JPH05503869A - 強化された歯科用補綴物 - Google Patents

強化された歯科用補綴物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 強化された歯科用補綴物 本願は米国出願筒07/472.073号の一部継続出願である。
発明の分野 この発明は歯科用補綴物(以下“歯構造物”と呼称する)の強化方法、強化材料 、及び前記方法によって製造される歯構造物に係わる。この発明は強化プラスチ ック又は樹脂の分野にも係わる。
発明の背景 強化プラスチックは複合材を形成する繊維及び結合ポリマー剤又は母型の組合わ せである。この組合わせにより個々の材料の性質よりもすぐれた複合的な性質を 得ることができる。
従来、強化プラスチックは航空機、船舶、自動車及び化学薬品のメーカーによっ て広く利用されている。
強化プラスチック及び積層物を形成するために強靭な繊維と合成ポリマーを組合 わせるという方法は材料科学のいくつかの考察に基づいている。即ち、繊維の固 有の強度、繊維と母型を接着させるのに必要な湿潤条件及び合成ポリマーの液/ 固相変化の容易さである。一般に、個々の繊維を囲み、これを隣設の繊維から分 離し、曲がりやねじれに対して安定させる支持媒体として作用する。繊維と母型 とが正しく接着されると、これらの機能が理想的に達成される。接着は比較的低 粘性の液状ポリマーを強化繊維材に含浸させてから母型を重合させることによっ て促進することができる。繊維をプラズマ表面処理することによっても接着を促 進できる。
公知技術では、広範囲にわたる2種類のポリマー材を利用することによって強化 樹脂を調製するのが普通である。これらの2種類は150℃〜250℃で融解し 、冷却すると容易に固化する熱可塑ポリマーと、ライフサイクル中に一度だけ液 相を通過し、重合し、交差結合して熱不溶生の形となる熱硬化ポリマーである。
複合材のあらゆる用途を考慮して、従来プラスチックの強化には主としてガラス 繊維とセルロース繊維の2種類が使用されている。ガラス繊維は製造コストが低 く、強度と靭性にすぐれ、比重が小さく、化学抵抗と断熱性にもすぐれていると ころから、強化プラスチックに使用される繊維の90%以上を占める。強化プラ スチックにおいて、ガラスは多様な形で使用されている。好ましい態様として、 短<(6−76mm)切刻み、これを集めてフェルト又はマット状にし、扱い易 く、低コストの形状とする方法が採用されている。すべての繊維が直線的、連続 的で、単一方向に平行に整列してる不織布を使用すれば最良の性質を有する最終 複合材が得られることがすでに判明している。
ガラス繊維及びセルロース繊維以外の繊維もプラスチック材の強化に使用されて いる。公知の最も強靭な繊維は理論的には鋼の5倍近い剛度を有することのでき るグラファイトから成る。ただし、多くの技術集団による多年の研究にも拘らず 、グラファイト繊維のコストは依然として高い。従って、複合材にグラファイト が使用されるのは航空機、ミサイル、スポーツ用具などのように軽量化に重点を 置く用途に限られる。
1971年に芳香族ポリアミド繊維が広く市販され、現在では自動車のタイヤや 航空宇宙産業分野の種々の構造に広く利用されている。芳香族ポリアミドは連邦 取引委員会によってアラミドと命名されており、ここでもこの名称を使用する。
今日まで多くの用途に使用されている特定のアラミドにケブラー rKevla + J (商品名)がある。Keyla+は1965年に発見され、デュポン( Du Pont)社によって製造販売されている。
アラミドはガラスと鋼の中間程度のスチフネスを有し、ガラスよりも軽く、ガラ スと同じくらい強力でしかもガラスよりもはるかに高い靭性を有し、衝撃条件下 にあっても破壊される前にかなりのエネルギーを吸収する。この繊維は極めて結 晶性であり、方向性を有する。Keマfar繊維は焔、熱、有機溶剤、燃料及び 潤滑油に対してすぐれた耐性を有し、布状に織ることができる。強度及びその他 の性質に鑑み、アラミド繊維はスポーツ用具に使用されており、すぐれた耐衝撃 性に鑑み防弾システムにも利用されている。
