JPH0549210U - 穿孔機械の被加工物保持装置 - Google Patents

穿孔機械の被加工物保持装置

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JPH0549210U
JPH0549210U JP10120191U JP10120191U JPH0549210U JP H0549210 U JPH0549210 U JP H0549210U JP 10120191 U JP10120191 U JP 10120191U JP 10120191 U JP10120191 U JP 10120191U JP H0549210 U JPH0549210 U JP H0549210U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層薄板の穿孔箇所の全周囲を均一に押圧す
ることができ、かつ従来に比べ積層薄板の厚さに関係な
く一様な押圧力で押圧でき、穿孔機械のドリル交換も容
易である。 【構成】 支持体8は穿孔機械の昇降ヘッド7に固定さ
れ、押圧部材10は押え金具9によって支持体8に上下
方向に摺動可能に取付けられている。押圧部材10は一
端部10aにリング体13を有し、このリング体13に
は円筒状の弾性体14が取付けられている。押圧部材1
0の他端部10bにも弾性体15が取付けられている。
シリンダ型バネ11は、支持体8に取付けられ、昇降ヘ
ッド7の下降による支持体8の下降に伴い押圧部材10
の他端部10a、10bの上面に当接し、弾性体14、
15を介して積層薄板3を押圧する。弾性体14は穿孔
機械のドリル4が穿孔する箇所の全周囲を一様に押圧し
ているので、積層薄板3の浮き上がりを防止することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は穿孔機械の被加工物保持装置に係り、特に複数枚積層した薄板を穿孔 機械で穿孔する時に孔ずれが生じないように薄板を押圧保持する穿孔機械の被加 工物保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、航空機の機体構造部品に使用される薄板素材を穿孔するには、図4に 示したように木製テーブル1にベニヤ板製の捨て板2を載置し,この捨て板2上 に薄板3を5〜6枚積層し、穿孔機械のドリル4によって穿孔している。 ところが、穿孔時に生ずる切粉5が積層薄板3の間に侵入し、穿孔部の薄板3 に浮き上がり現象が発生したり、切粉によって加工面が損傷を受けるといった問 題があった。
【0003】 また、積層薄板3に連続して穿孔加工を施す場合には、図5に示したように予 めクランプ孔をあけクランプボルト6で積層薄板3をテーブル1に固定した後に 上記クランプの間を順次穿孔している。ところが、上述のようにクランプボルト 6の周囲の薄板3は切粉によって浮き上がっているため、積層薄板3の表面は平 ではない。このため、傾斜のきつい箇所を穿孔する時にはドリル4がすべり、孔 ずれが生ずることがある。 そこで、このような積層薄板3の間への切粉5の侵入を防止する装置がこれま で種々提案されている。例えば、実開昭59−136687号公報には被加工物 を押圧するバネを穿孔ヘッドに取付けた被加工物保持装置が開示され、また米国 特許第2866367号にはボール盤の支柱にフレームを摺動可能に取付け、こ のフレームに被加工物を押圧する固定足を取付けた被加工物保持装置が開示され ている。
【0004】 ところが、実開昭59−136687号公報に開示された被加工物保持装置は 押圧力が被加工物の厚さによって変化するという問題に加えて、厚い被加工物で はバネによって傷が付き易いといった問題がある。また、米国特許第28663 67号に開示された被加工物保持装置は一つ穿孔する度に設定をやり直す必要が あり、更に押圧力を人力で付与しなければならず、自動機械に適さず作業性が非 常に悪いといった問題があった。
【0005】 そこで、本出願人は上述の種々の問題のいくつかを解決した被加工物保持装置 を実開昭62−11509号公報に提案した。この被加工物保持装置は穿孔機械 のスピンドルに取付けられる円筒形状のベースとこのベースに取付けられたバネ 付勢された複数本の押圧パッドとから構成される。これらの複数本の押圧パッド は穿孔機械のドリルを取り囲むように配置され、穿孔機械のスピンドルの下降に 伴い積層薄板に当接し、上記下降の続行により積層薄板を押圧する。 この被加工物保持装置は穿孔機械に取付けられ、穿孔機械の下降に伴い自動的 に積層薄板を押圧するため、自動機にも適用でき作業性に優れている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、実開昭62−11509号公報に開示された被加工物保持装置は複 数本の押圧パッドでドリルの周囲の積層薄板を局所的に押圧する構成であるため 、積層薄板を均一に押圧できず、切粉の積層薄板間への侵入を充分には阻止する ことができず、どうしても積層薄板の浮き上り現象が発生してしまうという問題 がある。
【0007】 更に、円筒形状のベースが穿孔機械のドリルを取り囲んでいるため、ドリルの 交換作業が行いにくく、更に押圧力が積層薄板の厚さによって幾分変化し、積層 薄板の厚さが大きい場合には押圧力が強すぎ、薄板に傷を付ける恐れがある。
【0008】 そこで、本考案の目的は、積層薄板の穿孔箇所の全周囲を均一に押圧すること ができ、かつ従来に比べ積層薄板の厚さに関係なく一様な押圧力で押圧でき、穿 孔機械のドリル交換も容易である穿孔機械の被加工物保持装置を提供することに ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案による穿孔機械の被加工物保持装置は、ベー ス上に複数枚積層された薄板状の被加工物を穿孔する穿孔機械の被加工物保持装 置において、上記穿孔機械の昇降ヘッドの下面に固定される支持体と、一端部に 上記穿孔機械のドリルと同心状のリング体を有し、上記支持体に上下摺動可能に 支持された押圧部材と、上記リング体の下部に取付けられ、上記被加工物に当接 しそれを押圧する円筒状の第1の弾性体と、上記押圧部材の他端部の下面に取付 けられ、上記被加工物に当接しそれを押圧する第2の弾性体と、上記支持体に取 付けられ、上記穿孔機械の昇降ヘッドの降下に伴って下端が上記押圧部材の他端 部の上面に当接してこれを介して上記第1及び第2の弾性体に押圧力を付与する シリンダ型バネとを具備することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
被加工物保持装置は、支持体によって穿孔機械の昇降ヘッドに取付けられ、こ の穿孔機械の昇降ヘッドの下降に伴い、第1及び第2の弾性体が積層薄板状被加 工物に当接すると共に、シリンダ型バネが押圧部材の他端部の上面に当接しこれ を介して第1及び第2の弾性体に押圧力を付与する。 これによって、第1弾性体は押圧部材の一端部において薄板状被加工物の穿孔 すべき箇所の周囲を押圧し、第2弾性体は押圧部材の他端部において薄板状被加 工物を押圧する。
【0011】 この状態で、穿孔機械のドリルは、第1弾性体によって周囲を押圧された薄板 状被加工物を穿孔する。第1弾性体は穿孔すべき箇所の全周囲を一様に押圧して いるので、押圧力は穿孔周囲で均一となり、積層薄板状被加工物の浮き上り現象 を防止できる。 また、第1弾性体は押圧部材の一端部に位置しているため、ドリルの交換作業 も容易に行うことができ、シリンダ型バネの使用により、積層薄板状被加工物の 厚さに無関係に押圧力を従来に比べて一定にすることができる。
【0012】
【実施例】
以下に、本考案による穿孔機械の被加工物保持装置の一実施例を図4及び図5 と同部分には同一符号を付して示した図1乃至図3を参照して説明する。 図1において、穿孔機械の被加工物保持装置は大別すると、NCルーターター レットヘッド等の穿孔機械の昇降ヘッド7の下面に固着される支持体8と、押え 金具9によって支持体8に上下方向摺動可能に取付けられた押圧部材10と、支 持体8に固定されたシリンダ型バネ11とから構成される。この支持体8は昇降 ヘッド7の下面に取付けられる取付け部8aと、押圧部材10の摺動を案内する ために上下方向に伸びた案内部8bとから構成される。この案内部8bはコの字 形状の横断面を有し、この横断面のコの字形状開口部の反対側には油溝8cが刻 設されている。また、この案内部8bと押圧部材10との間には油溝を兼ねた摩 擦軽減溝が刻設されている。
【0013】 押え金具9は屈曲した下端部9aと上下方向に延在した貫通孔9bとを有し、 この下端部9aは押圧部材10の下面に突出しそれを支持する。六角穴付ボルト 12は貫通孔9bを貫通して支持体8に押え金具9を取付ける。 押圧部材10は横長形状で、その一端部10aには穿孔機械のドリル4と同心 状のリング体13を有し、このリング体13の下面には円筒状の弾性体14が同 心に固設されている。この円筒状弾性体14は発泡ウレタン#40などの材料か ら成り、側面に開口14aが形成されている。図示を省略されたエアノズルはこ の開口14aを介して切粉を排出する。押圧部材10の他端部10bにはその下 面に矩形状の弾性体15が固設されている。この弾性体15も弾性体14と同一 材料製である。
【0014】 シリンダ型バネ11は上下方向の位置が調整可能に六角穴付ボルト16によっ て支持体8に固定され、その下端部11aが押圧部材10の他端部10bの上面 に当接可能である。 穿孔機械のベース17には複数枚積層されたアルミニウム薄板3が載置され、 これらの積層薄板3はワッシャ付きボルト18でベース17にクランプされてい る。
【0015】 次に、この実施例の作用を説明する。 図1に示したように、弾性体14、15が夫々積層薄板3に当接した状態で、 穿孔機械の昇降ヘッド7が更に降下すると、支持体8及びシリンダ型バネ11も 降下し、図2に示したように、シリンダ型バネ11の下端11aが押圧部材10 の他端部10bの上面に当接し押圧部材10を介して弾性体14、15に押圧力 を付与する。これによって弾性体14、15は積層薄板3を押圧し、この押圧力 が予め定められた所定の値に達した時に昇降ヘッド7の降下が一旦停止される。 この後に、ドリル4が回転降下して積層薄板3を穿孔する。弾性体14は穿孔位 置の周囲全体を一様に押圧し、切粉が積層薄板3の間に侵入することを阻止し、 積層薄板3の浮き上がりを防止する。この時に発生した切粉はエアノズルによっ て弾性体14の開口14aから排出される。なお、この開口14aは穿孔時のド リル4の先端部を観察可能とする機能をも有する。
【0016】 また、弾性体15の働きは次の通りである。即ち弾性体14は押圧部材10の 一端部10aに位置し、支持体8の案内部8bから離れているため、積層薄板3 から弾性体14に作用する反力によって押圧部材10の摺動部が支持体8の案内 部8bに片当りし、押圧部材10の円滑な摺動が阻害される恐れがある。そこで 、弾性体15は押圧部材10の一端部10b側で積層薄板3に当接して、上記押 圧部材10の摺動部の片当りを防止し、押圧部材10の円滑な摺動を保証する。
【0017】 この穿孔が完了し、昇降ヘッド7が上昇すると、支持体8とシリンダ型バネ1 1とが押圧部材10に対して上昇する。この上昇により押え金具9の屈曲下端部 9aが押圧部材10の下面に当接すると、押圧部材10も上昇され、弾性体14 、15が積層薄板3から離間する。このあと、次の穿孔箇所に移動する。 図3は、弾性体15の下にボルト18等の突起が存在した場合の状態を示した もので、弾性体15は充分な可撓性を有し、ボルト18を吸収するように局所的 に弾性変形するので、押圧部材10はボルト18等の突起の存在に影響されない 。弾性体14も同様である。
【0018】 なお、シリンダ型バネ11は積層薄板3の厚さがある程度変化した場合にもほ ぼ一定の押圧力を付与することができる。積層薄板3の厚さが大きく変化した場 合には、ボルト16を緩めてシリンダ型バネ11の上下方向の位置を調整したり 、またボルト12を緩めて押え金具9を支持体8に対して上下方向に相対移動す ることによって、上記積層薄板厚さの変化に対してシリンダ型バネ11による押 圧部材10の押圧力をほぼ一定に保つことができる。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように本考案によると、穿孔機械の昇降ヘッドの下面 に固定される支持体と、一端部に上記穿孔機械のドリルと同心状のリング体を有 し、上記支持体に上下摺動可能に支持された押圧部材と、上記リング体の下部に 取付けられ、上記被加工物に当接しそれを押圧する円筒状の第1の弾性体と、上 記押圧部材の他端部の下面に取付けられ、上記被加工物に当接しそれを押圧する 第2の弾性体と、上記支持体に取付けられ、上記穿孔機械の昇降ヘッドの降下に 伴って下端が上記押圧部材の他端部の上面に当接してこれを介して上記第1及び 第2弾性体に押圧力を付与するシリンダ型バネとを具備するため、第1弾性体は 穿孔すべき箇所の全周囲を一様に押圧し、積層薄板状被加工物の浮き上り現象を 防止できる。
【0020】 また、第1弾性体は押圧部材の一端部に位置しているため、ドリルの交換作業 も容易に行うことができ、シリンダ型バネの使用により、積層薄板状被加工物の 厚さに無関係に押圧力を従来に比べて一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る穿孔機械の被加工物保持装置の一
実施例を示した正面図と側面図と線A−Aに沿った断面
図。
【図2】穿孔加工中の上記実施例の状態を示した正面
図。
【図3】上記実施例の弾性体の下に突起物が存在する場
合の状態を示した正面図。
【図4】従来のドリル加工を示した一部断面図。
【図5】従来のドリル加工を示した一部断面図。
【符号の説明】
3 薄板状の被加工物 7 穿孔機械の昇降ヘッド 8 支持体 10 押圧部材 10a 押圧部材の一端部 10b 押圧部材の他端部 11 シリンダ型バネ 11a シリンダ型バネの下端 14 第1の弾性体 15 第2の弾性体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース上に複数枚積層された薄板状の被加
    工物を穿孔する穿孔機械の被加工物保持装置において、
    上記穿孔機械の昇降ヘッドの下面に固定される支持体
    と、一端部に上記穿孔機械のドリルと同心状のリング体
    を有し、上記支持体に上下摺動可能に支持された押圧部
    材と、上記リング体の下部に取付けられ、上記被加工物
    に当接しそれを押圧する円筒状の第1の弾性体と、上記
    押圧部材の他端部の下面に取付けられ、上記被加工物に
    当接しそれを押圧する第2の弾性体と、上記支持体に取
    付けられ、上記穿孔機械の昇降ヘッドの降下に伴って下
    端が上記押圧部材の他端部の上面に当接してこれを介し
    て上記第1及び第2の弾性体に押圧力を付与するシリン
    ダ型バネとを具備することを特徴とする穿孔機械の被加
    工物保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017007083A (ja) * 2015-04-22 2017-01-12 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 航空機胴体接合部に開口部を形成するための反作用ツール及び方法

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JPS6211509U (ja) * 1985-07-05 1987-01-24
JPH01164016U (ja) * 1988-05-06 1989-11-15

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