JPH0551662A - Cu−Ni系合金焼結体の製造方法 - Google Patents

Cu−Ni系合金焼結体の製造方法

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JPH0551662A
JPH0551662A JP23537691A JP23537691A JPH0551662A JP H0551662 A JPH0551662 A JP H0551662A JP 23537691 A JP23537691 A JP 23537691A JP 23537691 A JP23537691 A JP 23537691A JP H0551662 A JPH0551662 A JP H0551662A
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JP
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powder
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weight
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JP23537691A
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English (en)
Inventor
Akihito Otsuka
昭仁 大塚
Shinichi Toki
真一 十亀
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】Niが 2.5〜35重量%、残部が実質的にCuからな
り、平均粒径が45μm 以下、酸素含有量が8000重量ppm
以下の粉末及びバインダーからなる組成物を射出成形
し、成形体を脱バインダー処理し、更に、昇温速度及び
降温速度が50℃/min 以下、焼結温度が 900〜1080℃で
焼結し、その後焼結体を炉内温度 200℃以下で取り出す
工程を備えたCu−Ni系合金焼結体の製造方法。 【効果】高密度で、優れた光沢性、耐食性を有している
Cu−Ni系合金焼結体を容易にかつ安定して製造すること
ができる。複雑な形状を有する製品も容易に製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高密度で光沢性、耐食
性に優れているCu−Ni系合金焼結体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】Cu−Ni系合金は、大部分の種類の雰囲
気、自然水、工業用水、海水、多くの鉱酸及び有機酸に
対する耐食性は銅よりも著しく良好でまた含有ニッケル
のためにアルカリに対しても良好な耐食性を持ってい
る。従ってこの合金は、タービン翼、海水を使用する復
水管及び化学工業における反応容器のような腐食性の強
い溶液に対する耐食材料として使用されている。またニ
ッケル量の変化により種々の色彩にすることができるた
め装飾用金属としても使われている。従来、Cu−Ni系合
金は精密鋳造法で製造されているが、鋭利な部分の寸法
精度が悪く、鋳造欠陥が発生し易いことなどから、成形
品、特に複雑な形状を有する製品を得るには、切削加工
法、通常の粉末冶金法によって製造する試みがなされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、切削加工法は
製造コストがかかり、一方の通常の粉末冶金法は、原料
粉末を金型に挿入し、プレスによる圧縮成形を行うた
め、三次元の複雑形状製品を得ることは不可能である。
また、圧縮性の要求から平均粒径が 100μm 程度の比較
的大きな原料粉末を用いているため光沢性、耐食性に必
要な高密度化が難しく、また、最終製品寸法に仕上げる
のに、焼結体の切削加工を行う必要もあった。本発明の
課題は、上記のような従来の欠点を解消して、優れた光
沢性、耐食性を有し、要すれば複雑な形状のものであっ
ても容易に製造することができるCu−Ni系合金焼結体の
製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
を達成すべく鋭意研究の結果、特定の割合で配合した特
定粒度の粉末を射出成形し、得られた成形体を脱バイン
ダー処理し、更に、焼結処理等を特定の選択した条件下
で行うことにより、上記課題を達成し得ることを見出し
た。即ち、本発明は、Niが 2.5〜35重量%、残部が実質
的にCuからなり、平均粒径が45μm 以下、酸素含有量が
8000重量ppm 以下の粉末及びバインダーからなる組成物
を射出成形し、得られた成形体を脱バインダー処理し、
更に、昇温及び降温速度が50℃/min 以下、焼結温度が
900〜1080℃で焼結処理を行い、焼結処理後の焼結体を
炉から炉内温度 200℃以下で取り出す工程を備えたCu−
Ni系合金焼結体の製造方法を提供する。
【0005】原料粉末 出発材料である粉末は一組成の合金粉末でも異なる組成
の粉末2種以上の混合粉末でもよい。また、該粉末及び
焼結後の焼結体のNi含有量は 2.5〜35重量%であること
が必要であり、好ましくは5〜30重量%である。Ni含有
量が 2.5重量%未満では得られる焼結体の耐食性が劣
り、Ni含有量が35重量%を越えると焼結体が白色を帯び
てきて光沢性が低下するばかりでなく、高価なニッケル
量が多くなるため製造コストが高くなる。
【0006】Cu、Ni以外の元素としては、耐食性の向上
のためにFe及び/又はMnが 2.5重量%以下で添加されて
もよいが、その他は不可避的に混入含有される不純物で
あることが望ましい。
【0007】粉末の平均粒径は45μm 以下であることが
必要であり、好ましくは5〜20μm以下である。平均粒
径が45μm を越える粉末では、この粉末とバインダーか
らなる組成物の流動性が低下してくるため、射出成形作
業がほとんど不可能となり、また射出成形ができたとし
ても成形体を焼結させる工程の進行が遅れてくる。その
ため、焼結体の最終密度が上昇しにくく、光沢性、耐食
性は低下する。
【0008】また酸素含有量は8000重量ppm 以下、好ま
しくは5000重量ppm 以下である。酸素含有量が8000重量
ppm を越える粉末では、表面の酸化層の影響で焼結体の
最終密度が上昇しにくく、光沢性、耐食性が低下する。
【0009】バインダー バインダーとしては、通常射出成形粉末冶金法に使用さ
れるバインダー、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、天然ワックスなどを使用することができる。バイン
ダーの配合量は、配合後の組成物において60容量%以下
が好ましい。成形体からバインダーを除去する方法とし
ては、使用するバインダーの種類によって、加熱脱脂、
溶剤脱脂、その他公知の方法が使用できるが、加熱脱脂
装置は他の方法の装置と比較して簡便であるために、量
産時には窒素又は水素雰囲気中あるいは真空中で行う加
熱脱脂が好ましい。
【0010】焼結処理 脱バインダーされた成形体を焼結処理する場合には、昇
温・降温速度が50℃/min 以下、好ましくは20℃/min
以下であり、焼結温度が 900〜1080℃、好ましくは1000
〜1050℃で行なう。雰囲気は非酸化性雰囲気が好まし
く、例えば水素中、真空中が望ましい。昇温速度が50℃
/min を越えると、焼結時の異方性が生じ、焼結体の寸
法精度が悪くなる。また降温速度が50℃/min を越える
と焼結体の変形が生じやすくなる。
【0011】焼結温度が 900℃未満の温度では長時間保
持しても焼結が進行しにくく焼結体の最終密度が上昇せ
ず、光沢性、耐食性は低下する。また、1080℃を越える
温度では高密度の焼結体は得られるが、焼結時に液相が
出現するおそれがあり、このため形が崩れたり、表面が
溶融し、所定の形状、寸法のものを製造することができ
ない。焼結処理後の炉内からの焼結体の取出し温度は 2
00℃以下、好ましくは 100℃以下で行う。取出し温度が
200℃を越えると、焼結体の表面が酸化して、表面の光
沢が失われてしまう。
【0012】
【実施例】実施例1 原料粉として表1に示す組成、平均粒径及び酸素含有量
のCu−Ni合金粉を用いて、これに天然ワックスとアクリ
ル樹脂とを6:4の比率で含むバインダーを45容量%と
なるように加え、 150℃で混練後ペレット状に造粒し
た。このペレットを射出成形機を用いて射出圧力1200kg
/cm2 の条件で金型に射出成形した。得られた成形体を
300℃に保持してバインダーの除去を行った。その後、
真空中(×10-3〜10-2Torr)、1030℃にて1時間の焼結
処理を施した。その際、昇温及び降温の速度は10℃/mi
n に制御した。その後、 100℃で焼結体を取り出した
後、焼結体の表面をガラスビーズでブラスト処理した。
【0013】このようにして得られた焼結体の焼結密
度、光沢性、及び耐食性を調べた。光沢性の評価は、目
視で光沢が有るか否かを観察して行った。耐食性の評価
は、pHが 6.5の5%NaCl水溶液中に室温(25℃)で24hr
浸漬した後、錆の発生の有無を目視で観察して評価し
た。結果を表1に示す。
【0014】実施例2〜7、比較例1〜8 原料及び製造条件として表1に示したものを各実施例及
び比較例に採用した以外は実施例1と同様にして焼結体
を製造し、得られた焼結体の特性も同様に評価した。結
果を表1に示す。各比較例は次のような特徴を有し、そ
の結果から以下の知見を得ることができた。
【0015】比較例1はCu−Ni合金粉のNi量を1重量%
であり、 2.5重量%より少ない組成であるため、焼結体
の耐食性が劣っている。
【0016】比較例2はCu−Ni合金粉の平均粒径が50.5
μm であり、45μm より粗い粉末を使用したため、焼結
体の密度が低くなり、光沢がなく耐食性も劣っている。
【0017】比較例3はCu−Ni合金粉の酸素含有量が95
00重量ppm で、8000重量ppm より多い粉末を使用したた
