JPH0547720A - 自然酸化膜の除去方法 - Google Patents
自然酸化膜の除去方法Info
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- JPH0547720A JPH0547720A JP22857991A JP22857991A JPH0547720A JP H0547720 A JPH0547720 A JP H0547720A JP 22857991 A JP22857991 A JP 22857991A JP 22857991 A JP22857991 A JP 22857991A JP H0547720 A JPH0547720 A JP H0547720A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層絶縁膜に開口された接続孔の底面の自然
酸化膜を除去する際に、接続孔の異方性形状の劣化を防
止する。 【構成】 シリコン基板1上の4層構造の層間絶縁膜7
にコンタクト・ホール8を開口し、その側壁面にS2 F
2 /H2 /N2 混合ガスを用いるプラズマCVDにより
ポリマー状の(SN)x を主体とする窒化イオウ系側壁
保護膜10を形成した後、HF雰囲気下でSiOx 自然
酸化膜9を除去する。窒化イオウ系側壁保護膜10は、
反応性の高いPSG層4やBPSG層6をF* の攻撃か
ら保護してアンダカット等の発生を防止するが、ウェハ
を150℃付近に加熱すれば容易に分解または昇華除去
される。したがって、パーティクル汚染が発生したりコ
ンタクト・ホール8の開口径が縮小する虞れがない。
酸化膜を除去する際に、接続孔の異方性形状の劣化を防
止する。 【構成】 シリコン基板1上の4層構造の層間絶縁膜7
にコンタクト・ホール8を開口し、その側壁面にS2 F
2 /H2 /N2 混合ガスを用いるプラズマCVDにより
ポリマー状の(SN)x を主体とする窒化イオウ系側壁
保護膜10を形成した後、HF雰囲気下でSiOx 自然
酸化膜9を除去する。窒化イオウ系側壁保護膜10は、
反応性の高いPSG層4やBPSG層6をF* の攻撃か
ら保護してアンダカット等の発生を防止するが、ウェハ
を150℃付近に加熱すれば容易に分解または昇華除去
される。したがって、パーティクル汚染が発生したりコ
ンタクト・ホール8の開口径が縮小する虞れがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造分野等
において適用される自然酸化膜の除去方法に関し、特に
多層構造を有する絶縁膜に開口された接続孔の底部に露
出する下地材料層の表面に形成された自然酸化膜を、該
接続孔の異方性形状や寸法を変化させることなく選択的
に除去する方法に関する。
において適用される自然酸化膜の除去方法に関し、特に
多層構造を有する絶縁膜に開口された接続孔の底部に露
出する下地材料層の表面に形成された自然酸化膜を、該
接続孔の異方性形状や寸法を変化させることなく選択的
に除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置のデザイン・ルールが高度に
微細化し、デバイスが複雑化かつ高集積化されるにつれ
て近年ではウェハ上の表面段差が著しく増大しており、
これに伴って平坦化技術の重要性が従来にも増して高ま
っている。層間絶縁膜による平坦化はその代表例であ
る。この層間絶縁膜は、単層膜で構成されることはむし
ろ少なくなってきており、膜質や段差被覆性等に関する
諸要求を満足するために異なる種類の材料層を2層以上
積層した多層絶縁膜とされることが一般化しつつある。
たとえば、図3(a)に示される層間絶縁膜27は4層
構造を有するものであり、シリコン基板21上に第1の
酸化シリコン層23、PSG(リン・シリケート・ガラ
ス)層24、第2の酸化シリコン層25、BPSG(ホ
ウ素リン・シリケート・ガラス)層26がCVD法等に
より順次積層されてなるものである。
微細化し、デバイスが複雑化かつ高集積化されるにつれ
て近年ではウェハ上の表面段差が著しく増大しており、
これに伴って平坦化技術の重要性が従来にも増して高ま
っている。層間絶縁膜による平坦化はその代表例であ
る。この層間絶縁膜は、単層膜で構成されることはむし
ろ少なくなってきており、膜質や段差被覆性等に関する
諸要求を満足するために異なる種類の材料層を2層以上
積層した多層絶縁膜とされることが一般化しつつある。
たとえば、図3(a)に示される層間絶縁膜27は4層
構造を有するものであり、シリコン基板21上に第1の
酸化シリコン層23、PSG(リン・シリケート・ガラ
ス)層24、第2の酸化シリコン層25、BPSG(ホ
ウ素リン・シリケート・ガラス)層26がCVD法等に
より順次積層されてなるものである。
【0003】ところで、シリコン基板21中に形成され
た不純物拡散領域22へコンタクトをとるために上述の
ような層間絶縁膜27をパターニングしてコンタクト・
ホール28を開口すると、該コンタクト・ホール28の
底面に露出する不純物拡散領域22の表面にはSiOx
自然酸化膜29が速やかに形成される。低抵抗コンタク
トを実現するためには、上記SiOx 自然酸化膜29を
除去する必要がある。かかる除去を行う技術として早い
時期から実用化されてきた方法は、緩衝化フッ酸溶液に
ウェハを浸漬してエッチングを行う、いわゆるライトエ
ッチである。しかし、このような湿式(ウェット)処理
には、選択的なエッチングが不可能であること、処理液
中の無機物による再汚染やパーティクル付着が生ずるこ
と等の問題があった。そこで近年では、従来のライトエ
ッチに代わり、フッ化水素(HF)にウェハを接触させ
てエッチングを行う、ブレイクスルーと通称される乾式
(ドライ)処理が提案されている。
た不純物拡散領域22へコンタクトをとるために上述の
ような層間絶縁膜27をパターニングしてコンタクト・
ホール28を開口すると、該コンタクト・ホール28の
底面に露出する不純物拡散領域22の表面にはSiOx
自然酸化膜29が速やかに形成される。低抵抗コンタク
トを実現するためには、上記SiOx 自然酸化膜29を
除去する必要がある。かかる除去を行う技術として早い
時期から実用化されてきた方法は、緩衝化フッ酸溶液に
ウェハを浸漬してエッチングを行う、いわゆるライトエ
ッチである。しかし、このような湿式(ウェット)処理
には、選択的なエッチングが不可能であること、処理液
中の無機物による再汚染やパーティクル付着が生ずるこ
と等の問題があった。そこで近年では、従来のライトエ
ッチに代わり、フッ化水素(HF)にウェハを接触させ
てエッチングを行う、ブレイクスルーと通称される乾式
(ドライ)処理が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
図3(a)に示されるような層間絶縁膜27の多層化
は、ドライ処理をもってしても解決し得ない問題を生み
出している。すなわち、PSG層24やBPSG層26
のように不純物を含有する酸化シリコン系材料層は、不
純物を含まない酸化シリコン系材料層に比べてHFに対
する反応性が高いため、SiOx 自然酸化膜29よりも
速くエッチングされる。したがって、SiOx 自然酸化
膜29が除去される頃には、図3(b)に示されるよう
に、PSG層24には極端なアンダカット30が入り、
BPSG層27のエッジ部は大きく後退してオフセット
部31が形成され、結果としてコンタクト・ホール28
の異方性形状が損なわれてしまう。このような形状劣化
は、上層配線材料による均一なコンタクト・ホール28
の埋め込みを不可能とし、配線の信頼性を低下させる原
因となる。このような問題は、たとえばアルミニウム
(Al)系材料層からなる下層配線上において多層構造
を有する層間絶縁膜にビア・ホールを開口し、その底面
の酸化アルミニウム(Alx Oy )からなる自然酸化膜
を除去する場合にも同様に生ずる。
図3(a)に示されるような層間絶縁膜27の多層化
は、ドライ処理をもってしても解決し得ない問題を生み
出している。すなわち、PSG層24やBPSG層26
のように不純物を含有する酸化シリコン系材料層は、不
純物を含まない酸化シリコン系材料層に比べてHFに対
する反応性が高いため、SiOx 自然酸化膜29よりも
速くエッチングされる。したがって、SiOx 自然酸化
膜29が除去される頃には、図3(b)に示されるよう
に、PSG層24には極端なアンダカット30が入り、
BPSG層27のエッジ部は大きく後退してオフセット
部31が形成され、結果としてコンタクト・ホール28
の異方性形状が損なわれてしまう。このような形状劣化
は、上層配線材料による均一なコンタクト・ホール28
の埋め込みを不可能とし、配線の信頼性を低下させる原
因となる。このような問題は、たとえばアルミニウム
(Al)系材料層からなる下層配線上において多層構造
を有する層間絶縁膜にビア・ホールを開口し、その底面
の酸化アルミニウム(Alx Oy )からなる自然酸化膜
を除去する場合にも同様に生ずる。
【0005】この問題に対処するため、たとえば特開平
2−271646号公報には、多層絶縁膜に開口された
接続孔の側壁部を選択的に窒化シリコン(Six Ny )
側壁保護層で被覆することも技術が開示されている。こ
のSix Ny 側壁保護層は、ウェハの全面にプラズマC
VD法等により薄いSix Ny 層を堆積させた後、エッ
チバックを行うことにより形成することができる。しか
し、このプロセスは工程数の増加を招く他、Six Ny
側壁保護層が接続孔の開口径を狭めるという問題があ
る。それは、自然酸化膜の除去が終了した後でもSix
Ny 側壁保護層を選択的に除去する手段がなく、これを
絶縁膜の一部として使用せざるを得ないからである。ま
た、エッチバック時にSix Ny パーティクルによる汚
染が発生する虞れも大きい。そこで本発明は、多層絶縁
膜に開口された接続孔の異方性形状を劣化させたり開口
径を狭めたりすることなく、またパーティクル汚染を発
生させることなく、該接続孔の底面の自然酸化膜を除去
する方法を提供することを目的とする。
2−271646号公報には、多層絶縁膜に開口された
接続孔の側壁部を選択的に窒化シリコン(Six Ny )
側壁保護層で被覆することも技術が開示されている。こ
のSix Ny 側壁保護層は、ウェハの全面にプラズマC
VD法等により薄いSix Ny 層を堆積させた後、エッ
チバックを行うことにより形成することができる。しか
し、このプロセスは工程数の増加を招く他、Six Ny
側壁保護層が接続孔の開口径を狭めるという問題があ
る。それは、自然酸化膜の除去が終了した後でもSix
Ny 側壁保護層を選択的に除去する手段がなく、これを
絶縁膜の一部として使用せざるを得ないからである。ま
た、エッチバック時にSix Ny パーティクルによる汚
染が発生する虞れも大きい。そこで本発明は、多層絶縁
膜に開口された接続孔の異方性形状を劣化させたり開口
径を狭めたりすることなく、またパーティクル汚染を発
生させることなく、該接続孔の底面の自然酸化膜を除去
する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自然酸化膜の除
去方法は上述の目的を達成するために提案されるもので
ある。すなわち、本願の第1の発明にかかる自然酸化膜
の除去方法は、下地材料層上に積層されたエッチング特
性の異なる複数種類の材料層からなる多層絶縁膜に開口
された接続孔の側壁面を、被処理基板の温度を室温以下
に制御した状態で窒化イオウ系化合物層で選択的に被覆
する工程と、前記接続孔の底部に露出する前記下地材料
層の表面に形成された自然酸化膜を除去する工程と、前
記窒化イオウ系化合物層を除去する工程とを有すること
を特徴とする。
去方法は上述の目的を達成するために提案されるもので
ある。すなわち、本願の第1の発明にかかる自然酸化膜
の除去方法は、下地材料層上に積層されたエッチング特
性の異なる複数種類の材料層からなる多層絶縁膜に開口
された接続孔の側壁面を、被処理基板の温度を室温以下
に制御した状態で窒化イオウ系化合物層で選択的に被覆
する工程と、前記接続孔の底部に露出する前記下地材料
層の表面に形成された自然酸化膜を除去する工程と、前
記窒化イオウ系化合物層を除去する工程とを有すること
を特徴とする。
【0007】本願の第2の発明にかかる自然酸化膜の除
去方法は、イオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合
ガスから放電解離条件下でプラズマ中に生成する窒化イ
オウ系化合物を堆積させることにより前記窒化イオウ系
化合物層を形成することを特徴とする。
去方法は、イオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合
ガスから放電解離条件下でプラズマ中に生成する窒化イ
オウ系化合物を堆積させることにより前記窒化イオウ系
化合物層を形成することを特徴とする。
【0008】本願の第3の発明にかかる自然酸化膜の除
去方法は、下地材料層上に積層されたエッチング特性の
異なる複数種類の材料層からなる多層絶縁膜に開口され
た接続孔の側壁面を、被処理基板の温度を室温以下に制
御した状態で窒化イオウ系化合物層で選択的に被覆しな
がら、該接続孔の底部に露出する前記下地材料層の表面
に形成された自然酸化膜を除去する工程と、前記窒化イ
オウ系化合物層を除去する工程とを有することを特徴と
する。
去方法は、下地材料層上に積層されたエッチング特性の
異なる複数種類の材料層からなる多層絶縁膜に開口され
た接続孔の側壁面を、被処理基板の温度を室温以下に制
御した状態で窒化イオウ系化合物層で選択的に被覆しな
がら、該接続孔の底部に露出する前記下地材料層の表面
に形成された自然酸化膜を除去する工程と、前記窒化イ
オウ系化合物層を除去する工程とを有することを特徴と
する。
【0009】さらに、本願の第4の発明にかかる自然酸
化膜の除去方法は、イオウ系化合物と窒素系化合物とを
含むエッチング・ガスが放電解離条件下でプラズマ中に
生成する窒化イオウ系化合物を堆積させることにより前
記窒化イオウ系化合物層を形成し、該エッチング・ガス
から同時に生成するエッチング種により前記自然酸化膜
を除去することを特徴とする。
化膜の除去方法は、イオウ系化合物と窒素系化合物とを
含むエッチング・ガスが放電解離条件下でプラズマ中に
生成する窒化イオウ系化合物を堆積させることにより前
記窒化イオウ系化合物層を形成し、該エッチング・ガス
から同時に生成するエッチング種により前記自然酸化膜
を除去することを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明者は、多層絶縁膜に開口された接続孔の
側壁面を被覆する側壁保護層として、自然酸化膜を除去
するためのHFとは反応せず、しかも自然酸化膜の除去
後には容易に除去できる材料を検討し、窒化イオウ系化
合物に着目した。上記窒化イオウ系化合物としては、後
述するごとく種々の化合物が知られているが、本発明に
おいて特に側壁保護効果を期待される代表的な化合物は
ポリチアジル(SN)x である。(SN)x の性質,構
造等については、J.Am.Chem.Soc.,Vo
l.29,p.6358〜6363(1975)に詳述
されている。常圧下では208℃、減圧下では140〜
150℃付近まで安定に存在するポリマー状物質であ
り、結晶状態ではS−N−S−N−…の繰り返し共有結
合からなる主鎖が並行に配向している。したがって、こ
の(SN)x を主体とする窒化イオウ系化合物層は、F
* 等の侵入を有効に阻止することができる。また、条件
により加速されたイオンが入射したとしても、結合角や
立体配座の変化等に由来していわゆるスポンジ効果が発
揮され、イオン衝撃を吸収もしくは緩和することができ
る。しかも、(SN)x は減圧下で140〜150℃付
近まで加熱すれば容易に分解または昇華し、完全に除去
することができる。
側壁面を被覆する側壁保護層として、自然酸化膜を除去
するためのHFとは反応せず、しかも自然酸化膜の除去
後には容易に除去できる材料を検討し、窒化イオウ系化
合物に着目した。上記窒化イオウ系化合物としては、後
述するごとく種々の化合物が知られているが、本発明に
おいて特に側壁保護効果を期待される代表的な化合物は
ポリチアジル(SN)x である。(SN)x の性質,構
造等については、J.Am.Chem.Soc.,Vo
l.29,p.6358〜6363(1975)に詳述
されている。常圧下では208℃、減圧下では140〜
150℃付近まで安定に存在するポリマー状物質であ
り、結晶状態ではS−N−S−N−…の繰り返し共有結
合からなる主鎖が並行に配向している。したがって、こ
の(SN)x を主体とする窒化イオウ系化合物層は、F
* 等の侵入を有効に阻止することができる。また、条件
により加速されたイオンが入射したとしても、結合角や
立体配座の変化等に由来していわゆるスポンジ効果が発
揮され、イオン衝撃を吸収もしくは緩和することができ
る。しかも、(SN)x は減圧下で140〜150℃付
近まで加熱すれば容易に分解または昇華し、完全に除去
することができる。
【0011】本願の第1の発明では、被処理基板(ウェ
ハ)の温度を室温以下に制御した状態で、上述のような
窒化イオウ系化合物層を多層絶縁膜に開口された接続孔
の側壁保護膜として使用する。これにより、自然酸化膜
の除去工程でHFが使用されたとしても、接続孔の側壁
面はF* の攻撃から保護され、異方性形状を維持するこ
とができる。しかも、自然酸化膜の除去が終了した時点
でウェハを加熱すれば、上記窒化イオウ系化合物層は容
易に除去できる。したがって、たとえばSix Ny を側
壁保護膜とする場合と異なり、接続孔の開口径が狭めら
れる虞れもなく、またパーティクル汚染も発生しない。
ハ)の温度を室温以下に制御した状態で、上述のような
窒化イオウ系化合物層を多層絶縁膜に開口された接続孔
の側壁保護膜として使用する。これにより、自然酸化膜
の除去工程でHFが使用されたとしても、接続孔の側壁
面はF* の攻撃から保護され、異方性形状を維持するこ
とができる。しかも、自然酸化膜の除去が終了した時点
でウェハを加熱すれば、上記窒化イオウ系化合物層は容
易に除去できる。したがって、たとえばSix Ny を側
壁保護膜とする場合と異なり、接続孔の開口径が狭めら
れる虞れもなく、またパーティクル汚染も発生しない。
【0012】本願の第2の発明では、前記第1の発明の
実用的な実施態様として、上記窒化イオウ系化合物層を
プラズマCVDにより形成する方法を提案する。つま
り、イオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合ガスを
放電解離させ、プラズマ中に生成した窒化イオウ系化合
物を室温以下に温度制御されたウェハ上に堆積させる。
このとき、イオンの垂直入射面において堆積過程とスパ
ッタ除去過程とがバランスするような条件を設定してお
けば、上記窒化イオウ系化合物をイオンの垂直入射が原
理的に生じない接続孔の側壁面にのみ選択的に堆積させ
ることができる。このプラズマCVDの過程では、最も
単純に考えれば、窒素系化合物の放電解離によりプラズ
マ中に生成したNと、イオウ系化合物の放電解離により
プラズマ中に生成したSとが結合して、まずチアジル
(N≡S)が形成される。このチアジルは、酸素類似体
である一酸化窒素(NO)の構造から類推して不対電子
を持っており、容易に重合して(SN)2 ,(S
N)4 ,さらには(SN)x を生成する。(SN)2 は
20℃付近で容易に重合して(SN)4 および(SN)
x を生成し、自身は30℃付近で分解する。(SN)4
は融点178℃,分解温度206℃の環状物質である。
実用的な実施態様として、上記窒化イオウ系化合物層を
プラズマCVDにより形成する方法を提案する。つま
り、イオウ系化合物と窒素系化合物とを含む混合ガスを
放電解離させ、プラズマ中に生成した窒化イオウ系化合
物を室温以下に温度制御されたウェハ上に堆積させる。
このとき、イオンの垂直入射面において堆積過程とスパ
ッタ除去過程とがバランスするような条件を設定してお
けば、上記窒化イオウ系化合物をイオンの垂直入射が原
理的に生じない接続孔の側壁面にのみ選択的に堆積させ
ることができる。このプラズマCVDの過程では、最も
単純に考えれば、窒素系化合物の放電解離によりプラズ
マ中に生成したNと、イオウ系化合物の放電解離により
プラズマ中に生成したSとが結合して、まずチアジル
(N≡S)が形成される。このチアジルは、酸素類似体
である一酸化窒素(NO)の構造から類推して不対電子
を持っており、容易に重合して(SN)2 ,(S
N)4 ,さらには(SN)x を生成する。(SN)2 は
20℃付近で容易に重合して(SN)4 および(SN)
x を生成し、自身は30℃付近で分解する。(SN)4
は融点178℃,分解温度206℃の環状物質である。
【0013】この他、プラズマ中にF* 等のハロゲン・
ラジカルが存在している場合には、上記(SN)x のS
原子上にハロゲン原子が結合したハロゲン化チアジルも
生成し得る。また、F* の生成量を制御するために水素
系ガスが添加されている場合には、チアジル水素も生成
し得る。さらに、条件によってはS4 N2 (融点23
℃),S11N2 (融点150〜155℃),S15N
2 (融点137℃),S16N2 (融点122℃)等のよ
うに分子内のS原子数とN原子数が不均衡な環状窒化イ
オウ化合物、あるいはこれら環状窒化イオウ化合物のN
原子上にH原子が結合したS7 NH(融点113.5
℃),1,3−S6 (NH)2 (融点130℃),1,
4−S6 (NH)2 (融点133℃),1,5−S
6 (NH)2 (融点155℃),1,3,5−S5 (N
H)3 (融点124℃),1,3,6−S5 (NH)3
(融点131℃),S4 (NH)4 (融点145℃)等
のイミド型の化合物等も生成可能である。いずれにして
も、上述の窒化イオウ系化合物は室温以下に温度制御さ
れたウェハ上で存在可能である。しかも、自然酸化膜を
除去した後にウェハを加熱すれば、いずれも分解または
昇華により容易に除去することができる。
ラジカルが存在している場合には、上記(SN)x のS
原子上にハロゲン原子が結合したハロゲン化チアジルも
生成し得る。また、F* の生成量を制御するために水素
系ガスが添加されている場合には、チアジル水素も生成
し得る。さらに、条件によってはS4 N2 (融点23
℃),S11N2 (融点150〜155℃),S15N
2 (融点137℃),S16N2 (融点122℃)等のよ
うに分子内のS原子数とN原子数が不均衡な環状窒化イ
オウ化合物、あるいはこれら環状窒化イオウ化合物のN
原子上にH原子が結合したS7 NH(融点113.5
℃),1,3−S6 (NH)2 (融点130℃),1,
4−S6 (NH)2 (融点133℃),1,5−S
6 (NH)2 (融点155℃),1,3,5−S5 (N
H)3 (融点124℃),1,3,6−S5 (NH)3
(融点131℃),S4 (NH)4 (融点145℃)等
のイミド型の化合物等も生成可能である。いずれにして
も、上述の窒化イオウ系化合物は室温以下に温度制御さ
れたウェハ上で存在可能である。しかも、自然酸化膜を
除去した後にウェハを加熱すれば、いずれも分解または
昇華により容易に除去することができる。
【0014】本願の第3の発明は、上述の2発明とは異
なり、窒化イオウ系化合物の堆積による側壁保護膜の形
成と自然酸化膜の除去とを競合過程により行おうとする
ものである。この技術により、工程数を削減することが
できる。さらに本願の第4の発明では、上記第3の発明
の実用的な実施態様として、上述の競合過程を単一のエ
ッチング・ガスを使用して実現する方法を提案する。す
なわち、上記エッチング・ガスに含まれるイオウ系化合
物と窒素系化合物との反応によりプラズマ中に窒化イオ
ウ系化合物を生成させる一方で、同じエッチング・ガス
から解離生成するエッチング種により自然酸化膜を除去
するわけである。
なり、窒化イオウ系化合物の堆積による側壁保護膜の形
成と自然酸化膜の除去とを競合過程により行おうとする
ものである。この技術により、工程数を削減することが
できる。さらに本願の第4の発明では、上記第3の発明
の実用的な実施態様として、上述の競合過程を単一のエ
ッチング・ガスを使用して実現する方法を提案する。す
なわち、上記エッチング・ガスに含まれるイオウ系化合
物と窒素系化合物との反応によりプラズマ中に窒化イオ
ウ系化合物を生成させる一方で、同じエッチング・ガス
から解離生成するエッチング種により自然酸化膜を除去
するわけである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
する。
【0016】実施例1 本実施例は、本願の第2の発明を適用し、シリコン基板
上に形成された4層構造の層間絶縁膜に開口されたコン
タクト・ホールの底部において、酸化シリコン(SiO
x )からなる自然酸化膜を除去した例である。このプロ
セスを、図1を参照しながら説明する。本実施例で処理
サンプルとして使用したウェハを、図1(a)に示す。
すなわち、予め下層配線である不純物拡散領域2が形成
されたシリコン基板1上に4層構造の層間絶縁膜7が形
成され、レジスト・マスクを使用するパターニングによ
り上記層間絶縁膜7に上記不純物拡散領域2に臨むコン
タクト・ホール8が開口されている。上記層間絶縁膜7
は、シリコン基板1側から順に、第1の酸化シリコン層
3、PSG層4、第2の酸化シリコン層5、BPSG層
6がCVD法等により積層されてなるものである。上記
コンタクト・ホール8の底部には、層間絶縁膜7のパタ
ーニングに伴って不純物拡散領域2が露出するが、その
表面にはウェハの大気開放時、およびレジスト・マスク
のアッシング時にSiOx 自然酸化膜9が形成された。
上に形成された4層構造の層間絶縁膜に開口されたコン
タクト・ホールの底部において、酸化シリコン(SiO
x )からなる自然酸化膜を除去した例である。このプロ
セスを、図1を参照しながら説明する。本実施例で処理
サンプルとして使用したウェハを、図1(a)に示す。
すなわち、予め下層配線である不純物拡散領域2が形成
されたシリコン基板1上に4層構造の層間絶縁膜7が形
成され、レジスト・マスクを使用するパターニングによ
り上記層間絶縁膜7に上記不純物拡散領域2に臨むコン
タクト・ホール8が開口されている。上記層間絶縁膜7
は、シリコン基板1側から順に、第1の酸化シリコン層
3、PSG層4、第2の酸化シリコン層5、BPSG層
6がCVD法等により積層されてなるものである。上記
コンタクト・ホール8の底部には、層間絶縁膜7のパタ
ーニングに伴って不純物拡散領域2が露出するが、その
表面にはウェハの大気開放時、およびレジスト・マスク
のアッシング時にSiOx 自然酸化膜9が形成された。
【0017】次に、上記ウェハをRFバイアス印加型の
有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置のウェハ載
置電極上にセットした。ここで、上記ウェハ載置電極に
は冷却配管が内蔵されており、装置外部に接続される冷
却設備から適当な冷媒を供給循環させることにより、ウ
ェハを室温以下の温度に維持できるようになされてい
る。ここでは、上記冷却配管にエタノールを循環させる
ことにより、ウェハ温度を25℃に維持した。この状態
で、一例としてS2 F2 流量10SCCM,H2 流量2
0SCCM,N2 流量20SCCM,ガス圧1.3Pa
(10mTorr)、マイクロ波パワー850W、RF
バイアス・パワー30W(2MHz)の条件でECR
(電子サイクロトロン共鳴)放電を行った。上記S2 F
2 は、本願出願人が特願平2−198045号をはじめ
とする一連の出願により提案しているフッ化イオウのひ
とつであり、S/F比(分子内のS原子数とF原子数の
比)が比較的大きく、放電解離条件下で遊離のS(イオ
ウ)を放出することができる。H2 は、自身が放出する
H* によりS2 F2 から生成するF* を捕捉して反応系
の見掛け上のS/F比を増大させ、Sに富む雰囲気を創
り出すことに寄与している。上記ECR放電の過程で
は、S2 F2 から生成するSとN2 から生成するNとの
反応により(SN)x を主体とする窒化イオウ系化合物
がプラズマ中に生成し、これが25℃に維持されたウェ
ハの表面に堆積した。ただし、若干のRFバイアス・パ
ワーが印加されていることにより、上記窒化イオウ系化
合物はBPSG層6の表面やSiOx 自然酸化膜9の上
には堆積せず、図1(b)に示されるようにコンタクト
・ホール8の側壁面にのみ選択的に堆積して窒化イオウ
系側壁保護膜10を形成した。
有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置のウェハ載
置電極上にセットした。ここで、上記ウェハ載置電極に
は冷却配管が内蔵されており、装置外部に接続される冷
却設備から適当な冷媒を供給循環させることにより、ウ
ェハを室温以下の温度に維持できるようになされてい
る。ここでは、上記冷却配管にエタノールを循環させる
ことにより、ウェハ温度を25℃に維持した。この状態
で、一例としてS2 F2 流量10SCCM,H2 流量2
0SCCM,N2 流量20SCCM,ガス圧1.3Pa
(10mTorr)、マイクロ波パワー850W、RF
バイアス・パワー30W(2MHz)の条件でECR
(電子サイクロトロン共鳴)放電を行った。上記S2 F
2 は、本願出願人が特願平2−198045号をはじめ
とする一連の出願により提案しているフッ化イオウのひ
とつであり、S/F比(分子内のS原子数とF原子数の
比)が比較的大きく、放電解離条件下で遊離のS(イオ
ウ)を放出することができる。H2 は、自身が放出する
H* によりS2 F2 から生成するF* を捕捉して反応系
の見掛け上のS/F比を増大させ、Sに富む雰囲気を創
り出すことに寄与している。上記ECR放電の過程で
は、S2 F2 から生成するSとN2 から生成するNとの
反応により(SN)x を主体とする窒化イオウ系化合物
がプラズマ中に生成し、これが25℃に維持されたウェ
ハの表面に堆積した。ただし、若干のRFバイアス・パ
ワーが印加されていることにより、上記窒化イオウ系化
合物はBPSG層6の表面やSiOx 自然酸化膜9の上
には堆積せず、図1(b)に示されるようにコンタクト
・ホール8の側壁面にのみ選択的に堆積して窒化イオウ
系側壁保護膜10を形成した。
【0018】次に、上記ウェハをドライ前処理装置に移
設し、HF流量500SCCM,ガス圧100Torr
の雰囲気下に上記ウェハを保持した。この結果、図1
(c)に示されるように、SiOx 自然酸化膜9はSi
Fxの形で除去された。しかし、コンタクト・ホール8
の側壁面には窒化イオウ系側壁保護膜10が形成されて
いるため、PSG層4やBPSG層6はF* の攻撃から
保護され、コンタクト・ホール8の異方性形状が維持さ
れた。その後、上記ウェハを約150℃に加熱したとこ
ろ、窒化イオウ系側壁保護膜10は速やかに分解もしく
は昇華した。最終的には図1(d)に示されるように、
層間絶縁膜7に開口されたコンタクト・ホール8の異方
性形状を何ら損なうことなく、またパーティクル汚染を
生ずることなく、SiOx 自然酸化膜9を除去すること
ができた。
設し、HF流量500SCCM,ガス圧100Torr
の雰囲気下に上記ウェハを保持した。この結果、図1
(c)に示されるように、SiOx 自然酸化膜9はSi
Fxの形で除去された。しかし、コンタクト・ホール8
の側壁面には窒化イオウ系側壁保護膜10が形成されて
いるため、PSG層4やBPSG層6はF* の攻撃から
保護され、コンタクト・ホール8の異方性形状が維持さ
れた。その後、上記ウェハを約150℃に加熱したとこ
ろ、窒化イオウ系側壁保護膜10は速やかに分解もしく
は昇華した。最終的には図1(d)に示されるように、
層間絶縁膜7に開口されたコンタクト・ホール8の異方
性形状を何ら損なうことなく、またパーティクル汚染を
生ずることなく、SiOx 自然酸化膜9を除去すること
ができた。
【0019】実施例2 本実施例は、本願の第2の発明を適用し、Al系下層配
線層の上に形成された3層構造の層間絶縁膜に開口され
たビア・ホールの底部において、AlOx からなるSi
Ox 自然酸化膜を除去した例である。このプロセスを、
図2を参照しながら説明する。本実施例で処理サンプル
として使用したウェハは、図2(a)に示されるよう
に、下層配線であるAl−1%Si層11上に、第1の
酸化シリコン層12、塗布法により形成されたSOG
(スピン・オン・グラス)層13、第2の酸化シリコン
層14が順次積層された層間絶縁膜15が形成され、該
層間絶縁膜15にビア・ホール16が開口され、その底
面にAlOx 自然酸化膜17が形成されたものである。
線層の上に形成された3層構造の層間絶縁膜に開口され
たビア・ホールの底部において、AlOx からなるSi
Ox 自然酸化膜を除去した例である。このプロセスを、
図2を参照しながら説明する。本実施例で処理サンプル
として使用したウェハは、図2(a)に示されるよう
に、下層配線であるAl−1%Si層11上に、第1の
酸化シリコン層12、塗布法により形成されたSOG
(スピン・オン・グラス)層13、第2の酸化シリコン
層14が順次積層された層間絶縁膜15が形成され、該
層間絶縁膜15にビア・ホール16が開口され、その底
面にAlOx 自然酸化膜17が形成されたものである。
【0020】上記ウェハをRFバイアス印加型の有磁場
マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、該ウ
ェハの温度を25℃に維持した。この状態で、一例とし
てS2 Cl2 流量10SCCM,H2 流量10SCC
M,N2 流量20SCCM,ガス圧1.3Pa(10m
Torr)、マイクロ波パワー850W、RFバイアス
・パワー30W(2MHz)の条件でECR放電を行っ
た。この過程では、S2 Cl2 から生成するSとN2 か
ら生成するNとの反応により、図2(b)に示されるよ
うに、ビア・ホール16の側壁面に(SN)x を主体と
する窒化イオウ系側壁保護膜18が形成された。
マイクロ波プラズマ・エッチング装置にセットし、該ウ
ェハの温度を25℃に維持した。この状態で、一例とし
てS2 Cl2 流量10SCCM,H2 流量10SCC
M,N2 流量20SCCM,ガス圧1.3Pa(10m
Torr)、マイクロ波パワー850W、RFバイアス
・パワー30W(2MHz)の条件でECR放電を行っ
た。この過程では、S2 Cl2 から生成するSとN2 か
ら生成するNとの反応により、図2(b)に示されるよ
うに、ビア・ホール16の側壁面に(SN)x を主体と
する窒化イオウ系側壁保護膜18が形成された。
【0021】次に、上記ウェハをドライ前処理装置に移
設し、HF流量500SCCM,ガス圧100Torr
の雰囲気下に上記ウェハを保持した。この結果、図2
(c)に示されるように、AlOx 自然酸化膜17はA
lFx の形で除去された。しかし、ビア・ホール16の
側壁面には窒化イオウ系側壁保護膜18が形成されてい
るため、SOG層13が浸食されることはなく、ビア・
ホール16の異方性形状が維持された。その後、上記ウ
ェハを約150℃に加熱したところ、窒化イオウ系側壁
保護膜18は速やかに分解もしくは昇華した。最終的に
は図2(d)に示されるように、層間絶縁膜15に開口
されたビア・ホール16の異方性形状を何ら損なうこと
なく、またパーティクル汚染を生ずることなく、AlO
x 自然酸化膜17を除去することができた。
設し、HF流量500SCCM,ガス圧100Torr
の雰囲気下に上記ウェハを保持した。この結果、図2
(c)に示されるように、AlOx 自然酸化膜17はA
lFx の形で除去された。しかし、ビア・ホール16の
側壁面には窒化イオウ系側壁保護膜18が形成されてい
るため、SOG層13が浸食されることはなく、ビア・
ホール16の異方性形状が維持された。その後、上記ウ
ェハを約150℃に加熱したところ、窒化イオウ系側壁
保護膜18は速やかに分解もしくは昇華した。最終的に
は図2(d)に示されるように、層間絶縁膜15に開口
されたビア・ホール16の異方性形状を何ら損なうこと
なく、またパーティクル汚染を生ずることなく、AlO
x 自然酸化膜17を除去することができた。
【0022】実施例3 本実施例は、本願の第4の発明を適用し、シリコン基板
上に形成された4層構造の層間絶縁膜に開口されたコン
タクト・ホールの底部において、該コンタクト・ホール
の側壁面における窒化イオウ系側壁保護膜の形成と、S
iOx 自然酸化膜の除去とを競合させながら行った例で
ある。本実施例で処理サンプルとして使用したウェハ
は、前述の図1(a)に示されるものと同じである。こ
のウェハを有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置
にセットし、一例としてHF流量20SCCM,S2 F
2 流量10SCCM,H2 流量20SCCM,N2 流量
20SCCM,ガス圧1.3Pa(10mTorr)、
マイクロ波パワー850W、RFバイアス・パワー30
W(2MHz),ウェハ温度25℃の条件でエッチング
を行った。この過程では、S2 F2 とN2 に由来して
(SN)x を主体とする窒化イオウ系側壁保護膜10が
形成される過程と、主としてHFから生成するF* によ
りSiOx 自然酸化膜9が除去される過程とが競合的に
進行するので、図1(a)に示される状態から図1
(c)に示される状態が直接得られる。その後、ウェハ
を加熱し、図1(d)に示されるように窒化イオウ系側
壁保護膜10を除去した。なお、上述のエッチング・ガ
ス組成では、HFとS2 F2 の双方がF* 供給源となり
得るが、ここでは放電解離効率等を考慮してS2 F2 は
主としてS供給源として使用し、従来からブレイクスル
ー用ガスとして実績のあるHFをF* の主な供給源とし
ている。
上に形成された4層構造の層間絶縁膜に開口されたコン
タクト・ホールの底部において、該コンタクト・ホール
の側壁面における窒化イオウ系側壁保護膜の形成と、S
iOx 自然酸化膜の除去とを競合させながら行った例で
ある。本実施例で処理サンプルとして使用したウェハ
は、前述の図1(a)に示されるものと同じである。こ
のウェハを有磁場マイクロ波プラズマ・エッチング装置
にセットし、一例としてHF流量20SCCM,S2 F
2 流量10SCCM,H2 流量20SCCM,N2 流量
20SCCM,ガス圧1.3Pa(10mTorr)、
マイクロ波パワー850W、RFバイアス・パワー30
W(2MHz),ウェハ温度25℃の条件でエッチング
を行った。この過程では、S2 F2 とN2 に由来して
(SN)x を主体とする窒化イオウ系側壁保護膜10が
形成される過程と、主としてHFから生成するF* によ
りSiOx 自然酸化膜9が除去される過程とが競合的に
進行するので、図1(a)に示される状態から図1
(c)に示される状態が直接得られる。その後、ウェハ
を加熱し、図1(d)に示されるように窒化イオウ系側
壁保護膜10を除去した。なお、上述のエッチング・ガ
ス組成では、HFとS2 F2 の双方がF* 供給源となり
得るが、ここでは放電解離効率等を考慮してS2 F2 は
主としてS供給源として使用し、従来からブレイクスル
ー用ガスとして実績のあるHFをF* の主な供給源とし
ている。
【0023】以上、本発明を3つの実施例にもとづいて
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではなく、処理条件,使用する装置,混合ガスやエ
ッチング・ガスの組成等は適宜変更可能である。
説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではなく、処理条件,使用する装置,混合ガスやエ
ッチング・ガスの組成等は適宜変更可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明を適用すれば多層絶縁膜に開口された接続孔の異方性
形状を劣化させたり開口径を狭めることなく、かつパー
ティクル汚染等を生ずることなく自然酸化膜を除去する
ことができる。したがって、本発明は微細なデザイン・
ルールにもとづいて設計される高集積度,高性能,高信
頼性を有する半導体装置の製造に極めて有用である。
明を適用すれば多層絶縁膜に開口された接続孔の異方性
形状を劣化させたり開口径を狭めることなく、かつパー
ティクル汚染等を生ずることなく自然酸化膜を除去する
ことができる。したがって、本発明は微細なデザイン・
ルールにもとづいて設計される高集積度,高性能,高信
頼性を有する半導体装置の製造に極めて有用である。
【図1】本発明をシリコン基板上の4層構造の層間絶縁
膜に開口されたコンタクト・ホール底部におけるSiO
x 自然酸化膜の除去に適用した一例をその工程順にした
がって示す概略断面図であり、(a)はコンタクト・ホ
ール底部にSiOx 自然酸化膜が形成された状態、
(b)はコンタクト・ホールの側壁面に窒化イオウ系側
壁保護膜が形成された状態、(c)はSiOx 自然酸化
膜が除去された状態、(d)は窒化イオウ系側壁保護膜
が除去された状態をそれぞれ示す。
膜に開口されたコンタクト・ホール底部におけるSiO
x 自然酸化膜の除去に適用した一例をその工程順にした
がって示す概略断面図であり、(a)はコンタクト・ホ
ール底部にSiOx 自然酸化膜が形成された状態、
(b)はコンタクト・ホールの側壁面に窒化イオウ系側
壁保護膜が形成された状態、(c)はSiOx 自然酸化
膜が除去された状態、(d)は窒化イオウ系側壁保護膜
が除去された状態をそれぞれ示す。
【図2】本発明をAl系下層配線層上の3層構造の層間
絶縁膜に開口されたビア・ホール底部におけるAlOx
自然酸化膜の除去に適用した一例をその工程順にしたが
って示す概略断面図であり、(a)はビア・ホール底部
にAlOx 自然酸化膜が形成された状態、(b)はビア
・ホールの側壁面に窒化イオウ系側壁保護膜が形成され
た状態、(c)はAlOx 自然酸化膜が除去された状
態、(d)は窒化イオウ系側壁保護膜が除去された状態
をそれぞれ示す。
絶縁膜に開口されたビア・ホール底部におけるAlOx
自然酸化膜の除去に適用した一例をその工程順にしたが
って示す概略断面図であり、(a)はビア・ホール底部
にAlOx 自然酸化膜が形成された状態、(b)はビア
・ホールの側壁面に窒化イオウ系側壁保護膜が形成され
た状態、(c)はAlOx 自然酸化膜が除去された状
態、(d)は窒化イオウ系側壁保護膜が除去された状態
をそれぞれ示す。
【図3】従来の自然酸化膜の除去方法における問題点を
説明するための概略断面図であり、(a)はシリコン基
板上の4層構造の層間絶縁膜に開口されたコンタクト・
ホールの底部においてSiOx 自然酸化膜が形成された
状態、(b)はSiOx 自然酸化膜の除去に伴ってコン
タクト・ホールの異方性形状が劣化した状態をそれぞれ
示す。
説明するための概略断面図であり、(a)はシリコン基
板上の4層構造の層間絶縁膜に開口されたコンタクト・
ホールの底部においてSiOx 自然酸化膜が形成された
状態、(b)はSiOx 自然酸化膜の除去に伴ってコン
タクト・ホールの異方性形状が劣化した状態をそれぞれ
示す。
1 ・・・シリコン基板 2 ・・・不純物拡散領域 3,12 ・・・第1の酸化シリコン層 4 ・・・PSG層 5,14 ・・・第2の酸化シリコン層 6 ・・・BPSG層 7,15 ・・・層間絶縁膜 8 ・・・コンタクト・ホール 9 ・・・SiOx 自然酸化膜 10,18・・・窒化イオウ系側壁保護膜 11 ・・・Al−1%Si層 13 ・・・SOG層 16 ・・・ビア・ホール 17 ・・・AlOx 自然酸化膜
Claims (4)
- 【請求項1】 下地材料層上に積層されたエッチング特
性の異なる複数種類の材料層からなる多層絶縁膜に開口
された接続孔の側壁面を、被処理基板の温度を室温以下
に制御した状態で窒化イオウ系化合物層で選択的に被覆
する工程と、 前記接続孔の底部に露出する前記下地材料層の表面に形
成された自然酸化膜を除去する工程と、 前記窒化イオウ系化合物層を除去する工程とを有するこ
とを特徴とする自然酸化膜の除去方法。 - 【請求項2】 前記窒化イオウ系化合物層はイオウ系化
合物と窒素系化合物とを含む混合ガスから放電解離条件
下でプラズマ中に生成する窒化イオウ系化合物を堆積さ
せることにより形成されることを特徴とする請求項1記
載の自然酸化膜の除去方法。 - 【請求項3】 下地材料層上に積層されたエッチング特
性の異なる複数種類の材料層からなる多層絶縁膜に開口
された接続孔の側壁面を、被処理基板の温度を室温以下
に制御した状態で窒化イオウ系化合物層で選択的に被覆
しながら、該接続孔の底部に露出する前記下地材料層の
表面に形成された自然酸化膜を除去する工程と、 前記窒化イオウ系化合物層を除去する工程とを有するこ
とを特徴とする自然酸化膜の除去方法。 - 【請求項4】 前記窒化イオウ系化合物層はイオウ系化
合物と窒素系化合物とを含むエッチング・ガスから放電
解離条件下でプラズマ中に生成する窒化イオウ系化合物
を堆積させることにより形成され、前記自然酸化膜は該
エッチング・ガスから同時に生成するエッチング種によ
り除去されることを特徴とする請求項3記載の自然酸化
膜の除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22857991A JPH0547720A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 自然酸化膜の除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22857991A JPH0547720A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 自然酸化膜の除去方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0547720A true JPH0547720A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16878578
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22857991A Withdrawn JPH0547720A (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 自然酸化膜の除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0547720A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100416657B1 (ko) * | 2001-06-26 | 2004-01-31 | 동부전자 주식회사 | 반도체 소자의 콘택홀 제조방법 |
| US6849885B2 (en) | 2001-01-12 | 2005-02-01 | Renesas Technology Corp. | Method of producing a semiconductor integrated circuit device and the semiconductor integrated circuit device |
| WO2013074369A1 (en) * | 2011-11-15 | 2013-05-23 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for selective nitridation process |
| KR20150019853A (ko) * | 2013-08-16 | 2015-02-25 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치의 트렌치 형성 방법 |
| CN106531748A (zh) * | 2017-01-04 | 2017-03-22 | 合肥京东方光电科技有限公司 | 一种阵列基板、显示面板及阵列基板制备方法 |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP22857991A patent/JPH0547720A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6849885B2 (en) | 2001-01-12 | 2005-02-01 | Renesas Technology Corp. | Method of producing a semiconductor integrated circuit device and the semiconductor integrated circuit device |
| KR100416657B1 (ko) * | 2001-06-26 | 2004-01-31 | 동부전자 주식회사 | 반도체 소자의 콘택홀 제조방법 |
| WO2013074369A1 (en) * | 2011-11-15 | 2013-05-23 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for selective nitridation process |
| US8808564B2 (en) | 2011-11-15 | 2014-08-19 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for selective nitridation process |
| KR20150019853A (ko) * | 2013-08-16 | 2015-02-25 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치의 트렌치 형성 방법 |
| CN106531748A (zh) * | 2017-01-04 | 2017-03-22 | 合肥京东方光电科技有限公司 | 一种阵列基板、显示面板及阵列基板制备方法 |
| CN106531748B (zh) * | 2017-01-04 | 2023-05-30 | 合肥京东方光电科技有限公司 | 一种阵列基板、显示面板及阵列基板制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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