JPH0549267B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0549267B2 JPH0549267B2 JP1194229A JP19422989A JPH0549267B2 JP H0549267 B2 JPH0549267 B2 JP H0549267B2 JP 1194229 A JP1194229 A JP 1194229A JP 19422989 A JP19422989 A JP 19422989A JP H0549267 B2 JPH0549267 B2 JP H0549267B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sake lees
- processed
- lees
- alcohol
- extruder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Alcoholic Beverages (AREA)
- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、酒粕類の処理に関するものであり、
更に詳細には、エクストルーダーを用いることに
よつて酒粕類を処理し、エクストルーダー処理工
程中に発生するガスからエタノールを採取する全
く画期的な方法に関するものである。 (従来の技術) 酒粕は、清酒もろみを加圧圧搾して清酒をとつ
た残渣をいい、原料として使用した白米の20〜40
%を占めるものである。 このようにして非常に大量に排出される酒粕
は、粕取焼酎、奈良漬、合成清酒、粕酢の製造原
料としての工業的な用途しかないのが現状である
(桜井芳人編「総合食品事典(新訂版)」東京同文
書院(昭46−3−15)p.227)。その他、酒粕は、
粕汁の原料といつたような家庭的な少量消費があ
るにすぎない。ましてや、エクストルーダー処理
によつて酒粕からアルコールを工業的に採取する
ことなどは全く知られていない。 (発明が解決しようとする問題点) 上記のように酒粕の用途は非常に限定されてい
るし、酒粕は乾燥せしめることがきわめてむつか
しく、腐食しやすいためにその貯蔵にはコストが
かかりすぎ、また、これを戸外に放置しておくと
大きな公害源ともなり得るものである。 このようにして酒粕は、大量に副生するにもか
かわらず工業的な用途がなく、その有効な処理方
法の開発が待望されていた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記した当業界の要望に応えるために
なされたものであつて、酒粕の新規重要の開発を
目的としてなされたものである。 上記目的達成のために各方面から検討した結
果、酒粕のエクストルーダーによる高温高圧処理
に着目した。そこで、酒粕をエクストルーダーで
処理したところ、処理工程中にガスが発生するこ
とをはじめて認め、このガスを取り出して冷却し
たところ、アルコールを採取できるという新規に
してきわめて有効な知見を得た。 またそれと同様に、酒粕をエクストルーダーで
処理し、その結果得られた加工品は可食性が高ま
り食品ないし飼料として充分に使用できるだけで
なく、全く予期せざることに、酒粕をバインダー
とともに処理して得られた加工品は乾燥品とする
ことができ(従来、酒粕は含水量が高く、常法で
は乾燥させることが不可能であつた)、ここに、
酒粕からのアルコールの製造と同時に酒粕の乾
燥、可食化も可能となり、従来から当業界におい
て待望されていた酒粕の工業的用途及び有効な処
理方法の開発がここにはじめて可能となつたので
ある。 本発明においては、酒粕をエクストルーダーで
処理するのであるが、エクストルーダーとして
は、市販品が適宜使用でき、一軸型、二軸型のほ
かすべてのタイプのものが使用できる。 このようなエクストルーダーに酒粕類を原料と
して供給し、高温高圧処理を行う。本法におい
て、処理温度ないしバレル温度に格別の限定はな
く、原料の水分含量や種類によつて決定すればよ
く、通常は100〜200℃、好ましくは110〜160℃程
度である。このような温度範囲内で、原料酒粕類
は充分に処理されて、可食化ないし乾燥に適する
ものとなる。またエクストルーダーのスクリユー
回転速度も、原料の種類、水分含量、供給速度等
によつて異なるけれども、通常、40〜250rpm、
好ましくは約70〜230rpmである。なお、エクス
トルーダーにはオリフイスを有する冷却ダイを付
設しておくのが好ましい。 このようにして酒粕を処理すると、酒粕加工品
が得られるが、処理工程中にガスが発生する。 このようにして発生したガスを冷却すれば、ア
ルコール含量が非常に高い液体が得られる。この
液体は直ちに飲用することができ、美味な焼酎タ
イプのアルコール飲料であることが認められた。
そしてこれを蒸留することにより、良質のアルコ
ールを得ることができる。 したがつて本発明によつて、安価な原料から焼
酎等アルコール飲料を得ることができるだけでな
く、エタノールを採取することが可能となつたの
である。 また、酒粕をエクストルーダーで処理すると、
ガスを発生させながら酒粕加工品が得られるが、
この酒粕加工品は、きわめて可食性が高くて、そ
のまま直接食することができることが判明した。
したがつて、これは新規食品ということができ、
それ自信又は食品素材、食品原料として、自由に
使用することができる。更に加熱処理、調味、調
理等各種加工処理することも、もちろん可能であ
る。 このようにして製造した酒粕加工品は、白米が
本来的に有する有用成分のほかに、清酒醸造工程
中に生成する酵素、酵母、蛋白質微量有用成分を
も含有しているため、特にペツトフードないしは
その原料として好適である。もちろん、牛、豚、
鶏等の飼料ないしは飼料添加物としてもきわめて
有用である。 酒粕は、それ自体をエクストルーダーで処理し
でもよいが、全く予期せざることに、バインダー
として澱粉を用いて酒粕を処理したところ、得ら
れた加工品は容易に乾燥品とすることが可能とな
るという新知見を得た。酒粕は、たとえこれをエ
クストルーダーで高温高圧処理しても、乾燥品と
することができなかつたのであるが、バインダー
を混合することによつてはじめて乾物とすること
が可能となつたのである。このようにして製造さ
れる酒粕乾燥品は従来未知の新規物質であつて、
これにより、酒粕を腐敗せしめることなく長期保
存することがはじめて可能になつたのである。 バインダーとしては、水分吸収性の高い物質で
あればすべてのタイプのものが広く使用すること
ができ、次のようなもので例示される:白糠、赤
糠等糠類;〓類;澱粉、化工澱粉;小麦粉、米粉
等穀物粉末;バガス類;オカラ類;各種糖類;粉
末水飴;その他可食性粉末類。酒粕とバインダー
との混合比率は、これらの種類や水分含量によつ
ても相違するが、通常は1:0.1〜10、好ましく
は1:0.5〜2である。もちろん本発明にしたが
つてアルコールを製造する場合、バインダーの併
用は必須ではなく、バインダーを使用しなくても
充分に所期の目的は達成されるが、酒粕の乾燥品
を副生させる場合にはバインダーを併用する方が
好適である。 このようにして、本発明によれば、本来工業的
な用途に乏しく有効利用の開発が待望されていた
酒粕に対して、これをアルコールの製造に有効利
用するだけでなく、必要があれば酒粕乾燥品の製
造にも利用することができ、全体を綜合的に有効
利用する途がはじめて拓かれたのである。 第1図は、本発明を実施するのに適した装置の
1例を図示したものである。 1は、二軸エクストルーダーを概括的に示して
いる。バレル2には、原料供給口3及びスクリユ
ー4を配し、その末端部には加工品出口5を設け
る。Mはスクリユー回転用モーターを指し、Gは
原料、Aはアルコール液、Kは製造された加工
品、をそれぞれ指す。 酒粕(バインダー添加)Gを、原料供給口3か
ら二軸エクストルーダー1に供給すると、スクリ
ユー4との作用によつて高温高圧下で、撹拌、混
練、圧縮処理され、バレル2の出口5から加工品
Kが連続的に得られる。この処理工程中にガスが
発生するので、バレル2に設けたガス取出口6か
らガスを取り出し、これを冷却装置7で冷却し、
高アルコール含有凝縮物を回収装置8で回収する
のである。 冷却装置7は、気体を冷却して液体に凝縮でき
るものであればすべてのタイプのものが広く使用
できる。本実施例においては、ガス取出口6から
取出したガスをパイプ9を経て冷却管10内に導
入する。冷却管10は冷却媒体11内に蛇行して
設けておき、パイプ9からのガスを凝集液化させ
る。これをパイプ12から回収装置8で回収し、
回収ドレン容器13内に貯め、アルコール含有液
Aを得るのである。Pは吸引用ポンプである。 冷却装置7としては、上記のように氷水や冷却
した各種液体、気体内に冷却管10を設置した
り、冷却管10の代りに、ガスを内部に通過せし
めるよう構成したパネルを使用したりする等、気
体を凝縮蒸留するのに用いられる常法が適宜自由
に利用される。 回収ドレン受器13に回収貯留した液体Aは、
原料の種類その他処理条件によつても相違するも
のの、大体アルコール分が約25%程度のアルコー
ル含有水であるが、それは焼酎として直ちに飲用
することができる。 したがつて本発明によれば、従来未知の方法に
よつて焼酎を工業的に製造することができるばか
りでなく、このアルコール含有水Aを蒸留するこ
とにより、蒸留の段階ないし程度に応じてアルコ
ール濃度がそれぞれ異なる各種焼酎を得ることが
でき、そして更に蒸留を継続することによつてア
ルコール得ることができる。 一方、このようにしてエクストルーダー処理す
ることにより、加工品Kが連続的に得られる。得
られた加工品Kは、芳香を有し、そのまま食する
ことができ、食品や飼料自体又は製造用原料とし
て使用できるものであつた。また、特にバインダ
ーを添加した酒粕を使用した場合は、得られた加
工品Kは、乾燥しておりないしは容易に乾燥する
ことができ、ここにはじめて従来工業的には得る
ことが不可能であつた乾燥酒粕の製造がはじめて
可能となつたのである。したがつて、この酒粕乾
燥物は新規物質ということになり、これは直ちに
包装して製品として発送することができる。 本発明は、前記のように、アルコールを工業的
に採取できるだけでなく、必要に応じて酒粕を工
業的に処理して、酒粕加工及びその乾燥物を得る
ことができ、まさに画期的である。 このようにして、本発明によつて、酒粕類をす
べて総合的に利用できることが可能となつたので
ある。なお、本発明において酒粕類としては、清
酒粕のほか、合成清酒粕、味醂粕、焼酎蒸留発酵
粕等のすべての粕類が使用できる。 以下、本発明の参考例及び実施例を記述する。 参考例 1 清酒バラ粕10Kgを細分し、これに同量の白糠を
混合して粕表面に充分白糠を付着させ、原料を調
整した。 この原料を、西独社製の二軸エクストルーダー
を用いた第1図に図示した装置によつて、第1表
に示した運転条件のもとで処理を行つた。
更に詳細には、エクストルーダーを用いることに
よつて酒粕類を処理し、エクストルーダー処理工
程中に発生するガスからエタノールを採取する全
く画期的な方法に関するものである。 (従来の技術) 酒粕は、清酒もろみを加圧圧搾して清酒をとつ
た残渣をいい、原料として使用した白米の20〜40
%を占めるものである。 このようにして非常に大量に排出される酒粕
は、粕取焼酎、奈良漬、合成清酒、粕酢の製造原
料としての工業的な用途しかないのが現状である
(桜井芳人編「総合食品事典(新訂版)」東京同文
書院(昭46−3−15)p.227)。その他、酒粕は、
粕汁の原料といつたような家庭的な少量消費があ
るにすぎない。ましてや、エクストルーダー処理
によつて酒粕からアルコールを工業的に採取する
ことなどは全く知られていない。 (発明が解決しようとする問題点) 上記のように酒粕の用途は非常に限定されてい
るし、酒粕は乾燥せしめることがきわめてむつか
しく、腐食しやすいためにその貯蔵にはコストが
かかりすぎ、また、これを戸外に放置しておくと
大きな公害源ともなり得るものである。 このようにして酒粕は、大量に副生するにもか
かわらず工業的な用途がなく、その有効な処理方
法の開発が待望されていた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記した当業界の要望に応えるために
なされたものであつて、酒粕の新規重要の開発を
目的としてなされたものである。 上記目的達成のために各方面から検討した結
果、酒粕のエクストルーダーによる高温高圧処理
に着目した。そこで、酒粕をエクストルーダーで
処理したところ、処理工程中にガスが発生するこ
とをはじめて認め、このガスを取り出して冷却し
たところ、アルコールを採取できるという新規に
してきわめて有効な知見を得た。 またそれと同様に、酒粕をエクストルーダーで
処理し、その結果得られた加工品は可食性が高ま
り食品ないし飼料として充分に使用できるだけで
なく、全く予期せざることに、酒粕をバインダー
とともに処理して得られた加工品は乾燥品とする
ことができ(従来、酒粕は含水量が高く、常法で
は乾燥させることが不可能であつた)、ここに、
酒粕からのアルコールの製造と同時に酒粕の乾
燥、可食化も可能となり、従来から当業界におい
て待望されていた酒粕の工業的用途及び有効な処
理方法の開発がここにはじめて可能となつたので
ある。 本発明においては、酒粕をエクストルーダーで
処理するのであるが、エクストルーダーとして
は、市販品が適宜使用でき、一軸型、二軸型のほ
かすべてのタイプのものが使用できる。 このようなエクストルーダーに酒粕類を原料と
して供給し、高温高圧処理を行う。本法におい
て、処理温度ないしバレル温度に格別の限定はな
く、原料の水分含量や種類によつて決定すればよ
く、通常は100〜200℃、好ましくは110〜160℃程
度である。このような温度範囲内で、原料酒粕類
は充分に処理されて、可食化ないし乾燥に適する
ものとなる。またエクストルーダーのスクリユー
回転速度も、原料の種類、水分含量、供給速度等
によつて異なるけれども、通常、40〜250rpm、
好ましくは約70〜230rpmである。なお、エクス
トルーダーにはオリフイスを有する冷却ダイを付
設しておくのが好ましい。 このようにして酒粕を処理すると、酒粕加工品
が得られるが、処理工程中にガスが発生する。 このようにして発生したガスを冷却すれば、ア
ルコール含量が非常に高い液体が得られる。この
液体は直ちに飲用することができ、美味な焼酎タ
イプのアルコール飲料であることが認められた。
そしてこれを蒸留することにより、良質のアルコ
ールを得ることができる。 したがつて本発明によつて、安価な原料から焼
酎等アルコール飲料を得ることができるだけでな
く、エタノールを採取することが可能となつたの
である。 また、酒粕をエクストルーダーで処理すると、
ガスを発生させながら酒粕加工品が得られるが、
この酒粕加工品は、きわめて可食性が高くて、そ
のまま直接食することができることが判明した。
したがつて、これは新規食品ということができ、
それ自信又は食品素材、食品原料として、自由に
使用することができる。更に加熱処理、調味、調
理等各種加工処理することも、もちろん可能であ
る。 このようにして製造した酒粕加工品は、白米が
本来的に有する有用成分のほかに、清酒醸造工程
中に生成する酵素、酵母、蛋白質微量有用成分を
も含有しているため、特にペツトフードないしは
その原料として好適である。もちろん、牛、豚、
鶏等の飼料ないしは飼料添加物としてもきわめて
有用である。 酒粕は、それ自体をエクストルーダーで処理し
でもよいが、全く予期せざることに、バインダー
として澱粉を用いて酒粕を処理したところ、得ら
れた加工品は容易に乾燥品とすることが可能とな
るという新知見を得た。酒粕は、たとえこれをエ
クストルーダーで高温高圧処理しても、乾燥品と
することができなかつたのであるが、バインダー
を混合することによつてはじめて乾物とすること
が可能となつたのである。このようにして製造さ
れる酒粕乾燥品は従来未知の新規物質であつて、
これにより、酒粕を腐敗せしめることなく長期保
存することがはじめて可能になつたのである。 バインダーとしては、水分吸収性の高い物質で
あればすべてのタイプのものが広く使用すること
ができ、次のようなもので例示される:白糠、赤
糠等糠類;〓類;澱粉、化工澱粉;小麦粉、米粉
等穀物粉末;バガス類;オカラ類;各種糖類;粉
末水飴;その他可食性粉末類。酒粕とバインダー
との混合比率は、これらの種類や水分含量によつ
ても相違するが、通常は1:0.1〜10、好ましく
は1:0.5〜2である。もちろん本発明にしたが
つてアルコールを製造する場合、バインダーの併
用は必須ではなく、バインダーを使用しなくても
充分に所期の目的は達成されるが、酒粕の乾燥品
を副生させる場合にはバインダーを併用する方が
好適である。 このようにして、本発明によれば、本来工業的
な用途に乏しく有効利用の開発が待望されていた
酒粕に対して、これをアルコールの製造に有効利
用するだけでなく、必要があれば酒粕乾燥品の製
造にも利用することができ、全体を綜合的に有効
利用する途がはじめて拓かれたのである。 第1図は、本発明を実施するのに適した装置の
1例を図示したものである。 1は、二軸エクストルーダーを概括的に示して
いる。バレル2には、原料供給口3及びスクリユ
ー4を配し、その末端部には加工品出口5を設け
る。Mはスクリユー回転用モーターを指し、Gは
原料、Aはアルコール液、Kは製造された加工
品、をそれぞれ指す。 酒粕(バインダー添加)Gを、原料供給口3か
ら二軸エクストルーダー1に供給すると、スクリ
ユー4との作用によつて高温高圧下で、撹拌、混
練、圧縮処理され、バレル2の出口5から加工品
Kが連続的に得られる。この処理工程中にガスが
発生するので、バレル2に設けたガス取出口6か
らガスを取り出し、これを冷却装置7で冷却し、
高アルコール含有凝縮物を回収装置8で回収する
のである。 冷却装置7は、気体を冷却して液体に凝縮でき
るものであればすべてのタイプのものが広く使用
できる。本実施例においては、ガス取出口6から
取出したガスをパイプ9を経て冷却管10内に導
入する。冷却管10は冷却媒体11内に蛇行して
設けておき、パイプ9からのガスを凝集液化させ
る。これをパイプ12から回収装置8で回収し、
回収ドレン容器13内に貯め、アルコール含有液
Aを得るのである。Pは吸引用ポンプである。 冷却装置7としては、上記のように氷水や冷却
した各種液体、気体内に冷却管10を設置した
り、冷却管10の代りに、ガスを内部に通過せし
めるよう構成したパネルを使用したりする等、気
体を凝縮蒸留するのに用いられる常法が適宜自由
に利用される。 回収ドレン受器13に回収貯留した液体Aは、
原料の種類その他処理条件によつても相違するも
のの、大体アルコール分が約25%程度のアルコー
ル含有水であるが、それは焼酎として直ちに飲用
することができる。 したがつて本発明によれば、従来未知の方法に
よつて焼酎を工業的に製造することができるばか
りでなく、このアルコール含有水Aを蒸留するこ
とにより、蒸留の段階ないし程度に応じてアルコ
ール濃度がそれぞれ異なる各種焼酎を得ることが
でき、そして更に蒸留を継続することによつてア
ルコール得ることができる。 一方、このようにしてエクストルーダー処理す
ることにより、加工品Kが連続的に得られる。得
られた加工品Kは、芳香を有し、そのまま食する
ことができ、食品や飼料自体又は製造用原料とし
て使用できるものであつた。また、特にバインダ
ーを添加した酒粕を使用した場合は、得られた加
工品Kは、乾燥しておりないしは容易に乾燥する
ことができ、ここにはじめて従来工業的には得る
ことが不可能であつた乾燥酒粕の製造がはじめて
可能となつたのである。したがつて、この酒粕乾
燥物は新規物質ということになり、これは直ちに
包装して製品として発送することができる。 本発明は、前記のように、アルコールを工業的
に採取できるだけでなく、必要に応じて酒粕を工
業的に処理して、酒粕加工及びその乾燥物を得る
ことができ、まさに画期的である。 このようにして、本発明によつて、酒粕類をす
べて総合的に利用できることが可能となつたので
ある。なお、本発明において酒粕類としては、清
酒粕のほか、合成清酒粕、味醂粕、焼酎蒸留発酵
粕等のすべての粕類が使用できる。 以下、本発明の参考例及び実施例を記述する。 参考例 1 清酒バラ粕10Kgを細分し、これに同量の白糠を
混合して粕表面に充分白糠を付着させ、原料を調
整した。 この原料を、西独社製の二軸エクストルーダー
を用いた第1図に図示した装置によつて、第1表
に示した運転条件のもとで処理を行つた。
【表】
すなわち、供給原料を〜に区分し、バレル
(スクリユー挿入部)内温度を12℃、150℃、スク
リユー回転数を100、200rpmとして、これらの条
件を組合わせ、4つの条件下で加工を行つた。そ
してこれに引き続き、上記により加工を行つた後
に得られる加工品を混合し、次いでこれを2分割
して区分、とし、これらを2度がけ試料とし
た。 なお、本参考例において使用したスクリユーは
ニーデイングデイスクエレメント、順方向スクリ
ユーエレメント及び逆芳香スクリユーエレメント
により構成され、エレメントは適宜に組合せて使
用することが出来る。 このようにして1〜6の加工品が得られたが、
これらはいずれも芳香を有し、直接食することが
できた。これらの加工品について水分を測定した
ところ、それぞれ第2表に示すように水分含量結
果が得られた。これらは、いずれも、熱風乾燥そ
の他通常の乾燥方法によつて、容易に乾燥品とす
ることができた。
(スクリユー挿入部)内温度を12℃、150℃、スク
リユー回転数を100、200rpmとして、これらの条
件を組合わせ、4つの条件下で加工を行つた。そ
してこれに引き続き、上記により加工を行つた後
に得られる加工品を混合し、次いでこれを2分割
して区分、とし、これらを2度がけ試料とし
た。 なお、本参考例において使用したスクリユーは
ニーデイングデイスクエレメント、順方向スクリ
ユーエレメント及び逆芳香スクリユーエレメント
により構成され、エレメントは適宜に組合せて使
用することが出来る。 このようにして1〜6の加工品が得られたが、
これらはいずれも芳香を有し、直接食することが
できた。これらの加工品について水分を測定した
ところ、それぞれ第2表に示すように水分含量結
果が得られた。これらは、いずれも、熱風乾燥そ
の他通常の乾燥方法によつて、容易に乾燥品とす
ることができた。
【表】
【表】
実施例 1
供給原料としてバラ粕のみを用い、参考例1と
同様に処理した。ただし本実施例においては、バ
レルに設けたガス取出口を開放し、ポンプPを稼
働させてアルコールの回収を同時に行つた。 装置を15分間運転した結果、ドレン容器内には
アルコール分が約25%の液体が得られらたが、こ
れを飲用に供したところ非常に美味な焼酎であ
り、そのまま商品とできることが判明した。ま
た、焼酎製造と同時に、バレルの加工品出口から
は酒粕加工品も得られ、これも飼料ないし食品と
して利用することができた。 (発明の効果) 本発明によれば、酒粕類をエクストルーダー処
理することによつて、酒粕類からアルコールを採
取できるだけでなく、必要に応じて食品や飼料と
して使用することができ、酒粕の新規需要の開拓
に成功したものである。 しかも、酒粕全体を無駄なく有効に且つ総合的
に利用することができるし、更に本発明によれ
ば、従来工業的に乾燥させることが困難であつた
酒粕を乾燥品とすることができ、取扱いや貯蔵に
も非常に便利ならしめる著効が奏される。 このように本発明は、新規にしてしかも極めて
有用な効果を奏するものである。
同様に処理した。ただし本実施例においては、バ
レルに設けたガス取出口を開放し、ポンプPを稼
働させてアルコールの回収を同時に行つた。 装置を15分間運転した結果、ドレン容器内には
アルコール分が約25%の液体が得られらたが、こ
れを飲用に供したところ非常に美味な焼酎であ
り、そのまま商品とできることが判明した。ま
た、焼酎製造と同時に、バレルの加工品出口から
は酒粕加工品も得られ、これも飼料ないし食品と
して利用することができた。 (発明の効果) 本発明によれば、酒粕類をエクストルーダー処
