JPH0548067A - 固体撮像素子 - Google Patents

固体撮像素子

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JPH0548067A
JPH0548067A JP3221177A JP22117791A JPH0548067A JP H0548067 A JPH0548067 A JP H0548067A JP 3221177 A JP3221177 A JP 3221177A JP 22117791 A JP22117791 A JP 22117791A JP H0548067 A JPH0548067 A JP H0548067A
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JP
Japan
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layer
solid
silicon layer
microcrystal silicon
crystal grains
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Application number
JP3221177A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Tashiro
和昭 田代
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH0548067A publication Critical patent/JPH0548067A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、横方向(層方向)のリーク
を防止し、減少させることにより、画素端面でのリーク
電流の影響がなく、各画素において良好なS/N比を得
るとともに、画素分離工程を不要とし、画素分離工程に
よるn+/i界面特性の悪化のない、また工程の増加、
歩留の低下によるコスト増のない固体撮像素子を実現す
ることにある。 【構成】 下地回路上に形成された同一の半導体層に複
数の素子を形成して成る固体撮像素子において、前記半
導体層の前記下地回路に接する層が、結晶粒を有するマ
イクロクリスタルシリコン層であり、前記結晶粒の粒界
に該結晶粒よりも電気伝導度の低い不純物領域が設けら
れ、前記マイクロクリスタルシリコン層の層方向の電気
伝導度が層厚方向の電気伝導度よりも低いことを特徴と
する固体撮像素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は下地回路上にpinフォ
トダイオードを積層させた1次元、あるいは2次元の固
体撮像素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、工業監視用VTR、あるいは、家
庭用VTRの普及に伴って、小型軽量で使いやすいテレ
ビカメラの需要が高まっている。特に従来の撮像管に変
わって、CCDMOS、CPD等の固体撮像素子を用い
たテレビカメラの研究開発が盛んになってきている。固
体撮像素子は撮像管に比べ、カメラの小型化、軽量化、
低消費電力化を可能とするなど多くの利点を有してい
る。
【0003】さらに近年では、固体撮像素子は、信号読
み取り部として用いられ、この上に光電変換部として光
導電膜を積層させた積層型固体撮像素子も提案されてい
る。これは光学的開口率が大きく、高感度であり、ブル
ーミング、スミア抑制能力が優れている等の特徴を持っ
た固体撮像素子として注目されている。
【0004】図8,9は、従来例の固体撮像素子の断面
図であり、図8は画素分離を施していない従来例であ
り、図9は画素分離を施した従来例である。
【0005】本従来例は、従来から提案されているとこ
ろの、半導体層として水素化アモルファスシリコン、マ
イクロクリスタルシリコンを採用し、光電変換部に水素
化アモルファスシリコン層を用い、p+ ,n+ 層にマイ
クロクリスタルシリコン層を用いたpin積層型固体撮
像素子の一例であり、A、Bの2画素分の断面部を示す
ものである。
【0006】図8、9の従来例において、p型基板1上
に絶縁膜2を介してCCD電極としてポリシリコン層3
がある。4は層間絶縁層である。5は電荷蓄積用電極で
ある。基板内の12は、CCDのnウエルであり、13
は転送用ゲート部としてのn- 領域、14は電荷蓄積部
としてn+ 領域、15はチャネルストッパーとしてのp
+ 領域である。6は平坦化のための絶縁層、7は1画素
に対応する画素電極である。8はホールブロッキングの
ためのn+ 型マイクロクリスタルシリコン層である。9
は光電変換部としてのイントリンシックな水素化アモル
ファスシリコン層(i層)である。10は電子ブロッキ
ングのためのp+ 型マイクロクリスタルシリコン層(p
+ 層)である。11は窓材かつ共通電極としての透明電
極ITOである。ITOを通して光電変換部に入射した
光により生成されたホールと電子のうち、ホールはIT
O電極へ注出され、電子はi層9を走行し電極7を通し
て蓄積される。これらの電荷はCCD電極4へのパルス
電圧印加により、転送ゲート部14を通してCCDによ
り順次外部へ転送される。
【0007】このような積層型固体撮像素子において
は、1画素として働く画素電極を広く取ることができ、
光学的開口率を高め、非積層型に比べ、感度が向上する
利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の積層型固体撮像素子は、次のような問題点を有
していた。
【0009】前述した図8の従来例では、n+ 層は、エ
ッチングにより画素分離が施されているが、これは低抵
抗のn+ 層を通して画素内でのリーク電流が流れるのを
防ぐためである。この画素分離工程ではn+ 層成膜後大
気にさらされ、パターニングを行なわなければならな
い。その結果、n+ /i界面特性が悪化し、また工程の
増加、歩留の低下によるコスト増が生ずるという問題が
あった。
【0010】また、前述した図9の従来例のように、3
層を連続して成膜した後、透明電極も含めて3層をエッ
チングにより画素分離する方法もあるが、この場合、画
素端面でのリーク電流の影響が大きく、良好な特性を得
ることは困難である。また製造上、この画素分離した段
差を埋めて、保護膜、上電極(不図示)を形成すること
も困難であるという問題がある。
【0011】そこで、本発明の目的は、横方向(層方
向)のリークを防止し、減少させることにより、画素端
面でのリーク電流の影響がなく、各画素において良好な
S/N比を得るとともに、画素分離工程を不要とし、画
素分離工程によるn+ /i界面特性の悪化のない、また
工程の増加、歩留の低下によるコスト増のない固体撮像
素子を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するための手段として、下地回路上に形成された
同一の半導体層に複数の素子を形成して成る固体撮像素
子において、前記半導体層の前記下地回路に接する層
が、結晶粒を有するマイクロクリスタルシリコン層であ
り、前記結晶粒の粒界に該結晶粒よりも電気伝導度の低
い不純物領域が設けられ、前記マイクロクリスタルシリ
コン層の層方向の電気伝導度が層厚方向の電気伝導度よ
りも低いことを特徴とする固体撮像素子を提供するもの
である。
【0013】また、前記不純物領域が、Si−O、Si
−C、Si−Nのいずれかの結合を有することを特徴と
し、また、前記結晶粒を有するマイクロクリスタルシリ
コン層の層厚が、前記各素子の層方向の長さ以下である
ことを特徴とし、また、前記結晶粒を有するマイクロク
リスタルシリコン層の層厚が、実質的に前記結晶粒の粒
径であることを特徴とする固体撮像素子により、前記課
題を解決しようとするものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、下地回路基板上にn+ 型マイ
クロクリスタルシリコン層(あるいはp+ 型マイクロク
リスタルシリコン層)、イントリンシック水素化アモル
ファスシリコン層、p+ 型マイクロクリスタルシリコン
層(あるいはn+ 型マイクロクリスタルシリコン層)を
順次積層させた固体撮像素子において、該n+ 型マイク
ロクリスタルシリコン層(p+ 型マイクロクリスタルシ
リコン層)を結晶粒を有する構造とし、該結晶の結晶粒
界にSi−O、Si−C、Si−Nの結合を有する不純
物領域を設けることにより、粒界部でのポテンシャルバ
リアーを極力高めることができる。
【0015】また、適当な厚さの不純物領域とすること
により、トンネル電流を防止し、横方向(層方向)のキ
ャリアーの走行を阻止することができる。
【0016】また、好適な膜厚を選ぶことにより、垂直
方向(層厚方向)の粒界は少なくできるので、垂直方向
のキャリアーの走行はなんら阻害されることが少ない。
【0017】これにより、イントリンシック水素化アモ
ルファスシリコン層で生じたキャリアーは、n+ 型非単
結晶シリコン層の層厚方向のみを走行し、層方向の画素
間を走行することはなく、また暗時の画素間のキャリア
