JPH0553196B2 - - Google Patents
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- JPH0553196B2 JPH0553196B2 JP1210556A JP21055689A JPH0553196B2 JP H0553196 B2 JPH0553196 B2 JP H0553196B2 JP 1210556 A JP1210556 A JP 1210556A JP 21055689 A JP21055689 A JP 21055689A JP H0553196 B2 JPH0553196 B2 JP H0553196B2
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- C10G—CRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
- C10G45/00—Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds
- C10G45/02—Refining of hydrocarbon oils using hydrogen or hydrogen-generating compounds to eliminate hetero atoms without changing the skeleton of the hydrocarbon involved and without cracking into lower boiling hydrocarbons; Hydrofinishing
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発は蒸留不能成分を含む温度感受性炭化水素
流より水素化蒸留可能炭化水素生成物の製法に関
するものである。更に詳しくは、蒸留不能成分及
び蒸留可能、水素化可能軟質炭化水素フラクシヨ
ンを含む温度感受性炭化水素流を処理し、選択的
に水素化された蒸留可能軽質炭化水素生成物、蒸
留可能重質炭化水素液状生成物及び温度感受性炭
化水素流の温度分解蒸留不能成分を含む重質生成
物を生成する方法である。 〔従来の技術〕 蒸留不能成分及び蒸留可能、水素化可能炭化水
素フラクシヨンを含む温度感受性炭化水素流を処
理して選択的に水素化された蒸留可能軽炭化水素
の生成物、蒸留可能重炭化水素液状生成物及び炭
化水素原料流の温度による分解後の重蒸留不能生
成物を製造することは強く要望されている。これ
らの処理は炭化水素生成物をその処理及び廃炭化
水素生成物の再循環に外囲の条件を厳しくするこ
となく行うことが常に要望されているところであ
る、それには後に水素化される、蒸留可能、水素
化可能炭化水素のフラクシヨンから重質蒸留不能
成分を分離する方法の改良の必要性が高められて
いる。例えば、潜在的に周囲に対して有害な炭化
水素の廃液の廃棄又は再循環において、この問題
を解決する重要な点は実質的に環境的に受け入れ
られる方法により取扱える生成物流を提供し得る
最終的の解決に役立つ炭化水素流の予備処理又は
条件である。従つて、当業者は後に水素化される
蒸留可能、水素化可能炭化水素フラクシヨンを得
るために温度感受性炭化水素流から蒸留不能成分
を除く実用できる技術を見出す研究を行つて来
た。従来の技術は過、真空過フイルム蒸発、
遠心分離及び真空蒸留を含む方法が用いられてい
た。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は蒸留不能な成分及び炭化水素原料流と
水素に富む第一熱ガス流と原料流の温度を上昇さ
せて接触し、少くとも蒸留可能水素化可能な炭化
水素フラクシヨンの部分を蒸発する方法による蒸
留可能、水素化可能な炭化水素フラクシヨンを含
む温度感受性炭化水素流から選択性水素化蒸留可
能な軽質炭化水素生成物の改良された方法を提供
するものである。得られた第一蒸気状炭化水素流
は蒸留可能、水素化可能な炭化水素フラクシヨン
からなつていて、後に一部凝縮して蒸留可能な液
状炭化水素流を得、そして第二の炭化水素の蒸気
流は水素及び水素化可能な炭化水素フラクシヨン
よりなり、それは直ちに共に水素化ゾーンで水素
化される。この改良された方法の重要な要素は原
料流が上昇された温度に維持される時は比較的短
時間で行うことである、原料流は直接に熱交換を
通して熱を除き別で生成するコークスの生成を防
ぐ、蒸留可能な炭化水素フラクシヨンの重い部分
の部分凝縮は水素化触媒上を通して不要な成分を
除く、実用コストの低減は水素化ゾーンと望まし
い水素化可能な炭化水素のみを水素化して、同時
に水素化を望まない蒸留可能な重質炭化水素液流
を生成することの綜合による。 本発明は温度感受性炭化水素流から重質蒸留不
能成分の除去及び続いて蒸留可能、水素化可能な
炭化水素フラクシヨンの水素化の綜合された方法
を提供する。本発明は水素化されることが望まし
い炭化水素化合物の比較的少量のフラクシヨンの
みを含む投入原料、同時に熱感受性投入原料の蒸
留不能成分を含む重質生成流を生成する場合に特
に有利である。温度感受性炭化水素流の種類は本
発明の方法に従つて原料流による。本発明の方法
により処理される適当な炭化水素流の例は誘電液
体、油圧作動油、伝熱液体、使用済潤滑油、使用
済切削油、使用済溶媒、溶媒循環操作からの蒸留
低層液、コールタール、大気残渣、ポリ塩化ビフ
エニル(PCB)を含んだ油、ハロゲン化廃棄物
及び他の炭化水素の工業上の廃棄物である。これ
らの炭化水素流の多くは、例えば、有機金属化合
物、無機金属化合物、細粒子状物質及び蒸留不能
炭化水素化合物を含む蒸留不能成分を含むもので
ある。本発明は特にサブミクロン細粒子物質及び
過、遠心分離できなかつた物よりなる蒸留不能
成分の場合に有利である。 炭化水素原料中に細粒子物質を含む蒸留不能成
分の存在は水素化ゾーンにおいて水素化の困難性
が増大する。蒸留不能成分は、(1)水素化条件で原
料の加熱に使用される熱で表面が高温変換され
る、(2)固形物の形成又は他の方法において水素化
触媒を不活性化しその活性寿命を縮める及び、(3)
円滑な、そして良好な水素化操作を妨げる。原料
流中の粒子物質は水素化ゾーン中で析出し、そし
て固定水素化触媒床に詰まりそのため流れの時間
が短縮される。 本発明に従えば、水素化ゾーンの容量は経済性
及び温度感受性投入原料の蒸留可能部分の選択さ
れたフラクシヨンのみの十分な水素化によつて選
択することができる。 一度、温度感受性炭化水素原料流が蒸留可能炭
化水素流及び重質蒸留不能生成物に分離され、得
られた蒸留可能炭化水素流は部分的に凝縮されて
蒸気状す意疎化可能炭化水素フラクシヨンが得ら
れ、それが水素化ゾーンに導入される。もし原料
流が亜鉛、銅、鉄、バリウム、リン、マグネシウ
ム、アルミニウム、鉛、水銀、カドニウム、コバ
ルト、ヒ素、バナジウム、クロム、及びニツケル
よりなる金属化合物を含んでいる場合は、これら
の化合物は比較的少量の回収される蒸留不能生成
物中に分離され、そして後金属回収又は他の適宜
の処理手段で処理される。原料流に硫黄、酸素、
窒素、金属又はハロゲン成分を含んだ蒸留可能な
炭化水素化合物を含む場合は、得られた回収され
た蒸留可能の炭化水素流の一部は水素化されて除
去されるか、適宜にこれらの化合物を変換する。
本発明の好適態様において、得られた蒸留可能な
炭化水素流の部分水素化は中間分離又は凝縮する
ことなく直ちに行われる。本発明の綜合された方
法の利点は当業者によつてすでに明らかであり実
用コストを大きく低減する経済性を有するもので
ある。 本発明の第1工程において、蒸留不能成分を含
む温度感受性炭化水素流はフラツシユ条件でフラ
ツシユゾーンにおける炭化水素流の温度が上昇す
るよりも水素に富んだ熱ガス流と接触されるそし
てその一部を蒸発し水素と蒸留不能成分よりなる
重質流を含んだ炭化水素蒸気流を得る。フラツシ
ユゾーンからの水素を含んだ炭化水素蒸気流は部
分的に凝縮されて蒸留可能な重質炭化水素液流と
水素と水素化可能な炭化水素化合物を含む第二炭
化水素蒸気流を得る。水素に富む熱ガス流は好適
には約70モル%水素より多く、更に最適には約90
モル%水素より多くを含んでいる。水素に富む熱
ガス流は多機能を有すそして、(1)炭化水素原料流
を直接加熱するのに使用され加熱器又は熱交換器
のような装置を使用し間接的に加熱した時生ずる
固型物の生成を防止する、(2)フレツシユゾーン中
で蒸発中に炭化水素化合物の分圧の減少及び滞留
時間の短縮の希釈剤、(3)上昇された温度において
炭化水素重合体の形成を最小限にする反応剤、(4)
ストリツピング媒体及び、(5)水素化反応ゾーン中
で必要とされる水素の少くとも一部として使用さ
れる。本発明に従い、温度感受性炭化水素原料流
はフラツシユゾーンに導入される前は好適には約
580〓(304℃)よりも低くそして更に好適には約
480〓(250℃)よりも低い温度に保持され、それ
によつて原料流の熱分解を防止し又は最小限に止
める。炭化水素原料流の性質及び組成によつて、
水素に富んだ熱ガス流は炭化水素原料流の温度よ
り高い温度好適には約100〓(38℃)乃至約1200
〓(649℃)の温度でフラツシユゾーンに導入さ
れる。 接触中、フラツシユゾーンは約100〓(38℃)
乃至約860〓(460℃)の温度、約大気圧乃至約
2000pig(13788kPaゲージ)の圧力、約
1000SCFB(168ノーマルm3/m3)の温度感受性炭
化水素原料流のフラツシユゾーンへの導入を基に
した水素循環割合を含むフラツシユ条件を好適に
保持される、そして水素接触の平均滞留時間はフ
ラツシユゾーン中の炭化水素蒸気状流は約0.1秒
乃至約50秒である。更に好適な平均滞留時間はフ
ラツシユゾーン中の炭化水素蒸気流は約1秒乃至
約10秒である。 フラツシユゾーンの好適な操作温度は約100〓
(38℃)乃至約860〓(460℃)であるが、フラツ
シユゾーンからの炭化水素蒸気流は蒸留可能な炭
化水素化合物の少くとも一部を凝縮し液相蒸留可
能な重質炭化水素流を得るためにフラツシユゾー
ン中よりも低温に冷却されることは本発明の意図
する実施のために必要である。一部凝縮は水素化
される望ましい炭化水素蒸気流を分離しそして望
まない高分子量化合物を接触水素化ゾーンに最小
限に通過させるに役立つものである。一部凝集は
原料流の選ばれた部分だけの水素化を可能にす
る。本発明の他の利点はアルカリ水溶液の混合さ
れた下方流を除くことである。もしこれが用いら
れたら、重質蒸留可能炭化水素フラクシヨンと望
ましくないエマルジヨンの形成を生ずる。凝縮し
ない蒸留可能な炭化水素化合物及び水素は分離す
ることなく直接水素化反応ゾーンに導入される。
フラツシユゾーンの圧力は好適には水素化反応ゾ
ーンの圧力と一致するため水素化可能な炭化水素
化合物は中間体を分離することなく流れそして水
素化反応ゾーンにポンプで送られる。 本発明に従えば、「蒸留可能は軽質炭化水素生
成物」の言葉は「蒸留可能は重質炭化水素液」の
言葉により定義された流の沸騰温度範囲よりも低
い沸騰温度範囲を有しているとして定義される。
これらの流の分離は本文中で述べる。 原料流中の得られた重質蒸留不能部はフラツシ
ユゾーンの底から除き、重質蒸留不能生成物を生
産する。重質蒸留不能生産物は少量の蒸留可能成
分を含むしかし炭化水素原料流中に含まれる蒸留
不能成分の質実的に全てはこの生成流中で回収さ
れる、「重質蒸留不能生成物」の言葉はこの生成
物流の記載に便利のために用いられる。重質蒸留
生成物は好適には約50重量パーセントより少なく
そして約25重量パーセントより多くの蒸留可能成
分を含んでいる。原料流は或る状況下では液体蒸
留不能成分の評価できる量を含まない、液体を追
加することがフラツシユゾーンからの重質蒸留不
能の排出に有効であることは考慮される。この場
合の例は高いパーセントの蒸留可能炭化水素化合
物と比較的少量の細粒子物質(固体)及び実質的
に液体蒸留不能成分を含まない炭化水素原料流を
固体の担体として用いる場合である。このような
流出液は、例えば、約700〓(371℃)乃至約1000
〓(538℃)を有する高い沸騰範囲の真空ガス油
又は約1000〓(538℃)より高い温度で沸騰する
真空塔底流である。流出液の選択は炭化水素原料
流の組成とフラツシユ分離器中主なフラツシユ条
件による、そして流出液の容量は重質蒸留不能成
分の除去の必要により好適に制限される。 得られた水素含有、水素化可能炭化水素蒸気流
は水素化触媒を含む接触水素化ゾーンに導入され
そして水素化条件に保持される。接触水素化ゾー
ンは固定、懸濁気泡又は流動された床を含む、こ
の反応ゾーンは約大気圧(0kPaゲージ)乃至約
2000psig(13790kPaゲージ)そして一層好適には
約100psig(689.5kPaゲージ)乃至約1800pisg
(12411kPaゲージ)の圧力下に保持される。この
ような反応は約122〓(50℃)乃至約850〓(454
℃)の範囲の温度の最大触媒床により望ましい水
素化変換を行つて水素化可能炭化水素蒸気流の望
ましくない特性又は成分を減少又は除去する。本
発明に従い、望ましい水素化変換は、例えば、脱
ハロゲン化、脱硫化、脱硝化、オレフインの飽和
化、酸化変換及びハイドロクラツキングを含むこ
とが考慮される。さらに好適な操作条件は液の時
間毎の速度は約0.05hr-1乃至約20hr-1の範囲内で
そして水素循環割合は約200スタンダードキユビ
ツクフイートバレル(SCFB)(33.71ノーマル
m3/m3)乃至約50000SCFB(8427ノーマルm3/
m3)、好適には約300SCFB(8427ノーマルm3/m3)
乃至約20000SCFB(3371ノーマルm3/m3)であ
る。 蒸気状水素含有、水素化可能炭化水素流の温度
は接触水素化ゾーンの操作の選択により厳格であ
る必要はない。我々は蒸気状水素含有、水素化可
能炭化水素流の温度は接触水素化ゾーンの望まし
い温度にするために上流又は下流の何れかで調節
できることが考慮される。このような温度の調節
は、例えば、直接熱交換又は冷或いは高温水素の
添加によつて行うことができる。 前記水素化帯内に配置された好ましい触媒組成
物は水素化活性を有する金属成分を含むことを特
徴とすることができる。なお金属成分は適当な合
成又は天然の耐熱性担体物質と組合わされる。し
かし本発明にとつて担体物質を製造する詳細な組
成及び方法は重要なものではない。好ましい担体
物質はアルミナ、シリカ、カーボン及びそれらの
混合物である。水素活性を有する適当な金属成分
は1964年E.H.Sargent社の元素の周期率表に記載
されるような周期率表第B及び族の金属群か
ら選ばれたものである。従つて触媒組成物はモリ
ブデン、タングステン、クロム、鉄、コバルト、
ニツケル、白金、パラジウム、イリジウム、オス
ミウム、ロジウム、ルテニウム及びそれらの混合
物群の1種以上の金属成分を包含し得る。接触的
に活性な金属成分の濃度は主として特定の金属と
共に、特定の炭化水素原料の物理的及び/又は化
学的特性に依存する。例えば第B族金属成分は
一般には約1〜約20重量%の範囲の量で、また鉄
族金属は約0.2〜約10重量%の範囲の量で存在し、
一方、第族の貴金属は好ましくは約0.1〜約5
重量%の範囲の量で存在する。なおこれらは全て
触媒組成物中に元素の状態で存在するものと仮定
して算出したものである。更に水素化触媒組成物
は下記成分:セシウム、フランシウム、リチウ
ム、カリウム、ルビジウム、ナトリウム、銅、
金、銀、カドミウム、水銀及び亜鉛の1種以上を
包含し得る。 水素化帯からの炭化水素流出液は好ましくは洗
浄性水溶液と接触させ、ついで用済みの水性流と
水素化炭化水素液相と水素に富むガス相とを分離
するために、この混合液は分離帯に導入する。水
素化帯からの炭化水素流出液と洗浄性水溶液との
接触はいかなる方法でも実施できるが、並流、固
有の攪乱により促進できるインライン混合、混合
オリフイス又は他の適当な混合手段によつて行う
ことが好ましい。ガス洗浄性水溶液は水素化帯か
らの炭化水素流出液に対し約1〜約100容量%の
量で導入することが好ましい。この洗浄性水溶液
は水素化帯に導入される炭化水素原料流の特性に
よつて選択される。例えば水素化帯への炭化水素
原料流がハロゲン化化合物であれば洗浄性水溶液
は、例えばハロゲン化合物の水素化中に形成され
る塩化水素、臭化水素、弗化水素等の酸を中和す
るために、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム等の塩基性化合物を含むことが
好ましい。炭化水素原料流が硫黄及び窒素化合物
だけを含む場合には生成する硫化水素及びアンモ
ニアを溶解するために洗浄性水溶液としては水が
適当である。得られた水素化炭化水素液相は回収
し、また水素に富むガス相は所望ならばフラツシ
ユ帯に循環することができる。 得られた水素化炭化水素液相は好ましくは分離
帯中で水素に富むガス相から回収する。この分離
帯は水素化反応帯と本質的に同じ圧力に維持さ
れ、その結果、溶解水素及びもしあれば通常ガス
状の低分子量炭化水素を含んでいる。本発明によ
れば前述のガスを含む水素化炭化水素液相は、通
常ガス状の成分を除去して蒸留可能な安定な水素
化炭化水素製品を提供するために、例えばストリ
ツピング、フラツシング等の便利な方法で安定化
することが好ましい。 次に本発明方法を簡素化したフローダイヤグラ
ム図で説明する。なおポンプ、計装、熱交換及び
熱回収回路、コンプレツサ及び同様なハードウエ
ア等の詳細は本発明技術を理解する上で重要では
ないので省略した。これらの付属品は充分、当該
分野に精通する者の理解の範囲内である。 第1図において蒸留不能成分及び蒸留可能で水
素化可能な炭化水素留分は配管1を経てこのプロ
セスに導入され、配管15を経て提供される、水
素に富む熱ガス状循環流(後述)と接触する。こ
の液状炭化水素原料流と水素に富む熱循環流とは
密に接触しフラツシユ帯2に入る。水素及び水素
化可能な炭化水素留分を含む蒸留可能な炭化水素
蒸気流はフラツシユ帯2から配管3を経て、回収
され、部分濃縮用冷却器5に入り、ついで配管3
を経て蒸気/液体分離器6に入る。蒸留不能の重
質流はフラツシユ帯2の底部から配管4を経て除
去、回収される。水素化可能な炭化水素留分を含
む蒸留可能な蒸気状炭化水素流は蒸気/液体分離
器6から配管8を経て回収され、配管8を経て水
素化反応帯9に入る。蒸留可能な重質炭化水素液
流は蒸気/液体分離器6から配管7を経て、回収
される。次にこの回収した蒸留可能な重質炭化水
素液流は図示しない装置及び容器中で溶解水素及
び軽質炭化水素ガスを除去するために安定化する
ことができる。得られた水素化炭化水素流は水素
化反応帯9から配管10を経て除去され、配管1
1から導入される洗浄性水溶液と接触する。得ら
れた水素化炭化水素流出液と洗浄性水溶液との混
合液は配管10を経由して熱交換器12中で冷却
される。こうして熱交換器12で冷却された流出
液は配管10を経由して高圧蒸気/液体分離器1
3に導入される。水素に富むガス流は高圧蒸気/
液体分離器13から配管15を経て除去され、熱
交換器20で適当な温度に加熱されて前述のよう
な廃油原料流と接触させるために利用される。水
素の一部は存在する液状炭化水素に溶解し、また
水素化反応中、消費されてこのプロセスでなくな
るので、例えば接触改質ユニツト、水素プラント
のような適当な外部源から水素に富むガス流に補
充水素を補充する(supplant)必要がある。補充
水素は都合の良い適当な所でシステムに導入で
き、図では配管21を経て導入している。水素を
溶液で含む水素化炭化水素液流は高圧蒸気/液体
分離器13から配管16を経て除去され低圧蒸
気/液体分離器17に導入される。用済みの洗浄
性水溶液は高圧蒸気/液体分離器13から配管1
4を経て除去され、回収される。水素及び通常ガ
ス状の炭化水素が存在するガス流は低圧蒸気/液
体分離器17から配管19を経て除去され、回収
される。通常液状の蒸留可能な水素化軽質炭化水
素製品は低圧蒸気/液体分離器17から配管18
を経て除去、回収される。廃油原料流が水を含む
場合はこの水は前述の用済み洗浄性水溶液と共
に、高圧蒸気/液体分離器13から配管14を経
て回収される。 以下に実施例を挙げて本発明方法を更に説明
し、且つその使用によつて得られる利点を説明す
る。 実施例 本発明方法で処理するための廃油流を選択し、
表1にその特性を示した。 表 1 表1−廃油分析値 比重 60〓(15℃) 0.907 蒸留 〓(℃)(D−1160) IBP 198(92)50% 741(394) EP 957(514) %以上 88 %残渣 12 乳化水、重量% 19 灰分、重量% 1.15 金属、重量% 0.41 この廃油流は乳化水、600〓(315℃)−マイナ
ス沸点範囲留分中で濃縮される微量の塩素化脱グ
リース溶剤及び蒸留不能の残渣留分中で濃縮され
る微量の重金属で汚染された使用済潤滑油を主成
分とする。廃油流はポンプで482〓(250℃)の温
度でフラツシユ帯に送り、ついでフラツシユ帯を
500psig(13447kPaゲージ)の圧力、750〓(399
℃)の温度及び約20000SCFB(1バレル当り標準
立方フイート)(3370ノーマルm3/m3)の水素/
油比を維持するために、熱水素と接触させる。フ
ラツシユ帯では水素、塩素脱グリース溶剤及び水
蒸気を含む炭化水素蒸気流が生成する。この蒸気
流には90容量%の廃油原料を含まれている。また
この蒸気流の炭化水素流分の比重は60〓(15℃)
で0.87である。 フラツシユ帯からの炭化水素蒸気流は500〓
(260℃)の温度に冷却され、490psig(3378kPaゲ
ージ)の圧力及び450〓(232℃)の温度に維持さ
れた蒸気/液体分離帯に導入され、こうして廃油
原料に対し30容量%量の塔頂蒸気流及び廃油原料
に対し60容量%量の蒸留可能の濃縮液状炭化水素
流が得られる。得られた蒸気状塔頂流は約
485psig(3344kPaゲージ)の圧力、約600〓(315
℃)の温度及び約50000SCFB(8427ノーマルm3/
m3)の水素/原料比で操作する接触水素化帯に導
入される。接触水素化帯から回収された水素化炭
化水素製品を分析した結果を表2に示す。元の廃
油に対し約10容量%が蒸留不能の残渣としてフラ
ツシユ帯に残つた。元の廃油中に存在する灰分の
大部分99+%は蒸留不能の残渣流と共にこのプロ
セスに残つた。
流より水素化蒸留可能炭化水素生成物の製法に関
するものである。更に詳しくは、蒸留不能成分及
び蒸留可能、水素化可能軟質炭化水素フラクシヨ
ンを含む温度感受性炭化水素流を処理し、選択的
に水素化された蒸留可能軽質炭化水素生成物、蒸
留可能重質炭化水素液状生成物及び温度感受性炭
化水素流の温度分解蒸留不能成分を含む重質生成
物を生成する方法である。 〔従来の技術〕 蒸留不能成分及び蒸留可能、水素化可能炭化水
素フラクシヨンを含む温度感受性炭化水素流を処
理して選択的に水素化された蒸留可能軽炭化水素
の生成物、蒸留可能重炭化水素液状生成物及び炭
化水素原料流の温度による分解後の重蒸留不能生
成物を製造することは強く要望されている。これ
らの処理は炭化水素生成物をその処理及び廃炭化
水素生成物の再循環に外囲の条件を厳しくするこ
となく行うことが常に要望されているところであ
る、それには後に水素化される、蒸留可能、水素
化可能炭化水素のフラクシヨンから重質蒸留不能
成分を分離する方法の改良の必要性が高められて
いる。例えば、潜在的に周囲に対して有害な炭化
水素の廃液の廃棄又は再循環において、この問題
を解決する重要な点は実質的に環境的に受け入れ
られる方法により取扱える生成物流を提供し得る
最終的の解決に役立つ炭化水素流の予備処理又は
条件である。従つて、当業者は後に水素化される
蒸留可能、水素化可能炭化水素フラクシヨンを得
るために温度感受性炭化水素流から蒸留不能成分
を除く実用できる技術を見出す研究を行つて来
た。従来の技術は過、真空過フイルム蒸発、
遠心分離及び真空蒸留を含む方法が用いられてい
た。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は蒸留不能な成分及び炭化水素原料流と
水素に富む第一熱ガス流と原料流の温度を上昇さ
せて接触し、少くとも蒸留可能水素化可能な炭化
水素フラクシヨンの部分を蒸発する方法による蒸
留可能、水素化可能な炭化水素フラクシヨンを含
む温度感受性炭化水素流から選択性水素化蒸留可
能な軽質炭化水素生成物の改良された方法を提供
するものである。得られた第一蒸気状炭化水素流
は蒸留可能、水素化可能な炭化水素フラクシヨン
からなつていて、後に一部凝縮して蒸留可能な液
状炭化水素流を得、そして第二の炭化水素の蒸気
流は水素及び水素化可能な炭化水素フラクシヨン
よりなり、それは直ちに共に水素化ゾーンで水素
化される。この改良された方法の重要な要素は原
料流が上昇された温度に維持される時は比較的短
時間で行うことである、原料流は直接に熱交換を
通して熱を除き別で生成するコークスの生成を防
ぐ、蒸留可能な炭化水素フラクシヨンの重い部分
の部分凝縮は水素化触媒上を通して不要な成分を
除く、実用コストの低減は水素化ゾーンと望まし
い水素化可能な炭化水素のみを水素化して、同時
に水素化を望まない蒸留可能な重質炭化水素液流
を生成することの綜合による。 本発明は温度感受性炭化水素流から重質蒸留不
能成分の除去及び続いて蒸留可能、水素化可能な
炭化水素フラクシヨンの水素化の綜合された方法
を提供する。本発明は水素化されることが望まし
い炭化水素化合物の比較的少量のフラクシヨンの
みを含む投入原料、同時に熱感受性投入原料の蒸
留不能成分を含む重質生成流を生成する場合に特
に有利である。温度感受性炭化水素流の種類は本
発明の方法に従つて原料流による。本発明の方法
により処理される適当な炭化水素流の例は誘電液
体、油圧作動油、伝熱液体、使用済潤滑油、使用
済切削油、使用済溶媒、溶媒循環操作からの蒸留
低層液、コールタール、大気残渣、ポリ塩化ビフ
エニル(PCB)を含んだ油、ハロゲン化廃棄物
及び他の炭化水素の工業上の廃棄物である。これ
らの炭化水素流の多くは、例えば、有機金属化合
物、無機金属化合物、細粒子状物質及び蒸留不能
炭化水素化合物を含む蒸留不能成分を含むもので
ある。本発明は特にサブミクロン細粒子物質及び
過、遠心分離できなかつた物よりなる蒸留不能
成分の場合に有利である。 炭化水素原料中に細粒子物質を含む蒸留不能成
分の存在は水素化ゾーンにおいて水素化の困難性
が増大する。蒸留不能成分は、(1)水素化条件で原
料の加熱に使用される熱で表面が高温変換され
る、(2)固形物の形成又は他の方法において水素化
触媒を不活性化しその活性寿命を縮める及び、(3)
円滑な、そして良好な水素化操作を妨げる。原料
流中の粒子物質は水素化ゾーン中で析出し、そし
て固定水素化触媒床に詰まりそのため流れの時間
が短縮される。 本発明に従えば、水素化ゾーンの容量は経済性
及び温度感受性投入原料の蒸留可能部分の選択さ
れたフラクシヨンのみの十分な水素化によつて選
択することができる。 一度、温度感受性炭化水素原料流が蒸留可能炭
化水素流及び重質蒸留不能生成物に分離され、得
られた蒸留可能炭化水素流は部分的に凝縮されて
蒸気状す意疎化可能炭化水素フラクシヨンが得ら
れ、それが水素化ゾーンに導入される。もし原料
流が亜鉛、銅、鉄、バリウム、リン、マグネシウ
ム、アルミニウム、鉛、水銀、カドニウム、コバ
ルト、ヒ素、バナジウム、クロム、及びニツケル
よりなる金属化合物を含んでいる場合は、これら
の化合物は比較的少量の回収される蒸留不能生成
物中に分離され、そして後金属回収又は他の適宜
の処理手段で処理される。原料流に硫黄、酸素、
窒素、金属又はハロゲン成分を含んだ蒸留可能な
炭化水素化合物を含む場合は、得られた回収され
た蒸留可能の炭化水素流の一部は水素化されて除
去されるか、適宜にこれらの化合物を変換する。
本発明の好適態様において、得られた蒸留可能な
炭化水素流の部分水素化は中間分離又は凝縮する
ことなく直ちに行われる。本発明の綜合された方
法の利点は当業者によつてすでに明らかであり実
用コストを大きく低減する経済性を有するもので
ある。 本発明の第1工程において、蒸留不能成分を含
む温度感受性炭化水素流はフラツシユ条件でフラ
ツシユゾーンにおける炭化水素流の温度が上昇す
るよりも水素に富んだ熱ガス流と接触されるそし
てその一部を蒸発し水素と蒸留不能成分よりなる
重質流を含んだ炭化水素蒸気流を得る。フラツシ
ユゾーンからの水素を含んだ炭化水素蒸気流は部
分的に凝縮されて蒸留可能な重質炭化水素液流と
水素と水素化可能な炭化水素化合物を含む第二炭
化水素蒸気流を得る。水素に富む熱ガス流は好適
には約70モル%水素より多く、更に最適には約90
モル%水素より多くを含んでいる。水素に富む熱
ガス流は多機能を有すそして、(1)炭化水素原料流
を直接加熱するのに使用され加熱器又は熱交換器
のような装置を使用し間接的に加熱した時生ずる
固型物の生成を防止する、(2)フレツシユゾーン中
で蒸発中に炭化水素化合物の分圧の減少及び滞留
時間の短縮の希釈剤、(3)上昇された温度において
炭化水素重合体の形成を最小限にする反応剤、(4)
ストリツピング媒体及び、(5)水素化反応ゾーン中
で必要とされる水素の少くとも一部として使用さ
れる。本発明に従い、温度感受性炭化水素原料流
はフラツシユゾーンに導入される前は好適には約
580〓(304℃)よりも低くそして更に好適には約
480〓(250℃)よりも低い温度に保持され、それ
によつて原料流の熱分解を防止し又は最小限に止
める。炭化水素原料流の性質及び組成によつて、
水素に富んだ熱ガス流は炭化水素原料流の温度よ
り高い温度好適には約100〓(38℃)乃至約1200
〓(649℃)の温度でフラツシユゾーンに導入さ
れる。 接触中、フラツシユゾーンは約100〓(38℃)
乃至約860〓(460℃)の温度、約大気圧乃至約
2000pig(13788kPaゲージ)の圧力、約
1000SCFB(168ノーマルm3/m3)の温度感受性炭
化水素原料流のフラツシユゾーンへの導入を基に
した水素循環割合を含むフラツシユ条件を好適に
保持される、そして水素接触の平均滞留時間はフ
ラツシユゾーン中の炭化水素蒸気状流は約0.1秒
乃至約50秒である。更に好適な平均滞留時間はフ
ラツシユゾーン中の炭化水素蒸気流は約1秒乃至
約10秒である。 フラツシユゾーンの好適な操作温度は約100〓
(38℃)乃至約860〓(460℃)であるが、フラツ
シユゾーンからの炭化水素蒸気流は蒸留可能な炭
化水素化合物の少くとも一部を凝縮し液相蒸留可
能な重質炭化水素流を得るためにフラツシユゾー
ン中よりも低温に冷却されることは本発明の意図
する実施のために必要である。一部凝縮は水素化
される望ましい炭化水素蒸気流を分離しそして望
まない高分子量化合物を接触水素化ゾーンに最小
限に通過させるに役立つものである。一部凝集は
原料流の選ばれた部分だけの水素化を可能にす
る。本発明の他の利点はアルカリ水溶液の混合さ
れた下方流を除くことである。もしこれが用いら
れたら、重質蒸留可能炭化水素フラクシヨンと望
ましくないエマルジヨンの形成を生ずる。凝縮し
ない蒸留可能な炭化水素化合物及び水素は分離す
ることなく直接水素化反応ゾーンに導入される。
フラツシユゾーンの圧力は好適には水素化反応ゾ
ーンの圧力と一致するため水素化可能な炭化水素
化合物は中間体を分離することなく流れそして水
素化反応ゾーンにポンプで送られる。 本発明に従えば、「蒸留可能は軽質炭化水素生
成物」の言葉は「蒸留可能は重質炭化水素液」の
言葉により定義された流の沸騰温度範囲よりも低
い沸騰温度範囲を有しているとして定義される。
これらの流の分離は本文中で述べる。 原料流中の得られた重質蒸留不能部はフラツシ
ユゾーンの底から除き、重質蒸留不能生成物を生
産する。重質蒸留不能生産物は少量の蒸留可能成
分を含むしかし炭化水素原料流中に含まれる蒸留
不能成分の質実的に全てはこの生成流中で回収さ
れる、「重質蒸留不能生成物」の言葉はこの生成
物流の記載に便利のために用いられる。重質蒸留
生成物は好適には約50重量パーセントより少なく
そして約25重量パーセントより多くの蒸留可能成
分を含んでいる。原料流は或る状況下では液体蒸
留不能成分の評価できる量を含まない、液体を追
加することがフラツシユゾーンからの重質蒸留不
能の排出に有効であることは考慮される。この場
合の例は高いパーセントの蒸留可能炭化水素化合
物と比較的少量の細粒子物質(固体)及び実質的
に液体蒸留不能成分を含まない炭化水素原料流を
固体の担体として用いる場合である。このような
流出液は、例えば、約700〓(371℃)乃至約1000
〓(538℃)を有する高い沸騰範囲の真空ガス油
又は約1000〓(538℃)より高い温度で沸騰する
真空塔底流である。流出液の選択は炭化水素原料
流の組成とフラツシユ分離器中主なフラツシユ条
件による、そして流出液の容量は重質蒸留不能成
分の除去の必要により好適に制限される。 得られた水素含有、水素化可能炭化水素蒸気流
は水素化触媒を含む接触水素化ゾーンに導入され
そして水素化条件に保持される。接触水素化ゾー
ンは固定、懸濁気泡又は流動された床を含む、こ
の反応ゾーンは約大気圧(0kPaゲージ)乃至約
2000psig(13790kPaゲージ)そして一層好適には
約100psig(689.5kPaゲージ)乃至約1800pisg
(12411kPaゲージ)の圧力下に保持される。この
ような反応は約122〓(50℃)乃至約850〓(454
℃)の範囲の温度の最大触媒床により望ましい水
素化変換を行つて水素化可能炭化水素蒸気流の望
ましくない特性又は成分を減少又は除去する。本
発明に従い、望ましい水素化変換は、例えば、脱
ハロゲン化、脱硫化、脱硝化、オレフインの飽和
化、酸化変換及びハイドロクラツキングを含むこ
とが考慮される。さらに好適な操作条件は液の時
間毎の速度は約0.05hr-1乃至約20hr-1の範囲内で
そして水素循環割合は約200スタンダードキユビ
ツクフイートバレル(SCFB)(33.71ノーマル
m3/m3)乃至約50000SCFB(8427ノーマルm3/
m3)、好適には約300SCFB(8427ノーマルm3/m3)
乃至約20000SCFB(3371ノーマルm3/m3)であ
る。 蒸気状水素含有、水素化可能炭化水素流の温度
は接触水素化ゾーンの操作の選択により厳格であ
る必要はない。我々は蒸気状水素含有、水素化可
能炭化水素流の温度は接触水素化ゾーンの望まし
い温度にするために上流又は下流の何れかで調節
できることが考慮される。このような温度の調節
は、例えば、直接熱交換又は冷或いは高温水素の
添加によつて行うことができる。 前記水素化帯内に配置された好ましい触媒組成
物は水素化活性を有する金属成分を含むことを特
徴とすることができる。なお金属成分は適当な合
成又は天然の耐熱性担体物質と組合わされる。し
かし本発明にとつて担体物質を製造する詳細な組
成及び方法は重要なものではない。好ましい担体
物質はアルミナ、シリカ、カーボン及びそれらの
混合物である。水素活性を有する適当な金属成分
は1964年E.H.Sargent社の元素の周期率表に記載
されるような周期率表第B及び族の金属群か
ら選ばれたものである。従つて触媒組成物はモリ
ブデン、タングステン、クロム、鉄、コバルト、
ニツケル、白金、パラジウム、イリジウム、オス
ミウム、ロジウム、ルテニウム及びそれらの混合
物群の1種以上の金属成分を包含し得る。接触的
に活性な金属成分の濃度は主として特定の金属と
共に、特定の炭化水素原料の物理的及び/又は化
学的特性に依存する。例えば第B族金属成分は
一般には約1〜約20重量%の範囲の量で、また鉄
族金属は約0.2〜約10重量%の範囲の量で存在し、
一方、第族の貴金属は好ましくは約0.1〜約5
重量%の範囲の量で存在する。なおこれらは全て
触媒組成物中に元素の状態で存在するものと仮定
して算出したものである。更に水素化触媒組成物
は下記成分:セシウム、フランシウム、リチウ
ム、カリウム、ルビジウム、ナトリウム、銅、
金、銀、カドミウム、水銀及び亜鉛の1種以上を
包含し得る。 水素化帯からの炭化水素流出液は好ましくは洗
浄性水溶液と接触させ、ついで用済みの水性流と
水素化炭化水素液相と水素に富むガス相とを分離
するために、この混合液は分離帯に導入する。水
素化帯からの炭化水素流出液と洗浄性水溶液との
接触はいかなる方法でも実施できるが、並流、固
有の攪乱により促進できるインライン混合、混合
オリフイス又は他の適当な混合手段によつて行う
ことが好ましい。ガス洗浄性水溶液は水素化帯か
らの炭化水素流出液に対し約1〜約100容量%の
量で導入することが好ましい。この洗浄性水溶液
は水素化帯に導入される炭化水素原料流の特性に
よつて選択される。例えば水素化帯への炭化水素
原料流がハロゲン化化合物であれば洗浄性水溶液
は、例えばハロゲン化合物の水素化中に形成され
る塩化水素、臭化水素、弗化水素等の酸を中和す
るために、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム等の塩基性化合物を含むことが
好ましい。炭化水素原料流が硫黄及び窒素化合物
だけを含む場合には生成する硫化水素及びアンモ
ニアを溶解するために洗浄性水溶液としては水が
適当である。得られた水素化炭化水素液相は回収
し、また水素に富むガス相は所望ならばフラツシ
ユ帯に循環することができる。 得られた水素化炭化水素液相は好ましくは分離
帯中で水素に富むガス相から回収する。この分離
帯は水素化反応帯と本質的に同じ圧力に維持さ
れ、その結果、溶解水素及びもしあれば通常ガス
状の低分子量炭化水素を含んでいる。本発明によ
れば前述のガスを含む水素化炭化水素液相は、通
常ガス状の成分を除去して蒸留可能な安定な水素
化炭化水素製品を提供するために、例えばストリ
ツピング、フラツシング等の便利な方法で安定化
することが好ましい。 次に本発明方法を簡素化したフローダイヤグラ
ム図で説明する。なおポンプ、計装、熱交換及び
熱回収回路、コンプレツサ及び同様なハードウエ
ア等の詳細は本発明技術を理解する上で重要では
ないので省略した。これらの付属品は充分、当該
分野に精通する者の理解の範囲内である。 第1図において蒸留不能成分及び蒸留可能で水
素化可能な炭化水素留分は配管1を経てこのプロ
セスに導入され、配管15を経て提供される、水
素に富む熱ガス状循環流(後述)と接触する。こ
の液状炭化水素原料流と水素に富む熱循環流とは
密に接触しフラツシユ帯2に入る。水素及び水素
化可能な炭化水素留分を含む蒸留可能な炭化水素
蒸気流はフラツシユ帯2から配管3を経て、回収
され、部分濃縮用冷却器5に入り、ついで配管3
を経て蒸気/液体分離器6に入る。蒸留不能の重
質流はフラツシユ帯2の底部から配管4を経て除
去、回収される。水素化可能な炭化水素留分を含
む蒸留可能な蒸気状炭化水素流は蒸気/液体分離
器6から配管8を経て回収され、配管8を経て水
素化反応帯9に入る。蒸留可能な重質炭化水素液
流は蒸気/液体分離器6から配管7を経て、回収
される。次にこの回収した蒸留可能な重質炭化水
素液流は図示しない装置及び容器中で溶解水素及
び軽質炭化水素ガスを除去するために安定化する
ことができる。得られた水素化炭化水素流は水素
化反応帯9から配管10を経て除去され、配管1
1から導入される洗浄性水溶液と接触する。得ら
れた水素化炭化水素流出液と洗浄性水溶液との混
合液は配管10を経由して熱交換器12中で冷却
される。こうして熱交換器12で冷却された流出
液は配管10を経由して高圧蒸気/液体分離器1
3に導入される。水素に富むガス流は高圧蒸気/
液体分離器13から配管15を経て除去され、熱
交換器20で適当な温度に加熱されて前述のよう
な廃油原料流と接触させるために利用される。水
素の一部は存在する液状炭化水素に溶解し、また
水素化反応中、消費されてこのプロセスでなくな
るので、例えば接触改質ユニツト、水素プラント
のような適当な外部源から水素に富むガス流に補
充水素を補充する(supplant)必要がある。補充
水素は都合の良い適当な所でシステムに導入で
き、図では配管21を経て導入している。水素を
溶液で含む水素化炭化水素液流は高圧蒸気/液体
分離器13から配管16を経て除去され低圧蒸
気/液体分離器17に導入される。用済みの洗浄
性水溶液は高圧蒸気/液体分離器13から配管1
4を経て除去され、回収される。水素及び通常ガ
ス状の炭化水素が存在するガス流は低圧蒸気/液
体分離器17から配管19を経て除去され、回収
される。通常液状の蒸留可能な水素化軽質炭化水
素製品は低圧蒸気/液体分離器17から配管18
を経て除去、回収される。廃油原料流が水を含む
場合はこの水は前述の用済み洗浄性水溶液と共
に、高圧蒸気/液体分離器13から配管14を経
て回収される。 以下に実施例を挙げて本発明方法を更に説明
し、且つその使用によつて得られる利点を説明す
る。 実施例 本発明方法で処理するための廃油流を選択し、
表1にその特性を示した。 表 1 表1−廃油分析値 比重 60〓(15℃) 0.907 蒸留 〓(℃)(D−1160) IBP 198(92)50% 741(394) EP 957(514) %以上 88 %残渣 12 乳化水、重量% 19 灰分、重量% 1.15 金属、重量% 0.41 この廃油流は乳化水、600〓(315℃)−マイナ
ス沸点範囲留分中で濃縮される微量の塩素化脱グ
リース溶剤及び蒸留不能の残渣留分中で濃縮され
る微量の重金属で汚染された使用済潤滑油を主成
分とする。廃油流はポンプで482〓(250℃)の温
度でフラツシユ帯に送り、ついでフラツシユ帯を
500psig(13447kPaゲージ)の圧力、750〓(399
℃)の温度及び約20000SCFB(1バレル当り標準
立方フイート)(3370ノーマルm3/m3)の水素/
油比を維持するために、熱水素と接触させる。フ
ラツシユ帯では水素、塩素脱グリース溶剤及び水
蒸気を含む炭化水素蒸気流が生成する。この蒸気
流には90容量%の廃油原料を含まれている。また
この蒸気流の炭化水素流分の比重は60〓(15℃)
で0.87である。 フラツシユ帯からの炭化水素蒸気流は500〓
(260℃)の温度に冷却され、490psig(3378kPaゲ
ージ)の圧力及び450〓(232℃)の温度に維持さ
れた蒸気/液体分離帯に導入され、こうして廃油
原料に対し30容量%量の塔頂蒸気流及び廃油原料
に対し60容量%量の蒸留可能の濃縮液状炭化水素
流が得られる。得られた蒸気状塔頂流は約
485psig(3344kPaゲージ)の圧力、約600〓(315
℃)の温度及び約50000SCFB(8427ノーマルm3/
m3)の水素/原料比で操作する接触水素化帯に導
入される。接触水素化帯から回収された水素化炭
化水素製品を分析した結果を表2に示す。元の廃
油に対し約10容量%が蒸留不能の残渣としてフラ
ツシユ帯に残つた。元の廃油中に存在する灰分の
大部分99+%は蒸留不能の残渣流と共にこのプロ
セスに残つた。
【表】
第1図は本発明方法を簡素化したフローダイヤ
グラムである。 2……フラツシユ帯、5……部分濃縮用冷却
器、6……蒸気/液体分離器、9……水素化反応
帯、12,20……熱交換器、13……高圧蒸
気/液体分離器、17……低圧蒸気/液体分離
器。
グラムである。 2……フラツシユ帯、5……部分濃縮用冷却
器、6……蒸気/液体分離器、9……水素化反応
帯、12,20……熱交換器、13……高圧蒸
気/液体分離器、17……低圧蒸気/液体分離
器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 蒸留不能成分及び蒸留可能で水素化可能な炭
化水素留分を含む温度感受性炭化水素原料流
〔1〕を処理して選択された蒸留可能な水素化軽
質炭化水素製品〔18〕、蒸留可能な重質炭化水素
製品〔7〕及び前記蒸留不能成分を含む重質製品
〔4〕を得ると共に、前記原料流の熱劣化を減少
させる方法において、(a)前記原料流〔1〕を、フ
ラツシユ帯〔2〕中、フラツシユ条件で前記原料
流より高温の、水素に富む第一熱ガス流と接触さ
せることにより、前記原料流の温度を増大させる
と共に、その少くとも一部を蒸発させて水素を含
む第一炭化水素蒸気流〔3〕と前記蒸留不能成分
を含む第一重質製品流〔4〕とを与え、(b)前記第
一炭化水素蒸気流〔3〕の少くとも一部を凝縮し
て蒸留可能な重質炭化水素液体流〔7〕と水素、
第二炭化水素蒸気及び前記水素化可能な炭化水素
留分を含む第二炭化水素蒸気流〔8〕とを与え、
(c)前記水素を含む第二炭化水素蒸気流を水素化反
応帯〔9〕中、水素化条件下で水素化触媒と接触
させて前記水素化反応帯に導入される前記水素化
可能な炭化水素留分の水素含有量を増大させ、(d)
前記水素化帯から得られた流出液の少くとも一部
を凝縮して水素に富む第二ガス流〔15〕と蒸留可
能な水素化炭化水素化合物を含む液体流〔16〕を
与え、ついで(e)蒸留可能な水素化炭化水素化合物
を含む前記液体流〔16〕から前記選択された蒸留
可能な水素化軽質炭化水素製品を回収する工程を
含むことを特徴とする温度感受性炭化水素原料流
の処理方法。 2 工程(d)で回収された前記水素に富む第二ガス
流〔15〕が前記原料流よりも高い温度に加熱さ
れ、工程(a)に循環される請求項1の方法。 3 前記温度感受性炭化水素流〔1〕が誘電性流
体、油圧流体、熱移動流体、使用済潤滑油、使用
済切削油、使用済溶剤、溶剤循環操作での蒸留缶
底留物、コールタール、大気残渣(atmaspheric
residuum)、PCB汚染油、ハロゲン化廃棄物又は
他の炭化水素産業廃棄物の1種以上を含み、前記
蒸留不能成分が有機金属化合物、無機金属化合
物、微細粒状物質又は蒸留不能の炭化水素化合物
を含む請求項1の方法。 4 前記フラツシユ条件が100〓(38℃)〜860〓
(460℃)の温度、大気圧〜2000psig(13788kPaゲ
ージ)の圧力及び前記温度感受性炭化水素液に対
し1000SCFB(168ノーマルm3/m3)〜30000SCFB
(5056ノーマルm3/m3)の水素循環割合を含む請
求項1の方法。 5 前記水素化反応帯〔9〕が大気圧(0kPaゲ
ージ)〜2000psig(13790kPaゲージ)の圧力、
122〓(50℃)〜850〓(454℃)の最大触媒温度
及び200SCFB(33.7ノーマルm3/m3)〜
50000SCFB(8427ノーマルm3/m3)を含む条件で
操作される請求項1の方法。 6 工程(c)で使用した前記水素化触媒が耐熱性無
機酸化物と周期律表第B族及び第族の金属か
ら選ばれた少くとも1種の金属化合物を含む請求
項1の方法。 7 工程(c)で生成する無機化合物の少くとも一部
を除去するために、工程(c)からの流出液が洗浄性
水溶液と接触される請求項1の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US232261 | 1988-08-15 | ||
| US07/232,261 US4882037A (en) | 1988-08-15 | 1988-08-15 | Process for treating a temperature-sensitive hydrocarbonaceous stream containing a non-distillable component to produce a selected hydrogenated distillable light hydrocarbonaceous product |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02276889A JPH02276889A (ja) | 1990-11-13 |
| JPH0553196B2 true JPH0553196B2 (ja) | 1993-08-09 |
Family
ID=22872444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1210556A Granted JPH02276889A (ja) | 1988-08-15 | 1989-08-15 | 蒸留不能成分を含む温度感受性炭化水素流の処理法 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4882037A (ja) |
| EP (1) | EP0360406B1 (ja) |
| JP (1) | JPH02276889A (ja) |
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