最近、超高強度ポリエチレン繊維が開発された。この繊維はバージニア州ピータ ースバーグのアライド シグナル社(Allied Signal、 Inc、  )から商品名スペクトラr S pecHzJで市販され、ダッチ スティン  マイニング社(Dutch Hate Mining Corporatio n)からも市販されている。この繊維は伸びきり鎖ポリエチレンから成り、比重 はファイバーグラスやアラミド繊維よりも小さく約0.97である。
従来、種々の分野で複合材が利用されているが、その応用分野には開発の余地が 残されている。本発明はアラミド(例えばKeマ18r)やポリエチレン(例え ば5pect「a)のような軽量織布を利用して補綴物や補強物のような歯構造 の樹脂部分を強化しようとするものである。歯構造の合成樹脂部に軽量織布を利 用する可能性はこれまで全く報告されていない。
以下に挙げる刊行物は歯科分野におけるアラミドの使用例を示すものである。
ヨーロッパ特許出願第0.221.223号は生体適合性の材料で形成したケー シングに収容して上顎骨又は下顎骨に植込まれるマグネットと、補綴物に組込ま れ、植込みマグネットによって引かれる対応素子とから成る補綴物用磁気保持装 置を開示している。このヨーロッパ特許出願によれば、歯を支持する樹脂中空体 から補綴物を形成し、中空部に樹脂と強化用繊維、通常はガラス繊維又はKev la+との複合材塊を充填することによって補綴物を軽量化することができる。
公知技術の場合、歯科の分野におけるこのような加工に際し、このヨーロッパ特 許出願に記述されている強化のために比較的短いガラス繊維又はKev(atを 選択したと考えられる。
これに反して本発明は詳しくは後述するように、歯科用補綴物の樹脂部分を強化 するための(Kevlsrのような)アラミド又は(Spectraのような) ポリエチレンから成る織布の利用及びこうして強化された樹脂含有歯構造物の製 造を目的とする方法に係わる。
米国特許第4.731.020号は義歯本体と支持床の間に介在させた弾性部材 に取付ける着脱自在な義歯保持構造を開示している。この特許は弾性支持部材を 種々の有機繊維、セラミック繊維、ガラス繊維などで強化できることをも開示し ている。
しかし、この特許は本発明のような歯科補綴物の強化とは無関係である。又、本 発明で強化される樹脂は非弾性的であることが好ましいが、このことは米国特許 第4.731.020号の弾性的な取付は部材とは正反対である。
米国特許第4.738.622号は上記米国特許第4.731.020号とほぼ 同じ開示内容を含んでいる。
米国特許第4.717.341号はポリマー母型と、この母型に埋込まれる少な くとも5%の強化用繊維から成る繊維補強複合材から構成部分を形成した矯正具 に係わる。この特許によれば、使用できる繊維の種類は多様であるが、最も広く 使用される繊維はガラス、カーボン及び/又はグラファイト及びアラミド繊維( この特許ではポリアラミド繊維と呼称)である。
本発明とは異なり、米国特許第4.7]、7.341号の要点、及びこの特許に 記載されているすべての例は矯正具を補強するために織布ではなく (特にガラ スの、ただし“アラミド”をも含めて)不織布を使用するというものである。
上記米国特許第4. H7,341号は矯正具の力を作用させる部分、即ち、ワ イヤーを初めとして、アーチ、セグメント、フック、タイバツク、結紮ワイヤー 、ばね、ピン、ブラケットチューブ、金側矯正具などの補強に係わる。これらの 器具は例えば歯のような本来の口腔構造に積極的な力を作用させるように構成さ れている。これに対して、本発明の補綴物強化は力を作用させない部分の強化で ある。因みに、織布による強化はワイヤーやばねとはなじまない。
米国特許第3.957.067号及び米国特許第4.836.226号はいずれ も材料の1つとしてKeマtarを使用できるデンタルフロス又はデンタルフロ スに似た物品に係わる。いずれも強化樹脂とは無関係であるが歯科分野における Kevlsrの別の用途を開示しているという理由だけでここに引用する。
