JPH054942A - アクリレート化合物および歯科用接着剤 - Google Patents
アクリレート化合物および歯科用接着剤Info
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- JPH054942A JPH054942A JP3031049A JP3104991A JPH054942A JP H054942 A JPH054942 A JP H054942A JP 3031049 A JP3031049 A JP 3031049A JP 3104991 A JP3104991 A JP 3104991A JP H054942 A JPH054942 A JP H054942A
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Abstract
トールモノ(メタ)アクリレート。また、この化合物お
よび/または式〔2〕のペンタエリスリトールモノ(メ
タ)アクリレートと、該(メタ)アクリレート化合物と
共重合可能な1個以上のオレフィン性二重結合を有する
重合性単量体とからなる歯科用接着剤。 (式[1]と[2]において、Rは水素原子またはメチ
ル基を表す)。 【効果】 新規な(メタ)アクリレート化合物が提供さ
れ、また本歯科用接着剤は接着性、辺縁封鎖性および親
水性等の性能のバランスがよい。
Description
の接着性および辺縁の封鎖性に優れた歯科用接着剤に関
する。
質、特に象牙質に対して優れた接着性を有した接着剤が
種々開発されてきた。歯科材料の技術分野で使用されて
いる接着剤の接着性成分としては、分子内に酸性基を有
する重合性単量体が使用されている。例えば、(メタ)
アクリル酸系の化合物にリン酸ジエステル基(特開昭 5
2-113089号公報参照)、リン酸モノエステル基(特開昭
58-21607号公報参照)、カルボキシ基、酸無水物基(特
開昭54-11149号公報参照)および酸ハロゲン化物基(特
開昭 57-151607号公報参照)等の基を導入した重合性単
量体である。
クリル酸系化合物の他に、一般的な接着剤の接着性成分
として、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート(HE
MA)あるいはグリセリルモノ(メタ)アクリレート
(GM)のようにポリヒドロキシ化合物の(メタ)アク
リル酸エステルを用いた接着剤も使用されている。
般的な接着剤の用途とは比較にならないほど苛酷な条件
で使用される。従って、このような用途においては、従
来の接着剤の特性に加えて、さらに接着性、辺縁封鎖性
および親水性等の性能のバランスが良いことが必要にな
る。
いて、(メタ)アクリレート系の重合性単量体が有して
いるヒドロキシ基の数が接着性、辺縁封鎖性および親水
性等の性能のバランスに多大な影響を及ぼすことを見い
だして本発明に到達した。
系化合物を提供することを目的としている。
ート系化合物を用いた歯科用接着剤であって、優れた接
着性に加え、歯質と修復材料との辺縁に間隙が生成する
のを抑え得るという辺縁封鎖性および接着剤の親水性の
バランスに優れた歯科用接着剤を提供することを目的と
している。
タ)アクリレートは次式[1]で表される。
基を表す。また、本発明の歯科用接着剤は、上記式
[1]で表されるメソエリスリトールモノ(メタ)アク
リレートおよび/または次式[2]で表されるペンタエ
リスリトールモノ(メタ)アクリレートと、該モノ(メ
タ)アクリレート化合物と共重合可能な少なくとも1個
のオレフィン性二重結合を有する重合性単量体とを含有
することを特徴としている。
基を表す。本発明により新規なモノ(メタ)アクリレー
ト系化合物が提供される。
モノ(メタ)アクリレート化合物は、分子内に共に3個
のヒドロキシ基を有している。このように3個のヒドロ
キシ基を有するモノ(メタ)アクリレート化合物を含有
する歯科用接着剤は、接着性、辺縁封鎖性および親水性
