JPH055279B2 - - Google Patents
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- JPH055279B2 JPH055279B2 JP62145026A JP14502687A JPH055279B2 JP H055279 B2 JPH055279 B2 JP H055279B2 JP 62145026 A JP62145026 A JP 62145026A JP 14502687 A JP14502687 A JP 14502687A JP H055279 B2 JPH055279 B2 JP H055279B2
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Description
個所には潤滑剤を適用することが必要であり、特
に注油することが困難な個所には、一般にグリー
スが潤滑剤として用いられている。 而して、ゴムよりなる摺動部あるいはゴムより
なる部材が接触される可能性のある摺動部におい
てはゴムの変質を極力抑制する必要があり、この
ため、従来においてはゴムに対する悪影響の小さ
いヒマシ油系グリースが一般に使用されている。
しかしながら、このヒマシ油系グリースは、経時
的安定性が低くて短期間のうちに軟化したりある
いは酸化されて固化するおそれがある。 このような背景から、ポリアルキレングリコー
ル系グリースが提案されている。しかしこのポリ
アルキレングリコール系グリースは、金属材、特
に鉄に対する潤滑性および防錆性に乏しく、適用
範囲が非常に狭いものである。またこのような点
の改善を図つたグリースが、特公昭61−13518号
公報、特公昭61−13519号公報、特公昭61−9351
号公報、特開昭52−13067号公報などによつて提
案されているが、これらは、いずれも防錆性につ
いてはなお不満足なものである。 〔発明の目的〕 本発明は、以上のような問題点を有さず、ゴム
に対する悪影響を小さく、かつ金属材に対する防
錆性に優れたグリース組成物を提供することを目
的とする。 〔問題点を解決する手段〕 本発明のグリース組成物は、以下の成分A乃至
成分Cからなることを特徴とするものである。 成分A:温度40℃における動粘度が10〜1500cst.
のポリオキシアルキレンおよび/またはその
エーテル誘導体 100重量部 成分B: 脂肪酸金属塩 5〜20重量部 成分C:アルケニルコハク酸、アルケニルコハク
酸無水物およびアルケニルコハク酸エステル
よりなる群から選ばれた少なくとも1種のコ
ハク酸化合物 1〜30重量部 本発明のグリース組成物における成分Aは、ポ
リオキシアルキレンまたはそのエーテル誘導体よ
りなる潤滑基油としての成分であり、それ自体は
上記の特許公報に記載されているように公知のも
のである。この成分Aとして、本発明において
は、ポリオキシアルキレン(両末端基が水酸基
(OH)であるため「ポリオキシアルキレンジオ
ール」とも称する)、ポリオキシアルキレンモノ
アルキルエーテル(末端の水酸基の1つがエーテ
ル化されているので「ポリオキシアルキレンモノ
オール」とも称する)、ポリオキシアルキレンジ
アルキルエーテル、グリセリン(ポリオキシアル
キレン)エーテル(トリエーテルは末端の水酸基
が3つあるため「ポリオキシアルキレントリオー
ル」とも称する)およびこれらの混合物を用いる
ことができる。 上記ポリオキシアルキレンの具体例としては、
ポリオキシエチレン、ポリ(オキシプロピレンオ
キシエチレン)、ポリ(オキシブチレンオキシエ
チレン)、ポリ(オキシペンチレンオキシエチレ
ン)、ポリオキシプロピレン、ポリ(オキシペン
チレンオキシプロピレン)などを挙げることがで
きる。 またポリオキシアルキレンアルキルエーテルの
具体例としては、ポリオキシプロピレンモノブチ
ルエーテル、ポリオキシプロピレンモノプロピル
エーテル、ポリオキシブチレンモノブチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオキシプロピレンモノブ
チルエーテル、ポリオキシエチレンオキシプロピ
レンモノプロピルエーテル、ポリオキシエチレン
オキシプロピレンモノペンチルエーテルなどを挙
げることができる。 グリセリン(ポリオキシアルキレン)エーテル
の具体例としては、グリセリントリ(ポリオキシ
エチレン)エーテル、グリセリントリ(ポリオキ
シプロピレン)エーテル、グリセリントリ〔ポリ
(オキシエチレンオキシプロピレン)〕エーテルな
どを挙げることができる。 以上のうち、本発明においては特にポリオキシ
プロピレンモノブチルエーテルを用いることが好
ましい。 成分Bはグリースにおける増稠剤成分であり、
それ自体公知のものである。この成分Bとして、
本発明においては、種々の脂肪酸金属塩を用いる
ことができ、その具体例としては例えば12−オキ
システアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸などの有機酸の金属塩、例えばカルシウム
塩、リチウム塩、アルミニウム塩、バリウム塩な
どを挙げることができるが、特に12−オキシステ
アリン酸リチウムを用いることが好ましい。この
成分Bの割合の大小により、得られるグリース組
成物の稠度が変わるので、要求される稠度に応じ
て成分Bの使用割合が調整される。 成分Cのコハク酸化合物は、作動油などの防錆
添加剤として市販されている。例えば、式 (式中、Rは炭素数が8〜20のアルケニル基を
表わす。) で表わされるアルケニルコハク酸、その無水物ま
たはその1価または多価アルコールによるアルコ
ールエステルがある。 この成分Cの割合は、成分Aと成分Bとの合計
100重量部に対して1〜30重量部とされるが、こ
の割合が1重量部未満では、得られるグリース組
成物に目的とする優れた防錆性が得られず、また
30重量部を越えると、得られるグリース組成物が
流動性を帯びてグリースとして使用し得ないもの
となる。 本発明においては、以上の成分A乃至成分Cの
ほかに、添加成分を配することができ、その例と
しては、酸化防止剤、固体潤滑剤、その他を挙げ
ることができる。 酸化防止剤としては、1,1,3−トリス(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタン、4,4′−ブチリデンビス(3−メ
チル−5−t−ブチルフエノール)、n−オクタ
デシル−3−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−
ブチルフエニル)プロピオネート、3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、2,6−
ジ−t−ブチルフエノール、その他のフエノール
系の酸化防止剤を用いることができる。これらの
酸化防止剤は成分Aと成分Bの合計100重量部に
対して0.1〜15重量部の割合で使用するのが好ま
しい。 固体潤滑剤としては、ポリテトラフルオロエチ
レン、メラミンシアヌレート付加物、その他を用
いることができ、更に二流化モリブデン、二硫化
タングステン、窒化ホウ素、フツ化黒鉛、その他
を併用することもできる。 本発明のグリース組成物は通常の方法によつて
製造することができ、通常成分Aと成分Bとを混
合して加熱したものに、成分Cと必要に応じて用
いられる添加成分とを添加すればよい。 〔効 果〕 本発明に係るグリース組成物は、以上のように
潤滑基油としての特定のポリオキシアルキレンま
たはそのエーテル誘導体よりなる成分Aと、増稠
剤としての脂肪族金属塩よりなる成分Bと、更に
特定のコハク酸化合物よりなる防錆剤としての成
分Cとを含有してなるものであるため、後述する
実施例の説明からも明らかなように、ゴム部材に
適用された場合にも当該ゴム部材に対して悪影響
を与えることがなく、しかも金属材に対して優れ
た潤滑性と防錆性とが得られ、また経時的安定性
が高く、特にゴム用グリースとして有用なもので
ある。 〔実施例〕 以下本発明の実施例について説明するが、本発
明がこれらによつて限定されるものではない。 実施例1〜3および比較例1〜5 40℃における動粘度が60cst.のポリオキシプロ
ピレングリコールモノブチルエーテル100重量部
と、増稠剤として第1表に示した12−ヒドロキシ
ステアリン酸リチウム(「リチウム石鹸」)とを製
造釜に仕込み、撹拌しながら195℃まで昇温した。
これを100℃まで冷却した上、第1表に記載の防
錆剤および酸化防止剤を加え、充分に撹拌混合し
た後室温まで冷却し、更にロールミルで均質に混
練して種々のグリース組成物を得た。 比較例 6 上記実施例と同じポリオキシプロピレングリコ
ールモノブチルエーテル100重量部と、有機ベン
トナイト(「ベントナイト」)15.9重量部と、炭酸
プロピレン2.3重量部と、防錆剤とを、室温で混
合し、ロールミルで均一に練練してグリース組成
物を得た。 以上の実施例1〜3および比較例1〜6で得ら
れたグリース組成物を試料とし、その各々につい
て以下の測定および試験を行つた。その結果を第
2表に示す。 1 稠度の測定 JIS K−2220に準拠して混和稠度を求めた。 2 離油度の測定 JIS K−2220に準拠して、100℃で24時間経過
したときの離油度を求めた。 3 蒸発量の測定 直径40mmのシヤーレに15gの試料のグリースを
入れ、蓋をせずに120℃の恒温槽に放置し、100時
間経過後に取り出して秤量し、蒸発による減量の
値を求めた。 4 防錆性試験 冷間圧延鋼板「SPCC」の表面を240番のサン
ドペーパで研摩し、溶剤で十分洗浄した後に試料
のグリースをごく薄く塗り伸ばし、更にガーゼに
よつて試料のグリースがガーゼに付着しなくなる
まで拭い、温度80℃、相対湿度95%の条件で放置
して錆が発生するまでの時間を求めた。 5 潤滑性試験 摩耗痕試験 高速4球試験機を用い、回転数1200rpm、荷重
40Kgで1時間運転したときに生じた摩耗痕の平均
径を測定した。 融着荷重試験 シエル4球試験機を用い、回転数1500rpmで1
分間運転し、焼付が発生する最低の荷重の大きさ
を求めた。 6 ゴム浸漬試験 各々天然ゴム、アクリロニトリルブタジエンゴ
ム(NBR)、クロロプレンおよびエチレンプロピ
レンジエンゴム(EPDM)よりなる試験用ゴム
片を、試料のグリース中に80℃で100時間浸漬し、
その後JIS K−6301(加硫ゴム試験方法)に準拠
して、各ゴム片について体積の変化および硬さの
変化を求めた。
示す。
第2表の結果から、本発明の実施例に係る各グ
リース組成物は、そのいずれのものも、潤滑性お
よびゴム浸漬試験において十分満足すべき特性を
有し、かつ非常に優れた防錆性を有するものであ
ることが明らかである。これに対し、比較例のグ
リース組成物は、潤滑性およびゴム浸漬試験にお
いては実用可能な特性を有してはいるが、防錆性
の低いものである。特に比較例4および比較例5
は、既述の公知の特許公報に例示された防錆剤を
用いた例であるが、その結果は不十分なものであ
り、本発明と比較する防錆性に歴然たる差異があ
る。また比較例6の結果から、有機ベントナイト
よりなる増稠剤を用いた場合には、本発明におけ
るコハク酸化合物を使用しても、十分な結果を得
ることができない。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 成分A:温度40℃における動粘度が10〜
1500cst.のポリオキシアルキレンおよび/また
はそのエーテル誘導体 100重量部と、 成分B:脂肪酸金属塩 5〜20重量部と、 成分C:アルケニルコハク酸、アルケニルコハク
酸無水物およびアルケニルコハク酸エステルよ
りなる群から選ばれた少なくとも1種のコハク
酸化合物 1〜30重量部と、 からなることを特徴とするグリース組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14502687A JPS63309591A (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | グリ−ス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14502687A JPS63309591A (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | グリ−ス組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63309591A JPS63309591A (ja) | 1988-12-16 |
| JPH055279B2 true JPH055279B2 (ja) | 1993-01-21 |
Family
ID=15375705
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14502687A Granted JPS63309591A (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | グリ−ス組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63309591A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2001335792A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-12-04 | Nsk Ltd | 潤滑グリース組成物及びそれを用いた転がり軸受、転動装置 |
| JP4641336B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2011-03-02 | 協同油脂株式会社 | グリース組成物 |
| KR20110053433A (ko) * | 2008-08-01 | 2011-05-23 | 쉘 인터내셔날 리써취 마트샤피지 비.브이. | 윤활 그리스 조성물 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5649800A (en) * | 1979-09-29 | 1981-05-06 | Daihatsu Motor Co Ltd | Grease composition for brake or clutch |
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| JPS58222193A (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-23 | Nippon Oil Co Ltd | さび止め用添加剤組成物を含有する潤滑剤組成物 |
| JPH055279A (ja) * | 1991-06-21 | 1993-01-14 | Kanebo Ltd | セルロース系繊維立毛製品の製造方法 |
-
1987
- 1987-06-11 JP JP14502687A patent/JPS63309591A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63309591A (ja) | 1988-12-16 |
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