JPH0550252A - 溶接h形鋼の製造方法 - Google Patents
溶接h形鋼の製造方法Info
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- JPH0550252A JPH0550252A JP2019391A JP2019391A JPH0550252A JP H0550252 A JPH0550252 A JP H0550252A JP 2019391 A JP2019391 A JP 2019391A JP 2019391 A JP2019391 A JP 2019391A JP H0550252 A JPH0550252 A JP H0550252A
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- welded
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 炭素鋼のみならずステンレス鋼を素材とする
場合でも、溶接欠陥が全く存在しない溶接H形鋼を製造
する。 【構成】 鋼帯のフランジ材1-1 、1-2 とウェブ材2を
溶接する溶接H形鋼の製造において、一対の加圧ロール
3-1 、3-2 を電極とし、加圧ロール3-1 、3-2 間に直流
電流を流し、フランジ材1-1 、1-2 とウェブ材2を加
圧、通電して溶接する。
場合でも、溶接欠陥が全く存在しない溶接H形鋼を製造
する。 【構成】 鋼帯のフランジ材1-1 、1-2 とウェブ材2を
溶接する溶接H形鋼の製造において、一対の加圧ロール
3-1 、3-2 を電極とし、加圧ロール3-1 、3-2 間に直流
電流を流し、フランジ材1-1 、1-2 とウェブ材2を加
圧、通電して溶接する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鋼帯をT継手形状に
溶接することに係わるもので、特に溶接H形鋼の製造方
法に関する。
溶接することに係わるもので、特に溶接H形鋼の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】土木、建築の分野に使用されている形鋼
には、ロール圧延形鋼と溶接H形鋼の2種類がある。後
者は比較的薄肉品の製造と小ロットに対応した製造が容
易であるから、プレハブ建築用を主体として多用されて
いる。
には、ロール圧延形鋼と溶接H形鋼の2種類がある。後
者は比較的薄肉品の製造と小ロットに対応した製造が容
易であるから、プレハブ建築用を主体として多用されて
いる。
【0003】溶接H形鋼の主な製造方法として、接触式
高周波抵抗溶接法がある。この方法は、高周波電流の特
性である表皮効果、近接効果を利用して接合部に高周波
電流を集中させ、抵抗発熱により接合部の温度を上昇さ
せ、溶融させて、加圧下で溶接を行う方法である。
高周波抵抗溶接法がある。この方法は、高周波電流の特
性である表皮効果、近接効果を利用して接合部に高周波
電流を集中させ、抵抗発熱により接合部の温度を上昇さ
せ、溶融させて、加圧下で溶接を行う方法である。
【0004】接触式高周波抵抗溶接法の一例を図2に示
す。熱間圧延鋼帯を所定の寸法にスリットして得た1枚
のウェブ材2と2枚のフランジ材1-1 、1-2 を一対の加
圧ロール4-1 、4-2 で加圧しながら、ウェブ材2とフラ
ンジ材1-1 、1-2 のそれぞれに接触子(電極)5-1 、5-
2 、6-1 、6-2 を用いて高周波電流を流し、ウェブ材2
とフランジ材1-1 、1-2 の接合部V1、V2を加熱し、溶融
させて、加圧ロール4-1 、4-2 により加圧溶接するもの
である。
す。熱間圧延鋼帯を所定の寸法にスリットして得た1枚
のウェブ材2と2枚のフランジ材1-1 、1-2 を一対の加
圧ロール4-1 、4-2 で加圧しながら、ウェブ材2とフラ
ンジ材1-1 、1-2 のそれぞれに接触子(電極)5-1 、5-
2 、6-1 、6-2 を用いて高周波電流を流し、ウェブ材2
とフランジ材1-1 、1-2 の接合部V1、V2を加熱し、溶融
させて、加圧ロール4-1 、4-2 により加圧溶接するもの
である。
【0005】図2に示す接触式高周波抵抗溶接法の場
合、接合部V1側の高周波電流は接触子(電極)5-1 から
ウェブ材2の鋼帯端面、接合部V1を経由し、フランジ材
1-1 の鋼帯平面、接触子(電極)5-2 へと流れ、接合部
V2側の高周波電流は接触子(電極)6-1 からウェブ材2
の鋼帯端面、接合部V2を経由し、フランジ材1-2 の鋼帯
平面、接触子(電極)6-2 へと流れる。
合、接合部V1側の高周波電流は接触子(電極)5-1 から
ウェブ材2の鋼帯端面、接合部V1を経由し、フランジ材
1-1 の鋼帯平面、接触子(電極)5-2 へと流れ、接合部
V2側の高周波電流は接触子(電極)6-1 からウェブ材2
の鋼帯端面、接合部V2を経由し、フランジ材1-2 の鋼帯
平面、接触子(電極)6-2 へと流れる。
【0006】接触式高周波抵抗溶接法は、電縫管の製造
にも用いられている。電縫管の溶接では、接合部の肉厚
がほぼ同じであり、かつ接合部の形状が対称形である。
しかし、溶接H形鋼の溶接では、接合部の肉厚が異なる
場合が多く、しかも接合部の形状が非対称である。即
ち、被溶接材であるウェブ材とフランジ材の肉厚は異な
る場合が多く、またウェブ材の鋼帯端面とフランジ材の
鋼帯平面とで形成される接合部は『線と面』の関係をな
す。『線』のウェブ材の鋼帯端面と『面』のフランジ材
の鋼帯平面に同一の高周波電流が流れる。ウェブ材の鋼
帯端面には高周波電流が集中してフランジ材の鋼帯平面
より高温になるから、接合部におけるウェブ材の溶融量
とフランジ材の溶融量に差が生じる。従って、溶接H形
鋼の溶接では、電縫管の溶接と比較して接合部の溶融量
の差に起因する溶接欠陥(以下、この溶接欠陥を冷接欠
陥という)が発生し易い。また、ウェブ材とフランジ材
を加圧ロールで加圧して接合部を形成した以降、接触子
(電極)から接合部までのウェブ材の鋼帯端面およびフ
ランジ材の鋼帯平面は、高周波電流により常に加熱さ
れ、昇温するから大気により酸化される。発生した酸化
物は、接合部に残存して溶接欠陥になり易い。
にも用いられている。電縫管の溶接では、接合部の肉厚
がほぼ同じであり、かつ接合部の形状が対称形である。
しかし、溶接H形鋼の溶接では、接合部の肉厚が異なる
場合が多く、しかも接合部の形状が非対称である。即
ち、被溶接材であるウェブ材とフランジ材の肉厚は異な
る場合が多く、またウェブ材の鋼帯端面とフランジ材の
鋼帯平面とで形成される接合部は『線と面』の関係をな
す。『線』のウェブ材の鋼帯端面と『面』のフランジ材
の鋼帯平面に同一の高周波電流が流れる。ウェブ材の鋼
帯端面には高周波電流が集中してフランジ材の鋼帯平面
より高温になるから、接合部におけるウェブ材の溶融量
とフランジ材の溶融量に差が生じる。従って、溶接H形
鋼の溶接では、電縫管の溶接と比較して接合部の溶融量
の差に起因する溶接欠陥(以下、この溶接欠陥を冷接欠
陥という)が発生し易い。また、ウェブ材とフランジ材
を加圧ロールで加圧して接合部を形成した以降、接触子
(電極)から接合部までのウェブ材の鋼帯端面およびフ
ランジ材の鋼帯平面は、高周波電流により常に加熱さ
れ、昇温するから大気により酸化される。発生した酸化
物は、接合部に残存して溶接欠陥になり易い。
【0007】溶接欠陥を減少させ、防止する方法の一つ
として、本発明者らは、フランジ材の幅中央を曲げの中
心線とし、フランジ材をウェブ材と反対側に曲げた状態
で加圧溶接する接触式高周波抵抗溶接法を提案した(特
開平2−59184 号公報参照)。この方法では、曲げられ
たフランジ材の幅中央が『線』となり、ウェブ材の鋼帯
端面とフランジ材の鋼帯平面とで形成される接合部を、
前述の『線と面』の関係から『線と線』の関係にするも
のである。接合部を『線と線』の関係、即ち対称形とす
ることによって、ウェブ材とフランジ材の溶融量の差を
減少させようとするものである。しかし、この方法で
は、溶接後フランジ材の曲がりを矯正するための工程を
当然必要とし、溶接H形鋼の生産性を低下させ、製造コ
ストを上昇させるという問題がある。
として、本発明者らは、フランジ材の幅中央を曲げの中
心線とし、フランジ材をウェブ材と反対側に曲げた状態
で加圧溶接する接触式高周波抵抗溶接法を提案した(特
開平2−59184 号公報参照)。この方法では、曲げられ
たフランジ材の幅中央が『線』となり、ウェブ材の鋼帯
端面とフランジ材の鋼帯平面とで形成される接合部を、
前述の『線と面』の関係から『線と線』の関係にするも
のである。接合部を『線と線』の関係、即ち対称形とす
ることによって、ウェブ材とフランジ材の溶融量の差を
減少させようとするものである。しかし、この方法で
は、溶接後フランジ材の曲がりを矯正するための工程を
当然必要とし、溶接H形鋼の生産性を低下させ、製造コ
ストを上昇させるという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、溶接
H形鋼の製造においては、接合部の溶融量の差に起因す
る冷接欠陥等の溶接欠陥、または酸化物に起因する溶接
欠陥が発生し易い。そのため、強度あるいは耐食性を要
求される部材への適用には問題がある。即ち、溶接欠陥
を起点とする接合部からの破断または異常腐食という問
題が強度部材への適用あるいは耐食材としての適用を困
難としている。
H形鋼の製造においては、接合部の溶融量の差に起因す
る冷接欠陥等の溶接欠陥、または酸化物に起因する溶接
欠陥が発生し易い。そのため、強度あるいは耐食性を要
求される部材への適用には問題がある。即ち、溶接欠陥
を起点とする接合部からの破断または異常腐食という問
題が強度部材への適用あるいは耐食材としての適用を困
難としている。
【0009】冷接欠陥を低減させるために溶接入熱量を
増加させると、ウェブ材の溶接入熱量が過多となり、ビ
ードが大きくなる。ビードが大きくなると、溶接H形鋼
の美観を損なうのみでなく、塗装時に塗料がビードエッ
ジまで染み込まず、使用中に発錆するという問題が生じ
る。
増加させると、ウェブ材の溶接入熱量が過多となり、ビ
ードが大きくなる。ビードが大きくなると、溶接H形鋼
の美観を損なうのみでなく、塗装時に塗料がビードエッ
ジまで染み込まず、使用中に発錆するという問題が生じ
る。
【0010】溶接H形鋼の材質については、現在炭素鋼
が主体であるが、耐食性の向上が要求されていることか
ら判断すると、今後ステンレス鋼等の高耐食材が用いら
れる可能性が強い。ステンレス鋼はCrを多量に含有して
おり、溶融時に融点の高い酸化物を形成する。この酸化
物が接合部に残存して溶接欠陥となり易く、炭素鋼の場
合以上に溶接H形鋼の製造および品質管理を困難にす
る。
が主体であるが、耐食性の向上が要求されていることか
ら判断すると、今後ステンレス鋼等の高耐食材が用いら
れる可能性が強い。ステンレス鋼はCrを多量に含有して
おり、溶融時に融点の高い酸化物を形成する。この酸化
物が接合部に残存して溶接欠陥となり易く、炭素鋼の場
合以上に溶接H形鋼の製造および品質管理を困難にす
る。
【0011】本発明の目的は、炭素鋼のみならずステン
レス鋼においても、溶接欠陥が全く存在しない溶接H形
鋼を製造する方法を提供することにある。
レス鋼においても、溶接欠陥が全く存在しない溶接H形
鋼を製造する方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、鋼帯の
フランジ材とウェブ材を溶接する溶接H形鋼の製造にお
いて、一対の加圧ロールを電極とし、加圧ロール間に直
流電流を流し、フランジ材とウェブ材を加圧、通電して
溶接することを特徴とする溶接H形鋼の製造方法にあ
る。
フランジ材とウェブ材を溶接する溶接H形鋼の製造にお
いて、一対の加圧ロールを電極とし、加圧ロール間に直
流電流を流し、フランジ材とウェブ材を加圧、通電して
溶接することを特徴とする溶接H形鋼の製造方法にあ
る。
【0013】
【作用】抵抗発熱で接合部を昇温させた場合、接合部の
溶融量の差に起因する冷接欠陥が発生したり、また被溶
接材中に含まれる酸化し易い元素、例えばSi、Mn、Crが
高温若しくは溶融状態で大気により酸化され、酸化物が
接合部に残存することに起因する溶接欠陥が発生する。
溶融量の差に起因する冷接欠陥が発生したり、また被溶
接材中に含まれる酸化し易い元素、例えばSi、Mn、Crが
高温若しくは溶融状態で大気により酸化され、酸化物が
接合部に残存することに起因する溶接欠陥が発生する。
【0014】接合部の昇温、溶融および接合を極めて短
時間で完了させることにより、接合部の溶融量の差を少
なくし、また接合部での酸化物の発生若しくは酸化物の
残存を防止して、溶接欠陥の全くない溶接H形鋼を得る
ことができる。
時間で完了させることにより、接合部の溶融量の差を少
なくし、また接合部での酸化物の発生若しくは酸化物の
残存を防止して、溶接欠陥の全くない溶接H形鋼を得る
ことができる。
【0015】接合部の昇温、溶融および接合を極めて短
時間で完了させる方法は以下のとおりである。図1は、
本願発明の溶接H形鋼の製造方法を説明する概略斜視図
である。
時間で完了させる方法は以下のとおりである。図1は、
本願発明の溶接H形鋼の製造方法を説明する概略斜視図
である。
【0016】一対のフランジ材1-1 、1-2 とウェブ材2
は熱間圧延鋼帯を所定の寸法にスリットして得られたも
のであり、図1に記載されていない種々のロールに導か
れ、矢印方向に送られて溶接工程に入る。溶接工程で
は、電極を兼ねた一対の加圧ロール3-1 、3-2 (以下、
このロールを電極ロールという)によりフランジ材1-
1、1-2 とウェブ材2は圧下され、接合部V1、V2を形成
する。接合部V1、V2が形成されると同時に、即ち電極ロ
ール3-1 、3-2 、フランジ材1-1 、1-2 およびウェブ材
2が接触すると同時に、フランジ材1-1 、1-2 とウェブ
材2に直流電流が流れる。フランジ材1-1 、1-2 および
ウェブ材2に直流電流が流れると、フランジ材1-1 とウ
ェブ材2の接合部V1およびウェブ材2とフランジ材1-2
の接合部V2の抵抗は、被溶接材の固有抵抗に加えて接触
抵抗の分が増加する。従って、接合部V1、V2は急速に昇
温し、溶融する。溶融すると同時に接合部V1、V2は、電
極ロール3-1 、3-2 により加圧溶接される。
は熱間圧延鋼帯を所定の寸法にスリットして得られたも
のであり、図1に記載されていない種々のロールに導か
れ、矢印方向に送られて溶接工程に入る。溶接工程で
は、電極を兼ねた一対の加圧ロール3-1 、3-2 (以下、
このロールを電極ロールという)によりフランジ材1-
1、1-2 とウェブ材2は圧下され、接合部V1、V2を形成
する。接合部V1、V2が形成されると同時に、即ち電極ロ
ール3-1 、3-2 、フランジ材1-1 、1-2 およびウェブ材
2が接触すると同時に、フランジ材1-1 、1-2 とウェブ
材2に直流電流が流れる。フランジ材1-1 、1-2 および
ウェブ材2に直流電流が流れると、フランジ材1-1 とウ
ェブ材2の接合部V1およびウェブ材2とフランジ材1-2
の接合部V2の抵抗は、被溶接材の固有抵抗に加えて接触
抵抗の分が増加する。従って、接合部V1、V2は急速に昇
温し、溶融する。溶融すると同時に接合部V1、V2は、電
極ロール3-1 、3-2 により加圧溶接される。
【0017】直流電流は電極ロール3-1 からフランジ材
1-1 とウェブ材2の接合部V1、ウェブ材2とフランジ材
1-2 の接合部V2、電極ロール3-2 へと順に流れる。即
ち、前述の接触式高周波抵抗溶接法と異なり、ウェブ材
2の鋼帯端面あるいはフランジ材1-1 の鋼帯平面には直
流電流は流れずに、接合部V1、V2のみに流れる。従っ
て、接合部V1、V2のみが加熱される。尤も、直流電流は
既に溶接された溶接H形鋼の長手方向にも流れようとす
るが、既に溶接された部位は新たな溶接前の接合部V1、
V2より高温であり、従って抵抗が大きいから、直流電流
は主として接合部V1、V2のみに流れる。
1-1 とウェブ材2の接合部V1、ウェブ材2とフランジ材
1-2 の接合部V2、電極ロール3-2 へと順に流れる。即
ち、前述の接触式高周波抵抗溶接法と異なり、ウェブ材
2の鋼帯端面あるいはフランジ材1-1 の鋼帯平面には直
流電流は流れずに、接合部V1、V2のみに流れる。従っ
て、接合部V1、V2のみが加熱される。尤も、直流電流は
既に溶接された溶接H形鋼の長手方向にも流れようとす
るが、既に溶接された部位は新たな溶接前の接合部V1、
V2より高温であり、従って抵抗が大きいから、直流電流
は主として接合部V1、V2のみに流れる。
【0018】本願発明の製造方法においては、接合部V
1、V2が形成されて初めて接合部V1、V2に直流電流が流
れる。その後、接合部V1、V2が急速に加熱され、昇温
し、溶融するから、昇温し、溶融した接合部V1、V2が大
気にさらされる時間が極めて短く、接合部V1、V2に酸化
物に起因する溶接欠陥が発生する可能性は皆無である。
1、V2が形成されて初めて接合部V1、V2に直流電流が流
れる。その後、接合部V1、V2が急速に加熱され、昇温
し、溶融するから、昇温し、溶融した接合部V1、V2が大
気にさらされる時間が極めて短く、接合部V1、V2に酸化
物に起因する溶接欠陥が発生する可能性は皆無である。
【0019】また、接合部V1、V2が形成されて初めて接
合部V1、V2が急速に加熱され、昇温し、溶融するから、
接合部V1、V2の昇温、溶融は、その周辺の幾何学的形状
に左右されない。従って、接合部V1におけるフランジ材
1-1 の溶融量とウェブ材2の溶融量および接合部V2にお
けるフランジ材1-2 の溶融量とウェブ材2の溶融量とに
大きな差が発生しない。
合部V1、V2が急速に加熱され、昇温し、溶融するから、
接合部V1、V2の昇温、溶融は、その周辺の幾何学的形状
に左右されない。従って、接合部V1におけるフランジ材
1-1 の溶融量とウェブ材2の溶融量および接合部V2にお
けるフランジ材1-2 の溶融量とウェブ材2の溶融量とに
大きな差が発生しない。
【0020】さらに、直流電流を使用しているので、高
周波電流を使用したときのようなスティッチ(電流が0
アンペアになる時点で発生する未溶融部)が発生しな
い。従って、溶接H形鋼の製造を高速で行うことが可能
である。
周波電流を使用したときのようなスティッチ(電流が0
アンペアになる時点で発生する未溶融部)が発生しな
い。従って、溶接H形鋼の製造を高速で行うことが可能
である。
【0021】さらにまた、接合部V1、V2の昇温、溶融は
瞬時に行われ、図3の(a)に示すように接合部の金属
溶融量は極めて少ないから、ビードが過大になるという
こともない。従って、前述したような過大なビードに起
因する発錆の問題は生じない。図3は、本願発明の製造
方法の場合(a)と接触式高周波抵抗溶接法の場合
(b)に生じるビードを比較した模式図である。
瞬時に行われ、図3の(a)に示すように接合部の金属
溶融量は極めて少ないから、ビードが過大になるという
こともない。従って、前述したような過大なビードに起
因する発錆の問題は生じない。図3は、本願発明の製造
方法の場合(a)と接触式高周波抵抗溶接法の場合
(b)に生じるビードを比較した模式図である。
【0022】
【実施例】図1に示す本願発明の製造方法と図2に示す
接触式高周波抵抗溶接法により、表1に掲げた材質と寸
法の溶接H形鋼を製造した。表1中の寸法は、上段から
順にフランジの肉厚、ウェブの肉厚、フランジの幅、ウ
ェブの幅を意味する。
接触式高周波抵抗溶接法により、表1に掲げた材質と寸
法の溶接H形鋼を製造した。表1中の寸法は、上段から
順にフランジの肉厚、ウェブの肉厚、フランジの幅、ウ
ェブの幅を意味する。
【0023】溶接H形鋼を製造する際の溶接条件を表1
に併記している。試験No.1〜3 における溶接電力は、直
流電流によるもので、溶接機への一次入力値を意味す
る。試験No.4〜5 における溶接電力は、周波数が 450Hz
の高周波電流によるもので、溶接機への一次入力値を意
味する。
に併記している。試験No.1〜3 における溶接電力は、直
流電流によるもので、溶接機への一次入力値を意味す
る。試験No.4〜5 における溶接電力は、周波数が 450Hz
の高周波電流によるもので、溶接機への一次入力値を意
味する。
【0024】溶接部の品質確認結果として、溶接欠陥発
生率およびピールテスト結果を表1に併記する。溶接欠
陥発生率は、ビードの長手方向断面の溶接線上における
溶接欠陥長さの総和を溶接線全長で除した割合(%)を
意味する。ビード断面での溶接欠陥は、倍率 200倍の光
学顕微鏡を用いて鏡面研磨試験片を観察することで確認
した。ピールテストとは、溶接H形鋼を一定長さ(50m
m)に切断後、切断端面のフランジを引き剥がす試験で
あり、ピールテスト結果は、フランジが引き剥がされた
切断片の総和を供試切断片の総数で除した割合(%)を
意味する。
生率およびピールテスト結果を表1に併記する。溶接欠
陥発生率は、ビードの長手方向断面の溶接線上における
溶接欠陥長さの総和を溶接線全長で除した割合(%)を
意味する。ビード断面での溶接欠陥は、倍率 200倍の光
学顕微鏡を用いて鏡面研磨試験片を観察することで確認
した。ピールテストとは、溶接H形鋼を一定長さ(50m
m)に切断後、切断端面のフランジを引き剥がす試験で
あり、ピールテスト結果は、フランジが引き剥がされた
切断片の総和を供試切断片の総数で除した割合(%)を
意味する。
【0025】試験No.1〜3 は、本発明例である。材質が
炭素鋼の場合でもステンレス鋼の場合でも、溶接欠陥発
生率およびピールテスト結果の両方において全く問題の
ない溶接H形鋼を製造することができた。
炭素鋼の場合でもステンレス鋼の場合でも、溶接欠陥発
生率およびピールテスト結果の両方において全く問題の
ない溶接H形鋼を製造することができた。
【0026】試験No.4は、本発明例の試験No.3と同じ材
質(炭素鋼)、寸法の溶接H形鋼を、接触式高周波抵抗
溶接法により製造した比較例である。ピールテスト結果
は僅かに悪化した程度であるが、溶接欠陥発生率は大幅
に悪化した。
質(炭素鋼)、寸法の溶接H形鋼を、接触式高周波抵抗
溶接法により製造した比較例である。ピールテスト結果
は僅かに悪化した程度であるが、溶接欠陥発生率は大幅
に悪化した。
【0027】試験No.5は、本発明例の試験No.1と同じ材
質(ステンレス鋼)、寸法の溶接H形鋼を、接触式高周
波抵抗溶接法により製造した比較例である。溶接速度を
試験No.1のほぼ64%と遅くしたにも拘わらず、溶接欠陥
発生率およびピールテスト結果の両方が大幅に悪化し
た。
質(ステンレス鋼)、寸法の溶接H形鋼を、接触式高周
波抵抗溶接法により製造した比較例である。溶接速度を
試験No.1のほぼ64%と遅くしたにも拘わらず、溶接欠陥
発生率およびピールテスト結果の両方が大幅に悪化し
た。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】本発明の方法によれば、炭素鋼のみなら
ずステンレス鋼を素材とする場合でも、溶接欠陥が全く
存在しない溶接H形鋼を製造することができる。
ずステンレス鋼を素材とする場合でも、溶接欠陥が全く
存在しない溶接H形鋼を製造することができる。
【図1】本願発明の溶接H形鋼の製造方法を説明する概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】接触式高周波抵抗溶接法により、溶接H形鋼を
製造する方法を説明する概略斜視図である。
製造する方法を説明する概略斜視図である。
【図3】本願発明の製造方法と接触式高周波抵抗溶接法
のそれぞれの場合に生じるビードを比較した模式図であ
る。
のそれぞれの場合に生じるビードを比較した模式図であ
る。
1-1 、1-2 は鋼帯のフランジ材、2は鋼帯のウェブ材、
3-1 、3-2 は電極を兼ねた一対の加圧ロール(電極ロー
ル)、4-1 、4-2 は一対の加圧ロール、5-1 、5-2 は接
触子(電極)、6-1 、6-2 は接触子(電極)、Vは接合
部である。
3-1 、3-2 は電極を兼ねた一対の加圧ロール(電極ロー
ル)、4-1 、4-2 は一対の加圧ロール、5-1 、5-2 は接
触子(電極)、6-1 、6-2 は接触子(電極)、Vは接合
部である。
Claims (1)
- 【請求項1】 鋼帯のフランジ材とウェブ材を溶接する
溶接H形鋼の製造において、一対の加圧ロールを電極と
し、加圧ロール間に直流電流を流し、フランジ材とウェ
ブ材を加圧、通電して溶接することを特徴とする溶接H
形鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019391A JPH0550252A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 溶接h形鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019391A JPH0550252A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 溶接h形鋼の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550252A true JPH0550252A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=12020343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019391A Pending JPH0550252A (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | 溶接h形鋼の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550252A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105705294A (zh) * | 2013-11-14 | 2016-06-22 | 日新制钢株式会社 | 焊接型钢的制造装置及制造方法 |
| JP2017047451A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 新日鐵住金株式会社 | めっき鋼板の高周波抵抗溶接用の給電電極 |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP2019391A patent/JPH0550252A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105705294A (zh) * | 2013-11-14 | 2016-06-22 | 日新制钢株式会社 | 焊接型钢的制造装置及制造方法 |
| US10583527B2 (en) | 2013-11-14 | 2020-03-10 | Nippon Steel Nisshin Co., Ltd. | Device and method for manufacturing welded shaped steel |
| JP2017047451A (ja) * | 2015-09-02 | 2017-03-09 | 新日鐵住金株式会社 | めっき鋼板の高周波抵抗溶接用の給電電極 |
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