ーの走行を低減でき、画素間でのリークを非常に少なく
押さえることができる。
【0018】また画素分離のためのn+ 層のパターニン
グを必要としないので、3層を連続して成膜することが
可能となり、良好な界面特性を有する固体撮像素子を提
供することができる。
【0019】本発明によれば、p+ 型マイクロクリスタ
ルシリコン層(あるいはn+ 型マイクロクリスタルシリ
コン層)を結晶粒を有する構造とし、該結晶の結晶粒界
にSi−O、Si−C、Si−Nの結合を有する不純物
領域を設けることにより、粒界部でのポテンシャルバリ
アーを極力高め、かつ適当な厚さの不純物領域とするこ
とによりトンネル電流を防止し、横方向(層方向)のキ
ャリアの走行を阻止することができる。
【0020】また、前記結晶粒を有するマイクロクリス
タルシリコン層の層厚を、前記各素子の層方向の長さ以
下とすることにより、一つの素子全体としてマイクロク
リスタルシリコン層の層方向の電気伝導度が、該層の層
厚方向の電気伝導度よりも低くなるような電気的異方性
を高めることができる。
【0021】また、好適な膜厚として結晶粒の粒径を選
ぶことにより、垂直方向(層厚方向)の粒界は少なくで
きるので、垂直方向のキャリアの走行は阻害されず、水
平方向(層方向)のキャリアのみ阻止することができ
る。これにより、横方向のリークを押さえることができ
る。
【0022】
【実施例】図1,2は第1,2の実施例を示す図であ
り、図3はその工程図を示す。第1,2の実施例は層構
成、工程としては同一なので、同一図を用いて説明す
る。
【0023】(第1の実施例)図1は、第1の実施例の
固体撮像素子の2画素分の断面図である。同図におい
て、1〜6は下地回路であり、従来例と同様にクリスタ
ルシリコンに作り込んだCCD等である。
【0024】図1において、p型基板1上に絶縁膜2を
介してCCD電極としてポリシリコン層3がある。4は
層間絶縁層である。5は電荷蓄積用電極である。基板内
の12はCCDのnウエルであり、13は転送用ゲート
部としてのn- 領域、14は電荷蓄積部としてn+
域、15はチャネルストッパーとしてのp+ 領域であ
る。6は平坦化のための絶縁層、7は1画素に対応する
画素電極である。8はホールブロッキングのためのn+
型マイクロクリスタルシリコン層である。9は光電変換
部としてのイントリンシックな水素化アモルファスシリ
コン層(i層)である。10は電子ブロッキングのため
のp+ 型マイクロクリスタルシリコン層(p+ 層)であ
る。11は窓材かつ共通電極としての透明電極ITOで
ある。ITOを通して光電変換部に入射した光により生
成されたホールと電子のうち、ホールはITO電極へ注
出され、電子はi層9を走行し電極7を通して蓄積され
る。これらの電荷はCCD電極4へのパルス電圧印加に
より、転送ゲート部14を通してCCDにより順次外部
へ転送される。
【0025】図2は本実施例のn+ マイクロクリスタル
シリコン層8の拡大模式図である。本発明では、このn
型層を結晶粒201を有する構造とし、またこの結晶粒
201の粒界には、結晶粒よりも電気伝導度の低い不純
物領域203が形成されている。また図中202はアモ
ルファスシリコンである。
【0026】また、このn+ マイクロクリスタルシリコ
ン層3の厚さは、横方向(層方向)の電気伝導度σ2
が、縦方向(層厚方向)の電気伝導度σ1 よりも低くな
るように設定する。すなわち、電気伝導度の比σ2 /σ
1 が十分小さくなるように設定すればよく、好適には、
ほぼ結晶粒201の粒径に等しくすることにより、下地
絶縁層6に対して垂直方向には粒界はほとんど存在せ
ず、横方向(層方向)には結晶粒201が、一部アモル
ファスシリコン202を含んで存在する構造を得ること
ができる。
【0027】ただし、このマイクロクリスタルシリコン
層8の層厚は、結晶粒201の2、3個分の厚みがあっ
ても、もちろん本発明の効果は得られるものであり、横
方向(層方向)における各素子の長さ(図1のAまたは
B)以下であれば、素子として前述の電気伝導度の比σ
2 /σ1 は小さくすることができ、電気的異方性を持た
せることができる。
【0028】本発明の特徴は、このp+ 層に電気的異方
性を持たせ、横方向(層方向)の電気伝導度を縦方向
(層厚方向)の電気伝導度より低くすることにより、特
別なアイソレーションを施すことなく、横方向(層方
向)のリークをなくすことにある。
【0029】次に本発明になる図1の実施例の固体撮像
素子の製造方法の一例を述べる。図3は本実施例の各製
造工程を示す部分断面図である。
【0030】図3(a)は、1〜6の下地回路上に画素
