JPH05505343A - 過共晶A1―Si合金の調整鋳造 - Google Patents

過共晶A1―Si合金の調整鋳造

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JPH05505343A
JPH05505343A JP91501641A JP50164191A JPH05505343A JP H05505343 A JPH05505343 A JP H05505343A JP 91501641 A JP91501641 A JP 91501641A JP 50164191 A JP50164191 A JP 50164191A JP H05505343 A JPH05505343 A JP H05505343A
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ロジャーズ,ケビン,フィリップ
ヒースコック,クリストファー,ジョン
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コマルコ アルミニウム リミテッド
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 過共晶Al−5i合金の調整鋳造 本発明は、過共晶Al −Si合金をパーマネントモールド鋳造して物品を製造 するための改良された方法に関するものである。本発明は、重力注入および加圧 注入によるパーマネントモールドおよび準パーマネントモールド(本明細書では 全体として「パーマネントモールド」と称する)を使用した物品の鋳造に適用で きる。
最近、過共晶Al −Si合金の使用が、特にエンジングロにおいてかなり関心 を持たれてきている。検討された合金例には、本願出願人のオーストラリア国特 許明細書第536976号(およびその他の国での対応する特許および特許願) に記載されているような3HA合金、および本願出願人の国際特許明細書PdT /′AU89100054およびPCT/AU 90100341に開示されて いるような改良3HA合金か含まれる。3HA合金および改良3HA合金を包含 する一般クラスの合金に対する関心は、それらか耐摩耗性であることにあり、特 に3HA合金および改良3HA合金の場合には切削性が改良されていることにも ある。
一般に過共晶Al −Si合金では、初晶S1粒子の存在は鋳造物品の切削性を 低下させる。この一般的な種類の知られている耐摩耗性合金は、この問題点を解 消し且つまた優れた耐摩耗性を得るために提案されてきた。本出願人の3HA合 金および改良3HA合金は、耐摩耗性、切削性および初晶Si形成の調整(コン トロール)に関して更に実質的な進歩を与えるものと考察される。
過共晶Al−5i合金のパーマネントモールド鋳造において、少なくとも幾つか の例で特定の問題か生しることか見い出された。例えば、本出願人の3HA合金 および改良3HA合金は広く種々の鋳造技術によって複雑な物品の製造に使用で きるが、パーマネントモールド鋳造によって製造される幾つかの物品においては 、依然としである種の困難に遭遇する。そのような場合には、物品の各領域間で 変化するマイクロ組織によって鋳造物が特徴付けられることを見い出すことがで きる。この変化はいくつかの例ではかなり大きい。従っそ、従来の定圧鋳造技術 によって製造されたエンジンブロックによれば、ゲート上方の領域におけるマイ クロ組織は改良できず、ゲートから離れた、すなわち遠隔領域までの間に多くの 初晶Si粒子の等級変化(傾斜状の変化)を含むことになる。
ゲート領域ではマイクロ組織は改良されており、たとえ初晶S1粒子があるにし ても含存量は少ない。
マイクロ組織の変化は、金属温度、モールドまたは中子の予熱温度、またはモー ルド充填速度における通常の変化によって排除てきないものと見い出されている 。一方、断面厚さの変化によっては、改良は少しはできるとしても殆と達成され ることがない。しかしながら低い金属温度により、また、低いモールドもしくは 中子の予熱温度によって、僅かで不十分な程度の改良は見い出されている。
マイクロ組織の変化の問題は、鋳造動作(オペレーション)の改良と題する本発 明によって解決できることを見い出した。また、本出願人の3HA合金および改 良3HA合金の使用によっ′て遭遇する問題は本発明の方法によって解決できる 一方、本発明はまた他の過共晶Al −Si合金から物品を製造する上で幾つか の利点をもって使用できることを見い出した。
研究によれば本発明によって取り扱われる問題は、パーマネントモールド鋳造動 作における動作サイクルの間に、本明細書ではモールドの調整領域と称するゲー トの上方および上へ向けて延在する領域に熱が蓄積することに一部原因するもの であることが示された。このような熱蓄積の結果として、調整領域におけるモー ルドの温度は次第に上昇して溶湯温度にまで達する。このために、モールドキャ ビティの調整領域であるゲートの上方およびゲートから延在する合金の凝固速度 は、鋳造物のそれ以外の部分のマイクロ組織と実質的に同じマイクロ組織を得る ことを可能にするには不十分となる。調整領域における熱の蓄積は初期の動作サ イクルすなわち最初の数サイクルにおいては有害ではないが、これかあると、望 ましくない熱平衡レベルに達するまで、引き続くサイクルにおいて次第に有害と なることが見い出されている。
さらにまた、研究によれば、調整領域における対流が関係因子であることか示さ れている。強力な対流がこの領域にて発生し、またモールドに充填された材料が 液体状である間のかなりの時間にわたって、これらの流れが維持されることが見 い出さrている。さらに、調整領域における熱蓄積か増大するにつれて対流速度 が早くなるよってある。また一般に、調整領域の熱エネルギーの蓄積か過大であ ったときにだけ、これらの流れによる不利な結果に遭遇するよってある。対流が 十分に強いと、共晶の結合成長を破壊し、初晶Siの核生成と成長を促進させる 。モールドの遠隔領域においては、対流が結合成長を十分破壊できる強さに達し ていないことが見い出されている。
本発明は、過共晶At −Si合金製物品を製造する方法を提供する。この方法 では、パーマネントモールドに合金溶湯を供給して、少なくとも1つのゲートを 通してモールドのキャビティに充填することにより物品が製造される。キャビテ ィの遠隔領域に対する溶湯の流れは、ゲート、または各ゲートの上およびそこか ら上へ向けて延在するモールドの領域(本明細書では、「調整領域」と称する) を通して流される。ここで、’ (a)調整領域における温度はより高い水準よ りも低く維持され、また(b)遠隔領域と調整領域との間の温度差は次のように 制御される。すなわち、 (i) モールド内部の溶湯の凝固が、遠隔領域からゲートへ向けて、モールド の調整領域内部の溶湯の一部(本明細書では、「調整部分」と称する)を経て行 われる。
(ii) 実質的にキャビティ全域で共晶の結合成長によって凝固が進行し、形 成された物品の実質的に全域にわたって、改良された共晶を含んで成るマイクロ 組織を得る。
調整領域または各調整領域における所要温度、そして温度差に係わる制御は、モ ールドの調整領域または各調整領域からの熱エネルギーの除去または分散によっ て原理的に行われる。熱エネルギーは物品が全域にわたって実質的に一様なマイ クロ組織を育するように除去もしくは分散される。これに関して、一様性はマイ クロ組織の構成成分に主として関′達するが、寸法にも関連するのが最も好まし い。したがって、3HA合金もしくは改良3HA合金の使用により、実質的に全 域を通じて改良された共晶でマイクロ組織が構成され、実質的に初晶Si粒子を 含まないことが好ましい。共晶セル寸法および形成された何れの初晶Si粒子の 寸法もまた実質的に全域を通じて一様であることか最も好ましい。一般に、実質 的に初晶Si粒子を含まないこのような共晶マイクロ組織は、本明細書て詳細に 説明される、本発明に関係する他のAl−3i過共晶合金の使用で達成できる。
再び述べるがマイクロ組織の構成成分の実質的な一様性および寸法の一様性を得 ることは可能である。しかしながら、何れの場合にも、モールドの1つまたは複 数の調整領域からの熱エネルギーの除去もしくは分散は、ダイキャビティの実質 的に全ての領域において溶湯が強い対流を生じることなく、かつまた、AI − Si共品の結合成長を達成するために十分な温度勾配および十分な成長速度を有 し、全域を通じて実質的に一様な共晶構造の下で凝固できるようにして行われる 。
本発明によれば、作業中、モールド温度が、調整領域においてモニターされるこ とか好ましく、また遠隔領域においてもモニターされることが好ましいとされる 。したがって、熱電対がそのような箇所でモールドキャビティの表面から約2m mはとの接近位置にてモールド内部に備えられる。説明したように、遠隔領域と 調整領域との間の温度差、および調整領域または各調整領域における温度は、モ ールドの遠隔領域から調整領域を経てゲートへと逆方向へ向かって、指向性凝固 を達成するようになされねばならない。遠隔領域は典型的にはモールド上部に位 置している。このために、また形成される物品の全域を通じて所要の改良された 共晶を得るために、調整領域の温度は遠隔領域の温度よりも少なくとも50〜7 5°C1好ましくは少なくとも100″Cはど高い温度になされることが概ね必 要である。典型的にはモールド上部のようなモールドの遠隔領域は、モールドキ ャビティに対する充填が完了した時点て少なくとも150〜350 ’Cの温度 に、好ましくは200〜350°Cの温度に、最も好ましくは300〜3′50 ℃の温度になっていることが必要である。モールドの調整領域は、温度350〜 520°C(例えば400〜480°C)に、最も好ましくは400〜475° C(例えば400〜450°C)になされることが好ましい。供給される溶湯温 度は、可及的に低いことが好ましい。しかしながら、少なくとも3HA合金およ び改良3’HA合金に関しては、溶湯は700℃未満であってはならない。好ま しくはダイキャビティに受け入れられたときに720°C未満てあってはならな い。
本発明の第1実施例において、所要温度差および調整領域の温度は流体冷媒を使 用することて達成される。この実施例では冷媒は調整領域を通して流され、この 冷媒の流れが調整領域から熱エネルギーを除去するように調節される。
冷媒の流れはモールドキャビティの充填の完了に応じて開始されるか、または所 要レベルとなるように少なくとも増強される。すなわち、冷媒の流れによる実質 的な熱エネルギーの除去は、モールドキャビティの充填の完了時、もしくは完了 のわずかに後に必要とされる。充填完了前の冷媒による熱除去は望ましくない。
これは、調整領域を通して移動する溶湯の少なくとも一部の過冷却に帰着し得る からである。冷媒の流れはモールドキャビティの充填が完了した後の僅かな時間 の経過後に開始されることが最も好ましい。モールドは、この時間間隔の間に、 充填による乱流の鎮静化、モールドキャビティの冷たい領域に充填される間に溶 湯中に形成された小さなSi粒子の分解、そしてキャビティ全域にわたるある程 度の温度平衡状態の達成を得ることができる。この状態の時間は、数秒、例えば 物品が比較的小さい場合の約5秒から、エンジンブロックのように比較的大きな 物品の場合の約10秒までとされる。
本発明のこの第1の実施例は、冷媒の応用を必要とする点て従来の実際の方法と 異なる。従来の実施では、冷媒による冷却は、ゲートから離れた1つまたは複数 の位置に適用され、モールドキャビティの先端からゲートへと逆方向に徐々に凝 固を開始させるように誘導する。本発明では、モールドの調整領域のゲート上方 およびゲートから上方・\延在する部分に対して冷媒が与えられるが、調整領域 において優勢な最高温度は強力な対流の発生を防止し、また溶湯の凝固の間に実 質的にモールドキャビティの全域にわたって結合成長を得ることにおいて両立゛ Cきるようにさね、これにより実質的に一様なマイクロ組織を全域にわたって得 るようになされる。調整領域において優勢な温度の制御は、溶湯の凝固がゲート から離れているキャビティ領域からゲートへ向けて徐々に進展するように行われ る。しかしながらこの制御はまた、凝固に先行して調整領域の溶湯の過冷却が生 じないように、および鋳造物の収縮およびそれによって生じる多孔性を防止する ように行われる。
ゲートの上およびゲートから延在したモールドの調整領域を通して流体冷媒を流 すことにより熱エネルギーを除去することて生じる従来の実際例との相違は、モ ールドに供給された金属を固めてしまうようにするゲート位置またはゲート下方 における従来の冷却と混同されてはならない。供給された材料を固化させてしま うような冷却は勿論のことながら全く別の目的のものであり、本発明によって必 要とされるモールドの調整領域における冷却を達成するものではない。供給材料 を固化させる冷却、すなわち形成される物品を供給材料から固化させるその他の 従来の実際例は、依然として本発明で必要とされるのである。
適当な流体冷媒は、空気または窒素を含む。しかしながら水、熱容量を高めるた めに分解された塩またはその他の化合物を含有する水、油、または水と油の混合 液のような液体を含むことができる。さらに、このような冷媒はガス流れによっ て運ばれる水や油のような液体霧をのような液体霧が好ましい。何故なら、冷却 容量は大きいか、認識されるように水や油の使用は鋳造作業の間に作業者の安全 のために注意深いシールおよび換気の警戒を必要とするからである。水や油が使 用できるが、あまり好ましいものではない。何故なら、溶融金属の近くでからで あり、また液体霧に比較して熱効率が高いレベルにあることを通常は必要とされ ないからである。
モールドキャビティの充填完了に続いて流体冷媒が流されるが、液体霧が使用さ れる場合には液体の流れが開始する前にモールドの調整領域を通してガスの流れ を開始させることが望まれる。同様にこの液体の流れは、冷却の完了に応じたガ ス流の終了に先行して終了することが好ましい。また、液体霧またはそれ自体が 冷媒とされる液体の使用によれば、油のような冷却力の弱い液体を水のように冷 却力の強い液体の代わりに使用することが好ましい。水のように冷却力の強い液 体の場合には熱衝撃により鋳造欠陥を生じる危険がある。
本発明の第2実施例において、溶湯はモールドのそれぞれの調整領域を通り、互 いに間隔を隔てられた複数のゲートを通してキャビティへ供給される。各調整領 域はゲートの上、および上方へ向かって延在しており、ゲートの個数およびゲー トの間隔は、各調整領域に係わる所要の温度差および各調整領域に係わる温度が 得られるように各調整領域からモールドの池の領域へ分散される熱エネルギーに よって決まる。
本発明の1つの形態において、第2実施例が第1実施例と組み合わされて使用さ れる。このような組み合わせにおいて、冷媒は上述したようなものになされ得る 。しかしながら、冷媒による熱エネルギーの除去および第2実施例のゲート構成 による熱エネルギーの分散の両方か存在する場合、空気のような冷媒ガスの使用 が満足される。
第2実施例は、熱エネルギーが調整領域からモールドの他の領域へ分散されるよ うに、互いに対して間隔を隔てられた複数のゲートを必要とする点て従来の実際 例とは相違している。普通の実際例では、典型的には1つまたは2つの接近配置 された大きなゲートが備えられており、ここにおいてそのゲートまたは各ゲート の上方の調整領域に具合の悪い熱蓄積が生じる。従来方法によって製造された幾 つかの大きな鋳造物によれば、少なくとも2つのゲートが使用されている。しか し、これらはモールドキャビティの全ての領域に対する十分かつ完全な充填を保 証するためにあり、これら各ゲートを通る溶湯の流れが各調整領域に不利な熱蓄 積を生じている。第1実施例に関連して既に説明したように、従来の実際例は、 更に典型的には冷媒によるような冷却をゲートまたは各ゲートから離れた1つ以 上の箇所に使用して、モールドキャビティの先端からゲートへと逆方向へ向う凝 固の進展を開始させて促進しており、本発明か解決する問題は扱っていない。第 2実施例では、ゲートの数および位置は、主として調整領域における最高温度が 強力な対流の発生を防止し、かつまた溶湯の凝固の間にモールドキャビティの実 質的に全体にわたって結合成長を得るということが両立するようにされて、これ により全域にわたり実質的に一様なマイクロ組織が得られるように調整される。
主として調整領域における温度制御は、ゲートから離れたキャピテイの領域から ゲートへ向かって溶湯の凝固が進展するようになされる。しかしながらこの制御 はまた、凝固に先だって調整領域の溶湯の過冷却が生じないように、また鋳造物 の収縮およびそれによる多孔性が排除されるように行われる 以上の説明から明らかなように、本発明が処理する問題は、作動サイクルもしく は連続するサイクルの間に、モールドの調整領域に′おいて過昇毎度が発生する ことによって生しる。これは、鋳造サイクルの間にゲートおよび調整領域を通し て供給される溶湯容積によって決まる。
すなわち、高温の溶湯の全てが1つのゲートを備えたモールドのゲートを通り、 モールドキャビティの調整領域を通って、もしくは調整領域の中へ流されると、 モールドの調整領域に実質的な熱エネルギーの蓄積が生じる。
2つ以上のゲートを有するモールドによれば、それより少ない容積の溶湯が各ゲ ートに導かれ、特にゲートが互いに接近して備えられている場合には同様な結果 が生じる。また、1つ以上のゲートによれば、熱エネルギー蓄積は1つのモール ドを連続サイクルで作動されることでおける熱蓄積は、ゲートから離れたモール ドキャビティ部分へ向けて流される溶湯部分が温度を低下されることに帰着する 。したがって、モールドキャビティの遠隔部分へ流れる溶湯は、強力な対流を発 生させずかつまた所要の結合成長によって凝固できる温度になされる。これは、 モールドの調整領域から熱エネルギーが除去されていないキャビティの調整領域 においては不可能である。
しかしながら、モールドの1つまたは複数の領域から熱エネルギーを除去もしく は分散させることを使用することは、 (i) 調整領域における強力な対流の発生が回避されることを保証し、これに より共晶の結合成長による凝固がモールドキャビティの遠隔部分に維持されるが 、このような成長がまたキャビティの1つまたは複数の調整領域においても得ら れるようにする、また(11)全体としての凝固は遠隔部分から1つまたは複数 のゲートへ向けて逆方向に進展するようになす、ために臨界バランスを得ること を必要とする。
モールドの調整領域(1つもしくは複数)からの熱エネルギーの除去もしくは分 散のレベルが低すぎると、基本的にはモールドキャビティのその調整領域もしく は各るいは過大となり、上述にて詳述した不利な結果を生じることになる。熱の 除去もしくは分散(熱消失を許容すれ、形成される物品の機械的特性、゛特に耐 摩耗性に不利な結果を生じる。
熱除去もしくは分散のレベルが高すぎると、望まれる等軸塊状粒子の代わりに小 板状のSrに富む金属聞損が生じる。これらの小板状体は引張強度、疲労強度お よび衝撃強度に不利な影響を及ぼす。調整領域(1つまたは複数)における過冷 却もまた供給装置における早期の固化を導き、多孔質鋳造物を生じることになる 。しかしながら熱エネルギーの除去もしくは分散は、ゲートもしくは各ゲートの 上方のモールドの1つまたは複数の調整領域から行われ、所要の凝固状態を得る ための窓(ウィンドー)がモールドキャビティ全体の実質的に全域を通して広が っていなければならない。
したがって、ゲートまたは各ゲートの上方での熱除去レベルは比較的狭い制限内 に入るようにされる。これは実質的に一様なマイクロ組織をAI −Si共晶の 結合成長によって物品すなわち鋳造物の全域を通じて得られるようにしなければ ならない。また、所要の熱勾配が、溶湯の凝固かモールドキャビティの遠隔領域 からゲートまたは各ゲートへ向けて進展するように得られなければならない。し かしながら熱除去もしくは分散は、ゲートもしくは何れのゲートにおいても溶湯 を過冷却するようであってはならず、したかって溶湯をゲート位置もしくはゲー ト上方において固化させて鋳造物に収縮および多孔性を生じるよってあってはな らない。
本発明は、概ね過共晶Al −Si合金に適用できるが、その基本的な適用は1 2〜16重量%の81を含有する合金に関するのである。Si含有量は13〜1 5重量96であることが好ましい。Slが約12重量%以下では、その合金は共 晶の結合成長が改良された共晶を実質的に含んでなるマイクロ組織を達成するよ うになることが可能な所要の過共晶形態のものとは勿論ならない。Siが約16 重量%を超えると、初晶Si粒子の実質的に存在しないマイクロ組織を達成する ことがますます困難になる。これら粒・子の寸法および個数が過大になる傾向を 見せる。
改良された共晶を実質的に含んでなるマイクロ組織にSrの代替剤も1990年 8月9日付けて出願した本出願人の国際特許出願P、CT/AU 9010 O 341を参照して詳細に説明されているように使用できる。この国際特許出願P CT/AU90100341の明細書の開示の全てが本明細書に組み入れられ、 特にこのようなSrの代替剤に関しては本発明の開示の一部として読まれるべき ものとされる。SrがSi改良剤として使用される場合、約0.1重量%〜約0 .35重量%の過剰量レベルで与えられるのが好ましい。一方、Srの代替剤は PCT/AU90100341に開示されているレベルで使用されることが好ま しい。0.1重量%未満のSrまたは同等の代替剤によって共晶Siの改良は達 成できない。0.35重量%を超えるSr、または同等に過剰な前記PCT/A U90100341に許容されている代替剤を使用てきるが、初晶Siの形成を 制御することに関して何等の更なる有利な効果を得ることはできない。0.35 重量%を超えるS「、または同等に過剰な代替剤はまた、A12S+2Srのよ うな金属間粒子の過剰量の小′片を形成する傾向を見せる。約0゜05重量%を 超えるSrによれば、このような金属間粒子の増大するレベルがあり、これらの 粒子の形態上の制御は前述した本出願人のPCT/AU89100054に開示 されているようにTiの使用によって、または前記PCT/AU 901003 41に開示されているようにTiの代替剤を使用することによって達成できる。
TIまたはその代替剤は、少なくとも鋳造性を改良する基本的な目的のためおよ びその合金の機械的特性を改良するために、本発明に使用される合金に含まれる のが好ましい。(A1. TI) B2、TiBz、TiAIzまたは同様形態 のような化合物を与える確定されたAl−Ti−8の母合金形態てのこのような 添加剤か好ましい。しかしながら添加剤は、例えばTiCまたはTiNとして代 替できる。このようなTiの添加剤として硼化物、炭化物または窒化物の形態も またTiの代替剤として応用できる。Tiの添加レベルは前記PCT/AU89 100054の明細書に詳述されているように使用でき、かつそのようにされる ことが好ましい。この開示内容は引用によって本明細書に組み入れられる。しか しながら、TjまたはTiの代替剤の添加レベルは前記PCT/′AU 901 00341に開示されているようにすることかできる。
この合金はPCT/AUs 910 O054またはPCT/AU9010 O 341に開示されている何れかとされることか好ましい。しかしながら1つの条 件によれば、他の適当な合金は本出願人のオーストラリア国特許第536976 号の合金であり、この特許の開示内容は参照することて本明細書に組み入れられ る。この1つの条件とは、Siの改良剤がPCT/AU89100054または PCT/AU 90100341の各々に特定されたレベルで使用されるか、ま たは初晶Siの調質剤が以下に詳述されるように使用されるということである。
前記特許第536976号の合金は次の通りである。
Cu 1.5〜5.5 1.5−4.ONi 1.0〜3,0 1.0〜3.0 Mg O,I〜1.0 0.4〜1.0Fe O,1−1,,0、0,1〜0. 5Mn O,1〜0.8 0.1〜0.8Zr O,01〜0.1 0.01〜 0.01改良剤 o、ooi〜0.1 0.0f〜0.05Ti O,01〜0 .1 0.01〜0.1AI 残部0 残部。
“注意、偶然の不純物とは別である 特許第536976号の前記合金の改良剤はSrであるのが好ましいが、使用さ れるならばPCT/AU89100054に詳述されているように0.1重量% を超えるレベルで使用される必要がある。この合金は典型的には所要の組成の溶 湯を確定し、その溶湯を凝固の間の固相成長速度Rが150−1000μm/秒 で、固液界面における熱勾配Gは、G/R比が500〜8000°Cs/cm’ となるようにされる条件の下で凝固させることによって、準備される。この合金 は、典型的には凝固されたときに10%以上の初晶α−Atの樹枝状晶を含み、 また、直径で10μmを超える金属間粒子を実質的に含まない本質的な共晶マイ クロ組織とされる。
前記特許の合金の一′般的な変種は、Si改良剤に関する同じ条件に従うならば 本発明に使用するのに好適である。
このような一般化された合金において、Si含有量の範囲は12〜16重量%と されることができる。燐(P)は0.05重量%まで存在できるが、初晶Siの 形成する可能性を回避するために最大0.003重量%に制限されることが好ま しい。Caは上限値0.03重量%まで存在できるが、溶湯の流動性および共晶 の改良に関して不利な結果を避けるために最大0. OO3重量%に制限される ことが好ましい。さらに、このような一般的な変種においては、が要求されるな らば、省略することができる。
前記PCT/AU 89100054に開示した合金は0、10重量%を超える Srおよびo、oos重量%を超えるTiを含有しており、この合金は更に:C u 1.5 〜5.5 % Ni 1.0 〜3.00 % Mg O,l 、〜 1.0 % Fe O,1〜1.0 % Mn O,1〜0.8 % Zr 0.01 〜0.1 % Zn O〜 3.0 % Sn O〜 0.2 % Pb O〜 0.2 % Cr O〜 0.1 % Na O〜0.01 % B(単体) ≦ 0.05% Ca ≦ 0.003% P ≦ 0.03 % その他 ≦ 各0.05% を含み、偶然の不純物とは別に残部はAIである。ここでSrレベルは0.10 重量%を超えており、またo、 o o s重量%を超えたT1は、この合金が 発生された初晶Siの全てを実質的に一様に分散されて実質的に偏析がなく、か つまた実質的に一様に分散されたSrの金属間粒子は存在するが板状形態として のこのような粒子は実質的に存在しないようなマイクロ組織を有するように存在 しているのであり、このマイクロ7組織は圧倒的に共晶マトリックスを含んで構 成される。
PCT/AU89100054の広く意図された合金において、Srは0.11 重量%〜0.4重量%のレベルで存在するのが好ましく、0.25重量%〜0. 35重量%のように0.18重量%〜0.4重量%のレベルで存在することが最 も好ましい。Tiは、(A1. Ti) Bz、Ti1t、TiAl5、TiC 、およびTiNの少なくとも1つとして存在することが好ましく、0.1重量% 以下のTiが(AI、 TI) B2、TlB2およびそれらの混合物の何れか として与えられ、0.25重量%以下のT1が最も好ましく与えられている。T iは0゜01重量%〜0.06重量%のレベルて存在することが好′ましく、0 .03重量%〜0.05重量%のように0.02重量%〜0.06重量%のルベ ルて存在することが最も好ましい。この合金は、S「およびTiに加えて、Cu  1.5 〜5.5% N i 1 、、O〜3.0% Mg O,1−1,0% Fe O,1〜1.0% Mn 、 0.1 〜0.8% Zr 0.01 〜0.1% を含み、不純物とは別に残部はAtで構成されている。
前記PCT/AU 89100054の合金は、本発明に使用されるときはSi 含有量を変化され、Siが12〜16重量%で存在するようになされる。また、 CaおよびPの含有量は指示された通りか好ましいが、Caは最大0.03重量 %にまで増大てき、Pは最大0.05重量%にまて増大できる。
前記PCT/AU9010034 iに開示された合金の組成は、12重量%〜 15重量%のSi、および元素A、XおよびZを存し、偶然の不純物とは別に残 部はAIである。この合金は、少なくとも1つの元素Xおよび少なくベルを超え て有しており、存在する何れの初晶Siも実質的に一様に分散されているような マイクロ組織をその合金が有している。このマイクロ組織は圧倒的に共晶マトリ ックスを含んで構成されている。また、元素Aは、Cu 1.5 〜5.5 % Ni 1.0 〜3.0 % Mg O,1〜1.0 % Fe O,1−1,0% Mn O,1〜0.8 % Zr 0.01 〜0.1 % Zn O〜3.0 % Sn O〜0.2 % Pb O〜0.2 % Cr O〜0.1 % S1改良剤 0.001〜0.1 % (Na、 5r) B(単体) 最大 0.05% Ca 最大 0.03% P 最大 0,05% 元素Xは、合金の溶湯中の安定核粒子を形成する群から少なくとも1つ選択され る。元素Zは金属面相を形成する群から選択された少なくとも1つを含んで構成 される。
元素Xは、元素ZがSr単独である場合はTi単独ではない。
元素Xは、C「、Mo、 Nb、Ta 、 Ti、 Zr、 VおよびAtを含 む群から選択され得る。元素Xは、元素XがAI −Ti−B母合金として添加 されたTiであって上限が0.1重量%を超えないことが好ましいとされる場合 を除いて、0゜005重量%を超えるレベル、例えば0.01〜0.20重量% で存在することができる。元素Xは、0.02〜0.06重量%のように0.0 1〜0.06重量%、例えば0.03〜0.05重量%レベルで存在するTiと されるか、もしくはそれを含むものとされる。しかしながら元素Xは、それぞれ 0.005〜0.2重量%、例えば0.01〜0.2重量%のようにo、 o  o s〜0.25重量%の選択されたレベルのCr、 Mo、Nl)、Ta 、  Zr、■およびAIの少な(とも1つとされるか、それを含むものとされる。
Cr、 Mo、Nb、Ta 、 Zr、 VおよびAIの好ましいレベルは、C u O,02−0,10% Mo 0.02 〜0.10% Nb 0.0.2 〜0.10% Ta 0.02 〜0.10% Zr 0.05 〜0.10% V O,05〜0.15% AI 0.01 −0.15% である。
元素Zは、Al−5i−Z’またはAI−Z’の形態でZ゛が少なくとも1つの 元素Zである場合に金属面相が3相またはそれより高次の相となるように、選択 される。元素Zは、Ca、 Co、Cr、 Cs、 Fe、KSLiSMn、  Na、 Rh、 Sb、 Sr、 Y、Ce、ランタニド系元素、アクチニド系 元素、およびそれらの混合物から選択され得る。選択された元素Zのレベルは、 Ca O,9〜2.0% Co 0.5 〜3.0% Cr 0.5 〜1.0% Cs O,1〜0.4%・ Fe 1.5 〜2.0% K O,1〜0.4% Li 0.1 〜0.4% Mn 1.0 〜2.0% Na 0.1 〜0.4% Rb O,1〜0.4% Sb 0.5 〜2.0% Sr O,11〜0.4% Y O,5〜3.0% Ce O,5〜3.0% その他 0.5 〜3.0% であることが好ましい。
PCT/AU 90100341の合金もまた、本発明に使用されるときは、S i含有量を変化させることができ、Siか12〜16重量%にて存在するように なされ得る。
また、CaおよびPの含有量は指示されたとおりになされることか好ましいが、 Caは最大0.03重量%にまて増加可能てあり、Pは最大0.05重量%にま で増加できる。
第1の実施例におけるモールドの調整領域を通過せしめられる流体冷媒は、その 領域から所要の熱除去を達成できるように制御される。同様に、第2の実施例に おけるモールドのゲート数およびゲート間隔は、製造されるへき所定の鋳造物に 関して、各調整領域からの所要の熱分散を達成できるように確定される。正しく 理解されるであろうか、熱除去もしくは分散は、適当な凝固状態をモールドキャ ビティの調整領域中に確保する一方、この状態をキャビティの更に遠隔な領域で 維持するためである。調整領域または各調整領域における凝固条件は比較的遅い 凝固速度から比較的早い凝固速度までの範囲になり得る。比較的遅い凝固速度は 、約7.5°C/am未満の熱勾配Gにおいて、例えば約75μm/秒未満のよ うに約150μm/秒未満の固体相成長速度Rて示される。Rが150 μm  /秒未満で、Gか7.5°C/cm未満の条件より遅いと、初晶Siの形成が生 じ易くなり、また、初晶Siの形成の化学的な制御が適当に高いSrおよびTi もしくは等個物によって達成できる限りにおいて、モールドキャビティの調整領 域もしくは各調整領域に関して更に遅い凝固速度が許容可能である。Rが150 μm/秒〜約800μm/秒て、Gが10″C/Cmを超える早い凝固速度は改 良された共晶を発生させ、また、おそらく成長速度の範囲の上限へ向けて小板状 S「金属間物の増大を引き起こす一方、樹枝状晶の形成も生じる。Rが1000 μm/秒を超え、Gが800°C/Cmを超える非常に早い凝固速度は、実質的 に樹枝状晶の形成と、等方性の塊状Sr金属間粒子に比較してより多量の小技状 Sr金属間粒子の形成に帰着する。しかしながら凝固条件に対する制限内で所要 のマイクロ組織の形成は、熱エネルギーの除去もしくは分散に関する制御および 化学的手段の適当な組み合わせによって達成できる。
本発明を更に説明するために、以下の説明は本発明の特定の例の詳細を説明する 。この記述はまた図面を参照するものであり、図面において、 第1A図および第1B図は、例■の方法によってシミュレートされたシリンダー ヘッドの鋳造に使用したモールドのそれぞれの部分の写真である。
第2図は、例Iの方法に第1A図および第1B図のモ送装置の概略的断面図であ る。
第3A図および第3B図はそれぞれ、例Iの方法において第1A図および第1B 図のモールドにより鋳造したシミュレートされたシリンダーヘッドの写真である 。
第4A図および第4B図はそれぞれ、例Iの方法において鋳造されシミュレート されたシリンダーヘッドのマイクロ組織を示す顕微鏡写真である。
第5図は、例■の条件lおよび条件2のもとで得られたマイクロ組織領域を示す 第3A図および第3B図におけるような鋳造物の概略的な断面図である。
第6図から第8図は、第5図に対応するが例Iの条件3〜条件5のもとてそれぞ れ得られたマイクロ組織領域を示す概略的断面図である。
第9図から第13図は、例■の条件1〜条件5のそれぞれのもとての時間に対す る温度および圧力の変化を示すグラフである。
第14図は、例Illによって鋳造したときのデツキすなわち奥面側から示され たシリンダーヘッドの形態を示す概略図である。
第14A図および第14B図は、第14図のそれぞれ線a−aおよび線b−bに おいて顕微鏡写真か撮られた箇所を示す。
第15A図および第15B図は、例IVの方法による第3A図および第3B図に 示されたようなシミュレートされたシリンダーヘッドの鋳造に使用された低圧鋳 造ダイを示すそれぞれ概略図である。
第16A図〜第16D図は、それぞれ1〜4つのゲートを使用した例IVの方法 により製造されたシリンダーヘットの写真である。
例 I 鋳造物は、15TkPa迄の加圧か可能な135kg保持炉圧は炉チャンバー内 の圧力伝達装置によってモニターされた。
方法を簡略化するために、モールドは第1図に示したシミュレートされたシリン ダーヘッドを鋳造するためのものにされ、また、この鋳造では供給管すなわちス トークの直上にゲートが配置され、第2図に示す領域に付与できる空気または空 気と水の霧状冷却手段をもって設計された。複数の熱電対がモールドキャビテイ 面から2111111の位置に配置されたモールドに取り付けられ、モールド温 度の測定を可能にした。
第2図に示されるように、この鋳造機は第1A図および第1B図にそれぞれ示さ れた鋼製上下モールド部品12.14を含んで構成されている。部品12.14 は、その内部でシリンダーヘッド16が鋳造されるモールドキャビティを画成し ており、また鋳造物が凝固した後にストリッパープレート17にて分離される。
溶融金属は黒鉛製の押湯管18、炉頂部20を通り、次に鋼製スリーブ23中の チューブ状セラミックインサート22およびゲートGを通ってゲート上方の調整 領域C中の鋳造物の大断面部分へとモールドキャビティ内へ送られる。熱電対T CI−TC5かモールド内部に配置され、温度測定を行い得るようになされてい る。適当な冷媒循環系がモールド部品12.14の中に与えられ、領域Cから熱 エネルギーを除去てきるようになされている。
調査された鋳造条件が表1に与えられている。全ての測定された条件はDT10 0Iデータテーカ−(商標)条 件: 12345 鋳造温度じC)740 740 740 740 740モ一ルド温度(’C)  360 360 360 360 360加圧時間(秒)75 60 55  50 50モ一ルド充填時間(秒)10 10 10 10 10空気冷却 オ フ オン オン オン オン(燃焼チャンバー) 空気冷却 オフ オフ オン オン オン(スパークプラグボス) H20冷却 オフ オフ オフ オン オン(燃焼チャンバー) H20冷却 オフ オフ オフ オフ オン表■のそれぞれの欄の鋳造条件1〜 条件5はそれぞれの鋳造に応用される。各モールド充填の終了に続いて、モール ドは5秒間はと溶湯の静止状態を得るために待機される。次に、空気冷却および (または)空気と水から成る霧状体による冷却(表Iには、「H10冷却Jとし て示されている)が待機時間の終了時に開始される。
鋳造物は、第3図の領域a−aおよび領域b−bにて切断された。これらのサン プルはセットされてポリッシュ加工され、しかる後に異なる鋳造条件の効果を決 定するために試験された。
これらの鋳造物は表11に詳細を示されているようなPCT/AU 89100 054による改良された3HA合金で作られた。この合金は、全ての試作品を通 して、指示されたSrレベルである±0.05%に、かつまたTi±0゜01% レベルに維持された。
表 II:合金組成(重量%) 条件 条件 Si 13.8 13.8 Cu 2.1 2.1 Ni 2.01 2.O Mg O,410,45 Fe O,150,14 Mn O,430,43 Zr O,040,04 Zn < 0.01 < 0.01 Sr 0.31 0.31 Ti 0.05 0.05 AI 残部“ 残部1 0注意:偶然の不純物とは別である(CaおよびPはそれぞれ0.003重量% 未満であり、その他の全ては各々0.05重量%未満である) 典型的な3つのマイクロ組織が鋳造物の内部に存在していた。これらはA、Bお よびCで示されている。ここで、 タイプA=完全な改良+無視し得る初晶Si粒子タイプB=改良+僅かな初晶S i粒子 タイプC=未改良+多量の初晶Si粒子例Iによる鋳造物から得られた典型的な マイクロ組織AおよびCは、第4A・図および第4B図の写真でそれぞれ示され ている。これらの写真は、上述のタイプ分けされたマイクロ組織を示している。
マイクロ組織Bが示されていないが、その形態は第4A図および第4B図を考察 することで明白となろう。それらの中間として与えられる。
ゲートから隔離した領域において試験された全ての鋳造物のマイクロ組織は、鋳 造条件に関係なく常にタイプAであった。しかしながら、ゲートに隣接した領域 での鋳造物のマイクロ組織はダイ温度によって変化した。冷却のないとき、また は冷却が非常に制限されて行われたときは(条件lおよび条件2)、マイクロ組 織は主としてタイプCてあった。スパークプラグポスおよび燃焼チャンバーの領 域に空気冷却を与えることは、タイプCの構造の幾らかが依然として明白に残っ ているものの(第6図)、マイクロ組織をタイプBに改良した。
空気と水からなる霧状体による冷却はマイクロ組織をかなり改良した。空気と水 からなる霧状体による冷却が燃焼チャンバーに与えられると、ゲートに隣接した 調整領域におけるマイクロ組織は主とじてタイプAで構成された(第7図)。空 気と水から成る霧状体による冷却を燃焼チャンバーおよびスパークプラグポスの 両方へ与えることて、調整領域の全域において更にタイプAにマイクロ組織を改 良した(第8図)。
湯口(スプルー)領域における全ての鋳造物のマイクロ組織はタイプAで構成さ れた。
鋳造物によって得られた結果は、シュミレートされたシリンダーヘッドにおいて ゲートに近い領域における高いダイ温度が(条件lおよび条件2)、この面積部 分のマイクロ組織を劣化させるということを明らかにするものと考えられた。
ゲートに隣接した調整領域はダイに流入する金属の全量に対して露出される。し たがって、ゲートは過熱され、これはかなり強い対流を生じさせて、Al −S i共晶の結合成長モードを壊し、核生成および初晶Siの成長を促進す第2図の モールド構造においては、空気と水から成る霧状体は図示された各冷却系部材に おける噴水によって与えられる。この噴水は、モールドキャビティの面から約5 mmの位置に配置された6〜6.5 mmの外径を存する導管を含んで構成され る。
条件1〜条件5に関して特定されたように空気または空気と水から成る霧状体を 使用する冷却系の作動は、条件1〜条件5にそれぞれ対応する第2図の熱電対1 〜5によって測定したときに、第9図〜第13図に示される冷却曲線を得られる ようにされる。熱電対5は、条件5の間、作動しない。この冷却曲線は、調整領 域においてタイプCのマイクロ組織を有する鋳造物において(鋳造物1〜4)、 調整領域(熱電対1)に隣接するダイ温度が約520°Cであることを示してい る。タイプAのマイクロ組織を有する鋳造物(鋳造物5)において、調整領域に 隣接するダイ温度は最高で約470°Cである。
例 1■ 他の鋳造物が例Iの条件と同様の条件下で、重力供給パーマネントモールドおよ び公知の耐摩耗性合金による合金を使用して作られ゛た。この合金は、上述のよ うにP含有量を調整され、SrおよびTiを添加されている。この合金の組成は 表IIIに記載されている。
Cu 4・9 Mg o、 54 M、1 0.36 AI 残部0 0注意:偶然の不純物とは別である(CaおよびPはそれぞれ0.003重量% 未満てあり、その他の全ては各々0.05重量%2未満である) 鋳造物は、再び説明するが切断され、セットされてポリッシュ加工され、しかる 後に試験された。得られたそれぞれのマイクロ組織は対応する鋳造条件のもとて 表Iにて先に詳述したものと良く一致していた。
例■ シリンダーヘッドの市販形態の試験鋳造が経験的な低圧鋳造機にて実施された。
ダイは、一連の熱電対および冷却ピンをモールドのゲート領域に配置して含むよ うに改良された。冷媒流体はモールド充填の完了によって冷却ピンを通して循環 された。鋳造物を得るために、表tVに示されている合金が250kgだけ溶融 された。
表 I■:インゴット組成(重量%) Si 14.0 CLI 2.1 Ni l’、82 Mg 0.60 インゴツトを溶融した後、約0.4重量%SrになるまでS「が添加された。こ の後、溶湯は<0.22cc/ 100 gになるまで脱ガス処理され、保持炉 へ移された。Al 5 TiIBマスター合金が鋳造直前の保持炉内の溶湯に添 加され、溶湯中に付加的に0.02重量%Tiを与えるようになされた。全部で 26個の鋳造シリンダーヘッドが表■(要約される)に詳細に記載された条件の もとて作られた。
鋳造 ゲートピ 金属温度 調整領域 1〜5 空気 725 U/EおよびP/S i6〜8 霧 725 U/Eお よびP/Si9 空気 725 U/EおよびP/5ilOおよび11 空気  710・ U/EおよびP/5i12〜17 水 712〜725 M/Eおよ び離隔されたP/5i 18 空気 690 U/EおよびP/5i19〜22 霧 685〜700  U/EおよびP/Si23〜25 空気 700 [1/EおよびP/5i26  強力な霧 700 部分的M/EおよびP/Si ” U/Eは未改良共晶を示し、P/Sjは初晶s1を示し、M/Eは改良共晶 を示す。ゲートから遠隔の領域における構造はグイ温度や金属温度に関係なく全 ての鋳造物に関してM/Eであった。
第14図は鋳造物の概略図であり、ゲート領域の位置を示している。選択された シリンダニヘッドはそのデツキすなわち炎面倒を第14図に図示されているよう に切断され、ポリッシュ加工されて、異なる鋳造条件の効果を検査された。第1 4図の断面a−aはゲートGの上方の領域におけるマイク、口組織を明らかにす るために取られ、第14図の断面b−bはゲートから離れた領域において各々の 鋳造物の端部にて取られた。ゲートから離れた領域の全断面はまた多孔性につい てマクロ的に検査された。釦微鏡写真がそれぞれ第14A図および第14B図に 示すように断面a−aにおける箇所A、BおよびC1そして断面b−bにおける 箇所DSEおよびFに準備された。
ゲート上方箇所の領域のマイクロ組織は付与された冷却の度合いおよび金属温度 によって変化した。冷却は、ゲートGの調整領域内に配置された冷却ピンを通る 循環冷媒によって行われた。空気および霧を使用してゲートGの上方の調整領域 における冷却が比較的低い度合いて作られた鋳造物は、不良マイクロ組織を示し ていた。共晶は改良されず、寸法が20μm〜300μmの範囲で変化する多( の大きな初晶Si粒子が存在していた。水および霧+水(すなわち強力な霧)を 使用したゲートGの調整領域における最大限の水冷却、そして700°Cを超え る金属温度の組み合わせが、ゲートGの上方の調整領域が改良共晶で本質的に構 成され、僅かな量の初晶Siがその領域の幾つかの面積部分に存在するような鋳 造物を生みだした。ゲートから遠隔の面積部分におけるマイクロ組織は、各種ダ イの熱的条件および金属温度の全ての鋳造物に関して改良共晶で構成されていた 。
例IIIの低圧鋳造の結果は例IおよびIIの結果と一致している。これらはゲ ート上方の調整領域における冷却がダイ中の通路によろうと、冷却されたコアー ビンによろうとにかかわらず、マイクロ組織にかなり影響することを示している 。適当な冷却レベルによって、鋳造物は全域にわたって改良された共晶組織をも って製造可能である。しかしながら、例[1の鋳造物において、鋳造されるシリ ンダーヘットに許容できるマイクロ組織を得るためには、調整領域での十分な水 冷却が必要とされた。
また、例1[1において700〜710″Cの範囲の金属温度がシリンダーヘッ ド鋳造物に満足のいくマイクロ組織を与えた。
本発明が目的とする問題、および本発明の第1の実施例によって与えられた。そ の問題の解決は、上述の例1〜例1[1によって示される。この問題は特に、表 rtに詳述された改良された3HA合金および表[IIに詳述された耐摩耗性合 金の例に関する第1の実施例の表Iに記載された条件lおよび条件2の下て、例 Iおよび例I]によって示されている。
例Iおよび例IIにて作られた鋳造物は、それぞれ低圧鋳造機においてパーマネ ントモールドおよび重力供給パーマネントモールドを使用して作られた。いずれ の場合も、モールドは1つのゲートを有し、それを通して鋳造物を形成する全て の溶湯が供給された。条件lおよび条件2の下て冷却されずにもしくはほんの僅 かな冷却によって製造された鋳造物は、ゲートから遠隔の領域では十分に改良さ れた共晶を有して初晶Si粒子は無視できたが、ゲート上方ではマイクロ組織は 実質的に改良されず、多くの初晶Si粒子が存在していた。中間的な冷却を行う 条件3および条件4の下では僅かな改良が達成された。対照的に、条件5の下で の強力な冷却は、改良された共晶の小境界領域および僅かな初晶Si粒子とは別 に、全域を通じて実質的に十分に満足できる改良された共晶を達成し、初晶Si 粒子は無視できた。
この第1の実施例によって優れた結果が達成できるが、作動における複雑さに加 えてモールドの調整領域を冷却するための冷却チャンネル、および流体流れおよ びその制御の必要性を付加する。第2の実施例は本質的に同じ有利な結果を達成 するものであり、必要数のゲートおよびゲート間隔を決定して備えることに要求 される高価なことだけて達成できる。
鋳造は、例Iに詳述したものと同じであり、第2の実施例によれば約3kgの鋳 造物に関しての適当な熱分散は、鋳造物の大壁部の各々に関して少なくとも1つ の別のゲート、好ましくは一対の間隔を隔てられたゲートを使用して得られた。
いずれの与えられた鋳造物に関してゲートの数およびその間隔は、初期決定を必 要とする事項である。しかしながら、自動車用エンジンの市販の4サイクルエン ジンブロツクの1つの形態に関して、大壁部においてそれ以上の数のゲートを使 用することはできるが、5〜6個の一様に間隔を隔てられたゲートでおそらく十 例I〜例[[1の低圧ダイ鋳造は、冷却がダイのゲート上方の調整領域に対して 加えられなければ、その領域に劣るマイクロ組織が形成されることを示した。例 ■は、冷却か行われなければゲート上方の調整領域における温度が充填の間に5 00°Cを超えることを示した。調整領域における熱の蓄積か凝固速度を大幅に 減速するが、それ以上に重大なことに、調整領域に強力な対流を発生させること になり、これはマイクロ組織の劣化を促進する。
例1〜例IIIはこの熱蓄積が調整領域におけるダイ冷却によって制御され、こ れによりその調整領域に対して適当レベルの冷却が加えられて得られた鋳造物の 全ての領域において許容できるマイクロ組織が得られることを示している。この 例は、本発明の第2の実施例を使用してゲート上方の調整領域における熱を低減 させる他の方法を示している。
ゲートの数およびそれらの相対位置の効果を確認するために、低圧鋳造ダイか改 良されて第15A図および第15B図に示されてい・るように注入溜りを組付け られた。
ここで、第15B図は第15A図の線a−aの断面における配置を示している。
これは、冷却流体を使用せず、第15A図および第15B図に示されるようにゲ ート01〜G4によって種々の位置、特に4つのコーナーの1つ以上の何れかに おいて、鋳造がゲート作動されることを可能にする。
例Iに関する表1[に詳述したような組成を本質的に有するインゴットが135 kg炉の中で溶融された。組成の検査の後、鋳造ダイか所定位置に降ろされた。
このダイはガスバーナーを使用して約350°Cに予熱されていた。
数個のシリンダーヘッドが急速に連続して作られ、ダイ温度を安定化させた。シ リンダーヘッドを低圧鋳造するのに既に使用された典型的な条件は表Vlに与え られてい表 ■I:試験に使用した鋳造条件 鋳造温度 740°C ダイ温度 360〜400℃ ダイ充填時間 15秒 加圧時間 50秒 これらの条件は、ゲート上方の調整領域に蓄積する熱を制御するために対策が取 られない場合に、鋳造物のその領域におけるマイクロ組織の破壊を引き起こすも のと知られている。この例では、ゲート動作配置は第16A図〜第16D図に示 されるように1.2.3または4個のゲートを通して行うシリンダーヘッド鋳造 に関して、1.2.3または4個のゲートを通して鋳造物を充填する効果を調査 するために変化された。第15A図および第15B図における符号01〜G4を 参照すれば、第16A図〜第16D図のそれぞれの鋳造物は、第16A図ではG 4だけを使用し、第16B図ではG1およびG3を使用し、第16C図ではG1 、G3およびG4を使用し、第16D図ではG1−04の各々を使用している。
全ての鋳造物は異なるゲート動作配置の効果を調べるために切断された。断面は そのゲートまたは各ゲートの典型的に存在していた。これらはタイプAおよびタ イプCと表され、第4A図および第4B図に示された例■に詳述されたタイプA およびタイプCに似て対応していた。
ゲートから離れた面積部分て試験された全ての鋳造物のマイクロ組織は鋳造条件 に関係なく典型的にタイプAてあった。ゲートもしくは各ゲートの上方の調整領 域りにおける鋳造物のマイクロ組織は、表V[[に示されるように作られた鋳造 物の数および使用されたゲートの数に応してタイプC−タイプAで変化した。1 回の特定の運転で作られることのできる鋳造物の数は、炉の容量によって8個の 鋳造物に制限された。3または4つのゲートを使用して、最大数の鋳造物が組織 の破壊を生じないで作られた。温度測定値によれば、タイプAのマイクロ組織を 全域に有するシリンダーヘッドの連続鋳造は可能であるが炉容量による制限を受 けることを示している。
組織の破壊が生じる前に作 られた鋳造物の数 この結果は、ゲート間に適当な間隔を存する1つ以上のゲートの使用がゲート領 域にマイクロ組織の破壊が生じるまでに得られる許容可能な鋳造物の数を増大さ せるのに存効な方法であることを示している。
低圧鋳造においては、対流がダイのゲート上方の調整領域内に発生することが知 られている。このような対流は、調整領域における高い温度によって生じるので あり、マイクロ組織を破壊する所要原因として示されている。
ダイ02つ以上の適当な間隔のゲート配置が熱をより一様に分散させ、各ゲート 上方での調整領域に熱が局部的に蓄積するのを防止する。このダイ温度の低減は 各調整とが対流の影響を軽減させ、十分を上共晶マイクロ組織でもって鋳造物を 凝固させるようになす。したがって、このようなゲート配置を備えたダイは、何 れかのダイ冷却を任意に備えて、低圧鋳造物の健全性および正しいマイクロ組織 の両方を過共晶合金において達成する手段を提供する。この配置は、低圧ダイ鋳 造を通して良好な構造の達成を可能にするが、特定の鋳造物の寸法形状によって 、ゲート数および間隔が変化される必要がある。
したがって本発明は、ゲート上方のパーマネントモールドの調整領域における過 熱の問題を解決する方法を提供するものと見いだされる。本発明によって得られ た制御の向上によって、それ故に正しいマイクロ組織か鋳造物品の、モールドキ ャビティの調整部分において凝固する部分を含めた全域にわたって達成できるの である。
示されたように、本発明は重力および加圧により供給されるパーマネントモール ドおよび準パーマネントモールドを含むモールドと使用できる。このようなモー ルドは、非パーマネント中子等を含むか否かによらず、スチールのような伝熱性 の′良好な金属とされ得る。このモールドは、底部ゲートまたは側部ゲートを有 する低圧または中間圧のダイキャストモールドとされることができ、または外部 樋を通して頂部注入されるような重力供給モールドを含む側部または底部ゲート を有する重力供給モールドになされ得る。また、本発明は頂部ゲートを備えたパ ーマネントモールドに応用できる。さらに、本発明はその開示された全精神の範 囲内で、形状および寸法が広く変化される鋳造物を受け入れ得るように、モール ドを変化させることができる。
最後に、各種変更、改良および(または)追加が本発明の精神および範囲から逸 脱しないでこれまで記載してきた部品の構成および配置に導入できることが理解 されるべきである。
IG IA IG IB I69 FIG 3A FIG /、A FIG 48 Flolo FIG 11 E1口12 FIo 13 FIG 16A FIo 16B 日G16C: F旧16D 要 約 書 Si過共晶のA1基合金は、鋳造された物品の部分の全域にわたって様々且つ望 ましくないマイクロ組織の問題を生じている。この問題は、重要な面積部分にて モールドを制御冷却して熱エネルギーを除去し、すなわち熱エネルギーの過度の 蓄積を防止し、合金が溶融状態である間に強力な対流の発生を防止することによ って、解決される。この結果、Al−3i共晶に必要な結合成長が促進され、形 成されるマイクロ組織は初晶Siの実質的に存在しないものとなる。本出願人の 3HA合金および改良された3HA合金はその耐摩耗性および改良された機械的 特性により、エンジンブロックやシリンダーヘッドのような自動車への応用を考 えられている。制御冷却方法の第1の特徴は、ゲートから上方へ延在するモール ドの領域に対して冷媒が供給され、凝固がモールドの離れた側の領域からゲー′ トへ向けてニ様に進展されるようにして、鋳造物の全域を通じて実質的に一様な マイクロ組織を与えることである。様々な冷媒か使用でき、ゲートの近くの温度 は末端よりも50〜75°Cはど高い温度とされる。制御冷却方法の第2の特徴 は、溶湯を複数のゲートを通してモールドキャビティへ供給することである。こ れらのゲートはモールドの重要な調整領域にて互いに間隔を隔てられる。このよ うな複数のゲートを使用する結果として、蓄積されたエネルギーは複数の重要な 調整領域においていっそう広く分散され、遠隔領域およびゲート領域に必要な温 度およびそれらの間の温度差を達成するのである。
国際調査報告 m−・−1^@瞬−陶 PCT/AU9010058BI N

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.Al−Si過共晶合金の物品を製造する方法であって、物品は合金溶湯をパ ーマネントモールドに供給して少なくとも1つのゲートを通してモールドのキャ ビティに充填することで製造され、キャビティの遠隔領域に対する溶湯の流れは 、ゲートもしくは各ゲートの上およびそこから上へ向けて延在するモールドの領 域(本明細書では、「調整領域」と称される)を通して流され、これにおいて、 (a)調整領域における温度は上方レベルよりも低く維持され、また、(b)遠 隔領域と調整領域との間の温度差は次のように制御され、すなわち、 (i)モールド内部の溶湯の凝固が遠隔領域からゲートへ向けて、モールドの調 整領域内部の溶湯の一部(本明細書では、「調整部分」と称される)を経て行わ れ、 (ii)凝固が、実質的にキャビティ全域で共晶の結合成長によって進行し、形 成された物品の実質的に全域をわたって改良された共晶を含んで成るマイクロ組 織を得るようになされた方法。 2.請求の範囲第1項の方法であって、そのもしくは各調整領域における必要な 温度、温度差に関する制御はモールドの調整領域または各調整領域からの少なく とも1つの熱エネルギーの除去または分散によって達成される方法。 3.請求の範囲第2項の方法であって、熱エネルギーは、物品が少なくともマイ クロ組織の構成成分に関して、また寸法に関してその全域にわたって実質的に一 様なマイクロ組織を有するように除去、分散または除去および分散され、もって 該マイクロ組織は全域を通じて実質的に改良された共晶で構成され、また初晶S i粒子が実質的に存在せず、共晶結晶の寸法および形成された僅かな初晶Si粒 子の寸法もまた実質的に全域を通じて一様とされる方法。 4.請求の範囲第2項または第3項の方法であって、モールドの1つまたは各調 整領域からの熱エネルギーの除去、分散、または除去および分散は、ダイキャビ ティの実質的に全ての領域において溶湯が強い対流を生じることなく、またAl −Si共晶の結合成長を達成するために十分な温度勾配および十分な成長速度を 有し、全域を通じて実質的に一様な共晶構造を得て、凝固できるように行われる 方法。 5.請求の範囲第1項から第4項までの何れか1項の方法であって、モールド温 度が調整領域または各調整領域において、および任意に遠隔領域において、モニ ターされる方法。 6.請求の範囲第1項から第5項までの何れか1項の方法であって、調整領域ま たは各調整領域が少なくとも100℃、少なくとも50〜75℃ほど遠隔領域の 温度よりも高い温度となるようにされた方法。 7.請求の範囲第1項から第6項までの何れか1項の方法であって、モールドキ ャビティの充填の終了によって、モールド頂部のようなモールドの遠隔領域が2 00〜350℃または300〜350℃のような150〜350℃の温度となる ようにされた方法。 8.請求の範囲第1項から第7項までの何れか1項の方法であって、調整領域ま たは端調整領域が400〜480℃または400〜475℃、例えば400〜4 50℃の温度のように、350〜520℃の温度となるようにされた方法。 9.請求の範囲第1項から第8項までの何れか1項の方法であって、ダイキャビ ティに受け取られる際の溶湯が可及的に低い供給温度で、720℃未溝ではない ように700℃未満とならない最低温度となるようにされた方法。 10.請求の範囲第1項から第9項までの何れか1項の方法であって、必要な温 度差および調整領域の温度はモールドの調整領域を通して流される流体冷媒の使 用によって達成され、冷媒の流れは少なくとも1つの調整領域から熱エネルギー を除去するように調整されている方法。 11.請求の範囲第10項の方法であって、冷媒の流れがモールドキャビティの 充填の終了に実質的によって開始され、または必要レベルにまで少なくとも増大 され、冷媒の流れによる実質的な熱エネルギーの除去がモールドキャビティの充 填の終了時またはその僅かに後に達成されるようになされた方法。 12.請求の範囲第10項または第11項の方法であって、冷媒の流れがモール ドキャビティの充填の終了に続いて僅かな間隔を隔てた後に開始され、モールド はその間待機されるようになされる方法。 13.請求の範囲第12項の方法であって、待機時間が約5秒のような約10秒 までの数秒とされるような方法。 14.請求の範囲第10項から第13項までの方法であって、流体冷媒が空気、 窒素、水のような液体、分解された塩またはその他の化合物を含有して熱容量を たかめるようにされた水、油、および水と油の混合液から選択される方法。 15.請求の範囲第14項の方法であって、冷媒がガス流によって担持された水 または油のような液体霧を含んで成るような方法。 16.請求の範囲第14項の方法であって、モールドの調整領域または各調整領 域を通るガス流が液体の流れを開始する前に開始され、液体の流れは冷却の終了 によってガス流の流れを終了させるより先行して終了されるような方法。 17.請求の範囲第1項から第16項までの何れか1項の方法であって、溶湯が 互いに間隔を隔てられた複数のゲート、モールドのそれぞれの調整領域を通して キャビティへ供給され、ゲート数およびそれらの間隔が各調整領域からモールド のその他の領域への熱エネルギーの分散を引き起こして、各調整領域に必要な温 度差および各調整領域の温度が達成されるようにする方法。 18.請求の範囲第17項の方法であって、ゲートの数および位置が調整され、 実質的にモールドキャビティの全域を通じて溶湯が凝固する間に調整領域におけ る優勢な最大温度が強力な対流の防止および結合成長の達成と両立し、これによ り全域を通じて実質的に一様なマイクロ組織を達成するようになされるのであり 、調整領域における優勢温度はゲートから離れたキャビティ領域からゲートへ向 けて溶湯の凝固が進展するようになされるが、調整領域における溶湯の過冷却は このような凝固の進行を引き起こさず、また鋳造物における収縮や結果として発 生する多孔性が実質的に排除されるようになされるような方法。 19.請求の範囲第1項から第18項までの何れか1項の方法であって、前記合 金が12〜16重量%のSi、例えば13〜15重量%のSiを有する方法。 20.請求の範囲第19項の方法であって、前記合金が、12〜15重量%のS i、1.5〜5.5重量%のCu、1.0〜3.0重量%のNi、0.1〜1. 0重量%のMg、0.1〜1.0重量%のFe、0.1〜0.8重量%のMn、 0.01〜0.1重量%のZr、および0.01〜0.1重量%のTiを含有し 、Si改良剤および偶然の不純物とは別に残部がA1であり、前記改良剤は0. 1重量%を超えて少なくとも最大0.4重量%のSrである方法。 21.請求の範囲第20項の方法であって、前記合金が、12〜15重量%のS i、1.5〜4.0重量%のCu、1.0〜3.0重量%のNi、0.4〜1. 0重量%のMg、0.1〜0.5重量%のFe、0.1〜0.8重量%のMn、 0.01〜0.1重量%のZr、および0.0l〜0.1重量%のTiを含有す る方法。 22.請求の範囲第19項の方法であって、前記合金が、12〜16重量%のS i、1.5〜5.5重量%のCu、任意的に1.0〜3.0重量%のNi、0. 1〜1.0重量%のMg、0.1〜1.0重量%のFe、0.1〜0.8重量% のMn、任意的に0.01〜0.1重量%のZr、任意的に0.01〜0.1重 量%のTi、最大0.05重量%レベルのP、最大0.03重量%に制限された Ca、およそ0.1重量%を超えて少なくとも最大0.4重量%のSrを含有し 、偶然の不純物とは別に残部がA1である方法。 23.請求の範囲第19項の方法であって、前記合金が、12〜16重量%のS i、0.10重量%を超えるSrおよび0.005重量%を超えるTiを含有し 、また、前記合金が更に、1.5〜5.5重量%のCu、1.0〜3.00重量 %のNi、0.1〜1.0重量%のMg、0.1〜1.0重量%のFe、0.1 〜0.8重量%のMn、任意に0.01〜0.1重量%のZr、0〜3.0重量 %のZn、0〜0.2重量%のSn、0〜0.2重量%のPb、0〜0.1重量 %のCr、0〜0.01重量%のNa、≦0.05重量%のB(単体)、≦0. 03重量%のCa、≦0.05重量%のP、各端≦0.05重量%のその他を含 有し、偶然の不純物とは別に残部がA1であり、0.1重量%を超えるSrおよ び0.005重量%を超えるTiのレベルは、合金がマイクロ組織を有し、これ において形成された全ての初晶Siが実質的に一様に分散され、かつ実質的に偏 析を生じることなく、また実質的に一様に分散されたSr金属間粒子が存在する が小片としてはその粒子が実質的に存在せず、マイクロ組織が圧倒的に共晶マト リックスを含んで構成されるようになされる方法。 24.請求の範囲第23項の方法であって、Srが、例えば0.18重量%〜0 .4重量%もしくは0.25重量%〜0.35重量%のように、0.11重量% 〜0.4重量%のレベルで存在し、Tiは(A1,Ti)B2、TiB2、Ti A13、TiC、およびTiNの少なくとも1つとして存在し、重量%以下のT iが(Al,Ti)B2、TiB2およびそれらの混合物の何れかとして与えら れ、0.25重量%以下のTiが最も好ましく与えられ、Tiは0.01重量% 〜0.06重量%、0.02重量%〜0.06重量%または0.03重量%〜0 .05重量%のレベルで存在することが好ましいとされる方法。 25.請求の範囲第19項の方法であって、前記合金が、12〜16重量%のS iおよび元素A、XおよびZを含有し、偶然の不純物とは別に残部はA1であり 、この合金は各々に関してそれぞれ予め定めたレベルを超える少なくとも1つの 元素Xおよび少なくとも1つの元素Zを有して、その合金は形成されたすべての 初晶Siが実質的に一様に分散されたマイクロ組織を有するようになされ、該マ イクロ組織は圧倒的に共晶マトリックスを含んで構成され、また、元素Aは1. 5〜5.5重量%のCu、1.0〜3.0重量%のNi、0.1〜1.0重量% のMg、0.1〜1.0重量%のFe、0.1〜0.8重量%のMn、0.01 〜0.1重量%のZr、0〜3.0重量%のZn、0〜0.2重量%のSn、0 〜0.2重量%のPb、0〜0.1重量%のCr、0.00l〜0.1重量%の Si改良剤、最大0.05重量%のB(単体)、最大0.03重量%のCa、最 大0.05重量%のP、各最大0.05重量%のその他、を含有し、元素Xは合 金の溶湯中の安定な原子粒子を与える群から選択されだ少なくとも1つとされ、 元素Zは金属間相を形成する群から選択された少なくとも1つとされ、元素Xは 元素ZがSr単独であるときはTi単独ではないようにされた方法。 26.請求の範囲第25項による方法であって、元素XがCr、Mo、Nb、T a、Ti、Zr、VおよびA1を含む群から選択され、また0.005重量%を 超えるレベル、例えば0.01〜0.20重量%で存在しており、元素XがAI −Ti−B母合金として添加されたTiである場合に上限が0.1重量%を超え ないことが好ましいとされ、金属間相がA1−Si−Z′またはAI−Z′の3 相またはより高次の相となるように元素Zが選択され、ここでZ′は少なくとも 1つのZおよびCa、Co、Cr、Cs、Fe、K、Li、Mn、Na、Rb、 Sb、Sr、Y、Ce、ランタニド系元素、アクニチド系元素、およびそれらの 混合物から選択されるような方法。 27.請求の範囲第1項から第26項までの何れか一項の方法によって製造され た物品。
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