上記のような公知技術が存在するにも拘らず、歯科分野における複合樹脂のタイ プ及び用途として開示されていないものが少なくない。
発明の概要 そこで、本発明の目的は少なくとも一部か樹脂材料から成る強化された歯構造物 を提供することにある。
本発明の他の目的は樹脂含有歯構造物を強化する方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的はすぐれた接着性と補強性を有する強化材を提供するこ とにある。
本発明では上記目的及び後述するその他の目的はアラミド又はポリエチレン繊維 から成る軽量織布を組込めば合成樹脂含有構造物を強化できるとの所見に基づい て達成された。
本発明の方法を要約すれば、強化すべき歯構造物に単一層又は複数層の軽量織布 を貼り、完成した歯構造物において織布が露出しないように織布をさらに樹脂で 被覆するのがその主なステップである。製造工程は樹脂の特定タイプ及び強化さ れる歯構造物の特定タイプに合わせて設定される。
図面の簡単な説明 図1は本発明の強化用として使用できるからみ織りに織ったプラズマ処理S p ecHa繊維を示す。
好ましい実施例の詳細な説明 本発明はポリアラミド又はポリエチレン繊維から成る単一層又は複数層の軽量織 布を歯構造物の樹脂部分に貼り、この織布をさらに樹脂で被覆するステップから 成る歯構造物樹脂部分の強化方法に係わる。
本発明の織布は好ましくはアラミドポリマー又は高強度伸びきり鎖ポリエチレン から成る。アラミド繊維は当業者には公知であり、例えばデュポンから市販され ている。デュポンのアラミド繊維は商品名Kula+で市販されている。Kev larは本発明の好ましいアラミドである。化学的には、Keylar繊維はポ リ(p−フェニレンテレフタラミド)である。3品種のに、eマtarがデュポ ン社によって製造されている。即ち、強化ゴム専用のKevlarと;主として ロープ、防弾具などに使用されるに!マ1ar29と;航空機、宇宙船、船舶、 スポーツ用具などのプラスチック強化に使用されるKevla「49である。た だし、必要な強度を有し、織ることができるなど適当な性質を具えているなら、 好ましい実施例であるKeマtar以外のアラミドも使用できる。
高強度ポリエチレン繊維は約375. OX 103〜435.OXIO’ps iの引張り強さを有する伸びきり鎖ポリエチレンから成る。
布の要点はその重量である。布の重量も繊度も“デニール”で表わすことができ る。織物の分野では公知のように、デニールは50 mg/ 450+n糸を基 準とする繊度の単位である。本発明の布は軽量である。即ち、アラミドなら好ま しくは100デニール以下、例えば、約50〜75デニールである。好ましいア ラミド布はKevlar 55デニール布である。ポリエチレン布なら215デ ニールまたはそれ以下であることが好ましい。
特定のポリエチレン布としては5pectra 185デニール布かある。
布は反物又は好ましくは例えばリボンから裁断する。リボンはからみ織目を有す るプラズマ被覆S peclraの好ましい形態である。ここで云う“リボン” は細長い布片を意味し、幅方向に切断してもからみ織目がほどけることはない。
このようなリボンの典型的な長さ、幅比は50・1〜5000:1、好ましくは 2501〜2500:1である。ゆるく織られた布、特にKeマtar布の裁断 を容易にするため、布の両面にスリーエム社のrPost −1tJのような接 着テープを貼り、布を裁断することによって所要の形状及びサイズを得る。
テープを剥離させるためには、液状樹脂モノマーに浸ければよい。好ましくは歯 構造物の強化に使用する前に布を清潔なモノマーであらためて洗浄する。
布はよりをかけたマルチフィラメントから成る個々の糸から織る。布はその用途 に応じて厚さを選び、固く織ったり、ゆるく織ったりすればよい。布の好ましい 組織は約30×30〜80X80構成から成る。織り方は任意であり、例えば各 方向に等量の繊維又はフィラメントを含む平衡織りでよいし、1つの方向の繊維 量が他の方向よりも多い単向織りでもよい。布はそのまま使用することもてきる が、予め樹脂を含浸させた形、即ち、ブリプレラグの形で提供又は使用すること も可能である。また、樹脂による接着効果を最大限に促進するため布をのり付は 処理したり、プラズマ処理などで加工してもよい。
