JPH0551392U - パチンコ台傾斜保持装置 - Google Patents

パチンコ台傾斜保持装置

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JPH0551392U
JPH0551392U JP11077291U JP11077291U JPH0551392U JP H0551392 U JPH0551392 U JP H0551392U JP 11077291 U JP11077291 U JP 11077291U JP 11077291 U JP11077291 U JP 11077291U JP H0551392 U JPH0551392 U JP H0551392U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ台に設置された遊戯板の所望の傾斜
勾配の操作を確実に設定しうるとともに、且つこの設定
した傾斜勾配を保持することを目的とする。 【構成】 固定板と、前記固定板上に設置された可動板
と、前記固定板と可動板とのあいだにあって前記可動板
を前後動可能に関係づけて設けてなる移動手段とから構
成されるパチンコ台傾斜保持装置であって、前記移動手
段が、一本の軸杆の両端に相対向する一対の交点が互い
に伸縮できるように逆ネジの関係で螺合設定した一対の
パンタグラフ状の伸縮装置であって、該パンタグラフ状
の伸縮装置の他の一対の交点がそれぞれ固定板と可動板
とに取り付けてなる構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パチンコ台の傾斜角度をかえることで、該パチンコ台本体に設けた 遊戯盤の鉛直方向に対する傾斜勾配を適度な状態に設定するとともに、遊戯板の 所望の傾斜勾配が容易にしかも正確に得られ、加えて設定した傾斜勾配を一定状 態で保持しうるパチンコ台傾斜保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ台の遊戯板の傾斜勾配の設定は、専門の技術者による作業によ ってなされていた。これらのパチンコ台は、パチンコ台本体が周枠に固定されて なる。前記パチンコ台を設定する場合は、該周枠を受入れうるように設定された パチンコ台取付設備に周枠ごと嵌め込んでいる。このとき周枠の上部は釘止め等 によってパチンコ台取付設備の固定板に固定し、周枠下部はパチンコ台取付設備 に載置して何ら規制されない可動しうる状態となしていた。上記のパチンコ台に おいて、遊戯板の傾斜勾配を設定するには、周枠も含めたパチンコ台全体を傾斜 させている。つまり、専門の技術者が作業をなすには、パチンコ台本体が固定さ れた可動可能な周枠の下部を遊戯者方向に進退させ、一方、周枠の上部はパチン コ台取付設備の固定板に固定されているから、前記周枠の上部を支点としてパチ ンコ台全体が傾斜され、これによって遊戯板の傾斜勾配を設定していた。前記周 枠を遊戯者側に進退させる他に傾斜勾配の設定をなすには、前記周枠に木片等を 噛ませたりして遊戯板の傾斜勾配を調整していた。これらの作業の後にパチンコ 台の前面扉を閉じて市販の勾配測定器にて遊戯板の傾斜勾配の測定を行ったりし ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記の如き専門の技術者による勾配設定においても、規定の勾配が ほとどえられないのが実情であった。つまり、パチンコ台の下部はパチンコ台取 付設備の固定板に載置されたままの状態であり、パチンコ台の下部の周枠を進退 させ所定勾配を設定して前面扉を閉じて傾斜勾配を測定しているから極めて効率 が悪い。つまり、所定勾配を得るためにはパチンコ台の下部の周枠を進退さる作 業を何度が繰り返しながら微調整を行なわなければならず極めて効率が悪いので ある。逆にこれらの作業を効率良く行うために各専門の技術者はほとんど勘にた よって遊戯板の傾斜勾配を設定しているのが実情であった。
【0004】 このような状況であるから同店内のパチンコ台であっても、一台一台の遊戯板 がそれぞれ固有の傾斜勾配を有することもあり、出球管理が非常に困難であった 。また、出球に影響する釘調整をおこなったときでも、規定の傾斜勾配が得られ ないため出球状態がこの釘調整によって規制されず、遊戯板の傾斜勾配に影響さ れて釘調整の効果が発揮できないこともあった。釘調整をなしてパチンコ台を入 替えしたときには、前述の作業による傾斜勾配の設定では時間と手間が多くかか りすぎて、効率が極めて悪いのである。しかも、これらの作業によっても所望の 傾斜勾配が出ないことが多く、実際に投球して遊戯するときには、遊戯板の傾斜 勾配が微妙にずれることもあった。また、これらの調整は専門の技術者によらな ければならず、店員ではこれらの作業は成しないこともあり、人件費等も嵩む一 方であった。これらに加えて、遊戯者は故意にあるいは不用意にパチンコ台本体 に衝撃を与えたりして遊戯板の傾斜勾配が変化したりすることから店員は、常に 遊戯者に注意を払わなければならないといった問題があった。
【0005】 本考案は、以上の問題点を鑑みて考案されたものであって、パチンコ台に設置 された遊戯板の所望の傾斜勾配を操作を確実に設定しうるとともに、且つこの設 定した傾斜勾配を保持して、これらの作業にあっては専門の技術者が不要であっ て、本考案を一度設置した後にはパチンコ台本体の前面扉を開閉することなく遊 戯者側からでも遊戯板の傾斜勾配が得られ、しかも投球をしながら遊戯板の勾配 を微調整をなしたりすること等が可能であり、これらの結果、出球管理が正確に なされ且つ釘調整の効果を上げる等のパチンコ台傾斜保持装置を提供せんとする ものである。
【0006】
【考案を解決するための手段】
本考案では、上記の問題点を解決するために次の手段を講じる。固定板と、前 記固定板と可動板とのあいだにあって前記可動板を前後動可能に関係づけてなる 移動手段を利用してなる。前記移動手段として、一本の軸杆の両端に相対向する 一対の交点が互いに伸縮できるように逆ネジの関係で螺合設定した一対のパンタ グラフ状の伸縮装置であって、該パンタグラフ状の伸縮装置の他の一対の交点が それぞれ固定板と可動板とに取り付けてなる構成が採用される。更に別の移動手 段として、一本の軸杆の両端に設けたピニオンと前記軸杆と直交して移動できる ように前記ピニオンと噛合設定したラックとからなる一対のラックピニオン装置 であって、前記ラックの一端側を固定板に他端側を可動板に一方が固定的に他端 側を摺動的に取り付けてなる構成も採用される。
【0007】 前記移動手段として更に詳しくは、前記移動手段として、正方向のネジと逆方 向のネジを設けてこれらを近接して一対のネジ部となし、該一対のネジ部を前記 軸杆の両端部に嵌着し、前記一対のネジ部が貫通しうる関係で側面中央部に螺孔 を設けた一対の支柱を前記一対のネジ部と螺合立設し、該一対の支柱相互の間隙 が前記軸杆の回動によって拡縮しうる関係で互いの支柱が進退しうるとともに、 前記螺孔の上部か下部のいずれかには、前記一対の支柱のそれぞれに一端が枢支 されうる軸支孔を設け、他端には軸孔を設けた板状のアームであって、前記アー ムの二枚を軸支孔を前記一対の支柱の一方に枢支し、他方の支柱には別の二枚の アームを枢支して、前記一対の支柱の各支柱に枢支された一枚ずつのアームを前 記一対のネジ部と直交する方向に閉合して各アーム先端の軸孔で交点となし、前 記交点と相対して前記一対の支柱の各支柱に枢支された残り二枚のアームを閉合 して各アームの先端の軸孔で交点となし合わせて一対の交点となし、前記一対の 交点が前記軸杆の回動によって互いに伸縮しうるようにしてなり、前記軸杆の両 端部をあわせて一対のパンタグラフ状の伸縮装置となし、前記一対のパンタグラ フ状の伸縮装置の他の一対の交点がそれぞれ可動板と固定板とに取り付けてなる 構成となす。前記軸杆の回動をモーターあるはパチンコ本体の制御装置と連動し たモーターを利用することも採用される。
【0008】
【作用】
本考案は、上述のような構成でなり、パチンコ台の遊戯板の傾斜勾配の設定と これら傾斜勾配の保持をなすパチンコ台傾斜保持装置として用いる。このパチン コ台傾斜保持装置の固定板と、前記固定板に設置されたパチンコ台との間に移動 手段を配置する。前記移動手段がパンタグラフ状の伸縮装置のときには、前記パ ンタグラフ状の伸縮装置の一対の交点をパチンコ台の可動板に軸止し、他の一対 の交点を固定板に軸止して、前記軸杆を回動させることで、前記交点を伸縮させ この伸縮作用をパチンコ台と固定板とに伝達してこれらを摺動せしめて、パチン コ台全体が前後に移動するようにする。このときパチンコ台の周枠上部は固定板 に釘等で固着されているから、この上部固定板を支点として、パチンコ台が所定 の傾斜状態になされ、パチンコ台に設置した遊戯板も傾斜されうるのである。結 果、パチンコ台に設けた遊戯板の鉛直方向に対する傾斜勾配が正確に得られ、パ チンコ台に設置された遊戯板の所望の傾斜勾配を操作を確実に設定しうるととも に、且つこの設定した傾斜勾配を保持するのである。また前記移動手段がラック ピニオン装置の場合には、前記ラックの一端側を固定板に他端側を可動板に一方 が固定的に他方が摺動的に取り付けてなるから、軸杆を回動させることで該軸杆 の両端に設けたピニオンの回転をラックに伝達し、このラックの作動をパチンコ 台と固定板とに伝達してこれらを摺動せしめて、パチンコ台全体が前後に移動す るようにする。パチンコ台傾斜保持装置の軸杆の回動は、パチンコ台本体が蝶番 にて開閉可能となされており、このパチンコ台本体を遊戯者側に移動させておい て直接前記軸杆を回動させることが可能である。あるいは、パチンコ台本体の開 閉を成さずとも回動しうるように、パチンコ台傾斜保持装置の軸杆部分にウオー ム歯車装置を設置し、遊戯者側から六角ドライバーを挿入しうるような穿孔を前 面枠に設け、前記六角ドライバーが当接する軸杆の位置に前記ウオーム歯車装置 を設置して、前記軸杆の回動を六角ドライバーにてなすことも採用される。また 、パチンコ台の傾斜勾配の所定勾配値を軸杆の回転数に整合させておいて、この 回転をモーターにて行うことも考慮される。更には、該モーターの回動をパチン コ台の制御装置と連動させておいて、該傾斜勾配の集中管理を行うなども採用さ れるのである。
【0009】
【実施例】
本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。本考案にかかるパチンコ 台傾斜保持装置Aとしては、図1で示される第1実施例の如きものが開示される 。そのの基本原理は図2、図3によって示される。即ち図2、図3で示される本 考案は、固定板1と該固定板1の上に設置された可動板2と、前記固定板1と可 動板2とのあいだにあって前記可動板2を前後動可能に関係づけて設けてなる移 動手段3とからなる。本考案の場合、固定板1はパチンコ台4の取付設備であり 、可動板2はパチンコ台4の周枠である。このパチンコ台4の上部周枠は釘等に よって固定されているから、この上部周枠を支点としてこの可動板2が移動手段 3によって固定板1に対して摺動するようにして移動するのである。つまり、移 動手段3によって固定板1の上部に設置したパチンコ台の可動板2を遊戯者側に 向けて進退させるのである。これによって、パチンコ台4に固定した遊戯板の傾 斜勾配を適宜設定するのである。この移動手段3の手段として図2、図3に示す パンタグラフ状の伸縮装置Bやラックピニオン装置Cを利用してなる。もちろん モーターによって固定板1と可動板2の摺動は可能である。
