JPH0552493U - 作業用制水弁 - Google Patents

作業用制水弁

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JPH0552493U
JPH0552493U JP10534191U JP10534191U JPH0552493U JP H0552493 U JPH0552493 U JP H0552493U JP 10534191 U JP10534191 U JP 10534191U JP 10534191 U JP10534191 U JP 10534191U JP H0552493 U JPH0552493 U JP H0552493U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートパッキン及びリングシートを省略し、
作業時、作業後にかかわらず水漏れがなく、かつ構造の
簡単な作業用制水弁を得ること。 【構成】 舌状弁(11)の栓部(14)が止水部本体(3)の操
作部方向にテーパー状に広がる密封領域(7)と同形状、
即ちテーパー状に弾性カバー(13)で被覆されているの
で、閉弁完了時にこの栓部(14)によって漏水が防止され
る。また、舌状弁(11)の開閉操作時には、止水部本体
(3)の止水領域(6)及び密封領域(7)がテーパー状に広
がっているため、舌状弁の表面を覆う弾性カバー(13)が
両領域に接触することがなく弾性カバー(13)の破損の恐
れがない。このため、作業時、作業後にかかわらず水漏
れがなく、かつ構造の簡単な作業用制水弁を得ることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通水管等の切断工事、或いは分岐管の取り出しなどの作業時に利用 される制水弁に係り、きわめて簡単な構造でかつ密封性の高い作業用制水弁に関 する。
【0002】
【従来技術】
従来、通水管に穿設された作業孔を使い各種の作業を行なうに当たり、図6、 図7に示されるように、通水管(01)にはT割フランジ(02)が、さらには作業時の 漏水を防止するために作業用制水弁(03)がそれぞれ取り付けられている。
【0003】 作業が終了し、このT割フランジ(02)の作業筒(04)から、例えば作業孔(05)に 挿入された仕切り弁を取り出した後、作業筒(04)を残したまま作業用制水弁(03) で止水し、その後作業用制水弁(03)の操作部(06)を取り外し、更に別途治具を用 いてナイフ弁(07)を後方から押えるとともに、上方から制水キャップ(010)をボ ルト(011)で固定していた。 この種の作業用制水弁(03)は、流路(012)内のナイフ弁(07)の当接部にリング シート(08)が取り付けられ、更にはナイフ弁(07)を取り囲むようにシールパッキ ン(09)が予め埋設されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
作業用制水弁(03)は、作業時に頻繁に開閉されるため、ナイフ弁(07)の上下面 及び両側部の移動に伴う摩擦でシ−ルパッキン(09)に損傷が生じる。このため、 作業が終了し、長期間弁を制水状態にした場合、損傷したシールパッキン(09)と ナイフ弁(07)との間から水漏れが生じるといった問題が発生する。
【0005】 更に、制水弁(03)の流路内にはナイフ弁(07)の周縁部と共にシ−ル状態を形成 するリングシート(08)を取り付けなければならず、制水弁の構造が複雑となる。 本考案は、シールパッキン及びリングシートを省略し、作業時、作業後にかか わらず水漏れがなく、かつ構造の簡単な作業用制水弁を得ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の作業用制水弁は、通水管から分岐する作業筒を一時的もしくは長期間 閉塞するために用いられる作業用制水弁において、前記作業用制水弁の弁筺体を 止水部本体と該止水部本体に内部が連通しかつ密封された操作部本体とで構成し 、前記止水部本体内に流路を囲む止水領域と弁の入出を許容する密封領域との両 領域を操作部本体方向にテーパー状に広がるように形成するとともに、少なくと も前記密封領域とほぼ同形状になるように表面を弾性カバーで被覆して形成した 栓部を有する舌状弁を操作部本体内に収納し、ハンドル操作で閉弁方向に移動で きるように構成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】
舌状弁の栓部が止水部本体の操作部方向にテーパー状に広がる密封領域と同形 状、即ちテーパー状に弾性カバーで被覆されているので、閉弁完了時にこの栓部 によって漏水が防止される。また、舌状弁の開閉操作時には、止水部本体の止水 領域及び密封領域がテーパー状に広がっているため、舌状弁の表面を覆う弾性カ バーが両領域に接触することがなく弾性カバーの破損の恐れもない。このため、 作業時、作業後にかかわらず水漏れがなく、かつ構造の簡単な作業用制水弁を得 ることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1には、本考案の作業用制水弁(1)が示されており、その弁筺体(2)は止水 部本体(3)と操作部本体(4)とから成っている。 止水部本体(3)にはフランジが形成され、作業用制水弁(1)の流路(5)を作業 筒などに接続できるようになっている。また流路(5)から操作部本体(4)方向に かけて、止水領域(6)及び密封領域(7)から成るボア(8)が形成され、これら止 水領域(6)及び密封領域(7)は操作部本体(4)の方向にテーパー状に広がってい る。
【0009】 ここで、テーパーの角度に関して、図1に示されるように止水領域(6)に比較 して密封領域(7)の傾きの方が若干大きくなっている。更に図2に示されるよう に、止水領域(6)におけるボア(8)は上下方向に等間隔であるが、密封領域(7) におけるボア(8)は上下方向にテーパー状に広がっている。
【0010】 止水部本体(3)と操作部本体(4)とはシールリング(9)を介してフランジ同士 固定ボルト(10)で結合されており、止水部本体(3)の前記ボア(8)は密閉された 操作部本体(4)内部と連通し、その操作部本体(4)内には舌状弁(11)が収納され ている。
【0011】 舌状弁(11)は、その先端が流路の内周と一致するように半円形をしており、後 方に位置するにしたがってテーパー状に広がり前記止水領域(6)及び密封領域( 7)と一致する形状をしている。舌状弁(11)の内部は金属製のコアプレート(12) であり、コアプレート(12)を包むようにその表面全体がラバーもしくは合成樹脂 などの弾性カバー(13)で被覆されている。特に閉弁時に密封領域に嵌入される栓 部(14)では、上下方向にテーパーを形成するべく弾性カバー(13)が肉厚になって いる。
【0012】 舌状弁(11)は後端部のクラッチ機構(15)を介して操作ロッド(16)に連結されて おり、操作ロッド(16)の周面に形成された雄ネジ部(17)は、ベアリング(18)で枢 支されハンドル(19)により回転可能な回動筒(20)の内部に形成された雌ネジ部(2 1)に螺合されている。 また、舌状弁(11)の後方部にはストッパー孔(22)が穿設されており、閉弁時に おいて止水部本体のフランジ部分から延びるストッパーネジ(23)の鉛直下方位置 と一致するようになっている。
【0013】 (24)は、弁筺体内と外部とを連通できる排水弁である。 図4にはクラッチ機構(15)が示されており、舌状弁(11)の後端に少なくとも上 方開口部(25)とU型切欠(26)を有する結合金具(27)が取り付けられており、この 結合金具(27)に上方から操作ロッド(16)の先端に設けられた押し板(28)が出し入 れ自在に嵌入されている。
【0014】 図1、図2、図3そして図5に基づいて作業用制水弁(1)の操作を説明する。 図1には作業用制水弁(1)の開弁状態が示されており、流路(5)が開放され流 路(5)から水が操作部本体(4)内に進入しても外部流出はない。このままハンド ル(19)を回転し回動筒(20)を回していくと、操作ロッド(16)は舌状弁(11)を止水 部本体(3)内に進入させていくが、舌状弁(11)の弾性カバー(13)はボア(8)の内 面に接触することなく進む。
【0015】 図2には舌状弁(11)が流路(5)内部を含む止水領域(6)及び密封領域(7)に完 全に密着した状態が示されており、この時点で止水が完了する。その為、止水完 了時までは弾性カバー(13)が弁筺体(2)内面に触れることがなく、舌状(11)弁の 表面を覆う弾性カバー(13)の損傷が低減する。 更に、ストッパーネジ(23)を下方にねじ込み、図3に示されるように舌状弁(1 1)のストッパー孔(22)に挿入する。密封領域(7)はテーパー状で、栓部(14)もテ ーパー状になっているので、弾性カバー(13)の弾発力により両者は反発し合い、 この反発力がストッパーネジ(23)で規制されることにより密封領域(7)での完全 な止水が達成される。
【0016】 その後、固定ボルト(10)を緩め、ハンドル(19)を反転させていくと操作部本体 (4)はX方向に移動を開始し、図3の位置において操作部本体(4)をY方向に持 ち上げることによりクラッチ機構(15)が外れる。 図5には操作部本体(4)を取り外した後、キャップ(29)を固定ボルト(30)で固 定した状態が示されている。
