じるようにされたもの等種々の構造が採
用可能である。
本考案の保定器1は上述のような構成であるか
ら、実験用の小動物の尾を持つて尾部挟持具4に
固定することにより保定は完了する。小動物の体
が固定されていないので、保定が不充分のような
印象を受けるが、底板2の表面が平滑であるため
小動物が暴れても前肢が滑つて力が入らず、また
後肢は宙に浮いた状態となつているから尾が挟持
部から抜けるほどの力を出すことはできない。
後肢で後部立上り部3を蹴る場合が考えられる
場合には第1図、第3図に示すような尾部支持具
8を設けることも考えられる。
図示した尾部支持具8は尾に当接する部分が丸
くされた棒状体からなり、ガイド棒9に嵌入され
ており、前後に移動可能とされている。
従つて、小動物を保定する際、この尾部支持具
8の位置を調節して尾の根元の位置を持ち上げ、
小動物の後肢が立上り部3に届かない位置とする
ことができる。
この尾部支持具8もまた図示したものに限られ
ることなく、任意の構造を採用することができ
る。
また、第4図に示すように、尾部挟持具4を後
部立上り部3の前方に取付け、小動物の後肢が後
部立上り部3に届かないようにすれば、尾部支持
具は設けなくても良い。
〔作用〕
投与者は片手で動物の尾を持ち、ガイド棒9に
沿つて尾を上面に出しながら後方へ引き、動物を
保定器内部に入れる。動物の尾根部が尾部支持具
8に届いたところで尾部挟持具4で尾を固定す
る。
マウス・ラツトなど実験用小動物の尾の血管は
上下左右の4箇所にあり、動脈は上下を、静脈は
左右を走行している。従つて、より好ましくは静
脈注射を行う場合には、通常は尾を約90度ひねり
注射する静脈が上面になるように保定する。尾部
の圧迫面は弾性材料で構成されているから動物に
疼痛を与えず、かつ血流を妨げることがない。
実験用小動物を保定したときの様子を第3図に
示す。第3図に示すように後肢は若干浮き上がる
ような形となり、かつ後壁には届かないために動
物が暴れても尾は殆ど動かず、投与は非常に容易
になる。その間動物が四肢を動かしても底板2の
表面が滑りやすい材質のものとされているから足
がすべり、前へ動くことは全くなくなる。また、
動物を保定するまで、ほとんど片手だけですみ、
従来のような保定器へ動物を入れる際のもどかし
さは全くなくなる。
また、安全性試験のなかには長いもので1年の
連続投与があり、その間動物は100g前後から800
g前後までに成長する。従来の保定器は、動物の
大きさに応じて大きさの異なる保定器を数種類準
備する必要があつたり、保定器にじゃま板を入れ
たりしなければならなかつたが、本保定器では動
物の後肢が後壁に届かないようその大きさに応じ
て尾部支持具を設け、その位置を変えることによ
り1台で全試験期間の使用が可能となる。さら
に、保定は尾根部のみですみ、動物が自由に動け
るようになつているため、与えるストレスも最小
限ですむ。
以上のように、本保定器が従来のものと最も異
なる特徴は後肢は浮かせ尾の保定を確実にした
点、ならびに動物を自由に動けるようにした点で
あろう。このことにより、従来の保定器の短所が
大幅に改善された。従つて、本保定器は、その操
作性、確実性および使用範囲の広さから、動物に
与える保定の影響が少ないシンプルかつ良好な保
定器であると考えられる。
〔考案の効果〕
(1) 動物が四肢を動かしても尾自体に動かないた
め投与し易く、操作中に注射針などが尾から外
れ操作を失敗することがない。
(2) 動物自体は保定していないため、保定時のス
トレスは非常に少ない。
(3) 尾部支持具を設ければ、その位置を調節する
ことにより動物の大小に拘らず使用できる。
(4) 保定操作が短時間で全て片手で容易にできる
ことから、作業効率が良くなり、動物に与える
ストレスも少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の保定器の一例の斜視図、第2
図イ,ロは第1図に示した尾部挟持部の操作状況
を示し正面図、第3図は第1図に示した保定器に
おける実験用小動物の保定状態を示す一部破断側
面図、第4図は本考案の保定器の他の例を示す第
3図と同様の図面である。 図中1は保定器、2は底板、3は後部立上り
部、4は尾部挟持具、5,5′は押圧部材、6,
6′は弾性材料、7はストツパー、8は尾部支持
具、9はガイド棒、10は尾部をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 実験用小動物の尾部を固定保持する保定器で
    あつて、平滑な表面を有する底板と後部立上り
    部とからなる保定器本体と、該保定器本体の後
    部立上り部に設けられた内側部が弾性材料で構
    成された複数の押圧部材からなる開閉自在な尾
    部挟持具とからなる実験用小動物保定器。 (2) 尾部挟持具の前方に実験用小動物の尾部を下
    方から支える尾部支持具を設けたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項に記載の実
    験用小動物保定器。 (3) 尾部支持具を前後方向に可動としたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第2項に記載
    の実験用小動物保定器。
JP14569488U 1988-11-08 1988-11-08 Expired - Lifetime JPH0546442Y2 (ja)

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JP14569488U JPH0546442Y2 (ja) 1988-11-08 1988-11-08

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JPH0265907U JPH0265907U (ja) 1990-05-17
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