特に好ましい強化材はいわゆるからみ織りに織った高強度の伸びきり鎖ポリエチ レン、好ましくはS peclraから成る。
からみ織りを図1に示した。からみ織りは軽量かつオープンであり、レースのよ うな外観を呈する。従って、布は任意の形状を取ることができ、母型と絡み易い 。からみ織りは隣接するタテ糸を互いにより合わせ、これにヨコ糸を通すことに よって形成される。
参考のため本明細書中に引用する下記の米国特許は特にからみ織りとその性質に 関して開示されている。第4.665.951号:第4.960.349号;第 4.944.987号及び第4.816.028号。
本発明で使用されるS peclraはプラズマ表面処理したからみ織りのリボ ンの形に製造するのが好ましい。リボンは鋭利な刃で裁断するのが最善である。
プラズマ処理した表面が汚染されて母型に対する接着能力が低下するのを防ぐた めにはリボンを素手で触れず、綿又はゴムの手袋で扱うべきである。
S pec++a繊維をガラプラズマ処理すればすぐれた性質を有するエポキシ 複合繊維となることは公知である。このような繊維を本発明に利用することがで きる。好ましくは常温ガスプラズマを利用してSp!cHa繊維を処理する。こ のガスプラズマ処理の目的は水素原子を分離して(例えば水酸基、カルボキシル 基、カルボキシ基などのような)極性基で置換することによって表面を変性させ ることにある。繊維の表面に極性基又は作用基が存在することで樹脂母型による 湿潤性及び樹脂母型との反応性が高められ、繊維と母型との接着を促進する。
薄い布の多重層は厚い布の単一層よりも強い。布を積層体の形で使用すると、こ の多重層はたわみや曲げに抵抗する箱形桁のように作用する。本発明では布が単 一層でも多重層でもよい。例えば多重層を使用する場合、2乃至5層の軽量布を 使用するのが好ましい。個々の層の布を構成する糸が他の層の布の糸と平行にな らないようにすれば布の補強効果が増大する。例えば、互いに隣接する層からの 糸の一部が互いに45°の角度を形成するように設定すればよい。一般的には1 5°〜60°の角度を採用するのが好ましい。
布は充分に平滑てないから、あらためてその表面を樹脂材で被覆しなければなら ない。この樹脂コーティングには強化された下方の強化樹脂層と同じ樹脂で形成 するのが普通であるが、布に対しても下方の強化された樹脂に対しても充分な接 着力を有する限り異なる樹脂を使用してもよい。用途によっては布の一部を露出 させてもよい。
直ぐ使用できる織布を得るには、その第1ステツプとして必要に応じて所期のサ イズ及び形状に織布を裁断する。布はスポンジのように作用して使用中の液状合 成材を吸収するから、合成材と積層する前に布をシンナーに浸すのが普通である 。例えば、アクリル樹脂を使用する前に布をシンナーとして作用するアクリル酸 モノマーに浸す。複合材と併用する場合、先ず布を充填物を含まない液で濡らす 。
ポリマー母型(即ち、樹脂部分)の具体的な性質は本発明にとってさぼど重要で はない。ポリマー材の基本条件は特定の歯科治療に適合し、織布に充分接着して 適当に強化された材料を形成することである。例えば、強化用布の母型として使 用されるポリマー材は熱可塑又は熱硬化材又は種々のタイプの材料から成る複合 材である。
ポリマー材は一般に非エラストマーである。“エラストマー”とは室温において 低応力下に元の長さの少なくとも2倍に伸張でき、応力を除くとほぼ元の長さに 戻ることのできる材料である。例えば、エラストマーの性質を有するポリウレタ ンゴム材は本発明の目的に好適でない典型的な樹脂である。
本発明のポリマー材はポリエステル、エポキシ樹脂及び種々の熱可塑材などであ る。熱可塑としてはナイロン、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、 スチレン/アクリロニトリル、ポリカーボネート、ポリスルホンなどがある。
一般に、樹脂は合成的に製造されるものである。好ましい樹脂は歯科医になじみ の深い例えばb i h −G M Aのようなアクリル樹脂である。
特定の歯構造物の強化に使用される布の量は強化の理由、従って、強化すべき領 域のサイズに応じて異なる。歯科の分野におけるこれらの加工から得られた所見 と経験によれば、所与の歯構造物のどの部分が強化を必要とするかを予め知るこ とは可能である。
布で強化される領域が広ければ広いほどその強度も大きくなる。従って、当業者 ならば歯構造物の樹脂部分に加える織布の量を加減することによって特定の歯構 造物の強度を設定することができるであろう。
強化できる歯構造物のタイプは多様である。本発明は主として樹脂部分を含む歯 構造物のうち力を作用させない部分の強化に係わる。力を作用させないというの は樹脂部分が積極的に(つまり定常的に)例えば歯のような口腔構造を押したり 引いたりすることは殆んどないことを意味する。即ち、本発明で強化される樹脂 部分は歯構造を位置ぎめするため、又は本来の口腔構造に代わって機能するため に存在する部分である。例えば、矯正用のワイヤー、ばね又はブラケットは“力 を作用させない歯構造”の範囲に含まれず、矯正用固定具を位置ぎめするための 樹脂部分がこの範囲に含まれる。具体例としては義歯の完全樹脂部分、着脱自在 な部分義歯、一時的な着脱自在ブリッジ、仮固定ブリッジ、合成材から成る歯冠 、2本以上の歯を保持するスプリッティング材などがある。本発明は歯構造物の 取付は素子を強化するためではなく歯構造物自体の樹脂部分を強化するために布 を使用する。繊維強化積層体はインブラント印象の作成時に寸法及び位置の安定 性を維持する目的にも利用できる。
歯構造物を強化する方法は樹脂及び強化すべき歯構造物のタイプに応じて異なる 。この方法のいくつかの具体例を以下に要約する。
1、加熱下に硬化する樹脂(例えば熱硬化樹脂)使用の試填入法。
A、標準的な手法で埋没補綴物を填入及び試填入する。
B1強化すべき領域において樹脂の大部分を除去し、布が模型に触れないように 模型を被覆するのに充分な量だけ残す。
C1できるだけ広い領域を被覆できるように単一層又は複数層の軽量織布をかぶ せる。
D、布を樹脂でコーティングし、義歯用フラスコが完全に閉ざされるまで試填入 する。
2、常温自己硬化樹脂(例えば熱可塑樹脂)を使用。
A、自己硬化樹脂の薄層を模型に重ねる。
B、単−又は複数の織布層を模型と接触しないように樹脂に押入する。
C0布をさらに樹脂層でコーティングする。
D、標準的な手法で仕上げを行う。型を最終的に整形する際に布をトリミングす る。布が表面に露出しているなら、薄い樹脂コートで被覆し、研磨しなければな らない。
3、化学硬化複合材を使用する、自己硬化樹脂の場合と同様に強化する。
4、光硬化複合材。
A、模型に極めて薄い複合材層を重ね、これを光で硬化させる。
B、最初の複合材層に織布層を重ね、充填物を含まない複合材で浸潤させること によって両層間にエアポケットが存在しないようにする。通常よりも長時間にわ たって(例えば通常の約1.5−3倍、好ましくは2倍)光硬化させる。布は実 質的に不透明であるから光の透過を妨げるからである。ラボラトリ−光が最も効 果的である。
C1(任意)強度を高めるため、先行ステップと同様にさらに追加の布層を貼る 。
D、最終層を充填材を含む複合材でコーティングし、硬化させる。
E、標準的な手法で補綴物を仕上げる。型の最終整形に際して布をトリミングす る。布が表面に露出しているなら薄い複合材層で被覆し、研磨する。
5、着脱自在な補綴物の修理を目的とする場合。
A、ストーン又はプラスタ母型の標準的な作成方法を利用して修理用の型を作成 する。
B、プラスタ母型から型を取外せるなら、修理すべき部分を欠陥筒部から数mm  (例えば1−4 mm)だけ切詰めてから再びプラスタ母型に戻す。母型から 型を取外せない場合には欠陥筒部に残る元の材料ができるだけ薄くなるように材 料を除去する。
C2広い範囲にわたって元の材料をできるだけ多く除去する。布で被覆する面積 が広ければ広いほど修理強度が大きくなる。表面を修理用の液で湿潤させ、新し い補綴物を作成する時と同じ方法で修理を完了する。
6 (a)、樹脂製の仮固定補綴物の補強。
A、標準的な手法で仮補綴物を作成し、咬み合わせを調節する。
B、支台歯を含めて咬合面全体に深く広い溝を切込む。
C9布片を裁断して溝の全長にわたって充填する。布は溝へロール状に埋めるか 又は填入する。あるいはロール状にせず、織り目が開らくように布を引張るこ七 により、周囲の母型に対する布の接着を容易にすると共に接着効果を高める。布 の量が多ければ多いほど仮補綴物の強度が増大する。
D、布を七ツマ−に漬ける。余剰のモノマーを抜き取るか又は吹き飛ばし、薄め た樹脂混合物を溝の中の布に加えて布に樹脂を含浸させる。
E、型を仕上げる。布が咬合面に露出しているならこれをトリミングし、さらに 樹脂を加えて樹脂表面を形成する。
6(b)、樹脂又は複合材で仮補綴物を作成する他の方法。
A、模型上の歯冠又はブリッジ支台歯に光硬化樹脂又は充填材を含まない複合材 (即ち母型材)の層をかぶせ、標準的な手法で硬化させる。
B、未硬化樹脂又は充填材を含まない複合材を利用して(好ましくはリボン状の )布を第1層に接着する。
C0布を所要の形状に配置し、母型材でコーティングし、(例えば露光させるこ とによって)硬化させる。
D、標準的な手法で仮補綴物を完成する。化学硬化複合材を使用して仮固定補綴 物を修理又は補強する際にも樹脂を使用する場合と同じ技術を利用するが、ここ では充填物を含まない複合材を布に含浸させ、これに充填材を含む複合材を重ね る。
光硬化複合材を使用して仮固定補綴物を補強又は修理する場合には、布を使用す る段階までは樹脂使用の場合と同じ手順を踏む。ただし、ロール状の布を使用す るのではなく、積層状の布を使用し、光硬化複合材を利用した補綴物の構成に関 して述べたのと胴周に加工を進める。もし布が咬合面に露出しているなら、これ をトリミングし、充填材入りの複合材で被覆する。
7、複数の歯を一体的に保持する方法。
A、光硬化性の樹脂又は充填材を含まない複合材(即ち母型材)を酸エツチング し、歯に接合する。
B、同じ母型材を使用して第1層に布を接着する。
C0布をアクリル樹脂又は追加の複合材で被覆する。
以上方法のいずれかを利用して作成された仮固定補綴物において、咬合面をKe vlarのような布、好ましくはプラズマ表面処理を施した5pecjriのか らみ織布で強化すれば、咬合面の耐摩耗性が高められる。
本発明の思想及び範囲を逸脱することなく、以上の説明に基づいて種々の変更が 可能であることはいうまでもない。
要 約 書 目 的 本発明は歯科用補綴物の強化方法及び強化材料に関する。
構成 樹脂製の歯科用補綴物を強化する方法において、補綴物の樹脂部分に軽量のアラ ミド又は伸びきり鎖ポリエチレン織布を貼付し、樹脂の追加分で布を被覆するス テップを含むことを特徴とする方法、ならびに強化材(好ましくはプラズマコー ティングを施したS peet+a布)及び軽量のアラミド又は伸びきり鎖ポリ エチレン織布で強化された歯科用補綴物をも開示する。
国際調査報告

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.樹脂製の歯科補綴物を強化する方法において、補綴物の力を作用させない樹 脂部分にアラミド又はポリエチレン織布を貼り、 布を追加の樹脂で被覆する ステップから成ることを特徴とする方法。
  2. 2.樹脂が非エラストマーであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 3.補綴物が総義歯、着脱自在部分義歯、着脱自在一時ブリッジ、仮固定ブリッ ジ、又は着脱自在矯正具であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 4.布をアラミド又はポリエチレンポリマーのマルチフィラメントをより合わせ た糸から織ったことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 5.布が多重層から成ることを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 6.繊維がKevlar又はSPectraであることを特徴とする請求項1記 載の方法。
  7. 7.樹脂が熱硬化樹脂又は常温自己硬化樹脂であることを特徴とする請求項1記 載の方法。
  8. 8.織布が軽量であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 9.前記織布がアラミドから成ることと、貼付ステップの前に織布を溶液に浸け ることにより、貼付ステップ後に布が補綴物から液状樹脂をほとんど吸収しない ようにするステップをも含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 10.溶液がシンナーであることを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 11.溶液が樹脂の液状モノマーであることを特徴とする請求項9記載の方法。
  12. 12.溶液が充填物を含まない複合材であることを特徴とする請求項9記載の方 法。
  13. 13.強化材を貼付することによって歯科補綴物を強化する方法において、前記 補綴物の力を作用させない樹脂部分をアラミド又はポリエチレンポリマーから成 る軽量織布で強化することを特徴とする方法。
  14. 14.アラミドポリマーがKevlarであることを特徴とする請求項13記載 の方法。
  15. 15.ポリエチレンポリマーがSpectraであることを特徴とする請求項1 3記載の方法。
  16. 16.請求項1記載の方法によって作成された強化補綴物。
  17. 17.樹脂製の仮固定補綴物を強化する方法において、補綴物の咬合面に溝を形 成し、 アラミド又はポリエチレンポリマーから成り、ロール状にして樹脂の液状モノマ ーを含浸させた軽量の織布を溝のほぼ全長に充填し、 溝を追加の樹脂又は複合材で被覆するステップから成ることを特徴とする方法。
  18. 18.5−50容積%のアラミド又はポリエチレン織布を含む非弾性ポリマー母 型を有する歯科用強化補綴物において、患者の口腔内にあって前記補綴物を強化 するように前記織布を配置し、前記織布を前記ポリマー母型によってほぼ完全に 被覆したことを特徴とする歯科用強化補綴物。
  19. 19.前記補綴物が固定補綴物であり、前記布が前記補綴物の歯咬合面の下に該 咬合面に沿って円筒状ロールの形で組込まれていることを特徴とする請求項18 記載の補綴物。
  20. 20.樹脂製補綴物を強化する方法において、補綴物の力を作用させない樹脂部 分にプラズマコーティングしてからみ織りに織ったポリエチレン織布を貼付し、 布を前記樹脂の追加分で被覆する ステップから成ることを特徴とする方法。
  21. 21.前記ポリエチレン布がSpectraであることを特徴とする請求項1記 載の方法。
  22. 22.前記織布がSpectra 215であることを特徴とする請求項21記 載の方法。
  23. 23.前記布がからみ織りの織布であることを特徴とするプラズマ処理ポリエチ レン織布リボン。
  24. 24.前記プラズマ処理を常温ガスプラズマ中で行い、Spectra繊維表面 の水素原子を極性基で置換することにより前記繊維と非弾性ポリマー母型との間 の接着を促進することを特徴とする請求項23記載の布。
  25. 25.5−50容積%の請求項23記載の布を含む非弾性ポリマー母型を有する 歯科用強化補綴物において、患者の口腔内にあって前記補綴物を強するように前 記布を配置し、前記布を前記ポリマー母型によってほぼ完全に被覆したことを特 徴とする歯科用強化補綴物。
  26. 26.樹脂製の仮固定補綴物を強化する方法において、模型上の歯冠又はブリッ ジ支台歯に光硬化性の樹脂又は充填材を含まない複合材の層を塗布し、 前記樹脂又は充填材を含まない複合材の追加分を利用して請求項23記載の布を 前記層に接着し、前記布を前記光硬化性の樹脂又は充填材を含まない複合材の追 加分で被覆したのち、前記樹脂又は複合材を硬化させるステップから成ることを 特徴とする方法。
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