理することによつて、酒粕類からアルコールを採
取できるだけでなく、必要に応じて食品や飼料と
して使用することができ、酒粕の新規需要の開拓
に成功したものである。 しかも、酒粕全体を無駄なく有効に且つ総合的
に利用することができるし、更に本発明によれ
ば、従来工業的に乾燥させることが困難であつた
酒粕を乾燥品とすることができ、取扱いや貯蔵に
も非常に便利ならしめる著効が奏される。 このように本発明は、新規にしてしかも極めて
有用な効果を奏するものである。
図1は本発明を実施するのに適した装置の1例
を図示したものである。
を図示したものである。
Claims (1)
- 1 酒粕類をエクストルーダーで処理し、その工
程で発生するガスを冷却し、アルコールを分離す
ることを特徴とするアルコールの採取方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1194229A JPH0361473A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | アルコールの採取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1194229A JPH0361473A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | アルコールの採取方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0361473A JPH0361473A (ja) | 1991-03-18 |
| JPH0549267B2 true JPH0549267B2 (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=16321111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1194229A Granted JPH0361473A (ja) | 1989-07-28 | 1989-07-28 | アルコールの採取方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0361473A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9462729B1 (en) | 2015-12-01 | 2016-10-04 | International Business Machines Corporation | Tile assemblies faciliating failover airflow into cold air containment aisle |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05168458A (ja) * | 1991-12-25 | 1993-07-02 | Johnson Boiler Kk | 酒粕乾燥方法および装置 |
| JP5606756B2 (ja) * | 2010-03-08 | 2014-10-15 | 三菱化学エンジニアリング株式会社 | エタノール製造装置及びエタノールの製造方法 |
| KR20220024904A (ko) | 2019-06-21 | 2022-03-03 | 테라미노 인코포레이티드 | 곰팡이 발효 조성물로부터 사상균 및 기타 성분을 분리하는 방법 및 분리된 성분의 용도 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59203447A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-17 | Masao Kusano | 膨脹食品及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-07-28 JP JP1194229A patent/JPH0361473A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9462729B1 (en) | 2015-12-01 | 2016-10-04 | International Business Machines Corporation | Tile assemblies faciliating failover airflow into cold air containment aisle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0361473A (ja) | 1991-03-18 |
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