【0017】 即ち、舌状弁(11)の栓部(14)が止水部本体(3)の操作部方向にテーパー状に広 がる密封領域(7)と同形状、即ちテーパー状に弾性カバー(13)で被覆されている ので、ハンドル操作で閉弁完了時にこの栓部(14)によって漏水が防止される。ま た、舌状弁(11)の開閉操作時には、止水部本体(3)の止水領域(6)及び密封領域 (7)がテーパー状に広がっているため、コアプレート(12)の表面を覆う弾性カバ ー(13)が両領域に接触することがなく弾性カバー(13)の破損の恐れがない。この ため、作業時、作業後にかかわらず水漏れがなく、かつ構造の簡単な作業用制水 弁を得ることができる。
【0018】 この実施例によると、舌状弁(11)の全表面が、弾性カバー(13)で覆われている が、舌状弁(11)の栓部(14)のみが弾性カバー(13)で覆われていれば密封領域(7) に栓部(14)がくさび状に嵌り、操作部方向への水漏れを防止できる。
【0019】 また、結合金具(27)のU型切欠(26)に上方から操作ロッド(16)の先端に設けら れた押し板(28)が出し入れ自在になっているので、操作ロッド(16)の取り付け取 り外しが極めて容易である。 また操作部本体(4)に取り付けられた排水弁(24)を開閉することにより、操作 部本体(4)内に水漏れが生じているかどうかの確認ができる。 本考案には、上記実施例に限定されることなく、考案の要旨を具体化する場合 に当業者であれば想到しうる全ての実施の態様が含まれている。
【0020】
【考案の効果】
本考案は、次の効果を奏する。 (a) 舌状弁の栓部が止水部本体の操作部方向にテーパー状に広がる密封領域 と同形状、即ちテーパー状に弾性カバーで被覆されているので、閉弁完了時にこ の栓部によって漏水が防止される。 (b) 舌状弁の開閉操作時には、止水部本体の止水領域及び密封領域がテーパ ー状に広がっているため、舌状弁の表面を覆う弾性カバーが両領域に接触するこ とがなく弾性カバーの破損の恐れがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である作業用制水弁の一部破断
平面図である。
【図2】同上作業用制水弁の閉弁時の断面図である。
【図3】同上作業用制水弁の作業時の断面図である。
【図4】同上作業用制水弁に取り付けられたクラッチ機
構の斜視図である。
【図5】同上作業用制水弁の制水完了時の断面図であ
る。
【図6】従来の作業用制水弁の断面図である。
【図7】図6の一部破断平面図である。
【符号の説明】
(1)作業用制水弁 (2)弁筐体 (3)止水部本体 (4)操作部本体 (5)流路 (6)止水領域 (7)密封領域 (8)ボア (9)シールリング (10)固定ボルト (11)舌状弁 (12)コアプレー
ト (13)弾性カバー (14)栓部 (15)クラッチ機構 (16)操作ロッド (17)雄ネジ部 (18)ベアリング (19)ハンドル (20)回動筒 (21)雌ネジ部 (22)ストッパー
孔 (23)ストッパーネジ (24)排水弁 (25)上方開口部 (26)U型切欠 (27)結合金具 (28)押し板 (29)キャップ (30)固定ボルト

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通水管から分岐する作業筒を一時的もし
    くは長期間閉塞するために用いられる作業用制水弁にお
    いて、前記作業用制水弁の弁筺体を止水部本体と該止水
    部本体に内部が連通しかつ密封された操作部本体とで構
    成し、前記止水部本体内に流路を囲む止水領域と弁の入
    出を許容する密封領域との両領域を操作部本体方向にテ
    ーパー状に広がるように形成するとともに、少なくとも
    前記密封領域とほぼ同形状になるように表面を弾性カバ
    −で被覆して形成した栓部を有する舌状弁を操作部本体
    内に収納し、ハンドル操作で閉弁方向に移動できるよう
    に構成したことを特徴とする作業用制水弁。
  2. 【請求項2】 密封領域が、その全周域で操作部本体方
    向にテーパー状に広がるように形成された請求項1記載
    の作業用制水弁。
  3. 【請求項3】 前記舌状弁が、その後端部にストッパ−
    孔を有し、閉弁完了時に止水部本体の外側から挿入され
    るストッパーネジで閉塞状態のまま固定されるようにし
    た請求項1または2記載の作業用制水弁。
  4. 【請求項4】 前記舌状弁の全表面が、弾性カバーで覆
    われている請求項1、2または3記載の作業用制水弁。
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