JPH055264B2 - - Google Patents
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- JPH055264B2 JPH055264B2 JP60136102A JP13610285A JPH055264B2 JP H055264 B2 JPH055264 B2 JP H055264B2 JP 60136102 A JP60136102 A JP 60136102A JP 13610285 A JP13610285 A JP 13610285A JP H055264 B2 JPH055264 B2 JP H055264B2
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- resin composition
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
[発明の技術分野]
本発明は、SUS304ステンレス繊維を含有した
導電性の優れた導電性樹脂組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] 従来、合成樹脂に導電性充填材を配合混練して
導電性の樹脂を得る場合は、炭素の粉末、炭素繊
維、金属粉末、金属繊維を1種又は2種以上用い
て導電性を得ていた。しかし、体積抵抗率で
10-1Ω・cm以下という高い導電性を得るために
は、炭素の粉末、炭素繊維では不十分であり、ま
た金属粉末を混練する場合は、樹脂に対して60重
量%以上充填しないと高い導電性が得られないと
いう欠点がある。更に金属繊維でも線径が太い銅
繊維や黄銅繊維は30重量%以上の充填が必要であ
り、そのため比重が大きくなる欠点がある。ま
た、線径の細いSUS316ステンレス繊維を充填す
ると、樹脂の粘度が上昇したり、樹脂組成物製造
時の機械的混練によつて繊維が切断され所定の導
電性を得られないため、15重量%以上充填しなけ
ればならないという欠点があつた。 [発明の目的] 本発明の目的は、上記従来の欠点を解消するた
めになされたもので、充填量が少なくて、優れた
導電性を有し、かつ比重が小さく、低コストの導
電性樹脂組成物を提供しようとするものである。 [発明の概要] 本発明者は、上記の目的を達成しようと鋭意検
討を重ねた結果、所定量のSUS304ステンレス繊
維を充填材として使用すれば、優れた導電性を有
し、低比重で、かつ低コストの樹脂組成物が得ら
れることを見いだし、本発明を完成するに至つた
ものである。 すなわち本発明は、合成樹脂に、導電性充填材
としてSUS304ステンレス繊維を1〜10重量%含
有することを特徴とする導電性樹脂組成物であ
る。そしてSUS304ステンレス繊維の化学成分
が、炭素0.08%以下、硅素1.00%以下、マンガン
2.00%以下、リン0.045%以下、硫黄0.030%以下、
ニツケル8.00〜10.50%、クロム18.00〜20.00%、
残部が鉄のものである。 本発明に用いる合成樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リブタジエン樹脂、変性PPO樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れ、これらは単独もしくは2種以上混合して使用
する。 本発明に用いる導電性充填材としてのステンレ
ス繊維は、SUS304と呼ばれる材質で、線径が6
〜15μmで1000〜15000本束ねたものである。線
径が6μm未満であると樹脂の粘度が上昇し、ま
た15μmを超えるとコスト高となり好ましくな
い。SUS304ステンレス繊維の化学成分は、炭素
0.08%以下、硅素1.00%以下、マンガン2.00%以
下、リン0.045%以下、硫黄0.030%下、ニツケル
8.00〜10.50%、クロム18.00〜20.00%、残部が鉄
というもので、通常のSUS316ステンレスよりク
ロムの含有量が多く、ニツケルの含有量が少な
く、かつモリブデンを全く含まないものである。
従つてこの繊維はSUS316の繊維にくらべて若干
硬く、繊維の折れや切断が少ないという性質があ
る。また、SUS316は非磁性であるがこの繊維は
弱磁性である。SUS304ステンレス繊維の充填割
合は、樹脂組成物に対して1〜10重量%であるこ
とが好ましい。充填量が1重量%未満の場合は、
導電性に効果がなく、10重量%を超えると比重が
大きく、またコスト高となり好ましくない。従つ
て前記の範囲内に限定される。 合成樹脂とSUS304ステンレス繊維を用いて導
電性樹脂組成物を製造する方法は、通常行われる
ように、合成樹脂とステンレス繊維を加熱混練し
て製造する。本発明の導電性樹脂組成物は、必要
に応じてまた本発明に係る効果を損わない限りで
その他の添加剤を加えることができる。こうして
得られる導電性樹脂組成物は電子機器等の電磁波
シールド成形品として使用される。 [発明の実施例] 次に本発明を実施例によつて説明するが、本発
明はこの実施例によつて限定されるものではな
い。 実施例 1〜2 第1表に示した組成によつて、線径8μmの
SUS304ステンレス繊維6000本束ねたものをポリ
エチレンテレフタレートで収束し、、長さ5mmに
カツトして、ポリスチレン樹脂と加熱混練して導
電性樹脂組成物を製造した。これを用いて射出成
形して成形品を得、その体積抵抗率および比重を
試験したのでその結果を第1表に示した。本発明
の導電性樹脂組成物は体積抵抗率が小さく、かつ
比重も小さく本発明の効果が認められた。 比較例 第1表に示した組成によつて、線径8μmの
SUS316ステンレス繊維6000本を束ねたものをポ
リエチレンテレフタレートで収束し、長さ5mmに
カツトして実施例1〜2と同様にして導電性樹脂
