JPH0552911B2 - - Google Patents
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- JPH0552911B2 JPH0552911B2 JP60035143A JP3514385A JPH0552911B2 JP H0552911 B2 JPH0552911 B2 JP H0552911B2 JP 60035143 A JP60035143 A JP 60035143A JP 3514385 A JP3514385 A JP 3514385A JP H0552911 B2 JPH0552911 B2 JP H0552911B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control rod
- guide tube
- tube
- reactor
- rod guide
- Prior art date
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、高速増殖炉の制御棒装置に係り、特
に原子炉運転時に冷却材の流れにより発生する制
御棒の流力振動の阻止構造を改良した原子炉制御
装置に関するものである。
に原子炉運転時に冷却材の流れにより発生する制
御棒の流力振動の阻止構造を改良した原子炉制御
装置に関するものである。
この種の原子炉制御棒に関連し、第1公知例の
原子力学会誌vol21、No.27(1979)及び第2公知例
の特開昭56−16895が知られている。本発明の背
景を本発明の実施例の第4図を用いて説明する。
第4図は縦断面図である。高速増殖炉の炉心に
は、複数の燃料集合体(図示せず)と共に、複数
の制御棒集合体が設置されている。制御棒集合
体は通常、制御棒1及び制御棒案内管2より構
成され、制御棒1は炉心の上方から制御棒駆動機
構によつて吊り下げられており、炉心の下方か
ら別個に支持されている制御棒案内管2内に案内
されるように形成されている。制御棒1は、制御
棒駆動機構により制御棒案内管2内で上下に駆
動されることによつて炉心内での核反応を制御す
る機能を持つている。即ち、炉心の該反応の観点
からは、制御棒1の引抜きは反応の進展に、挿入
は反応の抑制にそれぞれ対応している。また、地
震等を含む緊急時には、制御棒1はいずれの挿入
状態からも急速に全挿入位置まで挿入され炉心の
核反応を停止させるようになつている。
原子力学会誌vol21、No.27(1979)及び第2公知例
の特開昭56−16895が知られている。本発明の背
景を本発明の実施例の第4図を用いて説明する。
第4図は縦断面図である。高速増殖炉の炉心に
は、複数の燃料集合体(図示せず)と共に、複数
の制御棒集合体が設置されている。制御棒集合
体は通常、制御棒1及び制御棒案内管2より構
成され、制御棒1は炉心の上方から制御棒駆動機
構によつて吊り下げられており、炉心の下方か
ら別個に支持されている制御棒案内管2内に案内
されるように形成されている。制御棒1は、制御
棒駆動機構により制御棒案内管2内で上下に駆
動されることによつて炉心内での核反応を制御す
る機能を持つている。即ち、炉心の該反応の観点
からは、制御棒1の引抜きは反応の進展に、挿入
は反応の抑制にそれぞれ対応している。また、地
震等を含む緊急時には、制御棒1はいずれの挿入
状態からも急速に全挿入位置まで挿入され炉心の
核反応を停止させるようになつている。
制御棒案内管2の内部には、路心内の核反応に
より発生する中性子の照射により発熱する中性子
吸収体11が配置され、かつ、制御棒1の構成材
の冷却のために液体ナトリウム3が流されてい
る。制御棒1の位置では制御棒1の内部を流れる
ものと、制御棒1と制御棒案内管2との間を流れ
るものとに分れた後、制御棒1の上方で合流し、
制御棒案内管2の頂部から放出されている。この
液体ナトリウム3の流れによつて、制御棒1は上
下方向と同時に水平方向の力を受け、制御棒2の
内部で水平方向に変位、振動することが知られら
れている。(この現象を通常流力振動と呼んでい
る)この制御棒1の流力振動は、炉心の該反応に
ゆらぎ(変動し一定状態でないこと)を発生さ
せ、原子炉の運転にとつて有害であるとともに、
その量が過大なときには原子炉の運転そのものを
困難にする。
より発生する中性子の照射により発熱する中性子
吸収体11が配置され、かつ、制御棒1の構成材
の冷却のために液体ナトリウム3が流されてい
る。制御棒1の位置では制御棒1の内部を流れる
ものと、制御棒1と制御棒案内管2との間を流れ
るものとに分れた後、制御棒1の上方で合流し、
制御棒案内管2の頂部から放出されている。この
液体ナトリウム3の流れによつて、制御棒1は上
下方向と同時に水平方向の力を受け、制御棒2の
内部で水平方向に変位、振動することが知られら
れている。(この現象を通常流力振動と呼んでい
る)この制御棒1の流力振動は、炉心の該反応に
ゆらぎ(変動し一定状態でないこと)を発生さ
せ、原子炉の運転にとつて有害であるとともに、
その量が過大なときには原子炉の運転そのものを
困難にする。
第6図は、この流力振動を抑制するための第1
公知例の構造の断面図である。図において、制御
棒1の下部構造部に、鋼球4を鋼球押え5を介在
しボルト(図示せず)により固定設置し、制御棒
案内管2との間のギヤツプを制限する方法を採用
している。この構造においては、制御棒1が、制
御棒案内管2に対して平行状態を保つたまま変位
振動する場合は、鋼球21と制御棒案内管2との
間のギヤツプ内に流力振動を抑制することが可能
となり著しく有効な手段である。しかし、第7図
に示す如く、制御棒1の上方で大きく振れるモー
ド、すなわち、原子炉の核反応のゆらぎの直接の
原因となる中性子吸収有効部8の部分の変位振動
の抑制に対しては効果が小さい。尚、第7図にお
いて、7は保護管、9は制御棒上部延長管であ
る。通常、高速増殖炉の場合は、制御棒駆動機構
の駆動延長軸18(第8図参照)は原子炉全体
構造の制約により、比較的長くなることから、上
記の制御棒1の上方の振れが大きくなるモードが
無視できない。また、炉心内に設置される構造物
としては、可能な限り構造を簡素化し、構成部品
を少なくして信頼性の向上を図る必要がある。
公知例の構造の断面図である。図において、制御
棒1の下部構造部に、鋼球4を鋼球押え5を介在
しボルト(図示せず)により固定設置し、制御棒
案内管2との間のギヤツプを制限する方法を採用
している。この構造においては、制御棒1が、制
御棒案内管2に対して平行状態を保つたまま変位
振動する場合は、鋼球21と制御棒案内管2との
間のギヤツプ内に流力振動を抑制することが可能
となり著しく有効な手段である。しかし、第7図
に示す如く、制御棒1の上方で大きく振れるモー
ド、すなわち、原子炉の核反応のゆらぎの直接の
原因となる中性子吸収有効部8の部分の変位振動
の抑制に対しては効果が小さい。尚、第7図にお
いて、7は保護管、9は制御棒上部延長管であ
る。通常、高速増殖炉の場合は、制御棒駆動機構
の駆動延長軸18(第8図参照)は原子炉全体
構造の制約により、比較的長くなることから、上
記の制御棒1の上方の振れが大きくなるモードが
無視できない。また、炉心内に設置される構造物
としては、可能な限り構造を簡素化し、構成部品
を少なくして信頼性の向上を図る必要がある。
第8図も流力振動を抑制するための第2公知例
の構造を示す断面図である。第8図においては、
制御棒1の上部構造物及び下部構造物の双方に、
円周上の等分位置の複数個所に溝6を第9図に示
す如く設け、溝6と制御棒案内管2との間に鋼球
4を設置している。鋼球4は第9図に示す如く制
御棒1の上部及び下部構造物の溝6に保持される
ため、鋼球4を保持、固定しておくための余分な
部材は不要である。また、第6図の構造の場合に
問題となる制御棒1の上方が振れるモードに対し
ても、確実に流力振動を抑制することが可能とな
り、流力振動の問題解決のためには非常に有効な
手段である。
の構造を示す断面図である。第8図においては、
制御棒1の上部構造物及び下部構造物の双方に、
円周上の等分位置の複数個所に溝6を第9図に示
す如く設け、溝6と制御棒案内管2との間に鋼球
4を設置している。鋼球4は第9図に示す如く制
御棒1の上部及び下部構造物の溝6に保持される
ため、鋼球4を保持、固定しておくための余分な
部材は不要である。また、第6図の構造の場合に
問題となる制御棒1の上方が振れるモードに対し
ても、確実に流力振動を抑制することが可能とな
り、流力振動の問題解決のためには非常に有効な
手段である。
一方、制御棒1は、地震時等を含む緊急時には
制御棒案内管2をガイドとして、急速に炉心内に
挿入されなければならないようになつており、こ
の観点から、第8図の構造の場合、次のような問
題点がある。それは、制御棒駆動機構を支持す
る炉心上部機構(図示せず)と、制御棒案内管2
を支持する炉心支持板(図示せず)とは、地震時
の相対変位、熱変位、据付誤差等により相対的に
変位することにより第10図に示すように、制御
棒駆動機構上部案内管19の中心bの制御棒案内
管2の中心aとは寸法lだけ相対的に偏心するこ
とである。この場合でも、制御棒1の挿入性が損
なわれないためには、第8図に示す状態にて、制
御棒1の下部の鋼球4あるいは下部肩部(図示せ
ず)と制御棒案内部2の内面の接触部Dと、制御
棒1の上部肩20部及び制御棒案内管2の内面の接
触部Bと、制御棒駆動機構上部案内管19の内面
と制御棒上部延長軸9との接触部Cが同時に接触
を起こさない(3点接触を起こさない)ことが条
件となる。ところが、第8図の構造の場合は、流
力振動を確実に抑制する目的のために、鋼球4を
制御棒1の上・下に設置する構造としているた
め、第10図に示す偏心量寸法lが制約を受け、
比較的偏心量が大きくなる場合には、制御棒1の
挿入性が損なわれる(3点接触が生じる)問題が
あつた。
制御棒案内管2をガイドとして、急速に炉心内に
挿入されなければならないようになつており、こ
の観点から、第8図の構造の場合、次のような問
題点がある。それは、制御棒駆動機構を支持す
る炉心上部機構(図示せず)と、制御棒案内管2
を支持する炉心支持板(図示せず)とは、地震時
の相対変位、熱変位、据付誤差等により相対的に
変位することにより第10図に示すように、制御
棒駆動機構上部案内管19の中心bの制御棒案内
管2の中心aとは寸法lだけ相対的に偏心するこ
とである。この場合でも、制御棒1の挿入性が損
なわれないためには、第8図に示す状態にて、制
御棒1の下部の鋼球4あるいは下部肩部(図示せ
ず)と制御棒案内部2の内面の接触部Dと、制御
棒1の上部肩20部及び制御棒案内管2の内面の接
触部Bと、制御棒駆動機構上部案内管19の内面
と制御棒上部延長軸9との接触部Cが同時に接触
を起こさない(3点接触を起こさない)ことが条
件となる。ところが、第8図の構造の場合は、流
力振動を確実に抑制する目的のために、鋼球4を
制御棒1の上・下に設置する構造としているた
め、第10図に示す偏心量寸法lが制約を受け、
比較的偏心量が大きくなる場合には、制御棒1の
挿入性が損なわれる(3点接触が生じる)問題が
あつた。
本発明は上記の状況に鑑みなされたものであ
り、原子炉運転時に発生する制御棒の流力振動を
抑制することにより原子炉出力のゆらぎを抑制で
きるとともに、制御棒の引抜、挿入の円滑な操作
性を損うことなく地震時等を含む制御棒緊急挿入
時に要求される偏心量を確保でき、かつ、制御棒
緊急挿入時の摺動性能や取付環境に対する構成部
品の健全性も保持できる原子炉制御棒装置を提供
することを目的としたものである。
り、原子炉運転時に発生する制御棒の流力振動を
抑制することにより原子炉出力のゆらぎを抑制で
きるとともに、制御棒の引抜、挿入の円滑な操作
性を損うことなく地震時等を含む制御棒緊急挿入
時に要求される偏心量を確保でき、かつ、制御棒
緊急挿入時の摺動性能や取付環境に対する構成部
品の健全性も保持できる原子炉制御棒装置を提供
することを目的としたものである。
本発明の原子炉制御棒装置は、原子炉の出力を
制御する中性子吸収材が収納された中性子吸収体
と、該中性子吸収体が被覆管に内蔵されて上下部
構造体間に支持される保護管内に収納し形成され
た制御棒と、内部に該制御棒が遊嵌され該制御棒
外周に冷却材が流通されるように形成された制御
棒案内管とを設けてなり、上記制御棒の上記保護
管の軸方向の同一外径部分のほぼ中間部ないしは
中性子吸収有効部のほぼ中間部の1個所の円周上
の複数個所に突起が配設され、該突起が上記制御
棒案内管内周面に対向する側に表面硬化処理を施
こされると共に上記保護管に螺着された後該保護
管を貫通し突出したねじ端部がさらにかしめ固着
されているものである。即ち、液体ナトリウムの
流力振動を抑制するための突起を、保護管の軸方
向の同一外径部分の中間ないし中性子吸収有効部
の中間に固定し制御棒保護管に対する制御棒の傾
きを抑制すると共に、制御棒の緊急挿入時に円滑
に挿入できるようにしたものである。
制御する中性子吸収材が収納された中性子吸収体
と、該中性子吸収体が被覆管に内蔵されて上下部
構造体間に支持される保護管内に収納し形成され
た制御棒と、内部に該制御棒が遊嵌され該制御棒
外周に冷却材が流通されるように形成された制御
棒案内管とを設けてなり、上記制御棒の上記保護
管の軸方向の同一外径部分のほぼ中間部ないしは
中性子吸収有効部のほぼ中間部の1個所の円周上
の複数個所に突起が配設され、該突起が上記制御
棒案内管内周面に対向する側に表面硬化処理を施
こされると共に上記保護管に螺着された後該保護
管を貫通し突出したねじ端部がさらにかしめ固着
されているものである。即ち、液体ナトリウムの
流力振動を抑制するための突起を、保護管の軸方
向の同一外径部分の中間ないし中性子吸収有効部
の中間に固定し制御棒保護管に対する制御棒の傾
きを抑制すると共に、制御棒の緊急挿入時に円滑
に挿入できるようにしたものである。
以下本発明の原子炉制御棒装置を実施例を用い
従来と同部品は同符号で示し同部分の構造の説明
は省略し第1図ないし第4図により説明する。第
1図は第4図の−矢視断面拡大図、第2図は
第1図の−矢視断面図、第3図は第2図の突
起のかしめ前の詳細図である。制御棒1は、制御
棒駆動機構と接続するための制御棒上部延長軸
9、上部構造体12と下部構造体13とを連結接
続する保護管7、内部に中性子吸収体11(通常
中性子吸収材としてボロンカーバイトのペレツト
が使用される)を収納する被覆管10とにより構
成されている。制御棒1を軸方向に区分してみた
場合、中性子吸収体11の範囲を特に中性子吸収
有効部8と呼んでいる。
従来と同部品は同符号で示し同部分の構造の説明
は省略し第1図ないし第4図により説明する。第
1図は第4図の−矢視断面拡大図、第2図は
第1図の−矢視断面図、第3図は第2図の突
起のかしめ前の詳細図である。制御棒1は、制御
棒駆動機構と接続するための制御棒上部延長軸
9、上部構造体12と下部構造体13とを連結接
続する保護管7、内部に中性子吸収体11(通常
中性子吸収材としてボロンカーバイトのペレツト
が使用される)を収納する被覆管10とにより構
成されている。制御棒1を軸方向に区分してみた
場合、中性子吸収体11の範囲を特に中性子吸収
有効部8と呼んでいる。
中性子吸収有効部8の範囲の途中(実際に取り
付ける位置は、後述する制御棒1の挿入性上で必
要、かつ、許容できる偏心量l、及び原子炉制御
上要求される流力振動の許容変位との関係から最
適位置を選定する)には、流力振動を抑制するた
めの突起14が保護管7の円周上に複数ケ所(第
1図の実施例では6ケ所)に分散設置されてい
る。突起14の表面には、制御棒1を炉心内に急
速挿入する際に、制御棒案内管2の内面との摺動
特性を良好にするため、ニツケルをベースとし他
の元素を加えたステライト(米キヤポツト社商品
名)またはコルモノイ(米コルモノイ社商品名)
を肉盛りまたは溶射処理して表面硬化部15によ
り硬度を高めてある。突起14は保護管7に対し
第3図に示すねじ16をねじ込んだ上表面硬化部
15が施こされている側に対し反対側に形成され
た溝17を押し拡げかしめ固着されている。従つ
て、ねじ込みが弛むことがない。
付ける位置は、後述する制御棒1の挿入性上で必
要、かつ、許容できる偏心量l、及び原子炉制御
上要求される流力振動の許容変位との関係から最
適位置を選定する)には、流力振動を抑制するた
めの突起14が保護管7の円周上に複数ケ所(第
1図の実施例では6ケ所)に分散設置されてい
る。突起14の表面には、制御棒1を炉心内に急
速挿入する際に、制御棒案内管2の内面との摺動
特性を良好にするため、ニツケルをベースとし他
の元素を加えたステライト(米キヤポツト社商品
名)またはコルモノイ(米コルモノイ社商品名)
を肉盛りまたは溶射処理して表面硬化部15によ
り硬度を高めてある。突起14は保護管7に対し
第3図に示すねじ16をねじ込んだ上表面硬化部
15が施こされている側に対し反対側に形成され
た溝17を押し拡げかしめ固着されている。従つ
て、ねじ込みが弛むことがない。
原子炉の通常運転時には、制御棒1は制御棒駆
動機構により上下駆動されるが、中性子吸収有
効部8が燃料集合体(図示せず)に対して上方に
引抜かれることにより、中性子吸収能力が減少し
炉心の核反応が増加し原子炉の出力が上昇する方
向に作用する。逆に、制御棒1が挿入された(中
性子吸収有効部8が燃料集合体に近づく方向に駆
動される)場合は原子炉の出力が低下する方向に
作用する。また、地震時を含む緊張時には、制御
棒1を炉心内に急速に全装入位置(中性子吸収有
効部8が核燃料集合体と一致する状態)まで挿入
し、炉心の核反応を停止させるように形成されて
いる。
動機構により上下駆動されるが、中性子吸収有
効部8が燃料集合体(図示せず)に対して上方に
引抜かれることにより、中性子吸収能力が減少し
炉心の核反応が増加し原子炉の出力が上昇する方
向に作用する。逆に、制御棒1が挿入された(中
性子吸収有効部8が燃料集合体に近づく方向に駆
動される)場合は原子炉の出力が低下する方向に
作用する。また、地震時を含む緊張時には、制御
棒1を炉心内に急速に全装入位置(中性子吸収有
効部8が核燃料集合体と一致する状態)まで挿入
し、炉心の核反応を停止させるように形成されて
いる。
一方、制御棒案内管2の内部には、中性子の照
射により発熱した中性子吸収体11及びその他の
制御棒1の構成材の冷却のため、制御棒案内管2
の下方より冷却材である液体ナトリウム3が流れ
ており、制御棒1の位置では、制御棒1の内部を
流れるものと、制御棒1と制御棒案内管2との間
に流れるものに分れた後、制御棒1の上方で合流
し、制御棒案内管2の頂部から放出されている。
この液体ナトリウム3の流れによつて制御棒1
は、上下方向と同時に水平方向の力を受け、制御
棒案内管2の内部で水平方向に変位、振動させら
れるが、この振動変位は、突起14と制御棒案内
管2とのギヤツプ以内に制限される。尚、このギ
ヤツプは、原子炉の出力のゆらぎを必要、かつ、
充分な値に抑制できるように選定する。この振動
変位において、第6図の構造の場合に問題となつ
ている制御棒1の上方が大きく振れるモードに対
しては、第5図に示す如く、突起14の位置を中
性子吸収有効部8の途中に設けることにより、突
起14と制御棒案内管2とのギヤツプを一定にし
て比較した場合、中性子吸収有効部8を変位量を
小さく抑えることができる。尚、突起14の取付
位置の決定は、該反応のゆらぎを抑制する観点か
らは中性子吸収有効部8の上下方向の中間部分を
中心に考え、制御棒1の許容傾きを大きくしたい
と云う観点からは保護管10の同一外径部分の上
下の中間部分を中心に考え最終的には両観点を勘
案して決定する。
射により発熱した中性子吸収体11及びその他の
制御棒1の構成材の冷却のため、制御棒案内管2
の下方より冷却材である液体ナトリウム3が流れ
ており、制御棒1の位置では、制御棒1の内部を
流れるものと、制御棒1と制御棒案内管2との間
に流れるものに分れた後、制御棒1の上方で合流
し、制御棒案内管2の頂部から放出されている。
この液体ナトリウム3の流れによつて制御棒1
は、上下方向と同時に水平方向の力を受け、制御
棒案内管2の内部で水平方向に変位、振動させら
れるが、この振動変位は、突起14と制御棒案内
管2とのギヤツプ以内に制限される。尚、このギ
ヤツプは、原子炉の出力のゆらぎを必要、かつ、
充分な値に抑制できるように選定する。この振動
変位において、第6図の構造の場合に問題となつ
ている制御棒1の上方が大きく振れるモードに対
しては、第5図に示す如く、突起14の位置を中
性子吸収有効部8の途中に設けることにより、突
起14と制御棒案内管2とのギヤツプを一定にし
て比較した場合、中性子吸収有効部8を変位量を
小さく抑えることができる。尚、突起14の取付
位置の決定は、該反応のゆらぎを抑制する観点か
らは中性子吸収有効部8の上下方向の中間部分を
中心に考え、制御棒1の許容傾きを大きくしたい
と云う観点からは保護管10の同一外径部分の上
下の中間部分を中心に考え最終的には両観点を勘
案して決定する。
一方、制御棒1の挿入性上要求される偏心量l
は突起14を制御棒1の軸方向の一個所のみに設
置する構造とするため充分確保することが可能で
ある。第4図の図示でも明らかなように突起14
と制御棒案内管2との間のギヤツプを一定にして
比較した場合、突起14の位置が、制御棒1の上
部構造体12、下部構造体13を含め、保護管7
と同一外径部全長の中央部になつた場合、偏心量
lは最大値をとることができる。
は突起14を制御棒1の軸方向の一個所のみに設
置する構造とするため充分確保することが可能で
ある。第4図の図示でも明らかなように突起14
と制御棒案内管2との間のギヤツプを一定にして
比較した場合、突起14の位置が、制御棒1の上
部構造体12、下部構造体13を含め、保護管7
と同一外径部全長の中央部になつた場合、偏心量
lは最大値をとることができる。
上記の理由により、突起14を中性子吸収有効
部8の途中に設置するには、制御棒1の構造上必
然的に突起14を保護管7に取り付ける必要があ
る。そして、突起14を保護管7に設置する方法
として次に示す種々の方法が考えられる。
部8の途中に設置するには、制御棒1の構造上必
然的に突起14を保護管7に取り付ける必要があ
る。そして、突起14を保護管7に設置する方法
として次に示す種々の方法が考えられる。
(1) 保護管7に直接塑性加工により凸加工して突
起14を設ける。
起14を設ける。
(2) 保護管7に引抜加工時突起設置位置の肉厚を
厚くし機械加工によつて突起14を形成する。
厚くし機械加工によつて突起14を形成する。
(3) 保護管7に、肉盛加工あるいは溶接により突
起14を形成する。
起14を形成する。
(4) 保護管7に、別途加工した突起を半田付けあ
るいは接着剤等により取付ける。
るいは接着剤等により取付ける。
(5) 本実施例の如く保護管7に別途加工した突起
をねじ込み、かつ、ねじ込み後かしめる。
をねじ込み、かつ、ねじ込み後かしめる。
一方、突起14を保護管7に取り付けるに当り
特に考慮しなければならないこととして、突起1
4が取り付けられる場所の使用環境条件は次の如
くであるため、これらの条件を満足した健全性を
有するものであることを要する。
特に考慮しなければならないこととして、突起1
4が取り付けられる場所の使用環境条件は次の如
くであるため、これらの条件を満足した健全性を
有するものであることを要する。
(a) 約400〜500℃の高温の液体ナトリウム中であ
る。
る。
(b) 高中性子照射を受ける場所である。
(c) 制御棒1を炉心で緊急挿入する際には、制御
棒案内管2の内面を高速で摺動する。
棒案内管2の内面を高速で摺動する。
そして、上記の突起14の取付構造案のうち、
(1)〜(4)については、次のような問題があり採用し
難い。まず、(1)及び(2)案により突起を設ける場合
は、制御棒1の急速挿入時の摺動部が同一材質と
なり、摺動特性上好ましくない。また、(1)〜(3)の
案により設けた突起の表面に表面硬化部15の肉
盛あるいは溶射を施こす場合は、次のような問題
が生じる。通常、制御棒案内管2、保護管7等
は、中性子照射によりスエリング(中性子の照射
により材料の内部に空孔が生成され材料が膨張す
る現象のことであり、オーステナイト系ステンレ
ス鋼の場合、この現象は冷間加工を施すことによ
り抑制することができる)の量を抑えるため、約
20%程度の冷間加工材を使用することにしてい
る。この冷間加工を施した保護管7に肉盛あるい
は溶射を施すために加熱することは、加熱された
部分が溶体化することによりスエリング率が大き
くなり、元々の冷間加工部のスエリング率の小さ
い部分との間で、制御棒1の使用期間中、中性子
照射の蓄積によつて歪み差が生じ、場合によつて
は強度上のリスクが大きくなる。また、(4)案の突
起を設ける方法としては、半田等の低融点合金に
よる接着は、高温のナトリウム中であることから
考慮すれば論外であり、その他の接着剤について
も高温の液体ナトリウム中であることから、信頼
性、健全性の面で問題がある。
(1)〜(4)については、次のような問題があり採用し
難い。まず、(1)及び(2)案により突起を設ける場合
は、制御棒1の急速挿入時の摺動部が同一材質と
なり、摺動特性上好ましくない。また、(1)〜(3)の
案により設けた突起の表面に表面硬化部15の肉
盛あるいは溶射を施こす場合は、次のような問題
が生じる。通常、制御棒案内管2、保護管7等
は、中性子照射によりスエリング(中性子の照射
により材料の内部に空孔が生成され材料が膨張す
る現象のことであり、オーステナイト系ステンレ
ス鋼の場合、この現象は冷間加工を施すことによ
り抑制することができる)の量を抑えるため、約
20%程度の冷間加工材を使用することにしてい
る。この冷間加工を施した保護管7に肉盛あるい
は溶射を施すために加熱することは、加熱された
部分が溶体化することによりスエリング率が大き
くなり、元々の冷間加工部のスエリング率の小さ
い部分との間で、制御棒1の使用期間中、中性子
照射の蓄積によつて歪み差が生じ、場合によつて
は強度上のリスクが大きくなる。また、(4)案の突
起を設ける方法としては、半田等の低融点合金に
よる接着は、高温のナトリウム中であることから
考慮すれば論外であり、その他の接着剤について
も高温の液体ナトリウム中であることから、信頼
性、健全性の面で問題がある。
しかし、(5)案の本実施例の場合は、突起14の
構成及び取付上の問題点はすべて解決されてい
る。即ち、摺動特性を良好にするため突起14の
表面には、表面硬化部15の肉盛りあるいは溶射
を施こしてある。そして、これを取り付ける方法
としては、ねじ込んだ後かしめるため、突起14
の取付部が溶体化することがなく、従つてスエリ
ングによる歪み差の問題は生じない。
構成及び取付上の問題点はすべて解決されてい
る。即ち、摺動特性を良好にするため突起14の
表面には、表面硬化部15の肉盛りあるいは溶射
を施こしてある。そして、これを取り付ける方法
としては、ねじ込んだ後かしめるため、突起14
の取付部が溶体化することがなく、従つてスエリ
ングによる歪み差の問題は生じない。
このように本実施例の原子炉制御棒装置は、制
御棒の保護管の軸方向の同一外径部分のほぼ中間
部等の1個所の円周上の複数個所に突起を配設
し、この突起を制御棒案内管内周面に対向する側
に表面硬化処理を施こし保護管に螺着し螺着後ね
じ端をかしめ固着したので、原子炉運転時に発生
する制御棒の流力振動を抑制することにより原子
炉出力のゆらぎを抑制しながら、制御棒の引抜、
挿入及び地震時等を含む制御棒緊急挿入時に要求
される偏心量も確保できる。即ち、第4図に示す
突起をさらに上方に配置することにより偏心量を
大きくでき、緊急挿入時の摺動性能も確保するこ
とができる。また、突起をねじ込み後かしめ固着
することにより中性子照射を受ける部分において
も強固に健全に固定できる。
御棒の保護管の軸方向の同一外径部分のほぼ中間
部等の1個所の円周上の複数個所に突起を配設
し、この突起を制御棒案内管内周面に対向する側
に表面硬化処理を施こし保護管に螺着し螺着後ね
じ端をかしめ固着したので、原子炉運転時に発生
する制御棒の流力振動を抑制することにより原子
炉出力のゆらぎを抑制しながら、制御棒の引抜、
挿入及び地震時等を含む制御棒緊急挿入時に要求
される偏心量も確保できる。即ち、第4図に示す
突起をさらに上方に配置することにより偏心量を
大きくでき、緊急挿入時の摺動性能も確保するこ
とができる。また、突起をねじ込み後かしめ固着
することにより中性子照射を受ける部分において
も強固に健全に固定できる。
以上記述した如く本発明の原子炉制御棒装置
は、原子炉運転時に発生する制御棒の流力振動を
抑制することにより原子炉出力のゆらぎを抑制で
きると共に、制御棒の引抜、挿入の円滑の操作性
を損うことなく地震時等を含む制御緊急挿入時に
要求される偏心量を確保でき、かつ、制御棒緊急
挿入時の摺動性能や取付環境に対する構成部品の
健全性も保持できる効果を有するものである。
は、原子炉運転時に発生する制御棒の流力振動を
抑制することにより原子炉出力のゆらぎを抑制で
きると共に、制御棒の引抜、挿入の円滑の操作性
を損うことなく地震時等を含む制御緊急挿入時に
要求される偏心量を確保でき、かつ、制御棒緊急
挿入時の摺動性能や取付環境に対する構成部品の
健全性も保持できる効果を有するものである。
第1図は本発明の原子炉制御棒装置の実施例の
第4図の−矢視断面図、第2図は第1図の
−矢視断面図、第3図は第2図の突起のかしめ
前の詳細図、第4図は第1図の装置の縦断面図、
第5図は第4図の制御棒の変位モード説明図、第
6図、第8図はそれぞれ従来の原子炉制御棒装置
の断面図、第7図は第6図の制御棒の変位モード
説明図、第9図は第8図の−矢視断面の説明
図、第10図は制御棒挿入時の変形モード説明図
である。 1……制御棒、2……制御棒案内管、3……液
体ナトリウム、7……保護管、8……中性子吸収
有効部、10……被覆管、11……中性子吸収
体、12……上部構造体、13……下部構造体、
14……突起、15……表面硬化部、16……ね
じ。
第4図の−矢視断面図、第2図は第1図の
−矢視断面図、第3図は第2図の突起のかしめ
前の詳細図、第4図は第1図の装置の縦断面図、
第5図は第4図の制御棒の変位モード説明図、第
6図、第8図はそれぞれ従来の原子炉制御棒装置
の断面図、第7図は第6図の制御棒の変位モード
説明図、第9図は第8図の−矢視断面の説明
図、第10図は制御棒挿入時の変形モード説明図
である。 1……制御棒、2……制御棒案内管、3……液
体ナトリウム、7……保護管、8……中性子吸収
有効部、10……被覆管、11……中性子吸収
体、12……上部構造体、13……下部構造体、
14……突起、15……表面硬化部、16……ね
じ。
Claims (1)
- 1 原子炉の出力を制御する中性子吸収材が収納
された中性子吸収体と、該中性子吸収体が被覆管
に内蔵されて上下部構造体間に支持される保護管
内に収納し形成された制御棒と、内部に該制御棒
が遊嵌され該制御棒外周に冷却材が流通されるよ
うに形成された制御棒案内管とを設けたものにお
いて、上記制御棒の上記保護管の軸方向の同一外
径部分のほぼ中間部ないしは中性個吸収有効部の
ほぼ中間部の1個所の円周上の複数個所に突起が
配設され、該突起が上記制御棒案内管内周面に対
向する側に表面硬化処理を施こされると共に上記
保護管に螺着された後該保護管を貫通し突出した
ねじ端部がさらにかしめ固着されていることを特
徴とする原子炉制御棒装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60035143A JPS61194390A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 原子炉制御棒装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60035143A JPS61194390A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 原子炉制御棒装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61194390A JPS61194390A (ja) | 1986-08-28 |
| JPH0552911B2 true JPH0552911B2 (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=12433682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60035143A Granted JPS61194390A (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 | 原子炉制御棒装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61194390A (ja) |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP60035143A patent/JPS61194390A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61194390A (ja) | 1986-08-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |