JPH0549128B2 - - Google Patents
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- JPH0549128B2 JPH0549128B2 JP25152488A JP25152488A JPH0549128B2 JP H0549128 B2 JPH0549128 B2 JP H0549128B2 JP 25152488 A JP25152488 A JP 25152488A JP 25152488 A JP25152488 A JP 25152488A JP H0549128 B2 JPH0549128 B2 JP H0549128B2
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- tuning
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Description
〔発明の産業上の利用分野〕
本発明は、可変容量ダイオードを用いたFM受
信機の電子同調回路に関し、トラツキング調整の
為の部品を削減して、トラツキング調整の簡便な
電子同調回路に係るものである。 〔従来技術〕 従来、FM受信機では、トラツキング調整が第
5図に図示されるように受信帯域の二点(低周波
側FA、高周波側FB)で、トラツキング・エラー
が最少となるように調整がなされている。通常、
局部発振回路が調整された後、受信帯域の低周波
側FAを同調回路の同調コイルでトラツキング・
エラーが零となるように調整し、その後、高周波
側FBを同調回路のトリマーコンデンサの同調容
量を調整してトラツキング・エラーが零となるよ
うに調整を行つている。即ち、トラツキング調整
の為の部品として可変型の同調コイルや高価なト
リマーコンデンサが用いられている。 又、可変容量ダイオードを用いた電子同調回路
にあつては、可変容量ダイオードの同調容量の変
化と同調電圧VTの関係が対数特性を有する為に、
理論的にトラツキング・エラーが発生し、トラツ
キング・エラーの回避が不可能であり、従つて、
簡便な調整工程でトラツキング・エラーを最少に
できるFM受信機の電子同調回路が望まれてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 可変容量ダイオードを用いたFM受信機の電子
同調回路にあつては、トラツキン調整部品とし、
同調回路には、可変型の同調コイルと同調コンデ
ンサとしてトリマーコンデンサが用いられてい
る。通常、同調コイルは、コイルの幅を調整する
ことでインダクタンス値の調整の可能な安価なス
プリング状コイルで構成することが可能である。
しかし、トリマーコンデンサは、比較的高価な部
品であつて電子同調回路の製造原価を高価なもの
とする欠点がある。又、トラツキング調整部品で
ある同調コイル及びトリマーコンデンサが多く組
み込まれることにより、トラツキング調整工程に
よつてトラツキング・エラーの値が管理限界を越
える割合が増す結果となる。従つて、製造原価低
減には、調整部品を可能な限り削減してトラツキ
ング調整工数を低減する必要がある。 本発明は、上述の如き課題を解決する為になさ
れたものであつて、その主な目的は、FM受信帯
域の略中央の一点でトラツキング調整の可能な同
調回路を具えるFM受信機の電子同調回路を提供
するにある。 又、本発明の他の目的は、FM受信機の電子同
調回路の部品点数を削減して安価なFM受信機の
電子同調回路を提供するにある。 更に、本発明の他の目的は、調整工程の簡便な
FM発信機の電子同調回路のトラツキング調整方
法を提示すると共に、トラツキング調整工程を簡
便なものとして製造原価を低減できるFM受信機
の電子同調回路を提供するにある。 〔課題を解決する為の手段〕 本発明のFM受信機の電子同調回路は、PLLシ
ンセサイザー方式によつて同調電圧VTが設定さ
れて電子同調回路に供給され、所望の放送波が選
択される。電子同調回路が、同調回路と局部発振
回路で構成されており、それらの同調回路及び局
部発振回路には、カソードを共通とする二個の可
変容量ダイオードが用いられ、これらの可変容量
ダイオードにPLL回路を介して同調電圧VTが供
給されている。トラツキング調整は、PLL回路