等の性能のバランスが非常によい。
ト化合物について説明する。本発明で提供されるアクリ
レート化合物は、次式[1]で表されるメソエリスリト
ールモノ(メタ)アクリレートである。
チル基を表す。従って、本発明で提供されるアクリレー
ト化合物は、メソエリスリトールモノアクリレートおよ
びメソエリスリトールモノメタクリレートが含まれる。
タ)アクリレートは、例えば次のようにして調製するこ
とができる。まず、メソエリスリトールを、ジメチルホ
ルムアミドとピリジンとの混合溶液に加えて、さらにこ
の混合溶液に2,3,5,6-テトラメチルヒドロキノンおよび
4-ジメチルアミノピリジンを加える。この混合溶液を冷
却しながら(メタ)アクリロイルクロライドを攪拌しな
がら徐々に加える。ここで添加される(メタ)アクリロ
イルクロライドは、メソエリスリトール1モルに対し
て、1モル以上、好ましくは1〜2モルの範囲内の量で
添加される。こうして(メタ)アクリロイルクロライド
を添加した後、通常は反応液の温度を徐々に室温まで戻
しながら、反応を例えば5時間程度続ける。得られた反
応液を、例えばカラムクロマトグラフィ等の分離手段を
利用して分離することにより、(メタ)アクリロイルメ
ソエリスリトール[即ち、メソエリスリトールモノ(メ
タ)アクリレート]を得ることができる。このようにし
て得られた(メタ)アクリレート化合物は、主に1-O-
(メタ)アクリロイルメソエリスリトールである。この
ようなメソエリスリトールモノ(メタ)アクリレート
は、少量のヒドロキノン中で保存することが好ましい。
スリトールモノ(メタ)アクリレートおよび/または次
式[2]で表されるペンタエリスリトールモノ(メタ)
アクリレートと、これらのモノ(メタ)アクリレート化
合物と共重合可能な少なくとも1個のオレフィン性二重
結合を有する重合性単量体とからなる。
チル基を表す。ここで使用されるペンタエリスリトール
モノ(メタ)アクリレートは、例えば上記メソエリスリ
トールモノ(メタ)アクリレートを調製する方法におい
て、メソエリスリトールの代わりに、ペンタエリスリト
ールを使用することにより調製することができる。
「モノ(メタ)アクリレート化合物」と記載した場合に
は、式[1]および[2]で表される両者の化合物を包
含する意味である。
は、共に、分子内に3個の水酸基を有するため、この化
合物を用いることにより、接着剤の接着予定面(歯面)
に対する濡れ性(親和性)が向上し、歯質への接着性お
よび辺縁封鎖性に優れた歯科用接着剤を得ることができ
る。本出願人は、分子内に2個の水酸基を有するグリセ
リルモノ(メタ)アクリレートを用いた歯科用接着剤に
ついて既に提案している(特願平2-81768号および特願
平2-81769号明細書参照)。このグリセリルモノ(メ
タ)アクリレートを含む接着剤と、モノ(メタ)アクリ
レート化合物を含む本発明の接着剤とを比較すると、本
発明の接着剤は、接着性、歯質に対する親和性および辺
縁封鎖性などの特性についてさらに良好な値を示す。ま
た、分子内に水酸基を4個以上有しているアクリレート
系の化合物を使用した場合には、濡れ性等の特性は向上
するものの、逆に接着耐水性等の特性は低下する傾向が
あり、歯科用接着剤として総合的に見れば、接着性、親
和性及び辺縁封鎖性のバランスが良好ではない。
物のうち、式[1]で表されるメソエリスリトールモノ
(メタ)アクリレートには、メソエリスリトールモノア
クリレートおよびメソエリスリトールモノメタクリレー
トがあり、また、次式[2]で表されるペンタエリスリ
トールモノ(メタ)アクリレートには、ペンタエリスリ
トールモノアクリレートおよびペンタエリスリトールモ
ノメタクリレートがある。本発明の歯科用接着剤におい
ては、これらは単独で、あるいは組み合わせて使用する
ことができる。
は、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルア
ミド、マレイン酸エステル、フマール酸エステルおよび
酢酸ビニルなどのビニルエステル類、スチレンとその誘
導体、並びに、アクリロニトリルおよびアクロレインな
どのビニル化合物を挙げることができる。これらの中で
も(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
リル酸エステルの例としては、メチル(メタ)アクリレ
ート、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、2,2-ビス[4-(3-メタ
クリロイルオキシ-2- ヒドロキシプロポキシ)フェニ
ル]プロパン(Bis- GMA)、トリメチロールエタントリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メ
タ)アクリレートおよびN,N-ジメチルアミノエチルメタ
クリレートを挙げることができる。
少なくとも1個のオレフィン性二重結合を有する酸性重
合性単量体が好ましく用いられる。このような酸性重合
性単量体の例としては、以下に記載する化合物を挙げる
ことができる。
(メタ)アクリレート化合物と、この(メタ)アクリレ
ート化合物と共重合しうる重合性単量体(好ましくは酸
性重合性単量体)とから形成されており、この歯科用接
着剤は、例えば以下のような態様で使用することができ
る。
この(メタ)アクリレート化合物と共重合しうる少なく
とも1個のオレフィン性二重結合を有する重合性単量体
(好ましくはその一部が上記該酸性重合性単量体を含
む)との混合物として使用する。この場合において、こ
の混合物中には、必要に応じて溶剤、フィラーおよび重
合開始剤等の第3成分を添加することもできる。
て、(メタ)アクリレート化合物は、全重量に対して、
0.01〜50重量%(さらに好ましくは0.1〜30
重量%の量で含有されることが好ましい。また上記酸性
重合性単量体は、0.01〜50重量%(さらに好まし
くは0.1〜30重量%)の量で含有されるのが好まし
い。
接着剤は、下記(ロ)のように構成されている歯科用接
着剤と比較して、1液型であるため取扱が容易であり、
また保存安定性に関しても実用上問題はなく使用するこ
とができる。
る本発明の歯科用接着剤は、歯質、特に象牙質に塗布し
て用いられる。 (ロ) (メタ)アクリレート化合物が含有された組成
物[A]と、(メタ)アクリレート化合物と共重合しう
る少なくとも1個のオレフィン性二重結合を有する重合
性単量体(好ましくは酸性重合性単量体)が含有された
組成物[B]とをそれぞれ別々にパッケージして両者の
成分が接触しないように保存する。すなわち、組成物
[A]のパッケージと組成物[B]のパッケージとを別
々に保存しておき、使用の際に予め組成物[A]と組成
物[B]とを混合状態にして使用する。また、組成物
[A]のパッケージと組成物[B]のパッケージとを、
保存中に、組成物[A]と組成物[B]とが接触しない
ように保存しておき、使用直前に両組成物が接触するよ
うにパッケージを除去して混合することもできる。
は、まず歯質特に象牙質(被着面)に組成物[A]を塗
布し、次いで組成物[B]を積層するように塗布して用
いられる。また、後者の場合には、使用直前に、それぞ
れのパッケージが除去され、それら内容物を混合して用
いられる。
は、(メタ)アクリレート化合物に加えて、常圧で沸点
が200℃以下の溶剤、例えば、揮発性有機溶剤、水ま
たはこれらの混合物とを含有していてもよい。またこの
組成物[A]には、必要に応じて、重合開始剤、フィラ
ー等が配合されていても良い。組成物[A]において、
(メタ)アクリレート化合物は、全重量に対して、0.
1〜80重量%(さらに好ましくは1〜50重量%)の
量で含有されるのが好ましい。
単量体の他に、通常は重合開始剤が配合されている。さ
らに、この組成物[B]は、必要に応じて、溶剤、フィ
ラー等を含んでいてもよい。また、この組成物[B]
は、必要に応じて二分割包装型であってもよい。
量体は、0.01〜50重量%(さらに好ましくは0.
1〜30重量%)の量で含有されるのが好ましい。上記
態様において、組成物[A]と組成物[B]の使用比率
(重量)は、1:100〜10:1(さらに好ましくは
1:10〜2:1)の範囲内に設定するのが好ましい。
度以下の溶媒を配合することができる。このような溶媒
の例としては、常温における沸点が100℃である水お
よび常圧における沸点が200℃以下の揮発性有機溶剤
を挙げることができる。このような揮発性有機溶媒の例
としては、メタノール、エタノール、アリルアルコー
ル、イソプロパノール、1-オクタノールなどのアルコー
ル類;アセトン、メチルエチルケトンおよびホロンなど
のケトン類;エチルエーテル、1,4-ジオキサンおよびジ
エチレングリコールなどのエーテル類;酢酸エチル、酢
酸ブチルおよび2-エチルヘキシルアセテートなどのエス
テル類;並びに、ヘキサン、ウンデカン、トルエン、キ
シレン、塩化メチレン、1,2-ジクロルエタンおよび1,1,
2,2-テトラクロルエタンなどを挙げることができる。水
あるいは上記揮発性有機溶媒は単独で使用することもで
きるし、また混合して使用することもできる。
合されていてもよく、このような重合開始剤の例として
は、ベンゾイルパーオキサイド- 芳香族第3級アミン系
の混合物およびクメンハイドロパーオキサイドなどの過
酸化物;トリブチルボラン、芳香族スルフィン酸(また
はその塩)-芳香族第2級または第3級アミン- アシル
パーオキサイド系の混合物などが挙げられる。さらに、
α- ジケトン(例えば、カンファーキノン、ジアセチ
ル、ベンジル)- 還元剤(例えば、第3級アミン、アル
デヒド、メルカプタン)およびベンゾインメチルエーテ
ルなどの光重合開始剤を挙げることができる。
きるフィラーの例としては、ガラス、石英、ヒドロキシ
アパタイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化アル
ミニウム、酸化チタンおよび酸化ジルコニウムなどの無
機フィラーの他、ポリメチルメタクリレート粉末、ポリ
スチレン粉末およびポリ塩化ビニル粉末等のポリマー粉
末を挙げることができる。
ている歯科用接着剤と同様にして用いることができる。
すなわち、例えば、歯質の接着予定面に本発明の歯科用
接着剤を塗布し、次いで、歯科用接着剤が塗設された面
にコンポジットレジンあるいは金属などの歯科用修復材
料を配置して、この接着剤を硬化させて歯質と歯科用修
復材料とを接着させる。
物であるメソエリスリトールモノ(メタ)アクリレート
が提供される。
質特に象牙質に対して優れた接着性を有すると共に歯質
と修復材料との辺縁の封鎖性に優れている。従って本発
明の歯科用接着剤は、このような効果が求められる種々
の歯科用途に用いることができるが、なかでもウ蝕症を
有する歯牙の修復、特に歯頸部を含んだ修復等に好適に
用いられる。
内容を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
としてメソエリスリトール(MESO-Erythritol)12.2
11g(0.100mol)を、ジメチルホルムアミド(dimehtylf
ormamide,以下「DMF」)60mlとピリジン(pyridine)1
5ml(14.73g,0.186mol)との混液に懸濁させ、これに4-
ジメチルアミノピリジン(dimethylaminopyridine,以下
「DMAP」)200mgと2,3,5,6-テトラメチルヒドロキノ
ン(2,3,5,6-tetramethylhydroquinone)100mgとを加
え、全混合物を約40℃の水浴上で振り混ぜながら加温
する。ほぼ均一な溶液が得られる。この溶液を氷水中で
かき混ぜながら0〜5℃に冷却すると少量の結晶が析出
する。
続けながら、この溶液にメタクリロイルクロライド(met
hacryloyl chloride)13.1ml(14.0g,0.134mol)を少
量ずつ滴下する。約3mlの試薬を滴下すると析出してい
た結晶は完全に溶解し、微黄色の均一な液となる。2時
間30分かけて滴下を終わり、微黄色の透明な反応液を
かき混ぜながら徐々に室温に戻し、さらに5時間攪拌を
続ける。
媒を蒸発させると微黄色シロップ状の残留物を得る。こ
れをクロロホルムとエタノールとの混液30mlに溶解
し、シリカゲル150gを用いてカラムクロマトグラフ
ィーにより精製する。
l3:EtOH=95:5)を用いて流出させ、薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒;CHCl3:EtOH=95:5)にてRf=0.3付近に
単一スポットを与える流出物を集めて溶媒を除去すると
約3.5〜5.5gの無色油状物質を得る。
法により赤外線吸収スペクトルを測定した。さらに、4
00メガサイクル核磁気共鳴スペクトル装置を用いて、
テトラメチルシランを内部標準とし、ジメチルスルホキ
シド-d6溶媒中で、 1H−NMRスペクトルを測定し
た。
帰属は次の通りである。 ν KBr(cm-1):3400(−OH)、1707
(エステル,C=O)、1640(C=O)、1190
(エステル,C−O−C)1 H−NMRスペクトルのピークとその帰属は次の通り
である。
H,s,=C−CH3 )、3.40(2H,m,−CH
2 -OH)、3.55(1H,m,−CH−OH)、3.
61(1H,m,−CH−OH)、4.04(1H,d
d,J=7Hz,11Hz,COO−CH−)、4.2
4(1H,dd,J=3Hz,11Hz,COO−CH
−)、5.65(1H,s,=CH)、6.06(1
H,s,=CH) 上記のような分析結果から、生成物は1位の水酸基のみ
がエステル化された1-O-メタクリロイルメソエリスリト
ールであることが確認された。この1-O-メタクリロイル
メソエリスリトールは、ヒドロキノンを少量加えること
により長期間安定に貯蔵することができる。
磨し、次いで、0.5モル/リットルの濃度のEDTA水溶液で60秒間処
理した抜去人歯象牙質の平坦面に、1-O-メタクリロイル
メソエリスリトール35重量部および水65重量部から
なる組成物[A-1]を塗布し、エアブローした。
ルオキシデシルジハイドロジエンホスフェートを含有し
ている市販の歯科用接着剤(クリアフィルニューボン
ド、クラレ(株)製)を塗布し、エアブローした後、市販
のコンポジットレジンクリアフィルFII(クラレ(株)
製)を築盛し、硬化させた。
ルについて、37℃水中に24時間浸漬後、引張り接着
強度を測定した。結果を第1表に示す。
削除し、 1000研磨紙で平坦にした象牙質に、直径3mm、
深さ1.5mmの円柱状窩洞を形成した。次いで、濃度
0.5モル/リットルのEDTA水溶液で60秒間窩洞
内を処理し、水洗乾燥した後、組成物[A-1]を窩洞全
体に塗布し、エアブローした。さらにクリアフィルニュ
ーボンドを塗布し、エアブローした後クリアフィルFII
を窩洞に充填し、硬化させた。
後、充填部を鏡面研磨し、窩縁を露出させ、窩洞と充填
剤界面の間隙を光学顕微鏡(NIKON,OPTIPHOTO,×400 )
を用いて観察した。
周に亘り間隙は全く認められず良好な接合状態を示して
いた。全試料についての収縮間隙の幅は、0〜0.06
μmであり、また平均値は0.01±0.01μmであっ
た。
りに、1-O-メタクリロイルメソエリスリトール40重量
部および水60重量部からなる組成物[A-2]を使用し
た以外は同様にして接着強度および収縮間隙の幅を測定
した。
の全てについて、窩縁全周に亘り間隙は全く認められず
良好な接合状態を示していた。
末としてペンタエリスリトール(pentaerythritol)1
3.615g(0.100mol)を、DMF60mlとピリジン(p
yridine)15ml(14.73g,0.186mol)との混液に懸濁さ
せ、これにDMAP200mgと2,3,5,6-テトラメチルヒ
ドロキノン(2,3,5,6-tetramethylhydroquinone)100m
gとを加え、全混合物を約40℃の水浴上で振り混ぜな
がら加温する。ほぼ均一な溶液が得られる。この溶液を
氷水中でかき混ぜながら0〜5℃に冷却すると少量の結
晶が析出する。
続けながら、この溶液にメタクリロイルクロライド(met
hacryloyl chloride)13.1ml(14.0g,0.134mol)を少
量ずつ滴下する。約3mlの試薬を滴下すると析出してい
た結晶は完全に溶解し、微黄色の均一な液となる。2時
間30分かけて滴下を終わり、微黄色の透明な反応液を
かき混ぜながら徐々に室温に戻し、さらに5時間攪拌を
続ける。
媒を蒸発させると微黄色シロップ状の残留物を得る。こ
れをクロロホルムとエタノールとの混液30mlに溶解
し、シリカゲル150gを用いてカラムクロマトグラフ
ィーにより精製する。
l3:EtOH=95:5)を用いて流出させ、薄層クロマトグラフ
ィー(展開溶媒;CHCl3:EtOH=90:10)にてRf=0.3付近
に単一スポットを与える流出物を集めて溶媒を除去する
と約3.6〜5.2gの無色油状物質を得る。
法により赤外線吸収スペクトルを測定した。さらに、4
00メガサイクル核磁気共鳴スペクトル装置を用いて、
テトラメチルシランを内部標準とし、ジメチルスルホキ
シド-d6溶媒中で、 1H−NMRスペクトルを測定し
た。
帰属は次の通りである。 ν KBr (cm-1):3400(−OH)、1710
(エステル,C=O)、1635(C=O)、1200
(エステル,C−O−C)1 H−NMRスペクトルのピークとその帰属は次の通り
である。
H,s,=C−CH3 )、3.39(6H,d,−CH
2 -OH×3,D2O→s)、3.98(2H,s,−C
OO−CH2 −)、5.63(1H,s,=C−H)、
6.2(1H,s,=C−H) 上記のような分析結果から、生成物は1位の水酸基1個
だけがエステル化された1-O-メタクリロイルペンタエリ
スリトールであることが確認された。この1-O-メタクリ
ロイルペンタエリスリトールは、ヒドロキノンを少量加
えることにより長期間安定に貯蔵することができる。
で研磨し、次いで、0.5モル/リットルの濃度のED
TA水溶液で60秒間処理した抜去人歯象牙質の平坦面
に、1-O-メタクリロイルペンタエリスリトール20重量
部および水80重量部からなる組成物[A-3]を塗布
し、エアブローした。
ルオキシデシルジハイドロジエンホスフェートを含有し
ている市販の歯科用接着剤(クリアフィルニューボン
ド、クラレ(株)製)を塗布し、エアブローした後、市販
のコンポジットレジンクリアフィルFII(クラレ(株)
製)を築盛し、硬化させた。
ルについて、37℃水中に24時間浸漬後、引張り接着
強度を測定した。結果を第1表に示す。
削除し、 #1000研磨紙で平坦にした象牙質に、直径
3mm、深さ1.5mmの円柱状窩洞を形成した。次いで、
濃度0.5モル/リットルのEDTA水溶液で60秒間
窩洞内を処理し、水洗乾燥した後、組成物[A-3]を窩
洞全体に塗布し、エアブローした。さらにクリアフィル
ニューボンドを塗布し、エアブローした後クリアフィル
FIIを窩洞に充填し、硬化させた。
後、充填部を鏡面研磨し、窩縁を露出させ、窩洞と充填
剤界面の間隙を光学顕微鏡(NIKON,OPTIPHOTO×400)を
用いて観察した。
認められたが良好な接合状態を示していた。全試料につ
いての収縮間隙の幅は、0.03〜0.17μmであ
り、また平均値は0.08±0.05μmであった。
りに、1-O-メタクリロイルペンタエリスリトール35重
量部および水65重量部からなる組成物[A-4]を使用
した以外は同様にして接着強度および収縮間隙の幅を測
定した。
個について、窩縁全周に亘り間隙は全く認められず良好
な接合状態を示していた。全試料についての収縮間隙の
幅は、0〜0.04μmであり、また平均値は0.01
±0.01μmであった。
りに、1-O-メタクリロイルペンタエリスリトール40重
量部および水60重量部からなる組成物[A-5]を使用
した以外は同様にして接着強度および収縮間隙の幅を測
定した。
個について、窩縁全周に亘り間隙は全く認められず良好
な接合状態を示していた。全試料についての収縮間隙の
幅は、0〜0.08μmであり、また平均値は0.02
±0.03μmであった。
りに、1-O-メタクリロイルペンタエリスリトール45重
量部および水55重量部からなる組成物[A-6]を使用
した以外は同様にして接着強度および収縮間隙の幅を測
定した。
個について、窩縁全周に亘り間隙は全く認められず良好
な接合状態を示していた。全試料についての収縮間隙の
幅は、0〜0.06μmであり、また平均値は0.02
±0.02μmであった。
Claims (6)
- 【請求項1】次式[1]で表されるメソエリスリトール
モノ(メタ)アクリレート; 【化1】 ・・・[1] (ただし、式[1]において、Rは水素原子またはメチ
ル基を表す)。 - 【請求項2】次式[1]で表されるメソエリスリトール
モノ(メタ)アクリレートおよび/または次式[2]で
表されるペンタエリスリトールモノ(メタ)アクリレー
トと、該(メタ)アクリレート化合物と共重合可能な少
なくとも1個のオレフィン性二重結合を有する重合性単
量体とを含有することを特徴とする歯科用接着剤; 【化2】 ・・・[1] 【化3】 ・・・[2] (ただし、式[1]および[2]において、Rは水素原
子またはメチル基を表す)。 - 【請求項3】前記歯科用接着剤が、メソエリスリトール
モノ(メタ)アクリレートおよび/またはペンタエリス
リトールモノ(メタ)アクリレートと、該モノ(メタ)
アクリレート化合物と共重合可能な少なくとも1個のオ
レフィン性二重結合を有する重合性単量体との一包装混
合物であることを特徴とする請求項第2項記載の歯科用
接着剤。 - 【請求項4】前記歯科用接着剤が、メソエリスリトール
モノ(メタ)アクリレートおよび/またはペンタエリス
リトールモノ(メタ)アクリレートを含む接着剤成分
と、該モノ(メタ)アクリレート化合物と共重合可能な
少なくとも1個のオレフィン性二重結合を有する重合性
単量体を含む接着剤成分とが個別に包装されて、両成分
が非接触状態で保持されていることを特徴とする請求項
第2項記載の歯科用接着剤。 - 【請求項5】メソエリスリトールモノ(メタ)アクリレ
ートおよび/またはペンタエリスリトールモノ(メタ)
アクリレートが、常圧における沸点が200℃以下の溶
媒中に溶解されていることを特徴とする請求項第2項乃
至第4項のいずれかの項記載の歯科用接着剤。 - 【請求項6】前記重合性単量体が、少なくとも1個のオ
レフィン性二重結合と、以下に示される群より選ばれる
少なくとも一種類の酸性基を有することを特徴とする請
求項第2項記載の歯科用接着剤; 【化4】 (ただし、上記式において、Zはハロゲン原子を表し、
結合手には、水酸基、ハロゲン原子または−PO(O
H)−O−で表される基は結合していない)。
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-
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