JPH055114A - 溶銑予備処理方法 - Google Patents
溶銑予備処理方法Info
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- JPH055114A JPH055114A JP14285691A JP14285691A JPH055114A JP H055114 A JPH055114 A JP H055114A JP 14285691 A JP14285691 A JP 14285691A JP 14285691 A JP14285691 A JP 14285691A JP H055114 A JPH055114 A JP H055114A
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Abstract
る。 【構 成】 混銑車内の溶銑を脱珪、脱燐処理する方法
において、脱珪期に酸化鉄と気体酸素のみを吹込み、低
融点で流動性のよいスラグを生成せしめ、このスラグを
脱珪中または脱珪後に混銑車を傾動することによって流
出除去する。その後、石灰系フラックスにより脱燐処理
することにより、処理時間の短縮、脱燐効率の向上およ
びフラックス原単位の削減を達成する。
Description
鉄、気体酸素を用いて脱珪処理した後、脱燐処理する溶
銑予備処理方法に関するものである。
フラックス(石灰及びホタル石等)、もしくはソーダ灰
系フラックスにより溶銑を脱珪、脱燐する場合におい
て、脱燐効率を向上させるため、特開昭56−166315号や
特開昭56−133413号、特開昭59-59815号、特開昭61−38
14号公報等に示されるように、脱珪後のSiO2リッチなス
ラグを除去した後脱燐処理を行う方法が知られている。
脱珪、脱燐、脱硫処理する際に処理中にスラグを真空吸
引設備等により連続的に強制排除する方法が示されてい
る。さらに、脱珪後のスラグ排出を行わず、脱燐処理を
行う場合に脱燐効率を向上させるため、特開昭59−1044
12号公報に示されるようなソーダ灰を使用する方法が知
られている。
素および石灰系フラックスによる脱珪、脱燐処理におい
て、脱珪後のスラグを除去するためには、例えば特開昭
62−127416号や特開昭63-18011号公報に示されるような
スラグの除去設備が必要であり、設備費がかかること
や、脱珪処理から除滓、脱燐処理へと移行するのに時間
がかかるという問題があった。また、特開昭59−104412
号公報に示されるようなソーダ灰を使用する処理方法で
は、処理剤の単価が高くコスト的に不利となるという問
題があった。さらに、高炉の出銑〔Si〕が高い場合に
は、処理前に予備脱珪スラグの除去を行わなければなら
ないことや、処理中のスロッピングにより処理が困難に
なるという問題があった。
が安価で処理剤コスト的にも有利かつ処理前溶銑〔Si〕
の高低にかかわらず容易に処理が行なえる溶銑予備処理
方法を提供することを目的とするものである。
による脱珪処理において生成するSiO2に富むスラグは、
低融点で流動性が良好で粒鉄を殆ど含まないスラグであ
り、またフォーミングするので混銑車の口から溢れるほ
どであった。本発明はこのスラグの性質を利用し、前記
問題点を解決するために簡便な混銑車傾動装置を用いる
ことのみにより、酸化鉄及び気体酸素による脱珪処理後
もしくは脱珪処理中に、SiO2系スラグを混銑車内から流
出させて、引続く脱燐処理において脱燐効率を向上さ
せ、フラックス原単位削減及び溶銑〔Si〕の高低によら
ず容易に処理を行えるようにしたものである。
鉄、気体酸素を用いて脱珪処理した後、脱燐処理する溶
銑予備処理方法において、溶銑中の〔Si〕を0.05〜0.10
%まで脱珪する過程で、酸化鉄および気体酸素のみによ
り処理を行って、流動性の良好な低融点のSiO2に富むス
ラグを生成し、〔Si〕が0.05〜0.10%になった時点で、
脱珪処理を中断し、混銑車を傾転して生成したスラグを
流出せしめた後、酸化鉄、気体酸素および石灰系フラッ
クスにより脱燐処理を行うことを特徴とする溶銑予備処
理方法である。
予め混銑車を適当な角度に傾転したまま脱珪処理を行っ
て混銑車から連続的に生成するSiO2に富むスラグを流出
せしめ、溶銑中の〔Si〕が0.05〜0.10%になった時点
で、引続き酸化鉄、気体酸素および石灰系フラックスに
より脱燐処理を行うようにすることもできる。
より溶銑の脱珪処理を行い、流動性の良好な低融点のス
ラグを生成せしめ、これを混銑車を傾動するという容易
かつ迅速な手段により混銑車外に流出せしめ、除去する
かもしくは、脱珪処理するに際し、あらかじめ混銑車を
適当な角度傾転したまま処理を行い、生成するSiO2に富
むスラグを連続的に混銑車から流出せしめて除去する。
脱珪処理が容易にできるようになり、また引続く脱燐処
理において、スラグ塩基度を高くすることにより、脱燐
効率が向上するので処理前溶銑〔Si〕にかかわらず脱燐
フラックス原単位を削減することができるようになる。
酸化鉄、気体酸素のみで脱珪を行う際は、脱珪後の溶銑
〔Si〕は0.05〜0.10%の間が好ましい。すなわち〔Si〕
が低ければ図1に示すように、脱燐期における塩基度調
整用の生石灰原単位は減少するが、スラグボリュームも
減少するため脱珪後〔Si〕が低すぎると図2に示す如く
脱燐期における脱珪外脱燐酸素効率が低下する。ここで
脱珪外脱燐酸素効率={(隣の酸化に消費された酸素
量)/(全酸素量−Siの酸化に消費された酸素量)}×
100(%)である。
して酸化鉄および気体酸素のみを用いて脱珪し、脱珪後
の溶銑〔Si〕(wt%)とスラグ中のトータルFe(wt%)
の関係を示した図3を参照して分かるように、スラグ中
トータルFe(wt%)は脱珪後〔Si〕が低くなるにつれて
増え、0.05%より下で急激に増え、鉄歩留りの低下や混
銑車耐火物の溶損が激化して好ましくない。
と塩基度が低下するため脱燐期における塩基度調整用の
生石灰原単位が増大し、コスト的に不利となることや、
脱珪後のスラグボリームが少ないので排滓する際に充分
な量を排滓できない。さらに本発明による除滓方法では
スラグドラッガーや真空スラグ吸引設備が不要になるだ
けでなく処理時間も30〜60分短縮できる(図6参照)。
理を行った実施例を以下に示す。まず、脱珪処理後に混
銑車を傾動して、排滓した本発明請求項1の実施例をス
ラグドラッガーを用いて排除した従来例と比較して説明
する。 220tの混銑車内溶銑に、酸化鉄ダストを 200kg
/min 、気体酸素を 40Nm3/min の速度で吹き込み、脱
珪処理を行った。トータル換算酸素量が 5.52Nm3/tに
達した時点で脱珪処理を終了し、混銑車をその場で傾転
し、生成した脱珪スラグを約5t流出せしめて除去し
た。その後酸化鉄ダストを 200kg/min 、気体酸素を 4
0Nm3/min 、石灰系フラックスを 150kg/min の速度で
吹き込み、脱燐処理を行った。その時石灰系フラックス
は徐々に流量を低下し、50kg/min まで減少させた。な
お石灰系フラックス中、石灰とホタル石の比率は85:15
とした。
ダストを250kg/min 、気体酸素を40Nm3/min および石
灰系フラックス(石灰:ホタル石=85:15)を 100kg/
min で吹き込み、脱珪処理を行い、トータル酸素量6.11
Nm3/tに達した時点で脱珪処理を終了し、混銑車を脱
珪ステーションより引き出して約5〜6tのスラグをス
ラグドラッガーを用いて除滓後、脱燐処理を行った。そ
の後の脱燐処理は本発明の前記第1実施例と同様であ
る。
の処理前、脱珪後、および脱燐後の溶銑成分の推移、並
びにスラグ塩基度( CaO/SiO2)を示している。本発明
によれば表1に示すように、脱珪後のスラグ塩基度は1
以下であり、混銑車を傾けるだけで極めて容易にかつ、
溶銑が流出することなくスラグのみを流出せしめて除去
することができた。また、脱珪処理後から排滓し脱燐処
理開始までの時間は10分以内であり、効率よくスラグの
除去ができた。これに対して表2に示す従来例では脱珪
後のスラグ塩基度は 1.8と高いため混銑車を傾けるだけ
ではスラグを除去することは困難である。
った結果、脱燐時の塩基度調整のための石灰原単位は図
4に示すごとく、処理前溶銑〔Si〕が高い場合でも従来
例に比べ大幅に削減することができ、また脱燐処理中の
脱珪外脱燐酸素効率も図5に示すごとく従来例に比べて
向上した。次に、混銑車を予め鉛直位置より10度傾動し
て脱珪処理を行った本発明の第2の実施例について述べ
る。脱珪処理および脱燐処理条件は、上記第1実施例と
同様である。表3にこの方法で処理を行ったときの溶銑
成分推移の一例を示す。溶銑量 235tでトータル換算酸
素量 5.85Nm3/tまで酸化鉄と気体酸素により脱珪処理
を行ったところ、脱珪処理中にスラグのフォーミングに
より混銑車から流出したスラグ量は約 5.5tであり、流
出スラグ中に溶銑はほとんど含まれていなかった。石灰
原単位および脱燐処理中の脱珪外脱燐酸素効率は前述の
第1実施例とほぼ同等であった。また、脱珪処理から脱
燐処理へと連続的に移行できたので、図6に示すように
従来例はもとより第1実施例に比べても排滓時間分だけ
処理時間を短縮できた。
脱珪、脱燐処理において、酸化鉄および気体酸素のみに
より脱珪し、流動性の良好な低融点のSiO2系に富むスラ
グを生成せしめて、これを混銑車を傾動するという容易
かつ簡便な手段のみを用いて流出させて除去するように
したから、処理前溶銑〔Si〕の高低にかかわらず脱珪処
理が迅速かつ容易にできるようになり、また脱燐処理の
フラックス原単位を低減することができるようになっ
た。
を示す線図である。
率の関係を示す線図である。
Fe(wt%)の関係を示す線図である。
を示す線図である。
率の関係を示す線図である。
示す棒グラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 混銑車内の溶銑を酸化鉄、気体酸素を用
いて脱珪処理した後、脱燐処理する溶銑予備処理方法に
おいて、溶銑中の〔Si〕を0.05〜0.10%まで脱珪する過
程で、酸化鉄および気体酸素のみにより処理を行って、
流動性の良好な低融点のSiO2に富むスラグを生成し、
〔Si〕が0.05〜0.10%になった時点で、脱珪処理を中断
し、混銑車を傾転して生成したスラグを流出せしめた
後、酸化鉄、気体酸素および石灰系フラックスにより脱
燐処理を行うことを特徴とする溶銑予備処理方法。 【請求項2】 脱珪処理を行う過程で、予め混銑車を適
当な角度に傾転したまま脱珪処理を行って混銑車から連
続的に生成するSiO2に富むスラグを流出せしめ、溶銑中
の〔Si〕が0.05〜0.10%になった時点で、引続き酸化
鉄、気体酸素および石灰系フラックスにより脱燐処理を
行う請求項1記載の溶銑予備処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14285691A JP3386079B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 溶銑予備処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14285691A JP3386079B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 溶銑予備処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH055114A true JPH055114A (ja) | 1993-01-14 |
| JP3386079B2 JP3386079B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=15325212
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14285691A Expired - Lifetime JP3386079B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 溶銑予備処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3386079B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5900853A (en) * | 1996-03-22 | 1999-05-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal line driving circuit |
| JP2006138003A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Jfe Steel Kk | 溶銑の処理方法 |
| JP2008196026A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Jfe Steel Kk | 溶銑の予備処理方法 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP14285691A patent/JP3386079B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5900853A (en) * | 1996-03-22 | 1999-05-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Signal line driving circuit |
| JP2006138003A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Jfe Steel Kk | 溶銑の処理方法 |
| JP2008196026A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Jfe Steel Kk | 溶銑の予備処理方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3386079B2 (ja) | 2003-03-10 |
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