JPH0554226A - 紙葉類払出装置 - Google Patents

紙葉類払出装置

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JPH0554226A
JPH0554226A JP3236981A JP23698191A JPH0554226A JP H0554226 A JPH0554226 A JP H0554226A JP 3236981 A JP3236981 A JP 3236981A JP 23698191 A JP23698191 A JP 23698191A JP H0554226 A JPH0554226 A JP H0554226A
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JP
Japan
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switching
switching gate
banknote
elevating
gate
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Application number
JP3236981A
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English (en)
Inventor
Toshiji Katagiri
利治 片桐
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0554226A publication Critical patent/JPH0554226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常時における紙葉類と利用者が取り忘れた
紙葉類とを分別回収するための切替ゲ−トを駆動する駆
動源を省略することにより、切替ゲ−ト周辺の小型化を
図ることである。 【構成】 切替ゲ−ト駆動用の切替機構は、紙葉類を堆
積して挟持搬送する搬送ベルトを放出口を向く上昇姿勢
と紙葉類回収庫を向く下降姿勢とに移動する駆動源にリ
ンクを介して連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両替機、自動販売機、現
金自動預入払出機(ATM:Automated Teller Machin
e)等に組込まれる紙葉類払出装置、より詳細には紙幣
の計数ミスが生じた場合や、利用者が払出紙幣を受取り
忘れた場合等に該紙幣を装置内に回収する機能を有する
紙幣払出装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣払出装置においては、紙折れ
等の紙幣異常の発生、重送、ミスカウント、スキュー等
の搬送異常等の支障が生じた場合に利用者からのクレ−
ムを防止するためこれらの支障が生じた紙幣又は紙幣束
(以下、リジェクト紙幣と称する。)を利用者に払出す
ことなく装置内に設置した回収エリアに回収して別扱い
とすることが多い。また、紙幣を正常に払出した場合で
あっても払出した紙幣を利用者が受取り忘れて装置から
離れた場合等のように、払出紙幣が所定時間内に取出さ
れない場合には、盗難を防止するため当該紙幣(以下、
取忘れ紙幣と称する)を装置内の回収エリアに回収する
よう構成することも多い。
【0003】ところで、利用者が受取り忘れたことによ
り自動回収された取忘れ紙幣は、後刻、利用者に返却す
る際に金額等を特定する必要があるため、異常発生時に
おけるリジェクト紙幣とは分別して収納する必要があ
る。そこで、回収エリアにリジェクト紙幣と取忘れ紙幣
とを分別するための進退可能な切替ゲ−トを設けると共
に、該切替ゲ−トには専用の駆動源を設け、且つ切替動
作を的確に監視するために該駆動源の駆動と切替ゲ−ト
の移動とをそれぞれ検知するよう構成するのが一般的で
あった。
【0004】しかしながら、このような従来の紙葉類払
出装置にあっては、回収エリア内に先に堆積したリジェ
クト紙幣を圧縮することによって後続のリジェクト紙幣
又は取忘れ紙幣を堆積する領域を確保する必要があるた
め、切替ゲ−トの駆動力を強く設定しなければならなか
った。その結果、駆動源が大型化して回収エリアの容積
を制約し、更には装置のコストが高価になるという欠陥
があった。しかも、切替動作を監視するには、駆動源及
び切替ゲ−トの動作をそれぞれ検知する必要があるた
め、信号処理が複雑になるばかりかさらに高価になると
いう欠陥があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記欠陥を解消するためになさ
れたものであって、異常発生により回収した紙葉類と、
利用者が取り忘れた紙葉類とを分別回収するための切替
ゲ−トを駆動する駆動源を省略することにより、切替ゲ
−ト周辺の構成の小型化とコストダウンとを図ることが
できる紙葉類払出装置の提供を目的とする。
【0006】
【発明の概要】上記目的を達成するため、本発明におい
ては以下の如き構成をとる。
【0007】即ち、本発明は所定枚数の紙葉類を堆積し
且つ堆積した紙葉類を挟持搬送すると共に、紙葉類放出
口に向けて紙葉類を搬送する放出姿勢とリジェクト紙葉
類又は取り忘れ紙葉類を紙葉類回収庫に落し込む落し込
み姿勢との間を移動可能な上回動搬送ベルト及び下回動
搬送ベルトと、該上・下回動搬送ベルトを駆動する為の
駆動源と、前記紙葉類回収庫内に配置されリジェクト紙
葉類と取り忘れ紙葉類とを分別回収するため上端部を前
後方向に回動自在に構成された切替ゲ−トと、該切替ゲ
−トを回動する切替機構とを備えた紙葉類払出装置であ
って、前記切替ゲ−トの切替機構は、前記上・下回動搬
送ベルト駆動用の駆動源によって回動するカムと、該カ
ムによって押下げ可能であるとともに上昇方向に弾性付
勢された第1の昇降移動体と、該第1の昇降移動体に対
して相対的に昇降自在に配された第2の昇降移動体と、
該第2の昇降移動体に一端を連結し且つ他端を前記切替
ゲ−トに連結すると共に第2の昇降移動体の昇降動作に
連動して該切替ゲ−トを回動するゲ−ト切替ア−ムとを
備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施例】以下、本発明を図面に示した実施例に
基づいて詳細に説明する。
【0009】図1及び図2は本発明の紙葉類払出装置を
銀行等に設置するATM(Automat-ed Teller Machine
)に適用した例を示し、ATM1は、装置本体3に対
して着脱自在であって且つ払出用の紙幣5,5を収納す
る紙幣収納庫7と紙幣5,5を回収する紙幣回収庫9と
を有する金庫ユニット(箱体)11と、該紙幣収納庫7
内の収納紙幣5,5のうち最後端に位置する紙幣5の後
面に当接するとともに払出し用開口13から紙幣5を1
枚づつ繰出すフィ−ドロ−ラ17と、収容紙幣5,5の
うち最前端に位置する紙幣5の前面をフィ−ドロ−ラ1
7に向けて押圧するバックアッププレ−ト19と、フィ
−ドロ−ラ17により繰出した紙幣5の重送を防止する
ための分離ロ−ラ21と、分離した紙幣を開口13に向
けて案内するガイドローラ21a,21aと、フィ−ド
ロ−ラ17及び分離ロ−ラ21により一枚づつ繰出した
紙幣5を垂直上方向に搬送する垂直搬送路23と、該垂
直搬送路23を搬送する紙幣5の通過を検知するフォト
センサ等から成る検知手段25と、垂直搬送路23の最
上部より紙幣5を水平方向に搬送する水平搬送路27
と、水平搬送路27の前方に配置され且つ紙幣5,5が
所定枚数に達するまで搬送紙幣5を一時的に堆積保留す
るための一時保留部29と、一時保留部29に堆積保留
した紙幣5,5を払出すため装置本体3の前部に配置し
た第1の紙幣放出口31及び装置本体3の後部に配置し
た第2の紙幣放出口33とを備えている。紙幣回収庫9
は、その後端部にリジェクト紙幣回収エリア35を有す
ると共に、リジェクト紙幣回収エリア35の前方に取忘
れ紙幣回収エリア37を有する。該紙幣回収庫9の上部
に形成した落し込み用開口39の下方には該開口39よ
り落し込まれた紙幣5,5を該リジェクト紙幣回収エリ
ア35と取忘れ紙幣回収エリア37とに対して振分け投
入するための平板状の切替ゲ−ト41を備え、且つ切り
替えゲ−ト41の側面(例えば紙面奥側端面)には円柱
状のゲ−トピン41aを固着し、紙幣回収庫9の側面に