組成物を製造した。次いで実施例1〜2と同様に
して導電性樹脂組成物を用い射出成形によつて成
形品を得、実施例と同様にして試験を行つた。そ
の結果を第1表に示した。
導電性の優れた導電性樹脂組成物に関する。 [発明の技術的背景とその問題点] 従来、合成樹脂に導電性充填材を配合混練して
導電性の樹脂を得る場合は、炭素の粉末、炭素繊
維、金属粉末、金属繊維を1種又は2種以上用い
て導電性を得ていた。しかし、体積抵抗率で
10-1Ω・cm以下という高い導電性を得るために
は、炭素の粉末、炭素繊維では不十分であり、ま
た金属粉末を混練する場合は、樹脂に対して60重
量%以上充填しないと高い導電性が得られないと
いう欠点がある。更に金属繊維でも線径が太い銅
繊維や黄銅繊維は30重量%以上の充填が必要であ
り、そのため比重が大きくなる欠点がある。ま
た、線径の細いSUS316ステンレス繊維を充填す
ると、樹脂の粘度が上昇したり、樹脂組成物製造
時の機械的混練によつて繊維が切断され所定の導
電性を得られないため、15重量%以上充填しなけ
ればならないという欠点があつた。 [発明の目的] 本発明の目的は、上記従来の欠点を解消するた
めになされたもので、充填量が少なくて、優れた
導電性を有し、かつ比重が小さく、低コストの導
電性樹脂組成物を提供しようとするものである。 [発明の概要] 本発明者は、上記の目的を達成しようと鋭意検
討を重ねた結果、所定量のSUS304ステンレス繊
維を充填材として使用すれば、優れた導電性を有
し、低比重で、かつ低コストの樹脂組成物が得ら
れることを見いだし、本発明を完成するに至つた
ものである。 すなわち本発明は、合成樹脂に、導電性充填材
としてSUS304ステンレス繊維を1〜10重量%含
有することを特徴とする導電性樹脂組成物であ
る。そしてSUS304ステンレス繊維の化学成分
が、炭素0.08%以下、硅素1.00%以下、マンガン
2.00%以下、リン0.045%以下、硫黄0.030%以下、
ニツケル8.00〜10.50%、クロム18.00〜20.00%、
残部が鉄のものである。 本発明に用いる合成樹脂としては、ポリスチレ
ン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リブタジエン樹脂、変性PPO樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げら
れ、これらは単独もしくは2種以上混合して使用
する。 本発明に用いる導電性充填材としてのステンレ
ス繊維は、SUS304と呼ばれる材質で、線径が6
〜15μmで1000〜15000本束ねたものである。線
径が6μm未満であると樹脂の粘度が上昇し、ま
た15μmを超えるとコスト高となり好ましくな
い。SUS304ステンレス繊維の化学成分は、炭素
0.08%以下、硅素1.00%以下、マンガン2.00%以
下、リン0.045%以下、硫黄0.030%下、ニツケル
8.00〜10.50%、クロム18.00〜20.00%、残部が鉄
というもので、通常のSUS316ステンレスよりク
ロムの含有量が多く、ニツケルの含有量が少な
く、かつモリブデンを全く含まないものである。
従つてこの繊維はSUS316の繊維にくらべて若干
硬く、繊維の折れや切断が少ないという性質があ
る。また、SUS316は非磁性であるがこの繊維は
弱磁性である。SUS304ステンレス繊維の充填割
合は、樹脂組成物に対して1〜10重量%であるこ
とが好ましい。充填量が1重量%未満の場合は、
導電性に効果がなく、10重量%を超えると比重が
大きく、またコスト高となり好ましくない。従つ
て前記の範囲内に限定される。 合成樹脂とSUS304ステンレス繊維を用いて導
電性樹脂組成物を製造する方法は、通常行われる
ように、合成樹脂とステンレス繊維を加熱混練し
て製造する。本発明の導電性樹脂組成物は、必要
に応じてまた本発明に係る効果を損わない限りで
その他の添加剤を加えることができる。こうして
得られる導電性樹脂組成物は電子機器等の電磁波
シールド成形品として使用される。 [発明の実施例] 次に本発明を実施例によつて説明するが、本発
明はこの実施例によつて限定されるものではな
い。 実施例 1〜2 第1表に示した組成によつて、線径8μmの
SUS304ステンレス繊維6000本束ねたものをポリ
エチレンテレフタレートで収束し、、長さ5mmに
カツトして、ポリスチレン樹脂と加熱混練して導
電性樹脂組成物を製造した。これを用いて射出成
形して成形品を得、その体積抵抗率および比重を
試験したのでその結果を第1表に示した。本発明
の導電性樹脂組成物は体積抵抗率が小さく、かつ
比重も小さく本発明の効果が認められた。 比較例 第1表に示した組成によつて、線径8μmの
SUS316ステンレス繊維6000本を束ねたものをポ
リエチレンテレフタレートで収束し、長さ5mmに
カツトして実施例1〜2と同様にして導電性樹脂
組成物を製造した。次いで実施例1〜2と同様に
して導電性樹脂組成物を用い射出成形によつて成
形品を得、実施例と同様にして試験を行つた。そ
の結果を第1表に示した。
【表】
[発明の効果]
本発明の導電性樹脂組成物は、所定量の
SUS304ステンレス繊維を充填することによっ
て、少ない充填量にもかかわらず優れた導電性を
有し、比重の小さい、低コストの成形品を得るこ
とができる。ステンレス繊維の充填量が少ないた
め樹脂の粘度上昇や比重の増大がなくなり、また
機械的混練による繊維の切断もなくなり優れた導
電性を示した。
SUS304ステンレス繊維を充填することによっ
て、少ない充填量にもかかわらず優れた導電性を
有し、比重の小さい、低コストの成形品を得るこ
とができる。ステンレス繊維の充填量が少ないた
め樹脂の粘度上昇や比重の増大がなくなり、また
機械的混練による繊維の切断もなくなり優れた導
電性を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂に、導電性充填材としてSUS304ス
テンレス繊維を1〜10重量%含有することを特徴
とする導電性樹脂組成物。 2 SUS304ステンレス繊維の化学成分が、炭素
0.08%以下、硅素1.00%以下、マンガン2.00%以
下、リン0.045%以下、硫黄0.030%以下、ニツケ
ル8.00〜10.50%、クロム18.00〜20.00%、残部が
鉄である特許請求の範囲第1項記載の導電性樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13610285A JPS61296067A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 導電性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13610285A JPS61296067A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 導電性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61296067A JPS61296067A (ja) | 1986-12-26 |
| JPH055264B2 true JPH055264B2 (ja) | 1993-01-21 |
Family
ID=15167320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13610285A Granted JPS61296067A (ja) | 1985-06-24 | 1985-06-24 | 導電性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61296067A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6386755A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-18 | Mitsubishi Monsanto Chem Co | 導電性熱可塑性樹脂組成物 |
| US6811917B2 (en) | 2000-08-14 | 2004-11-02 | World Properties, Inc. | Thermosetting composition for electrochemical cell components and methods of making thereof |
| US7138203B2 (en) | 2001-01-19 | 2006-11-21 | World Properties, Inc. | Apparatus and method of manufacture of electrochemical cell components |
| TWI783071B (zh) * | 2017-10-30 | 2022-11-11 | 日商大賽璐塑膠股份有限公司 | 電磁波遮蔽吸收性成形體 |
| JP7360579B2 (ja) * | 2017-10-30 | 2023-10-13 | ダイセルミライズ株式会社 | 電磁波遮蔽吸収性成形体 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3379000A (en) * | 1965-09-15 | 1968-04-23 | Roehr Prod Co Inc | Metal filaments suitable for textiles |
| JPS5159944A (ja) * | 1974-11-20 | 1976-05-25 | Daidoh Plant Eng | |
| NL193609C (nl) * | 1981-12-30 | 2000-04-04 | Bekaert Sa Nv | Samengestelde streng voor verwerking als granulaat in kunststofproducten en werkwijze voor het vervaardigen van een kunststofmenggranulaat. |
| JPS58222124A (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-23 | Aron Kasei Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
| US4500595A (en) * | 1982-07-22 | 1985-02-19 | Plastic Specialties And Technologies, Inc. | Stainless steel fiber-thermosplastic granules and molded articles therefrom |
| JPS6088063A (ja) * | 1983-10-21 | 1985-05-17 | Seiko Epson Corp | 導電性樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-06-24 JP JP13610285A patent/JPS61296067A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61296067A (ja) | 1986-12-26 |
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