から局部発振回路の可変容量ダイオードに最大の
同調電圧VTMAXが印加された状態で、発振コイル
のインダクタンス値を調整して、局部発振回路の
発振周波数が最大の受信周波数FMAXに中間周波
数FINが加算された周波数f2となるように調整し、
その後、FM受信帯域の略中央でアンテナ同調回
路或いは高周波同調回路の同調コイルのインダク
タンス値を調整してトラツキング・エラーが零と
なるように調整する。このようなトラツキング調
整方法によつて、局部発振回路発振周波数を調整
する為のトリマーコンデンサ及びアンテナ同調回
路、高周波同調回路には、トラツキング調整の為
のトリマーコンデンサを必要としない。 〔実施例〕 第1図は、本発明に係るFM受信機の電子同調
回路の一実施例を示すブロツク図であり、カソー
ドを共通とした二個の可変容量ダイオードを用い
た電子同調回路を具え、PLLシンセサイザー方
式によつて同調電圧がプリセツトされるFM受信
機である。 1はアンテナ、2はアンテナ同調回路、3は高
周波増幅回路、6は混合回路、7は局部発振回
路、8はPLL回路、9はバツフア回路、10は
所定の受信周波数を選択する為のプログラム信号
が印加される端子である、アンテナ同調回路2
は、並列接続されているスプリング状の可変型の
同調コイルLAと固定型の同調コンデンサCSAと、
カソードを共通接続した二つの可変容量ダイオー
ドVDAの夫々のアノードを同調コイルLAの他端に
接続して構成される。又、局部発振回路7は、可
変型の発振コイルLO、固定型の発振コンデンサ
CSOと、二つの可変容量ダイオードVDOのアンテナ
同調回路2と同様な接続から構成されている。こ
れらの回路には、同調及び発振用のコンデンサと
して、従来のようなトリマーコンデンサは、用い
られていない。尚、同調コイルLAは、スプリン
グ状の可変型コイルである必要はなく、磁気コア
を用いたコイルであつてもよいことは明らかであ
り、発振コイルLOにおいても同様である。 アンテナ1から入力やれた放送波は、アンテナ
同調回路2で所定の周波数f1が選択されて高周波
増幅回路3で増幅され、混合回路6に供給され
る。一方、局部発振回路7の出力である局部発振
周波数f2が、混合回路6に供給される。局部発振
周波数f2は、バツフア回路9を介してPLL回路8
に供給されており、PLL回路8から同調電圧VT
が、局部発振回路7の可変容量ダイオードVDOの
接続点、及びアンテナ同調回路2の可変容量ダイ
オードVDAの接続点に夫々供給されて同調が取ら
れている。端子10からは、所望の受信周波数に
応じたプログラム信号が供給される。 本発明に係るFM受信機の電子同調回路に於け
るトラツキング調整方法は、局部発振回路7は、
PLLシンセサイザー方式によつて設定された最
大の同調電圧VTMAXが印加された状態で、即ち、
可変容量ダイオードVDOの容量が、最少となる点
で、発振コイルLOを予め調整した後に、トラツ
キング調整がなされる。局部発振回路7の局部発
振周波数f2は、可変容量ダイオードVDOに最大の
同調電圧VTMAXが印加された状態で、最大の受信
周波数FMAXに中間周波数FINが加算された発振周
波数となるように、発振コイルLOのインダクタ
ンス値を調整する。この調整工程を行つた後に、
トラツキング調整工程に入る。トラツキング調整
工程は、FM受信帯域の略中央の周波数で、アン
テナ同調回路2の同調コイルLAのインダクタン
ス値を調整してトラツキング・エラーが略零とな
るように調整するものである。 第2図は、本発明に係るFM受信機の電子同調
回路の他の実施例である。 第2図の実施例は、第1図実施例に加え、高周
波増幅回路の後段に、高周波同調回路4と高周波
増幅回路5が接続されたものであり、他は第1図
の実施例と同様な回路で構成されている。高周波
同調回路4は、可変型の同調コイルLR、同調コ
ンデンサCSR、及び二つの可変容量ダイオードVDR
がアンテナ同調回路2と同様な構成で接続されて
いる。又、第2図の局部発振回路7もアンテナ同
調回路2と同様な可変型の発振コイルLO、固定
型の発振コンデンサCSO、二つの可変容量ダイオ
ードVDOが接続されている。これらの回路には、
第1図の実施例と同様に同調用コンデンサや発振
用コンデンサとしてトリマーコンデンサは、用い
られていない。 局部発振回路7の発振出力は、混合回路6に供