形成した円弧状のガイド長穴(図示しない)から外方に
向けて突出させる。また、ゲート41の下部両側面には
回動軸41bが突設されて紙幣回収庫9の側面によって
前後方向に回動自在に枢支されている。斯く構成した切
替ゲ−ト41は、回動軸41bを中心として回動自在に
支持されることにより落し込み用開口39に対面する上
端部を前後方向に回動すると共に、その後面に一端を装
置本体3側の固定ピン43に固定したのち引張スプリン
グ45の他端を固定することにより後方(図中左方向)
に向けて、即ち落し込み用開口39より落し込んだ紙幣
5,5を取忘れ紙幣回収エリア37側に落し込む方向に
向けて付勢し、且つ、リジェクト紙幣回収エリア35に
回収したリジェクト紙幣5,5を装置本体3に傾斜固定
した仕切り板46との間で圧縮堆積するよう構成する。
【0010】垂直搬送路23は、フィ−ドロ−ラ17の
背面に接する無終端状の第1の搬送ベルト47と、フィ
−ドロ−ラ17の上方にて該第1の搬送ベルト47と接
面する無終端状の第2の搬送ベルト49とによって接触
走行領域を形成し、フィ−ドロ−ラ17により繰出した
紙幣5を水平搬送路27に向けて挟持搬送する。
【0011】水平搬送路27は、前記第2の搬送ベルト
49とその上面に接する無終端状の第3の搬送ベルト5
1とによって接触走行領域を形成し、垂直搬送路23か
ら受け入れた紙幣5を一時保留部29に向けて挟持搬送
すると共に、第2及び第3の搬送ベルト49,51を正
逆転可能に構成することにより、一時保留部29に堆積
保留した紙幣束5を水平搬送路27を通して第2の紙幣
放出口33より放出可能に構成する。又、第2の搬送ベ
ルト49を巻き回した全てのローラの回転軸心を固定
(移動不能の意味)する一方、第3の搬送ベルト51は
前記第2の搬送ベルト49に対して浮動する浮動枠(図
示しない)に支持することにより第2の紙幣放出口33
より払出す紙幣枚数が多くても紙幣束5の厚さに応じて
第3の搬送ベルト51を第2の搬送ベルト49から離間
させることを可能とする。従って、紙幣束5の厚さの大
小に拘らず該紙幣束5の受入れをスムーズにすると共に
第2及び第3の搬送ベルト49,51間で紙幣束5に対
して適切な圧力をかけることができるので紙幣束5の積
層状態の悪化を防止して安定した搬送を行なうことがで
きる。
【0012】一時保留部29は、水平搬送路27により
搬送した紙幣5を順次堆積するための下回動搬送ベルト
53を無終端状に張設した下ユニット55と、下回動搬
送ベルト53の上面に対面した上回動搬送ベルト57を
無終端状に張設した上ユニット59と、下回動搬送ベル
ト53上に堆積した紙幣5が所要枚数に達したとき上下
回動搬送ベルト53,57によって紙幣束5の上下面を
挟持しつつ上下回動搬送ベルト53,57の前端部を昇
降回動する昇降回動機構61とを備える。
【0013】上ユニット59は、ベルト57を無終端状
に張設するローラ80等を回転自在に支持しており、前
方のローラ80の回転軸80aを後述するL字状上ユニ
ットア−ム77に対して回動自在に軸支することによ
り、上ユニット59は全体としてL字状上ユニットア−
ム77に対し軸80aを中心として回動可能に構成され
る。
【0014】昇降回動機構61は、第1の紙幣放出口3
1より外部に紙幣5,5を払出す場合には紙幣5,5を
挟持した上下回動搬送ベルト53,57の前端部を第1
の紙幣放出口31に向けて回動せしめてから払出し方向
にベルトを走行させる。第2の紙幣放出口33より外部
に紙幣5,5を払出す場合には第1の紙幣放出口31に
向けて上昇した状態にある上下回動搬送ベルト53、5
7を逆転させて水平搬送路27に送り込んでから第2及
び第3の搬送ベルト49,51を逆転走行せしめる。ま
た、下回動搬送ベルト53上に堆積した紙幣5,5がリ
ジェクト紙幣である場合、或いは一旦第1又は第2の紙
幣放出口31,33より外部に払出した紙幣5,5が所
定時間経過しても利用者が取出さない取忘れ紙幣である
場合には上下回動搬送ベルト53,57の前端部を金庫
ユニット11の紙幣回収庫9に向けて回動させてから上
下回動搬送ベルト53、57を正転(図中時計廻り方向
へ回動)させて開口39から落し込むよう構成する。
【0015】即ち、昇降回動機構61は、装置本体3の
適所に固定した駆動用モ−タ63(駆動源)と、駆動用
モ−タ63の駆動軸65にプ−リ66、タイミングベル
ト67及びプ−リ68を介して連結した回転軸心固定の
回転軸69(図2参照)と、回転軸69の両端の外周面
から外径方向に一体的に突設した第1及び第2のカム7
1,73と、第1のカム71に係合するカムフォロア7
5aを中間部に軸支した一対のほぼL字状下ユニットア
−ム75と、第2のカム73に係合するカムフォロア7
7aを後端に軸支した一対のほぼL字状上ユニットア−
ム77とを備え、下ユニットア−ム75の後端及び上ユ
ニットア−ム77の中間部は第2の搬送ベルト49を巻
き回したローラのうち最前部に配置したローラ78の回
転軸78aに対して回転自在に軸支し、下ユニットア−
ム75の前端を前記下ユニット55に固定的に連結する
一方、上ユニットア−ム77の前端を上回動搬送ベルト
57を巻き回したローラのうち前部に配置したローラ8
0の回転軸80aに対して回転自在に軸支する。
【0016】また、上ユニット59の下縁部中央部から
上方に向けて切欠き59aを形成し、該切欠き59aに
は上ユニットア−ム77,77の適所に突設したストッ
パシャフト82を遊嵌させることにより軸80aを中心
として上ユニット59の後端を上ユニットア−ム77に
対して上昇方向にのみ回動可能に構成する。また、一時
保留部29の上方には上ユニット59の上昇移動を規制
するストッパ(図示しない)を装置本体3側に設ける。
【0017】続いて、図3(a) 乃至(d) を併せて参照し
ながら上・下回動搬送ベルトの動作を説明する。なお、
説明を簡略化するために、上下ユニット55、59は図
示を省略してある。
【0018】水平搬送路27より下回動搬送ベルト53
上に紙幣5を落し込んで堆積した後(図3(a) 参照)、
駆動用モ−タ63を駆動して第1及び第2のカム71,
73を所定角度反時計廻り方向に回動すると、各カムフ
ォロア75a,77aの転動作用によって上下ユニット
ア−ム75、77も反時計廻り方向に回動するため、上
下回動搬送ベルト53,57の前端部が徐々に上昇する
(図3(b) 参照)。この状態で第1及び第2のカム7
1,73を更に反時計廻り方向に回転すると、上下回動
搬送ベルト53,57が第1の紙幣放出口31を向くと
共に紙幣束5を挟持した状態となり(図3(c) 参照)、
更に第1及び第2のカム71,73を同方向に回転し続
けたときに各カムフォロア75a,77aが夫々第1及
び第2のカム71,73との係合から外れて上下回動搬
送ベルト53,57の前端部が自重によって下降する
(図3(d) 参照)。カム71、73及び各カムフォロア
75a,77aの形状及び位置関係は上記動作を実現可
能となるように設定する。
【0019】そして、本発明では、切替ゲ−ト41の上
端部の向きを切替える切替機構79の駆動源として前記
駆動用モ−タ63の駆動力を兼用する。
【0020】即ち、切替機構79は、詳細を図1、図
2、図4に示すように駆動用モ−タ63に連結した回転
軸69の外周に更に突出形成した第3のカム81と、該
第3のカム81に係合するカムフォロア83を最上部に
有し且つ昇降移動自在な第1の昇降移動体85と、該第
1の昇降移動体85と対面し且つこれと相対的に昇降移
動自在であって第1の昇降移動体85に対して連動用の
引張スプリング86により連結された第2の昇降移動体
87と、第2の昇降移動体87の中間部に一端を連結す
ると共に他端をゲ−トピン41aに当接するゲ−ト切替
ア−ム89とを備え、該ゲ−ト切替ア−ム89はその中
間部を装置本体3に設けた支点91によって軸支される
と共に、一端に形成した長穴93にピン94を遊嵌する
とともにピン94の一端を第2の昇降移動体87の嵌合
穴96に固定することにより揺動自在に構成する。
【0021】第3のカム81は、上下ユニットア−ム7
5,77が第1及び第2のカム71,73との係合から
外れて上下回動搬送ベルト53,57の前端部が下降す
るとき(図3(d) 参照)に第1の昇降移動体85を下降
せしめるようその形状を設定すると共に、第1及び第2
のカム71,73との位置関係を設定する。
【0022】又、第1の昇降移動体85の背面側最下端
部には一端を装置本体3の固定ピン95(図5)に固着
した復帰用の引張スプリング97(付勢手段)の他端を
固着することにより該第1の昇降移動体85を上方に向
けて付勢し、第2の昇降移動体87の背面側上部には第
1の昇降移動体85に向けて水平方向に延びる水平係止
部99を固着すると共に、第1の昇降移動体85の中間
部背面には第2の昇降移動体87の水平係止部99の下
辺に係合可能な係合突起101を突設することにより、
第1の昇降移動体85が復帰用スプリング97の付勢力
によって上方へ移動したとき係合突起101が水平係止
部99下端に係合して第2の昇降移動体87を上方へ押
上げるよう構成する。
【0023】ここで、連動用スプリング86の付勢力
は、第2の昇降移動体87とゲ−ト切替ア−ム89との
摩擦力等を無視した場合、圧縮用スプリング45の付勢
力より大きくなるよう設定する。
【0024】更に、第1及び第2の昇降移動体85、8
7の前方位置において、ゲ−ト切替用のソレノイド10
5を装置本体3に固定し、該ソレノイド105のロッド
109矢印で示す前後方向に進退可能な係合爪111を
連結する。更に、第1の昇降移動体85の上部には係合
爪111を前後方向及び上下方向に移動可能に遊嵌する
矩形の穴113を形成する一方、第2の昇降移動体87
の上部には係合爪111を前後及び上下方向にL字状に
移動可能に遊嵌するほぼL字状の穴115を形成する。
【0025】そして、本実施例では、ソレノイド105
をオフとしたときに係合爪111が後方に位置し、ソレ
ノイド105をオンとしたときに係合爪111が前方に
位置するよう構成する。このようなソレノイド105の
オンオフは図示しない制御部からの作動信号により実行
する。
【0026】而して、第3のカム81が第1の昇降移動
体85を下降させていない自然状態では、第1及び第2
の昇降移動体85,87の動作をモデル的に表わした図
5(a) に示すように、ソレノイド105のオンオフに係
らず第1の昇降移動体85が復帰用スプリング97の付
勢力によって上昇しており、第1の昇降移動体85の係
合突起101が第2の昇降移動体87の水平係止部99
を係止しているため、第2の昇降移動体87も上昇位置
にある。
【0027】なお、図5においては、第1及び第2の昇
降移動体85,87を左右並列に配置している如く図示
しているが、図4からも明らかな如く実際には第1の昇
降移動体85の方が紙面奥側に位置し、しかも両者は平
行な位置関係を有する。
【0028】ソレノイド105がオフであるとき、即ち
係合爪111が後方に突出しているときは、図5(b) に
示すように、第3のカム81により復帰用スプリング9
7の付勢力に抗して第1の昇降移動体85を下降させる
と、連動用スプリング86の付勢力により第2の昇降移
動体87が第1の昇降移動体85と連動して下降する。
第2の昇降移動体87が下降すると、ゲ−ト切替ア−ム
89が支点91を中心として反時計廻り方向に揺動しゲ
−トピン41aを押圧して切替ゲ−ト41を図1点線で
示す前方位置に回動させることにより紙幣回収庫9の落
し込み用開口39より落し込んだ紙幣5,5をリジェク
ト紙幣回収エリア35側に落し込む。
【0029】その後、第3のカム81が第1の昇降移動
体85から外れると、図5(c) に示すように、復帰用ス
プリング97の付勢力により該第1の昇降移動体85が
上昇し、第1の昇降移動体85の係合突起101が下降
位置にある第2の昇降移動体87の水平係止部99を押
上げることにより該第2の昇降移動体87が上昇する。
第2の昇降移動体87が上昇すると、ゲ−ト切替ア−ム
89が支点91を中心として時計廻り方向へ揺動し切替
ゲ−ト41をバネ45の力によって後方に回動させてリ
ジェクト紙幣回収エリア35に落し込んだ紙幣5,5を
圧縮堆積する。一方、紙幣3の取り忘れが発生したとき
には、ソレノイド105をオンとすることにより係合爪
111を前方に移動し、第3のカム81によって第1の
昇降移動体85を下降しても上下動しない係合爪111
が第2の昇降移動体87の穴115の段部115aを係
止するため、第1の昇降移動体85が降下しても第2の
昇降移動体87だけは下降せず上昇位置を保持する(図
5(d) )。第2の昇降移動体87が上昇位置にあるとき
は、切替ゲ−ト41が図1中に実線で示す後方に位置し
ており、紙幣回収庫9の落し込み用開口39より落し込
んだ紙幣5,5を取忘れ紙幣回収エリア37へ落し込
む。
【0030】尚、本例では、第1及び第2の昇降移動体
85,87は、それぞれの下部に上下方向に延びる一対
の長穴117,119を形成すると共に、装置本体3に
固定した固定ピン121,121を対面する長穴11
7,119に貫通することにより相対的に昇降移動自在
に構成する。
【0031】次に作用を説明する。
【0032】上記構成において、所定枚数の紙幣5,5
を外部に払出すには、金庫ユニット11の紙幣収納庫7
より収納紙幣5,5をフィ−ドロ−ラ17により一枚づ
つ繰り出し垂直搬送路23及び水平搬送路27を通して
一時保留部29の下回動搬送ベルト53上に順次堆積
し、堆積した紙幣5,5が所定枚数に達すると駆動用モ
−タ63を駆動して第1及び第2のカム71,73を所
定角度回転することにより上下ユニットア−ム75,7
7を介して上下回動搬送ベルト53,57の前端部を第
1の紙幣放出口31に向けて上昇回動すると共に紙幣束
5を放出口31へ挟持搬送する(図3(a) (b) (c) )。
【0033】第2の紙幣放出口33から紙幣束5を外部
に払出すときは、第1の紙幣放出口31に向いた上下回
動搬送ベルト53,57並びに第2及び第3の搬送ベル
ト49,51を逆転することにより上下回動搬送ベルト
53,57間に挟持した紙幣束5を水平搬送路27を通
して挟持搬送する。このような通常の状態を図6(a),
(b) に示す。尚、図6(a) ,(b) では、既にリジェクト
紙幣エリア35にリジェクト紙幣を回収した状態を示し
ている。以下、図6(a) ,(b) 、図7(a) ,(b) 、図8
(a) ,(b) においては図面上の煩雑を避ける為、第1の
カム71及び下ユニットア−ム75等を省略する。
【0034】ここで、一時保留部29に紙幣5を堆積す
るときに図示しないタイマや異常検知センサ等の各種セ
ンサ等が紙幣異常、重送、ミスカウント、搬送異常等の
支障を検知した場合には、下回動搬送ベルト53上に堆
積した紙幣5,5をリジェクト紙幣回収エリア35に回
収する(図7(a) ,(b) 参照)。即ち、駆動用モ−タ6
3を駆動することにより第1及び第2のカム71,73
を更に所定角度回転し、上下ユニットア−ム75,77
を第1及び第2のカム71,73との係合から外すこと
によって上下回動搬送ベルト53,57の前端部を下降
回動させ、且つ、上下回動搬送ベルト53,57を送出
し方向に回転駆動することにより該上下回動搬送ベルト
53,57間に挟持した紙幣を紙幣回収庫9の落し込み
用開口39に落し込むと共に、第3のカム81が第1の
昇降移動体85を下降させることにより第2の昇降移動
体87を連動して下降させ(ソレノイド105はオフで
ある)、ゲ−ト切替ア−ム89を介して切替ゲ−ト41
を前方に回動する結果、落し込み用開口39より落し込
んだ紙幣束5をリジェクト紙幣回収エリア35側に落し
込む。
【0035】その後、駆動用モ−タ63を駆動すること
により第1乃至第3のカム71,73,81を更に所定
角度回転し、上下ユニットア−ム75,77を介して上
下回動搬送ベルト53,57の前端部を上昇することに
より該上下回動搬送ベルト53,57を初期位置に復帰
させると共に、第1の昇降移動体85を第3のカム81
との係合から外すことにより第1の昇降移動体85を介
して第2の昇降移動体87を上昇させ、切替ゲ−ト41
を後方に回動して圧縮用スプリング45の付勢力により
リジェクト紙幣回収エリア35に落し込んだ紙幣を圧縮
堆積する。リジェクト紙幣5,5を圧縮堆積することに
より、次の新たなリジェクト紙幣5の回収エリアを確保
することができスム−ズな回収を行なうことができる。
【0036】一方、払出した紙幣5,5を利用者が受取
り忘れて装置から離れた場合等のように、払出紙幣5,
5を所定時間内に取出さない場合には、第1又は第2の
紙幣放出口31,33から払出した紙幣5,5を取忘れ
紙幣回収エリア37に回収する(図8(a) ,(b) 参
照)。即ち、リジェクト紙幣回収時と同様に駆動用モ−
タ63を駆動することに加えてソレノイド105をオン
とすることにより、上下ユニットア−ム75,77を第
1及び第2のカム71,73との係合から外すことによ
って上下回動搬送ベルト53,57の前端部を下降回動
させ、且つ、上下回動搬送ベルト53,57を送出し方
向に回転駆動することにより該上下回動搬送ベルト5
3,57間に挟持した紙幣5,5を紙幣回収庫9の落し
込み用開口39に落し込むが、第3のカム81が第1の
昇降移動体85を下降させても第2の昇降移動体87が
下降することがなく切替ゲ−ト41は後方に位置してい
る結果、落し込み用開口39より落し込んだ紙幣束5を
取忘れ紙幣回収エリア37へ落し込むことができる。
【0037】この場合、ATM1が取忘れ紙幣5,5の
回収を一回でも実行した場合には、当該ATM1の紙幣
払出機能を停止するよう構成することが多い。
【0038】尚、図9(a) (b) 及び図10は上下回動搬
送ベルト57,53を夫々支持する機構の具体的構成を
示す説明図であり、下回動搬送ベルト53を支持する下
ユニット55はその後端部をアーム75により回動自在
に支持されると共に下回動搬送ベルト53の後部ローラ
は下ユニット55の回動軸と同軸状に組み付けられる。
上回動搬送ベルト57はアーム77により前部ローラ8
0を軸支されることによって後部ローラが上下方向へ回
動自在となっている。また、下アーム75の前端部と下
ユニット55の後端部との間には引張りコイルバネ10
0を配設することにより下アーム75に対して下ユニッ
ト55を常時反時計廻り方向へ弾性付勢する。上回動搬
送ベルト57は図9(a) に示した姿勢が下限となるよう
に図示しないストッパにより下方への回動の限界を定め
られている。
【0039】図9(a) に示すホームポジションにおいて
は第2及び第3の搬送ベルト49,51間を搬送されて
きた紙幣束5をガイド101に沿って上下の回動搬送ベ
ルト53、57間に落し込むことができるようにベルト
53、57間に十分な間隔を保持している。このとき、
下ユニット55及び下回動搬送ベルト53は自重及びバ
ネ100の力によって水平姿勢を維持している。次に、
図9(b) のプルアップポジションでは上下回動搬送ベル
ト53、57間で挟持した紙幣束を紙幣放出口31へ送
り出す。この時下回動搬送ベルト53は上回動搬送ベル
ト57と紙幣を介して圧接する。図10のリジェクトポ
ジションにおいては、互いに圧接し合った上下回動搬送
ベルト53、57が前端部を下方へ向けて回動し紙幣束
を紙幣回収エリア37へ落とし込む。このとき、下回動
搬送ベルト53はバネ100に抗して時計廻り方向へ回
動下状態にある。リジェクトポジションからホームポジ
ションに復帰する場合には上記と逆の動作が行われる。
【0040】上記のように本発明では、切替ゲ−ト41
を前後回動する切替機構79の駆動源として上下回動搬
送ベルト53,57を駆動するための駆動用モ−タ63
を利用したため、切替ゲ−ト41駆動用の専用の駆動源
を設置することなく落し込み用開口39より落し込んだ
紙幣5,5をリジェクト紙幣回収エリア35と取忘れ紙
幣回収エリア37とに分別して回収すると共に、該駆動
用モ−タ63は高トルクであるからリジェクト紙幣回収
エリア35に以前に堆積回収したリジェクト紙幣5,5
を圧縮することができ、切替ゲ−ト41周辺の構成を小
型化することができて紙幣回収庫9の容積を制約するこ
とがないばかりかコストダウンを図ることができる。
【0041】又、正常な切替動作を監視するためには、
切替ゲ−ト41の動作のみを位置検出センサにより検知
すればよく、更に小型化が図れるばかりか信号処理が簡
素化されてコストダウンを図ることができる。
【0042】尚、本発明はこれにのみ限定されるもので
はなく第1又は第2の昇降移動体85,87に形成した
穴113,115の形状は同様な機能を有していれば上
記のものに限定されるものではないし、切替ゲ−ト41
の切替機構79も駆動用モ−タ63の駆動力を利用して
いれば他の構成であってもよい。又、本発明は紙幣払出
装置に適用したが、紙幣以外のチケット等を払出す装置
に適用しても同様な効果を得ることができることはいう
までもない。又、カム71、73の形状は図示したもの
に限定される訳ではなく、図3或は図9、図10に記載
の動作を実現することができる形状を有したカムであれ
ばいかなる構成であってもよい。
【0043】又、切替ゲ−ト41を櫛歯状に形成するこ
とにより軽量化を図る等の処理は、当業者にとって自明
であろう。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成し且つ
動作するため、異常時における紙葉類と利用者が取り忘
れた紙葉類とを分別回収するための切替ゲ−トを駆動す
る専用の駆動源を省略することにより、切替ゲ−ト周辺
の構成の小型化とコストダウンとを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙葉類払出装置の一実施例を示す
紙幣払出装置の構成図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】(a) 乃至(d) は上・下回動搬送ベルトの作用説
明図である。
【図4】切替ゲ−トの切替機構を示す分解斜視図であ
る。
【図5】(a) 乃至(d) は図3のモデル的な作用説明図で
ある。
【図6】(a) 及び(b) は通常動作時における図1の作用
説明図である。
【図7】(a) 及び(b) はリジェクト紙幣回収時における
図1の作用説明図である。
【図8】(a) 及び(b) は取忘れ紙幣回収時における図1
の作用説明図である。
【図9】(a) 及び(b) は上下回動搬送ベルトを夫々支持
する機構の具体的構成を示す説明図である。
【図10】上下回動搬送ベルトを夫々支持する機構の具
体的構成を示す説明図である。
【符号の説明】
5・・・紙幣(紙葉類)、9・・・紙幣回収庫(紙葉類
回収庫)、31・・・第1の紙幣放出口(紙葉類放出
口)、33・・・第2の紙幣放出口、41・・・切替ゲ
−ト、53・・・下回動搬送ベルト(搬送ベルト)、5
7・・・上回動搬送ベルト(搬送ベルト)、63・・・
駆動用モ−タ(駆動源)、79・・・切替機構、81・
・・第3のカム(カム)、85・・・第1の昇降移動
体、87・・・第2の昇降移動体、89・・・ゲ−ト切
替ア−ム、97・・・復帰用スプリング(付勢手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定枚数の紙葉類を堆積し且つ堆積した
    紙葉類を挟持搬送すると共に、紙葉類放出口に向けて紙
    葉類を搬送する放出姿勢とリジェクト紙葉類又は取り忘
    れ紙葉類を紙葉類回収庫に落し込む落し込み姿勢との間
    を移動可能な上回動搬送ベルト及び下回動搬送ベルト
    と、該上・下回動搬送ベルトを駆動する為の駆動源と、
    前記紙葉類回収庫内に配置されリジェクト紙葉類と取り
    忘れ紙葉類とを分別回収するため上端部を前後方向に回
    動自在に構成された切替ゲ−トと、該切替ゲ−トを回動
    する切替機構とを備えた紙葉類払出装置であって、 前記切替ゲ−トの切替機構は、前記上・下回動搬送ベル
    ト駆動用の駆動源によって回動するカムと、該カムによ
    って押下げ可能であるとともに上昇方向に弾性付勢され
    た第1の昇降移動体と、該第1の昇降移動体に対して相
    対的に昇降自在に配された第2の昇降移動体と、該第2
    の昇降移動体に一端を連結し且つ他端を前記切替ゲ−ト
    に連結すると共に第2の昇降移動体の昇降動作に連動し
    て該切替ゲ−トを回動するゲ−ト切替ア−ムとを備えた
    ことを特徴とする紙葉類払出装置。
JP3236981A 1991-08-23 1991-08-23 紙葉類払出装置 Pending JPH0554226A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012046354A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Ncr Corp メディアアイテム提供装置
CN111223231A (zh) * 2020-04-23 2020-06-02 恒银金融科技股份有限公司 具有回收功能的出钞口及高速大额存取款一体机

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