電極7,7’を形成した状態を示す断面図である。1〜
6は図1で説明したものと同一のものを示す。
【0031】次に、本発明の結晶粒を有するn+ 型マイ
クロクリスタルシリコン層8を形成するのであるが、本
実施例では、このとき形成される結晶粒の粒界に不純物
を偏析させるために、成膜中に不純物ガスを積極的に加
える方法をとった。条件としては、基板温度300度、
圧力30mTorr、RF放電パワー密度50mW/c
2 、シランとホスフィンとの流量比はPH3 /SiH
4 =5×10-3とした。シランと水素の流量比は、H2
/SiH4 =200であった。不純物ガスとして今回は
酸素ガスを用い、Si−Oの結合を形成した。酸素ガス
とシランとの流量比はO2 /SiH4 =10-3とした。
また、Si−Oの結合を良好にするためにn+ 層成膜
後、基板温度300度で2時間アニーリングを行った。
【0032】この条件で成膜したn+ 型マイクロクリス
タルシリコン層8を分析したところ、粒径は60nm、
結晶化率は0.9であった。本実施例では、このn+
マイクロクリスタルシリコン層8を50nm積層した
(図3(b))。
【0033】次にイントリンシック水素化アモルファス
シリコン層9を形成した(図3(c))。条件は基板温
度300度、圧力30mTorr、RF放電密度パワー
5mW/cm2 、シランと水素の流量比は、H2 /Si
4 =10とした。バックグラウンド圧力は10-7To
rrであった。
【0034】更にこの上に、プラズマCVD法により、
+ 型マイクロクリスタルシリコン層10を形成する。
条件は基板温度300度、圧力50mTorr,RF放
電パワー密度100mW/cm2 、シランとジボランと
の流量比は、B26 /SiH4 =5×10-3とした。
またシランと水素の流量比は、H2 /SiH4 =200
であった。バックグラウンド圧力は10-7Torrであ
った。この条件で成膜したp+ 型マイクロクリスタルシ
リコンを分析したところ、粒径10nm、結晶化率0.
8であった。このp+ マイクロクリスタルシリコン層1
0を、本実施例では50nm積層した(図3(d))。
【0035】次に、この上にITO11を成膜し、共通
電極とした(図3(e))。
【0036】最後に遮光用の金属を形成した。
【0037】酸素とシランの流量比に対して、n+ 型層
の縦方向と横方向の電気伝導度がどう変化するか測定し
てみた。図4はその測定系を示す図であり、図4(a)
は縦方向(層厚方向)の電気伝導度σ1 の測定系を示す
図であり、(b)は横方向(層方向)の電気伝導度σ2
の測定系を示す図である。図4において、403は測定
される半導体層であり、401はガラス基板、402、
404は測定用電極である。n層の成膜条件は実施例と
同一とした。
【0038】図5,6はその結果を示す図であり、酸素
とシランの流量比に対して、n+ 型層の縦方向と横方向
の電気伝導度がどう変化するかを見たグラフである。
【0039】図5より、縦方向の電気伝導度σ1 は、O
2 を添加しない状態で1×10O S/cmであった(マ
イクロクリスタル化した状態)。O2 を添加していくと
σ1はわずかに減少していくが、O2 /SiH4 =10
-3程度でも十分高い値を保っている。これはバルク中に
取り込まれるOによる散乱の結果と思われる。
【0040】一方、図6より、横方向の電気伝導度σ2
は初期10-7S/cmであった。膜厚50nmでは粒界
散乱により伝導度はかなり落ちる。これにO2 を添加し
ていくと、O2 /SiH4 =10-3程度で十分小さな値
となっている。
【0041】本実施例の方法では、バルク中にもOが取
り込まれ、図5からも明らかなようにバルク特性にも影
響を及ぼす。O2 の添加量はバルク特性を悪化させず、
横方向の異方性を出せる範囲にする必要がある。本実施
例の条件では図5,6よりO2 /SiH4 =10-3とし
た。
【0042】このようにして作成された固体撮像素子で
は、n+ 層には十分な電気的異方性を持たせることがで
き、n+ 層を通しての横方向(層方向)のリークはなく
なり、各画素のS/N比が改善した。
【0043】なお、導入ガスとして、CH4 ,NH3
用いても同様の効果があげられる。これらの反応性の乏
しいCH4 ,NH3 では、粒界にSi−C、Si−Nの
結合を持つ不純物領域を形成し、そこでの散乱を増やし
σ2 を減らすことはできるが、その程度はO2 の効果よ
り低いものであった。
【0044】(第2の実施例)本実施例は、層構成、工
程としては第1の実施例と同一なので、前述した第1の
実施例と同一図を用いて説明する。
【0045】図3(b)に示す様に、画素電極7,7’
上に、プラズマCVD法によりn+型マイクロクリスタ
ルシリコン層8を形成する。本実施例では、このとき形
成される微結晶の粒界に不純物を析出させるために以下
の方法を取った。条件としては、基板温度300度、圧
力50mTorr、RF放電パワー密度50mW/cm
2 ,シランとホスフィンとの流量比はPH3 /SiH4
=10-3とした。またシランと水素の流量比は、H2
SiH4 =200であった。バックグラウンド圧力は1
-7Torrであった。この条件で成膜したn+ 型マイ
クロクリスタルシリコン8を分析したところ、粒径60
nm、結晶化率0.9であった。今回はこの膜を50n
m積層した。
【0046】本実施例においても、図2に示した第1の
実施例と同様に、n+ 型層8の厚さは、ほぼ結晶粒20
1の粒径に等しく、基板に対して垂直方向には粒界はほ
とんど存在しないように設定した。また結晶粒と結晶粒
との間には、不純物領域203とアモルファスシリコン
領域201が存在している。
【0047】一般にマイクロクリスタルシリコンの結晶
粒界はSiと結合した水素で覆われている。この水素を
酸素で置換することにより、この粒界部分に不純物領域
を設けることができる。本実施例では、n+ 型マイクロ
クリスタルシリコン層8を、上記の様に形成した後、同
一の成膜装置の中に、酸素ガスを1Torr流し、基板
温度300度で120分アニーリングを行って、熱酸化
した。最表面の酸化膜はArプラズマ中でスパッタを行
い除去し、更にアニールしつつ水素プラズマ処理を施し
た。
【0048】この時、不純物領域の厚さは熱酸化の時間
で制御した。最適の厚さは垂直方向(層厚方向)の電流
密度と、水平方向(層方向)の電流密度の比より決ま
る。水平方向の電流密度は、この熱酸化した不純物領域
を通して流れるトンネル電流であるから、今回の実施例
ではこの厚さを5nmと想定して、条件設定した。
【0049】次に、イントリンシック水素化アモルファ
スシリコン層9を形成した(図3(c))。条件は基板
温度300度、圧力30mTorr、RF放電パワー密
度5mW/cm2 、シランと水素の流量比はH2 /Si
4 =10とした。バックグラウンド圧力は10-7To
rrであった。
【0050】次にp+ 型マイクロクリスタルシリコン層
10を形成した(図3(d))。条件としては、基板温
度300度、圧力30mTorr,RF放電パワー10
0mW/cm2 シランとジボランとの流量比は、B2
6 /SiH4 =5×10-3とした。シランと水素の流量
比は、H2 /SiH4 =200であった。この条件で成
膜したp+ 型マイクロクリスタルシリコン層10を分析
したところ、粒径は60nm、結晶化率は、0.9であ
った。本実施例では、このp+ 型マイクロクリスタルシ
リコン層10を50nm積層した。
【0051】この上にITO膜11を成膜し、共通電極
とした(図3(e))。
【0052】最後に遮光用の金属を形成した。
【0053】図7は横軸に酸化時間をとり、σ2 /σ1
を縦軸にとり、その関連を示した図である。図から明ら
かなように酸化時間を長くするにしたがい、横方向(層
方向)の電気的異方性が出てきているのが分かる。
【0054】このようにして作成された固体撮像素子で
は、n+ 層には十分な電気的異方性を持たせることがで
き、n+ 層を通しての横方向(層方向)のリークはなく
なり、各画素のS/N比が改善した。
【0055】また、このようにして作成されたフォトダ
イオードでは、n+ 層8は、十分電気的に異方性が確保
されており、n+ 層8のアイソレーションは不要であっ
た。
【0056】上記従来例ではn+ 型マイクロクリスタル
シリコン層8についてのみ言及されてあるが、フォトダ
イオードの構成として、p+ 型マイクロクリスタルシリ
コン層を個別電極側に持ってきて、ホール蓄積型にして
も本発明は実施可能である。この場合は、p+ 型マイク
ロクリスタルシリコン層に同様に電気的異方性を持たせ
れば良い。
【0057】また以上の実施例では下地回路としてCC
Dを用いたが、同様の問題を有するMOS型CPD型に
対しても適用できる。またこれらの実施例での成膜は、
RFプラズマCVDを用いたが、ECRプラズマ、マイ
クロ波プラズマCVDを用いれば、粒径の制御が可能に
なり、より大きい粒径の結晶粒を得ることができ、かつ
同様の効果を出せ、デバイスの設計が容易になる。
【0058】また同様に、マイクロクリスタルシリコン
層の層厚は、好ましくは結晶粒1個分の粒径がよいが、
横、縦方向の電気伝導度の比σ2 /σ1 が十分小さくで
きれば、結晶粒の2、3個分の厚みがあっても、本発明
の効果は得られる。
【0059】
【発明の効果】以上説明してきた様に、下地回路側のn
+ 型マイクロクリスタルシリコン層(p+ 型マイクロク
リスタルシリコン層)を、結晶粒を有する構造とし、好
適には、層厚方向に1個の結晶粒を有する構造とし、こ
の結晶粒界にSi−O,Si−C,S−Nの結合を有す
る不純物領域を形成し、縦方向(層厚方向)より横方向
(層方向)のほうが電気伝導度が高くなるような電気的
異方性を持たせることにより、横方向(層方向)のリー
クを減少させることができ、画素電極間のダーク電流リ
ークを抑え、画素のS/N比が改善し、かつ安定した特
性の固体撮像素子が得られるという効果がある。
【0060】また、特別な画素分離を不要とすることも
できるため、工程の簡略化を計ることができるととも
に、画素分離に伴う端面リークを防止することができ
る。
【0061】またpin3層を連続して成膜できるの
で、界面特性の安定した固定撮像素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した積層型固体撮像素子2画素分
の断面図である。
【図2】本発明を実施したn+ 型マイクロクリスタルシ
リコン層の部分拡大断面図である。
【図3】本発明を実施した積層型固体撮像素子の製造工
程図である。
【図4】縦方向の電気伝導度σ1 と横方向の電気伝導度
σ2 の測定系を示す図である。
【図5】σ1 のO2 /SiH4 流量比依存示す図であ
る。
【図6】σ2 のO2 /SiH4 流量比依存示す図であ
る。
【図7】σ2 /σ1 の熱酸化時間依存示す図である。
【図8】画素分離を施していない従来例の断面図であ
る。
【図9】画素分離を施した従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 p型半導体基板 2 絶縁層 3 CCD電極としてのポリシリコン層 4 層間絶縁層 5 電荷蓄積用電極 6 平坦化のための絶縁膜 7,7’ 1画素に対応する画素電極 8 ホールブロッキングのためのn+ 型マイクロクリ
スタルシリコン層 9 光電変換層としてのイントリンシックな水素化ア
モルファスシリコン層 10 電子ブロッキングのためのp+ 型マイクロクリ
スタルシリコン層 11 窓材かつ共通電極としての透明電極(ITO) 12 CCD部のnウエル 13 転送用ゲート部としてのn- 領域 14 電荷蓄積部としてのn+ 領域 15 チャネルストッパーとしてのn- 領域 16 p+ ドーピング領域 A,B それぞれ1画素を表わす。 L 入射光 401 ガラス基板 402,404 測定用電極 403 測定のための半導体層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地回路上に形成された同一の半導体層
    に複数の素子を形成して成る固体撮像素子において、 前記半導体層の前記下地回路に接する層が、結晶粒を有
    するマイクロクリスタルシリコン層であり、前記結晶粒
    の粒界に該結晶粒よりも電気伝導度の低い不純物領域が
    設けられ、前記マイクロクリスタルシリコン層の層方向
    の電気伝導度が層厚方向の電気伝導度よりも低いことを
    特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記不純物領域が、Si−O、Si−
    C、Si−Nのいずれかの結合を有することを特徴とす
    る請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 前記結晶粒を有するマイクロクリスタル
    シリコン層の層厚が、前記各素子の層方向の長さ以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 【請求項4】 前記結晶粒を有するマイクロクリスタル
    シリコン層の層厚が、実質的に前記結晶粒の粒径である
    ことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
JP3221177A 1991-08-07 1991-08-07 固体撮像素子 Pending JPH0548067A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070171A1 (ja) * 2010-11-22 2012-05-31 パナソニック株式会社 固体撮像装置及びその製造方法

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