給されると共に、バツフアー回路9を介して
PLL回路8に供給されており、PLL回路8から
同調電圧VTが、局部発振回路7の可変容量ダイ
オードVDOの接続点、アンテナ同調回路2と高周
波同調回路4の可変容量ダイオードVDA,VDRの
夫々の接続点に供給されるようになされている。
端子10からは、所望の受信周波数に応じたプロ
グラム信号が供給されている。 第2図の実施例のトラツキング調整は、第1図
の実施例と同様になされ、予め局部発振回路7を
調整した後に、トラツキング調整工程に入り、受
信帯域の略中央の周波数で、アンテナ同調回路2
と共に高周波同調回路4の同調コイルLA,LRの
インダクタンス値を調整してトラツキング・エラ
ーが零となるように調整する。 尚、第1図及び第2の実施例を通じ、アンテナ
同調回路2、高周波同調回路4、及び局部発振回
路7に用いられる可変容量ダイオードVDA,VDR,
VDOは、同一の特性のものが用いられる。又、コ
ンデンサC1乃至C3は、バイパスコンデンサであ
る。 〔作用〕 本発明のFM受信機の電子同調回路の動作と、
そのトラツキング調整工程について、第3図及び
第4図のトラツキング曲線を示す図に基づき説明
する。 第3図及び第4図が、本発明のFM受信機の電
子同調回路によるトラツキング・エラーの発生を
示すものである。第3図は、日本のFM受信帯域
である76MHz〜98MHz帯域のトラツキング曲線を
示し、第4図は、米国のFM受信帯域である88M
Hz〜108MHz帯域のトラツキング曲線を示してお
り、実用感度が充分な範囲で夫々トラツキツグ・
エラーが最適及び最悪の場合の実施例を示してい
る。 第3図に示されたトラツキング曲線1,2,3
の例について説明する。第3図の1のトラツキン
グ曲線は、最適な実施例の場合の回路定数であつ
て、第3図の2,3は、トラツキング曲線が最悪
となる場合の例である。第3図のトラツキング曲
線1,2,3の実施例の回路定数を表1に示す。
信機の電子同調回路に関し、トラツキング調整の
為の部品を削減して、トラツキング調整の簡便な
電子同調回路に係るものである。 〔従来技術〕 従来、FM受信機では、トラツキング調整が第
5図に図示されるように受信帯域の二点(低周波
側FA、高周波側FB)で、トラツキング・エラー
が最少となるように調整がなされている。通常、
局部発振回路が調整された後、受信帯域の低周波
側FAを同調回路の同調コイルでトラツキング・
エラーが零となるように調整し、その後、高周波
側FBを同調回路のトリマーコンデンサの同調容
量を調整してトラツキング・エラーが零となるよ
うに調整を行つている。即ち、トラツキング調整
の為の部品として可変型の同調コイルや高価なト
リマーコンデンサが用いられている。 又、可変容量ダイオードを用いた電子同調回路
にあつては、可変容量ダイオードの同調容量の変
化と同調電圧VTの関係が対数特性を有する為に、
理論的にトラツキング・エラーが発生し、トラツ
キング・エラーの回避が不可能であり、従つて、
簡便な調整工程でトラツキング・エラーを最少に
できるFM受信機の電子同調回路が望まれてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 可変容量ダイオードを用いたFM受信機の電子
同調回路にあつては、トラツキン調整部品とし、
同調回路には、可変型の同調コイルと同調コンデ
ンサとしてトリマーコンデンサが用いられてい
る。通常、同調コイルは、コイルの幅を調整する
ことでインダクタンス値の調整の可能な安価なス
プリング状コイルで構成することが可能である。
しかし、トリマーコンデンサは、比較的高価な部
品であつて電子同調回路の製造原価を高価なもの
とする欠点がある。又、トラツキング調整部品で
ある同調コイル及びトリマーコンデンサが多く組
み込まれることにより、トラツキング調整工程に
よつてトラツキング・エラーの値が管理限界を越
える割合が増す結果となる。従つて、製造原価低
減には、調整部品を可能な限り削減してトラツキ
ング調整工数を低減する必要がある。 本発明は、上述の如き課題を解決する為になさ
れたものであつて、その主な目的は、FM受信帯
域の略中央の一点でトラツキング調整の可能な同
調回路を具えるFM受信機の電子同調回路を提供
するにある。 又、本発明の他の目的は、FM受信機の電子同
調回路の部品点数を削減して安価なFM受信機の
電子同調回路を提供するにある。 更に、本発明の他の目的は、調整工程の簡便な
FM発信機の電子同調回路のトラツキング調整方
法を提示すると共に、トラツキング調整工程を簡
便なものとして製造原価を低減できるFM受信機
の電子同調回路を提供するにある。 〔課題を解決する為の手段〕 本発明のFM受信機の電子同調回路は、PLLシ
ンセサイザー方式によつて同調電圧VTが設定さ
れて電子同調回路に供給され、所望の放送波が選
択される。電子同調回路が、同調回路と局部発振
回路で構成されており、それらの同調回路及び局
部発振回路には、カソードを共通とする二個の可
変容量ダイオードが用いられ、これらの可変容量
ダイオードにPLL回路を介して同調電圧VTが供
給されている。トラツキング調整は、PLL回路
から局部発振回路の可変容量ダイオードに最大の
同調電圧VTMAXが印加された状態で、発振コイル
のインダクタンス値を調整して、局部発振回路の
発振周波数が最大の受信周波数FMAXに中間周波
数FINが加算された周波数f2となるように調整し、
その後、FM受信帯域の略中央でアンテナ同調回
路或いは高周波同調回路の同調コイルのインダク
タンス値を調整してトラツキング・エラーが零と
なるように調整する。このようなトラツキング調
整方法によつて、局部発振回路発振周波数を調整
する為のトリマーコンデンサ及びアンテナ同調回
路、高周波同調回路には、トラツキング調整の為
のトリマーコンデンサを必要としない。 〔実施例〕 第1図は、本発明に係るFM受信機の電子同調
回路の一実施例を示すブロツク図であり、カソー
ドを共通とした二個の可変容量ダイオードを用い
た電子同調回路を具え、PLLシンセサイザー方
式によつて同調電圧がプリセツトされるFM受信
機である。 1はアンテナ、2はアンテナ同調回路、3は高
周波増幅回路、6は混合回路、7は局部発振回
路、8はPLL回路、9はバツフア回路、10は
所定の受信周波数を選択する為のプログラム信号
が印加される端子である、アンテナ同調回路2
は、並列接続されているスプリング状の可変型の
同調コイルLAと固定型の同調コンデンサCSAと、
カソードを共通接続した二つの可変容量ダイオー
ドVDAの夫々のアノードを同調コイルLAの他端に
接続して構成される。又、局部発振回路7は、可
変型の発振コイルLO、固定型の発振コンデンサ
CSOと、二つの可変容量ダイオードVDOのアンテナ
同調回路2と同様な接続から構成されている。こ
れらの回路には、同調及び発振用のコンデンサと
して、従来のようなトリマーコンデンサは、用い
られていない。尚、同調コイルLAは、スプリン
グ状の可変型コイルである必要はなく、磁気コア
を用いたコイルであつてもよいことは明らかであ
り、発振コイルLOにおいても同様である。 アンテナ1から入力やれた放送波は、アンテナ
同調回路2で所定の周波数f1が選択されて高周波
増幅回路3で増幅され、混合回路6に供給され
る。一方、局部発振回路7の出力である局部発振
周波数f2が、混合回路6に供給される。局部発振
周波数f2は、バツフア回路9を介してPLL回路8
に供給されており、PLL回路8から同調電圧VT
が、局部発振回路7の可変容量ダイオードVDOの
接続点、及びアンテナ同調回路2の可変容量ダイ
オードVDAの接続点に夫々供給されて同調が取ら
れている。端子10からは、所望の受信周波数に
応じたプログラム信号が供給される。 本発明に係るFM受信機の電子同調回路に於け
るトラツキング調整方法は、局部発振回路7は、
PLLシンセサイザー方式によつて設定された最
大の同調電圧VTMAXが印加された状態で、即ち、
可変容量ダイオードVDOの容量が、最少となる点
で、発振コイルLOを予め調整した後に、トラツ
キング調整がなされる。局部発振回路7の局部発
振周波数f2は、可変容量ダイオードVDOに最大の
同調電圧VTMAXが印加された状態で、最大の受信
周波数FMAXに中間周波数FINが加算された発振周
波数となるように、発振コイルLOのインダクタ
ンス値を調整する。この調整工程を行つた後に、
トラツキング調整工程に入る。トラツキング調整
工程は、FM受信帯域の略中央の周波数で、アン
テナ同調回路2の同調コイルLAのインダクタン
ス値を調整してトラツキング・エラーが略零とな
るように調整するものである。 第2図は、本発明に係るFM受信機の電子同調
回路の他の実施例である。 第2図の実施例は、第1図実施例に加え、高周
波増幅回路の後段に、高周波同調回路4と高周波
増幅回路5が接続されたものであり、他は第1図
の実施例と同様な回路で構成されている。高周波
同調回路4は、可変型の同調コイルLR、同調コ
ンデンサCSR、及び二つの可変容量ダイオードVDR
がアンテナ同調回路2と同様な構成で接続されて
いる。又、第2図の局部発振回路7もアンテナ同
調回路2と同様な可変型の発振コイルLO、固定
型の発振コンデンサCSO、二つの可変容量ダイオ
ードVDOが接続されている。これらの回路には、
第1図の実施例と同様に同調用コンデンサや発振
用コンデンサとしてトリマーコンデンサは、用い
られていない。 局部発振回路7の発振出力は、混合回路6に供
給されると共に、バツフアー回路9を介して
PLL回路8に供給されており、PLL回路8から
同調電圧VTが、局部発振回路7の可変容量ダイ
オードVDOの接続点、アンテナ同調回路2と高周
波同調回路4の可変容量ダイオードVDA,VDRの
夫々の接続点に供給されるようになされている。
端子10からは、所望の受信周波数に応じたプロ
グラム信号が供給されている。 第2図の実施例のトラツキング調整は、第1図
の実施例と同様になされ、予め局部発振回路7を
調整した後に、トラツキング調整工程に入り、受
信帯域の略中央の周波数で、アンテナ同調回路2
と共に高周波同調回路4の同調コイルLA,LRの
インダクタンス値を調整してトラツキング・エラ
ーが零となるように調整する。 尚、第1図及び第2の実施例を通じ、アンテナ
同調回路2、高周波同調回路4、及び局部発振回
路7に用いられる可変容量ダイオードVDA,VDR,
VDOは、同一の特性のものが用いられる。又、コ
ンデンサC1乃至C3は、バイパスコンデンサであ
る。 〔作用〕 本発明のFM受信機の電子同調回路の動作と、
そのトラツキング調整工程について、第3図及び
第4図のトラツキング曲線を示す図に基づき説明
する。 第3図及び第4図が、本発明のFM受信機の電
子同調回路によるトラツキング・エラーの発生を
示すものである。第3図は、日本のFM受信帯域
である76MHz〜98MHz帯域のトラツキング曲線を
示し、第4図は、米国のFM受信帯域である88M
Hz〜108MHz帯域のトラツキング曲線を示してお
り、実用感度が充分な範囲で夫々トラツキツグ・
エラーが最適及び最悪の場合の実施例を示してい
る。 第3図に示されたトラツキング曲線1,2,3
の例について説明する。第3図の1のトラツキン
グ曲線は、最適な実施例の場合の回路定数であつ
て、第3図の2,3は、トラツキング曲線が最悪
となる場合の例である。第3図のトラツキング曲
線1,2,3の実施例の回路定数を表1に示す。
【表】
第3図のトラツキング曲線1は、可変容量ダイ
オードVDAの容量の可変範囲、同調コンデンサ
CSA、同調コイルエLA、発振コンデンサCSO及び発
振コイルLOの回路定数を夫々表1の(1)の列に記
載したように設定する。尚、発振コイルLOは、
発振周波数の調整工程で設定され、同調コイル
LAは、トラツキング調整工程でこの値に調整さ
れる。 第3図のトラツキング曲線2,3は、トラツキ
ング・エラーが最悪の場合の例であつて、その時
の回路定数は、表1のとおりである。表1の(2)に
その可変容量ダイオードの容量が示されている
が、最大同調電圧VTMAXで23.7pF、最少同調電圧
VTMINで11.0pFと最適実施例の値と比較して、各
ポイントで同調容量が下回づており、第3図のト
ラツキング曲線2は、可変容量ダイオードの容量
の可変範囲が下方に最大に変動した場合である。
又、第3図のトラツキング曲線3が可変容量ダイ
オードの容量の可変範囲が上方に最大に変動した
場合である。実施例に用いられた可変容量ダイオ
ードVDAには、PLL回路8から最大同調電圧
VTMAXとして8Vが供給され、最少同調電圧VTMIN
として1Vが印加され、そのときの最少容量CMIN
と最大容量をCMAXを示している。 可変容量ダイオードの特性は、常に一定の同調
容量を得ることは、厳格な特性の選別を行わない
限り困難であつて、たとえ可変容量ダイオードの
同調容量のバラツキが発生したとしても、第3図
に示す最大のトラツキング・エラーの範囲内に通
常の電子同調回路のトラツキング・エラーが入る
ことを示している。尚、トラツキング調整は、ア
ンテナ同調回路2の同調コイルLAのインダクタ
ンス値をFM受信帯域76MHz〜90MHzの略中央で
ある83MHzでトラツキングエラーが零となるよう
に行う。 トラツキング調整は、アンテナ同調回路或いは
高周波同調回路の可変型の同調コイルLA,LRを
調整して行うものであるが、発振コンデンサCSO
は、設計値より−5%低い値となつており、同調
コンデンサCSAは最適実施例の回路定数より5%
高い値となつている。発振コンデンサCSO、同調
コンデンサCSAは、最適実施例の回路定数の±5
%に値に設定する。 一方、斯かる受信帯域に必要な可変容量ダイオ
ードVDA,VDOの最低の容量変化比は、次式から
求めることができる。 fnax 2/fnio 2=Cnax/Cnio …(1) (但し、fnax、fnioは、最大及び最上受信周波数
であり、Cnax,Cnioは、アンテナ同調回路或いは
高周波同調回路の可変容量ダイオードの同調容量
を示している。) 日本のFM受信帯域である76MHz〜90MHzの場
合の変化比は、(1)式に基づいて求めると、以下の
ように求まる。 fnax 2/fnio 2≒1.402 …(2) 従つて、可変容量ダイオードの容量範囲は、こ
の数値以上である必要があり、表1の(1)の可変容
量ダイオードVDAの容量変化比は、(1)式に基づい
て、CMAX/CMIN≒2.077と求まる。又、表1の(2)
の場合について同様に求めると、容量変化比が
2.227であつて、表1の(3)の場合は、容量変化比
が2.020と求められる。従つて、充分な容量可変
比を得ることが可能である。 第3図から明らかなようにトラツキング周波数
は、90MHzで最大のトラツキング・エラーが発生
しているが、その範囲が略260KHz〜−600KHzで
あるので充分な実用感度を得ることができる、
尚、第2図の実施例のように同調回路を二段にす
ることによつて実用感度はより向上することは明
らかである。 次に、第4図に基づき米国のFM受信帯域で説
明する。第4図のトラツキング曲線1,2,3
は、トラツキング曲線1が最適実施例を示し、ト
ラツキング曲線2,3がトラツキング・エラーが
最悪となる場合の実施例である。これらの実施例
の回路定数が表2に示されている。
オードVDAの容量の可変範囲、同調コンデンサ
CSA、同調コイルエLA、発振コンデンサCSO及び発
振コイルLOの回路定数を夫々表1の(1)の列に記
載したように設定する。尚、発振コイルLOは、
発振周波数の調整工程で設定され、同調コイル
LAは、トラツキング調整工程でこの値に調整さ
れる。 第3図のトラツキング曲線2,3は、トラツキ
ング・エラーが最悪の場合の例であつて、その時
の回路定数は、表1のとおりである。表1の(2)に
その可変容量ダイオードの容量が示されている
が、最大同調電圧VTMAXで23.7pF、最少同調電圧
VTMINで11.0pFと最適実施例の値と比較して、各
ポイントで同調容量が下回づており、第3図のト
ラツキング曲線2は、可変容量ダイオードの容量
の可変範囲が下方に最大に変動した場合である。
又、第3図のトラツキング曲線3が可変容量ダイ
オードの容量の可変範囲が上方に最大に変動した
場合である。実施例に用いられた可変容量ダイオ
ードVDAには、PLL回路8から最大同調電圧
VTMAXとして8Vが供給され、最少同調電圧VTMIN
として1Vが印加され、そのときの最少容量CMIN
と最大容量をCMAXを示している。 可変容量ダイオードの特性は、常に一定の同調
容量を得ることは、厳格な特性の選別を行わない
限り困難であつて、たとえ可変容量ダイオードの
同調容量のバラツキが発生したとしても、第3図
に示す最大のトラツキング・エラーの範囲内に通
常の電子同調回路のトラツキング・エラーが入る
ことを示している。尚、トラツキング調整は、ア
ンテナ同調回路2の同調コイルLAのインダクタ
ンス値をFM受信帯域76MHz〜90MHzの略中央で
ある83MHzでトラツキングエラーが零となるよう
に行う。 トラツキング調整は、アンテナ同調回路或いは
高周波同調回路の可変型の同調コイルLA,LRを
調整して行うものであるが、発振コンデンサCSO
は、設計値より−5%低い値となつており、同調
コンデンサCSAは最適実施例の回路定数より5%
高い値となつている。発振コンデンサCSO、同調
コンデンサCSAは、最適実施例の回路定数の±5
%に値に設定する。 一方、斯かる受信帯域に必要な可変容量ダイオ
ードVDA,VDOの最低の容量変化比は、次式から
求めることができる。 fnax 2/fnio 2=Cnax/Cnio …(1) (但し、fnax、fnioは、最大及び最上受信周波数
であり、Cnax,Cnioは、アンテナ同調回路或いは
高周波同調回路の可変容量ダイオードの同調容量
を示している。) 日本のFM受信帯域である76MHz〜90MHzの場
合の変化比は、(1)式に基づいて求めると、以下の
ように求まる。 fnax 2/fnio 2≒1.402 …(2) 従つて、可変容量ダイオードの容量範囲は、こ
の数値以上である必要があり、表1の(1)の可変容
量ダイオードVDAの容量変化比は、(1)式に基づい
て、CMAX/CMIN≒2.077と求まる。又、表1の(2)
の場合について同様に求めると、容量変化比が
2.227であつて、表1の(3)の場合は、容量変化比
が2.020と求められる。従つて、充分な容量可変
比を得ることが可能である。 第3図から明らかなようにトラツキング周波数
は、90MHzで最大のトラツキング・エラーが発生
しているが、その範囲が略260KHz〜−600KHzで
あるので充分な実用感度を得ることができる、
尚、第2図の実施例のように同調回路を二段にす
ることによつて実用感度はより向上することは明
らかである。 次に、第4図に基づき米国のFM受信帯域で説
明する。第4図のトラツキング曲線1,2,3
は、トラツキング曲線1が最適実施例を示し、ト
ラツキング曲線2,3がトラツキング・エラーが
最悪となる場合の実施例である。これらの実施例
の回路定数が表2に示されている。
本発明のFM受信機の電子同調回路は、可変容
量ダイオードの容量の可変範囲が表1及び表2に
示した範囲で変動したとしても、同調コンデンサ
や発振コンデンサにトリマーコンデンサを用いる
ことなしにアンテナ同調回路に具えられた同調コ
イルのインダクタンス値を調整することで、充分
に実用上支障のない実用感度を得ることができる
極めて実用的なものである。 又、受信帯域の略中央の周波数でトラツキン
グ・エラーが零となるように調整するのみで、最
適なトラツキング調整が得られるので、調整工程
が極めて簡便なFM受信機の電子同調回路が提供
できる利点がある。 更に、電子同調回路のトラツキング調整の為の
部品であつたトリマーコンデンサを削減すること
ができるので電子同調回路の部品原価及び製造原
価が廉価なものとなり、FM受信機を安価に供給
できる利点がある。
量ダイオードの容量の可変範囲が表1及び表2に
示した範囲で変動したとしても、同調コンデンサ
や発振コンデンサにトリマーコンデンサを用いる
ことなしにアンテナ同調回路に具えられた同調コ
イルのインダクタンス値を調整することで、充分
に実用上支障のない実用感度を得ることができる
極めて実用的なものである。 又、受信帯域の略中央の周波数でトラツキン
グ・エラーが零となるように調整するのみで、最
適なトラツキング調整が得られるので、調整工程
が極めて簡便なFM受信機の電子同調回路が提供
できる利点がある。 更に、電子同調回路のトラツキング調整の為の
部品であつたトリマーコンデンサを削減すること
ができるので電子同調回路の部品原価及び製造原
価が廉価なものとなり、FM受信機を安価に供給
できる利点がある。
第1図は、本発明に係るFM受信機の電子同調
回路の一実施例を示すブロツク図、第2図は、他
の実施例を示すブロツク図、第3図は、本発明に
係るFM受信機の電子同調回路の日本の受信帯域
に於けるトラツキングエラーを示す図、第4図
は、本発明に係るFM受信機の電子同調回路の米
国の受信帯域に於けるトラツキングエラーを示す
図、第5図は、従来のFM受信機の電子同調回路
トラツキング調整の説明図である。 1:アンテナ、2:アンテナ同調回路、3,
4:高周波増幅回路、5:高周波同調回路、6:
混合回路、7:局部発振回路、8:PLL回路、
9:バツフアー回路、10:端子。
回路の一実施例を示すブロツク図、第2図は、他
の実施例を示すブロツク図、第3図は、本発明に
係るFM受信機の電子同調回路の日本の受信帯域
に於けるトラツキングエラーを示す図、第4図
は、本発明に係るFM受信機の電子同調回路の米
国の受信帯域に於けるトラツキングエラーを示す
図、第5図は、従来のFM受信機の電子同調回路
トラツキング調整の説明図である。 1:アンテナ、2:アンテナ同調回路、3,
4:高周波増幅回路、5:高周波同調回路、6:
混合回路、7:局部発振回路、8:PLL回路、
9:バツフアー回路、10:端子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 PLLシンセサイザー方式によつて同調電圧
が供給されて所望の放送波に同調をとる可変容量
ダイオードを用いたFM受信機の電子同調回路に
於いて、該電子同調回路が、略最大の同調電圧が
印加された状態で最大の発振周波数となるように
調整された局部発振回路を含み、同調回路が可変
型の同調コイルに固定型の同調用コンデンサが並
列に接続され、カソードが共通接続された第1と
第2の可変容量ダイオードの夫々のアノードが該
同調コイルの夫々の他端に接続されて構成され、
FM受信帯域の略中央で該同調回路の該可変同調
コイルのインダクタンス値を調整してトラツキン
グ・エラーを略零とするトラツキング調整点を一
つ具えたことを特徴とするFM受信機の電子同調
回路。 2 PLLシンセサイザー方式によつて同調電圧
が供給されて所望の放送波に同調をとる可変容量
ダイオードを用いたFM受信機の電子同調回路の
調整方法に於いて、該局部発振回路の発振周波数
を略最大の同調電圧が印加された状態で、受信周
波数に中間周波数が加算された最大の発振周波数
となるように調整する調整工程と、該調整工程の
後、FM受信帯域の略中央で該同調回路の同調コ
イルのインダクタンス値を調整してトラツキン
グ・エラーを略零とするトラツキング調整工程と
からなることを特徴とするFM受信機の電子同調
回路のトラツキング調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25152488A JPH0298209A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | Fm受信機の電子同調回路及びそのトラッキング調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25152488A JPH0298209A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | Fm受信機の電子同調回路及びそのトラッキング調整方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0298209A JPH0298209A (ja) | 1990-04-10 |
| JPH0549128B2 true JPH0549128B2 (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=17224092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25152488A Granted JPH0298209A (ja) | 1988-10-05 | 1988-10-05 | Fm受信機の電子同調回路及びそのトラッキング調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0298209A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3725402B2 (ja) * | 2000-03-23 | 2005-12-14 | アルプス電気株式会社 | テレビジョンチューナ |
-
1988
- 1988-10-05 JP JP25152488A patent/JPH0298209A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0298209A (ja) | 1990-04-10 |
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