【0010】 第1実施例は、これらの移動手段3のうちパンタグラフ状の伸縮装置Bを利用 したものである。このパンタグラフ状の伸縮装置Bを利用したパチンコ台傾斜保 持装置Aを図1、図4、図5、図6、図7に基づいて説明する。図1は、このパ ンタグラフ状の伸縮装置Bをパチンコ台4に設置して側面方向からみた説明図で ある。図4は、パンタグラフ状の伸縮装置Bの説明用平面図である。図5は、パ ンタグラフ状の伸縮装置Bを部分拡大した説明用側面図である。図6は、パンタ グラフ状の伸縮装置Bを部分拡大した説明用平面図である。図7は、図6の平面 図と断面図である。5は一本の軸杆であって、金属、硬質プラスチックス等から なり断面形状は第1実施例では六角形となす。もちろん他の多角形状の軸杆でも 採用される。この軸杆5の両端には、表面に正方向のネジと前記正方向のネジと 同幅の逆方向のネジを設けてこれらを近接してなる一対のネジ部6を嵌着する。 この一対のネジ部6は、前記軸杆5を貫通状態で受け入れうるようになした六角 の貫通孔を有する管材である。同じ長さのこの一対のネジ部6を前記軸杆5の左 右に配置して前記軸杆5が回動することで前記一対のネジ部6もこれに連動して 回動するのである。前記一対のネジ部6には、前記一対のネジ部6が貫通しうる 関係で側面中央部に螺孔7を設けた一対の支柱8が、この一対のネジ部6と螺合 状態で立設されてなるとともに、この一対の支柱8相互の間隙が前記軸杆5の回 動によって拡縮しうる関係で互いの支柱が進退しうるように設定しているのであ る(図6参照)。前記螺孔7の上部には、前記一対の支柱8のそれぞれに一端が 枢支されうる軸支孔9を設け、他端には軸孔10を設けた板状の四枚のアーム11の うち二枚を軸支孔9を前記一対の支柱8の一方に枢支し、他方の支柱には別の二 枚のアーム11を枢支する。そして、前記一対の支柱8の各支柱に枢支された一枚 ずつのアーム11を前記軸杆5と直交する方向に閉合して各アーム先端の軸孔10で 交点となし、前記交点と相対して前記一対の支柱8の各支柱に枢支された残り二 枚のアーム11を閉合して各アームの先端の軸孔で交点となし合わせて一対の交点 12となし、図4に示すとおり平面視でパンタグラフ状の伸縮装置Bとなすのであ る。第1実施例では、これらのパンタグラフ状の伸縮装置Bを支柱8に設けた螺 孔7の下部にも設け、この螺孔7の上部に設けたパンタグラフ状の伸縮装置Bと 前記軸杆5を上下に挟んで二段に重ねて設けている(図7参照)。つまり、八枚 のアーム11を利用して一方のパンタグラフ状の伸縮装置Bを構成するのである。 そして、この上下二段のパンタグラフ状の伸縮装置Bが、一体になって拡縮しう るように、前記アーム11が形成する交点に筒材13を挿入し、該筒材13内に釘ある いは木螺子を挿入して可動板2あるいは固定板1に軸止する。勿論、このパンタ グラフ状の伸縮装置Bは、アーム11を螺孔7の上段か下段かのいずれか四枚だけ で構成しても、本考案の目的は達成しうる。これらのアーム11は、金属、硬質プ ラスチックス等の素材が採用され、先端先細状の板を利用している。かようにし てなるパンタグラフ状の伸縮装置Bは、前記軸杆5の回動によって一対の支柱8 の間隙が拡縮する方向に進退し、この支柱8に枢支したアーム11はアーム11先端 の軸孔10にて軸支されているから、該パンタグラフ状の伸縮装置Bの一対の交点 12が互いに伸縮しうるのである。そして、パンタグラフ状の伸縮装置Bの他の一 対の交点12がそれぞれ可動板2と固定板1とに前記筒材13を貫通する釘または木 螺子等にて固着するから、前記パンタグラフ状の伸縮装置Bの伸縮作用は可動板 2と固定板1とに伝達され、結果、可動板2は摺動可能となるのである。
【0011】 更に、本考案をパチンコ台4に取り付けた状態を示しながら詳説する。パンタ グラフ状の伸縮装置Bは、パチンコ台4に対して図1及び図4に示す如く配置さ れる。図1に示す30は膳板で、31は球桶である。32は機構枠、33は遊戯板収納枠 である。34は島設備である。前記パンタグラフ状の伸縮装置Bの一対の交点12を を固定板1と固定された下部取付板に釘等によって軸止する。他の一対の交点12 をパチンコ台4の下部周枠である可動板2に釘等にて軸止する。可動板2は前面 枠に固定されている。この前面枠の上部にパチンコ台4が設定されている。パチ ンコ台4の上部周枠は、図1に示すとおり釘等によって固定され、遊戯板収納枠 33内部に遊戯板14が設定されている。15は固定板1に固定された下部取付板であ る。16はスペーサーであって可動板2と下部取付板15の高さ関係を調整する。こ の状態で前記パンタグラフ状の伸縮装置Bの軸杆5を回動させれば、パチンコ台 4の上部をを支点として、パチンコ台4全体が遊戯者側に進退し、結果、パチン コ台4に固定された遊戯板14の傾斜勾配が設定されるのである。この状態を図1 図4、図5の想像線で示す。かように配置された、移動手段であるパンタグラフ 状の伸縮装置Bによって遊戯板14は所望の傾斜勾配が得られるだけでなく、一度 設定した遊戯板14の傾斜勾配を維持するのである。このパンタグラフ状の伸縮装 置Bの操作は、蝶番にて開閉可能なパチンコ台4本体を遊戯者側に移動させてお いて、前記アーム11のそれぞれの筒材13に釘等を挿入して前記可動板2と下部取 付板15とに固着するだけでよいから(図5参照)、従来使用されているパチンコ 台4のほとんどに適用できる。
【0012】 前記軸杆5の回動は、パチンコ台4本体を遊戯者側に移動しておいて、直接な すことも可能である。パチンコ台4本体の開閉せずとも回動しうるように、前記 軸杆5にウオーム歯車装置17を設置し、遊戯者側から六角ドライバーを挿入しう るような穿孔(図示せず)を前面枠18に設け、前記六角ドライバーが当接する軸 杆5の位置に前記ウオーム歯車装置17を設置して、前記軸杆5の回動を六角ドラ イバーにてなすことも可能である。この状態を図1及び図4の想像線で示す。更 に、遊戯板14の傾斜勾配の所定値を軸杆5の回転数に整合させておいて、この回 転をモーター19になすことも考慮される。この状態を第4図の想像線にて示す。 加えて、該モーター19の回動をパチンコ台の制御装置と連動させておいて、遊戯 板14の傾斜勾配の集中管理を行うことも採用されるのである(図示せず)。
【0013】 第1実施例の応用例を図9に示す。これは前記第1実施例の構成において、螺 孔7の上部に配置したアーム11を互い違いに二枚を配置している。螺孔7の下部 は第1実施例と同じく四枚のアーム11でパンタグラフ状になした構成である。つ まり、一方のパンタグラフ状の伸縮装置Bを六枚のアーム11にて構成するのであ る。アーム11は図示する通り折曲した部材を用いる。このようにしてなれば、前 記第1実施例のアーム11の枚数を減らすことができるのである。このように図9 による構成でも、本考案の目的を達成することが可能である。
【0014】 本考案の第1実施例の応用例を図10に示す。これは前記の第1実施例の構成に おいて一対のパンタグラフ状の伸縮装置Bの内側で向かい合う支柱8とアーム11 を取り除いた構成である。かかる構成になしても、固定板1上に設置した可動板 2を摺動させることが可能である。また、想像線で示すとおりパンタグラフ状の 伸縮装置Bの交点12が伸縮する線上にガイド部を設けておけばより確実な伸縮が 可能となる。もちろん図示しないが、前記軸杆5の両端の外側同士の支柱8とア ーム11とを除いた構成になして本考案の目的は達成しうるのである。
【0015】 本考案の第2実施例を、図11に示す。第2実施例で示す本考案の移動手段3と して、ラックピニオン装置Cを利用する。このラックピニオン装置Cは、前記軸 杆5' の両端に設けたピニオン20と前記軸杆5' と直交して前後移動できるよう に前記ピニオン20と噛合設定したラック21とからなる一対のラックピニオン装置 Cである。そして、前記ラック21の一端側を固定板1に他端側を可動板2に一方 が固定的に他方が摺動的に取り付けられてなる。つまり、図11で示すとおり可動 板2側のラック20が支柱22を摺動しうるように貫通状態で配置され、支柱22は可 動板2に固定される。固定板1側のラック20はスペーサー16を介して固定板1に 固定する。23は軸杆5' の軸受である。かようにしてなるラックピニオン装置C は、前記軸杆5' の回動によってラック21が軸杆5' と直交する方向に作動せし められ、可動板2と固定板1とは摺動されるのである。そして第1実施例で示し たとおり、この可動板2の上にパチンコ台4を載置しているから、遊戯板14の傾 斜勾配は適宜に設定できるのである。
【0016】
【考案の効果】
以上の構成にしてなる本考案の効果は、請求項1記載によれば、パチンコ台の 可動板が固定板に対して容易に摺動可能となり、しかもこの移動状態を保持する から、パチンコ台に設けた遊戯板の傾斜勾配を任意に設定できるのであり、この 傾斜勾配を維持するのである。この結果、同店内のパチンコ台の一台一台の遊戯 板がほぼ均一の傾斜勾配になしうるから、出球管理が非常に容易となる。また、 出球に影響する釘調整をおこなったときでも、本考案によって遊戯板の均一の傾 斜勾配が得らるため出球状態が釘調整によって規制されやすく、釘調整の効果が 充分に発揮しうるのである。しかも所望の傾斜勾配を、投球して遊戯すると同時 に微調整をなすことも可能でありまた、これらの調整は専門の技術者によらなく とも居合わせた店員で遊戯板の傾斜勾配の設定がなしえるのであるから人件費を 低廉になしえるといった顕著な効果を奏するのである。
【0017】 請求項2及び4によれば、一本の軸杆の両端に相対向する一対の交点が互いに 伸縮できるように逆ネジの関係で螺合設定した一対のパンタグラフ状の伸縮装置 であって、該パンタグラフ状の伸縮装置の他の一対の交点がそれぞれ固定板と可 動板とに取り付けてなるから、遊戯者が故意にあるいは不用意にパチンコ台本体 に衝撃を与えたりしても、これらの衝撃に抗して可動板の傾斜勾配を確実に保持 する。この結果、店員が常に遊戯者に注意を払わなければならないこともないと いった顕著な効果を奏するのである。また、パチンコ台の遊戯者側から六角ドラ イバー等にてこの遊戯板の傾斜勾配を適宜設定でき、従来のようにいちいちパチ ンコ台本体を遊戯者側に移動しての作業の必要がないといった顕著な効果を奏す るのである。
【0018】 請求項3によれば、可動板と固定板との摺動を既成の部品であるラックピニオ ン装置にても前記効果を発揮しうるのである。
【0019】 請求項5による効果として、パチンコ台の傾斜勾配の所定勾配値を軸杆の回転 数に整合させておいて、可動板と固定板との摺動を回転をモーターにてなしうる から、確実な傾斜勾配設定をなしうる。
【0020】 請求項6による効果として、モーターの回動をパチンコ台の制御装置と連動さ せておいて、該傾斜勾配の集中管理をなしうる。
【提出日】平成4年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パチンコ台の傾斜角度をかえることで、該パチンコ台に設けた遊戯 盤の鉛直方向に対する傾斜勾配を適度な状態に設定するとともに、前記遊戯板の 所望の傾斜勾配が容易にしかも正確に得られ、加えて設定した傾斜勾配を一定状 態で保持しうるパチンコ台傾斜保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来パチンコ台は、パチンコ台の周囲に周枠を配置し、前記周枠を受入れうる ように設定されたパチンコ台取付設備に周枠ごと嵌め込んでいる。 このとき周枠 の上部は釘止め等によってパチンコ台取付設備の固定板に固定し、下部周枠はパ チンコ台取付設備に載置して何ら規制されない可動しうる状態となしていた。上 記のパチンコ台において、遊戯板の傾斜勾配を設定するには、周枠も含めたパチ ンコ台の全体を動かすことで達成している。そして、この従来のパチンコ台にお ける遊戯板の傾斜勾配は、専門の技術者による作業によってなされており、パチ ンコ台と一体で可動可能な下部周枠を遊戯者方向に進退させ、これに木片等を噛ませたりする。そして、上部周枠はパチンコ台取付設備の固定板に固定されてい るから、前記上部周枠を支点としてパチンコ台全体が傾斜され、これによって遊 戯板の傾斜勾配を設定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前記の如き専門の技術者による勾配設定においても、規定の勾配が ほとんど得られないのが実情であった。つまり、所定勾配を得るためにはパチン コ台の下部の周枠を進退さる作業を手動によって試行錯誤で何度か繰り返しなが ら微調整を行なわなければならず極めて効率が悪いのである。逆にこれらの作業 を効率良く行うために各専門の技術者は、ほとんど勘にたよって遊戯板の傾斜勾 配を設定しているのが実情であった。
【0004】 このような状況であるから同店内のパチンコ台であっても、一台一台の遊戯板 がそれぞれ固有の傾斜勾配を有することもあり、出球管理が非常に困難であった 。また、出球に影響する釘調整をおこなったときでも、規定の傾斜勾配が得られ ないため出球状態がこの釘調整によって規制されず、遊戯板の傾斜勾配に影響さ れて釘調整の効果が発揮できないこともあった。釘調整をしてパチンコ台を入替 えしたときには、前述の作業による傾斜勾配の設定では時間と手間が多くかかり すぎて、効率が極めて悪いのである。しかも、これらの作業によっても所望の傾 斜勾配が出ないことが多く、実際に投球して遊戯するときには、遊戯板の傾斜勾 配が微妙にずれることもあった。また、これらの調整は専門の技術者によらなけ ればならず、店員ではこれらの作業は成し得ないこともあり、専門の技術者によ れば人件費等も嵩む一方であった。 これらに加えて、遊戯者は故意にあるいは不 用意にパチンコ台本体に衝撃を与えたりして遊戯板の傾斜勾配が変化したりする ことから店員は、常に遊戯者に注意を払わなければならないといった問題があっ た。本考案は、以上の問題点を鑑みて考案されたもので、パチンコ台の傾斜勾配 を任意に設定しうるとともに、且つこの設定した傾斜勾配を確実に保持して出玉 管理や釘調整等を効果的になすパチンコ台傾斜保持装置を提供せんとするもので ある。
【0005】
課題を解決するための手段】
本考案では、上記の問題点を解決するために次の手段を講じる。即ち、本考案 は、固定板と、前記固定板上に設置された可動板と、 前記固定板と可動板とのあ いだにあって前記可動板を前後動可能に関係づけて設けてなる移動手段とから構 成してなる。 前記移動手段として、一本の軸杆の両端に相対向する一対の交点が 互いに伸縮できるように逆ネジの関係で螺合設定した一対のパンタグラフ状の伸 縮装置を利用してなり、該パンタグラフ状の伸縮装置の他の一対の交点の一方を 固定板に他方を可動板とに取り付ける。更に別の移動手段として、一本の軸杆の 両端に設けたピニオンと前記軸杆と直交して前後移動できるように前記ピニオン と噛合設定したラックとからなるラックピニオン装置が採用され、前記ラックの 一端側を固定板に固定し他端側は可動板に設けた支柱に貫通状態に設定する。前 記軸杆を回動させるにはパチンコ台の制御装置と連動したモーターを利用してパ チンコ台の傾斜勾配を制御したり、あるいはパチンコ台の前面板に設けた穿孔か ら挿入したネジ回しを利用し、このネジ回しによって軸杆に配置したウォーム歯 車装置を回動させパチンコ台の傾斜勾配を制御することも採用される。
【0006】
【作用】
本考案は、上述のような構成でなり、パチンコ台の傾斜勾配の設定とこれら傾 斜勾配の保持をなすパチンコ台傾斜保持装置として用いる。即ち、従来のパチン コ台の背面側における該パチンコ台を載置したパチンコ台取付設備の固定板と、 前記固定板上に設置されパチンコ台と一体で移動する可動板との間に移動手段を 配置する。そして前記移動手段を利用して可動板を前後に移動せしめる。パチン コ台上部はを支点として前後に移動可能となされているから、前記移動手段を利 用して該可動板を可動させパチンコ台内部に配置した遊戯板の傾斜勾配を制御す るのである。しかも、この移動手段は所望の傾斜勾配が得られた後には、可動板 の傾斜勾配をそのまま保持する装置としても利用する。 前記移動手段としてパンタグラフ状の伸縮装置を利用したときに、軸杆を回動 せしめて、パチンコ台の傾斜勾配を制御する。これは前記軸杆を直接スパナ等の工具で回動せしめても良いし、パチンコ台の前面板に設けた穿孔にネジ回しを挿 入し、該ネジ回しを手動で回動させることでパチンコ台の傾斜勾配を制御したり する。あるいは、パチンコ台の制御装置と連動したモーターを利用してパチンコ 台の傾斜勾配を制御することも採用される。
【0007】
【実施例】
本考案の詳細を更に図示した実施例により説明する。本考案にかかるパチンコ 台傾斜保持装置Aを、従来のパチンコ台に利用した例を図1に示している。そし て、本考案の基本原理は図2、図3によって示される。即ち、本考案は、固定板 1と該固定板1の上に設置された可動板2と、前記固定板1と可動板2との間に 配置されて、前記可動板2を前後動可能に関係づけて設けてなる移動手段3とか ら構成している。前記固定板1は、パチンコ台4の取付設備Dに固定されており 、一方可動板2は、前記固定板1上面に載置された下部周枠2aと、この下部周 枠2aに固定されたパチンコ台4が配置されており、該パチンコ台4はこの下部 周枠2aとともに可動する。前記移動手段3を利用して可動板2を前後動させた ときには、パチンコ台4の上部周枠2bは釘等によって固定されているから、こ の上部周枠2bを支点として、パチンコ台4は任意の傾斜勾配を設定しうるので ある。つまり、図1の想像線で示すように固定板1の上部に設置したパチンコ台 4の可動板2を遊戯者側に向けて進退させるのである。これによって、パチンコ 台4に固定した遊戯板14の傾斜勾配を適宜に設定が可能となるのである。この 移動手段3の手段として図2に示すパンタグラフ状の伸縮装置Bや、図3に示す ラックピニオン装置Cを利用することが可能である。
【0008】 第1実施例は、前記移動手段3のうちパンタグラフ状の伸縮装置Bを利用した ものである。このパンタグラフ状の伸縮装置Bを図1及び図4から図7に基づい て説明する。5は六角形の軸杆である。この軸杆5の一端側には図6に示すよう なネジ部6を設けている。このネジ部6は、全体を管状となしており、管内は長 さ方向全長にわたって六角形状となしており前記軸杆5が挿入されうるとともに 、軸杆5が回動したときには該ネジ部6も連動状態で回動するように設定している。更に、このネジ部6の表面には、正方向ネジ6aとこれに近接して前記正方 向ネジ6aと同幅の逆方向ネジ6bを刻設している。 前記ネジ部6の正方向ネジ6aと逆方向ネジ6bのそれぞれには、支柱8a及 び8bを対設状態で配置している。つまり、図7で示すように支柱8aの正面視 の中心には螺孔7aを、支柱8bには螺孔7bをそれぞれ設けておいて、前記正 逆ネジ部6a,6bのそれぞれに前記螺孔7a,7bをねじ込むことで、支柱8 を形成しているのである。以上の構成であるから、前記軸杆5が回動することで 、これと連動したネジ部6も回動し、このネジ部6は正方向ネジ6aと逆方向ネ ジ6bを刻設しているから、これにねじ込んだ前記支柱8a,8bは互いに近接 したりあるいは離反したりする動きが可能となるのである。そして、以上の構成 でなるネジ部6と支柱8を図2で示すように前記軸杆5の両端にそれぞれ設定し ているのである。
【0009】 そして、前記支柱8を中心として、前記軸杆5を挟んで上下に複数枚のアーム 11を配置して平面視で平方四辺形に形成している。これらのアーム11は、先 端先細状の板体を利用しており、基端側に軸支孔9を設け先端側には軸孔10を 設けている。そして前記アーム11の軸支孔9を前記支柱8に挿入し、該アーム 11が該軸支孔9を中心にして回動自在に設定されている。更に、支柱8aと支 柱8bのそれぞれに挿入された各アーム11の先端側を交差させてなり、先端側 に設けた軸孔10を重ね合わせ、しかもこの重ね合わせた軸孔10に筒材13を 挿入して図6に示すような全体をパンタグラフ状を形成するのである。前記アー ム11は、前記筒材13に対して回動自在に設定されている。詳細を図6及び図 7を利用して説明すれば、支柱8aにおける螺孔7aの上部に二枚のアーム11 を、支柱8aにおける螺孔7aの下部に二枚のアーム11を配置している。同じ く支柱8bにおける螺孔7bの上部に二枚のアーム11を、支柱8bにおける螺 孔7bの下部にも二枚のアーム11を配置している。そして支柱8a及び8bの 上部と下部のそれぞれに設定されたアーム11をパンタグラフとなるように先端 側を交差させて設定し、先端側に設けた軸孔10を重ね合わせ、しかもこの重ね 合わせた軸孔10に筒材13を挿入するのである。つまり、一方の筒材13は四枚のアーム11の先端を軸支し、他方の筒材13も四枚のアーム11を軸支して いるのである。この状態を図6、図7及び図8に示している。前記筒材13は前 記アーム11の軸孔10から抜け落ちないように設定され軸支された各アーム1 1が回動自在となされている。前記アーム11の配置は、図6に示すように平行 する辺のアーム11を、もう一方の平行する辺のアーム11の上位となるように 設定することが望ましい。以上のように形成したアーム11を図2で示すように 前記軸扞5の両端に設定して、パンタグラフ状の伸縮装置Bを構成しているので ある。このパンタグラフ状の伸縮装置の各構成部品は、種々の鋼材や硬質プラス チックを利用して作成する。
【0010】 このパンタグラフ状の伸縮装置Bは、前記軸杆5の回動によって、これと連動 したネジ部6も一体で回動し、このネジ部6は正方向のネジ6aと逆方向のネジ 6bを刻設しているから、これにねじ込んだ前記支柱8a,8bは互いに近接し たりあるいは離反したりする動きが可能となる。更にこの支柱8に軸支した各ア ーム11は、先端側の軸孔10が筒材13で軸支されているから、前記支柱8a ,8bが近接するときには前記アーム11の軸孔10は軸杆5から遠ざかり、前 記支柱8a,8bが離反するときには軸孔10は軸扞5に近づくこととなる。こ の伸縮運動を図6において矢印で示している。かように構成したパンタグラフ状 の伸縮装置Bは、図2で示すように軸扞5の両端に相対向するアーム11の軸孔 10によって一対の交点12を形成し、他の一対の交点のうち一方の交点12′ を固定板1に取り付け、もう一方の交点12″を下部周枠2aに取り付けている 。この固定板1と下部周枠2aへの取り付けは、前記筒材13を貫通しうる釘や 木螺子を利用して図5に示す状態で設定している。そして、前記アーム11の伸 縮運動を固定板1と下部周枠2aとに作用させることで可動板2を可動させるの である。
【0011】 更に、前記パンタグラフ状の伸縮装置Bをパチンコ台4に取り付けた状態を示 しながら詳説する。パンタグラフ状の伸縮装置Bは、パチンコ台4に対して図1 、図4及び図5に示す如く配置される。前記パンタグラフ状の伸縮装置Bの一対の交点12′側を固定板1に固定したスペーサー16に固定する。他の一対の交 点12″はパチンコ台4の下部に載置された下部周枠2aに釘等にて固定する。 前記下部周枠2aは前面板18に固定され、該前面板18の上部にパチンコ台4 が設定されている。パチンコ台4の上部周枠2bは、図1に示すとおり釘等によ って固定され、遊戯板収納枠27内部に遊戯板14が設定されている。15は固 定板1に固定された下部取付板であり、前記スペーサー16は、この下部取付板 15との高さ関係を調整している。この状態で前記パンタグラフ状の伸縮装置B の軸扞5を回動させれば、アーム11が伸縮運動してパチンコ台4の上部周枠2 bを支点として、パチンコ台4全体が遊戯者側に進退し、結果、パチンコ台4に 固定された遊戯板14の傾斜勾配が設定されるのであり、しかも一度設定した遊 戯板14の所定傾斜勾配を保持するのである。前記パンタグラフ状の伸縮装置B の操作は、パチンコ台4全体は開閉自在となされているから、このパチンコ台4 を遊戯者側に移動させておいて前述のように設定するから、従来使用されている パチンコ台4のほとんどに適用できる。図1に示す24は膳板で、25は球桶で ある。26は機構枠、27は遊戯板収納枠である。この遊戯板収納枠27内に遊 戯板14が収納され、該遊戯板14の上部には島設備28を設けている。29は 前面ガラスである。
【0012】 前記パンタグラフ状の伸縮装置Bにおける軸扞5の回動は、スパナを利用して 直接なすことが可能である。または、前記軸扞5にウオーム歯車装置17を設置 し、前面板18に穿孔18aを設け、この穿孔18aに例えばネジ回し17aを 挿入し、前記ねじ回しが当接する軸杆5の位置に前記ウオーム歯車装置17を設 置しているから、該ねじ回しを利用して前記軸杆5の回動させ前記パンタグラフ 状の伸縮装置Bを作動させパチンコ台の傾斜勾配の制御が可能である。この状態 を図1及び図4に示している。更に、傾斜勾配の所定値を軸杆5の回転数に整合 させておいて、この回転をモーター19になすことも考慮される。このモーター 19を第4図の想像線にて示しており、該モーター19の回動はパチンコ台の内 部機構の制御装置と電気的に連動させておいて、該モーター19を自動で回転さ せこの回転を軸扞5に伝えて傾斜勾配の設定を集中的に管理することも採用されるのである(制御装置については図示せず)。
【0013】 図9に示すものは前記第1実施例に示したパンタグラフ状の伸縮装置Bの応用 例を示している。これは前記パンタグラフ状の伸縮装置Bに利用したアーム11 のうち、支柱8aにおける螺孔7aの上部に下部方向に折曲したアーム11′を 一枚配置している。前記支柱8aにおける螺孔7aの下部には第1実施例と同様 にアーム11を配置してアーム11とアーム11′の軸孔10に筒材13′を挿 入してアーム11及びアーム11′をそれぞれ軸支している。前記アーム11′ を下部方向に折曲しているから筒材13′は短く設定しうる。同じく支柱8bに おける螺孔7bの上部にも前記アーム11′を一枚配置しており、このアーム1 1′は軸扞5を挟んで対設側に配置して、同じく筒材13′を挿入してアーム1 1及び11′をそれぞれ軸支している。この状態を図9の正面図に示している。 以上の構成でなれば、前記第1実施例に示したパンタグラフ状の伸縮装置Bから アーム11の枚数を減らすことが可能であり、筒材13′も短いから、固定板1 と下部周枠2aに固定する釘等は短いものが利用される。
【0014】 本考案の第1実施例に示したパンタグラフ状の伸縮装置Bの他の応用例を図1 0に示す。これは図2に示す前記パンタグラフ状の伸縮装置Bの構成において、 向かい合う支柱8a,8aを取り除き、外側の支柱8b,8bのみ配置している 。そして、前記支柱8b,8bにアーム11を配置して、全体として平面視く字 状にアーム11を形成している。かかる構成になしても、アーム11は伸縮運動 して可動板2の可動を制御することが可能である。また、想像線で示すとおりパ ンタグラフ状の伸縮装置Bの交点12が伸縮する延長線上にガイド部を設けてお いて、前記ガイド部に筒材13を挿入して、該筒材13をこのガイド部に沿わせ てやることで、アーム11はより確実な伸縮が可能となる。もちろん内側の支柱 8a,8aのみを配置して、前述の如くアーム11を平面視く字状に形成するこ とも採用される。
【0015】 本考案の第2実施例を図11に示す。第2実施例では移動手段3として、ラックピニオン装置Cを利用する。このラックピニオン装置Cは、前記軸杆5’の両 端に固定したピニオン20と、前記ピニオン20と噛合状態となしたラック21 であって前記軸杆5’と直交して前後移動できるように構成したラックピニオン 装置Cである。前記軸杆5’は下部周枠2a上に軸受23を利用して回動自在と なされている。前記ラック21の一端側はスペーサー16を介して固定板1に固 定され、他端側は下部周枠2aに固定された支柱22に設けた貫通孔に貫通して 設定されている。かように構成したラックピニオン装置Cは、前記軸杆5’の回 動によってラック21が軸杆5’の直交する方向に作動せしめられ、下部周枠2 aは可動するのである。そして第1実施例で示したとおり、この可動板2の上に パチンコ台4をを載置しておけば、遊戯板14の傾斜勾配は適宜に設定できるの である。
【0016】
【考案の効果】
以上の構成にしてなる本考案の効果は、請求項13請求項2、請求項3及び請 求項4記載 によれば、パチンコ台の可動板が固定板に対して容易に前後動可能と なり、しかもこの移動状態を保持するから、パチンコ台に設けた遊戯板の傾斜勾 配を任意に設定できるのであり、この傾斜勾配を維持するのである。この結果、 同店内のパチンコ台の一台一台の遊戯板がほぼ均一の傾斜勾配になしうるから、 出球管理が非常に容易となる。また、出球に影響する釘調整をおこなったときで も、本考案によって遊戯板の均一の傾斜勾配が得らるため出球状態が釘調整によ って規制されやすく、釘調整の効果が充分に発揮しうるのである。しかも所望の 傾斜勾配を、投球して遊戯すると同時に微調整をなすことも可能であり、また、 これらの調整は専門の技術者によらなくとも居合わせた店員で遊戯板の傾斜勾配 の設定がなしえるのであるから人件費を低廉になしえる等の顕著な効果を奏する のである。
【0017】 請求項5による効果として、パチンコ台の傾斜勾配の所定勾配値を軸扞の回転 数に整合させておいて、これに内部機構の制御装置と電気的に連動させたモータ ーを利用するから自動で傾斜勾配を設定しうる等の顕著な効果を奏するのである
【0018】 請求項6による効果として、パチンコ台の遊戯者側からねじ回し等にてこの遊 戯板の傾斜勾配を適宜設定でき、従来のようにいちいちパチンコ台を一旦遊戯者 側に移動する作業が必要がないから、例えば投球しながら傾斜勾配を設定しうる 等の顕著な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の説明用斜視図である。
【図2】本考案の基本原理を示す説明用平面図である。
【図3】本考案の基本原理を示す説明用平面図である。
【図4】第1実施例の説明用平面図である。
【図5】図1の部分拡大側面図である。
【図6】パンタグラフ状の伸縮装置の部分拡大正面図で
ある。
【図7】図6の部分拡大平面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】第1実施例の応用例を示す部分拡大正面図であ
る。
【図10】第1実施例の他の応用例を示す説明用平面図で
ある。
【図11】第2実施例を示す説明用平面図である。
【符号の説明】
A パチンコ台傾斜保持装置 B パンタグラフ状の伸縮装置 C ラックピニオン装置 1 固定板 2 可動板 3 移動手段 4 パチンコ台 5 軸杆 6 ネジ部 7 螺孔 8 支柱 9 軸支孔 10 軸孔 11 アーム 13 筒材 14 遊戯板 15 下部取付板 16 スペーサー 17 ウオーム歯車装置 18 前面枠 20 ピニオン 21 ラック 22 支柱 30 膳板 31 球桶 32 機構枠 33 遊戯板収納枠 34 島設備 35 前面ガラス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 パチンコ台傾斜保持装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ台に本考案を利用した状態を側面方向
からみた第1実施例の説明用側面図である。
【図2】本考案の移動手段であるパンタグラフ状の伸縮
装置をパチンコ台に利用した基本原理を示す説明用平面
図である。
【図3】本考案の移動手段であるラックピニオン装置を
パチンコ台に利用した基本原理を示す説明用平面図であ
る。
【図4】パンタグラフ状の伸縮装置をパチンコ台に設定
したときの状態を、パチンコ台の上部構造を省略して平
面方向からみた第1実施例の説明用平面図である。
【図5】パチンコ台の上部構造を省略した図1の説明用
部分拡大側面図である。
【図6】パンタグラフ状の伸縮装置の説明用部分拡大平
面図である。
【図7】図6の説明用部分拡大正面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】パンタグラフ状の伸縮装置の応用例を示す部分
拡大正面図である。
【図10】パンタグラフ状の伸縮装置の他の応用例をパ
チンコ台に設定したときの状態を、パチンコ台の上部構
造を省略して平面方向からみた説明用平面図である。
【図11】ラックピニオン装置をパチンコ台に設定した
ときの状態を、パチンコ台の上部構造を省略して平面方
向からみた第2実施例の説明用平面図である。
【符号の説明】 A パチンコ台傾斜保持装置 B パンタグラフ状の伸縮装置 C ラックピニオン装置 D パチンコ台取付設備 1 固定板 2 可動板2a 下部周枠 2b 上部周枠 3 移動手段 4 パチンコ台 5 軸杆5′ 軸扞 6 ネジ部6a 正方向ネジ 6b 逆方向ネジ 7 螺孔7a 螺孔 7b 螺孔 8 支柱8a 支柱 8b 支柱 9 軸支孔 10 軸孔 11 アーム11′ アーム 12 交点12′ 交点 12″ 交点 13筒材13′ 筒材 14 遊戯板 15 下部取付板 16 スペーサー 17 ウオーム歯車装置17a ねじ回し 18 前面板19 モーター 20 ピニオン 21 ラック 22 支柱 23 軸受24 膳板 25 球桶 26 機構枠 27 遊戯板収納枠 28 島設備 29 前面ガラス ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月25日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図7】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定板と、 前記固定板上に設置された可動板と、 前記固定板と可動板とのあいだにあって前記可動板を前
    後動可能に関係づけて設けてなる移動手段と、 よりなるパチンコ台傾斜保持装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段が、一本の軸杆の両端に相
    対向する一対の交点が互いに伸縮できるように逆ネジの
    関係で螺合設定した一対のパンタグラフ状の伸縮装置で
    あって、該パンタグラフ状の伸縮装置の他の一対の交点
    がそれぞれ固定板と可動板とに取り付けてなる請求項1
    記載のパチンコ台傾斜保持装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段が、一本の軸杆の両端に設
    けたピニオンと前記軸杆と直交して前後移動できるよう
    に前記ピニオンと噛合設定したラックとからなる一対の
    ラックピニオン装置であって、前記ラックの一端側を固
    定板に他端側を可動板に一方が固定的に他方が摺動的に
    取り付けられてなる請求項1記載のパチンコ台傾斜保持
    装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段として、 正方向のネジと逆方向のネジを設けてこれらを近接して
    一対のネジ部となし、該一対のネジ部を前記軸杆の両端
    部に嵌着し、 前記一対のネジ部が貫通しうる関係で側面中央部に螺孔
    を設けた一対の支柱を前記一対のネジ部と螺合立設し、
    該一対の支柱相互の間隙が前記軸杆の回動によって拡縮
    しうる関係で互いの支柱が進退しうるとともに、 前記螺孔の上部か下部のいずれかには、前記一対の支柱
    のそれぞれに一端が枢支されうる軸支孔を設け、他端に
    は軸孔を設けた板状のアームであって、前記アームの二
    枚を軸支孔を前記一対の支柱の一方に枢支し、他方の支
    柱には別の二枚のアームを枢支して、 前記一対の支柱の各支柱に枢支された一枚ずつのアーム
    を前記一対のネジ部と直交する方向に閉合して各アーム
    先端の軸孔で交点となし、前記交点と相対して前記一対
    の支柱の各支柱に枢支された残り二枚のアームを閉合し
    て各アームの先端の軸孔で交点となし合わせて一対の交
    点となし、前記一対の交点が前記軸杆の回動によって互
    いに伸縮しうるようにしてなり、前記軸杆の両端部とあ
    わせて一対のパンタグラフ状の伸縮装置となし、 前記一対のパンタグラフ状の伸縮装置の他の一対の交点
    がそれぞれ可動板と固定板とに取り付けてなる請求項
    1、請求項2記載のパチンコ台傾斜保持装置。
  5. 【請求項5】 前記軸杆の回動をモーターを利用してな
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4記載のパチ
    ンコ台傾斜保持装置。
  6. 【請求項6】 前記軸杆の回動をパチンコ本体の制御装
    置と連動したモーターを利用してなる請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5記載のパチンコ台傾
    斜保持装置。
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