JPH0553221A - 写真画像情報処理方法 - Google Patents
写真画像情報処理方法Info
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- JPH0553221A JPH0553221A JP21350491A JP21350491A JPH0553221A JP H0553221 A JPH0553221 A JP H0553221A JP 21350491 A JP21350491 A JP 21350491A JP 21350491 A JP21350491 A JP 21350491A JP H0553221 A JPH0553221 A JP H0553221A
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Landscapes
- Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 写真フィルムの品種、保存状態、さらには撮
影光源の種類によらず、カラー写真原画の属性、即ち、
被写体における色の分布の偏りの有無を、高精度で安定
して判別する写真画像情報処理方法を提供する。 【構成】 カラー写真原画を色分解走査して得た各色の
画像情報のうち、相異なる2色の画像情報間の相関を評
価し、該評価結果に基づいて原画の属性を判別して、特
定色の支配性を判定し、コレクションレベルの選択に代
表される写真焼付における色補正の最適化と自動化を実
現できるようにした。
影光源の種類によらず、カラー写真原画の属性、即ち、
被写体における色の分布の偏りの有無を、高精度で安定
して判別する写真画像情報処理方法を提供する。 【構成】 カラー写真原画を色分解走査して得た各色の
画像情報のうち、相異なる2色の画像情報間の相関を評
価し、該評価結果に基づいて原画の属性を判別して、特
定色の支配性を判定し、コレクションレベルの選択に代
表される写真焼付における色補正の最適化と自動化を実
現できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真フィルムの原画を
印画紙に焼付処理する際の写真画像情報処理方法に関
し、詳細には、原画を色分解走査して得た各色画像情報
のうち2色の画像情報を使って、該原画の属性を判別す
る方法に関するものである。
印画紙に焼付処理する際の写真画像情報処理方法に関
し、詳細には、原画を色分解走査して得た各色画像情報
のうち2色の画像情報を使って、該原画の属性を判別す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な写真撮影において、被写体の青
(B)、緑(G)、赤(R)(以下、それぞれ単にB、
G、Rと記載する)の3原色の平均反射率は略一定であ
ることが経験則として知られている。そこで、従来の写
真焼付装置では、焼付露光量を決定する際、まず写真原
画の全面積の平均透過濃度(LATD)を測定し、測定
された平均透過濃度に基づいて、印画紙のB、G、R各
色感光層に与える露光量を一定に制御して、カラーバラ
ンスの良好な写真印画を作成する方法を採用している。
(B)、緑(G)、赤(R)(以下、それぞれ単にB、
G、Rと記載する)の3原色の平均反射率は略一定であ
ることが経験則として知られている。そこで、従来の写
真焼付装置では、焼付露光量を決定する際、まず写真原
画の全面積の平均透過濃度(LATD)を測定し、測定
された平均透過濃度に基づいて、印画紙のB、G、R各
色感光層に与える露光量を一定に制御して、カラーバラ
ンスの良好な写真印画を作成する方法を採用している。
【0003】しかしながら、このLATD法には、被写
体側に輝度や色の分布に偏りがある場合に、適正な写真
印画が得られ難いという問題がある。こうした写真原画
はサブジェクトフェリアと呼ばれ、特に、被写体の輝度
分布の偏りを原因とするものはデンシティフェリア、色
分布の偏りを原因とするものはカラーフェリアと呼ばれ
ている。
体側に輝度や色の分布に偏りがある場合に、適正な写真
印画が得られ難いという問題がある。こうした写真原画
はサブジェクトフェリアと呼ばれ、特に、被写体の輝度
分布の偏りを原因とするものはデンシティフェリア、色
分布の偏りを原因とするものはカラーフェリアと呼ばれ
ている。
【0004】カラーフェリアに対する露光量調整を目的
とする公知技術としては、例えば、C.J.Bartleson およ
び R.W.Huboi著 "Exposure Determination Methods for
Color Printing:The concept of Optimum Correction L
evel", J.SMPTE, 65,205-215(1956)を挙げることができ
る。この論文では、 標準的な被写体を撮影した写真原画に対してはLAT
Dに応じて露光を調節して、印画紙の各色感光層に与え
る露光量を一定値にするフルコレクションが有効であ
る。 撮影露出が適正な場合に、サブジェクトフェリアに対
してはLATDによらず一定の光束あるいは露光時間で
露光するノーコレクションが有効である。 現実的な妥協点として、双方の中間的な制御方法であ
るロワードコレクションが適当であり、写真印画の全体
的な品質から最適なコレクションレベルを選択すべきで
ある としている。
とする公知技術としては、例えば、C.J.Bartleson およ
び R.W.Huboi著 "Exposure Determination Methods for
Color Printing:The concept of Optimum Correction L
evel", J.SMPTE, 65,205-215(1956)を挙げることができ
る。この論文では、 標準的な被写体を撮影した写真原画に対してはLAT
Dに応じて露光を調節して、印画紙の各色感光層に与え
る露光量を一定値にするフルコレクションが有効であ
る。 撮影露出が適正な場合に、サブジェクトフェリアに対
してはLATDによらず一定の光束あるいは露光時間で
露光するノーコレクションが有効である。 現実的な妥協点として、双方の中間的な制御方法であ
るロワードコレクションが適当であり、写真印画の全体
的な品質から最適なコレクションレベルを選択すべきで
ある としている。
【0005】ところで、近年の写真焼付装置には数段階
のコレクションレベルが選択可能な形で装備されてお
り、オペレータが写真原画を観察して原画毎のコレクシ
ョンレベルを選択し、カラーバランスを調整することが
一般的に行なわれている。コレクションレベルの選択に
際しては、撮影光源が不適切な場合や潜像退行の影響を
受けた原画に対してはフルコレクションが適当であり、
被写体に色分布の偏りがあるカラーフェリアに対しては
ロワードコレクションが適当とされている。
のコレクションレベルが選択可能な形で装備されてお
り、オペレータが写真原画を観察して原画毎のコレクシ
ョンレベルを選択し、カラーバランスを調整することが
一般的に行なわれている。コレクションレベルの選択に
際しては、撮影光源が不適切な場合や潜像退行の影響を
受けた原画に対してはフルコレクションが適当であり、
被写体に色分布の偏りがあるカラーフェリアに対しては
ロワードコレクションが適当とされている。
【0006】上記のように、写真焼付におけるコレクシ
ョンレベルの選択は、カラー写真原画に記録された被写
体における色の分布の偏りの有無、すなわち特定色の支
配性に応じて行なわれなければならない。一方、撮影光
源の判別法に関連して、従来よりいくつかの方法が提案
されている。例えば、E.Goll,D.HillおよびW.Severin著
" Modern Exposure Determination for Custumizing
Photofinishing Printer Response ",JAPE,5,93-104(19
79)では、写真原画の平均濃度に基づいて計算した色度
において、撮影光源の色温度の影響が特定の色相に対し
て顕著であることに着目し、色相に依存してコレクショ
ンレベルを調整する露光量決定方法が示されている。
ョンレベルの選択は、カラー写真原画に記録された被写
体における色の分布の偏りの有無、すなわち特定色の支
配性に応じて行なわれなければならない。一方、撮影光
源の判別法に関連して、従来よりいくつかの方法が提案
されている。例えば、E.Goll,D.HillおよびW.Severin著
" Modern Exposure Determination for Custumizing
Photofinishing Printer Response ",JAPE,5,93-104(19
79)では、写真原画の平均濃度に基づいて計算した色度
において、撮影光源の色温度の影響が特定の色相に対し
て顕著であることに着目し、色相に依存してコレクショ
ンレベルを調整する露光量決定方法が示されている。
【0007】しかしながら、例えば、蛍光灯下で撮影さ
れたアブノーマルな写真原画と、緑の芝生を撮影したノ
ーマルな写真原画とでは、平均濃度から得られる色度に
大差はなく、従ってその色相から両者を識別することは
困難である。この事例に見られるように、平均濃度によ
ってコレクションレベルを選択する方法は必ずしも有効
ではない。
れたアブノーマルな写真原画と、緑の芝生を撮影したノ
ーマルな写真原画とでは、平均濃度から得られる色度に
大差はなく、従ってその色相から両者を識別することは
困難である。この事例に見られるように、平均濃度によ
ってコレクションレベルを選択する方法は必ずしも有効
ではない。
【0008】また、特開昭55-26568号、特開昭55-26570
号、特開昭55-26571号の各公報では、カラー写真原画の
多数の点の三原色の濃度に基づき、最高濃度点の色相
と、タングステン光、蛍光灯、昼光の各光源下で肌色と
判定された点の平均的色相を特性値とする撮影光源の分
類方法が示されている。しかしながら、写真フィルムの
特性は、品種の違いや、撮影後の保存状態によって大き
く異なることが一般的であり、同一撮影条件下で同一の
肌色被写体を撮影したとしても、個々の写真フィルムに
記録される濃度が一定になるという保証はない。従っ
て、これらの方法は、写真フィルムの品種や保存状態に
よって判定結果に差が生じるという欠点がある。また、
最高濃度点の濃度を用いるため画像データに含まれるノ
イズの影響を受けやすく、再現性に欠けるという欠点が
ある。
号、特開昭55-26571号の各公報では、カラー写真原画の
多数の点の三原色の濃度に基づき、最高濃度点の色相
と、タングステン光、蛍光灯、昼光の各光源下で肌色と
判定された点の平均的色相を特性値とする撮影光源の分
類方法が示されている。しかしながら、写真フィルムの
特性は、品種の違いや、撮影後の保存状態によって大き
く異なることが一般的であり、同一撮影条件下で同一の
肌色被写体を撮影したとしても、個々の写真フィルムに
記録される濃度が一定になるという保証はない。従っ
て、これらの方法は、写真フィルムの品種や保存状態に
よって判定結果に差が生じるという欠点がある。また、
最高濃度点の濃度を用いるため画像データに含まれるノ
イズの影響を受けやすく、再現性に欠けるという欠点が
ある。
【0009】さらに、自明なことであるが、被写体に人
物が含まれるという前提は必ずしも現実的でない。この
ほか、特開昭60-230129号公報では、露光像の多数の領
域の濃度を測定し、最大の青濃度を有する領域の青/赤
濃度差をニュートラル濃度の関数として導き、同じくニ
ュートラル濃度の関数である青/赤濃度差の基準線との
比較によって、人工光線で作成された露光像を判別する
方法が示されている。
物が含まれるという前提は必ずしも現実的でない。この
ほか、特開昭60-230129号公報では、露光像の多数の領
域の濃度を測定し、最大の青濃度を有する領域の青/赤
濃度差をニュートラル濃度の関数として導き、同じくニ
ュートラル濃度の関数である青/赤濃度差の基準線との
比較によって、人工光線で作成された露光像を判別する
方法が示されている。
【0010】この方法は、人工光線で作成された露光像
の全領域が強い赤黄の濃度を呈するという前提に立つも
のであるが、蛍光灯で撮影された原画のように、多くの
領域が高い緑濃度を呈する原画への対応は何ら配慮され
ていない。また、タングステン光で青い物体を撮影した
原画等は誤判別するという欠点がある。さらに、最大の
青濃度を有する領域から判別の特性値を得るために、特
性値のバラツキが大きく、判別結果の再現性に欠けると
いう欠点がある。
の全領域が強い赤黄の濃度を呈するという前提に立つも
のであるが、蛍光灯で撮影された原画のように、多くの
領域が高い緑濃度を呈する原画への対応は何ら配慮され
ていない。また、タングステン光で青い物体を撮影した
原画等は誤判別するという欠点がある。さらに、最大の
青濃度を有する領域から判別の特性値を得るために、特
性値のバラツキが大きく、判別結果の再現性に欠けると
いう欠点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、写真焼
付における色補正のための撮影光源の判別に関する従来
技術では、 ・人工光源下で撮影された原画とカラーフェリアとの誤
判別が生じやすい ・判別結果が写真フィルムの品種や保存状態による写真
フィルムの特性に影響を受ける ・被写体に人物、特には肌色部分が含まれない場合には
判別ができない ・判別のための特性値にバラツキが大きく、精度、再現
性に欠ける 等々、数々の問題点があった。従って、このような判別
を自動的に、しかも安定して行なうことは極めて困難で
あった。
付における色補正のための撮影光源の判別に関する従来
技術では、 ・人工光源下で撮影された原画とカラーフェリアとの誤
判別が生じやすい ・判別結果が写真フィルムの品種や保存状態による写真
フィルムの特性に影響を受ける ・被写体に人物、特には肌色部分が含まれない場合には
判別ができない ・判別のための特性値にバラツキが大きく、精度、再現
性に欠ける 等々、数々の問題点があった。従って、このような判別
を自動的に、しかも安定して行なうことは極めて困難で
あった。
【0012】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、写真フィルムの品種、保存状態、さらには撮影光
源の種類によらず、カラー写真原画の属性、即ち、被写
体における色の分布の偏りの有無を、高精度で安定して
判別し、コレクションレベルの選択に代表される写真焼
付における色補正の最適化と自動化を実現できる写真画
像情報処理方法を提供することを目的としている。
あり、写真フィルムの品種、保存状態、さらには撮影光
源の種類によらず、カラー写真原画の属性、即ち、被写
体における色の分布の偏りの有無を、高精度で安定して
判別し、コレクションレベルの選択に代表される写真焼
付における色補正の最適化と自動化を実現できる写真画
像情報処理方法を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の写真画像情報処理方法は、カラー写真原
画を色分解走査して得た各色の画像情報のうち、相異な
る2色の画像情報間の相関を評価し、該評価結果に基づ
いて原画の属性を判別し、写真フィルムの品種、保存状
態、さらには撮影光源の種類によらず、色分布の偏りを
判定できるようにしたものである。
め、この発明の写真画像情報処理方法は、カラー写真原
画を色分解走査して得た各色の画像情報のうち、相異な
る2色の画像情報間の相関を評価し、該評価結果に基づ
いて原画の属性を判別し、写真フィルムの品種、保存状
態、さらには撮影光源の種類によらず、色分布の偏りを
判定できるようにしたものである。
【0014】また、前記相異なる2色は、互いに補色の
関係にあるものとし、画像濃度情報の統計量に基づき、
ノイズの影響を受けることなく、高い精度で安定して判
定できるようにしたものである。また、前記相異なる2
色のうちの1色が、中性色であるものとし、画像濃度情
報の統計量に基づき、ノイズの影響を受けることなく、
高い精度で安定して判定できるようにしたものである。
関係にあるものとし、画像濃度情報の統計量に基づき、
ノイズの影響を受けることなく、高い精度で安定して判
定できるようにしたものである。また、前記相異なる2
色のうちの1色が、中性色であるものとし、画像濃度情
報の統計量に基づき、ノイズの影響を受けることなく、
高い精度で安定して判定できるようにしたものである。
【0015】また、前記相関の評価は、相関係数による
ものとし、特定の画素の濃度情報によって上記属性の判
別を行なうことがないため、画像情報に含まれるノイズ
の影響を受けることなく、極めて高い精度で安定して判
定できるようにしたものである。また、前記原画の属性
は、写真焼付におけるコレクションレベルの選択に関わ
るものとし、写真焼付露光量の精密制御を実現できるよ
うにしたものである。
ものとし、特定の画素の濃度情報によって上記属性の判
別を行なうことがないため、画像情報に含まれるノイズ
の影響を受けることなく、極めて高い精度で安定して判
定できるようにしたものである。また、前記原画の属性
は、写真焼付におけるコレクションレベルの選択に関わ
るものとし、写真焼付露光量の精密制御を実現できるよ
うにしたものである。
【0016】
【作用】露光部にセットされた写真フィルム上の原画
を、色フィルタとCCDイメージセンサで色分解走査
し、各色の画像濃度情報を取り出す。まず、この2次元
画像濃度情報に基づいて、LATD法による露光量に対
する濃度補正値を算出する。次に、該各色の画像情報の
うち、互いに異なる2色について相関係数を算出し、原
画における色分布の偏りを解析・評価する。そして、こ
の評価結果に応じて、LATD法による露光量に対する
コレクションレベルを判定し、最終的な露光量を決定す
る。
を、色フィルタとCCDイメージセンサで色分解走査
し、各色の画像濃度情報を取り出す。まず、この2次元
画像濃度情報に基づいて、LATD法による露光量に対
する濃度補正値を算出する。次に、該各色の画像情報の
うち、互いに異なる2色について相関係数を算出し、原
画における色分布の偏りを解析・評価する。そして、こ
の評価結果に応じて、LATD法による露光量に対する
コレクションレベルを判定し、最終的な露光量を決定す
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の写真画像
情報処理方法を適用した写真焼付露光量制御方法の一実
施例を説明する。図1は本願写真画像情報処理方法を適
用した写真焼付装置の全体構成図、図2は、撮像部の内
部構成を示すブロック図、図3は色分解フィルタの構成
図、図4は画像処理部の内部構成を示すブロック図、図
5は画像情報処理のプロセスを示すフローチャート、図
6は相異なる2色の画像濃度情報間の相関関係を示す説
明図、図7はコレクションレベルを与える判定関数の一
例である。
情報処理方法を適用した写真焼付露光量制御方法の一実
施例を説明する。図1は本願写真画像情報処理方法を適
用した写真焼付装置の全体構成図、図2は、撮像部の内
部構成を示すブロック図、図3は色分解フィルタの構成
図、図4は画像処理部の内部構成を示すブロック図、図
5は画像情報処理のプロセスを示すフローチャート、図
6は相異なる2色の画像濃度情報間の相関関係を示す説
明図、図7はコレクションレベルを与える判定関数の一
例である。
【0018】図1において、Fは写真フィルムで、該写
真フィルムFは第1スプール1にセットされ、所定の搬
送経路を経て第2スプール2に巻き取られるように構成
されている。写真フィルムFに形成された原画Iは、露
光部3に位置決めされ、光源4から照射され、混合部5
によって均一化された光により照明される。さらに、レ
ンズ6によって写真印画紙P上に光学的に結像され、露
光できるようになっている。ここで、B、G、R各色の
測光フィルタ7a、7b、7cを通して、前記原画Iの
B、G、R各色の平均透過光がフォトダイオード8a、
8b、8cによって受光される。この受光量を光電変換
したB、G、R各色の測光信号は、露光制御部9に供給
された後A/D変換され、後述のように、画像処理部1
1にて、B、G、R各色の平均測光値に基づいて露光量
が決定されるようになっている。
真フィルムFは第1スプール1にセットされ、所定の搬
送経路を経て第2スプール2に巻き取られるように構成
されている。写真フィルムFに形成された原画Iは、露
光部3に位置決めされ、光源4から照射され、混合部5
によって均一化された光により照明される。さらに、レ
ンズ6によって写真印画紙P上に光学的に結像され、露
光できるようになっている。ここで、B、G、R各色の
測光フィルタ7a、7b、7cを通して、前記原画Iの
B、G、R各色の平均透過光がフォトダイオード8a、
8b、8cによって受光される。この受光量を光電変換
したB、G、R各色の測光信号は、露光制御部9に供給
された後A/D変換され、後述のように、画像処理部1
1にて、B、G、R各色の平均測光値に基づいて露光量
が決定されるようになっている。
【0019】前記露光部9において、写真フィルムFに
形成された原画Iは、撮像部10によりB、G、Rの各
色に色分解され走査される。撮像部10において得られ
たB、G、R各色の画像信号は画像処理部11に送出さ
れ、A/D変換され所定の形式の画像濃度情報に整形さ
れる。画像処理部11では、このようにして得られた画
像濃度情報から、以降に説明する方法により露光量修正
パラメータが演算され、得られた露光量修正パラメータ
は通信回線12を通して露光制御部9に送信される。
形成された原画Iは、撮像部10によりB、G、Rの各
色に色分解され走査される。撮像部10において得られ
たB、G、R各色の画像信号は画像処理部11に送出さ
れ、A/D変換され所定の形式の画像濃度情報に整形さ
れる。画像処理部11では、このようにして得られた画
像濃度情報から、以降に説明する方法により露光量修正
パラメータが演算され、得られた露光量修正パラメータ
は通信回線12を通して露光制御部9に送信される。
【0020】露光制御部9では、画像処理部11から送
信された露光量修正パラメータに基づいて上記した平均
測光値に基づく露光量を修正する。さらに露光制御部9
ではこうして得られた露光量が、露光部3の上部に配置
されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
の減色式のカットフィルタ13a、13b、13cおよび露光
部3の下部に配置されたシャッタ14の作動時間に変換
される。この作動時間に応じてカットフィルタ13a、13
b、13cおよびシャッタ14が露光光路に挿入され、写
真印画紙Pの各色感光層に与える露光が調整される。
信された露光量修正パラメータに基づいて上記した平均
測光値に基づく露光量を修正する。さらに露光制御部9
ではこうして得られた露光量が、露光部3の上部に配置
されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)
の減色式のカットフィルタ13a、13b、13cおよび露光
部3の下部に配置されたシャッタ14の作動時間に変換
される。この作動時間に応じてカットフィルタ13a、13
b、13cおよびシャッタ14が露光光路に挿入され、写
真印画紙Pの各色感光層に与える露光が調整される。
【0021】この露光の終了後、写真印画紙Pは次の露
光に備え所定の距離だけ搬送されるとともに、次に焼き
付けるべき原画Iを露光部3に位置決めすべく写真フィ
ルムFが搬送される。このようにして、写真フィルムF
に形成された原画Iは順次焼き付け処理が施される。
光に備え所定の距離だけ搬送されるとともに、次に焼き
付けるべき原画Iを露光部3に位置決めすべく写真フィ
ルムFが搬送される。このようにして、写真フィルムF
に形成された原画Iは順次焼き付け処理が施される。
【0022】露光部3に位置決めされ混合部5によって
照明された原画Iは、レンズ6により2次元イメージン
サ20上に光学的に投影される。2次元イメージセンサ
20上には、個々の光電変換素子に対応して図3に示さ
れるようなストライプ状のB、G、Rの色分解フィルタ
21が載置されており、このストライプに直角の方向に
光電変換素子に蓄積された電荷が順次読み出されるよう
になっている。この結果、2次元イメージセンサ20か
らは、B、G、R各色に関する画像信号が混在して出力
されるように構成されている。
照明された原画Iは、レンズ6により2次元イメージン
サ20上に光学的に投影される。2次元イメージセンサ
20上には、個々の光電変換素子に対応して図3に示さ
れるようなストライプ状のB、G、Rの色分解フィルタ
21が載置されており、このストライプに直角の方向に
光電変換素子に蓄積された電荷が順次読み出されるよう
になっている。この結果、2次元イメージセンサ20か
らは、B、G、R各色に関する画像信号が混在して出力
されるように構成されている。
【0023】このようにして得られる画像信号20a
は、信号処理回路22において、B、G、R各色毎に色
分離され、色分離された画像信号はサンプルホールドさ
れ増幅される。さらに増幅されたB、G、R各色の画像
信号22a,22b,22cは画像処理部11に出力さ
れる。また、駆動回路23からは、2次元イメージセン
サ20を駆動するためのクロック信号23a、上記のよ
うに信号処理回路22において色分離を行なうためのタ
イミング信号23b、画像処理部11においてA/D変
換および画像メモリへの書き込みの制御を行うための水
平同期信号23cおよび垂直同期信号23dが供給され
るようになっている。
は、信号処理回路22において、B、G、R各色毎に色
分離され、色分離された画像信号はサンプルホールドさ
れ増幅される。さらに増幅されたB、G、R各色の画像
信号22a,22b,22cは画像処理部11に出力さ
れる。また、駆動回路23からは、2次元イメージセン
サ20を駆動するためのクロック信号23a、上記のよ
うに信号処理回路22において色分離を行なうためのタ
イミング信号23b、画像処理部11においてA/D変
換および画像メモリへの書き込みの制御を行うための水
平同期信号23cおよび垂直同期信号23dが供給され
るようになっている。
【0024】図4は、画像処理部11の詳細な構成を示
している。画像処理部11では、次のような信号処理が
行なわれる。撮像部10から供給される画像信号22
a,22b,22cはアナログスイッチ30によって選
択され、サンプルホールド回路31によりサンプリング
されて、A/D変換器32でデジタル信号に変換され
る。アナログスイッチ30における画像信号22a,2
2b,22cの切り換えや、A/D変換器32における
サンプリングのタイミングは、撮像部10から出力され
る水平同期信号23cおよび垂直同期信号23dに基づ
いて、タイミング制御回路33によって制御される。こ
こで、サンプリング数は水平走査1回に付きB、G、R
各色毎に128であり、このようなサンプリングは、1
回の垂直走査に付き128回の水平走査において行なわ
れるようになっている。
している。画像処理部11では、次のような信号処理が
行なわれる。撮像部10から供給される画像信号22
a,22b,22cはアナログスイッチ30によって選
択され、サンプルホールド回路31によりサンプリング
されて、A/D変換器32でデジタル信号に変換され
る。アナログスイッチ30における画像信号22a,2
2b,22cの切り換えや、A/D変換器32における
サンプリングのタイミングは、撮像部10から出力され
る水平同期信号23cおよび垂直同期信号23dに基づ
いて、タイミング制御回路33によって制御される。こ
こで、サンプリング数は水平走査1回に付きB、G、R
各色毎に128であり、このようなサンプリングは、1
回の垂直走査に付き128回の水平走査において行なわ
れるようになっている。
【0025】従って、垂直走査1回に付き、128×1
28画素のデジタル画像情報が、B、G、R各色毎に得
られるようになっている。なお、A/D変換は10ビッ
トで処理される。デジタル化された画像信号は、ROM
等で構成されるLUT(ルックアップテーブル)34を
介して濃度値に変換され、画像メモリ35に記憶され
る。LUT34には次式(1)で示す変換表が記憶され
ている。 Y = a×log(X+b) ・・・(1) ここで、XはLUT34に対する入力、Yはその出力で
ある。またaは、撮像部10の分光特性によって定まる
測光濃度から写真印画紙の分光感度によって定まる焼付
濃度への変換に係る定数であり、bは撮像における暗電
流の影響の除去に係る定数である。LUT34には式
(1)において、a、bに数種類の数値を代入して求め
られる複数の変換表が用意されており、CPU36によ
って予め選択されている。ここで選択される変換表は
B、G、R各色毎に必ずしも同一である必要はなく異な
っていてもよい。
28画素のデジタル画像情報が、B、G、R各色毎に得
られるようになっている。なお、A/D変換は10ビッ
トで処理される。デジタル化された画像信号は、ROM
等で構成されるLUT(ルックアップテーブル)34を
介して濃度値に変換され、画像メモリ35に記憶され
る。LUT34には次式(1)で示す変換表が記憶され
ている。 Y = a×log(X+b) ・・・(1) ここで、XはLUT34に対する入力、Yはその出力で
ある。またaは、撮像部10の分光特性によって定まる
測光濃度から写真印画紙の分光感度によって定まる焼付
濃度への変換に係る定数であり、bは撮像における暗電
流の影響の除去に係る定数である。LUT34には式
(1)において、a、bに数種類の数値を代入して求め
られる複数の変換表が用意されており、CPU36によ
って予め選択されている。ここで選択される変換表は
B、G、R各色毎に必ずしも同一である必要はなく異な
っていてもよい。
【0026】このようにして、128×128画素から
なる10ビットのB、G、R各色の画像濃度情報が画像
メモリ35に記憶される。このようにして記憶された画
像濃度情報を第1次画像濃度情報と呼ぶ。なお、画像メ
モリ35へ書き込みを行なう際のアドレスは、撮像部1
0から出力される水平同期信号23cおよび垂直同期信
号23dに基づいて、タイミング制御回路33によって
制御される。
なる10ビットのB、G、R各色の画像濃度情報が画像
メモリ35に記憶される。このようにして記憶された画
像濃度情報を第1次画像濃度情報と呼ぶ。なお、画像メ
モリ35へ書き込みを行なう際のアドレスは、撮像部1
0から出力される水平同期信号23cおよび垂直同期信
号23dに基づいて、タイミング制御回路33によって
制御される。
【0027】ここで、画像濃度情報において有効な画像
領域は写真フィルムFのフォーマットによって異なると
いう問題がある。そこでCPU36は、写真フィルムF
のフォーマットに応じて予め記憶された丸め込みの対象
とする画像領域と、丸め込みを行なう画素数を設定し、
この設定された画像領域にある各画素を設定された画素
数によって丸め込むという処理を行なう。
領域は写真フィルムFのフォーマットによって異なると
いう問題がある。そこでCPU36は、写真フィルムF
のフォーマットに応じて予め記憶された丸め込みの対象
とする画像領域と、丸め込みを行なう画素数を設定し、
この設定された画像領域にある各画素を設定された画素
数によって丸め込むという処理を行なう。
【0028】この丸め込み処理の結果得られる画素数
は、写真フィルムFのフォーマットによらず、16×1
6画素としている。なお、このような有効画像領域と画
素数の設定方法については、本出願人が特開昭62−2
60474号公報において提案した方法を用いればよ
い。ここで丸め込み処理は、画像濃度情報の相加平均を
とるものであるが、これは画像信号に含まれるノイズの
影響を軽減する効果がある。しかしながら、丸め込みは
必ずしも選択された画像領域内にある全ての画素を対象
とする必要はなく、適度に間引を行なった上相加平均を
とる方法や、所定の画素数だけ間引を行なうのみで相加
平均をとらない方法も、演算の高速化を図る上では有効
である。
は、写真フィルムFのフォーマットによらず、16×1
6画素としている。なお、このような有効画像領域と画
素数の設定方法については、本出願人が特開昭62−2
60474号公報において提案した方法を用いればよ
い。ここで丸め込み処理は、画像濃度情報の相加平均を
とるものであるが、これは画像信号に含まれるノイズの
影響を軽減する効果がある。しかしながら、丸め込みは
必ずしも選択された画像領域内にある全ての画素を対象
とする必要はなく、適度に間引を行なった上相加平均を
とる方法や、所定の画素数だけ間引を行なうのみで相加
平均をとらない方法も、演算の高速化を図る上では有効
である。
【0029】以上のような画像処理によって、写真フィ
ルムFのフォーマットによらず所定の画素数、ここでは
16×16画素からなる第2次画像濃度情報が得られ、
この第2次画像濃度情報がメモリ37に格納される。次
に、画像処理部11における内部処理について説明す
る。
ルムFのフォーマットによらず所定の画素数、ここでは
16×16画素からなる第2次画像濃度情報が得られ、
この第2次画像濃度情報がメモリ37に格納される。次
に、画像処理部11における内部処理について説明す
る。
【0030】図5はこの内部処理のフローチャートを示
している。最初に、ステップ1でメモリ37からB、
G、Rの各色に関する第2次画像濃度情報(以下画像濃
度情報)を取り出し、変数Xk (i,j) にセットする。こ
こでi、jは画素位置、kはB、G、Rの各色を示す。
ステップ2では、B、G、R各色の画像濃度情報の相異
なる2色間の相関係数を次式(2)により導出する。 CCBG=Cov(XB、XG )/{Var(XB )×Var(XG )}1/2 CCGR=Cov(XG、XR )/{Var(XG )×Var(XR )}1/2 CCRB=Cov(XR、XB )/{Var(XR )×Var(XB )}1/2 ・・・・・・(2) ここで、CCBG、CCGR、CCRBは画像濃度情報につい
てそれぞれBG、GR、RBの各色間の相関係数であ
り、Covは共分散、Varは分散を示す。このように
して求めた相関係数は、画像濃度情報Xk (i,j) のB、
G、R各色間の分布の偏りの差異を反映した数値をと
る。
している。最初に、ステップ1でメモリ37からB、
G、Rの各色に関する第2次画像濃度情報(以下画像濃
度情報)を取り出し、変数Xk (i,j) にセットする。こ
こでi、jは画素位置、kはB、G、Rの各色を示す。
ステップ2では、B、G、R各色の画像濃度情報の相異
なる2色間の相関係数を次式(2)により導出する。 CCBG=Cov(XB、XG )/{Var(XB )×Var(XG )}1/2 CCGR=Cov(XG、XR )/{Var(XG )×Var(XR )}1/2 CCRB=Cov(XR、XB )/{Var(XR )×Var(XB )}1/2 ・・・・・・(2) ここで、CCBG、CCGR、CCRBは画像濃度情報につい
てそれぞれBG、GR、RBの各色間の相関係数であ
り、Covは共分散、Varは分散を示す。このように
して求めた相関係数は、画像濃度情報Xk (i,j) のB、
G、R各色間の分布の偏りの差異を反映した数値をと
る。
【0031】図6は、相異なる2色の画像濃度情報をそ
れぞれ縦軸と横軸にとり、全画素に関して両者の関係を
プロットしたグラフを示したものであるが、この分布か
ら、相異なる2色の画像濃度情報間の相関関係を知るこ
とができる。図6(a)は、色に大きな偏りがない標準
的な被写体を昼光下で撮影した原画、図6(b)は、深
緑色の木立を背景とした人物を昼光下で撮影した緑のカ
ラーフェリア、図6(c)は蛍光灯下で上記のような標
準的な被写体を撮影した原画、をそれぞれ示している。
れぞれ縦軸と横軸にとり、全画素に関して両者の関係を
プロットしたグラフを示したものであるが、この分布か
ら、相異なる2色の画像濃度情報間の相関関係を知るこ
とができる。図6(a)は、色に大きな偏りがない標準
的な被写体を昼光下で撮影した原画、図6(b)は、深
緑色の木立を背景とした人物を昼光下で撮影した緑のカ
ラーフェリア、図6(c)は蛍光灯下で上記のような標
準的な被写体を撮影した原画、をそれぞれ示している。
【0032】図6(a)に示されるように、大きな色分
布の偏りがない標準的被写体を昼光下で撮影した原画の
場合、各画素の濃度はB、G、Rとも、ほぼ同様に変化
するため、全ての相異なる2色の画像濃度情報の相関は
極めて高くなる。これに対して、図6(b)に示される
ように、深緑色の木立を背景とした人物を昼光下で撮影
した緑のカラーフェリアの場合、木立の領域から得られ
た画像濃度情報に関しては、G濃度が相対的に高く、
B、R濃度が相対的に低くなるため、GとB、GとRの
画像濃度情報間の相関は低くなる。このようにカラーフ
ェリアの場合、被写体において支配的な色と他の色に関
する2色の画像濃度情報間の相関は低くなる。
布の偏りがない標準的被写体を昼光下で撮影した原画の
場合、各画素の濃度はB、G、Rとも、ほぼ同様に変化
するため、全ての相異なる2色の画像濃度情報の相関は
極めて高くなる。これに対して、図6(b)に示される
ように、深緑色の木立を背景とした人物を昼光下で撮影
した緑のカラーフェリアの場合、木立の領域から得られ
た画像濃度情報に関しては、G濃度が相対的に高く、
B、R濃度が相対的に低くなるため、GとB、GとRの
画像濃度情報間の相関は低くなる。このようにカラーフ
ェリアの場合、被写体において支配的な色と他の色に関
する2色の画像濃度情報間の相関は低くなる。
【0033】また、蛍光灯下で上記のような標準的被写
体を撮影した原画の場合、図6(c)に示されるよう
に、G濃度が全領域(全画素)にわたってほぼ一律に高
い傾向を示すが、各色の濃度はほぼ同様に変化するた
め、全ての相異なる2色の画像濃度情報の相関は極めて
高くなる。このように、人工光下で撮影された被写体や
保存状態によって特性劣化を起こした写真フィルムの原
画は、標準的な被写体を昼光下で撮影し良好な保存状態
に置かれた写真フィルムの原画に比べ、特定色に関する
濃度が原画の全領域にわたって変化しているだけなの
で、全ての相異なる2色の画像濃度情報間の相関は高く
なる。このことは、写真フィルムの品種が異なり、調子
再現特性に差がある場合にも同様である。
体を撮影した原画の場合、図6(c)に示されるよう
に、G濃度が全領域(全画素)にわたってほぼ一律に高
い傾向を示すが、各色の濃度はほぼ同様に変化するた
め、全ての相異なる2色の画像濃度情報の相関は極めて
高くなる。このように、人工光下で撮影された被写体や
保存状態によって特性劣化を起こした写真フィルムの原
画は、標準的な被写体を昼光下で撮影し良好な保存状態
に置かれた写真フィルムの原画に比べ、特定色に関する
濃度が原画の全領域にわたって変化しているだけなの
で、全ての相異なる2色の画像濃度情報間の相関は高く
なる。このことは、写真フィルムの品種が異なり、調子
再現特性に差がある場合にも同様である。
【0034】従って、式(2)から得られる相異なる2
色の画像濃度情報間の相関係数に基づいて、被写体にお
ける特定色の支配性を評価することは合理的である。例
えば、標準的被写体を撮影した原画の場合、写真フィル
ムの品種や保存状態による特性差や撮影光源の種別を問
わず、3つの相関係数がほぼ同様に高い値を示す一方、
特定色(例えばG)が支配的なカラーフェリアの場合に
は、その特定色(例えばG)と他色の相関係数CCBG、
CCGRは他の相関係数CCRBに比べて小さな値を示す。
色の画像濃度情報間の相関係数に基づいて、被写体にお
ける特定色の支配性を評価することは合理的である。例
えば、標準的被写体を撮影した原画の場合、写真フィル
ムの品種や保存状態による特性差や撮影光源の種別を問
わず、3つの相関係数がほぼ同様に高い値を示す一方、
特定色(例えばG)が支配的なカラーフェリアの場合に
は、その特定色(例えばG)と他色の相関係数CCBG、
CCGRは他の相関係数CCRBに比べて小さな値を示す。
【0035】そこで、上記したような被写体における特
定色の支配性の評価量としては、例えば、これら3つの
相関係数の最小値が挙げられる。あるいは、3つの相関
係数のすべてが小さな値をとる場合に備え、3つの相関
係数の最大値と最小値の差を、評価量としてとる方法が
挙げられる。ここでは、後者の例に従う。
定色の支配性の評価量としては、例えば、これら3つの
相関係数の最小値が挙げられる。あるいは、3つの相関
係数のすべてが小さな値をとる場合に備え、3つの相関
係数の最大値と最小値の差を、評価量としてとる方法が
挙げられる。ここでは、後者の例に従う。
【0036】ステップ3では、上記したような被写体に
おける特定色の支配性に関する評価量CDを次式(3)
により求める。 CD=Max( CCBG, CCGR,CCRB) −Min(CCBG,CCGR,CCRB) ・・・ (3) なお、次式(4)で表わされるような、補色の関係にあ
る2色の画像濃度情報の間の相関係数CCBY、CCGM、
CCRCを用いた場合にも、同様の結果が得られる。 CCBY=Cov(XB、XY )/{Var(XB ) ×Var(XY )}1/2 CCGM=Cov(XG、XM )/{Var(XG ) ×Var(XM )}1/2 CCRC=Cov(XR、XC )/{Var(XR ) ×Var(XC )}1/2 但し XY (I,J) = (XG (I,J) + XR (I,J) )/2 XM (I,J) = (XR (I,J) + XB (I,J) )/2 XC (I,J) = (XB (I,J) + XG (I,J) )/2 ・・・ (4) この場合、被写体における特定色の支配性に関する評価
量CDは次式(5)で表わされる。 CD=Max(CCBY,CCGM,CCRC)−Min(CCBY,CCGM,CCRC) ・・・ (5) さらに、次式(6)で表わされるような、2色のうち1
色が中性色である場合の2色の画像濃度情報の間の相関
係数CCBN、CCGN、CCRNを用いた場合にも同様の結
果が得られる。 CCBN=Cov(XB、XN )/{Var(XB ) ×Var(XN )}1/2 CCGN=Cov(XG、XN )/{Var(XG ) ×Var(XN )}1/2 CCRN=Cov(XR、XN )/{Var(XR ) ×Var(XN )}1/2 但し XN (I,J) =(XB (I,J) + XG (I,J) + XR (I,J) )/3 ・・・ (6) この場合、被写体における特定色の支配性に関する評価
量CDは式(7)で表わされる。 CD=Max(CCBN,CCGN,CCRN)−Min(CCBN,CCGN,CCRN) ・・・ (7) 以上のように本発明では、カラー写真原画の属性、すな
わち、カラーフェリアや撮影光源の影響など、被写体に
おける色分布の偏りの有無に関連して、特定画素の濃度
情報にはよらず、画像全体の画像濃度情報の統計量に基
づいて特定色の支配性を評価するため、画像情報に含ま
れるノイズの影響を受けることなく、極めて高い精度で
安定的して判別することができる。また、いうまでもな
く、この評価には、被写体に人物、特に肌色部分が含ま
れているかどうかは関係しない。
おける特定色の支配性に関する評価量CDを次式(3)
により求める。 CD=Max( CCBG, CCGR,CCRB) −Min(CCBG,CCGR,CCRB) ・・・ (3) なお、次式(4)で表わされるような、補色の関係にあ
る2色の画像濃度情報の間の相関係数CCBY、CCGM、
CCRCを用いた場合にも、同様の結果が得られる。 CCBY=Cov(XB、XY )/{Var(XB ) ×Var(XY )}1/2 CCGM=Cov(XG、XM )/{Var(XG ) ×Var(XM )}1/2 CCRC=Cov(XR、XC )/{Var(XR ) ×Var(XC )}1/2 但し XY (I,J) = (XG (I,J) + XR (I,J) )/2 XM (I,J) = (XR (I,J) + XB (I,J) )/2 XC (I,J) = (XB (I,J) + XG (I,J) )/2 ・・・ (4) この場合、被写体における特定色の支配性に関する評価
量CDは次式(5)で表わされる。 CD=Max(CCBY,CCGM,CCRC)−Min(CCBY,CCGM,CCRC) ・・・ (5) さらに、次式(6)で表わされるような、2色のうち1
色が中性色である場合の2色の画像濃度情報の間の相関
係数CCBN、CCGN、CCRNを用いた場合にも同様の結
果が得られる。 CCBN=Cov(XB、XN )/{Var(XB ) ×Var(XN )}1/2 CCGN=Cov(XG、XN )/{Var(XG ) ×Var(XN )}1/2 CCRN=Cov(XR、XN )/{Var(XR ) ×Var(XN )}1/2 但し XN (I,J) =(XB (I,J) + XG (I,J) + XR (I,J) )/3 ・・・ (6) この場合、被写体における特定色の支配性に関する評価
量CDは式(7)で表わされる。 CD=Max(CCBN,CCGN,CCRN)−Min(CCBN,CCGN,CCRN) ・・・ (7) 以上のように本発明では、カラー写真原画の属性、すな
わち、カラーフェリアや撮影光源の影響など、被写体に
おける色分布の偏りの有無に関連して、特定画素の濃度
情報にはよらず、画像全体の画像濃度情報の統計量に基
づいて特定色の支配性を評価するため、画像情報に含ま
れるノイズの影響を受けることなく、極めて高い精度で
安定的して判別することができる。また、いうまでもな
く、この評価には、被写体に人物、特に肌色部分が含ま
れているかどうかは関係しない。
【0037】ステップ4では、以上のようなB、G、R
各色の画像濃度情報の解析に基づいて、当該カラー写真
原画の属性を判別し、後に述べる露光制御部9における
露光量の補正に関わるコレクションレベルのパラメータ
CLを決定する。ここで、カラー写真原画の属性、つま
り被写体における色の分布の偏りの有無の判別は、ロワ
ードコレクション/フルコレクションのいずれが必要で
あるかの判別に置き換えてよい。これは、CD値が所定
値を超える場合はカラーフェリアであるからロワードコ
レクションが必要、CDの値が所定値以下の場合は標準
的被写体を撮影した原画であるからフルコレクションが
必要、とそれぞれ判別し、コレクションレベルのパラメ
ータCLを各々に対応する値に2値論理的に決定するこ
とに対応する。
各色の画像濃度情報の解析に基づいて、当該カラー写真
原画の属性を判別し、後に述べる露光制御部9における
露光量の補正に関わるコレクションレベルのパラメータ
CLを決定する。ここで、カラー写真原画の属性、つま
り被写体における色の分布の偏りの有無の判別は、ロワ
ードコレクション/フルコレクションのいずれが必要で
あるかの判別に置き換えてよい。これは、CD値が所定
値を超える場合はカラーフェリアであるからロワードコ
レクションが必要、CDの値が所定値以下の場合は標準
的被写体を撮影した原画であるからフルコレクションが
必要、とそれぞれ判別し、コレクションレベルのパラメ
ータCLを各々に対応する値に2値論理的に決定するこ
とに対応する。
【0038】この方法ではしかしながら、CDが上記の
所定値近傍である時、2つのコレクションレベルのいず
れにも判別され得るため、バラツキを生じやすい。そこ
で、判別すべきカラー写真原画の属性を、多値的なコレ
クションレベルとしてもよい。このことは、コレクショ
ンレベルのパラメータCLを、CDの1次を含む数次の
関数あるいは、非線形な変換を可能にすべくCDによっ
て参照されるルックアップテーブル(LUT)に従って
決定することに対応する。ここでは、後者の例に従う。 CL = LUT(CD) ・・・ (8) 図7には、このLUTの一例を示す。図において横軸は
特定色の支配性の評価量CD、縦軸はコレクションレベ
ルのパラメータCLを示す。ここで、パラメータの値は
0から1の範囲の値をとるが、0の場合には露光量に補
正を加えないものとし、1の場合には最大限の補正を加
えるようになっている。
所定値近傍である時、2つのコレクションレベルのいず
れにも判別され得るため、バラツキを生じやすい。そこ
で、判別すべきカラー写真原画の属性を、多値的なコレ
クションレベルとしてもよい。このことは、コレクショ
ンレベルのパラメータCLを、CDの1次を含む数次の
関数あるいは、非線形な変換を可能にすべくCDによっ
て参照されるルックアップテーブル(LUT)に従って
決定することに対応する。ここでは、後者の例に従う。 CL = LUT(CD) ・・・ (8) 図7には、このLUTの一例を示す。図において横軸は
特定色の支配性の評価量CD、縦軸はコレクションレベ
ルのパラメータCLを示す。ここで、パラメータの値は
0から1の範囲の値をとるが、0の場合には露光量に補
正を加えないものとし、1の場合には最大限の補正を加
えるようになっている。
【0039】一般的には、約9割の画像はカラーバラン
スを調整するための露光量の補正は不要であり、従っ
て、CLの値はこれに準ずる多くの場合において0にな
るように設定される。またCLの値は、連続的な数値で
あることが望ましいが、例えば、0.0、0.2、0.4、・・・、
1.0 といった段階的あるいは離散的な数値であってもよ
い。
スを調整するための露光量の補正は不要であり、従っ
て、CLの値はこれに準ずる多くの場合において0にな
るように設定される。またCLの値は、連続的な数値で
あることが望ましいが、例えば、0.0、0.2、0.4、・・・、
1.0 といった段階的あるいは離散的な数値であってもよ
い。
【0040】なお、このルックアップテーブルは処理に
先立って画像処理部11のメモリ37に記憶されるが、
図示しない操作部あるいは補助記憶部から入力し適宜調
整してもよい。なお、ここでは、特定色の支配性に関し
て1種類の評価量からCLを決定したが、さらに多くの
種類の評価量からCLを決定してもよい。この場合、評
価量としては、標準的な画像あるいは多数の画像のB、
G、R各色の2次元画像濃度情報の平均値から求めた標
準色度(X0 、Y0)と、当該画像のB、G、R各色の
2次元画像濃度情報の平均値から求めた色度(X、Y)
との比較から求めるものが一例として挙げられる。色度
(X、Y)は、例えば、次式(9)により求められる。 X = b×31/2 /2 − r×31/2/2 Y = b/2 − g + r/2 ・・・ (9) ここで、b、g、rはB、G、R各色の2次元画像濃度
情報の平均値を示す。さらに、この色度に基づく特定色
の支配性に関する評価量としては、次式(10)に示さ
れる彩度SAT、色相HUEが挙げられる。 SAT = {(X−X0)2 +(Y−Y0)2 }1/2 HUE = Tan-1{(Y−Y0)/(X−X0)} ・・・ (10) このようにして求められた複数の特定色の支配性に関す
る評価量から、露光量の補正に関わるコレクションレベ
ルCLを決定する。この決定は、次式(11)に従う。 CL = f(P1 、P2 、P3 、・・・) ・・・ (11) ここで、Pi(i=1,2,3,・・・,N) は複数の特定色の支配
性に関する評価量を示し、fは関数を示す。また、この
関数は、N次元空間からの1次元空間への線形もしくは
非線形写像であってもよいが、論理式であってもよい。
先立って画像処理部11のメモリ37に記憶されるが、
図示しない操作部あるいは補助記憶部から入力し適宜調
整してもよい。なお、ここでは、特定色の支配性に関し
て1種類の評価量からCLを決定したが、さらに多くの
種類の評価量からCLを決定してもよい。この場合、評
価量としては、標準的な画像あるいは多数の画像のB、
G、R各色の2次元画像濃度情報の平均値から求めた標
準色度(X0 、Y0)と、当該画像のB、G、R各色の
2次元画像濃度情報の平均値から求めた色度(X、Y)
との比較から求めるものが一例として挙げられる。色度
(X、Y)は、例えば、次式(9)により求められる。 X = b×31/2 /2 − r×31/2/2 Y = b/2 − g + r/2 ・・・ (9) ここで、b、g、rはB、G、R各色の2次元画像濃度
情報の平均値を示す。さらに、この色度に基づく特定色
の支配性に関する評価量としては、次式(10)に示さ
れる彩度SAT、色相HUEが挙げられる。 SAT = {(X−X0)2 +(Y−Y0)2 }1/2 HUE = Tan-1{(Y−Y0)/(X−X0)} ・・・ (10) このようにして求められた複数の特定色の支配性に関す
る評価量から、露光量の補正に関わるコレクションレベ
ルCLを決定する。この決定は、次式(11)に従う。 CL = f(P1 、P2 、P3 、・・・) ・・・ (11) ここで、Pi(i=1,2,3,・・・,N) は複数の特定色の支配
性に関する評価量を示し、fは関数を示す。また、この
関数は、N次元空間からの1次元空間への線形もしくは
非線形写像であってもよいが、論理式であってもよい。
【0041】このようにして、露光量の補正に関わるコ
レクションレベルCLを決定する際に複数の特定色の支
配性に関する評価量を用いる方法は、コレクションレベ
ルCLの信頼性、精度の向上を図る上で有効である。以
上のようにして得られたCLと、画像処理部11でステ
ップ2からステップ4の処理と並行して2次元画像濃度
情報Xk(I,J)をもとに算出された濃度補正値Dは露光制
御部9に通信回線12を通して送信され、写真焼付露光
量の決定に用いられる。
レクションレベルCLを決定する際に複数の特定色の支
配性に関する評価量を用いる方法は、コレクションレベ
ルCLの信頼性、精度の向上を図る上で有効である。以
上のようにして得られたCLと、画像処理部11でステ
ップ2からステップ4の処理と並行して2次元画像濃度
情報Xk(I,J)をもとに算出された濃度補正値Dは露光制
御部9に通信回線12を通して送信され、写真焼付露光
量の決定に用いられる。
【0042】次に露光制御部9における写真焼付露光量
の決定について説明する。写真焼付露光量は次式(1
2)に従って決定される。 Ek = LATDk−LATD0k−Ck+D+E0k ・・・(12) ここで、Ek はB、G、Rの各色の露光量(露光時間の
対数値)、LATDk は露光部3においてフォトダイオ
ード7a、7b、7cによりもたされる焼付に供する原
画からの平均透過光測光値(濃度)、LATD0kは標準
原画からの平均透過光測光値(濃度)、Ck は画像処理
部11から送信されたコレクションレベルに基づく補正
量、Dは画像処理部から送信された濃度補正値、E0kは
標準原画に対して設定された露光量(露光時間の対数
値)、kはB、G、Rの各色を示す。
の決定について説明する。写真焼付露光量は次式(1
2)に従って決定される。 Ek = LATDk−LATD0k−Ck+D+E0k ・・・(12) ここで、Ek はB、G、Rの各色の露光量(露光時間の
対数値)、LATDk は露光部3においてフォトダイオ
ード7a、7b、7cによりもたされる焼付に供する原
画からの平均透過光測光値(濃度)、LATD0kは標準
原画からの平均透過光測光値(濃度)、Ck は画像処理
部11から送信されたコレクションレベルに基づく補正
量、Dは画像処理部から送信された濃度補正値、E0kは
標準原画に対して設定された露光量(露光時間の対数
値)、kはB、G、Rの各色を示す。
【0043】ここで、補正量Ck は、コレクションレベ
ルCLを用いて次式(13)によって求められる。 Ck=CL×(LATDk−LATD0k−ND+ND0) ・・・(13) ただし、ND、ND0はそれぞれLATDk、LATD0k
のB、G、Rに関する平均値である。式(9)の右辺に
おいて、括弧内は相対的に高い濃度成分については高い
値となり、相対的に低い濃度成分については低い値とな
る。従って、例えば緑の木立を背景にして撮影された原
画に対しては、写真印画紙のG感光層への露光量が減じ
れられてマゼンタの発色が抑制されるため、カラーバラ
ンスが良好に整えられる。
ルCLを用いて次式(13)によって求められる。 Ck=CL×(LATDk−LATD0k−ND+ND0) ・・・(13) ただし、ND、ND0はそれぞれLATDk、LATD0k
のB、G、Rに関する平均値である。式(9)の右辺に
おいて、括弧内は相対的に高い濃度成分については高い
値となり、相対的に低い濃度成分については低い値とな
る。従って、例えば緑の木立を背景にして撮影された原
画に対しては、写真印画紙のG感光層への露光量が減じ
れられてマゼンタの発色が抑制されるため、カラーバラ
ンスが良好に整えられる。
【0044】なお、上記したようにこのような場合を例
外として、CLの値は多くの場合0であるから露光量は
補正されず、大半の原画についてはフルコレクションに
よって露光される。従って、撮影光源の色温度や写真フ
ィルムの品種による特性の差の影響をほとんど受けない
写真印画を得ることができる。以上においてLATD0k
は標準原画からの平均透過光測光値(濃度)としたが、
この値は標準的な画像あるいは多数の画像のB、G、R
各色の平均透過光測光値(濃度)から求めてもよい。
外として、CLの値は多くの場合0であるから露光量は
補正されず、大半の原画についてはフルコレクションに
よって露光される。従って、撮影光源の色温度や写真フ
ィルムの品種による特性の差の影響をほとんど受けない
写真印画を得ることができる。以上においてLATD0k
は標準原画からの平均透過光測光値(濃度)としたが、
この値は標準的な画像あるいは多数の画像のB、G、R
各色の平均透過光測光値(濃度)から求めてもよい。
【0045】このようにして、露光量は原画の平均透過
光測光値に基づいて求められ、被写体における特定色の
支配性を考慮して求められたコレクションレベルに基づ
いて選択的に補正される。
光測光値に基づいて求められ、被写体における特定色の
支配性を考慮して求められたコレクションレベルに基づ
いて選択的に補正される。
【0046】
【発明の効果】上記のように、この発明の写真画像情報
処理方法は、カラー写真原画を色分解走査して得た各色
の画像情報のうち、相異なる2色の画像情報間の相関を
評価し、該評価結果に基づいて原画の属性を判別するこ
とを特徴としているので、写真フィルムの品種、保存状
態、さらには撮影光源の種類によらず、カラー写真原画
の属性、すなわち、カラーフェリアであるか否かといっ
た被写体における色の分布の偏りの有無を高精度で安定
して判別することができ、コレクションレベルの選択に
代表される写真焼付における色補正を最適化し、自動化
することができる。
処理方法は、カラー写真原画を色分解走査して得た各色
の画像情報のうち、相異なる2色の画像情報間の相関を
評価し、該評価結果に基づいて原画の属性を判別するこ
とを特徴としているので、写真フィルムの品種、保存状
態、さらには撮影光源の種類によらず、カラー写真原画
の属性、すなわち、カラーフェリアであるか否かといっ
た被写体における色の分布の偏りの有無を高精度で安定
して判別することができ、コレクションレベルの選択に
代表される写真焼付における色補正を最適化し、自動化
することができる。
【0047】また、前記相異なる2色は、互いに補色の
関係にあるものとし、画像濃度情報の統計量に基づき、
ノイズの影響を受けることなく、高い精度で安定して判
定することができる。また、前記相異なる2色のうちの
1色が、中性色であるものとし、画像濃度情報の統計量
に基づき、ノイズの影響を受けることなく、高い精度で
安定して判定することができる。
関係にあるものとし、画像濃度情報の統計量に基づき、
ノイズの影響を受けることなく、高い精度で安定して判
定することができる。また、前記相異なる2色のうちの
1色が、中性色であるものとし、画像濃度情報の統計量
に基づき、ノイズの影響を受けることなく、高い精度で
安定して判定することができる。
【0048】また、前記相関の評価は、相関係数による
ものとし、特定の画素の濃度情報によって上記属性の判
別を行なうことがないため、画像情報に含まれるノイズ
の影響を受けることなく、極めて高い精度で安定して判
定することができる。また、前記原画の属性は、写真焼
付におけるコレクションレベルの選択に関わるものと
し、写真焼付露光量の精密制御を実現することができ
る。
ものとし、特定の画素の濃度情報によって上記属性の判
別を行なうことがないため、画像情報に含まれるノイズ
の影響を受けることなく、極めて高い精度で安定して判
定することができる。また、前記原画の属性は、写真焼
付におけるコレクションレベルの選択に関わるものと
し、写真焼付露光量の精密制御を実現することができ
る。
【0049】さらに、この判別は多値論理的な処理であ
り、2値論理的な処理に見られるような閾値前後の判別
のバラツキを生じないため、高い再現性を確保すること
ができる。従って、特に、写真焼付処理上極めて有益な
効果をもたらすものである。
り、2値論理的な処理に見られるような閾値前後の判別
のバラツキを生じないため、高い再現性を確保すること
ができる。従って、特に、写真焼付処理上極めて有益な
効果をもたらすものである。
【図1】本願写真画像情報処理方法を適用した写真焼付
装置の全体構成図である。
装置の全体構成図である。
【図2】撮像部の内部構成を示すブロック図である。
【図3】色分解フィルタの構成図である。
【図4】画像処理部の内部構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図5】画像情報処理のプロセスを示すフローチャート
である。
である。
【図6】相異なる2色の画像濃度情報間の相関関係を示
す特性図である。
す特性図である。
【図7】コレクションレベルを与える判定関数の一例で
ある。
ある。
1 スプール 2 スプール 3 露光部 4 光源 5 混合部 6 レンズ 7a,7b,7c フィルタ 8a,8b,8c フォトダイオード 9 露光制御部 10 撮像部 11 画像処理部 12 通信回線 13a,13b,13c カットフィルタ 14 シャッタ 20 CCD 20a 画像信号 21 色分解フィルタ 22 信号処理回路 22a,22b,22c 画像信号 23 駆動回路 23a クロック信号 23b タイミング信号 23c 水平同期信号 23d 垂直同期信号 30 アナログスイッチ 31 サンプルホールド回路 32 A/D変換器 33 タイミング制御回路 34 LUT(ルックアップテーブル) 35 1次画像メモリ 36 CPU 37 2次画像メモリ F 写真フィルム P 写真印画紙
Claims (5)
- 【請求項1】 カラー写真原画を色分解走査して得た各
色の画像情報のうち、相異なる2色の画像情報間の相関
を評価し、該評価結果に基づいて、該原画の属性を判別
することを特徴とする写真画像情報処理方法。 - 【請求項2】 前記相異なる2色は、互いに補色の関係
にあることを特徴とする請求項1に記載の写真画像情報
処理方法。 - 【請求項3】 前記相異なる2色のうちの1色が、中性
色であることを特徴とする請求項1に記載の写真画像情
報処理方法。 - 【請求項4】 前記相関の評価は、相関係数によるもの
であることを特徴とする請求項1に記載の写真画像情報
処理方法。 - 【請求項5】 前記原画の属性は、写真焼付におけるコ
レクションレベルの選択に関わるものであることを特徴
とする請求項1に記載の写真画像情報処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21350491A JPH0553221A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 写真画像情報処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21350491A JPH0553221A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 写真画像情報処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0553221A true JPH0553221A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16640296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21350491A Pending JPH0553221A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | 写真画像情報処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0553221A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002049109A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-15 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真画像処理方法及び装置 |
| CN100442143C (zh) * | 2003-04-24 | 2008-12-10 | 诺日士钢机株式会社 | 异种光源照片图像的判定方法及照片图像处理装置 |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP21350491A patent/JPH0553221A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002049109A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-15 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真画像処理方法及び装置 |
| CN100442143C (zh) * | 2003-04-24 | 2008-12-10 | 诺日士钢机株式会社 | 异种光源照片图像的判定方法及照片图像处理装置 |
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