JPH05501801A - ハチミツのワクチンとしての用途 - Google Patents
ハチミツのワクチンとしての用途Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の名称
ハチミツのワクチンとしての用途
関連出願の相互参照
本明細書は、現在は放棄されている1982年6月3日出願の出願第38462
5号の一部継続出願である米国特許第4636384号の分割として提出された
1987年1月9日出願の第001848号の一部継続出願すなわち1988年
2月26日出願の米国第4879110号の一部継続出願である。
発明の背景
発明の分野
本発明はハチミツおよび/またはミツバチの中に含まれるアレルゲンおよび微生
物で雌牛および/または鶏を免疫するためのワクチンの成分としてこれを使用す
ることに関する。本発明はさらにノ1チミツおよび/またはミツバチで過免疫し
た動物からの乳および/または卵のような食品、並びにこのような食品を摂取し
た宿主を/Xチミツ中に見出されるアレルゲンおよび微生物から保護する抗ハチ
ミツ因子類の源泉としての上記食物の使用に関する。
背景技術の説明
ミツバチの身体、さらに具体的には後肢は巣箱の中でミツバチにより食物として
用いられる花粉を集めるのに用いられる。多くの花粉はアレルゲンである。これ
らは、その区域に居住するヒトまたはその他の動物種において環境関連のアレル
ギー反応を誘起するものと同じアレルゲン(例えば、ブタフサ)である。その結
果、ミツバチにより作られるハチミツ、およびミツバチの身体は、特定の地理学
的な区域に固有の種々の花粉およびその他のアレルゲンまたは微生物の無作為試
料をもつことになる。異なる地理学的な区域からのミツハチおよびハチミツは、
植生が異なる為に異なった種類の花粉をもつ。
ハチミツのアレルギー性は既に報告されている。(ミニシブローザ、Aら、プル
ゼグル、レック、34巻721−724頁(1977年)、ボーナラ、J、Cら
、アレルギー・ラント・イムノロギー 17巻526−527頁(1985年)
)。感受性の強い固体では、ハチミツは気管支ゼンソク発作を誘起し、アレルギ
ー性および抗体介在過敏反応、例えば発作が重篤になることがあり、組織損傷を
伴うことがある。
幼児は通常ハチミツ中の毒性の微生物に感受性が強い。食品として、ハチミツは
通常ボツリヌス中毒の原因となる微生物であるクロストリジウム・ボツリヌムの
胞子の濃縮源になる。クロストリジウム・ポツリヌムは、全てのハチミツの10
−15%に混入すると推測されている。(ブラウン、L、W、、ジャーナル・オ
ブ・ペディアトリックス94巻337−33s頁(1979年);スピカ、J、
S、ら、アメリカン・ジャーナル・オブ・ディジージズ・オブ・チルドレン14
3巻828−832頁(1989年))。不幸にもハチミツはしばしばせ蔗糖の
代用として幼児用の処方製剤に用いられ、幼児ボツリヌス中毒は現在本国におい
て認められるポツリヌス中毒の最も一般的な形態である。
ハチミツはこのように幼児ボツリヌス中毒の病因に深く関係する唯一の食物であ
る。米国で認められた幼児ボツリヌス中毒の症例の約15%はハチミツの摂取に
関連する(スピカ、J、S らアメリカン・ンヤーナル・オブ・ディシーシズ・
オブ・チルドレン143巻828−832頁(1989年)、ハウスチャイルド
、 A、 H,Wらンヤーナル・オブ・フード・プロテクノコン51巻892−
894頁(1988年))。幼児ポツリヌス中毒は、環境的に塵または汚物にさ
らされることからクロストリジウム・ボツリヌム胞子を摂取または吸入すること
によっても引き起こされる。摂取した場合、毒素はクロストリジウム・ボッリヌ
ム胞子が発芽し増殖した後に幼児の腸管内で形成される。
成人並びにとりわけ幼児および子供において、ボツリヌス中毒毒素の放出は致命
的になることがある。幼児のポツリヌス中毒の処置は単に支持療法にしかならな
い。従って、幼児ポツリヌス中毒の処置または予防の方法を得ることは有益であ
ろう。
従来技術では、種々の治療効果を有する乳の製造について知られている。例えば
ベックは歯のカリエス阻害効果を有する。スタフィロコッカス・ムユータンスに
対する抗体を含有する乳を開示している(ベック、米国特許第4324782号
;英国特許第1505513号)。乳は、雌牛をストレプトコッカス・ムユータ
ンス抗原で過免疫し、その牛から治療用孔を収集することにより得られる。ベッ
クはまた抗関節炎特性を有する乳についても報告しており(米国特許第4732
757号)、過免疫した雌牛からの乳を用いる炎症の処置方法の特許を受けてい
る(ベック米国特許第4284623号)。
ストールは過免疫化雌牛からの乳を用いて膝皿管系の疾病を処置する方法を開示
している(ストールら、米国特許第4636384号)。
バインバッハ、米国特許第3128230号は抗−9〜エニツク・ハブテンに対
するアルファ、ベーターおよびガンマ−グロブリンを含有する乳を開示している
。サイン(米国特許第3911108号)、ビーダーリン(米国特許第3376
198号およびカナダ特許第587849号)、ホルム(米国特許出願(発行)
第628987号)、タナ−ら、(英国特許第1211876号)、およびバイ
オケーマ。
S、A、(英国特許第1442283号)もまた抗体含有乳について報告してい
る。
米国特許第4636384号および1987年1月9日出願の米国出願第001
848号では、血中脂質値を低下させ、脂質に関与する血管障害を処置し、およ
びマクロファージ関連の肝障害を処置する方法を開示し、これは殺した細菌の混
合物に由来する多価抗原を注射することにより過免疫状態を維持した雌牛からと
った抗体含有乳を試験動物およびヒトに与えることを含む。その他の同時係属出
願(米国出願第069139号、1987年7月2日出願)では、過免疫化雌牛
からとった抗体含有乳の消化管障害の処置における使用について開示している。
種々の抗体型例えばIgA、IgG、およびIgMから成る血清グロブリン分画
を対応する抗原に抗するために用いることができ、それにより抗原の影響を中和
できるということは、免疫学の当業者には周知である。動物がさらされ得る有害
な抗原はほぼ無数にあり、植物および動物起源の発癌性、細菌性、ウィルス性お
よび調節因子、並びに毒素および毒物が含まれる。
正常時は、外来性抗原、例えば花粉にさらされた場合、宿主の免疫系は抗原の影
響を中和する抗体を産生する。このような外来性抗原への曝露は自然にまたは抗
原をワクチンの形態で投与することにより慎重に発生させることができる。後者
は抗原にさらした宿主の種の能動免疫化と一般に称される。このようなワクチン
注射に反応して産生される抗体は上記動物種に対して相同であり、抗原に対する
エピトープである。
アベス綱の種々の属、例えば鶏(ガルス・ドメスティクス)、七面鳥およびアヒ
ルは、血液および卵中に鳥類の病気を誘起する因子およびその他の抗原に対する
抗体を産生ずることが知られている。例えばレバックーベルヘイアンら、イムノ
ロジ−27巻683頁(1974年)、およびネッスル、G、A、ら、ジャーナ
ル・オブ・メディスン130巻1337頁(1969年)は鶏の免疫グロブリン
を定量的に分析した。ポルソン、A、ら、イムノロジカル・コミュニケーション
ズ9巻495−514頁(1980年)は雌鶏を数種のタンパク質および天然の
タンパク質混合物で免疫し、卵黄中に抗体を検出した。フェルチル、R1ら、バ
イオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーションズ1
02巻1028−1033頁(1981年)は雌鶏をプロスタグランジンで免疫
し、卵黄中に抗体を検出した。シエンセニウスら、ジャーナル・オブ・イムノロ
ジカル・メソッズ46巻363−368頁(1981年)は、免疫診断法で用い
る卵黄IgGの単離方法を提供する。ポルソンら、イムノロジカル・コミュニケ
ーションズ9巻475−493頁(1980年)では種々の植物ウィルスで免疫
した雌鶏の卵黄から単離した抗体について報告している。
ポルソン、米国特許第4357272号は、過免疫雌鶏に由来する卵黄からの抗
体の単離について開示している。過免疫は植物ウィルス、ヒトIgG、破傷風抗
毒素、ヘビ抗ベニンおよびセラメバ抗原に代表される抗原を雌鶏に繰り返し注射
することにより誘導した。
ポルソン、米国特許第4550019号では、分子量または粒子重量が少なくと
も30000である免疫原での過免疫により雌鶏中で誘導した抗体の卵黄からの
単離について開示している。鶏の過免疫化に用いた抗原は植物ウィルス、ヒト免
疫グロブリン、破傷風毒素およびヘビ毒液の中から選択した。
第577804号では、抗原性物質で免疫した家禽の卵から得られた精製同種性
抗体を非経口的に注射することを含む。哺乳動物の受動免疫の方法を開示してい
る。ここでの哺乳動物はこのような家禽の卵の摂取層がある。米国第62213
0号で開示された発明は、第577804号で開示された概念を発展させており
、卵抗体の投与が非経口のみではなく任意の適当な経路で可能になっている。
本発明は前述の出願で開示および特許請求した発明をさらに発展させたものであ
り、これらの全開示は引用により本明細書の一部とする。
本発明の要旨
本発明の目的は、ヒトおよびその他の恒温動物が摂取した場合、その動物をハチ
ミツ中に見出されるアレルゲン、毒性微生物およびその他の抗原で起子障害から
保護する食品、具体的には鳥類の卵およびウシ科動物の乳を産生ずることである
。
また摂取したクロストリジウム・ボッリヌムの胞子の影響に対してヒト幼児を処
置または保護する方法を提供するのも本発明の目的である。
本発明はこのような食品、具体的にはこのような鳥類の卵およびウシ科動物の乳
を産生する素材および方法を提供し、このような素材にはワクチンの形でのハチ
ミツおよび/またはミツバチ抗原を含み、このような方法には鳥類およびウシ科
動物を上記抗原ワクチンで免疫および過免疫することを含む。
本発明のこれらのおよびその他の目的は、本明細書の後記によりさらに容易に明
白になるが、ハチミツおよび/またはミツバチをウシ科の動物および鶏の免疫化
用にワクチンとして提供することにより得られる。本発明の方法はアレルゲンに
感受性の強い動物に、ハチミツ中に見出される抗原または毒素を投与し、ハチミ
ツ抗原で過免疫状態を維持した鳥類から即度生物を収集し、および/または孔度
生物をハチミツ抗原で過免疫状態を維持したウシ科動物から採ることを含む。処
置動物が摂取する場合、本発明の食品はハチミツアレルゲン、抗原または毒素の
吸入または摂取により誘起される組織損傷から保護する。
好ましい態様の詳細な説明
本明細書中以下の後で用いる「抗ハチミツアレルゲン卵(類)」または「抗ハチ
ミツアレルゲン乳」なる用語は各々本発明の鳥類の卵またはウシ科の動物の乳を
示し、上記の卵または乳は鳥類またはウシ科の動物をハチミツ中またはミツバチ
の外被もしくは足の外表面上に見出される抗原性物質の特定のクラスに対する過
免疫状態を維持することにより産生される。本明細書の後で用いられる「ハチミ
ツ抗原(類)」なる用語はミツバチのハチミツおよび/またはミツバチに由来す
るこれらの抗原を意味する。とりわけ、「ハチミツ抗原類」なる用語はハチミツ
から抽出できる、またはミツバチの外被または足について巣箱に運ばれる花粉お
よび微生物を示す。本明細書の後で用いられる「ワクチン」なる用語はハチミツ
および/もしくはミツバチまたは、鳥類またはウシ科の動物に投与した場合、結
果的に上記抗原に対する抗体を産生ずるそれらの抗原性花粉含有分画の懸濁液を
示す。(デービス、 B、 D、ら、マイクロバイオロジー、第3版294頁(
1980年))。
本発明は、摂取した動物に対して免疫学的に有益なおよび組織保護特性を有する
天然の食品(抗ハチミツ卵および/または抗ハチミツ乳)、並びにこれらを産生
および使用する方法を包含する。本発明の抗ハチミツ卵および乳は天然の産生物
であり、副作用の恐れなしにハチミツアレルゲン、抗原または毒素の吸入または
摂取に関連したアレルギー反応および毒性反応を防御するために用いることがで
きる。
本発明の方法において、起源動物にはボス属の任意の乳産生動物であって、制限
されるものではないが好ましくは飼育された雌牛、および任意のアベス綱の卵を
産生ずるもの、制限されるものではないが好ましくは飼育されたB(ガルス・ド
メスチイカス属)が包含される。従って、雌牛等により代表される属は過免疫乳
の源泉として用いることができ、七面鳥、アヒル、ガチョウ等により代表される
属は過免疫卵の源泉として用いることができる。
本発明は、このような鳥類またはウシ科の動物をハチミツ中に含有されるもしく
はミツバチの身体上に見出される抗原またはそのような抗原の混合物の特定のク
ラス(類)のものを周期的にブースター投与することにより特定の免疫状態に導
いた場合、このような抗原を環境から吸入するか食物源中の抗原から摂取するか
にかかわりなく、そのような抗原にさらされることによるアレルギー性、免疫学
的および毒性影響の処置において摂取したときに有益な特性を有する食品、例え
ば卵または乳をその動物が産生ずるという発見に基づいている。このような有益
な特性を含む本発明の食品は、このようなハチミツおよび/またiマミツバチ抗
原で過免疫した動物からの卵および乳を包含し、本明細書では「抗ハチミツ卵」
および「抗ハチミツ乳」と称する。
本発明の食品の有益な免疫学的および毒性学的特性は本明細書では「抗ハチミツ
」特性と称し、単に免疫した全ての1類またはウシ科の動物により産生されるわ
けではない。すなわち、免疫の感受性のみを誘導しただけでは卵および乳中に前
述の抗ハチミツ特性の発現を引き起こすには不十分であり、このことはたとえ家
禽およびウシ科の動物を、家禽およびウシ科の動物の病気に対する通常の免疫の
間に種々抗原で感作しても、通常の家禽の卵またはウシ科の動物の乳はこれらの
特性を含まないという事実により示される。
さらに、これらの特性はブースター注射により免疫状態を維持した家禽またはウ
シ科の動物に産生される卵または乳にいつも存在するわけではない。産生された
卵または乳が望ましい効果を有するのは特定の過免疫状態にある場合のみである
。この特定の状態は特定のハチミツ抗原またはこのような抗原の混合物を十分に
高用量で周期的にブースター注射したときのみに達成される。好ましい投与量範
囲は、鳥類またはウシ科の動物を最初に感作するのに必要な投与量の50%に等
しいかまたはそれ以上にすべきである。過免疫状態を発展させおよび維持するた
めの要件について知識を有することから、動物の過免疫状態を維持するために、
投与するハチミツ抗原の量を鳥類またはウシ科の動物の属および用いる株に応じ
てて変化させることは当業者の技術の範鴫内にある。
要約すると、この方法には以下の段階が包含される:1、抗原の源泉としてのハ
チミツおよび/またはミツバチの選択。
2、−次免疫による鳥類またはウシ科の動物の感作。
3、過免疫状態を誘起し維持するために適当な量のノ1チミツおよび/またはミ
ツバチ抗原のブースター投与。
4、過免疫状態にある動物からの卵または乳の収集。
5、上記の過免疫化鳥類またはウシ科の動物からの収集した卵または乳の抗ハチ
ミツ特性の試験。
段階1−抗原の源泉としてのハチミツおよび/またはミツバチの選択。鳥類また
はウシ科の動物をハチミツおよび/またはミツバチ抗原を含有する特異的抗ノλ
チミツワクチンで免疫および過免疫する。
好ましい態様において全ハチミツは分別していない形態で用いる。
ハチミツの高い粘性は高濃度の糖によるものであり、そこに含まれる抗原に対す
るアジュバントとして作用することにより免疫化の過程を補助することができる
。その他の態様においてミツノくチまたはその外被もしくは足、またはミツバチ
の外被もしくは足の洗液を含有する抽出物をワクチンで用いる。鳥類はこのワク
チンの投与に反応して卵中に抗体を産生ずることにより、免疫化に用いたノ1チ
ミツ中またはミツバチからの免疫源に反応する;ウシ科の動物はこのワクチンの
投与に反応して乳中に抗体を産生ずることにより、免疫化に用いたハチミツ中ま
たはミツバチからの免疫源に反応する。特異的卵抗体または特異的乳抗体のよう
な免疫学的因子類が免疫化に応答して産生され、その結果、本発明の食品に有益
な特性を付与する抗ハチミツ因子を生じる。
段階2−ハチミツまたはミツバチ抗原は感作を引き起こす任意の方法により投与
できる。免疫化の好ましい方法は筋肉内注射によるものである。抗原を鶏に投与
するのに好ましい方法は胸部筋肉に投与する方法である。投与量はハチミツまた
はミツバチワクチン1−5mgであるのが好ましい。免疫化は一定間隔で、好ま
しくは2:A間隔で適当な期間、好ましくは6か月間繰り返して行う。
動物が抗原に対して感受性をもったかどうかは測定できる。感受性を試験するた
めに多くの方法が免疫学の当業者に知られている。
メソッズ・イン・イムノロジー・アンド・イムノケミストリー、ウィリアムス、
C,A、、チェイス、W、N、、アカデミツク・プレス、ニューヨーク、ロン
ドン(1−5巻X1977年)。ワクチンで免疫した後の卵または乳中の抗体の
発現は感受性の示標である。過免疫を誘起するのに必要な抗原の最低投与量は用
いる抗原の型によって異なる。
段階3は過免疫状態の誘導および維持を包含する。この状態はハチミツまたはミ
ツバチ抗原の適当量を一定時間間隔、好ましくは2週間隔で6か月間ブースター
投与を繰り返すことにより誘起される。
さらにブースター投与は免疫寛容の状態を誘起してはならない。これは動物を過
免疫状態から抗原に対する免疫寛容の状態に移行させ、この場合動物は有益な特
性を有する乳または卵のような食品を産生ずるのをやめる。
例えば異なる免疫化方法を組み合わせて用いること、すなわち−次免疫化では筋
肉内注射しブースター注射として静脈内注射する等ちまた可能であろう。(1)
感作し、(2)過免疫状態を誘起するために、当業者は多種の免疫化方法を組み
合わせて用いることができる。
段階4は卵または乳の収集および加工を包含する。卵または乳を乾燥卵または乾
燥乳粉末に加工する場合、冷凍−乾燥(凍結乾燥)が好ましい方法である。全卵
または乳並びに卵黄および卵白に分離した卵および脱脂粉乳も用いることができ
る。有益な抗体を含む有益な因子は卵黄中に存在する。
段階5は抗ハチミツ食品が抗原誘起アレルギー反応により引き起こされる組織損
傷の防御能力の試験である。このような特性は本発明の乳または卵をそのような
組織損傷を誘起する抗原にさらした動物モデルに与えたときの効果を研究するこ
とにより示すことができる。一般的な白色実験用ラットが好ましいモデルである
。調整した実験室条件下におかれ、通常のラットの飼料を与えられた実験用ラッ
トは、抗原に容易にさらすことができ、本発明の食品の摂取により防御される型
の組織損傷を促進する。このような組織損傷を誘起するための好ましい曝露方法
はエアロゾルの形態で抗原を投与することである。例えば用いることができる1
つの型式はラットをこのような抗原を含有する煙霧にさらすことである。損傷誘
起抗原を含有する煙を吸入すると、煙中の抗原に対するアレルギー反応の直接的
な結果である肺組織への損傷を起こす結果となる。このような肺への組織損傷は
肺の組織学的試験により表すことができる。
本発明の食品の保護特性は食品、例えば抗ハチミツ乳および/または抗ハチミツ
卵をこの方法で抗原含有煙にさらしたラットに与えることにより試験する。発明
者は、タバコ製品の燃焼により生じた煙、すなわち巻きタバコの煙はラット肺に
アレルギー反応を誘起する抗原を含有し、このアレルギー反応は本発明の食品が
前述の抗ハチミツ保護因子を含有する場合、このような食品により防御されるこ
とを発見した。
本発明の食品は、恒温動物においてハチミツ抗原および微生物により引き起こさ
れる組織損傷または毒性学的な相互作用の消失を起こす(もたらすまたは誘起す
る)任意の量で提供することができる。
このような効果は最初にこのような損傷を発生することを防御することまたはこ
のような防御効果を維持することをも含む。抗ハチミツ保護因子の有効量をこの
ような組織損傷を消失させ、またはこのような組織損傷の発生を防御するもしく
はこのような組織損傷の発生に対する防御効果を維持するように提供する様に本
発明の食品を動物に投与することは、本発明の方法に準じて“処理した”と称す
る。
ハチミツ中に含まれるかまたはミツバチが運ぶ抗原に引き続き曝露されるのに対
する防御効果が付与されるように本発明の食品を摂取する場合、対象において同
量を用いることができる。本発明の食品、例えば全卵もしくは全乳または卵黄も
しくは脱脂粉乳は、食品をあまりに高温でそれにより産生物の有益な抗ハチミツ
特性を不活化してしまうような温度で処理しない限り、任意の食品に混合できる
。
さらに卵の卵黄部分が上記で観察し言及した、有益な特性の1種または複数種の
原因物質を含有することが見出されている。通常の当業者は卵黄部分に重要な因
子が含まれることを知っており、さらに分離することにより、より有効な分画が
得られることは明らかに認識される。
抗ハチミツ乳の好ましい投与量は粉乳50gを水8オンスに再構成したもので1
日1回摂取する。有効投与量に固体間で異なり約25−100gである。新鮮な
全抗ハチミツ乳1クォートには約90gの固体が含まれる。乳は、有益な抗ハチ
ミツ特性を破壊するような温度まで乳を加熱しない限り、当業界で通常的に用い
られる任意の技術により粉末に変換できる。
抗ハチミツ卵の好ましい投与量は1個の全卵黄と等価の抗体で1日1回摂取する
。有効投与量は個体により変化し、1/4個卵−3個卵である。1個の全卵の抗
体含量は約15ミリグラムである。
本発明の食品、抗ハチミツ鳥類卵および抗ハチミツウシ科動物乳は幼児用食品と
して幼児用製剤に混入することができ、この製剤を摂取する幼児、とりわけ2か
月未満の幼児に有益な抗/)チミツ特性、とりわけ摂取したクロストリジウム・
ボツリヌムの胞子に対する保護を付与するこれらの抗ハチミツ特性を提供する。
このような投与の優れた点は、幼児または子供に保護因子を通常幼児または子供
に耐容性のある乳のような食品として投与する点である。また、保護因子を摂取
することにより、このような保護因子を幼児または子供の腸管に直接投与する点
もまた優れた点である。
これまで本発明を一般的に記載したので、同じことをさらに参考としていくつか
の具体的な実施例に記載するが、特にことわらない場合、本明細書中説明の目的
を提供するものであり、制限されるものではない。
実施例1
ハチミツ抗原に対する免疫化
ミツバチのハチミツは種々の抗原群を含有するが、その正確な組成は知られてい
ない。ハチミツ中の抗原を雌牛に注射すると、過免疫状態を誘起てきる。
雌牛を週1回で3週間、筋肉内投与により免疫化し、次いで2週間隔でさらに2
−3か月免疫化した。1回の投与量は無菌蒸留水2゜5ml!および生ハチミツ
2.5m7!から成る。最後の注射後2週間孔を収集した。
別の実施例では、水で15に希釈したノ\チミツのlll1l量を週1回、5週
間連続して鶏胸筋に注射し、次いて2週間毎に6か月間注射した。
3か月めと6か月めの間に卵を収集し、抗体を検査し、動物に過免疫状態を誘起
し維持することができた。
ウシ科の動物および鳥類はホモンテイズしたミツバチで、またはミツバチの外被
の洗液でも同様に免疫化できる。
実施例2
巻きタバコの煙中の抗原により誘起される損傷より肺組織を保護する抗ハチミツ
または抗ミツバチ乳
41匹の成熟雌チャールズ・リバース・ラットをこの試験に用いた。全てのラッ
トにはウニイン・ロープント・ラボラトリ−・コラを随意に与えた。これらのラ
ットを1日3回巻きタノくコ煙にさらした(30分/曝露)。実験を3か月間続
けた。
ラットを5群に分割した。1群(ラット7匹)には水を飲ませた。
■群(ラット7匹)にはパスツール殺菌法を低温条件下(米国第4879110
号)、すなわちパスツール殺菌法の温度を本発明の乳の有益な成分を不活化する
程上昇させない条件下で施した通常の脱脂粉乳を与えた。このようなパスツール
殺菌法を本明細書では特別のパスツール殺菌法と称する。■群(ラット9匹)に
は通常のパスツール殺菌法を施した抗ハチミツ脱脂粉乳を飲ませた。通常のパス
ツール殺菌を施した乳は、本発明の乳の有益な成分を破壊する温度で加熱される
。■群(ラット9匹)には特別のパスツール殺菌法を施した抗ハチミツ脱脂粉乳
を与えた。1群(ラット9匹)には特別のパスツール殺菌法を施した抗ミツバチ
脱脂粉乳を与えた。
1群のラットのための水および■から1群のラットのための前述の乳製品は随意
にとることができた。液体は1日2回交換した。動物はステンレス・スチールの
水飲みチューブが付いた無菌のビンから飲んだ。
3か列後、全ラットを剖検した。各ラットの腹膜腔にネムブタールの適量を注射
した。胸部および頚部臓器を露出し、血液試料は心臓から採取した。止血鉗子は
気管の喉頭の下端で締めた。A23ケージ皮下注射針を気管内に挿入し、固定用
の1%ゲルタールアルデヒドおよび1%バラホルムアルデヒド(pH7,3)を
気管の内腔に注入した。この固定法は気管および肺をできるだけ“生存している
状態”に近づけて保存するための試みとして用いた。
肺組織を固くした後、走査電子顕微鏡で見るために標準的な技法でさらに加工し
た。気管上皮並びに肺内部の気管支およびその他の気道、呼吸細気管支にまでも
特別の注意を払った。走査電子顕微鏡では、標本は10倍から50000倍の範
囲の倍率で見ることができる。
巻きタバコ煙が1群(水)、■群(特別のパスツール殺菌法を施した通常の脱脂
粉乳)および■群(通常のパスツール殺菌法を施した抗ハチミツ脱脂粉乳)のラ
ットの気管の内面の上皮に重篤な変質形成を引き起こしたのは容易に明白になっ
た。これらのラットでは気管上皮は100%損傷を受けた。対照的に■群のラッ
ト(特別のパスツール殺菌法を施された抗ミツバチ乳)の気管上皮は非常に高い
程度の保護が証明された。これらの研究で用いた煙の吸入の厳しい条件下でさえ
も、■および7群の大部分のラットの気管上皮の損傷はほとんどなく、数匹のラ
ットでは気管上皮の損傷は全くなかった。
■および7群のラットの気管上皮はラットが飲んだ乳中のある特別の成分により
保護されたと結論づけられた。この物質は特別の/くスツール殺菌法を施した通
常の乳(■群のラット)または通常のノくスツール殺菌法を施した抗ハチミツ乳
(■群のラット)には存在せず、ラットが摂取した水または固体の飼料(1群の
ラット)には存在しなかった。
巻きタバコ煙は呼吸細気管支を通る気管支および肺内の気道の上皮にもまた気管
上皮とほぼ同じように影響を及ぼした。■および7群のラットは保護されたが、
工、■および■群のう・ソトは保護されなかった。
本発明はこれまでに詳細に記載したので、本発明またはそれの任意の態様の思想
または範囲に影響を及ぼすことなく、条件、ノ々ラメ−ター等を広範におよび同
等の範囲で発明を実施することができることが当業者には理解されよう。
国際調査報告
Claims (14)
- 1.抗ハチミツ鳥類卵。
- 2.抗ハチミツウシ科動物乳。
- 3.請求項1記載の上記卵または請求項2記載の上記乳を含む食品。
- 4.少なくとも1種のハチミツ抗原を含む抗ハチミツ食品を製造するためのワク チン。
- 5.ハチミツで雌鳥類を免疫し;上記雌鳥類に上記ハチミツをブースター注射に より投与して上記雌鳥類の過免疫状態を維持し;および過免疫状態の上記鳥類か らの卵を収集することを含む、抗ハチミツ卵の産生方法。
- 6.上記雌鳥類が雌鶏である、請求項4記載の方法。
- 7.雌牛をハチミツで免疫し;上記ハチミツを上記雌牛にブースター注射により 投与して、上記雌牛の過免疫状態を維持し:および過免疫状態の上記雌牛から乳 を収集することを含む、抗ハチミツ乳の産生方法。
- 8.恒温動物に抗ハチミツ食品を抗アレルギーまたは抗毒性効果を生み出すのに 十分な量および時間投与することを含む、ハチミツアレルゲンにより上記動物に 誘起されたアレルギーまたは毒性反応に応じて発生する組織損傷の保護方法。
- 9.上記食品を抗ハチミツ鳥類卵、抗ハチミツ鳥類卵黄、抗ハチミツウシ科動物 乳および抗ハチミツウシ科動物脱脂粉乳から成る群がら選択する、請求項8記載 の方法。
- 10.上記食品が粉末の形態である、請求項8記載の方法。
- 11.上記食品が液体の形態である、請求項8記載の方法。
- 12.上記恒温動物がヒトを含む、請求項8記載の方法。
- 13.上記ヒトが2か月齢未満の幼児である、請求項12記載の方法。
- 14.上記抗アレルギーまたは抗毒性反応がクロストリジウム・ボツリヌムに対 する保護を付与する、請求項13記載の方法。
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