JPH0551718B2 - - Google Patents
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- JPH0551718B2 JPH0551718B2 JP8624489A JP2448986A JPH0551718B2 JP H0551718 B2 JPH0551718 B2 JP H0551718B2 JP 8624489 A JP8624489 A JP 8624489A JP 2448986 A JP2448986 A JP 2448986A JP H0551718 B2 JPH0551718 B2 JP H0551718B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ions
- weight
- fibers
- metal
- deodorizing
- Prior art date
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Paper (AREA)
- Sanitary Thin Papers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は消臭性湿式不織布、詳しくはオムツ、
ナプキン、マスク、トイレツトペーパーなどの衛
生材料、あるいは包装紙に使用でき、優れた消臭
能を備えた湿式不織布に関するものである。 〔従来の技術〕 脱臭効果のある湿式不織布としては、実公昭53
−3282号公報に示されている活性炭素繊維を有す
る混抄紙、あるいは実公昭59−32389号公報に示
された汚物用の防臭剤含浸紙がその代表例として
挙げられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 実公昭53−3282号公報に記載されている混抄紙
による防臭性は、活性炭素繊維の吸着能に依存し
ているため、不特定なガスの吸着効果があり汎用
性に富んでいる。反面、脱臭効果の持続性の点に
おいて充分満足し得るものではない。 また実公昭59−32389号公報に記載された防臭
剤含浸紙は、炭酸ガス発生の特性を有した硫酸第
一鉄、重炭酸ナトリウム及び焼明礬を主成分とし
た混合剤を紙に含浸せしめてなるものである。そ
の混合剤が液中で溶解反応して炭酸ガスが発生す
るという条件下でなければ消臭効果がなく、その
用途は著しく特定されるという難点がある。 本発明はこのような難点を解消し、硫化水素、
メルカプタン、アンモニア、各種アミン化合物等
凡ゆる悪臭に対して優れた消臭効果を発揮し、長
時間持続する消臭性湿式不織布を提供するもので
ある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するための第1の発明は、金
属フタロシアニン・ポリカルボン酸を1重量%以
上担持させた第1の短繊維と、銅イオン、コバル
トイオン、鉄イオン、ニツケルイオン、カルシウ
ムイオン、バリウムイオンおよびマグネシウムイ
オンから選ばれる一種以上の金属のイオンを0.1
〜20重量%担持させた第2の短繊維とを含む消臭
性湿式不織布である。 同じく第2の発明は、金属フタロシアニン・ポ
リカルボン酸を1重量%以上と、銅イオン、コバ
ルトイオン、鉄イオン、ニツケルイオン、カルシ
ウムイオン、バリウムイオンおよびマグネシウム
イオンから選ばれる一種以上の金属のイオンを
0.1〜20重量%とを担持させた短繊維を含む消臭
性湿式不織布である。 繊維に担持された消臭性成分である上記金属錯
体としては、酸化還元能を有する金属ポルフイリ
ン、金属ポルフイラジンおよびこれらの誘導体が
用いられ、繊維成分に物理的に接触して担持され
たり、化学的に結合して担持され高分子金属錯体
が形成されたりしている。金属ポルフイリンおよ
びその誘導体は第1図に示す構造式で表される。
また金属ポルフイラジンは第2図に示す構造式で
表される金属フタロシアニンである。両式におい
て、Mは、例えばFe、Co、Mn、Ti、V、Ni、
Cu、Zn、Mo、W等の金属が挙げられる。これら
の金属のうち消臭効果の点からは鉄、コバルトが
好ましい。両式において、Xは水素または置換基
を示す。置換基としては、例えばアルキル基、置
換アルキル基(例えばクロロメチル基)、ハロゲ
ン基、ニトロ基、アミノ基、アゾ基、チオシアネ
ート基、カルボキシル基、カルボニルクロリド
基、カルボキシルアミド基、ニトリル基、水酸
基、アルコキシル基、フエノキシル基、スルホン
酸基、スルホニルクロリド基、スルホンアミド
基、チオール基、アルキルケイ素基、ビニル基等
のほか、カルボキシル基やスルホン酸基のアルカ
リ塩などが挙げられる。これらは、単独または2
種以上が用いられる。なかでも、好ましくはカル
ボキシル基やスルホン酸基またはこれらのアルカ
リ塩類、アミノ基、ハロゲン基、水酸基などが用
いられる。 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸の最も好
ましい具体例はコバルトフタロシアニンオクタカ
ルボン酸、コバルトフタロシアニンテトラカルボ
ン酸、鉄フタロシアニンオクタカルボン酸または
鉄フタロシアニンテトラカルボン酸である。 上述の金属フタロシアニン・ポリカルボン酸は
単独で用いても、また、2種以上を組合せて用い
てもよい。 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸の所要担
持量は一般に1重量%以上である。担持量は多い
ほど消臭活性が得られ、少ないと所望レベルの消
臭活性が得られず、また、消臭活性の持続性にも
劣る。しかし繊維が金属フタロシアニン・ポリカ
ルボン酸を担持できる量は限界があり、好ましい
担持量は1〜20重量%の範囲である。 繊維に担持させた消臭成分である金属イオン
は、遷移金属のイオンで、例えば銅イオン、鉄イ
オン、コバルトイオン、ニツケルイオンが好まし
いが、遷移金属以外の金属イオンではカルシウム
イオン、バリウムイオン、マグネシウムイオンが
よい。担持させる金属イオンは単独で用いてもま
た2種以上組合せて用いてもよい。そして金属イ
オンの担持量は可能な限り多い方が望ましいが、
経済性と被担持体である繊維の強度や形態保持性
の面からみると0.1〜20重量%程度が適当である。
繊維に直接上記金属イオンが物理的に接触して担
持されたり、繊維の高分子に化学的に結合して担
持されたりする。後者の例ではポリビニルアルコ
ールと銅イオンとの分子内キレート錯体、ポリビ
ニルアミンと鉄イオンとの錯体などで、高分子金
属錯体が形成されている。また上記金属イオンが
含まれる化合物を、繊維に物理的に接触させて担
持させたり、繊維の高分子に化学的に結合させて
担持させたりしてもよい。 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸を担持し
た繊維および金属イオンを担持した繊維として
は、木材パルプ、再生セルロース繊維、吸湿性合
成繊維、多孔性繊維あるいは多孔性中空繊維など
が挙げられるが、とりわけ一次膨潤度が150〜500
%の再生セルロース繊維、未熟綿花またはアセテ
ートレーヨンが望ましい。 〔作 用〕 本発明の消臭性湿式不織布は、構成している繊
維に担持された金属フタロシアニン・ポリカルボ
ン酸の作用により、硫化水素、メルカプタン等の
亜臭物質を酸化分解し、無臭化する。即ちポルフ
イリンおよびポルフイラジン環と配位した金属が
活性中心となつて酸化反応が進行する。 例えばメルカプタンの酸化を例にとると、その
酸化は次の化学反応式で示される。 2R−SH+2OH-→2R−S-+2H2O …(1) 2R−S-+2H2O+O2 →R−S−S−R+H2O2+2OH- …(2) (1)式の反応で生じたチオラートアニオンは、酸
素とともにポルフイリンおよびポルフイラジンに
配位して三元錯体である活性種となる。この活性
種に配位しているチオラートアニオンは、チイル
ラジカルを経て、(2)式に示すジスルフイドに二量
化され、繊維中に取り込まれて無臭化する。 また硫化水素の場合は、次式で示すように無臭
の硫黄と水に分解される。 2H2S+O2→2S+2H2O この反応は生体内酵素酸化反応に非常によく類
似している。酵素による酸化反応はいずれも好気
的な反応である。すなわち、ほとんどが酸素酸化
反応を行つている。酸化酵素による臭気類似物質
の酸化反応例としては、以下に示すものが挙げら
れる。
ナプキン、マスク、トイレツトペーパーなどの衛
生材料、あるいは包装紙に使用でき、優れた消臭
能を備えた湿式不織布に関するものである。 〔従来の技術〕 脱臭効果のある湿式不織布としては、実公昭53
−3282号公報に示されている活性炭素繊維を有す
る混抄紙、あるいは実公昭59−32389号公報に示
された汚物用の防臭剤含浸紙がその代表例として
挙げられる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 実公昭53−3282号公報に記載されている混抄紙
による防臭性は、活性炭素繊維の吸着能に依存し
ているため、不特定なガスの吸着効果があり汎用
性に富んでいる。反面、脱臭効果の持続性の点に
おいて充分満足し得るものではない。 また実公昭59−32389号公報に記載された防臭
剤含浸紙は、炭酸ガス発生の特性を有した硫酸第
一鉄、重炭酸ナトリウム及び焼明礬を主成分とし
た混合剤を紙に含浸せしめてなるものである。そ
の混合剤が液中で溶解反応して炭酸ガスが発生す
るという条件下でなければ消臭効果がなく、その
用途は著しく特定されるという難点がある。 本発明はこのような難点を解消し、硫化水素、
メルカプタン、アンモニア、各種アミン化合物等
凡ゆる悪臭に対して優れた消臭効果を発揮し、長
時間持続する消臭性湿式不織布を提供するもので
ある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するための第1の発明は、金
属フタロシアニン・ポリカルボン酸を1重量%以
上担持させた第1の短繊維と、銅イオン、コバル
トイオン、鉄イオン、ニツケルイオン、カルシウ
ムイオン、バリウムイオンおよびマグネシウムイ
オンから選ばれる一種以上の金属のイオンを0.1
〜20重量%担持させた第2の短繊維とを含む消臭
性湿式不織布である。 同じく第2の発明は、金属フタロシアニン・ポ
リカルボン酸を1重量%以上と、銅イオン、コバ
ルトイオン、鉄イオン、ニツケルイオン、カルシ
ウムイオン、バリウムイオンおよびマグネシウム
イオンから選ばれる一種以上の金属のイオンを
0.1〜20重量%とを担持させた短繊維を含む消臭
性湿式不織布である。 繊維に担持された消臭性成分である上記金属錯
体としては、酸化還元能を有する金属ポルフイリ
ン、金属ポルフイラジンおよびこれらの誘導体が
用いられ、繊維成分に物理的に接触して担持され
たり、化学的に結合して担持され高分子金属錯体
が形成されたりしている。金属ポルフイリンおよ
びその誘導体は第1図に示す構造式で表される。
また金属ポルフイラジンは第2図に示す構造式で
表される金属フタロシアニンである。両式におい
て、Mは、例えばFe、Co、Mn、Ti、V、Ni、
Cu、Zn、Mo、W等の金属が挙げられる。これら
の金属のうち消臭効果の点からは鉄、コバルトが
好ましい。両式において、Xは水素または置換基
を示す。置換基としては、例えばアルキル基、置
換アルキル基(例えばクロロメチル基)、ハロゲ
ン基、ニトロ基、アミノ基、アゾ基、チオシアネ
ート基、カルボキシル基、カルボニルクロリド
基、カルボキシルアミド基、ニトリル基、水酸
基、アルコキシル基、フエノキシル基、スルホン
酸基、スルホニルクロリド基、スルホンアミド
基、チオール基、アルキルケイ素基、ビニル基等
のほか、カルボキシル基やスルホン酸基のアルカ
リ塩などが挙げられる。これらは、単独または2
種以上が用いられる。なかでも、好ましくはカル
ボキシル基やスルホン酸基またはこれらのアルカ
リ塩類、アミノ基、ハロゲン基、水酸基などが用
いられる。 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸の最も好
ましい具体例はコバルトフタロシアニンオクタカ
ルボン酸、コバルトフタロシアニンテトラカルボ
ン酸、鉄フタロシアニンオクタカルボン酸または
鉄フタロシアニンテトラカルボン酸である。 上述の金属フタロシアニン・ポリカルボン酸は
単独で用いても、また、2種以上を組合せて用い
てもよい。 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸の所要担
持量は一般に1重量%以上である。担持量は多い
ほど消臭活性が得られ、少ないと所望レベルの消
臭活性が得られず、また、消臭活性の持続性にも
劣る。しかし繊維が金属フタロシアニン・ポリカ
ルボン酸を担持できる量は限界があり、好ましい
担持量は1〜20重量%の範囲である。 繊維に担持させた消臭成分である金属イオン
は、遷移金属のイオンで、例えば銅イオン、鉄イ
オン、コバルトイオン、ニツケルイオンが好まし
いが、遷移金属以外の金属イオンではカルシウム
イオン、バリウムイオン、マグネシウムイオンが
よい。担持させる金属イオンは単独で用いてもま
た2種以上組合せて用いてもよい。そして金属イ
オンの担持量は可能な限り多い方が望ましいが、
経済性と被担持体である繊維の強度や形態保持性
の面からみると0.1〜20重量%程度が適当である。
繊維に直接上記金属イオンが物理的に接触して担
持されたり、繊維の高分子に化学的に結合して担
持されたりする。後者の例ではポリビニルアルコ
ールと銅イオンとの分子内キレート錯体、ポリビ
ニルアミンと鉄イオンとの錯体などで、高分子金
属錯体が形成されている。また上記金属イオンが
含まれる化合物を、繊維に物理的に接触させて担
持させたり、繊維の高分子に化学的に結合させて
担持させたりしてもよい。 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸を担持し
た繊維および金属イオンを担持した繊維として
は、木材パルプ、再生セルロース繊維、吸湿性合
成繊維、多孔性繊維あるいは多孔性中空繊維など
が挙げられるが、とりわけ一次膨潤度が150〜500
%の再生セルロース繊維、未熟綿花またはアセテ
ートレーヨンが望ましい。 〔作 用〕 本発明の消臭性湿式不織布は、構成している繊
維に担持された金属フタロシアニン・ポリカルボ
ン酸の作用により、硫化水素、メルカプタン等の
亜臭物質を酸化分解し、無臭化する。即ちポルフ
イリンおよびポルフイラジン環と配位した金属が
活性中心となつて酸化反応が進行する。 例えばメルカプタンの酸化を例にとると、その
酸化は次の化学反応式で示される。 2R−SH+2OH-→2R−S-+2H2O …(1) 2R−S-+2H2O+O2 →R−S−S−R+H2O2+2OH- …(2) (1)式の反応で生じたチオラートアニオンは、酸
素とともにポルフイリンおよびポルフイラジンに
配位して三元錯体である活性種となる。この活性
種に配位しているチオラートアニオンは、チイル
ラジカルを経て、(2)式に示すジスルフイドに二量
化され、繊維中に取り込まれて無臭化する。 また硫化水素の場合は、次式で示すように無臭
の硫黄と水に分解される。 2H2S+O2→2S+2H2O この反応は生体内酵素酸化反応に非常によく類
似している。酵素による酸化反応はいずれも好気
的な反応である。すなわち、ほとんどが酸素酸化
反応を行つている。酸化酵素による臭気類似物質
の酸化反応例としては、以下に示すものが挙げら
れる。
例 1
(第1の発明の例)
一次膨潤度が約200%、長さ10m/m、太さ4デ
ニールのレーヨンステープルを鉄フタロシアニ
ン・ポリカルボン酸の水溶液(水溶液濃度3g/
PH12)に浸漬したのち脱水乾燥して、鉄フタロ
シアニン・ポリカルボン酸が約2.5重量%担持し
た繊維(以下第1の繊維という)が得られた。一
方、上記と同じレーヨンステープルを酢酸銅水溶
液(濃度5g/)に浸漬したのち脱水乾燥して
酢酸銅を約2.5重量%担持した繊維(以下第2の
繊維という)が得られた。当量の第1の繊維と第
2の繊維を100重量部と、長さ3m/m、太さ1デ
ニールのポリビニールアルコール系繊維状バイン
ダ(商品名、フイブリボンド343、三晶〓製)を
7重量部とを分散させた抄紙液から丸網抄紙機を
用いて抄紙し、坪量20g/m2の消臭性クレープ紙
を得た。このクレープ紙を4枚重ねて吸収材層間
に介装した生理用ナプキンを造る。このナプキン
と消臭性クレープ紙を介装していない生理用ナプ
キンとそれぞれ実用テストに供したところ、前者
の生理用ナプキンは優れた消臭効果を奏し、着用
時の不快臭の漏洩が解消された。 例 2 (第1の発明の例) 実施例1の当量の第1の繊維と第2の繊維から
なる混合繊維100重量部と、叩解した木材パルプ
10重量部とを分散させた抄紙液から長網式抄紙機
を用いて抄紙し、坪量15g/m2の家庭用薄葉紙と
なした。この薄葉紙をオムツに介装させて使用し
たところ、排泄物の臭気が著しく減少した。 例 3 (第1の発明の例) 実施例1の第1の繊維が30重量%、第2の繊維
が30重量%、そして芯部がポリプロピレン(融点
167℃)鞘部がポリエチレン(融点134℃)の芯鞘
型熱接着性複合繊維(長さ10m/m、太さ2デニ
ール)が40重量%からなる混合繊維を100重量部
と、実施例1のポリビニールアルコール系繊維状
バインダを7重量部とを分散させた抄紙液から丸
網抄紙機により抄紙し、坪量60g/m2の消臭性湿
式不織布を得た。この不織布を140℃で加熱処理
して複合繊維の低融点成分が溶融された不織布シ
ートとなした。この不織布シートで簡易マスクを
造り、公衆トイレの清掃作業員用に供したとこ
ろ、トイレ臭の除去効果の点において高い評価が
得られ、糞尿から発散する悪臭を消去し得ること
が確認された。 例 4 (第2発明の例) 上記例1の第1の繊維を酢酸銅水溶液(濃度5
g/lに浸漬したのち脱水乾燥する。その結果、鉄
フタロシアニン・ポリカルボン酸約2.5重量%と
酢酸銅を約2.5重量%担持した繊維が得られた。
この繊維を100重量部と、実施例1のポリビニー
ルアルコール系繊維状バインダを7重量部とを分
散させた抄紙液から丸網抄紙機により抄紙し、坪
量20g/m2の消臭性クレープ紙を得た。このクレ
ープ紙を実施例1と同じような使用テストをした
ところ、略同等の消臭効果が確認された。 例 5 (第2発明の例) 上記例4で得られた鉄フタロシアニン・ポリカ
ルボン酸約2.5重量%と酢酸銅を約2.5重量%担持
した繊維100重量部と、叩解した木材パルプ10重
量部とを分散させた抄紙液から長網式抄紙機を用
いて抄紙し、坪量15g/m2の家庭用薄葉紙となし
た。この薄葉紙を実施例2と同じような使用テス
トをしたところ、略同等の消臭効果が確認され
た。 〔発明の効果〕 以上説明したとおり、本発明を適用した消臭性
湿式不織布は、繊維に担持された金属フタロシア
ニン・ポリカルボン酸の生体酸化酵素に類似した
反応による悪臭成分の酸化分解作用、並びに繊維
に担持された金属イオンの金属アミン錯体生成反
応にもとづき、消臭効果が大きく長期間持続され
る。従来の活性炭、あるいは炭酸ガスなどによる
脱臭作用とは異質の消臭作用を奏し、また表面積
の大きい繊維に消臭成分である上記金属フタロシ
アニン・ポリカルボン酸並びに金属イオンを担持
させているため、消臭有効面積が大きく消臭効果
も大きい。本発明の湿式不織布は各種の形状に仕
上げることができ、例えば悪臭除去用フイルタ、
寝具の下敷マツト、ペツト動物用マツト、紙おむ
つ、トイレツトペーパー、生理用ナプキンあるい
は包装紙など悪臭を除去あるいは緩和するための
分野に広く応用できる。
ニールのレーヨンステープルを鉄フタロシアニ
ン・ポリカルボン酸の水溶液(水溶液濃度3g/
PH12)に浸漬したのち脱水乾燥して、鉄フタロ
シアニン・ポリカルボン酸が約2.5重量%担持し
た繊維(以下第1の繊維という)が得られた。一
方、上記と同じレーヨンステープルを酢酸銅水溶
液(濃度5g/)に浸漬したのち脱水乾燥して
酢酸銅を約2.5重量%担持した繊維(以下第2の
繊維という)が得られた。当量の第1の繊維と第
2の繊維を100重量部と、長さ3m/m、太さ1デ
ニールのポリビニールアルコール系繊維状バイン
ダ(商品名、フイブリボンド343、三晶〓製)を
7重量部とを分散させた抄紙液から丸網抄紙機を
用いて抄紙し、坪量20g/m2の消臭性クレープ紙
を得た。このクレープ紙を4枚重ねて吸収材層間
に介装した生理用ナプキンを造る。このナプキン
と消臭性クレープ紙を介装していない生理用ナプ
キンとそれぞれ実用テストに供したところ、前者
の生理用ナプキンは優れた消臭効果を奏し、着用
時の不快臭の漏洩が解消された。 例 2 (第1の発明の例) 実施例1の当量の第1の繊維と第2の繊維から
なる混合繊維100重量部と、叩解した木材パルプ
10重量部とを分散させた抄紙液から長網式抄紙機
を用いて抄紙し、坪量15g/m2の家庭用薄葉紙と
なした。この薄葉紙をオムツに介装させて使用し
たところ、排泄物の臭気が著しく減少した。 例 3 (第1の発明の例) 実施例1の第1の繊維が30重量%、第2の繊維
が30重量%、そして芯部がポリプロピレン(融点
167℃)鞘部がポリエチレン(融点134℃)の芯鞘
型熱接着性複合繊維(長さ10m/m、太さ2デニ
ール)が40重量%からなる混合繊維を100重量部
と、実施例1のポリビニールアルコール系繊維状
バインダを7重量部とを分散させた抄紙液から丸
網抄紙機により抄紙し、坪量60g/m2の消臭性湿
式不織布を得た。この不織布を140℃で加熱処理
して複合繊維の低融点成分が溶融された不織布シ
ートとなした。この不織布シートで簡易マスクを
造り、公衆トイレの清掃作業員用に供したとこ
ろ、トイレ臭の除去効果の点において高い評価が
得られ、糞尿から発散する悪臭を消去し得ること
が確認された。 例 4 (第2発明の例) 上記例1の第1の繊維を酢酸銅水溶液(濃度5
g/lに浸漬したのち脱水乾燥する。その結果、鉄
フタロシアニン・ポリカルボン酸約2.5重量%と
酢酸銅を約2.5重量%担持した繊維が得られた。
この繊維を100重量部と、実施例1のポリビニー
ルアルコール系繊維状バインダを7重量部とを分
散させた抄紙液から丸網抄紙機により抄紙し、坪
量20g/m2の消臭性クレープ紙を得た。このクレ
ープ紙を実施例1と同じような使用テストをした
ところ、略同等の消臭効果が確認された。 例 5 (第2発明の例) 上記例4で得られた鉄フタロシアニン・ポリカ
ルボン酸約2.5重量%と酢酸銅を約2.5重量%担持
した繊維100重量部と、叩解した木材パルプ10重
量部とを分散させた抄紙液から長網式抄紙機を用
いて抄紙し、坪量15g/m2の家庭用薄葉紙となし
た。この薄葉紙を実施例2と同じような使用テス
トをしたところ、略同等の消臭効果が確認され
た。 〔発明の効果〕 以上説明したとおり、本発明を適用した消臭性
湿式不織布は、繊維に担持された金属フタロシア
ニン・ポリカルボン酸の生体酸化酵素に類似した
反応による悪臭成分の酸化分解作用、並びに繊維
に担持された金属イオンの金属アミン錯体生成反
応にもとづき、消臭効果が大きく長期間持続され
る。従来の活性炭、あるいは炭酸ガスなどによる
脱臭作用とは異質の消臭作用を奏し、また表面積
の大きい繊維に消臭成分である上記金属フタロシ
アニン・ポリカルボン酸並びに金属イオンを担持
させているため、消臭有効面積が大きく消臭効果
も大きい。本発明の湿式不織布は各種の形状に仕
上げることができ、例えば悪臭除去用フイルタ、
寝具の下敷マツト、ペツト動物用マツト、紙おむ
つ、トイレツトペーパー、生理用ナプキンあるい
は包装紙など悪臭を除去あるいは緩和するための
分野に広く応用できる。
第1図は金属ポルフイリンの構造式を示す図、
第2図は金属ポルフイラジンの構造式を示す図で
ある。
第2図は金属ポルフイラジンの構造式を示す図で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸を1重
量%以上担持させた第1の短繊維と、銅イオン、
コバルトイオン、鉄イオン、ニツケルイオン、カ
ルシウムイオン、バリウムイオンおよびマグネシ
ウムイオンから選ばれる一種以上の金属イオンを
0.1〜20重量%担持させた第2の短繊維とを含む
ことを特徴とする消臭性湿式不織布。 2 金属フタロシアニン・ポリカルボン酸を1重
量%以上と、銅イオン、コバルトイオン、鉄イオ
ン、ニツケルイオン、カルシウムイオン、バリウ
ムイオンおよびマグネシウムイオンから選ばれる
一種以上の金属イオンを0.1〜20重量%とを担持
させた短繊維を含むことを特徴とする消臭性湿式
不織布。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60-22509 | 1985-02-06 | ||
| JP2250985 | 1985-02-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS627000A JPS627000A (ja) | 1987-01-13 |
| JPH0551718B2 true JPH0551718B2 (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12084721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61024489A Granted JPS627000A (ja) | 1985-02-06 | 1986-02-06 | 消臭性湿式不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS627000A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1986
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