JPH0547007U - タイヤローラの散水タンク構造 - Google Patents
タイヤローラの散水タンク構造Info
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- JPH0547007U JPH0547007U JP9650491U JP9650491U JPH0547007U JP H0547007 U JPH0547007 U JP H0547007U JP 9650491 U JP9650491 U JP 9650491U JP 9650491 U JP9650491 U JP 9650491U JP H0547007 U JPH0547007 U JP H0547007U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経済性を大きく損なうことなく、赤錆等によ
る車輪散水装置のフィルタや噴射ノズル等の閉塞を防止
したタイヤローラの散水タンク構造を提供する。 【構成】 車体1は、隔壁11により仕切られた左右上
部と、隔壁12により仕切られた下部とが路面散水用の
散水タンク13となっている。車体1上部の先端中央
(すなわち、車体重心を通る中心線上)には合成樹脂製
の車輪散水用の散水タンク14が収納されている。締固
め作業を行う前には、路面散水装置の水ポンプによって
河川等から清水を汲み上げ、路面用散水タンク13に貯
溜する。また、車輪用散水タンク14には河川水や水道
水等を注入し、貯溜する。
る車輪散水装置のフィルタや噴射ノズル等の閉塞を防止
したタイヤローラの散水タンク構造を提供する。 【構成】 車体1は、隔壁11により仕切られた左右上
部と、隔壁12により仕切られた下部とが路面散水用の
散水タンク13となっている。車体1上部の先端中央
(すなわち、車体重心を通る中心線上)には合成樹脂製
の車輪散水用の散水タンク14が収納されている。締固
め作業を行う前には、路面散水装置の水ポンプによって
河川等から清水を汲み上げ、路面用散水タンク13に貯
溜する。また、車輪用散水タンク14には河川水や水道
水等を注入し、貯溜する。
Description
【0001】
この考案は、タイヤローラの散水タンク構造に係り、詳しくは車輪散水用の噴 射ノズルやフィルタ等の目詰まり等を防止する技術に関する。
【0002】
道路等の締固めに供されるローラ機械として、自走式のタイヤローラがある。 このタイヤローラは車体の下部前後にそれぞれ複数本(3〜6本程度)の空気タ イヤ(以降、タイヤと略称する)を装着したもので、前輪が踏み残した部分を後 輪が転圧するように、前後輪が奇数−偶数あるいは偶数−奇数に配列されている 。一般に、タイヤローラの車体は厚肉の鋼板製であるが、水や鉄塊等のバラスト を付加することによって、総重量は自重の2倍〜3倍になる。タイヤローラには 、車輪散水と路面散水とに供される散水装置が各々取り付けられており、タイヤ への土やピッチ等の付着防止と、被転圧路面(路盤,路床)の含水比の調整とが 行えるようになっている。尚、タイヤに対しては微細な噴射孔を有する噴射ノズ ルから少量の水が霧状に散水され、路面に対しては比較的大きなスリットを有す る散水ノズルから大量の水が細滴状に散水される。散水に供される数千リットル の水は、経済上の観点から吸散水ポンプにより揚水された河川水等が用いられ、 車体内部に設けられた散水タンクに貯溜されてバラストの一部を兼ねる。
【0003】
ところで、このような従来のタイヤローラには次の不具合があった。上述した タイヤローラでは、一般に、散水タンクは車体内部を区画することによって形成 されている。そのため、散水タンクの内壁は比較的錆びやすい鋼板面であり、且 つ構造上からその表面処理(防錆塗装等)を完全に行うことが非常に困難であっ た。したがって、河川水等の貯溜・放出を繰り返す間に、散水タンクの内壁には 赤錆やスケールが生じ、これらが剥落して水中に混入する事態が往々に生じてい た。そして、これら赤錆等は水中を浮遊し、車輪散水用の散水装置、特にフィル タや噴射ノズルの噴射孔等を閉塞させ、散水機能を阻害することがあった。また 、河川水等には微小な塵埃や藻類等が元々存在しているが、これらも赤錆やスケ ールと同様に噴射ノズル等を閉塞させる要因となっていた。尚、路面散水の散水 装置の方はフィルタを持たず、且つ散水ノズルのスリットも比較的大きいため、 上述した不具合は生じない。
【0004】 この考案はこのような従来の問題点に着目してなされたもので、経済性を大き く損なうことなく、赤錆等による車輪散水装置のフィルタや噴射ノズル等の閉塞 を防止したタイヤローラの散水タンク構造を提供することを目的とする。
【0005】
そこで本考案ではこの課題を解決するために、走行中に車輪散水と路面散水と を行うタイヤローラに付設される散水タンクの構造であって、車輪散水用の散水 タンクを路面散水用の散水タンクと独立して設けると共に、当該車輪散水用の散 水タンクを防錆素材を用いて形成したことを特徴とするタイヤローラの散水タン ク構造を提案し、また、この構造に加えて、当該車輪散水用の散水タンクを、車 体重心を通る中心線上に配置したことを特徴とするタイヤローラの散水タンク構 造を提案するものである。
【0006】
大容量の路面散水用の散水タンクには従来同様に河川水等を貯溜するが、比較 的小容量の車輪散水用の散水タンクは合成樹脂等の防錆素材により製作し、その 内部に河川水や水道水等を貯溜する。鋼板製のものと異なり、車輪散水用の散水 タンクの内壁には赤錆が発生しないため、フィルタや噴射ノズルの噴射孔等の閉 塞が防止される。一方、車輪散水用の散水タンクを、車体重心を通る中心線上に 配置したものでは、車輪散水に応じて散水タンク内の水が減少しても重心の変動 が生じない。更に、この散水タンクは路面散水用のものに較べて小型であるため 、脱着容易で且つ内部の洗浄が行えるようにすることもできる。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1には本考案の一実施例に係るタイヤローラの側面視を示し、図2には同正 面視を示してある。 これらの図において、1はタイヤローラの車体であり、その下部には4本のタ イヤ2よりなる操舵輪たる前輪3と、5本のタイヤ2よりなる駆動輪たる後輪4 とが取り付けられている。前輪3を保持するヨーク5の前面中央部には1本の前 輪散水パイプ6が支持されている。図3(図1中のA部拡大視)に示すように、 前輪散水パイプ6には前輪3側のタイヤ2の本数分(4個)の噴射ノズル7が取 り付けられており、タイヤ2のトレッド面に向けて霧状となった水が噴射される 。また、前輪散水パイプ6の中央部には車体1下面からのホース8が接続してお り、このホース8を介して水が供給される。
【0008】 一方、車体1の後端部下面には、1本の後輪散水パイプ9と左右一対の路面散 水ノズル10とが取り付けられている。後輪散水パイプ9には、前輪散水パイプ 6と同様に、後輪4側のタイヤ2の本数分(5個)の噴射ノズル7が取り付けら れている。また、路面散水ノズル10は略水平方向に扇状に細滴状の水を噴射し 、広範囲に路面を散水する。尚、前輪散水パイプ6および後輪散水パイプ9は共 にステンレス鋼製である。
【0009】 図4(図1中のB−B断面)および図5(図1中のC−C断面)に示すように 、車体1は、隔壁11により仕切られた左右上部と、隔壁12により仕切られた 下部とが路面散水用の散水タンク(以降、路面用散水タンクと称する)13とな っている。本実施例の場合、路面用散水タンク13は約4500リットルの水を 貯溜できる容量となっている。そして、車体1上部の先端中央(すなわち、車体 重心を通る中心線上)には合成樹脂製の車輪散水用の散水タンク(以降、車輪用 散水タンクと称する)14が収納されている。この車輪用散水タンク14は脱着 容易で且つ内部の洗浄も行えるため、噴射ノズル7には常に良質な水が供給され るようになっている。本実施例の場合、車輪用散水タンク14は約200リット ルの水を貯溜できる容量となっている。尚、これらの図においては、煩雑となる ことを避けるため、車体1の中央に位置するパワートレーンやステアリング機構 等は図示していない。
【0010】 図6には車輪散水装置の全体構成を斜視により示してある。同図において、1 5は、車体1下部の前面に取り付けられた電動ポンプであり、ホース16を介し て車輪用散水タンク14から水を吸引・吐出する。電動ポンプ15は運転席等に 設けられた図示しない制御装置により駆動制御されており、ホース17を介して 車体1の後方に設置されたフィルタ18に水を圧送する。電動ポンプ15により 圧送された水は、フィルタ18により濾過された後、ホース8,19を介して前 輪散水パイプ6および後輪散水パイプ9に供給される。一方、路面散水装置は、 車輪散水装置とは全く独立しており、エンジンにより駆動される比較的大型の水 ポンプや配管類等からなるが、その図示はしない。
【0011】 次に、本実施例の作用を述べる。本実施例のタイヤローラでは、締固め作業を 行う前に、先ず路面散水装置の水ポンプによって河川等から清水を汲み上げ、路 面用散水タンク13に貯溜する。また、車輪用散水タンク14には水道水あるい は河川水等を注入し、貯溜する。そして、締固め作業に当たっては、路面の状態 に応じて路面散水ノズル10から路面散水を行うと共に、前輪散水パイプ6およ び後輪散水パイプ9の噴射ノズル7から前後輪3,4のタイヤ2に車輪散水を行 う。この際、前述した制御装置を操作することにより、車輪散水は連続的あるい は間歇的に行うことが可能である。
【0012】 さて、本実施例のタイヤローラでは、上述したように、車輪用散水タンク14 を合成樹脂製とした。そのため、車輪用散水タンク14の内壁では赤錆やスケー ルの発生が完全に防止され、更に水道水等の清浄な水を貯溜した場合には塵埃や 藻類等も水中に存在しない状態となる。その結果、長期の使用によっても、フィ ルタ18や噴射ノズル7の異物による詰まりがなくなり、メインテナンスのイン ターバルを飛躍的に高めることができるようになった。また、河川水等を用いた 場合等でも赤錆やスケールが存在しなくなると共に、適宜脱着して内部を洗浄す ることにより、噴射ノズル7には常に良質な水を供給できる一方、フィルタ18 自体の大きさも従来のものに較べて小さくすることができた。
【0013】 一方、タイヤローラでは運転席が車体1上面の左右いずれかにあるが、バッテ リー等の重量物をその反対側に搭載することにより重量のバランスを取っている 。そのため、両散水タンク13,14内に水が入っていない状態でも左右方向に がバランスしており、重心は車体1の中心線状にある。そして、本実施例では車 輪用散水タンク14を車体1の重心を通る中心線上に配置したため、車輪散水の 過程で内容量の変化して重心の位置が移動するようなこともなく、安定した作業 が行えるのである。
【0014】 以上で具体的実施例を説明したが、本考案の実施態様はこれらの実施例に限ら れるものではない。例えば、上記実施例では車輪用散水タンク14の素材を合成 樹脂としたが、これをFRPとしたり、内面に防錆処理を施した通常の鋼板やス テンレス鋼板等としてもよい。また、車輪用散水タンク14を車体重心を通る中 心線上に搭載する場合も、その位置は車体1の先端に限られるものではない。
【0015】
以上のように、本考案のタイヤローラの散水タンク構造によれば、車輪散水用 の散水タンクを、路面散水用の散水タンクから独立させると共に、防錆素材を用 いて形成するようにしたため、同散水タンク内には赤錆が発生しなくなり、フィ ルタや噴射ノズルの噴射孔等の閉塞が防止されるという効果を奏する。また、更 に同散水タンクを、車体重心を通る中心線上に配置したものにあっては、内容量 の変化により重心の位置が移動するようなこともなく、安定した作業が行えると いう効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例に係るタイヤローラを示す側
面図である。
面図である。
【図2】本考案の一実施例に係るタイヤローラを示す正
面図である。
面図である。
【図3】図1中のA部拡大図である。
【図4】図1中のB−B断面図である。
【図5】図1中のC−C断面図である。
【図6】車輪散水装置の全体構成を示す斜視図である。
1 車体 2 タイヤ 3 前輪 4 後輪 6 前輪散水パイプ 7 噴射ノズル 9 後輪散水パイプ 10 路面散水ノズル 13 路面用散水タンク 14 車輪用散水タンク 15 電動ポンプ 18 フィルタ
Claims (2)
- 【請求項1】 走行中に車輪散水と路面散水とを行うタ
イヤローラに付設される散水タンクの構造であって、車
輪散水用の散水タンクを路面散水用の散水タンクと独立
して設けると共に、当該車輪散水用の散水タンクを防錆
素材を用いて形成したことを特徴とするタイヤローラの
散水タンク構造。 - 【請求項2】 当該車輪散水用の散水タンクを、車体重
心を通る中心線上に配置したことを特徴とする請求項1
記載のタイヤローラの散水タンク構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9650491U JP2553962Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | タイヤローラの散水タンク構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9650491U JP2553962Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | タイヤローラの散水タンク構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547007U true JPH0547007U (ja) | 1993-06-22 |
| JP2553962Y2 JP2553962Y2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=14166948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9650491U Expired - Fee Related JP2553962Y2 (ja) | 1991-11-25 | 1991-11-25 | タイヤローラの散水タンク構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2553962Y2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0742366U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | 川崎重工業株式会社 | 締固め機械の水タンク構造 |
| JP2007070903A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 転圧機械 |
| JP2013028946A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 転圧機械 |
| JP2014095226A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 転圧機械 |
| CN108729402A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-02 | 北京环卫集团环卫装备有限公司 | 具有自流降尘水路的车辆 |
-
1991
- 1991-11-25 JP JP9650491U patent/JP2553962Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0742366U (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | 川崎重工業株式会社 | 締固め機械の水タンク構造 |
| JP2007070903A (ja) * | 2005-09-07 | 2007-03-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 転圧機械 |
| JP2013028946A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 転圧機械 |
| JP2014095226A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 転圧機械 |
| CN108729402A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-02 | 北京环卫集团环卫装备有限公司 | 具有自流降尘水路的车辆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2553962Y2 (ja) | 1997-11-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |