JPH0550826A - 車両のサスペンシヨン装置 - Google Patents
車両のサスペンシヨン装置Info
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- JPH0550826A JPH0550826A JP20701491A JP20701491A JPH0550826A JP H0550826 A JPH0550826 A JP H0550826A JP 20701491 A JP20701491 A JP 20701491A JP 20701491 A JP20701491 A JP 20701491A JP H0550826 A JPH0550826 A JP H0550826A
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- damping force
- unsprung
- shock absorber
- damping
- sprung
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ばね下共振付近ではショックアブソーバの減衰
力特性がソフト側に切換わり難くハード側に維持される
ようにして、乗心地の向上を図りつつ、ばね下共振付近
でのタイヤのバタツキを確実に防止することを可能とす
る。 【構成】車体にかかる入力の周波数が所定値よりも低い
低周波振動領域であるときにショックアブソーバの減衰
係数Dkiのソフト側へのしきい値α,βを、所定値より
も高い高周波振動領域であるときにショックアブソーバ
の減衰係数Dkiのハード側へのしきい値α,βをそれぞ
れ規制するしきい値変更手段81と、ばね上ばね下間相
対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きく
かつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よ
りも小さい場合にばね下共振領域であることを検知し
て、しきい値変更手段81によるソフト側への制御を規
制するよう補正する補正手段84とを備える。
力特性がソフト側に切換わり難くハード側に維持される
ようにして、乗心地の向上を図りつつ、ばね下共振付近
でのタイヤのバタツキを確実に防止することを可能とす
る。 【構成】車体にかかる入力の周波数が所定値よりも低い
低周波振動領域であるときにショックアブソーバの減衰
係数Dkiのソフト側へのしきい値α,βを、所定値より
も高い高周波振動領域であるときにショックアブソーバ
の減衰係数Dkiのハード側へのしきい値α,βをそれぞ
れ規制するしきい値変更手段81と、ばね上ばね下間相
対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きく
かつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よ
りも小さい場合にばね下共振領域であることを検知し
て、しきい値変更手段81によるソフト側への制御を規
制するよう補正する補正手段84とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のサスペンション
装置に関し、特に、ばね上とばね下との間に減衰力特性
可変式のショックアブソーバを備えるものの改良に係わ
る。
装置に関し、特に、ばね上とばね下との間に減衰力特性
可変式のショックアブソーバを備えるものの改良に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のサスペンション装置にお
いては、車体側としてのばね上と、車輪側としてのばね
下との間に、車輪の上下振動を減衰させるためのショッ
クアブソーバが装備されている。このショックアブソー
バには、減衰力特性可変式のものとして、減衰力特性
(減衰係数の異なった特性)が高低2段に変更可能なも
の、減衰力特性が多段又は無段連続的に変更可能なもの
等種々のものがある。
いては、車体側としてのばね上と、車輪側としてのばね
下との間に、車輪の上下振動を減衰させるためのショッ
クアブソーバが装備されている。このショックアブソー
バには、減衰力特性可変式のものとして、減衰力特性
(減衰係数の異なった特性)が高低2段に変更可能なも
の、減衰力特性が多段又は無段連続的に変更可能なもの
等種々のものがある。
【0003】このような減衰力可変式のショックアブソ
ーバの制御方法は、基本的には、ショックアブソーバが
発生する減衰力が車体の上下振動に対して、加振方向に
働くときにショックアブソーバの減衰力を低減衰側(す
なわちソフト側)にし、減衰力が制振方向に働くときに
ショックアブソーバの減衰力を高減衰側(すなわちハー
ド側)に変更して、ばね上に伝達される加振エネルギー
に対して制振エネルギーを大きくし、もって車両の乗り
心地および走行安定性を共に向上させるようにするもの
である。
ーバの制御方法は、基本的には、ショックアブソーバが
発生する減衰力が車体の上下振動に対して、加振方向に
働くときにショックアブソーバの減衰力を低減衰側(す
なわちソフト側)にし、減衰力が制振方向に働くときに
ショックアブソーバの減衰力を高減衰側(すなわちハー
ド側)に変更して、ばね上に伝達される加振エネルギー
に対して制振エネルギーを大きくし、もって車両の乗り
心地および走行安定性を共に向上させるようにするもの
である。
【0004】そして、ショックアブソーバの減衰力がば
ね上上下振動の加振方向または制振方向のいずれの方向
に働くか否かの判定は、種々のものが提案されている。
例えば特開昭60−248419号公報には、ばね上と
ばね下との間の相対変位の符号とその微分値であるばね
上ばね下間の相対速度の符号とが一致するか否かを調
べ、一致するときには加振方向と判定し、不一致のとき
は制振方向と判定する方法が開示されている。
ね上上下振動の加振方向または制振方向のいずれの方向
に働くか否かの判定は、種々のものが提案されている。
例えば特開昭60−248419号公報には、ばね上と
ばね下との間の相対変位の符号とその微分値であるばね
上ばね下間の相対速度の符号とが一致するか否かを調
べ、一致するときには加振方向と判定し、不一致のとき
は制振方向と判定する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにば
ね上とばね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下と
の相対速度の向きとが一致するか否かに基づき、減衰力
特性を変更制御する減衰力可変式のショックアブソーバ
においては、車体にかかる入力の周波数の大きさ、つま
り高周波振動および低周波振動に関係なく、ばね上とば
ね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下との相対速
度の向きとが頻繁に一致、不一致を繰り返すため、ショ
ックアブソーバの圧力変動に起因して大きな音や振動が
発生するという問題があった。
ね上とばね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下と
の相対速度の向きとが一致するか否かに基づき、減衰力
特性を変更制御する減衰力可変式のショックアブソーバ
においては、車体にかかる入力の周波数の大きさ、つま
り高周波振動および低周波振動に関係なく、ばね上とば
ね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下との相対速
度の向きとが頻繁に一致、不一致を繰り返すため、ショ
ックアブソーバの圧力変動に起因して大きな音や振動が
発生するという問題があった。
【0006】そこで、乗心地を考慮して、高周波振動領
域ではショックアブソーバの減衰力特性がハード側に切
換わり難くソフト側に維持されるようにする一方、低周
波振動領域ではショックアブソーバの減衰力特性がソフ
ト側に切換わり難くハード側に維持されるようにするこ
とが考えられる。しかしながら、路面の凹凸などを車輪
が通過した際に発生する低周波振動領域のばね上共振
は、ハード側に維持したショックアブソーバの減衰力特
性で円滑に吸収されるものの、高周波振動領域に移行し
た際に発生するばね下共振は、ソフト側に維持したショ
ックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収できず、ばね
下共振付近でタイヤのバタツキが発生する。
域ではショックアブソーバの減衰力特性がハード側に切
換わり難くソフト側に維持されるようにする一方、低周
波振動領域ではショックアブソーバの減衰力特性がソフ
ト側に切換わり難くハード側に維持されるようにするこ
とが考えられる。しかしながら、路面の凹凸などを車輪
が通過した際に発生する低周波振動領域のばね上共振
は、ハード側に維持したショックアブソーバの減衰力特
性で円滑に吸収されるものの、高周波振動領域に移行し
た際に発生するばね下共振は、ソフト側に維持したショ
ックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収できず、ばね
下共振付近でタイヤのバタツキが発生する。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ばね下共振付近ではショ
ックアブソーバの減衰力特性がソフト側に切換わり難く
ハード側に維持されるようにして、乗心地の向上を図り
つつ、ばね下共振付近でのタイヤのバタツキを確実に防
止しようとするものである。
で、その目的とするところは、ばね下共振付近ではショ
ックアブソーバの減衰力特性がソフト側に切換わり難く
ハード側に維持されるようにして、乗心地の向上を図り
つつ、ばね下共振付近でのタイヤのバタツキを確実に防
止しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、各車輪のばね上とばね下との
間にショックアブソーバを備え、ばね上の変位速度とば
ね下の変位速度との相関関係に応じて、上記ショックア
ブソーバの減衰力特性を変更制御する車両のサスペンシ
ョン装置を前提とする。そして、上記各車輪のショック
アブソーバの減衰力特性を変更して制御する制御手段
と、車体にかかる入力の周波数を検出する入力周波数検
出手段と、該入力周波数検出手段からの信号を受け、そ
の信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときに
ショックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手
段の変更制御感度を、所定値よりも高い高周波振動領域
であるときにショックアブソーバの減衰力特性のハード
側への制御手段の変更制御感度をそれぞれ規制する変更
制御感度規制手段と、上記入力周波数検出手段からの信
号を受け、その信号がばね下共振付近に対応した高周波
振動領域であるときに上記変更制御感度規制手段による
ソフト側への制御手段の制御を規制するよう補正する補
正手段とを備える構成としたものである。
め、本発明の解決手段は、各車輪のばね上とばね下との
間にショックアブソーバを備え、ばね上の変位速度とば
ね下の変位速度との相関関係に応じて、上記ショックア
ブソーバの減衰力特性を変更制御する車両のサスペンシ
ョン装置を前提とする。そして、上記各車輪のショック
アブソーバの減衰力特性を変更して制御する制御手段
と、車体にかかる入力の周波数を検出する入力周波数検
出手段と、該入力周波数検出手段からの信号を受け、そ
の信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときに
ショックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手
段の変更制御感度を、所定値よりも高い高周波振動領域
であるときにショックアブソーバの減衰力特性のハード
側への制御手段の変更制御感度をそれぞれ規制する変更
制御感度規制手段と、上記入力周波数検出手段からの信
号を受け、その信号がばね下共振付近に対応した高周波
振動領域であるときに上記変更制御感度規制手段による
ソフト側への制御手段の制御を規制するよう補正する補
正手段とを備える構成としたものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、本発明では、変更制御感度
規制手段により、入力周波数検出手段からの入力周波数
信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときにシ
ョックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手段
の変更制御感度が規制、つまりショックアブソーバの減
衰力特性の変更制御感度がハード側に維持されて、低周
波振動領域での乗り心地が良好なものとなる一方、所定
値よりも高い高周波振動領域であるときにショックアブ
ソーバの減衰力特性のハード側への制御手段の変更制御
感度が規制、つまりショックアブソーバの減衰力特性の
変更制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域
での乗り心地が良好なものとなる。
規制手段により、入力周波数検出手段からの入力周波数
信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときにシ
ョックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手段
の変更制御感度が規制、つまりショックアブソーバの減
衰力特性の変更制御感度がハード側に維持されて、低周
波振動領域での乗り心地が良好なものとなる一方、所定
値よりも高い高周波振動領域であるときにショックアブ
ソーバの減衰力特性のハード側への制御手段の変更制御
感度が規制、つまりショックアブソーバの減衰力特性の
変更制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域
での乗り心地が良好なものとなる。
【0010】その場合、補正手段により、入力周波数検
出手段からの信号がばね下共振付近に対応した高周波振
動領域であるときに変更制御感度規制手段によるソフト
側への制御手段の制御を規制するよう補正しているの
で、高周波振動領域に移行した際に発生するばね下共振
が、ソフト側への切換わりを規制してハード側に維持さ
れるショックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収され
る。
出手段からの信号がばね下共振付近に対応した高周波振
動領域であるときに変更制御感度規制手段によるソフト
側への制御手段の制御を規制するよう補正しているの
で、高周波振動領域に移行した際に発生するばね下共振
が、ソフト側への切換わりを規制してハード側に維持さ
れるショックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収され
る。
【0011】
【発明の効果】以上の如く、本発明における車両のサス
ペンション装置によれば、入力周波数検出手段からの入
力周波数信号が、所定値よりも低い低周波振動領域であ
るときにショックアブソーバの減衰力特性の変更制御感
度をハード側に維持する一方、所定値よりも高い高周波
振動領域であるときにショックアブソーバの減衰力特性
の変更制御感度をソフト側に維持して乗り心地の向上を
図りつつ、入力周波数信号がばね下共振付近に対応した
高周波振動領域であるときにハード側に維持するよう補
正手段により補正したショックアブソーバの減衰力特性
でもってばね下共振を円滑に吸収してばね下共振付近で
のタイヤのバタツキを確実に防止することができる。
ペンション装置によれば、入力周波数検出手段からの入
力周波数信号が、所定値よりも低い低周波振動領域であ
るときにショックアブソーバの減衰力特性の変更制御感
度をハード側に維持する一方、所定値よりも高い高周波
振動領域であるときにショックアブソーバの減衰力特性
の変更制御感度をソフト側に維持して乗り心地の向上を
図りつつ、入力周波数信号がばね下共振付近に対応した
高周波振動領域であるときにハード側に維持するよう補
正手段により補正したショックアブソーバの減衰力特性
でもってばね下共振を円滑に吸収してばね下共振付近で
のタイヤのバタツキを確実に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】図1は、本発明の好ましい実施例に係る車
両のサスペンション装置を含む車両の略斜視図である。
両のサスペンション装置を含む車両の略斜視図である。
【0014】図1において、本発明の好ましい実施例に
係る車両のサスペンション装置は、各車輪に対応して設
けられ、各車輪の上下振動を減衰させるたショックアブ
ソーバ1,2,3,4を備えている。各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4は、それぞれ、図示しないアクチュ
エータにより、減衰係数が異なった10の減衰力特性に
切り換え可能に構成されており、また、図示しない圧力
センサを備えている。図1において、5は左前輪、6は
左後輪であり、右前輪および右後輪は図示されていな
い。また、7は、各ショックアブソーバ1,2,3,4
の上部外周に配設されたコイルスプリングであり、8
は、各ショックアブソーバ1,2,3,4のアクチュエ
ータに対して、制御信号を出力して、各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御する制御手
段としてのコントロールユニットである。
係る車両のサスペンション装置は、各車輪に対応して設
けられ、各車輪の上下振動を減衰させるたショックアブ
ソーバ1,2,3,4を備えている。各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4は、それぞれ、図示しないアクチュ
エータにより、減衰係数が異なった10の減衰力特性に
切り換え可能に構成されており、また、図示しない圧力
センサを備えている。図1において、5は左前輪、6は
左後輪であり、右前輪および右後輪は図示されていな
い。また、7は、各ショックアブソーバ1,2,3,4
の上部外周に配設されたコイルスプリングであり、8
は、各ショックアブソーバ1,2,3,4のアクチュエ
ータに対して、制御信号を出力して、各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御する制御手
段としてのコントロールユニットである。
【0015】また、車体9のばね上には各車輪のばね上
の上下方向の加速度を検出する第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14が、インストルパネルのメータ内には車
速を検出する車速センサ15がそれぞれ設けられてい
る。16は、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性の制御をドライバーがハードモード、ソフトモー
ドまたはコントロールモードのいずれかに切り換えるモ
ード選択スイッチを示す。そして、モード選択スイッチ
16により、ハードモードが選択されたときは、減衰力
特性がハードになるような範囲の減衰係数のみが選択さ
れ、その範囲内でのみショックアブソーバ1,2,3,
4の減衰力特性の変更制御がなされる。また、ソフトモ
ードが選択されたときは、減衰力特性がソフトになるよ
うな範囲の減衰係数のみが選択され、その範囲内でのみ
ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の変更
制御がなされる。さらに、コントロールモードが選択さ
れたときはあらかじめコントロールユニット8内に記憶
されたマップあるいはテーブルにしたがって、所定のよ
うにショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の
変更制御がなされるようになっている。
の上下方向の加速度を検出する第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14が、インストルパネルのメータ内には車
速を検出する車速センサ15がそれぞれ設けられてい
る。16は、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性の制御をドライバーがハードモード、ソフトモー
ドまたはコントロールモードのいずれかに切り換えるモ
ード選択スイッチを示す。そして、モード選択スイッチ
16により、ハードモードが選択されたときは、減衰力
特性がハードになるような範囲の減衰係数のみが選択さ
れ、その範囲内でのみショックアブソーバ1,2,3,
4の減衰力特性の変更制御がなされる。また、ソフトモ
ードが選択されたときは、減衰力特性がソフトになるよ
うな範囲の減衰係数のみが選択され、その範囲内でのみ
ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の変更
制御がなされる。さらに、コントロールモードが選択さ
れたときはあらかじめコントロールユニット8内に記憶
されたマップあるいはテーブルにしたがって、所定のよ
うにショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の
変更制御がなされるようになっている。
【0016】図2は、左前輪に対して設けられたショッ
クアブソーバ1の要部略断面図である。ただし、圧力セ
ンサは、便宜上省略されている。
クアブソーバ1の要部略断面図である。ただし、圧力セ
ンサは、便宜上省略されている。
【0017】図2において、ショックアブソーバ1は、
シリンダ21を備え、シリンダ21内には、ピストンと
ピストンロッドが一体的に結合されたピストンユニット
22が摺動自在に嵌装されている。シリンダ21および
ピストンユニット22は、それぞればね下およびばね上
に結合されている。
シリンダ21を備え、シリンダ21内には、ピストンと
ピストンロッドが一体的に結合されたピストンユニット
22が摺動自在に嵌装されている。シリンダ21および
ピストンユニット22は、それぞればね下およびばね上
に結合されている。
【0018】ピストンユニット22には、2つのオリフ
ィス23、24が形成されている。一方のオリフィス2
3は常に開いており、他方のオリフィス24は、それぞ
れ第1アクチュエータ41により、その通路面積が10
段階に変更可能に形成されている。
ィス23、24が形成されている。一方のオリフィス2
3は常に開いており、他方のオリフィス24は、それぞ
れ第1アクチュエータ41により、その通路面積が10
段階に変更可能に形成されている。
【0019】図3は、ショックアブソーバ1に設けられ
た第1アクチュエータ41の分解略斜視図であり、図2
および図3に示されるように、第1アクチュエータ41
は、ピストンユニット22に固定されたスリーブ25内
に、回転自在に設けられたシャフト26と、シャフト2
6を回転させるステップモータ27と、シャフト26の
下端部に一体に取付けられ、その円周に沿って、9つの
円形孔28を有する第1オリフィスプレート29と、ス
リーブ25の下端部に一体的に設けられ、その円周に沿
って円弧状の長孔30が形成された第2オリフィスプレ
ート31を備えている。ここに、第1オリフィスプレー
ト29に形成された9つの円形孔28と、第2オリフィ
スプレート31に形成された長孔30とは、ステップモ
ータ27の回転によるシャフト26および第1オリフィ
スプレート29の回転にしたがって、9つの円形孔28
が0ないし9個の範囲で長孔30と連通可能なように形
成されている。
た第1アクチュエータ41の分解略斜視図であり、図2
および図3に示されるように、第1アクチュエータ41
は、ピストンユニット22に固定されたスリーブ25内
に、回転自在に設けられたシャフト26と、シャフト2
6を回転させるステップモータ27と、シャフト26の
下端部に一体に取付けられ、その円周に沿って、9つの
円形孔28を有する第1オリフィスプレート29と、ス
リーブ25の下端部に一体的に設けられ、その円周に沿
って円弧状の長孔30が形成された第2オリフィスプレ
ート31を備えている。ここに、第1オリフィスプレー
ト29に形成された9つの円形孔28と、第2オリフィ
スプレート31に形成された長孔30とは、ステップモ
ータ27の回転によるシャフト26および第1オリフィ
スプレート29の回転にしたがって、9つの円形孔28
が0ないし9個の範囲で長孔30と連通可能なように形
成されている。
【0020】シリンダ21内の上室32および下室33
内は、所定の粘度を有する流体で満たされており、オリ
フィス23,24を通って上室32および下室33間を
移動可能になっている。
内は、所定の粘度を有する流体で満たされており、オリ
フィス23,24を通って上室32および下室33間を
移動可能になっている。
【0021】図2および図3においては、ショックアブ
ソーバ1の構造のみを示したが、他の車輪に対して設け
られたショックアブソーバ2,3,4もまた、図2に示
されたショックアブソーバ1と同様の構造を示してお
り、それぞれ図3に示されたのと同様な第2アクチュエ
ータ42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエー
タ44を備えている。
ソーバ1の構造のみを示したが、他の車輪に対して設け
られたショックアブソーバ2,3,4もまた、図2に示
されたショックアブソーバ1と同様の構造を示してお
り、それぞれ図3に示されたのと同様な第2アクチュエ
ータ42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエー
タ44を備えている。
【0022】図4は、ショックアブソーバ1,2,3,
4の減衰力特性を示すグラフであり、D1 ないしD10
は、それぞれショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数を示している。図4において、縦軸は、ショックア
ブソーバ1,2,3,4が発生する減衰力を、横軸は、
ばね上の変位速度Xs とばね下の変位速度Xu との差、
すなわち、ばね上とばね下の相対変位速度(dXs /d
t−dXu /dt)を示している。図4に示されるよう
に、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性
は、減衰係数D1 ないしD10のいずれかを選択すること
によって、10段階に変更することが可能なように構成
されている。図4において、D1 は、最もソフトな減衰
力を発生させる減衰係数を、D10は、最もハードな減衰
力を発生させる減衰係数を、それぞれ示している。ここ
に、減衰係数Dk (k は正の整数で、1〜10)は、第
1オリフィスプレート29に形成された9つの円形孔2
8のうち、(10−i )個の円形孔28が、第2オリフ
ィスプレート31に形成された長孔30と連通している
場合に選択されるようになっている。したがって、減衰
係数D1 は、第1オリフィスプレート29の9つの円形
孔28のすべてが第2オリフィスプレート31の長孔3
0と連通している場合に選択され、減衰係数D10は、第
1オリフィスプレート29の9つの円形孔28のいずれ
もが第2オリフィスプレート31の長孔30と連通しな
いときに選択されることになる。
4の減衰力特性を示すグラフであり、D1 ないしD10
は、それぞれショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数を示している。図4において、縦軸は、ショックア
ブソーバ1,2,3,4が発生する減衰力を、横軸は、
ばね上の変位速度Xs とばね下の変位速度Xu との差、
すなわち、ばね上とばね下の相対変位速度(dXs /d
t−dXu /dt)を示している。図4に示されるよう
に、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性
は、減衰係数D1 ないしD10のいずれかを選択すること
によって、10段階に変更することが可能なように構成
されている。図4において、D1 は、最もソフトな減衰
力を発生させる減衰係数を、D10は、最もハードな減衰
力を発生させる減衰係数を、それぞれ示している。ここ
に、減衰係数Dk (k は正の整数で、1〜10)は、第
1オリフィスプレート29に形成された9つの円形孔2
8のうち、(10−i )個の円形孔28が、第2オリフ
ィスプレート31に形成された長孔30と連通している
場合に選択されるようになっている。したがって、減衰
係数D1 は、第1オリフィスプレート29の9つの円形
孔28のすべてが第2オリフィスプレート31の長孔3
0と連通している場合に選択され、減衰係数D10は、第
1オリフィスプレート29の9つの円形孔28のいずれ
もが第2オリフィスプレート31の長孔30と連通しな
いときに選択されることになる。
【0023】図5は、本発明の実施例に係る車両のサス
ペンション装置の振動モデル図であり、msはばね上質
量、muはばね下質量、xsはばね上変位、xuはばね
下変位、ksはコイルスプリング7のばね定数、ktは
タイヤのばね定数、Dk はショックアブソーバ1,2,
3,4の減衰係数である。
ペンション装置の振動モデル図であり、msはばね上質
量、muはばね下質量、xsはばね上変位、xuはばね
下変位、ksはコイルスプリング7のばね定数、ktは
タイヤのばね定数、Dk はショックアブソーバ1,2,
3,4の減衰係数である。
【0024】図6は、ステップモータ27の略斜視図で
あり、ステップモータ27は、筒状体50、筒状体50
内に収容されたロータ51,ステータ52および蓋53
から構成されている。図7は、ロータ51およびステー
タ52の略平面図であり、通常のステップモータと同様
に、ロータ51の外周部には複数の矩形形状の歯が形成
され、ステータ52の内周部には、これと対応して複数
の矩形形状の歯が形成されており、ステータ52には、
ソレノイド54が巻回されている。ロータ51には、2
本のストッパピン55,56が形成されており、図8に
示されるように、蓋53には、ストッパピン55,56
に対応する位置の円周方向に2つの溝57,58が形成
されている。溝57は、ロータ51に形成されたストッ
パピン55と係合してステップモータ27の可動範囲を
制御するものであり、他方、溝58はストッパピン56
と係合するものであって、ストッパピン55,56を溝
57,58と係合させることによって、蓋53を被せた
ときにロータ51の重心が回転中心と一致するように位
置合わせを可能とするものである。したがって、蓋53
の中心から溝57,58の両端部を見た円周角は、溝5
8の方が溝57より大きくなっており、専ら溝57によ
って、ステップモータ28の可動範囲が決定されるよう
に溝57,58が形成されている。図8において、ロー
タ51が時計回りに回転すると、減衰軽煤Dk がより大
きくなって減衰力特性はよりハードになり、他方反時計
回りに回転すると、減衰係数Dk がより小さくなって減
衰力特性はよりソフトになるようになっており、また、
ロータ51の矩形形状の歯がステータ52の隣接する矩
形形状の歯に対向する位置に移動させられたとき、すな
わち、ステップモータ27が一段回転すると、減衰係数
Dk が1つだけ変化するようになっている。従って、ス
トッパピン55が溝57の右端部である第1基準位置に
位置しているとき、減衰係数Dk はD10となり、ショッ
クアブソーバ1が最もハードな減衰力を発生し、他方、
ストッパピン55が溝57の左端部である第2基準位置
に位置しているとき、減衰係数Dk はD1 となり、ショ
ックアブソーバ1が最もソフトな減衰力を発生するよう
になっている。
あり、ステップモータ27は、筒状体50、筒状体50
内に収容されたロータ51,ステータ52および蓋53
から構成されている。図7は、ロータ51およびステー
タ52の略平面図であり、通常のステップモータと同様
に、ロータ51の外周部には複数の矩形形状の歯が形成
され、ステータ52の内周部には、これと対応して複数
の矩形形状の歯が形成されており、ステータ52には、
ソレノイド54が巻回されている。ロータ51には、2
本のストッパピン55,56が形成されており、図8に
示されるように、蓋53には、ストッパピン55,56
に対応する位置の円周方向に2つの溝57,58が形成
されている。溝57は、ロータ51に形成されたストッ
パピン55と係合してステップモータ27の可動範囲を
制御するものであり、他方、溝58はストッパピン56
と係合するものであって、ストッパピン55,56を溝
57,58と係合させることによって、蓋53を被せた
ときにロータ51の重心が回転中心と一致するように位
置合わせを可能とするものである。したがって、蓋53
の中心から溝57,58の両端部を見た円周角は、溝5
8の方が溝57より大きくなっており、専ら溝57によ
って、ステップモータ28の可動範囲が決定されるよう
に溝57,58が形成されている。図8において、ロー
タ51が時計回りに回転すると、減衰軽煤Dk がより大
きくなって減衰力特性はよりハードになり、他方反時計
回りに回転すると、減衰係数Dk がより小さくなって減
衰力特性はよりソフトになるようになっており、また、
ロータ51の矩形形状の歯がステータ52の隣接する矩
形形状の歯に対向する位置に移動させられたとき、すな
わち、ステップモータ27が一段回転すると、減衰係数
Dk が1つだけ変化するようになっている。従って、ス
トッパピン55が溝57の右端部である第1基準位置に
位置しているとき、減衰係数Dk はD10となり、ショッ
クアブソーバ1が最もハードな減衰力を発生し、他方、
ストッパピン55が溝57の左端部である第2基準位置
に位置しているとき、減衰係数Dk はD1 となり、ショ
ックアブソーバ1が最もソフトな減衰力を発生するよう
になっている。
【0025】図9は、本発明の実施例に係る車両のサス
ペンション装置の制御系のブロックダイアグラムであ
る。
ペンション装置の制御系のブロックダイアグラムであ
る。
【0026】図9において、本発明の実施例に係る車両
のサスペンション装置の制御系を構成するコントロール
ユニット8は、演算判定手段80および変更制御感度規
制手段としてのしきい値変更手段81を備えており、演
算判定手段80には、ショックアブソーバ1,2,3,
4にそれぞれ設けられた第1圧力センサ61,第2圧力
センサ62,第3圧力センサ63,第4圧力センサ64
の検出した各ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力Fsi(ここに、iは、各車輪を示し、i=1,2,
3,4である。)の検出信号、第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14の検出したばね上の上下方向の加速度a
i の検出信号、第1車高センサ71,第2車高センサ7
2,第3車高センサ73,第4車高センサ74の検出し
た各車輪のばね上ばね下間の相対変位(Xs−Xu)の
検出信号、車速センサ15の検出した車速Vの検出信
号、しきい値変更手段81からのしきい値信号およびモ
ード選択スイッチからのモード信号がそれぞれ入力され
ている。
のサスペンション装置の制御系を構成するコントロール
ユニット8は、演算判定手段80および変更制御感度規
制手段としてのしきい値変更手段81を備えており、演
算判定手段80には、ショックアブソーバ1,2,3,
4にそれぞれ設けられた第1圧力センサ61,第2圧力
センサ62,第3圧力センサ63,第4圧力センサ64
の検出した各ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力Fsi(ここに、iは、各車輪を示し、i=1,2,
3,4である。)の検出信号、第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14の検出したばね上の上下方向の加速度a
i の検出信号、第1車高センサ71,第2車高センサ7
2,第3車高センサ73,第4車高センサ74の検出し
た各車輪のばね上ばね下間の相対変位(Xs−Xu)の
検出信号、車速センサ15の検出した車速Vの検出信
号、しきい値変更手段81からのしきい値信号およびモ
ード選択スイッチからのモード信号がそれぞれ入力され
ている。
【0027】また、上記演算判定手段80は、入力周波
数検出手段82および補正手段84を備え、第1〜第4
車高センサ71〜74の検出した各車輪のばね上ばね下
間相対変位(Xs−Xu)の検出信号を数値微分法など
で微分して得られたばね上ばね下間相対速度(dXs/
dt−dXu/dt)、および第1〜第4加速度センサ
11〜14の検出したばね上の上下方向の加速度ai を
数値積分法などで積分して得られたばね上の変位速度X
si(Σai )などに基づいて、車体にかかる入力周波数
を入力周波数検出手段82で検出し、この入力周波数検
出手段82により、後述する図12の振動周波数に対す
るばね上ばね下間相対速度のゲインの変化特性を示すマ
ップ、および図13の振動周波数に対するばね上絶対速
度のゲインの変化特性を示すマップに基づいてばね下共
振領域を検出している。この場合、ばね上の変位速度X
siは、第1〜第4加速度センサ11〜14の位置におけ
るばね上絶対速度なので、各ショックアブソーバ1〜4
の位置におけるばね上絶対速度として変換して用いられ
る。
数検出手段82および補正手段84を備え、第1〜第4
車高センサ71〜74の検出した各車輪のばね上ばね下
間相対変位(Xs−Xu)の検出信号を数値微分法など
で微分して得られたばね上ばね下間相対速度(dXs/
dt−dXu/dt)、および第1〜第4加速度センサ
11〜14の検出したばね上の上下方向の加速度ai を
数値積分法などで積分して得られたばね上の変位速度X
si(Σai )などに基づいて、車体にかかる入力周波数
を入力周波数検出手段82で検出し、この入力周波数検
出手段82により、後述する図12の振動周波数に対す
るばね上ばね下間相対速度のゲインの変化特性を示すマ
ップ、および図13の振動周波数に対するばね上絶対速
度のゲインの変化特性を示すマップに基づいてばね下共
振領域を検出している。この場合、ばね上の変位速度X
siは、第1〜第4加速度センサ11〜14の位置におけ
るばね上絶対速度なので、各ショックアブソーバ1〜4
の位置におけるばね上絶対速度として変換して用いられ
る。
【0028】そして、上記演算判定手段80は、減衰力
Fsiの検出信号、加速度ai の検出信号、車速Vの検出
信号、しきい値変更手段81からのしきい値信号および
モード選択スイッチ16からのモード信号に基づいて、
予め記憶しているマップあるいはテーブルにしたがっ
て、各車輪のショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を決定する減衰係数Dkiを算出し、制御記号を生
成して、第1アクチュエータ41,第2アクチュエータ
42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエータ4
4に出力し、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を制御する。また、しきい値変更手段80には、
入力周波数検出手段82からの検出信号が入力されてい
て、予め記憶しているマップあるいはテーブルに基づく
しきい値信号を補正手段84に出力し、演算判定手段8
0により生成した制御記号を補正手段84でもって補正
することが行われる。
Fsiの検出信号、加速度ai の検出信号、車速Vの検出
信号、しきい値変更手段81からのしきい値信号および
モード選択スイッチ16からのモード信号に基づいて、
予め記憶しているマップあるいはテーブルにしたがっ
て、各車輪のショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を決定する減衰係数Dkiを算出し、制御記号を生
成して、第1アクチュエータ41,第2アクチュエータ
42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエータ4
4に出力し、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を制御する。また、しきい値変更手段80には、
入力周波数検出手段82からの検出信号が入力されてい
て、予め記憶しているマップあるいはテーブルに基づく
しきい値信号を補正手段84に出力し、演算判定手段8
0により生成した制御記号を補正手段84でもって補正
することが行われる。
【0029】ここに、減衰力Fsiは連続値をとり、ばね
上に対して上向きに作用するときすなわちばね上とばね
下間が縮んでいるときに正の値に、下向きに作用すると
きすなわちばね上とばね下間が伸びているときに負の値
になるように設定され、ばね上の上下方向の加速度ai
は、上向きのときに正の値に、下向きのときに負の値に
なるように設定されている。
上に対して上向きに作用するときすなわちばね上とばね
下間が縮んでいるときに正の値に、下向きに作用すると
きすなわちばね上とばね下間が伸びているときに負の値
になるように設定され、ばね上の上下方向の加速度ai
は、上向きのときに正の値に、下向きのときに負の値に
なるように設定されている。
【0030】図10は、モード選択スイッチ16によ
り、コントロールモードが選択された場合において、コ
ントロールユニット8により行われる,走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンを示すフローチャートで
あり、図10の減衰係数選択制御のルーチンは、減衰係
数Dkiの変更が余りに頻繁に行われ、その結果、変更時
に大きな音や振動が生じたり、応答遅れが生ずることを
防止するために走行状態に応じて変更制御し得る減衰係
数Dkiの範囲を制限するものである。
り、コントロールモードが選択された場合において、コ
ントロールユニット8により行われる,走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンを示すフローチャートで
あり、図10の減衰係数選択制御のルーチンは、減衰係
数Dkiの変更が余りに頻繁に行われ、その結果、変更時
に大きな音や振動が生じたり、応答遅れが生ずることを
防止するために走行状態に応じて変更制御し得る減衰係
数Dkiの範囲を制限するものである。
【0031】図10において、先ず、ステップSA1にお
いて、車速センサ15により検出された車速Vを入力す
るとともに、第1加速度センサ11、第2加速度センサ
12,第3加速度センサ13,第4加速度センサ14の
検出したばね上の上下方向の加速度ai を入力する。
いて、車速センサ15により検出された車速Vを入力す
るとともに、第1加速度センサ11、第2加速度センサ
12,第3加速度センサ13,第4加速度センサ14の
検出したばね上の上下方向の加速度ai を入力する。
【0032】ついで、ステップSA2において、車速V
が、低速値である第1の所定車速V1 、たとえば3km/h
以下か否かを判定する。
が、低速値である第1の所定車速V1 、たとえば3km/h
以下か否かを判定する。
【0033】その結果、車速Vが、第1の所定車速V1
以下のNOのときは、ステップSA3に進み、車速Vがき
わめて低速であるから、スコットや制動ダイブ防止する
ため、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性
がハードになるように減衰係数DkiをD8iに固定する。
したがって、減衰係数DkiはD8iに固定されるから、図
10に示された減衰力特性変更制御の基本ルーチンによ
る減衰力特性の変更制御はおこなわれない。
以下のNOのときは、ステップSA3に進み、車速Vがき
わめて低速であるから、スコットや制動ダイブ防止する
ため、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性
がハードになるように減衰係数DkiをD8iに固定する。
したがって、減衰係数DkiはD8iに固定されるから、図
10に示された減衰力特性変更制御の基本ルーチンによ
る減衰力特性の変更制御はおこなわれない。
【0034】一方、車速Vが、第1の所定車速V1 を越
えているYESのときには、ステップSA4に進み、ばね
上の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0を越え
ている悪路走行中か否かを判定する。
えているYESのときには、ステップSA4に進み、ばね
上の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0を越え
ている悪路走行中か否かを判定する。
【0035】その結果、ばね上の上下方向の加速度ai
の絶対値が所定値ai0を越えている悪路走行中と判定し
たYESのときは、ステップSA5に進んで車速Vが第3
の所定車速V3 、たとえば50km/h以上か否かを判定す
る。
の絶対値が所定値ai0を越えている悪路走行中と判定し
たYESのときは、ステップSA5に進んで車速Vが第3
の所定車速V3 、たとえば50km/h以上か否かを判定す
る。
【0036】そして、上記ステップSA5の判定が、車速
Vが第3の所定車速V3 以上であるYESと判定したと
きは、ステップSA6において、走行安定性の向上を重視
して減衰力特性を比較的ハードな範囲内で変更制御する
ために、減衰係数DkiをD5iないしD7iの範囲に設定す
る。その結果、図10に示された減衰力特性変更制御の
基本ルーチンにおいて、減衰係数Dkiは、D5iが下限値
になり、たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立し
ても、減衰係数Dkiは、D5iに保持され、他方、D7iが
上限値になり、たとえよりハードに変更すべき条件が成
立しても、減衰係数Dkiは、D7iに保持されることにな
る。
Vが第3の所定車速V3 以上であるYESと判定したと
きは、ステップSA6において、走行安定性の向上を重視
して減衰力特性を比較的ハードな範囲内で変更制御する
ために、減衰係数DkiをD5iないしD7iの範囲に設定す
る。その結果、図10に示された減衰力特性変更制御の
基本ルーチンにおいて、減衰係数Dkiは、D5iが下限値
になり、たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立し
ても、減衰係数Dkiは、D5iに保持され、他方、D7iが
上限値になり、たとえよりハードに変更すべき条件が成
立しても、減衰係数Dkiは、D7iに保持されることにな
る。
【0037】これに対して、上記ステップSA5の判定
が、車速Vが所定車速V3 未満であるNOと判定したと
きは、ステップSA7に進み、走行安定性と乗り心地の向
上の両立を図ることが可能であるから、減衰力特性を比
較的ソフトな状態からハードな状態の範囲内で変更制御
することを可能にするために、減衰係数Dkiを、D3iな
いしD7iの範囲に設定する。したがって、図10に示さ
れた減衰力特性変更制御の基本ルーチンにおいて、減衰
係数Dkiは、D3iが下限値になり、たとえさらにソフト
に変更すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD3iに
保持され、他方、D7iが上限値になり、たとえよりハー
ドに変更すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD7i
に保持されることになる。
が、車速Vが所定車速V3 未満であるNOと判定したと
きは、ステップSA7に進み、走行安定性と乗り心地の向
上の両立を図ることが可能であるから、減衰力特性を比
較的ソフトな状態からハードな状態の範囲内で変更制御
することを可能にするために、減衰係数Dkiを、D3iな
いしD7iの範囲に設定する。したがって、図10に示さ
れた減衰力特性変更制御の基本ルーチンにおいて、減衰
係数Dkiは、D3iが下限値になり、たとえさらにソフト
に変更すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD3iに
保持され、他方、D7iが上限値になり、たとえよりハー
ドに変更すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD7i
に保持されることになる。
【0038】一方、上記ステップSA4の判定が、ばね上
の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0以下と判
定されたNOのときは、ステップSA8に進み、悪路では
なく通常の道路を走行中であると考えられるから、この
ステップSA8において、さらに車速Vが第2所定車速V
2 、たとえば30km/h以下か否かを判定する。
の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0以下と判
定されたNOのときは、ステップSA8に進み、悪路では
なく通常の道路を走行中であると考えられるから、この
ステップSA8において、さらに車速Vが第2所定車速V
2 、たとえば30km/h以下か否かを判定する。
【0039】その結果、車速Vが、第2所定車速V2 以
下の低速走行状態にあるYESと判定したときは、ステ
ップSA9において、乗り心地の向上を重視するため、減
衰力特性が比較的ソフトな範囲内で変更制御されるよう
に、減衰係数DkiをD1iないしD3iの範囲に設定する。
したがって、図10に示された減衰力特性変更制御の基
本ルーチンにおいて、減衰係数Dkiが、D1iのときは、
たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立した場合で
も減衰係数DkiはD1iに保持され、他方、D3iが上限値
になり、たとえよりハードに変更すべき条件が成立して
も減衰係数DkiはD3iに保持されることになる。
下の低速走行状態にあるYESと判定したときは、ステ
ップSA9において、乗り心地の向上を重視するため、減
衰力特性が比較的ソフトな範囲内で変更制御されるよう
に、減衰係数DkiをD1iないしD3iの範囲に設定する。
したがって、図10に示された減衰力特性変更制御の基
本ルーチンにおいて、減衰係数Dkiが、D1iのときは、
たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立した場合で
も減衰係数DkiはD1iに保持され、他方、D3iが上限値
になり、たとえよりハードに変更すべき条件が成立して
も減衰係数DkiはD3iに保持されることになる。
【0040】これに対して、上記ステップSA8の判定
が、車速Vが第2所定車速V2 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA10 において、さらに、車速V
が第4所定車速V4 、たとえば60km/h以下か否かを判
定する。
が、車速Vが第2所定車速V2 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA10 において、さらに、車速V
が第4所定車速V4 、たとえば60km/h以下か否かを判
定する。
【0041】その結果、車速Vが、第4所定車速V4 以
下の比較的中速走行状態にあるYESと判定したとき
は、ステップSA11 に進み、走行安定性と乗り心地の向
上させるという2つ要請の両立を図ることが可能である
から、減衰力特性を比較的ソフトな状態からハードな状
態の範囲内で変更制御することを可能とするために、減
衰係数DkiをD2iないしD6iの範囲に設定する。したが
って、図10に示された減衰力特性変更制御の基本ルー
チンにおいて、減衰係数DkiはD2iが下限値になり、た
とえよりソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数
DkiはD2iに保持され、他方、D6iが上限値になり、た
とえさらにハードに変更すべき条件が成立しても減衰係
数DkiはD6iに保持されることになる。
下の比較的中速走行状態にあるYESと判定したとき
は、ステップSA11 に進み、走行安定性と乗り心地の向
上させるという2つ要請の両立を図ることが可能である
から、減衰力特性を比較的ソフトな状態からハードな状
態の範囲内で変更制御することを可能とするために、減
衰係数DkiをD2iないしD6iの範囲に設定する。したが
って、図10に示された減衰力特性変更制御の基本ルー
チンにおいて、減衰係数DkiはD2iが下限値になり、た
とえよりソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数
DkiはD2iに保持され、他方、D6iが上限値になり、た
とえさらにハードに変更すべき条件が成立しても減衰係
数DkiはD6iに保持されることになる。
【0042】これに対して、上記ステップSA10 の判定
が、車速Vが第4所定車速V4 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA12に進み、さらに車速Vが第
5所定車速V5 、たとえば80km/h以下か否かを判定す
る。
が、車速Vが第4所定車速V4 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA12に進み、さらに車速Vが第
5所定車速V5 、たとえば80km/h以下か否かを判定す
る。
【0043】その結果、車速Vが第5所定車速V5 以下
の中速走行状態にあるYESと判定したときは、ステッ
プSA13 に進み、走行安定性と乗り心地の向上という2
つの要請の両立を図りつつ、ややハードにショックアブ
ソーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御するため
に、減衰係数Dkiを、D4iないしD6iの範囲に設定す
る。したがって、図10の減衰力特性変更制御の基本ル
ーチンにおいて、減衰係数DkiはD4iが下限値になり、
たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立しても減衰
係数DkiはD4iに保持され、他方、D6iが上限値にな
り、たとえさらにハードに変更すべき条件が成立して
も、減衰係数Dkiは、D6iに保持されることになる。
の中速走行状態にあるYESと判定したときは、ステッ
プSA13 に進み、走行安定性と乗り心地の向上という2
つの要請の両立を図りつつ、ややハードにショックアブ
ソーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御するため
に、減衰係数Dkiを、D4iないしD6iの範囲に設定す
る。したがって、図10の減衰力特性変更制御の基本ル
ーチンにおいて、減衰係数DkiはD4iが下限値になり、
たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立しても減衰
係数DkiはD4iに保持され、他方、D6iが上限値にな
り、たとえさらにハードに変更すべき条件が成立して
も、減衰係数Dkiは、D6iに保持されることになる。
【0044】これに対して、車速Vが第5所定車速V5
を越えた高速走行状態にあるNOと判定したときは、ス
テップSA14 に進み、走行安定性の向上を重視して、減
衰力特性がハードな範囲内で変更制御されるように、減
衰係数DkiをD7iないしD10i の範囲に設定する。した
がって、図10の減衰力特性変更制御の基本ルーチンに
おいて、減衰係数DkiはD7iが下限値になり、たとえさ
らにソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数Dki
はD7iに保持され、他方、たとえさらにハードに変更す
べき条件が成立しても減衰係数DkiはD10i に保持され
ることになる。
を越えた高速走行状態にあるNOと判定したときは、ス
テップSA14 に進み、走行安定性の向上を重視して、減
衰力特性がハードな範囲内で変更制御されるように、減
衰係数DkiをD7iないしD10i の範囲に設定する。した
がって、図10の減衰力特性変更制御の基本ルーチンに
おいて、減衰係数DkiはD7iが下限値になり、たとえさ
らにソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数Dki
はD7iに保持され、他方、たとえさらにハードに変更す
べき条件が成立しても減衰係数DkiはD10i に保持され
ることになる。
【0045】図11は、モード選択スイッチ16によ
り、コントロールモードが選択された場合にコントロー
ルユニット8により実行される各車輪のショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。また、図12は振動周
波数に対するばね上ばね下間相対速度のゲインの変化特
性を示すマップであり、図13は振動周波数に対するば
ね上絶対速度のゲインの変化特性を示すマップである。
り、コントロールモードが選択された場合にコントロー
ルユニット8により実行される各車輪のショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。また、図12は振動周
波数に対するばね上ばね下間相対速度のゲインの変化特
性を示すマップであり、図13は振動周波数に対するば
ね上絶対速度のゲインの変化特性を示すマップである。
【0046】図11において、まず、ステップSB1にお
いて、第1加速度センサ11、第2加速度センサ12、
第3加速度センサ13、第4加速度センサ14の検出し
たばね上の上下方向の加速度ai および第1圧力センサ
61、第2圧力センサ62、第3圧力センサ63、第4
圧力センサ64の検出した減衰力Fsiが入力される。次
いで、ステップSB2において、上記ステップSB1で入力
された上下方向の加速度ai を積分して、ばね上の変位
速度Xsi(=Σai )を算出する。
いて、第1加速度センサ11、第2加速度センサ12、
第3加速度センサ13、第4加速度センサ14の検出し
たばね上の上下方向の加速度ai および第1圧力センサ
61、第2圧力センサ62、第3圧力センサ63、第4
圧力センサ64の検出した減衰力Fsiが入力される。次
いで、ステップSB2において、上記ステップSB1で入力
された上下方向の加速度ai を積分して、ばね上の変位
速度Xsi(=Σai )を算出する。
【0047】しかる後、ステップSB3において、上記ス
テップSB2で算出したばね上の変位速度Xsiに所定の定
数K(K<0)を乗じて、理想の減衰力であるスカイフ
ック減衰力Faiを算出する。そして、ステップSB4にお
いて、次に示す式 hα=Fsi(Fai−αFsi)・・・・・・・・・・・・・ にしたがって、hαを算出する。
テップSB2で算出したばね上の変位速度Xsiに所定の定
数K(K<0)を乗じて、理想の減衰力であるスカイフ
ック減衰力Faiを算出する。そして、ステップSB4にお
いて、次に示す式 hα=Fsi(Fai−αFsi)・・・・・・・・・・・・・ にしたがって、hαを算出する。
【0048】次いで、ステップSB5において、図12に
示すばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所定
値Grev0よりも大きな第2所定値GrevMよりも大きく、
かつ図13に示すばね上絶対速度のゲインGavが第1所
定値Gav0 よりも大きな第2所定値GavM よりも小さい
か否かを判定し、YESのときは、ばね下共振領域であ
ると判定してステップSB6でしきい値α,βをαS ,β
S にそれぞれ設定する一方、NOのときは、ばね下共振
領域でないと判定してステップSB7でしきい値α,βを
αH ,βH にそれぞれ設定する。その後、ステップSB8
でhαが正か否かを判定し、その結果、hαが正である
YESのときは、ステップSB9に進んで、hαが正であ
るショックアブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエ
ータ41,第2アクチュエータ42,第3アクチュエー
タ43,第4アクチュエータ44に制御信号を出力し
て、ステップモータ27を図8の時計方向に一段だけ回
転させ、減衰係数Dkiを、前回の減衰係数Dkiより1つ
大きいD(K+1)iに、すなわちよりハードになるように変
更する一方、hαが正でないNOのときは、ステップS
B10 に進み、さらに式にしたがって、 hβ=Fsi(Fai−βFsi)・・・・・・・・・・・・・ hβを算出し、ステップSB11 でhβが負か否かを判定
する。
示すばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所定
値Grev0よりも大きな第2所定値GrevMよりも大きく、
かつ図13に示すばね上絶対速度のゲインGavが第1所
定値Gav0 よりも大きな第2所定値GavM よりも小さい
か否かを判定し、YESのときは、ばね下共振領域であ
ると判定してステップSB6でしきい値α,βをαS ,β
S にそれぞれ設定する一方、NOのときは、ばね下共振
領域でないと判定してステップSB7でしきい値α,βを
αH ,βH にそれぞれ設定する。その後、ステップSB8
でhαが正か否かを判定し、その結果、hαが正である
YESのときは、ステップSB9に進んで、hαが正であ
るショックアブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエ
ータ41,第2アクチュエータ42,第3アクチュエー
タ43,第4アクチュエータ44に制御信号を出力し
て、ステップモータ27を図8の時計方向に一段だけ回
転させ、減衰係数Dkiを、前回の減衰係数Dkiより1つ
大きいD(K+1)iに、すなわちよりハードになるように変
更する一方、hαが正でないNOのときは、ステップS
B10 に進み、さらに式にしたがって、 hβ=Fsi(Fai−βFsi)・・・・・・・・・・・・・ hβを算出し、ステップSB11 でhβが負か否かを判定
する。
【0049】その結果、hβが負であるYESのとき
は、ステップSB13 において、hβが負であるショック
アブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエータ41,
第2アクチュエータ42,第3アクチュエータ43,第
4アクチュエータ44に制御信号を出力して、ステップ
モータ27を図8の反時計方向に一段だけ回転させ、減
衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1つ小さいD(k-
1)iになるように、すなわちよりソフトになるように変
更する。これに対して、hβが負でないNOのときに
は、ステップSB13 において、ステップモータ27を回
転させることなく、すなわち減衰係数Dkiを前回の減衰
係数Dkiのまま変更することなく保持して、次のサイク
ルに移行する。
は、ステップSB13 において、hβが負であるショック
アブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエータ41,
第2アクチュエータ42,第3アクチュエータ43,第
4アクチュエータ44に制御信号を出力して、ステップ
モータ27を図8の反時計方向に一段だけ回転させ、減
衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1つ小さいD(k-
1)iになるように、すなわちよりソフトになるように変
更する。これに対して、hβが負でないNOのときに
は、ステップSB13 において、ステップモータ27を回
転させることなく、すなわち減衰係数Dkiを前回の減衰
係数Dkiのまま変更することなく保持して、次のサイク
ルに移行する。
【0050】ここに、α、βは、減衰係数Dkiの変更が
あまりに頻繁におこなわれる結果、その変更時に大きな
音や振動が発生したり、応答遅れが生ずることを防止す
るためのしきい値であって、通常、α>1、0<β<1
に設定される。
あまりに頻繁におこなわれる結果、その変更時に大きな
音や振動が発生したり、応答遅れが生ずることを防止す
るためのしきい値であって、通常、α>1、0<β<1
に設定される。
【0051】すなわち、FsiとFaiが同符号のときは、
式の(Fai−αFsi)は、α>1であるので、Fsiに
αが乗ぜられていない場合に比して、Fsiと異符号にな
りやすく、その結果、hαは負になりやすいから、減衰
係数Dkiの変更がおこなわれ難く、さらに、式の(F
ai−βFsi)は、0<β<1であるので、Fsiにβが乗
ぜられていない場合に比して、Fsiと同符号になりやす
く、その結果、hβは正になりやすいから、減衰係数D
kiの変更がおこなわれ難くなる。
式の(Fai−αFsi)は、α>1であるので、Fsiに
αが乗ぜられていない場合に比して、Fsiと異符号にな
りやすく、その結果、hαは負になりやすいから、減衰
係数Dkiの変更がおこなわれ難く、さらに、式の(F
ai−βFsi)は、0<β<1であるので、Fsiにβが乗
ぜられていない場合に比して、Fsiと同符号になりやす
く、その結果、hβは正になりやすいから、減衰係数D
kiの変更がおこなわれ難くなる。
【0052】これに対して、FsiとFaiが異符号の場合
には、実際の減衰力Fsiを、理想的な減衰力であるスカ
イフック減衰力Faiと一致させることは不可能であり、
減衰係数Di をゼロに近い値にすること、すなわちより
ソフトになるように変更することが、FsiをFaiにより
近づける上で望ましいことになる。そこで、本実施例に
おいては、FsiとFaiが異符号のときは、hαもhβも
共に負の値となり、その結果、コントロールユニット8
により、減衰係数Dkiは、前回の減衰係数Dkiより1つ
小さいD(k-1)iに、すなわちよりソフトになるように変
更されるから、かかる要請を満足することが可能にな
る。
には、実際の減衰力Fsiを、理想的な減衰力であるスカ
イフック減衰力Faiと一致させることは不可能であり、
減衰係数Di をゼロに近い値にすること、すなわちより
ソフトになるように変更することが、FsiをFaiにより
近づける上で望ましいことになる。そこで、本実施例に
おいては、FsiとFaiが異符号のときは、hαもhβも
共に負の値となり、その結果、コントロールユニット8
により、減衰係数Dkiは、前回の減衰係数Dkiより1つ
小さいD(k-1)iに、すなわちよりソフトになるように変
更されるから、かかる要請を満足することが可能にな
る。
【0053】また、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場合に
は、しきい値α,βは、α=αS ,β=βS にそれぞれ
設定される。一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも大きい場合、
または、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2
所定値GrevMよりも小さくかつばね上絶対速度のゲイン
Gavが第2所定値GavM よりも小さい場合、さらに、ば
ね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2所定値Gre
vMよりも小さくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2
所定値GavM よりも大きい場合、つまりばね上ばね下間
相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大き
くかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM
よりも小さい条件を満たしていない場合には、しきい値
α,βは、α=αH ,β=βH にそれぞれ設定される。
ここで、αS >αH ,βS>βH であるので、減衰力特
性の変更は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が
第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲ
インGavが第2所定値GavM よりも小さい条件を満たし
ていない場合に比して、ばね上ばね下間相対速度のゲイ
ンGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶
対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場
合の方がハード側に変更されやすいことになる。図14
(a),(b)は、減衰力、ばね上ばね下間相対速度
(dXs /dt−dXu /dt)と、しきい値α,βと
の関係を示すグラフである。図14において、RH は、
減衰力特性がハード側に変更される特性領域、つまり減
衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+
1)iに変更される特性領域を、RS は、減衰力特性がソ
フト側に変更される特性領域、つまり減衰係数Dkiが前
回の減衰係数Dkiより1つ小さいD(k-1)iに変更される
特性領域をそれぞれ示しており、しきい値αH ,βH の
間の領域およびしきい値αS ,βS の間の領域は、減衰
力特性の変更がなされない領域つまり不感帯領域を示し
ている。
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場合に
は、しきい値α,βは、α=αS ,β=βS にそれぞれ
設定される。一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも大きい場合、
または、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2
所定値GrevMよりも小さくかつばね上絶対速度のゲイン
Gavが第2所定値GavM よりも小さい場合、さらに、ば
ね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2所定値Gre
vMよりも小さくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2
所定値GavM よりも大きい場合、つまりばね上ばね下間
相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大き
くかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM
よりも小さい条件を満たしていない場合には、しきい値
α,βは、α=αH ,β=βH にそれぞれ設定される。
ここで、αS >αH ,βS>βH であるので、減衰力特
性の変更は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が
第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲ
インGavが第2所定値GavM よりも小さい条件を満たし
ていない場合に比して、ばね上ばね下間相対速度のゲイ
ンGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶
対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場
合の方がハード側に変更されやすいことになる。図14
(a),(b)は、減衰力、ばね上ばね下間相対速度
(dXs /dt−dXu /dt)と、しきい値α,βと
の関係を示すグラフである。図14において、RH は、
減衰力特性がハード側に変更される特性領域、つまり減
衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+
1)iに変更される特性領域を、RS は、減衰力特性がソ
フト側に変更される特性領域、つまり減衰係数Dkiが前
回の減衰係数Dkiより1つ小さいD(k-1)iに変更される
特性領域をそれぞれ示しており、しきい値αH ,βH の
間の領域およびしきい値αS ,βS の間の領域は、減衰
力特性の変更がなされない領域つまり不感帯領域を示し
ている。
【0054】尚、図11のフローチャートにおいて変更
される減衰係数Dkiの範囲は、図10の走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンによって制限され、ステ
ップモータ27を図8の時計方向に一段回転させて減衰
係数Dkiを前回の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+1)i
に変更すべき場合でも、前回の減衰係数Dkiのまま保持
し、また、ステップモータ27を図8の反時計方向に一
段回転させて減衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1
つまたは2つ小さいD(k-1)iになるように変更すべき場
合でも、前回の減衰係数Dkiが減衰係数選択制御のルー
チンに選択された減衰係数Dkiの下限値に等しい場合に
は減衰係数Dkiを前回の減衰係数Dkiのまま保持する。
される減衰係数Dkiの範囲は、図10の走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンによって制限され、ステ
ップモータ27を図8の時計方向に一段回転させて減衰
係数Dkiを前回の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+1)i
に変更すべき場合でも、前回の減衰係数Dkiのまま保持
し、また、ステップモータ27を図8の反時計方向に一
段回転させて減衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1
つまたは2つ小さいD(k-1)iになるように変更すべき場
合でも、前回の減衰係数Dkiが減衰係数選択制御のルー
チンに選択された減衰係数Dkiの下限値に等しい場合に
は減衰係数Dkiを前回の減衰係数Dkiのまま保持する。
【0055】したがって、上記実施例では、ばね上ばね
下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも
大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値G
avM よりも小さい場合のしきい値α=αS ,β=βS
は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrevが第2所定
値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲインGav
が第2所定値GavM よりも小さい条件を満たしていない
場合のしきい値α=αH ,β=βH に比して、図14
(a),(b)においてその傾きが大きくなるように設
定されており、その結果、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
条件を満たしていない場合には、減衰力特性がソフト側
に変更される特性領域RSは、ばね上ばね下間相対速度
のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつば
ね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小
さい場合に比してより小さく、減衰力特性がハード側に
変更される特性領域RH は、ばね上ばね下間相対速度の
ゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね
上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さ
い場合に比してより大きくなるようにしきい値α,βが
設定されている。そして、このしきい値変更手段81に
より、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所
定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度のゲインGav
が第1所定値Gav0 よりも大きい低周波振動領域である
ときに第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の
減衰係数Dkiのソフト側へのコントロールユニット8の
変更制御感度が規制、つまり第1〜第4ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更制御感度がハ
ード側に維持されて、低周波振動領域での乗り心地の向
上が図られる一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第1所定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度
のゲインGavが第1所定値Gav0 よりも小さい高周波振
動領域であるときに第1〜第4ショックアブソーバ1,
2,3,4の減衰係数Dkiのハード側へのコントロール
ユニット8の変更制御感度が規制、つまり第1〜第4シ
ョックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更
制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域での
乗り心地の向上が図られることになる。
下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも
大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値G
avM よりも小さい場合のしきい値α=αS ,β=βS
は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrevが第2所定
値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲインGav
が第2所定値GavM よりも小さい条件を満たしていない
場合のしきい値α=αH ,β=βH に比して、図14
(a),(b)においてその傾きが大きくなるように設
定されており、その結果、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
条件を満たしていない場合には、減衰力特性がソフト側
に変更される特性領域RSは、ばね上ばね下間相対速度
のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつば
ね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小
さい場合に比してより小さく、減衰力特性がハード側に
変更される特性領域RH は、ばね上ばね下間相対速度の
ゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね
上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さ
い場合に比してより大きくなるようにしきい値α,βが
設定されている。そして、このしきい値変更手段81に
より、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所
定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度のゲインGav
が第1所定値Gav0 よりも大きい低周波振動領域である
ときに第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の
減衰係数Dkiのソフト側へのコントロールユニット8の
変更制御感度が規制、つまり第1〜第4ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更制御感度がハ
ード側に維持されて、低周波振動領域での乗り心地の向
上が図られる一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第1所定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度
のゲインGavが第1所定値Gav0 よりも小さい高周波振
動領域であるときに第1〜第4ショックアブソーバ1,
2,3,4の減衰係数Dkiのハード側へのコントロール
ユニット8の変更制御感度が規制、つまり第1〜第4シ
ョックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更
制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域での
乗り心地の向上が図られることになる。
【0056】その場合、補正手段84により、ばね上ば
ね下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMより
も大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値
GavM よりも小さい場合、つまりばね下共振点ω2 付近
に対応した高周波振動領域であるときにしきい値変更手
段81によるソフト側への制御を規制するよう補正され
ることになり、路面の凹凸などを車輪が通過した際に発
生する低周波振動領域のばね上共振がハード側に維持し
た第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数Dkiで円滑に吸収されるとともに、高周波振動領域
に移行した際に発生するばね下共振が、ソフト側への切
換わりを規制してハード側に維持される第1〜第4ショ
ックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiで円滑に
吸収されることになり、ばね下共振付近でタイヤのバタ
ツキを確実に防止することができる。
ね下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMより
も大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値
GavM よりも小さい場合、つまりばね下共振点ω2 付近
に対応した高周波振動領域であるときにしきい値変更手
段81によるソフト側への制御を規制するよう補正され
ることになり、路面の凹凸などを車輪が通過した際に発
生する低周波振動領域のばね上共振がハード側に維持し
た第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数Dkiで円滑に吸収されるとともに、高周波振動領域
に移行した際に発生するばね下共振が、ソフト側への切
換わりを規制してハード側に維持される第1〜第4ショ
ックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiで円滑に
吸収されることになり、ばね下共振付近でタイヤのバタ
ツキを確実に防止することができる。
【0057】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
場合に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領
域であることを判定したが、制御系のブロックダイヤグ
ラムにおいて、各車輪のショックアブソーバに作用する
上下加速度を検出する上下加速度センサを用いて、ばね
上上下加速度とばね下上下加速度との差の絶対値が、所
定の上下加速度以上でありかつばね下上下加速度の変化
率が大きいか否かを判定し、その結果がYESのとき
に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領域で
あることを判断して、しきい値α,βをαS ,βS に設
定するようにしても良い。
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
場合に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領
域であることを判定したが、制御系のブロックダイヤグ
ラムにおいて、各車輪のショックアブソーバに作用する
上下加速度を検出する上下加速度センサを用いて、ばね
上上下加速度とばね下上下加速度との差の絶対値が、所
定の上下加速度以上でありかつばね下上下加速度の変化
率が大きいか否かを判定し、その結果がYESのとき
に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領域で
あることを判断して、しきい値α,βをαS ,βS に設
定するようにしても良い。
【0058】また、上記実施例では、乗り心地を重視す
べきと判定された走行状態において、ステップモータ2
7を二段回転させて、減衰係数Dkiを前回の減衰係数D
kiより2つ小さいD(k-2)iに変更するようにしている
が、ステップモータ27を3段以上回転させるようにす
ることもできる。
べきと判定された走行状態において、ステップモータ2
7を二段回転させて、減衰係数Dkiを前回の減衰係数D
kiより2つ小さいD(k-2)iに変更するようにしている
が、ステップモータ27を3段以上回転させるようにす
ることもできる。
【0059】また、上記実施例では、2つのストッパピ
ン55,56を、ステップモータ27のロータ51に形
成し、これと係合する溝57,58を、ステップモータ
27の蓋53に形成しているが、ストッパピン55,5
6を、ステップモータ27の蓋53に形成し、これと係
合する溝57,58を、ステップモータ27のロータ5
1に形成してもよく、さらには、ストッパピン55,5
6の一方を、ステップモータ27のロータ51に、他方
を、ステップモータ27の蓋53に形成し、ロータ51
に形成されたストッパピン55,56の一方と係合する
溝57,58を、ステップモータ27の蓋53に、ステ
ップモータ27の蓋53に形成された他方のストッパピ
ン55,56と係合する溝57,58を、ステップモー
タ27のロータ51に形成するようにしてもよい。
ン55,56を、ステップモータ27のロータ51に形
成し、これと係合する溝57,58を、ステップモータ
27の蓋53に形成しているが、ストッパピン55,5
6を、ステップモータ27の蓋53に形成し、これと係
合する溝57,58を、ステップモータ27のロータ5
1に形成してもよく、さらには、ストッパピン55,5
6の一方を、ステップモータ27のロータ51に、他方
を、ステップモータ27の蓋53に形成し、ロータ51
に形成されたストッパピン55,56の一方と係合する
溝57,58を、ステップモータ27の蓋53に、ステ
ップモータ27の蓋53に形成された他方のストッパピ
ン55,56と係合する溝57,58を、ステップモー
タ27のロータ51に形成するようにしてもよい。
【0060】さらに、上記実施例では、ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力を変化させるアクチュエー
タとしてステップモータ27を用い、オープン制御によ
りショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力を制御し
ているが、ステップモータ27の代わりにDCモータを
用い、フィードバック制御によりショックアブソーバ
1,2,3,4の減衰力を制御するようにしてもよい。
ーバ1,2,3,4の減衰力を変化させるアクチュエー
タとしてステップモータ27を用い、オープン制御によ
りショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力を制御し
ているが、ステップモータ27の代わりにDCモータを
用い、フィードバック制御によりショックアブソーバ
1,2,3,4の減衰力を制御するようにしてもよい。
【図1】サスペンション装置の部品レイアウトを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】ショックアブソーバの主要部を示す縦断正面図
である。
である。
【図3】アクチュエータの分解斜視図である。
【図4】ショックアブソーバの減衰係数を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】サスペンション装置の振動モデルを示す模式図
である。
である。
【図6】ステップモータの斜視図である。
【図7】ロータおよびステータの平面図である。
【図8】蓋の底面図である。
【図9】サスペンション装置の制御部のブロックダイア
グラムである。
グラムである。
【図10】運転状態に応じた減衰係数選択制御のルーチ
ンを示すフローチャートである。
ンを示すフローチャートである。
【図11】コントロールユニットによって実行される各
ショックアブソーバの減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。
ショックアブソーバの減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図12】振動周波数に対するばね上ばね下間相対速度
のゲインの変化特性を示す特性図である。
のゲインの変化特性を示す特性図である。
【図13】振動周波数に対するばね上絶対速度のゲイン
の変化特性を示す特性図である。
の変化特性を示す特性図である。
【図14】減衰力、ばね上ばね下間相対速度としきい値
α,βとの関係を示すグラフである。
α,βとの関係を示すグラフである。
1,2,3,4 ショックアブソーバ 6,7 車輪 8 コントロールユニット(制御手段) 9 車体 81 しきい値変更手段(変更制御感度規制手段) 82 入力周波数検出手段 84 補正手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のサスペンション
装置に関し、特に、ばね上とばね下との間に減衰力特性
可変式のショックアブソーバを備えるものの改良に係わ
る。
装置に関し、特に、ばね上とばね下との間に減衰力特性
可変式のショックアブソーバを備えるものの改良に係わ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両のサスペンション装置にお
いては、車体側としてのばね上と、車輪側としてのばね
下との間に、車輪の上下振動を減衰させるためのショッ
クアブソーバが装備されている。このショックアブソー
バには、減衰力特性可変式のものとして、減衰力特性
(減衰係数の異なった特性)が高低2段に変更可能なも
の、減衰力特性が多段又は無段連続的に変更可能なもの
等種々のものがある。
いては、車体側としてのばね上と、車輪側としてのばね
下との間に、車輪の上下振動を減衰させるためのショッ
クアブソーバが装備されている。このショックアブソー
バには、減衰力特性可変式のものとして、減衰力特性
(減衰係数の異なった特性)が高低2段に変更可能なも
の、減衰力特性が多段又は無段連続的に変更可能なもの
等種々のものがある。
【0003】このような減衰力可変式のショックアブソ
ーバの制御方法は、基本的には、ショックアブソーバが
発生する減衰力が車体の上下振動に対して、加振方向に
働くときにショックアブソーバの減衰力を低減衰側(す
なわちソフト側)にし、減衰力が制振方向に働くときに
ショックアブソーバの減衰力を高減衰側(すなわちハー
ド側)に変更して、ばね上に伝達される加振エネルギー
に対して制振エネルギーを大きくし、もって車両の乗り
心地および走行安定性を共に向上させるようにするもの
である。
ーバの制御方法は、基本的には、ショックアブソーバが
発生する減衰力が車体の上下振動に対して、加振方向に
働くときにショックアブソーバの減衰力を低減衰側(す
なわちソフト側)にし、減衰力が制振方向に働くときに
ショックアブソーバの減衰力を高減衰側(すなわちハー
ド側)に変更して、ばね上に伝達される加振エネルギー
に対して制振エネルギーを大きくし、もって車両の乗り
心地および走行安定性を共に向上させるようにするもの
である。
【0004】そして、ショックアブソーバの減衰力がば
ね上上下振動の加振方向または制振方向のいずれの方向
に働くか否かの判定は、種々のものが提案されている。
例えば特開昭60−248419号公報には、ばね上と
ばね下との間の相対変位の符号とその微分値であるばね
上ばね下間の相対速度の符号とが一致するか否かを調
べ、一致するときには加振方向と判定し、不一致のとき
は制振方向と判定する方法が開示されている。
ね上上下振動の加振方向または制振方向のいずれの方向
に働くか否かの判定は、種々のものが提案されている。
例えば特開昭60−248419号公報には、ばね上と
ばね下との間の相対変位の符号とその微分値であるばね
上ばね下間の相対速度の符号とが一致するか否かを調
べ、一致するときには加振方向と判定し、不一致のとき
は制振方向と判定する方法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにば
ね上とばね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下と
の相対速度の向きとが一致するか否かに基づき、減衰力
特性を変更制御する減衰力可変式のショックアブソーバ
においては、車体にかかる入力の周波数の大きさ、つま
り高周波振動および低周波振動に関係なく、ばね上とば
ね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下との相対速
度の向きとが頻繁に一致、不一致を繰り返すため、ショ
ックアブソーバの圧力変動に起因して大きな音や振動が
発生するという問題があった。
ね上とばね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下と
の相対速度の向きとが一致するか否かに基づき、減衰力
特性を変更制御する減衰力可変式のショックアブソーバ
においては、車体にかかる入力の周波数の大きさ、つま
り高周波振動および低周波振動に関係なく、ばね上とば
ね下との相対変位の向きと、ばね上とばね下との相対速
度の向きとが頻繁に一致、不一致を繰り返すため、ショ
ックアブソーバの圧力変動に起因して大きな音や振動が
発生するという問題があった。
【0006】そこで、乗心地を考慮して、高周波振動領
域ではショックアブソーバの減衰力特性がハード側に切
換わり難くソフト側に維持されるようにする一方、低周
波振動領域ではショックアブソーバの減衰力特性がソフ
ト側に切換わり難くハード側に維持されるようにするこ
とが考えられる。しかしながら、路面の凹凸などを車輪
が通過した際に発生する低周波振動領域のばね上共振
は、ハード側に維持したショックアブソーバの減衰力特
性で円滑に吸収されるものの、高周波振動領域に移行し
た際に発生するばね下共振は、ソフト側に維持したショ
ックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収できず、ばね
下共振付近でタイヤのバタツキが発生する。
域ではショックアブソーバの減衰力特性がハード側に切
換わり難くソフト側に維持されるようにする一方、低周
波振動領域ではショックアブソーバの減衰力特性がソフ
ト側に切換わり難くハード側に維持されるようにするこ
とが考えられる。しかしながら、路面の凹凸などを車輪
が通過した際に発生する低周波振動領域のばね上共振
は、ハード側に維持したショックアブソーバの減衰力特
性で円滑に吸収されるものの、高周波振動領域に移行し
た際に発生するばね下共振は、ソフト側に維持したショ
ックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収できず、ばね
下共振付近でタイヤのバタツキが発生する。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ばね下共振付近ではショ
ックアブソーバの減衰力特性がソフト側に切換わり難く
ハード側に維持されるようにして、乗心地の向上を図り
つつ、ばね下共振付近でのタイヤのバタツキを確実に防
止しようとするものである。
で、その目的とするところは、ばね下共振付近ではショ
ックアブソーバの減衰力特性がソフト側に切換わり難く
ハード側に維持されるようにして、乗心地の向上を図り
つつ、ばね下共振付近でのタイヤのバタツキを確実に防
止しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の解決手段は、各車輪のばね上とばね下との
間にショックアブソーバを備え、ばね上の変位速度とば
ね下の変位速度との相関関係に応じて、上記ショックア
ブソーバの減衰力特性を変更制御する車両のサスペンシ
ョン装置を前提とする。そして、上記各車輪のショック
アブソーバの減衰力特性を変更して制御する制御手段
と、車体にかかる入力の周波数を検出する入力周波数検
出手段と、該入力周波数検出手段からの信号を受け、そ
の信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときに
ショックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手
段の変更制御感度を、所定値よりも高い高周波振動領域
であるときにショックアブソーバの減衰力特性のハード
側への制御手段の変更制御感度をそれぞれ規制する変更
制御感度規制手段と、上記入力周波数検出手段からの信
号を受け、その信号がばね下共振付近に対応した高周波
振動領域であるときに上記変更制御感度規制手段による
ソフト側への制御手段の制御を規制するよう補正する補
正手段とを備える構成としたものである。
め、本発明の解決手段は、各車輪のばね上とばね下との
間にショックアブソーバを備え、ばね上の変位速度とば
ね下の変位速度との相関関係に応じて、上記ショックア
ブソーバの減衰力特性を変更制御する車両のサスペンシ
ョン装置を前提とする。そして、上記各車輪のショック
アブソーバの減衰力特性を変更して制御する制御手段
と、車体にかかる入力の周波数を検出する入力周波数検
出手段と、該入力周波数検出手段からの信号を受け、そ
の信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときに
ショックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手
段の変更制御感度を、所定値よりも高い高周波振動領域
であるときにショックアブソーバの減衰力特性のハード
側への制御手段の変更制御感度をそれぞれ規制する変更
制御感度規制手段と、上記入力周波数検出手段からの信
号を受け、その信号がばね下共振付近に対応した高周波
振動領域であるときに上記変更制御感度規制手段による
ソフト側への制御手段の制御を規制するよう補正する補
正手段とを備える構成としたものである。
【0009】
【作用】上記の構成により、本発明では、変更制御感度
規制手段により、入力周波数検出手段からの入力周波数
信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときにシ
ョックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手段
の変更制御感度が規制、つまりショックアブソーバの減
衰力特性の変更制御感度がハード側に維持されて、低周
波振動領域での乗り心地が良好なものとなる一方、所定
値よりも高い高周波振動領域であるときにショックアブ
ソーバの減衰力特性のハード側への制御手段の変更制御
感度が規制、つまりショックアブソーバの減衰力特性の
変更制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域
での乗り心地が良好なものとなる。
規制手段により、入力周波数検出手段からの入力周波数
信号が所定値よりも低い低周波振動領域であるときにシ
ョックアブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手段
の変更制御感度が規制、つまりショックアブソーバの減
衰力特性の変更制御感度がハード側に維持されて、低周
波振動領域での乗り心地が良好なものとなる一方、所定
値よりも高い高周波振動領域であるときにショックアブ
ソーバの減衰力特性のハード側への制御手段の変更制御
感度が規制、つまりショックアブソーバの減衰力特性の
変更制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域
での乗り心地が良好なものとなる。
【0010】その場合、補正手段により、入力周波数検
出手段からの信号がばね下共振付近に対応した高周波振
動領域であるときに変更制御感度規制手段によるソフト
側への制御手段の制御を規制するよう補正しているの
で、高周波振動領域に移行した際に発生するばね下共振
が、ソフト側への切換わりを規制してハード側に維持さ
れるショックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収され
る。
出手段からの信号がばね下共振付近に対応した高周波振
動領域であるときに変更制御感度規制手段によるソフト
側への制御手段の制御を規制するよう補正しているの
で、高周波振動領域に移行した際に発生するばね下共振
が、ソフト側への切換わりを規制してハード側に維持さ
れるショックアブソーバの減衰力特性で円滑に吸収され
る。
【0011】
【発明の効果】以上の如く、本発明における車両のサス
ペンション装置によれば、入力周波数検出手段からの入
力周波数信号が、所定値よりも低い低周波振動領域であ
るときにショックアブソーバの減衰力特性の変更制御感
度をハード側に維持する一方、所定値よりも高い高周波
振動領域であるときにショックアブソーバの減衰力特性
の変更制御感度をソフト側に維持して乗り心地の向上を
図りつつ、入力周波数信号がばね下共振付近に対応した
高周波振動領域であるときにハード側に維持するよう補
正手段により補正したショックアブソーバの減衰力特性
でもってばね下共振を円滑に吸収してばね下共振付近で
のタイヤのバタツキを確実に防止することができる。
ペンション装置によれば、入力周波数検出手段からの入
力周波数信号が、所定値よりも低い低周波振動領域であ
るときにショックアブソーバの減衰力特性の変更制御感
度をハード側に維持する一方、所定値よりも高い高周波
振動領域であるときにショックアブソーバの減衰力特性
の変更制御感度をソフト側に維持して乗り心地の向上を
図りつつ、入力周波数信号がばね下共振付近に対応した
高周波振動領域であるときにハード側に維持するよう補
正手段により補正したショックアブソーバの減衰力特性
でもってばね下共振を円滑に吸収してばね下共振付近で
のタイヤのバタツキを確実に防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0013】図1は、本発明の好ましい実施例に係る車
両のサスペンション装置を含む車両の略斜視図である。
両のサスペンション装置を含む車両の略斜視図である。
【0014】図1において、本発明の好ましい実施例に
係る車両のサスペンション装置は、各車輪に対応して設
けられ、各車輪の上下振動を減衰させるたショックアブ
ソーバ1,2,3,4を備えている。各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4は、それぞれ、図示しないアクチュ
エータにより、減衰係数が異なった10の減衰力特性に
切り換え可能に構成されており、また、図示しない圧力
センサを備えている。図1において、5は左前輪、6は
左後輪であり、右前輪および右後輪は図示されていな
い。また、7は、各ショックアブソーバ1,2,3,4
の上部外周に配設されたコイルスプリングであり、8
は、各ショックアブソーバ1,2,3,4のアクチュエ
ータに対して、制御信号を出力して、各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御する制御手
段としてのコントロールユニットである。
係る車両のサスペンション装置は、各車輪に対応して設
けられ、各車輪の上下振動を減衰させるたショックアブ
ソーバ1,2,3,4を備えている。各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4は、それぞれ、図示しないアクチュ
エータにより、減衰係数が異なった10の減衰力特性に
切り換え可能に構成されており、また、図示しない圧力
センサを備えている。図1において、5は左前輪、6は
左後輪であり、右前輪および右後輪は図示されていな
い。また、7は、各ショックアブソーバ1,2,3,4
の上部外周に配設されたコイルスプリングであり、8
は、各ショックアブソーバ1,2,3,4のアクチュエ
ータに対して、制御信号を出力して、各ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御する制御手
段としてのコントロールユニットである。
【0015】また、車体9のばね上には各車輪のばね上
の上下方向の加速度を検出する第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14が、インストルパネルのメータ内には車
速を検出する車速センサ15がそれぞれ設けられてい
る。16は、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性の制御をドライバーがハードモード、ソフトモー
ドまたはコントロールモードのいずれかに切り換えるモ
ード選択スイッチを示す。そして、モード選択スイッチ
16により、ハードモードが選択されたときは、減衰力
特性がハードになるような範囲の減衰係数のみが選択さ
れ、その範囲内でのみショックアブソーバ1,2,3,
4の減衰力特性の変更制御がなされる。また、ソフトモ
ードが選択されたときは、減衰力特性がソフトになるよ
うな範囲の減衰係数のみが選択され、その範囲内でのみ
ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の変更
制御がなされる。さらに、コントロールモードが選択さ
れたときはあらかじめコントロールユニット8内に記憶
されたマップあるいはテーブルにしたがって、所定のよ
うにショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の
変更制御がなされるようになっている。
の上下方向の加速度を検出する第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14が、インストルパネルのメータ内には車
速を検出する車速センサ15がそれぞれ設けられてい
る。16は、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性の制御をドライバーがハードモード、ソフトモー
ドまたはコントロールモードのいずれかに切り換えるモ
ード選択スイッチを示す。そして、モード選択スイッチ
16により、ハードモードが選択されたときは、減衰力
特性がハードになるような範囲の減衰係数のみが選択さ
れ、その範囲内でのみショックアブソーバ1,2,3,
4の減衰力特性の変更制御がなされる。また、ソフトモ
ードが選択されたときは、減衰力特性がソフトになるよ
うな範囲の減衰係数のみが選択され、その範囲内でのみ
ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の変更
制御がなされる。さらに、コントロールモードが選択さ
れたときはあらかじめコントロールユニット8内に記憶
されたマップあるいはテーブルにしたがって、所定のよ
うにショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性の
変更制御がなされるようになっている。
【0016】図2は、左前輪に対して設けられたショッ
クアブソーバ1の要部略断面図である。ただし、圧力セ
ンサは、便宜上省略されている。
クアブソーバ1の要部略断面図である。ただし、圧力セ
ンサは、便宜上省略されている。
【0017】図2において、ショックアブソーバ1は、
シリンダ21を備え、シリンダ21内には、ピストンと
ピストンロッドが一体的に結合されたピストンユニット
22が摺動自在に嵌装されている。シリンダ21および
ピストンユニット22は、それぞればね下およびばね上
に結合されている。
シリンダ21を備え、シリンダ21内には、ピストンと
ピストンロッドが一体的に結合されたピストンユニット
22が摺動自在に嵌装されている。シリンダ21および
ピストンユニット22は、それぞればね下およびばね上
に結合されている。
【0018】ピストンユニット22には、2つのオリフ
ィス23、24が形成されている。一方のオリフィス2
3は常に開いており、他方のオリフィス24は、それぞ
れ第1アクチュエータ41により、その通路面積が10
段階に変更可能に形成されている。
ィス23、24が形成されている。一方のオリフィス2
3は常に開いており、他方のオリフィス24は、それぞ
れ第1アクチュエータ41により、その通路面積が10
段階に変更可能に形成されている。
【0019】図5は、ショックアブソーバ1に設けられ
た第1アクチュエータ41の分解略斜視図であり、図2
および図5に示されるように、第1アクチュエータ41
は、ピストンユニット22に固定されたスリーブ25内
に、回転自在に設けられたシャフト26と、シャフト2
6を回転させるステップモータ27と、シャフト26の
下端部に一体に取付けられ、その円周に沿って、9つの
円形孔28を有する第1オリフィスプレート29と、ス
リーブ25の下端部に一体的に設けられ、その円周に沿
って円弧状の長孔30が形成された第2オリフィスプレ
ート31を備えている。ここに、第1オリフィスプレー
ト29に形成された9つの円形孔28と、第2オリフィ
スプレート31に形成された長孔30とは、ステップモ
ータ27の回転によるシャフト26および第1オリフィ
スプレート29の回転にしたがって、9つの円形孔28
が0ないし9個の範囲で長孔30と連通可能なように形
成されている。
た第1アクチュエータ41の分解略斜視図であり、図2
および図5に示されるように、第1アクチュエータ41
は、ピストンユニット22に固定されたスリーブ25内
に、回転自在に設けられたシャフト26と、シャフト2
6を回転させるステップモータ27と、シャフト26の
下端部に一体に取付けられ、その円周に沿って、9つの
円形孔28を有する第1オリフィスプレート29と、ス
リーブ25の下端部に一体的に設けられ、その円周に沿
って円弧状の長孔30が形成された第2オリフィスプレ
ート31を備えている。ここに、第1オリフィスプレー
ト29に形成された9つの円形孔28と、第2オリフィ
スプレート31に形成された長孔30とは、ステップモ
ータ27の回転によるシャフト26および第1オリフィ
スプレート29の回転にしたがって、9つの円形孔28
が0ないし9個の範囲で長孔30と連通可能なように形
成されている。
【0020】シリンダ21内の上室32および下室33
内は、所定の粘度を有する流体で満たされており、オリ
フィス23,24を通って上室32および下室33間を
移動可能になっている。
内は、所定の粘度を有する流体で満たされており、オリ
フィス23,24を通って上室32および下室33間を
移動可能になっている。
【0021】図2および図5においては、ショックアブ
ソーバ1の構造のみを示したが、他の車輪に対して設け
られたショックアブソーバ2,3,4もまた、図2に示
されたショックアブソーバ1と同様の構造を示してお
り、それぞれ図5に示されたのと同様な第2アクチュエ
ータ42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエー
タ44を備えている。
ソーバ1の構造のみを示したが、他の車輪に対して設け
られたショックアブソーバ2,3,4もまた、図2に示
されたショックアブソーバ1と同様の構造を示してお
り、それぞれ図5に示されたのと同様な第2アクチュエ
ータ42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエー
タ44を備えている。
【0022】図4は、ショックアブソーバ1,2,3,
4の減衰力特性を示すグラフであり、D1 ないしD10
は、それぞれショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数を示している。図4において、縦軸は、ショックア
ブソーバ1,2,3,4が発生する減衰力を、横軸は、
ばね上の変位速度Xs とばね下の変位速度Xu との差、
すなわち、ばね上とばね下の相対変位速度(Xs −Xu
)を示している。図4に示されるように、ショックア
ブソーバ1,2,3,4の減衰力特性は、減衰係数D1
ないしD10のいずれかを選択することによって、10段
階に変更することが可能なように構成されている。図4
において、D1 は、最もソフトな減衰力を発生させる減
衰係数を、D10は、最もハードな減衰力を発生させる減
衰係数を、それぞれ示している。ここに、減衰係数Dk
(k は正の整数で、1〜10)は、第1オリフィスプレ
ート29に形成された9つの円形孔28のうち、(10
−i )個の円形孔28が、第2オリフィスプレート31
に形成された長孔30と連通している場合に選択される
ようになっている。したがって、減衰係数D1 は、第1
オリフィスプレート29の9つの円形孔28のすべてが
第2オリフィスプレート31の長孔30と連通している
場合に選択され、減衰係数D10は、第1オリフィスプレ
ート29の9つの円形孔28のいずれもが第2オリフィ
スプレート31の長孔30と連通しないときに選択され
ることになる。
4の減衰力特性を示すグラフであり、D1 ないしD10
は、それぞれショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数を示している。図4において、縦軸は、ショックア
ブソーバ1,2,3,4が発生する減衰力を、横軸は、
ばね上の変位速度Xs とばね下の変位速度Xu との差、
すなわち、ばね上とばね下の相対変位速度(Xs −Xu
)を示している。図4に示されるように、ショックア
ブソーバ1,2,3,4の減衰力特性は、減衰係数D1
ないしD10のいずれかを選択することによって、10段
階に変更することが可能なように構成されている。図4
において、D1 は、最もソフトな減衰力を発生させる減
衰係数を、D10は、最もハードな減衰力を発生させる減
衰係数を、それぞれ示している。ここに、減衰係数Dk
(k は正の整数で、1〜10)は、第1オリフィスプレ
ート29に形成された9つの円形孔28のうち、(10
−i )個の円形孔28が、第2オリフィスプレート31
に形成された長孔30と連通している場合に選択される
ようになっている。したがって、減衰係数D1 は、第1
オリフィスプレート29の9つの円形孔28のすべてが
第2オリフィスプレート31の長孔30と連通している
場合に選択され、減衰係数D10は、第1オリフィスプレ
ート29の9つの円形孔28のいずれもが第2オリフィ
スプレート31の長孔30と連通しないときに選択され
ることになる。
【0023】図3は、本発明の実施例に係る車両のサス
ペンション装置の振動モデル図であり、msはばね上質
量、muはばね下質量、xsはばね上変位、xuはばね
下変位、ksはコイルスプリング7のばね定数、ktは
タイヤのばね定数、Dk はショックアブソーバ1,2,
3,4の減衰係数である。
ペンション装置の振動モデル図であり、msはばね上質
量、muはばね下質量、xsはばね上変位、xuはばね
下変位、ksはコイルスプリング7のばね定数、ktは
タイヤのばね定数、Dk はショックアブソーバ1,2,
3,4の減衰係数である。
【0024】図6は、ステップモータ27の略斜視図で
あり、ステップモータ27は、筒状体50、筒状体50
内に収容されたロータ51,ステータ52および蓋53
から構成されている。図7は、ロータ51およびステー
タ52の略平面図であり、通常のステップモータと同様
に、ロータ51の外周部には複数の矩形形状の歯が形成
され、ステータ52の内周部には、これと対応して複数
の矩形形状の歯が形成されており、ステータ52には、
ソレノイド54が巻回されている。ロータ51には、2
本のストッパピン55,56が形成されており、図8に
示されるように、蓋53には、ストッパピン55,56
に対応する位置の円周方向に2つの溝57,58が形成
されている。溝57は、ロータ51に形成されたストッ
パピン55と係合してステップモータ27の可動範囲を
制御するものであり、他方、溝58はストッパピン56
と係合するものであって、ストッパピン55,56を溝
57,58と係合させることによって、蓋53を被せた
ときにロータ51の重心が回転中心と一致するように位
置合わせを可能とするものである。したがって、蓋53
の中心から溝57,58の両端部を見た円周角は、溝5
8の方が溝57より大きくなっており、専ら溝57によ
って、ステップモータ28の可動範囲が決定されるよう
に溝57,58が形成されている。図8において、ロー
タ51が時計回りに回転すると、減衰係数Dk がより大
きくなって減衰力特性はよりハードになり、他方反時計
回りに回転すると、減衰係数Dk がより小さくなって減
衰力特性はよりソフトになるようになっており、また、
ロータ51の矩形形状の歯がステータ52の隣接する矩
形形状の歯に対向する位置に移動させられたとき、すな
わち、ステップモータ27が一段回転すると、減衰係数
Dk が1つだけ変化するようになっている。従って、ス
トッパピン55が溝57の右端部である第1基準位置に
位置しているとき、減衰係数Dk はD10となり、ショッ
クアブソーバ1が最もハードな減衰力を発生し、他方、
ストッパピン55が溝57の左端部である第2基準位置
に位置しているとき、減衰係数Dk はD1 となり、ショ
ックアブソーバ1が最もソフトな減衰力を発生するよう
になっている。
あり、ステップモータ27は、筒状体50、筒状体50
内に収容されたロータ51,ステータ52および蓋53
から構成されている。図7は、ロータ51およびステー
タ52の略平面図であり、通常のステップモータと同様
に、ロータ51の外周部には複数の矩形形状の歯が形成
され、ステータ52の内周部には、これと対応して複数
の矩形形状の歯が形成されており、ステータ52には、
ソレノイド54が巻回されている。ロータ51には、2
本のストッパピン55,56が形成されており、図8に
示されるように、蓋53には、ストッパピン55,56
に対応する位置の円周方向に2つの溝57,58が形成
されている。溝57は、ロータ51に形成されたストッ
パピン55と係合してステップモータ27の可動範囲を
制御するものであり、他方、溝58はストッパピン56
と係合するものであって、ストッパピン55,56を溝
57,58と係合させることによって、蓋53を被せた
ときにロータ51の重心が回転中心と一致するように位
置合わせを可能とするものである。したがって、蓋53
の中心から溝57,58の両端部を見た円周角は、溝5
8の方が溝57より大きくなっており、専ら溝57によ
って、ステップモータ28の可動範囲が決定されるよう
に溝57,58が形成されている。図8において、ロー
タ51が時計回りに回転すると、減衰係数Dk がより大
きくなって減衰力特性はよりハードになり、他方反時計
回りに回転すると、減衰係数Dk がより小さくなって減
衰力特性はよりソフトになるようになっており、また、
ロータ51の矩形形状の歯がステータ52の隣接する矩
形形状の歯に対向する位置に移動させられたとき、すな
わち、ステップモータ27が一段回転すると、減衰係数
Dk が1つだけ変化するようになっている。従って、ス
トッパピン55が溝57の右端部である第1基準位置に
位置しているとき、減衰係数Dk はD10となり、ショッ
クアブソーバ1が最もハードな減衰力を発生し、他方、
ストッパピン55が溝57の左端部である第2基準位置
に位置しているとき、減衰係数Dk はD1 となり、ショ
ックアブソーバ1が最もソフトな減衰力を発生するよう
になっている。
【0025】図9は、本発明の実施例に係る車両のサス
ペンション装置の制御系のブロック構成図である。
ペンション装置の制御系のブロック構成図である。
【0026】図9において、本発明の実施例に係る車両
のサスペンション装置の制御系を構成するコントロール
ユニット8は、演算判定手段80および変更制御感度規
制手段としてのしきい値変更手段81を備えており、演
算判定手段80には、ショックアブソーバ1,2,3,
4にそれぞれ設けられた第1圧力センサ61,第2圧力
センサ62,第3圧力センサ63,第4圧力センサ64
の検出した各ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力Fsi(ここに、iは、各車輪を示し、i=1,2,
3,4である。)の検出信号、第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14の検出したばね上の上下方向の加速度a
i の検出信号、第1車高センサ71,第2車高センサ7
2,第3車高センサ73,第4車高センサ74の検出し
た各車輪のばね上ばね下間の相対変位(xs−xu)の
検出信号、車速センサ15の検出した車速Vの検出信
号、しきい値変更手段81からのしきい値信号およびモ
ード選択スイッチからのモード信号がそれぞれ入力され
ている。
のサスペンション装置の制御系を構成するコントロール
ユニット8は、演算判定手段80および変更制御感度規
制手段としてのしきい値変更手段81を備えており、演
算判定手段80には、ショックアブソーバ1,2,3,
4にそれぞれ設けられた第1圧力センサ61,第2圧力
センサ62,第3圧力センサ63,第4圧力センサ64
の検出した各ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力Fsi(ここに、iは、各車輪を示し、i=1,2,
3,4である。)の検出信号、第1加速度センサ11,
第2加速度センサ12,第3加速度センサ13,第4加
速度センサ14の検出したばね上の上下方向の加速度a
i の検出信号、第1車高センサ71,第2車高センサ7
2,第3車高センサ73,第4車高センサ74の検出し
た各車輪のばね上ばね下間の相対変位(xs−xu)の
検出信号、車速センサ15の検出した車速Vの検出信
号、しきい値変更手段81からのしきい値信号およびモ
ード選択スイッチからのモード信号がそれぞれ入力され
ている。
【0027】また、上記演算判定手段80は、入力周波
数検出手段82および補正手段84を備え、第1〜第4
車高センサ71〜74の検出した各車輪のばね上ばね下
間相対変位(xs−xu)の検出信号を数値微分法など
で微分して得られたばね上ばね下間相対速度(Xs−X
u)、および第1〜第4加速度センサ11〜14の検出
したばね上の上下方向の加速度ai を数値積分法などで
積分して得られたばね上の変位速度Xsi(Σai )など
に基づいて、車体にかかる入力周波数を入力周波数検出
手段82で検出し、この入力周波数検出手段82によ
り、後述する図12の振動周波数に対するばね上ばね下
間相対速度のゲインの変化特性を示すマップ、および図
13の振動周波数に対するばね上絶対速度のゲインの変
化特性を示すマップに基づいてばね下共振領域を検出し
ている。この場合、ばね上の変位速度Xsiは、第1〜第
4加速度センサ11〜14の位置におけるばね上絶対速
度なので、各ショックアブソーバ1〜4の位置における
ばね上絶対速度として変換して用いられる。
数検出手段82および補正手段84を備え、第1〜第4
車高センサ71〜74の検出した各車輪のばね上ばね下
間相対変位(xs−xu)の検出信号を数値微分法など
で微分して得られたばね上ばね下間相対速度(Xs−X
u)、および第1〜第4加速度センサ11〜14の検出
したばね上の上下方向の加速度ai を数値積分法などで
積分して得られたばね上の変位速度Xsi(Σai )など
に基づいて、車体にかかる入力周波数を入力周波数検出
手段82で検出し、この入力周波数検出手段82によ
り、後述する図12の振動周波数に対するばね上ばね下
間相対速度のゲインの変化特性を示すマップ、および図
13の振動周波数に対するばね上絶対速度のゲインの変
化特性を示すマップに基づいてばね下共振領域を検出し
ている。この場合、ばね上の変位速度Xsiは、第1〜第
4加速度センサ11〜14の位置におけるばね上絶対速
度なので、各ショックアブソーバ1〜4の位置における
ばね上絶対速度として変換して用いられる。
【0028】そして、上記演算判定手段80は、減衰力
Fsiの検出信号、加速度ai の検出信号、車速Vの検出
信号、しきい値変更手段81からのしきい値信号および
モード選択スイッチ16からのモード信号に基づいて、
予め記憶しているマップあるいはテーブルにしたがっ
て、各車輪のショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を決定する減衰係数Dkiを算出し、制御記号を生
成して、第1アクチュエータ41,第2アクチュエータ
42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエータ4
4に出力し、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を制御する。また、しきい値変更手段80には、
入力周波数検出手段82からの検出信号が入力されてい
て、予め記憶しているマップあるいはテーブルに基づく
しきい値信号を補正手段84に出力し、演算判定手段8
0により生成した制御記号を補正手段84でもって補正
することが行われる。
Fsiの検出信号、加速度ai の検出信号、車速Vの検出
信号、しきい値変更手段81からのしきい値信号および
モード選択スイッチ16からのモード信号に基づいて、
予め記憶しているマップあるいはテーブルにしたがっ
て、各車輪のショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を決定する減衰係数Dkiを算出し、制御記号を生
成して、第1アクチュエータ41,第2アクチュエータ
42,第3アクチュエータ43,第4アクチュエータ4
4に出力し、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
力特性を制御する。また、しきい値変更手段80には、
入力周波数検出手段82からの検出信号が入力されてい
て、予め記憶しているマップあるいはテーブルに基づく
しきい値信号を補正手段84に出力し、演算判定手段8
0により生成した制御記号を補正手段84でもって補正
することが行われる。
【0029】ここに、減衰力Fsiは連続値をとり、ばね
上に対して上向きに作用するときすなわちばね上とばね
下間が縮んでいるときに正の値に、下向きに作用すると
きすなわちばね上とばね下間が伸びているときに負の値
になるように設定され、ばね上の上下方向の加速度ai
は、上向きのときに正の値に、下向きのときに負の値に
なるように設定されている。
上に対して上向きに作用するときすなわちばね上とばね
下間が縮んでいるときに正の値に、下向きに作用すると
きすなわちばね上とばね下間が伸びているときに負の値
になるように設定され、ばね上の上下方向の加速度ai
は、上向きのときに正の値に、下向きのときに負の値に
なるように設定されている。
【0030】図10は、モード選択スイッチ16によ
り、コントロールモードが選択された場合において、コ
ントロールユニット8により行われる,走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンを示すフローチャートで
あり、図10の減衰係数選択制御のルーチンは、減衰係
数Dkiの変更が余りに頻繁に行われ、その結果、変更時
に大きな音や振動が生じたり、応答遅れが生ずることを
防止するために走行状態に応じて変更制御し得る減衰係
数Dkiの範囲を制限するものである。
り、コントロールモードが選択された場合において、コ
ントロールユニット8により行われる,走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンを示すフローチャートで
あり、図10の減衰係数選択制御のルーチンは、減衰係
数Dkiの変更が余りに頻繁に行われ、その結果、変更時
に大きな音や振動が生じたり、応答遅れが生ずることを
防止するために走行状態に応じて変更制御し得る減衰係
数Dkiの範囲を制限するものである。
【0031】図10において、先ず、ステップSA1にお
いて、車速センサ15により検出された車速Vを入力す
るとともに、第1加速度センサ11、第2加速度センサ
12,第3加速度センサ13,第4加速度センサ14の
検出したばね上の上下方向の加速度ai を入力する。
いて、車速センサ15により検出された車速Vを入力す
るとともに、第1加速度センサ11、第2加速度センサ
12,第3加速度センサ13,第4加速度センサ14の
検出したばね上の上下方向の加速度ai を入力する。
【0032】ついで、ステップSA2において、車速V
が、低速値である第1の所定車速V1、たとえば3km/h
以上か否かを判定する。
が、低速値である第1の所定車速V1、たとえば3km/h
以上か否かを判定する。
【0033】その結果、車速Vが、第1の所定車速V1
以下のNOのときは、ステップSA3に進み、車速Vがき
わめて低速であるから、スコットや制動ダイブ防止する
ため、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性
がハードになるように減衰係数DkiをD8iに固定する。
したがって、減衰係数DkiはD8iに固定されるから、図
10に示された減衰係数選択制御のルーチンによる減衰
力特性の変更制御はおこなわれない。
以下のNOのときは、ステップSA3に進み、車速Vがき
わめて低速であるから、スコットや制動ダイブ防止する
ため、ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力特性
がハードになるように減衰係数DkiをD8iに固定する。
したがって、減衰係数DkiはD8iに固定されるから、図
10に示された減衰係数選択制御のルーチンによる減衰
力特性の変更制御はおこなわれない。
【0034】一方、車速Vが、第1の所定車速V1 を越
えているYESのときには、ステップSA4に進み、ばね
上の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0を越え
ている悪路走行中か否かを判定する。
えているYESのときには、ステップSA4に進み、ばね
上の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0を越え
ている悪路走行中か否かを判定する。
【0035】その結果、ばね上の上下方向の加速度ai
の絶対値が所定値ai0を越えている悪路走行中と判定し
たYESのときは、ステップSA5に進んで車速Vが第3
の所定車速V3 、たとえば50km/h以上か否かを判定す
る。
の絶対値が所定値ai0を越えている悪路走行中と判定し
たYESのときは、ステップSA5に進んで車速Vが第3
の所定車速V3 、たとえば50km/h以上か否かを判定す
る。
【0036】そして、上記ステップSA5の判定が、車速
Vが第3の所定車速V3 以上であるYESと判定したと
きは、ステップSA6において、走行安定性の向上を重視
して減衰力特性を比較的ハードな範囲内で変更制御する
ために、減衰係数DkiをD5iないしD7iの範囲に設定す
る。その結果、図10に示された減衰係数選択制御のル
ーチンにおいて、減衰係数Dkiは、D5iが下限値にな
り、たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立して
も、減衰係数Dkiは、D5iに保持され、他方、D7iが上
限値になり、たとえよりハードに変更すべき条件が成立
しても、減衰係数Dkiは、D7iに保持されることにな
る。
Vが第3の所定車速V3 以上であるYESと判定したと
きは、ステップSA6において、走行安定性の向上を重視
して減衰力特性を比較的ハードな範囲内で変更制御する
ために、減衰係数DkiをD5iないしD7iの範囲に設定す
る。その結果、図10に示された減衰係数選択制御のル
ーチンにおいて、減衰係数Dkiは、D5iが下限値にな
り、たとえさらにソフトに変更すべき条件が成立して
も、減衰係数Dkiは、D5iに保持され、他方、D7iが上
限値になり、たとえよりハードに変更すべき条件が成立
しても、減衰係数Dkiは、D7iに保持されることにな
る。
【0037】これに対して、上記ステップSA5の判定
が、車速Vが所定車速V3 未満であるNOと判定したと
きは、ステップSA7に進み、走行安定性と乗り心地の向
上の両立を図ることが必要であるから、減衰力特性を比
較的ソフトな状態からハードな状態の範囲内で変更制御
することを可能にするために、減衰係数Dkiを、D3iな
いしD7iの範囲に設定する。したがって、図10に示さ
れた減衰係数選択制御のルーチンにおいて、減衰係数D
kiは、D3iが下限値になり、たとえさらにソフトに変更
すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD3iに保持さ
れ、他方、D7iが上限値になり、たとえよりハードに変
更すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD7iに保持
されることになる。
が、車速Vが所定車速V3 未満であるNOと判定したと
きは、ステップSA7に進み、走行安定性と乗り心地の向
上の両立を図ることが必要であるから、減衰力特性を比
較的ソフトな状態からハードな状態の範囲内で変更制御
することを可能にするために、減衰係数Dkiを、D3iな
いしD7iの範囲に設定する。したがって、図10に示さ
れた減衰係数選択制御のルーチンにおいて、減衰係数D
kiは、D3iが下限値になり、たとえさらにソフトに変更
すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD3iに保持さ
れ、他方、D7iが上限値になり、たとえよりハードに変
更すべき条件が成立しても、減衰係数DkiはD7iに保持
されることになる。
【0038】一方、上記ステップSA4の判定が、ばね上
の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0以下と判
定されたNOのときは、ステップSA8に進み、悪路では
なく通常の道路を走行中であると考えられるから、この
ステップSA8において、さらに車速Vが第2所定車速V
2 、たとえば30km/h以下か否かを判定する。
の上下方向の加速度ai の絶対値が所定値ai0以下と判
定されたNOのときは、ステップSA8に進み、悪路では
なく通常の道路を走行中であると考えられるから、この
ステップSA8において、さらに車速Vが第2所定車速V
2 、たとえば30km/h以下か否かを判定する。
【0039】その結果、車速Vが、第2所定車速V2 以
下の低速走行状態にあるYESと判定したときは、ステ
ップSA9において、乗り心地の向上を重視するため、減
衰力特性が比較的ソフトな範囲内で変更制御されるよう
に、減衰係数DkiをD1iないしD3iの範囲に設定する。
したがって、図10に示された減衰係数選択制御のルー
チンにおいて、減衰係数Dkiが、D1iのときは、たとえ
さらにソフトに変更すべき条件が成立した場合でも減衰
係数DkiはD1iに保持され、他方、D3iが上限値にな
り、たとえよりハードに変更すべき条件が成立しても減
衰係数DkiはD3iに保持されることになる。
下の低速走行状態にあるYESと判定したときは、ステ
ップSA9において、乗り心地の向上を重視するため、減
衰力特性が比較的ソフトな範囲内で変更制御されるよう
に、減衰係数DkiをD1iないしD3iの範囲に設定する。
したがって、図10に示された減衰係数選択制御のルー
チンにおいて、減衰係数Dkiが、D1iのときは、たとえ
さらにソフトに変更すべき条件が成立した場合でも減衰
係数DkiはD1iに保持され、他方、D3iが上限値にな
り、たとえよりハードに変更すべき条件が成立しても減
衰係数DkiはD3iに保持されることになる。
【0040】これに対して、上記ステップSA8の判定
が、車速Vが第2所定車速V2 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA10 において、さらに、車速V
が第4所定車速V4 、たとえば60km/h以下か否かを判
定する。
が、車速Vが第2所定車速V2 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA10 において、さらに、車速V
が第4所定車速V4 、たとえば60km/h以下か否かを判
定する。
【0041】その結果、車速Vが、第4所定車速V4 以
下の比較的中速走行状態にあるYESと判定したとき
は、ステップSA11 に進み、走行安定性と乗り心地の向
上させるという2つ要請の両立を図ることが必要である
から、減衰力特性を比較的ソフトな状態からハードな状
態の範囲内で変更制御することを可能とするために、減
衰係数DkiをD2iないしD6iの範囲に設定する。したが
って、図10に示された減衰係数選択制御のルーチンに
おいて、減衰係数DkiはD2iが下限値になり、たとえよ
りソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数Dkiは
D2iに保持され、他方、D6iが上限値になり、たとえさ
らにハードに変更すべき条件が成立しても減衰係数Dki
はD6iに保持されることになる。
下の比較的中速走行状態にあるYESと判定したとき
は、ステップSA11 に進み、走行安定性と乗り心地の向
上させるという2つ要請の両立を図ることが必要である
から、減衰力特性を比較的ソフトな状態からハードな状
態の範囲内で変更制御することを可能とするために、減
衰係数DkiをD2iないしD6iの範囲に設定する。したが
って、図10に示された減衰係数選択制御のルーチンに
おいて、減衰係数DkiはD2iが下限値になり、たとえよ
りソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数Dkiは
D2iに保持され、他方、D6iが上限値になり、たとえさ
らにハードに変更すべき条件が成立しても減衰係数Dki
はD6iに保持されることになる。
【0042】これに対して、上記ステップSA10 の判定
が、車速Vが第4所定車速V4 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA12に進み、さらに車速Vが第
5所定車速V5 、たとえば80km/h以下か否かを判定す
る。
が、車速Vが第4所定車速V4 を越えているNOと判定
したときは、ステップSA12に進み、さらに車速Vが第
5所定車速V5 、たとえば80km/h以下か否かを判定す
る。
【0043】その結果、車速Vが第5所定車速V5 以下
の中速走行状態にあるYESと判定したときは、ステッ
プSA13 に進み、走行安定性と乗り心地の向上という2
つの要請の両立を図りつつ、ややハードにショックアブ
ソーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御するため
に、減衰係数Dkiを、D4iないしD6iの範囲に設定す
る。したがって、図10の減衰係数選択制御のルーチン
において、減衰係数DkiはD4iが下限値になり、たとえ
さらにソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数D
kiはD4iに保持され、他方、D6iが上限値になり、たと
えさらにハードに変更すべき条件が成立しても、減衰係
数Dkiは、D6iに保持されることになる。
の中速走行状態にあるYESと判定したときは、ステッ
プSA13 に進み、走行安定性と乗り心地の向上という2
つの要請の両立を図りつつ、ややハードにショックアブ
ソーバ1,2,3,4の減衰力特性を変更制御するため
に、減衰係数Dkiを、D4iないしD6iの範囲に設定す
る。したがって、図10の減衰係数選択制御のルーチン
において、減衰係数DkiはD4iが下限値になり、たとえ
さらにソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数D
kiはD4iに保持され、他方、D6iが上限値になり、たと
えさらにハードに変更すべき条件が成立しても、減衰係
数Dkiは、D6iに保持されることになる。
【0044】これに対して、車速Vが第5所定車速V5
を越えた高速走行状態にあるNOと判定したときは、ス
テップSA14 に進み、走行安定性の向上を重視して、減
衰力特性がハードな範囲内で変更制御されるように、減
衰係数DkiをD7iないしD10i の範囲に設定する。した
がって、図10の減衰係数選択制御のルーチンにおい
て、減衰係数DkiはD7iが下限値になり、たとえさらに
ソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数DkiはD
7iに保持され、他方、たとえさらにハードに変更すべき
条件が成立しても減衰係数DkiはD10i に保持されるこ
とになる。
を越えた高速走行状態にあるNOと判定したときは、ス
テップSA14 に進み、走行安定性の向上を重視して、減
衰力特性がハードな範囲内で変更制御されるように、減
衰係数DkiをD7iないしD10i の範囲に設定する。した
がって、図10の減衰係数選択制御のルーチンにおい
て、減衰係数DkiはD7iが下限値になり、たとえさらに
ソフトに変更すべき条件が成立しても減衰係数DkiはD
7iに保持され、他方、たとえさらにハードに変更すべき
条件が成立しても減衰係数DkiはD10i に保持されるこ
とになる。
【0045】図11は、モード選択スイッチ16によ
り、コントロールモードが選択された場合にコントロー
ルユニット8により実行される各車輪のショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。また、図12は振動周
波数に対するばね上ばね下間相対速度のゲインの変化特
性を示すマップであり、図13は振動周波数に対するば
ね上絶対速度のゲインの変化特性を示すマップである。
り、コントロールモードが選択された場合にコントロー
ルユニット8により実行される各車輪のショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。また、図12は振動周
波数に対するばね上ばね下間相対速度のゲインの変化特
性を示すマップであり、図13は振動周波数に対するば
ね上絶対速度のゲインの変化特性を示すマップである。
【0046】図11において、まず、ステップSB1にお
いて、第1加速度センサ11、第2加速度センサ12、
第3加速度センサ13、第4加速度センサ14の検出し
たばね上の上下方向の加速度ai および第1圧力センサ
61、第2圧力センサ62、第3圧力センサ63、第4
圧力センサ64の検出した減衰力Fsiが入力される。次
いで、ステップSB2において、上記ステップSB1で入力
された上下方向の加速度ai を積分して、ばね上の変位
速度Xsi(=Σai )を算出する。
いて、第1加速度センサ11、第2加速度センサ12、
第3加速度センサ13、第4加速度センサ14の検出し
たばね上の上下方向の加速度ai および第1圧力センサ
61、第2圧力センサ62、第3圧力センサ63、第4
圧力センサ64の検出した減衰力Fsiが入力される。次
いで、ステップSB2において、上記ステップSB1で入力
された上下方向の加速度ai を積分して、ばね上の変位
速度Xsi(=Σai )を算出する。
【0047】しかる後、ステップSB3において、上記ス
テップSB2で算出したばね上の変位速度Xsiに所定の定
数K(K<0)を乗じて、理想の減衰力であるスカイフ
ック減衰力Faiを算出する。そして、ステップSB4にお
いて、次に示す式 hα=Fsi(Fai−αFsi)・・・・・・・・・・・・・ にしたがって、hαを算出する。
テップSB2で算出したばね上の変位速度Xsiに所定の定
数K(K<0)を乗じて、理想の減衰力であるスカイフ
ック減衰力Faiを算出する。そして、ステップSB4にお
いて、次に示す式 hα=Fsi(Fai−αFsi)・・・・・・・・・・・・・ にしたがって、hαを算出する。
【0048】次いで、ステップSB5において、図12に
示すばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所定
値Grev0よりも大きな第2所定値GrevMよりも大きく、
かつ図13に示すばね上絶対速度のゲインGavが第1所
定値Gav0 よりも大きな第2所定値GavM よりも小さい
か否かを判定し、YESのときは、ばね下共振領域であ
ると判定してステップSB6でしきい値α,βをαS ,β
S にそれぞれ設定する一方、NOのときは、ばね下共振
領域でないと判定してステップSB7でしきい値α,βを
αH ,βH にそれぞれ設定する。その後、ステップSB8
でhαが正か否かを判定し、その結果、hαが正である
YESのときは、ステップSB9に進んで、hαが正であ
るショックアブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエ
ータ41,第2アクチュエータ42,第3アクチュエー
タ43,第4アクチュエータ44に制御信号を出力し
て、ステップモータ27を図8の時計方向に一段だけ回
転させ、減衰係数Dkiを、前回の減衰係数Dkiより1つ
大きいD(K+1)iに、すなわちよりハードになるように変
更する一方、hαが正でないNOのときは、ステップS
B10 に進み、さらに式にしたがって、 hβ=Fsi(Fai−βFsi)・・・・・・・・・・・・・ hβを算出し、ステップSB11 でhβが負か否かを判定
する。
示すばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所定
値Grev0よりも大きな第2所定値GrevMよりも大きく、
かつ図13に示すばね上絶対速度のゲインGavが第1所
定値Gav0 よりも大きな第2所定値GavM よりも小さい
か否かを判定し、YESのときは、ばね下共振領域であ
ると判定してステップSB6でしきい値α,βをαS ,β
S にそれぞれ設定する一方、NOのときは、ばね下共振
領域でないと判定してステップSB7でしきい値α,βを
αH ,βH にそれぞれ設定する。その後、ステップSB8
でhαが正か否かを判定し、その結果、hαが正である
YESのときは、ステップSB9に進んで、hαが正であ
るショックアブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエ
ータ41,第2アクチュエータ42,第3アクチュエー
タ43,第4アクチュエータ44に制御信号を出力し
て、ステップモータ27を図8の時計方向に一段だけ回
転させ、減衰係数Dkiを、前回の減衰係数Dkiより1つ
大きいD(K+1)iに、すなわちよりハードになるように変
更する一方、hαが正でないNOのときは、ステップS
B10 に進み、さらに式にしたがって、 hβ=Fsi(Fai−βFsi)・・・・・・・・・・・・・ hβを算出し、ステップSB11 でhβが負か否かを判定
する。
【0049】その結果、hβが負であるYESのとき
は、ステップSB13 において、hβが負であるショック
アブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエータ41,
第2アクチュエータ42,第3アクチュエータ43,第
4アクチュエータ44に制御信号を出力して、ステップ
モータ27を図8の反時計方向に一段だけ回転させ、減
衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1つ小さいD(k-
1)iになるように、すなわちよりソフトになるように変
更する。これに対して、hβが負でないNOのときに
は、ステップSB13 において、ステップモータ27を回
転させることなく、すなわち減衰係数Dkiを前回の減衰
係数Dkiのまま変更することなく保持して、次のサイク
ルに移行する。
は、ステップSB13 において、hβが負であるショック
アブソーバ1,2,3,4の第1アクチュエータ41,
第2アクチュエータ42,第3アクチュエータ43,第
4アクチュエータ44に制御信号を出力して、ステップ
モータ27を図8の反時計方向に一段だけ回転させ、減
衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1つ小さいD(k-
1)iになるように、すなわちよりソフトになるように変
更する。これに対して、hβが負でないNOのときに
は、ステップSB13 において、ステップモータ27を回
転させることなく、すなわち減衰係数Dkiを前回の減衰
係数Dkiのまま変更することなく保持して、次のサイク
ルに移行する。
【0050】ここに、α、βは、減衰係数Dkiの変更が
あまりに頻繁におこなわれる結果、その変更時に大きな
音や振動が発生したり、応答遅れが生ずることを防止す
るためのしきい値であって、通常、α>1、0<β<1
に設定される。
あまりに頻繁におこなわれる結果、その変更時に大きな
音や振動が発生したり、応答遅れが生ずることを防止す
るためのしきい値であって、通常、α>1、0<β<1
に設定される。
【0051】すなわち、FsiとFaiが同符号のときは、
式の(Fai−αFsi)は、α>1であるので、Fsiに
αが乗ぜられていない場合に比して、Fsiと異符号にな
りやすく、その結果、hαは負になりやすいから、減衰
係数Dkiの変更がおこなわれ難く、さらに、式の(F
ai−βFsi)は、0<β<1であるので、Fsiにβが乗
ぜられていない場合に比して、Fsiと同符号になりやす
く、その結果、hβは正になりやすいから、減衰係数D
kiの変更がおこなわれ難くなる。
式の(Fai−αFsi)は、α>1であるので、Fsiに
αが乗ぜられていない場合に比して、Fsiと異符号にな
りやすく、その結果、hαは負になりやすいから、減衰
係数Dkiの変更がおこなわれ難く、さらに、式の(F
ai−βFsi)は、0<β<1であるので、Fsiにβが乗
ぜられていない場合に比して、Fsiと同符号になりやす
く、その結果、hβは正になりやすいから、減衰係数D
kiの変更がおこなわれ難くなる。
【0052】これに対して、FsiとFaiが異符号の場合
には、実際の減衰力Fsiを、理想的な減衰力であるスカ
イフック減衰力Faiと一致させることは不可能であり、
減衰係数Di をゼロに近い値にすること、すなわちより
ソフトになるように変更することが、FsiをFaiにより
近づける上で望ましいことになる。そこで、本実施例に
おいては、FsiとFaiが異符号のときは、hαもhβも
共に負の値となり、その結果、コントロールユニット8
により、減衰係数Dkiは、前回の減衰係数Dkiより1つ
小さいD(k-1)iに、すなわちよりソフトになるように変
更されるから、かかる要請を満足することが可能にな
る。
には、実際の減衰力Fsiを、理想的な減衰力であるスカ
イフック減衰力Faiと一致させることは不可能であり、
減衰係数Di をゼロに近い値にすること、すなわちより
ソフトになるように変更することが、FsiをFaiにより
近づける上で望ましいことになる。そこで、本実施例に
おいては、FsiとFaiが異符号のときは、hαもhβも
共に負の値となり、その結果、コントロールユニット8
により、減衰係数Dkiは、前回の減衰係数Dkiより1つ
小さいD(k-1)iに、すなわちよりソフトになるように変
更されるから、かかる要請を満足することが可能にな
る。
【0053】また、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場合に
は、しきい値α,βは、α=αH ,β=βH にそれぞれ
設定される。一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも大きい場合、
または、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2
所定値GrevMよりも小さくかつばね上絶対速度のゲイン
Gavが第2所定値GavM よりも小さい場合、さらに、ば
ね上ばね下間相対速度のゲインGrevが第2所定値Grev
Mよりも小さくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2
所定値GavM よりも大きい場合、つまりばね上ばね下間
相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大き
くかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM
よりも小さい条件を満たしていない場合には、しきい値
α,βは、α=αS ,β=βS にそれぞれ設定される。
ここで、αS >αH ,βS>βH であるので、減衰力特
性の変更は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が
第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲ
インGavが第2所定値GavM よりも小さい条件を満たし
ていない場合に比して、ばね上ばね下間相対速度のゲイ
ンGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶
対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場
合の方がハード側に変更されやすいことになる。図14
(a),(b)は、減衰力、ばね上ばね下間相対速度
(Xs −Xu )と、しきい値α,βとの関係を示すグラ
フである。図14において、RHは、減衰力特性がハー
ド側に変更される特性領域、つまり減衰係数Dkiが前回
の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+1)iに変更される特
性領域を、RS は、減衰力特性がソフト側に変更される
特性領域、つまり減衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiよ
り1つ小さいD(k-1)iに変更される特性領域をそれぞれ
示しており、しきい値αH ,βH の間の領域およびしき
い値αS ,βS の間の領域は、減衰力特性の変更がなさ
れない領域つまり不感帯領域を示している。
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場合に
は、しきい値α,βは、α=αH ,β=βH にそれぞれ
設定される。一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速
度のゲインGavが第2所定値GavM よりも大きい場合、
または、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2
所定値GrevMよりも小さくかつばね上絶対速度のゲイン
Gavが第2所定値GavM よりも小さい場合、さらに、ば
ね上ばね下間相対速度のゲインGrevが第2所定値Grev
Mよりも小さくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2
所定値GavM よりも大きい場合、つまりばね上ばね下間
相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大き
くかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM
よりも小さい条件を満たしていない場合には、しきい値
α,βは、α=αS ,β=βS にそれぞれ設定される。
ここで、αS >αH ,βS>βH であるので、減衰力特
性の変更は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が
第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲ
インGavが第2所定値GavM よりも小さい条件を満たし
ていない場合に比して、ばね上ばね下間相対速度のゲイ
ンGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上絶
対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい場
合の方がハード側に変更されやすいことになる。図14
(a),(b)は、減衰力、ばね上ばね下間相対速度
(Xs −Xu )と、しきい値α,βとの関係を示すグラ
フである。図14において、RHは、減衰力特性がハー
ド側に変更される特性領域、つまり減衰係数Dkiが前回
の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+1)iに変更される特
性領域を、RS は、減衰力特性がソフト側に変更される
特性領域、つまり減衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiよ
り1つ小さいD(k-1)iに変更される特性領域をそれぞれ
示しており、しきい値αH ,βH の間の領域およびしき
い値αS ,βS の間の領域は、減衰力特性の変更がなさ
れない領域つまり不感帯領域を示している。
【0054】尚、図11のフローチャートにおいて変更
される減衰係数Dkiの範囲は、図10の走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンによって制限され、ステ
ップモータ27を図8の時計方向に一段回転させて減衰
係数Dkiを前回の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+1)i
に変更すべき場合でも、前回の減衰係数Dkiのまま保持
し、また、ステップモータ27を図8の反時計方向に一
段回転させて減衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1
つまたは2つ小さいD(k-1)iになるように変更すべき場
合でも、前回の減衰係数Dkiが減衰係数選択制御のルー
チンに選択された減衰係数Dkiの下限値に等しい場合に
は減衰係数Dkiを前回の減衰係数Dkiのまま保持する。
される減衰係数Dkiの範囲は、図10の走行状態に応じ
た減衰係数選択制御のルーチンによって制限され、ステ
ップモータ27を図8の時計方向に一段回転させて減衰
係数Dkiを前回の減衰係数Dkiより1つ大きいD(k+1)i
に変更すべき場合でも、前回の減衰係数Dkiのまま保持
し、また、ステップモータ27を図8の反時計方向に一
段回転させて減衰係数Dkiが前回の減衰係数Dkiより1
つまたは2つ小さいD(k-1)iになるように変更すべき場
合でも、前回の減衰係数Dkiが減衰係数選択制御のルー
チンに選択された減衰係数Dkiの下限値に等しい場合に
は減衰係数Dkiを前回の減衰係数Dkiのまま保持する。
【0055】したがって、上記実施例では、ばね上ばね
下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも
大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値G
avMよりも小さい場合のしきい値α=αH ,β=βH
は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2所定
値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲインGav
が第2所定値GavM よりも小さい条件を満たしていない
場合のしきい値α=αS,β=βS に比して、図14
(a),(b)においてその傾きが小さくなるように設
定されており、その結果、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
条件を満たしていない場合には、減衰力特性がソフト側
に変更される特性領域RS は、ばね上ばね下間相対速度
のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつば
ね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小
さい場合に比してより大きく、減衰力特性がハード側に
変更される特性領域RH は、ばね上ばね下間相対速度の
ゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね
上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さ
い場合に比してより小さくなるようにしきい値α,βが
設定されている。そして、このしきい値変更手段81に
より、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所
定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度のゲインGav
が第1所定値Gav0 よりも大きい低周波振動領域である
ときに第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の
減衰係数Dkiのソフト側へのコントロールユニット8の
変更制御感度が規制、つまり第1〜第4ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更制御感度がハ
ード側に維持されて、低周波振動領域での乗り心地の向
上が図られる一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第1所定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度
のゲインGavが第1所定値Gav0 よりも小さい高周波振
動領域であるときに第1〜第4ショックアブソーバ1,
2,3,4の減衰係数Dkiのハード側へのコントロール
ユニット8の変更制御感度が規制、つまり第1〜第4シ
ョックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更
制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域での
乗り心地の向上が図られることになる。
下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも
大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値G
avMよりも小さい場合のしきい値α=αH ,β=βH
は、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第2所定
値GrevMよりも大きくかつばね上絶対速度のゲインGav
が第2所定値GavM よりも小さい条件を満たしていない
場合のしきい値α=αS,β=βS に比して、図14
(a),(b)においてその傾きが小さくなるように設
定されており、その結果、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
条件を満たしていない場合には、減衰力特性がソフト側
に変更される特性領域RS は、ばね上ばね下間相対速度
のゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつば
ね上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小
さい場合に比してより大きく、減衰力特性がハード側に
変更される特性領域RH は、ばね上ばね下間相対速度の
ゲインGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね
上絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さ
い場合に比してより小さくなるようにしきい値α,βが
設定されている。そして、このしきい値変更手段81に
より、ばね上ばね下間相対速度のゲインGrev が第1所
定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度のゲインGav
が第1所定値Gav0 よりも大きい低周波振動領域である
ときに第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の
減衰係数Dkiのソフト側へのコントロールユニット8の
変更制御感度が規制、つまり第1〜第4ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更制御感度がハ
ード側に維持されて、低周波振動領域での乗り心地の向
上が図られる一方、ばね上ばね下間相対速度のゲインG
rev が第1所定値Grev0よりも低くかつばね上絶対速度
のゲインGavが第1所定値Gav0 よりも小さい高周波振
動領域であるときに第1〜第4ショックアブソーバ1,
2,3,4の減衰係数Dkiのハード側へのコントロール
ユニット8の変更制御感度が規制、つまり第1〜第4シ
ョックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiの変更
制御感度がソフト側に維持されて、高周波振動領域での
乗り心地の向上が図られることになる。
【0056】その場合、補正手段84により、ばね上ば
ね下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMより
も大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値
GavM よりも小さい場合、つまりばね下共振点ω2 付近
に対応した高周波振動領域であるときにしきい値変更手
段81によるソフト側への制御を規制するよう補正され
ることになり、路面の凹凸などを車輪が通過した際に発
生する低周波振動領域のばね上共振がハード側に維持し
た第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数Dkiで円滑に吸収されるとともに、高周波振動領域
に移行した際に発生するばね下共振が、ソフト側への切
換わりを規制してハード側に維持される第1〜第4ショ
ックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiで円滑に
吸収されることになり、ばね下共振付近でタイヤのバタ
ツキを確実に防止することができる。
ね下間相対速度のゲインGrev が第2所定値GrevMより
も大きくかつばね上絶対速度のゲインGavが第2所定値
GavM よりも小さい場合、つまりばね下共振点ω2 付近
に対応した高周波振動領域であるときにしきい値変更手
段81によるソフト側への制御を規制するよう補正され
ることになり、路面の凹凸などを車輪が通過した際に発
生する低周波振動領域のばね上共振がハード側に維持し
た第1〜第4ショックアブソーバ1,2,3,4の減衰
係数Dkiで円滑に吸収されるとともに、高周波振動領域
に移行した際に発生するばね下共振が、ソフト側への切
換わりを規制してハード側に維持される第1〜第4ショ
ックアブソーバ1,2,3,4の減衰係数Dkiで円滑に
吸収されることになり、ばね下共振付近でタイヤのバタ
ツキを確実に防止することができる。
【0057】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
場合に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領
域であることを判定したが、制御系のブロックダイヤグ
ラムにおいて、各車輪のショックアブソーバに作用する
上下加速度を検出する上下加速度センサを用いて、ばね
上上下加速度とばね下上下加速度との差の絶対値が、所
定の上下加速度以上でありかつばね下上下加速度の変化
率が大きいか否かを判定し、その結果がYESのとき
に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領域で
あることを判断して、しきい値α,βをαS ,βS に設
定するようにしても良い。
ではなく、その他種々の変形例を包含するものである。
例えば、上記実施例では、ばね上ばね下間相対速度のゲ
インGrev が第2所定値GrevMよりも大きくかつばね上
絶対速度のゲインGavが第2所定値GavM よりも小さい
場合に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領
域であることを判定したが、制御系のブロックダイヤグ
ラムにおいて、各車輪のショックアブソーバに作用する
上下加速度を検出する上下加速度センサを用いて、ばね
上上下加速度とばね下上下加速度との差の絶対値が、所
定の上下加速度以上でありかつばね下上下加速度の変化
率が大きいか否かを判定し、その結果がYESのとき
に、ばね下共振点ω2 付近に対応したばね下共振領域で
あることを判断して、しきい値α,βをαS ,βS に設
定するようにしても良い。
【0058】 また、上記実施例では、2つのストッパピ
ン55,56をステップモータ27のロータ51に形成
し、これと係合する溝57,58をステップモータ27
の蓋53に形成しているが、2つのストッパピンがステ
ップモータの蓋に形成され、これと係合する溝がステッ
プモータのロータに形成されるようにしてもよく、さら
には、2つのストッパピンの一方がステップモータのロ
ータに、他方がステップモータの蓋にそれぞれ形成さ
れ、ロータに形成されたストッパピンの一方と係合する
溝がステップモータの蓋に、ステップモータの蓋に形成
された他方のストッパピンと係合する溝がステップモー
タのロータにそれぞれ形成されるようにしてもよい。
ン55,56をステップモータ27のロータ51に形成
し、これと係合する溝57,58をステップモータ27
の蓋53に形成しているが、2つのストッパピンがステ
ップモータの蓋に形成され、これと係合する溝がステッ
プモータのロータに形成されるようにしてもよく、さら
には、2つのストッパピンの一方がステップモータのロ
ータに、他方がステップモータの蓋にそれぞれ形成さ
れ、ロータに形成されたストッパピンの一方と係合する
溝がステップモータの蓋に、ステップモータの蓋に形成
された他方のストッパピンと係合する溝がステップモー
タのロータにそれぞれ形成されるようにしてもよい。
【0059】さらに、上記実施例では、ショックアブソ
ーバ1,2,3,4の減衰力を変化させるアクチュエー
タとしてステップモータ27を用い、オープン制御によ
りショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力を制御し
ているが、ステップモータ27の代わりにDCモータを
用い、フィードバック制御によりショックアブソーバ
1,2,3,4の減衰力を制御するようにしてもよい。
ーバ1,2,3,4の減衰力を変化させるアクチュエー
タとしてステップモータ27を用い、オープン制御によ
りショックアブソーバ1,2,3,4の減衰力を制御し
ているが、ステップモータ27の代わりにDCモータを
用い、フィードバック制御によりショックアブソーバ
1,2,3,4の減衰力を制御するようにしてもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】サスペンション装置の部品レイアウトを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】ショックアブソーバの主要部を示す縦断正面図
である。
である。
【図3】アクチュエータの分解斜視図である。
【図4】ショックアブソーバの減衰係数を示すグラフで
ある。
ある。
【図5】サスペンション装置の振動モデルを示す模式図
である。
である。
【図6】ステップモータの斜視図である。
【図7】ロータおよびステータの平面図である。
【図8】蓋の底面図である。
【図9】サスペンション装置の制御部のブロック構成図
である。
である。
【図10】運転状態に応じた減衰係数選択制御のルーチ
ンを示すフローチャートである。
ンを示すフローチャートである。
【図11】コントロールユニットによって実行される各
ショックアブソーバの減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。
ショックアブソーバの減衰力特性変更制御の基本ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図12】振動周波数に対するばね上ばね下間相対速度
のゲインの変化特性を示す特性図である。
のゲインの変化特性を示す特性図である。
【図13】振動周波数に対するばね上絶対速度のゲイン
の変化特性を示す特性図である。
の変化特性を示す特性図である。
【図14】減衰力、ばね上ばね下間相対速度としきい値
α,βとの関係を示すグラフである。
α,βとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】 1,2,3,4 ショックアブソーバ 6,7 車輪 8 コントロールユニット(制御手段) 9 車体 81 しきい値変更手段(変更制御感度規制手段) 82 入力周波数検出手段 84 補正手段
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
Claims (1)
- 【請求項1】 各車輪のばね上とばね下との間にショッ
クアブソーバを備え、ばね上の変位速度とばね下の変位
速度との相関関係に応じて、上記ショックアブソーバの
減衰力特性を変更制御する車両のサスペンション装置に
おいて、 上記各車輪のショックアブソーバの減衰力特性を変更し
て制御する制御手段と、 車体にかかる入力の周波数を検出する入力周波数検出手
段と、 該入力周波数検出手段からの信号を受け、その信号が所
定値よりも低い低周波振動領域であるときにショックア
ブソーバの減衰力特性のソフト側への制御手段の変更制
御感度を、所定値よりも高い高周波振動領域であるとき
にショックアブソーバの減衰力特性のハード側への制御
手段の変更制御感度をそれぞれ規制する変更制御感度規
制手段と、 上記入力周波数検出手段からの信号を受け、その信号が
ばね下共振付近に対応した高周波振動領域であるときに
上記変更制御感度規制手段によるソフト側への制御手段
の制御を規制するよう補正する補正手段とを備えたこと
を特徴とする車両のサスペンション装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20701491A JPH0550826A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 車両のサスペンシヨン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20701491A JPH0550826A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 車両のサスペンシヨン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0550826A true JPH0550826A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=16532768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20701491A Withdrawn JPH0550826A (ja) | 1991-08-19 | 1991-08-19 | 車両のサスペンシヨン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0550826A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0216682U (ja) * | 1988-07-20 | 1990-02-02 | ||
| JPH0655817U (ja) * | 1991-11-22 | 1994-08-02 | 株式会社ユニシアジェックス | 車両懸架装置 |
| US5794168A (en) * | 1994-10-12 | 1998-08-11 | Unisia Jecs Corporation | Apparatus and method for controlling damping force characteristic of vehicle suspension system |
| JP2020001491A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| JP2020001488A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
| JP2020152293A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | Kyb株式会社 | サスペンション装置 |
| CN113400880A (zh) * | 2020-11-07 | 2021-09-17 | 宁波燕清汽车技术有限公司 | 一种车辆及提高车辆行驶平稳性的方法 |
-
1991
- 1991-08-19 JP JP20701491A patent/JPH0550826A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0216682U (ja) * | 1988-07-20 | 1990-02-02 | ||
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| US5794168A (en) * | 1994-10-12 | 1998-08-11 | Unisia Jecs Corporation | Apparatus and method for controlling damping force characteristic of vehicle suspension system |
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| JP2020001491A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | サスペンション装置 |
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| JP2020152293A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | Kyb株式会社 | サスペンション装置 |
| CN113400880A (zh) * | 2020-11-07 | 2021-09-17 | 宁波燕清汽车技术有限公司 | 一种车辆及提高车辆行驶平稳性的方法 |
| CN113400880B (zh) * | 2020-11-07 | 2022-04-01 | 宁波燕清汽车技术有限公司 | 一种车辆及提高车辆行驶平稳性的方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |