JPH0550184U - ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ - Google Patents

ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ

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JPH0550184U
JPH0550184U JP11001791U JP11001791U JPH0550184U JP H0550184 U JPH0550184 U JP H0550184U JP 11001791 U JP11001791 U JP 11001791U JP 11001791 U JP11001791 U JP 11001791U JP H0550184 U JPH0550184 U JP H0550184U
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文祥 谷川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な強度を確保しながら、小形化を図る。 【構成】 絶縁電線60をその途中で略円形状に湾曲さ
せてその湾曲部61からそれぞれ延びる一対の線状領域
62,62を相互に接触させる。 【効果】 線状領域62,62外側に強度上必要な樹脂
成形体の肉厚を確保したときのプローブ50の外径寸法
が従来より小さくなり、小形化を図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば車両用ディスクブレーキのブレーキパッド等のブレーキラ イニング材の摩耗を検知するための摩耗検知用プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、車両用ディスクブレーキ1は、車輪と連動して回転するロ ータ2にブレーキパッド3等のブレーキライニング材を挟み込むように押し付け て、ブレーキングするようにしている。このようなディスクブレーキ1では、ブ レーキパッド3と並設されたプローブ10により、ロータ2との接触によるブレ ーキパッド3の残量を検知し、過度の摩耗に至る前に警告を発するようにしてい る。
【0003】 図5はブレーキパッド3の摩耗検知用プローブ10を示す平面図、図6はその 斜視図、図7はプローブ10の製法を説明するための斜視図である。このプロー ブ10の製造は、次のようにして行われる。すなわち、まず図7に示すように、 金型内に設けられた電線位置ずれ防止用ピン20の胴部外周に、絶縁電線11等 の線状導電体を途中で折返すように半円状に巻き付けることにより、湾曲部11 aと、この湾曲部11a両端からそれぞれ延びる一対の線状領域11b,11b を有する検知部Kを形成する。そして、検知部Kの線状領域11b,11bを相 互に平行に保った状態で金型外に引き出して金型を密閉し、この金型内に樹脂材 を注入し、固化させた後、金型から取り出す。こうして、図5および図6に示す ように、樹脂成形体13の内部に検知部Kが埋め込まれたプローブ10を形成す る。このプローブ10では、検知部Kの湾曲部11aが成形体13の先端10a 側に配置されるとともに、一対の線状領域11b,11bが成形体13の基端1 0bから外部に引き出される。また、曲成部11aの内周側には、金型のピン2 0を抜き取る際に形成されたピン抜取穴21が形成される。
【0004】 このプローブ10は、その先端10aがロータ2に対向するようにして、つば 部10cがブレーキパッド3の裏金3aに固定されるとともに、成形体13から 引き出された両線状領域11b,11bの端部が図示しない警告回路にそれぞれ 接続される。そして、ブレーキ操作に応じロータとの接触でブレーキパッド3が 摩耗していき、その残量が減少するにつれてまずプローブ10の先端10aが摩 耗され、ついで湾曲部11aが摩耗され、ブレーキパッド3の残量が所定量に達 した時点で湾曲部11aが切断される。これにより、検知部Kが電気的に断線さ れることになるので、その断線が上記警告回路により検知されて警告が発せられ るように構成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のようなプローブ10では、ロータ2との接触による押圧力が プローブ10の先端10aに加わると、一対の線状領域11b,11bが外側に 開成する力を受けるため、強度上、線状領域11b,11bの外側に位置する成 形体13の肉厚A1を所定量確保する必要がある。
【0006】 したがって、従来のプローブ10のように、絶縁電線11を半円状に曲成して 湾曲部11aを形成した場合には、一対の線状領域11b,11b間の距離が、 湾曲部11aの内径に等しい大きな寸法となるため、これに線状領域11b,1 1bの径寸法と肉厚A1をそれぞれ2倍して加算した寸法が成形体の外径寸法と なり、プローブ10が大型化するという問題があった。
【0007】 この考案は、上記従来技術の問題を解消し、強度を十分に確保しながら、小型 化を図ることができるブレーキライニング材の摩耗検知用プローブを提供するこ とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、線状導電体を途中で折返すことにより、湾曲部と、その湾曲部両 端からそれぞれ延びる一対の線状領域とを有する検知部を形成して、その検知部 を樹脂によりモールド成形してなり、ブレーキライニング材の摩耗による残量が 所定量に達したとき、前記検知部の湾曲部がロータとの接触により断線するブレ ーキライニング材の摩耗検知用プローブであって、上記目的を達成するため、前 記湾曲部を略円形状に湾曲させて、前記一対の線状領域間の寸法を前記湾曲部の 内径寸法よりも小さく設定している。
【0009】
【作用】
この考案のブレーキライニング材の摩耗検知用プローブにおいては、湾曲部を 略円形状に湾曲させて、一対の線状領域間の寸法を導電体の湾曲部の内径寸法よ りも小さく設定しているため、それら線状領域の外側に強度上必要な樹脂成形体 による所定量の肉厚を確保したときの外径寸法が従来よりも小さくなり、プロー ブの小型化を図ることができる。
【0010】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例であるブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ 50を示す平面図、図2はその斜視図である。両図に示すように、このプローブ 50は、絶縁電線60等の線状導電体を途中で折返すことにより、略円形状に形 成された湾曲部61と、その湾曲部61の両端からそれぞれ延びる一対の線状領 域62,62とを有する検知部Kを備え、この検知部Kの湾曲部61と線状領域 62,62の一部が樹脂70によりモールドされている。
【0011】 絶縁電線60の両線状領域62,62は相互に接触した状態で、樹脂70の基 端52中央から外部に引き出されるとともに、基端52側の外周にはつば部56 が一体成形されている。さらに、湾曲部61の内周側には後述する電線位置ずれ 防止用ピンの抜取穴53が形成されるとともに、両線状領域62,62外側の湾 曲部61近傍には、後述する電線位置決め用ピンの抜取穴54が形成される。
【0012】 このプローブ50を製造するにあたり、図3に示すように、絶縁電線60の湾 曲部61内周側と、両線状領域62,62外側の湾曲部61近傍とにそれぞれ位 置的に対応して、電線位置ずれ防止用ピン100および電線位置決め用ピン11 0,110が設けられた金型を準備する。そして、絶縁電線60を位置ずれ防止 用ピン100の胴部外周に、絶縁電線60を途中で折返すように略円形状に巻き 付けることにより湾曲部61を形成し、この湾曲部61からそれぞれ延びる両線 状領域62,62を位置決め用ピン110,110間に通して両線状領域62, 62を相互に接触させながら金型外に直線状に引き出す。その状態で、金型を密 閉して樹脂材を注入し、固化させた後、樹脂成形体を金型から取り出す。これに より、検知部Kの湾曲部61が成形体である樹脂70の先端51側に配置される とともに、両線状領域62,62が相互に接触しながら樹脂70の基端52中央 から外部に引き出されたプローブ50が形成される。なお、湾曲部61の内周側 には金型の電線位置ずれ防止用ピン100を抜き取る際に形成されたピン抜取穴 53が設けられるとともに、両線状領域62,62外側の湾曲部61近傍には、 同じく金型の電線位置決め用ピン110,110を抜き取る際に形成されたピン 抜取穴54,54が設けられる。
【0013】 図1に示すように、このプローブ50の車両用ディスクブレーキへの組付は、 ブレーキパッドの側方位置において、プローブ50の先端51をロータに対向さ せるようにして、つば部56をブレーキパッドの裏金40に取り付け、プローブ 50から引き出された絶縁電線60の両線状領域62,62を図示しない警告回 路に接続する。
【0014】 このプローブ50において、ブレーキ操作に応じロータとの接触でブレーキパ ッドが摩耗していくと、まずプローブ50の先端51が摩耗し、つぎに湾曲部6 1が順次摩耗してブレーキパッドの残量が所定量に達すると湾曲部61が断線し 、このとき上記警告回路を介して警告が発せられる。
【0015】 このプローブ50によれば、湾曲部61を略円形状に形成してその湾曲部61 からそれぞれ延びる両線状領域62,62間の距離(この実施例では、両線状領 域62,62を相互に接触させているため、距離はゼロ)を湾曲部61の内径寸 法2Rよりも小さく設定しているため、両線状領域62,62の外側に強度上必 要な樹脂70による所定量の肉厚を確保したときの外径寸法が従来よりも小さく なり、プローブ50の小型化を図ることができる。ちなみに、このプローブ50 の外径寸法を、図4に示す従来のプローブ10のそれと同寸法に設定する場合に は、少なくとも線状領域62,62外側の肉厚A2は従来の肉厚A1よりも厚く なり、強度が高められることになる。したがって、従来と同程度の強度を確保し ようとすると、プローブ50の外径寸法を小さくできる。
【0016】 なお、上記実施例では、両線状領域62,62を相互に接触させるようにして いるが、必ずしも接触させる必要はなく、両線状領域62,63間の寸法を湾曲 部61の内直径寸法2Rよりも小さく設定すれば上述の効果を得ることができる 。
【0017】 また、プローブ50をブレーキパッドの側方位置に取り付けているが、ブレー キパッド内に埋め込むように取り付けてもよい。
【0018】 また、ディスクブレーキにおけるブレーキパッドの摩耗を検知するようにして いるが、ドラムブレーキのライニングシュー等、他のブレーキライニング材の摩 耗を検知するようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案のブレーキライニング材の摩耗検知用プローブによれ ば、検知部の湾曲部を略円形状に湾曲させて、一対の線状領域間の寸法を湾曲部 の内径寸法よりも小さく設定しているため、それら線状領域の外側に強度上必要 な樹脂成形体による所定量の肉厚を確保したときの外径寸法が従来よりも小さく なり、プローブの小形化を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるブレーキライニング
材の摩耗検知用プローブを示す平面図である。
【図2】実施例のプローブを示す斜視図である。
【図3】実施例のプローブの製法を説明するための斜視
図である。
【図4】車両用ディスクブレーキを示す模式図である。
【図5】従来のブレーキライニング材の摩耗検知用プロ
ーブを示す平面図である。
【図6】従来のプローブを示す斜視図である。
【図7】従来のプローブの製法を説明するための斜視図
である。
【符号の説明】
50 プローブ 60 絶縁電線 61 湾曲部 62 線状領域 70 樹脂 2R 内径寸法 K 検知部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状導電体を途中で折返すことにより、
    湾曲部と、その湾曲部両端からそれぞれ延びる一対の線
    状領域とを有する検知部を形成して、その検知部を樹脂
    によりモールド成形してなり、ブレーキライニング材の
    摩耗による残量が所定量に達したとき、前記検知部の湾
    曲部がロータとの接触により断線するブレーキライニン
    グ材の摩耗検知用プローブにおいて、 前記湾曲部を略円形状に湾曲させて、前記一対の線状領
    域間の寸法を前記湾曲部の内径寸法よりも小さく設定し
    たことを特徴とするブレーキライニング材の摩耗検知用
    プローブ。
JP1991110017U 1991-12-13 1991-12-13 ブレーキライニング材の摩耗検知用プローブ Expired - Lifetime JP2580484Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5036871A (ja) * 1973-08-06 1975-04-07

Patent Citations (1)

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JPS5036871A (ja) * 1973-08-06 1975-04-07

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