め、焼結体の密度が低く、光沢がなく耐食性が劣ってい
る。
【0018】比較例4は昇温速度が70℃/min であり、
50℃/min より早い速度で焼結したため、焼結体に変形
が生じた。
【0019】比較例5は降温速度を80℃/min であり、
50℃/min より早い速度で冷却したため、焼結体の形状
に変形が生じた。
【0020】比較例6は焼結温度が 850℃で、 900℃よ
り低いため焼結体の密度が低下し、光沢がなく耐食性が
劣っている。
【0021】比較例7は焼結温度が1100℃で、1080℃よ
り高い温度で焼結したため焼結体の表面に溶融が生じ
た。
【0022】比較例8は焼結体の炉内からの取り出し温
度が 250℃であり、 200℃より高い温度で取り出したた
め、焼結体の色が酸化により変色し、光沢性が劣ってい
る。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、従来の粉末
冶金法で製造されたものと比較して高密度化で、優れた
光沢性、耐食性を有しているCu−Ni系合金焼結体を容易
にかつ安定して製造することができる。射出成形法を用
いているので、複雑な形状を有する製品でも容易に製造
することができる。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Niが 2.5〜35重量%、残部が実質的にCu
    からなり、平均粒径が45μm 以下、酸素含有量が8000重
    量ppm 以下の粉末及びバインダーからなる組成物を射出
    成形し、得られた成形体を脱バインダー処理し、更に、
    昇温速度及び降温速度が50℃/min 以下、焼結温度が 9
    00〜1080℃で焼結処理を行い、焼結処理後の焼結体を炉
    から炉内温度 200℃以下で取り出す工程を備えたCu−Ni
    系合金焼結体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法であって、前記粉末が同
    一組成の合金粉末または相異する組成の粉末2以上の混
    合粉末である方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法であって、前記粉末のNi
    含有量が5〜30重量%である方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項の方法であ
    って、前記粉末の平均粒径が5〜20μm である方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項の方法であ
    って、前記粉末の酸素含有量が5000重量ppm 以下である
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項の方法であ
    って、前記組成物のバインダーの含有量が60容量%以下
    である方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項の方法であ
    って、前記の昇温速度及び降温速度が20℃/min 以下で
    ある方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項の方法であ
    って、前記の焼結温度が1000〜1050℃である方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項の方法であ
    って、前記の炉内温度が 100℃以下である方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項の方法で
    あって、前記の粉末がNi及びCuの他に 2.5重量%以下の
    Fe及び/又はMn並びに不可避的に混入する不純物を含有
    するものである方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項の方法で
    あって、焼結処理が非酸化性雰囲気で行われる方法。
  12. 【請求項12】 請求項11の方法であって、雰囲気が真
    空又は水素中である方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111788332A (zh) * 2018-03-01 2020-10-16 三菱综合材料株式会社 Cu-Ni合金溅射靶
KR20200144088A (ko) 2018-04-17 2020-12-28 미쓰비시 마테리알 가부시키가이샤 Cu-Ni 합금 스퍼터링 타깃

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CN111788332B (zh) * 2018-03-01 2021-08-06 三菱综合材料株式会社 Cu-Ni合金溅射靶
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