JPH0554427A - 光デイスク基板およびその成形金型 - Google Patents
光デイスク基板およびその成形金型Info
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- JPH0554427A JPH0554427A JP3216957A JP21695791A JPH0554427A JP H0554427 A JPH0554427 A JP H0554427A JP 3216957 A JP3216957 A JP 3216957A JP 21695791 A JP21695791 A JP 21695791A JP H0554427 A JPH0554427 A JP H0554427A
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- Japan
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- stamper
- optical disk
- disk substrate
- molding
- mirror block
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、特に薄形の光ディスク基板
について、基板の反り、回転時の面振れなど機械特性の
劣化のない超薄形光ディスク基板と、その成形に直接使
用される成形金型とを提供することにある。 【構成】 固定型1と可動型2とからなる成形金型にお
いて、スタンパ4の厚みを0.5mm〜1.5mmと
し、情報面を大とするテーパ形状として固定ミラーブロ
ック12に固定し、キャビティ3に樹脂の流路を妨げる
凸部を形成させないようにするとともに、可動ミラーブ
ロック6を外周リング11に対し成形基板50の板厚さ
以上のストロークで移動させ成形基板50の外径面を離
型させることを特徴とする。また、エジェクタリング8
に位置センサー18を設け基板取り出し装置と移動開始
タイミング、移動速度の同期を図る。
について、基板の反り、回転時の面振れなど機械特性の
劣化のない超薄形光ディスク基板と、その成形に直接使
用される成形金型とを提供することにある。 【構成】 固定型1と可動型2とからなる成形金型にお
いて、スタンパ4の厚みを0.5mm〜1.5mmと
し、情報面を大とするテーパ形状として固定ミラーブロ
ック12に固定し、キャビティ3に樹脂の流路を妨げる
凸部を形成させないようにするとともに、可動ミラーブ
ロック6を外周リング11に対し成形基板50の板厚さ
以上のストロークで移動させ成形基板50の外径面を離
型させることを特徴とする。また、エジェクタリング8
に位置センサー18を設け基板取り出し装置と移動開始
タイミング、移動速度の同期を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク基板および
その成形金型に係り、特に薄形の光方式ディスク基板等
の円盤状高密度情報記録担体(以下単に光ディスクとい
う)と、これを成形するのに好適な成形用金型に関する
ものである。
その成形金型に係り、特に薄形の光方式ディスク基板等
の円盤状高密度情報記録担体(以下単に光ディスクとい
う)と、これを成形するのに好適な成形用金型に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の光ディスク基板を成形する
成形金型と、これによって成形される光ディスク基板に
ついて図16ないし図21を参照して説明する。図16
は、従来の光ディスク基板を成形する成形金型の一例を
示す断面図、図17は、従来の光ディスク基板を成形す
る成形金型の他の例を示す断面図、図18は、従来の光
ディスク基板を示す一部切断斜視図、図19は、図18
のC部の部分拡大断面図、図20は、従来の光ディスク
基板の板厚を薄く想定した場合の断面図、図21は、従
来の光ディスク基板の板厚を薄く想定した場合の他の例
の断面図である。
成形金型と、これによって成形される光ディスク基板に
ついて図16ないし図21を参照して説明する。図16
は、従来の光ディスク基板を成形する成形金型の一例を
示す断面図、図17は、従来の光ディスク基板を成形す
る成形金型の他の例を示す断面図、図18は、従来の光
ディスク基板を示す一部切断斜視図、図19は、図18
のC部の部分拡大断面図、図20は、従来の光ディスク
基板の板厚を薄く想定した場合の断面図、図21は、従
来の光ディスク基板の板厚を薄く想定した場合の他の例
の断面図である。
【0003】従来の光ディスク基板の成形用金型として
は、図16および図17に示すような構造のものが一般
的である。図16に示す成形金型は、割型を構成するも
ので、可動型1と固定型2とで形成される成形キャビテ
ィ3を有し、この成形キャビティの表面の一部(図では
可動型1の表面)には、サブミクロンオーダーの情報ピ
ットやトラック等をその表面に有するスタンパ4を取り
付けている。すなわち、スタンパ4の内径側を内周スタ
ンパホルダ5の爪5aによりスタンパ4の情報面側4a
をミラーブロック6に押さえて固定し、かつ、スタンパ
4の外径側を外周スタンパホルダ7によって同じくミラ
ーブロック6に取り付けている。このスタンパホルダの
取り付け方法に関するものとしては、例えば、特開平2
−92609号公報に記載されている。
は、図16および図17に示すような構造のものが一般
的である。図16に示す成形金型は、割型を構成するも
ので、可動型1と固定型2とで形成される成形キャビテ
ィ3を有し、この成形キャビティの表面の一部(図では
可動型1の表面)には、サブミクロンオーダーの情報ピ
ットやトラック等をその表面に有するスタンパ4を取り
付けている。すなわち、スタンパ4の内径側を内周スタ
ンパホルダ5の爪5aによりスタンパ4の情報面側4a
をミラーブロック6に押さえて固定し、かつ、スタンパ
4の外径側を外周スタンパホルダ7によって同じくミラ
ーブロック6に取り付けている。このスタンパホルダの
取り付け方法に関するものとしては、例えば、特開平2
−92609号公報に記載されている。
【0004】可動ミラーブロック6の中心部には、内周
スタンパホルダ5の内側に離型の際成形品を突き出すた
めのエジェクタリング8が設けられ、その内側には成形
品の内円を打ち抜くゲートカットパンチ14が設けら
れ、中心には、スプル部を突き出すためのエジェクタピ
ン15が設けられている。また、内周スタンパホルダ5
の内側には環状のエアースリット9が設けられている。
樹脂はスプルー10を介して成形キャビティ3中に射出
されるものである。
スタンパホルダ5の内側に離型の際成形品を突き出すた
めのエジェクタリング8が設けられ、その内側には成形
品の内円を打ち抜くゲートカットパンチ14が設けら
れ、中心には、スプル部を突き出すためのエジェクタピ
ン15が設けられている。また、内周スタンパホルダ5
の内側には環状のエアースリット9が設けられている。
樹脂はスプルー10を介して成形キャビティ3中に射出
されるものである。
【0005】図17は、従来の他の射出成形金型を示し
ている。この図17の射出成形金型は、図16の場合の
固定型2に外周リング11を設け、外周スタンパホルダ
7のテーパつき内周表面上に対向表面が当接して成形キ
ャビティ3の外周端面が規定されるようになっている。
また、固定ミラーブロック12の中心部にはスプルーブ
ッシュ13の外周側に成形品の離型機構16が設けられ
ている。この金型構造に関するものとしては、例えば特
開平1−264822号公報記載の技術が知られてい
る。
ている。この図17の射出成形金型は、図16の場合の
固定型2に外周リング11を設け、外周スタンパホルダ
7のテーパつき内周表面上に対向表面が当接して成形キ
ャビティ3の外周端面が規定されるようになっている。
また、固定ミラーブロック12の中心部にはスプルーブ
ッシュ13の外周側に成形品の離型機構16が設けられ
ている。この金型構造に関するものとしては、例えば特
開平1−264822号公報記載の技術が知られてい
る。
【0006】図16の金型を用いてディスク基板の成形
方法を説明する。まず、射出成形機(図には示さず)の
金型取付け用の固定ダイプレートに固定型2が、また、
可動ダイプレートに可動型1が取付けられる。可動型1
と固定型2を閉じたのち、射出成形機によって、加熱溶
融された樹脂はスプル10を通ってキャビティ3内に鋳
込まれ、スタンパ4に設けられた情報が樹脂に転写され
冷却固化される。固化したのち、型締め機構を駆動して
可動型1を固定型2から分離して型開きすると同時に、
固定型2の中央部付近に設けられたエアースリット9a
から圧縮空気が供給され、成形された基板を固定型ミラ
ーブロック12より離型させる。
方法を説明する。まず、射出成形機(図には示さず)の
金型取付け用の固定ダイプレートに固定型2が、また、
可動ダイプレートに可動型1が取付けられる。可動型1
と固定型2を閉じたのち、射出成形機によって、加熱溶
融された樹脂はスプル10を通ってキャビティ3内に鋳
込まれ、スタンパ4に設けられた情報が樹脂に転写され
冷却固化される。固化したのち、型締め機構を駆動して
可動型1を固定型2から分離して型開きすると同時に、
固定型2の中央部付近に設けられたエアースリット9a
から圧縮空気が供給され、成形された基板を固定型ミラ
ーブロック12より離型させる。
【0007】したがって、成形されたプラスチック基板
は、可動型1のスタンパ4の表面に付着された状態で型
開きされる。金型が完全に開いたのちに、可動型1の中
央部付近に設けられたエアースリット9から圧縮空気を
吹き出しながら、機械的エジェクタロッドを突き出すこ
とによりエジェクタピン15、エジェクタリング5を突
き出し基板を金型から完全に離型させる。この種の技術
として関連するものには、例えば、特開平1−2648
22号公報がある。
は、可動型1のスタンパ4の表面に付着された状態で型
開きされる。金型が完全に開いたのちに、可動型1の中
央部付近に設けられたエアースリット9から圧縮空気を
吹き出しながら、機械的エジェクタロッドを突き出すこ
とによりエジェクタピン15、エジェクタリング5を突
き出し基板を金型から完全に離型させる。この種の技術
として関連するものには、例えば、特開平1−2648
22号公報がある。
【0008】また、スタンパの情報である微小凹凸の転
写性を向上させる目的で、上記キャビティ3内に鋳込ま
れた樹脂が固化する前にキャビティ容積を小さくする方
向に圧縮させる射出圧縮成形法、また、型開き時に、先
にスタンパ面を離型させるスタンパ面優先離型成形法等
があり、このスタンパ面優先離型成形法の技術として関
連するものには、例えば、特開平1−306214号公
報がある。なお、この種の金型においては、固定型と可
動型との区別は特に無く、図16および図17の例で
は、スタンパが可動側に位置しているが、固定側に位置
させても差し支えない。固定側にスタンパを設けた例と
しては、例えば、特開平1−306214号公報記載の
ものがある。
写性を向上させる目的で、上記キャビティ3内に鋳込ま
れた樹脂が固化する前にキャビティ容積を小さくする方
向に圧縮させる射出圧縮成形法、また、型開き時に、先
にスタンパ面を離型させるスタンパ面優先離型成形法等
があり、このスタンパ面優先離型成形法の技術として関
連するものには、例えば、特開平1−306214号公
報がある。なお、この種の金型においては、固定型と可
動型との区別は特に無く、図16および図17の例で
は、スタンパが可動側に位置しているが、固定側に位置
させても差し支えない。固定側にスタンパを設けた例と
しては、例えば、特開平1−306214号公報記載の
ものがある。
【0009】このような従来の光ディスク基板成形金型
を用いて成形された光ディスク基板を図18ないし図2
1に示す。図に示す光ディスク基板61は、情報記憶領
域62に情報ピット63を形成した情報面61aと、こ
の裏面のミラー面61bとを有し、内周側、外周側に非
情報記憶領域64を有するものであって、外径はφ80
mm〜φ300mm、厚さtは、1.2mm〜1.5m
mのものが一般的である。この基板61の情報記憶領域
62の中心側の非情報記憶領域64には前記内周スタン
パホルダ5の爪5aにより凹部61Cが転写されてい
る。
を用いて成形された光ディスク基板を図18ないし図2
1に示す。図に示す光ディスク基板61は、情報記憶領
域62に情報ピット63を形成した情報面61aと、こ
の裏面のミラー面61bとを有し、内周側、外周側に非
情報記憶領域64を有するものであって、外径はφ80
mm〜φ300mm、厚さtは、1.2mm〜1.5m
mのものが一般的である。この基板61の情報記憶領域
62の中心側の非情報記憶領域64には前記内周スタン
パホルダ5の爪5aにより凹部61Cが転写されてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来上記のような光デ
ィスク基板に用いられるプラスチック基板は、厚さが約
1.2〜1.5mm、直径が約80〜300mmで、材
料としてはアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂を用い
るのが一般的である。しかし、今後製品の小形化,薄形
化にともない光ディスク基板自体も小形,薄形(1.0
mm以下)の傾向が見られる。上記従来技術では、この
薄形の光ディスクを成形する配慮がなされておらず下記
の問題点があった。
ィスク基板に用いられるプラスチック基板は、厚さが約
1.2〜1.5mm、直径が約80〜300mmで、材
料としてはアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂を用い
るのが一般的である。しかし、今後製品の小形化,薄形
化にともない光ディスク基板自体も小形,薄形(1.0
mm以下)の傾向が見られる。上記従来技術では、この
薄形の光ディスクを成形する配慮がなされておらず下記
の問題点があった。
【0011】(1)スタンパの内径側を押さえる内周ス
タンパホルダの爪の高さは強度的に0.3mm以下にす
ることは難しい。0.3〜0.5mmが普通である。従
来の技術では、この爪の高さ分だけキャビティ厚さが薄
くなる。その状態を図20に示す。成形時、樹脂が射出
される際、この爪の部分で樹脂の流れが少なく制限され
ることになる。基板の厚さが1.2〜1.5mm程度と
厚ければ問題はないが1.0mm以下、特に0.5mm
以下の場合には、爪の高さを0.3mmとすると爪部の
キャビティ厚さは0.2mmとなり樹脂の流れが悪くな
り、光学的歪(複屈折)や上記基板の反り、回転時の面
振れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化すると
いう問題があった。
タンパホルダの爪の高さは強度的に0.3mm以下にす
ることは難しい。0.3〜0.5mmが普通である。従
来の技術では、この爪の高さ分だけキャビティ厚さが薄
くなる。その状態を図20に示す。成形時、樹脂が射出
される際、この爪の部分で樹脂の流れが少なく制限され
ることになる。基板の厚さが1.2〜1.5mm程度と
厚ければ問題はないが1.0mm以下、特に0.5mm
以下の場合には、爪の高さを0.3mmとすると爪部の
キャビティ厚さは0.2mmとなり樹脂の流れが悪くな
り、光学的歪(複屈折)や上記基板の反り、回転時の面
振れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化すると
いう問題があった。
【0012】また、樹脂の流れをよくするため、従来技
術では、図21に示すように、前記凹部61Cの反対面
(ミラー面61b)に凸部を形成した例もある。この例
の場合、樹脂の流れは良くなるが基板全体の厚みが厚く
なり、薄型の光ディスクには不利である。例えば、板厚
0.5mmの場合、0.3mmの凸部を形成すれば基板
全体の厚みは0.8mmとなってしまう。また、上記基
板の反り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての
機械特性が劣化するという問題があった。
術では、図21に示すように、前記凹部61Cの反対面
(ミラー面61b)に凸部を形成した例もある。この例
の場合、樹脂の流れは良くなるが基板全体の厚みが厚く
なり、薄型の光ディスクには不利である。例えば、板厚
0.5mmの場合、0.3mmの凸部を形成すれば基板
全体の厚みは0.8mmとなってしまう。また、上記基
板の反り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての
機械特性が劣化するという問題があった。
【0013】(2)スタンパ面優先離型金型の場合(ス
タンパの情報である微小凹凸の転写性を向上させる目的
で本方式の金型が用いられる場合が多い)、スタンパ面
より密着性の悪いミラー面側に成形基板を残すことにな
るため、成形品の外径面を形成する外周リングをミラー
面側にすることが多い。この金型でミラー面から離型さ
せる際、型開き直前におけるキャビティ内残圧のうち、
成形品の外径面にかかる圧力が場所によって異なってい
る場合、あるいは成形品の外径面の離型抵抗が場所によ
って異なっている場合は、エアースリットから供給され
た圧縮空気が円滑かつ均一に広がらないため、中央部の
エジェクタリングで成形品を押し出すとき、特に残圧の
大きい場所あるいは離型抵抗の大きい場所で離型遅れを
生じ、成形品に変形が発生し、基板の反り、回転時の面
振れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化すると
いう問題があった。
タンパの情報である微小凹凸の転写性を向上させる目的
で本方式の金型が用いられる場合が多い)、スタンパ面
より密着性の悪いミラー面側に成形基板を残すことにな
るため、成形品の外径面を形成する外周リングをミラー
面側にすることが多い。この金型でミラー面から離型さ
せる際、型開き直前におけるキャビティ内残圧のうち、
成形品の外径面にかかる圧力が場所によって異なってい
る場合、あるいは成形品の外径面の離型抵抗が場所によ
って異なっている場合は、エアースリットから供給され
た圧縮空気が円滑かつ均一に広がらないため、中央部の
エジェクタリングで成形品を押し出すとき、特に残圧の
大きい場所あるいは離型抵抗の大きい場所で離型遅れを
生じ、成形品に変形が発生し、基板の反り、回転時の面
振れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化すると
いう問題があった。
【0014】(3)上記(2)で金型が完全に開いたの
ちに、ミラーブロックから基板を離型させる際は、可動
型の中央部付近に設けられたエアースリットから圧縮空
気を吹き出しながら、機械的エジェクタロッドを突き出
し離型させるが、エジェクタリングは、基板の中央部の
みにあるため、基板に対し平均に力がかからず上記基板
の反り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての機
械特性が劣化するという問題があった。
ちに、ミラーブロックから基板を離型させる際は、可動
型の中央部付近に設けられたエアースリットから圧縮空
気を吹き出しながら、機械的エジェクタロッドを突き出
し離型させるが、エジェクタリングは、基板の中央部の
みにあるため、基板に対し平均に力がかからず上記基板
の反り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての機
械特性が劣化するという問題があった。
【0015】(4)エアースリットから供給された圧縮
空気および中央部のエジェクタリングで成形品を押し出
し、成形品取り出し装置に成形品を受け渡す際、エジェ
クタリングの動きと取り出し装置の動きに同期がとれて
おらず、該成形品取り出し装置とエジェクタリングとの
動きの差は、取り出し装置のばね等で吸収していた。基
板の厚さが1.2〜1.5mm程度と厚ければ基板に剛
性があるため特に問題とはならなかったが、基板の厚さ
が1.0mm以下、特に0.5mm以下の場合には剛性
が少なく取り出し装置のばね等の該成形品取り出し装置
とエジェクタリングの動きとの差の吸収機構の力に負
け、上記基板の反り、回転時の面振れなど光ディスク基
板としての機械特性が劣化するという問題があった。
空気および中央部のエジェクタリングで成形品を押し出
し、成形品取り出し装置に成形品を受け渡す際、エジェ
クタリングの動きと取り出し装置の動きに同期がとれて
おらず、該成形品取り出し装置とエジェクタリングとの
動きの差は、取り出し装置のばね等で吸収していた。基
板の厚さが1.2〜1.5mm程度と厚ければ基板に剛
性があるため特に問題とはならなかったが、基板の厚さ
が1.0mm以下、特に0.5mm以下の場合には剛性
が少なく取り出し装置のばね等の該成形品取り出し装置
とエジェクタリングの動きとの差の吸収機構の力に負
け、上記基板の反り、回転時の面振れなど光ディスク基
板としての機械特性が劣化するという問題があった。
【0016】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、特に薄形の光ディスク基板に
ついて、基板の反り、回転時の面振れなどの機械特性の
劣化のない光ディスク基板を提供し、この光ディスク基
板の成形に直接使用される成形金型を提供することを、
その目的とするものである。
るためになされたもので、特に薄形の光ディスク基板に
ついて、基板の反り、回転時の面振れなどの機械特性の
劣化のない光ディスク基板を提供し、この光ディスク基
板の成形に直接使用される成形金型を提供することを、
その目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下により
達成される。 (1)本発明の光ディスク基板成形金型に係る第一の発
明の構成は、情報転写面に情報ピットを形成してなるス
タンパを具備したものであって、可動型と固定型とを型
閉めして形成されるキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込み、
この樹脂へ前記スタンパの情報ピットを転写することに
より、光ディスク基板を成形するようにした光ディスク
基板成形金型において、前記スタンパの内径側形状を、
情報面側の直径が非情報面側の直径より大なる形状と
し、当該スタンパを前記可動型または固定型のいずれか
に装着したものである。より詳しくは、スタンパの厚み
を0.5mm〜1.5mmとし、このスタンパの内径形
状を、情報面側の直径が非情報面側の直径より大である
ようなテーパ形状あるいは段つき形状とし、該テーパ形
状あるいは段つき形状と同じテーパ形状あるいは段つき
形状を持つ内周スタンパホルダにてミラーブロックに固
定するものである。
達成される。 (1)本発明の光ディスク基板成形金型に係る第一の発
明の構成は、情報転写面に情報ピットを形成してなるス
タンパを具備したものであって、可動型と固定型とを型
閉めして形成されるキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込み、
この樹脂へ前記スタンパの情報ピットを転写することに
より、光ディスク基板を成形するようにした光ディスク
基板成形金型において、前記スタンパの内径側形状を、
情報面側の直径が非情報面側の直径より大なる形状と
し、当該スタンパを前記可動型または固定型のいずれか
に装着したものである。より詳しくは、スタンパの厚み
を0.5mm〜1.5mmとし、このスタンパの内径形
状を、情報面側の直径が非情報面側の直径より大である
ようなテーパ形状あるいは段つき形状とし、該テーパ形
状あるいは段つき形状と同じテーパ形状あるいは段つき
形状を持つ内周スタンパホルダにてミラーブロックに固
定するものである。
【0018】(2)また、本発明の光ディスク基板成形
金型に係る第二の発明の構成は、割型を構成する成形金
型の固定側または可動側のいずれかのミラーブロック
に、スタンパの内径側を内周スタンパホルダで固定し、
かつ、外径側を外周スタンパホルダで固定し、このスタ
ンパを固定したミラーブロックと当該ミラーブロックに
対向する相手割型のミラーブロックとを型締めしてキャ
ビティを形成し、当該キャビティ内に樹脂材料を射出す
ることにより前記スタンパの情報が転写されたディスク
を成形するようにした光ディスク基板成形金型におい
て、前記スタンパを固定したミラーブロックに対向する
前記ミラーブロックの外周部に、外周スタンパ押さえよ
りキャビティ側に位置し、かつ、キャビティ側面で成形
品外径面を形成しうる外周リングを設け、この外周リン
グに対し、スタンパを有しない前記ミラーブロックを型
開閉方向に移動可能にし、その移動ストロークを前記成
形ディスクの板厚以上としたものである。
金型に係る第二の発明の構成は、割型を構成する成形金
型の固定側または可動側のいずれかのミラーブロック
に、スタンパの内径側を内周スタンパホルダで固定し、
かつ、外径側を外周スタンパホルダで固定し、このスタ
ンパを固定したミラーブロックと当該ミラーブロックに
対向する相手割型のミラーブロックとを型締めしてキャ
ビティを形成し、当該キャビティ内に樹脂材料を射出す
ることにより前記スタンパの情報が転写されたディスク
を成形するようにした光ディスク基板成形金型におい
て、前記スタンパを固定したミラーブロックに対向する
前記ミラーブロックの外周部に、外周スタンパ押さえよ
りキャビティ側に位置し、かつ、キャビティ側面で成形
品外径面を形成しうる外周リングを設け、この外周リン
グに対し、スタンパを有しない前記ミラーブロックを型
開閉方向に移動可能にし、その移動ストロークを前記成
形ディスクの板厚以上としたものである。
【0019】(3)さらに、本発明の光ディスク基板成
形金型に係る第三の発明の構成は、割型を構成する成形
金型の固定側または可動側のいずれかのミラーブロック
に、スタンパの内径側を内周スタンパホルダで固定し、
かつ、外径側を外周スタンパホルダで固定し、このスタ
ンパを固定したミラーブロックと当該ミラーブロックに
対向する相手割型のミラーブロックとを型締めしてキャ
ビティを形成し、当該キャビティ内に樹脂材料を射出す
ることにより前記スタンパの情報が転写されたディスク
を成形するようにした光ディスク基板成形金型におい
て、前記スタンパを固定したミラーブロックに対向する
前記ミラーブロックの外周部に、外周スタンパ押さえよ
りキャビティ側に位置し、かつ、キャビティ側面で成形
品外径面を形成しうる外周リングを設けるとともに、ミ
ラーブロックを、エジェクタリングを挿入すべき内周側
ブロックと、成形ディスク外周部に対接すべきリング部
とに分割して構成し、このミラーブロックのリング部を
前記外周リングの内周に挿入し、エジェクタリングと同
期させて開閉方向に移動可能に構成したものである。
形金型に係る第三の発明の構成は、割型を構成する成形
金型の固定側または可動側のいずれかのミラーブロック
に、スタンパの内径側を内周スタンパホルダで固定し、
かつ、外径側を外周スタンパホルダで固定し、このスタ
ンパを固定したミラーブロックと当該ミラーブロックに
対向する相手割型のミラーブロックとを型締めしてキャ
ビティを形成し、当該キャビティ内に樹脂材料を射出す
ることにより前記スタンパの情報が転写されたディスク
を成形するようにした光ディスク基板成形金型におい
て、前記スタンパを固定したミラーブロックに対向する
前記ミラーブロックの外周部に、外周スタンパ押さえよ
りキャビティ側に位置し、かつ、キャビティ側面で成形
品外径面を形成しうる外周リングを設けるとともに、ミ
ラーブロックを、エジェクタリングを挿入すべき内周側
ブロックと、成形ディスク外周部に対接すべきリング部
とに分割して構成し、このミラーブロックのリング部を
前記外周リングの内周に挿入し、エジェクタリングと同
期させて開閉方向に移動可能に構成したものである。
【0020】しかして、ディスク基板離型時、ミラーブ
ロックのリングとエジェクタリングとを同期させ型開閉
方向に同時に移動させ光ディスク基板を取り出す。さら
に、エジェクタリングの移動開始を感知するセンサーを
設置し、その信号に同期させて取り出し機構を移動させ
るようにするものである。
ロックのリングとエジェクタリングとを同期させ型開閉
方向に同時に移動させ光ディスク基板を取り出す。さら
に、エジェクタリングの移動開始を感知するセンサーを
設置し、その信号に同期させて取り出し機構を移動させ
るようにするものである。
【0021】
【作用】上記の各技術的手段の働きは次のとおりであ
る。 (1)従来の技術では、スタンパの爪の高さ分だけキャ
ビティ厚さが薄くなり、基板の厚さが薄くなると成形時
樹脂が射出される際、その爪の部分で樹脂の流れが少な
く制限されることになっていた。そこで、スタンパの厚
みを0.5mm〜1.5mmとし、スタンパの内径形状
を、情報面側の直径が非情報面側の直径より大であるよ
うなテーパ形状あるいは段つき形状とし、該テーパ形状
あるいは段つき形状と同じテーパ形状あるいは段つき形
状を持つ内周スタンパホルダにてミラーブロックに固定
すれば、スタンパの情報面側よりキャビティ側に爪を出
さないでスタンパを固定でき、樹脂の流れを制限するこ
とはない。したがって、光学的歪(複屈折)や基板の反
り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての機械特
性を劣化させることはない。
る。 (1)従来の技術では、スタンパの爪の高さ分だけキャ
ビティ厚さが薄くなり、基板の厚さが薄くなると成形時
樹脂が射出される際、その爪の部分で樹脂の流れが少な
く制限されることになっていた。そこで、スタンパの厚
みを0.5mm〜1.5mmとし、スタンパの内径形状
を、情報面側の直径が非情報面側の直径より大であるよ
うなテーパ形状あるいは段つき形状とし、該テーパ形状
あるいは段つき形状と同じテーパ形状あるいは段つき形
状を持つ内周スタンパホルダにてミラーブロックに固定
すれば、スタンパの情報面側よりキャビティ側に爪を出
さないでスタンパを固定でき、樹脂の流れを制限するこ
とはない。したがって、光学的歪(複屈折)や基板の反
り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての機械特
性を劣化させることはない。
【0022】(2)従来、金型の外周リング付きミラー
面からディスク基板を離型する際、型開き直前における
キャビティ内残圧のうち、成形品の外径面に加わる圧力
が場所によって異なっている、あるいは成形品の外径面
の離型抵抗が場所によって異なっているため、エアース
リットから供給された圧縮空気を吹き出しても円滑かつ
均一に広がらないため、中央部のエジェクタリングで成
形品を押し出すとき、特に残圧の大きい場所あるいは離
型抵抗の大きい場所で離型遅れを生じ、成形品に変形が
生じていた。これに対し本発明の金型では、まずディス
ク基板がミラー面に密着した状態で、ミラーブロック全
体でディスク基板の外径面を離型するため、外径面の離
型抵抗の影響を受けずに外径面の離型ができる。この状
態でエアースリットから圧縮空気を吹き出しながらエジ
ェクタリングを押し出せば、離型抵抗の差が無く基板の
反り、回転時の面振れ等を生じさせることはない。
面からディスク基板を離型する際、型開き直前における
キャビティ内残圧のうち、成形品の外径面に加わる圧力
が場所によって異なっている、あるいは成形品の外径面
の離型抵抗が場所によって異なっているため、エアース
リットから供給された圧縮空気を吹き出しても円滑かつ
均一に広がらないため、中央部のエジェクタリングで成
形品を押し出すとき、特に残圧の大きい場所あるいは離
型抵抗の大きい場所で離型遅れを生じ、成形品に変形が
生じていた。これに対し本発明の金型では、まずディス
ク基板がミラー面に密着した状態で、ミラーブロック全
体でディスク基板の外径面を離型するため、外径面の離
型抵抗の影響を受けずに外径面の離型ができる。この状
態でエアースリットから圧縮空気を吹き出しながらエジ
ェクタリングを押し出せば、離型抵抗の差が無く基板の
反り、回転時の面振れ等を生じさせることはない。
【0023】(3)また、エジェクタリングとミラーブ
ロックの外周部分の外周エジェクタリングとを同時に押
し出せば、成形品は平面度を保ちながら離型できるの
で、基板の反り、回転時の面振れ等を生じさせることは
ない。さらに、ミラーブロックの移動速度を可変制御で
きるようにし、動き始めを遅くすれば、その後の速度を
速くしても基板の反り、回転時の面振れ等を生じさせる
ことはなく成形サイクルを短縮できる。エアースリット
から供給された圧縮空気および中央部のエジェクタリン
グで成形品を押し出し、成形品取り出し装置に成形品を
受け渡す際、エジェクタリングの動き出しのタイミング
をセンサーで検知し、そのタイミングで取り出し装置を
成形品の押し出し速度と等速度で後退させるようにすれ
ば成形品に力がかからず、上記基板の反り、回転時の面
振れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化すると
いうことはない。
ロックの外周部分の外周エジェクタリングとを同時に押
し出せば、成形品は平面度を保ちながら離型できるの
で、基板の反り、回転時の面振れ等を生じさせることは
ない。さらに、ミラーブロックの移動速度を可変制御で
きるようにし、動き始めを遅くすれば、その後の速度を
速くしても基板の反り、回転時の面振れ等を生じさせる
ことはなく成形サイクルを短縮できる。エアースリット
から供給された圧縮空気および中央部のエジェクタリン
グで成形品を押し出し、成形品取り出し装置に成形品を
受け渡す際、エジェクタリングの動き出しのタイミング
をセンサーで検知し、そのタイミングで取り出し装置を
成形品の押し出し速度と等速度で後退させるようにすれ
ば成形品に力がかからず、上記基板の反り、回転時の面
振れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化すると
いうことはない。
【0024】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1ないし図15
を参照して説明する。まず、本発明による成形金型(詳
細後述)を用いて成形した光ディスク基板について説明
する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る光ディ
スク基板の一部切断斜視図、図2は、図1のA部拡大
図、図3は、図1の光ディスク基板を用いた光ディスク
インカードの説明図で、図3(a)は平面図、図3
(b)は断面図、図4は、図3(b)のB部拡大図、図
5は、図3の光ディスクインカードを用いたラップトッ
プパソコンの説明図、図6は、図5の情報処理部の構造
を示す斜視図である。
を参照して説明する。まず、本発明による成形金型(詳
細後述)を用いて成形した光ディスク基板について説明
する。 〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例に係る光ディ
スク基板の一部切断斜視図、図2は、図1のA部拡大
図、図3は、図1の光ディスク基板を用いた光ディスク
インカードの説明図で、図3(a)は平面図、図3
(b)は断面図、図4は、図3(b)のB部拡大図、図
5は、図3の光ディスクインカードを用いたラップトッ
プパソコンの説明図、図6は、図5の情報処理部の構造
を示す斜視図である。
【0025】図1,図2において、光ディスク基板51
は、情報記憶領域52に情報ピット53を形成した情報
面51aと、その裏面のミラー面51bとを有するもの
であって、外径はφ50mm、厚さtは0.5mmであ
る。この光ディスク基板51は、正確な情報ピット53
の転写のほか、円板そのものの反り、ねじれのないもの
が要求される。反りはチルト、ねじれは面振れと呼ば
れ、それぞれ0.05mm、0.01mm以下である。
この光ディスク基板51は、先に図19,20,21に
示したような凹凸部が無く、基板全体の厚みも0.5m
mで、かつ光ディスク基板の機械的特性であるチルト、
面振れとも充分要求を満足するように成形されたもので
ある。
は、情報記憶領域52に情報ピット53を形成した情報
面51aと、その裏面のミラー面51bとを有するもの
であって、外径はφ50mm、厚さtは0.5mmであ
る。この光ディスク基板51は、正確な情報ピット53
の転写のほか、円板そのものの反り、ねじれのないもの
が要求される。反りはチルト、ねじれは面振れと呼ば
れ、それぞれ0.05mm、0.01mm以下である。
この光ディスク基板51は、先に図19,20,21に
示したような凹凸部が無く、基板全体の厚みも0.5m
mで、かつ光ディスク基板の機械的特性であるチルト、
面振れとも充分要求を満足するように成形されたもので
ある。
【0026】このような光ディスク基板51は、図3に
示すように透明部分101を有するケース102(大き
さ54mm×86mm)に回転可能に収納される。図4
に示すように、光ディスク基板51には凹凸部がないた
め、ケース102と光ディスク基板51との隙間は0.
1mmとすることができ、光ディスクインカード103
全体の厚みを1.3mmとすることができた。
示すように透明部分101を有するケース102(大き
さ54mm×86mm)に回転可能に収納される。図4
に示すように、光ディスク基板51には凹凸部がないた
め、ケース102と光ディスク基板51との隙間は0.
1mmとすることができ、光ディスクインカード103
全体の厚みを1.3mmとすることができた。
【0027】図5に本実施例の光ディスクインカードの
適用例を示す。近年、ラップトップコンピュータやその
他のポータブルな情報処理装置は、より可搬性が要求さ
れ、小形軽量化のため、その厚さを薄くする必要があ
る。また、メモリはより大容量化が要求されている。従
来用いられているメモリとしては、ICカード、磁気デ
ィスク、光ディスクがあるが、ICカードは容量の点
で、光ディスクは小形化の点で実用化に問題があった。
本実施例による超薄形の光ディスク基板51を適用する
ことにより、小形軽量でメモリサイズも80メガバイト
とフロッピディスクの約80倍を達成することができ
た。このような形状精度を持つ光ディスク基板を成形す
る金型について以下に説明する。
適用例を示す。近年、ラップトップコンピュータやその
他のポータブルな情報処理装置は、より可搬性が要求さ
れ、小形軽量化のため、その厚さを薄くする必要があ
る。また、メモリはより大容量化が要求されている。従
来用いられているメモリとしては、ICカード、磁気デ
ィスク、光ディスクがあるが、ICカードは容量の点
で、光ディスクは小形化の点で実用化に問題があった。
本実施例による超薄形の光ディスク基板51を適用する
ことにより、小形軽量でメモリサイズも80メガバイト
とフロッピディスクの約80倍を達成することができ
た。このような形状精度を持つ光ディスク基板を成形す
る金型について以下に説明する。
【0028】〔実施例 2〕図7は、図1の光ディスク
基板を成形する金型の一実施例を示す縦断面図、図8
は、図7のスタンパ取付け部の拡大断面図である。図7
に示す成形金型は、割型を構成する一対の金型部分であ
る可動型1と固定型2とからなっている。固定型2に
は、固定ミラーブロック12が設置され、該固定ミラー
ブロック12の表面にはスタンパ4が装着されており、
スタンパ4の外周を外周スタンパホルダ7により、ま
た、その内周部を内周スタンパホルダ5により固定ミラ
ーブロック12に取り付けられている。そして、固定ミ
ラーブロック12の中心にはスプルーブッシュ13が配
置されている。
基板を成形する金型の一実施例を示す縦断面図、図8
は、図7のスタンパ取付け部の拡大断面図である。図7
に示す成形金型は、割型を構成する一対の金型部分であ
る可動型1と固定型2とからなっている。固定型2に
は、固定ミラーブロック12が設置され、該固定ミラー
ブロック12の表面にはスタンパ4が装着されており、
スタンパ4の外周を外周スタンパホルダ7により、ま
た、その内周部を内周スタンパホルダ5により固定ミラ
ーブロック12に取り付けられている。そして、固定ミ
ラーブロック12の中心にはスプルーブッシュ13が配
置されている。
【0029】一方、可動型1には、可動ミラーブロック
6が型開閉方向に移動可能なように設置され、その外周
には成形基板の外径部を形成する外周リング11が可動
型1に固定されている。可動ミラーブロック6の内周側
にはエジェクタリング8が、その内周側にはスリーブ1
7、その内側にはゲートカットパンチ14が、さらに中
心部にはエジェクタピン15がそれぞれ設けられてい
る。また、エジェクタリング8には位置センサー18が
設けられており、エジェクタリング8の移動開始時が検
知できるようになっている。本成形金型のスタンパ表面
4a、可動ミラーブロック6、外周リング11でキャビ
ティ3を形成している。
6が型開閉方向に移動可能なように設置され、その外周
には成形基板の外径部を形成する外周リング11が可動
型1に固定されている。可動ミラーブロック6の内周側
にはエジェクタリング8が、その内周側にはスリーブ1
7、その内側にはゲートカットパンチ14が、さらに中
心部にはエジェクタピン15がそれぞれ設けられてい
る。また、エジェクタリング8には位置センサー18が
設けられており、エジェクタリング8の移動開始時が検
知できるようになっている。本成形金型のスタンパ表面
4a、可動ミラーブロック6、外周リング11でキャビ
ティ3を形成している。
【0030】上記成形金型において、スタンパ4の取付
け方法を示す拡大断面図を図8に示す。図8において、
スタンパ4は、その厚みを0.6mmとし、その内周側
はスタンパ4の情報面側4aが非情報面側4bより大円
になるようなテーパ角度45゜のテーパ形状とした。ま
た、内周スタンパホルダ5は、その爪部5aを該スタン
パの内周部と同一テーパ形状(テーパ角度45゜)と
し、その爪部5aの高さを0.6mmとし、固定ミラー
ブロック12に固定した。このような形状にすることに
より、爪部5aはスタンパ4の情報面4aよりキャビテ
ィ側になることがなく、したがって樹脂の流れを損なう
ことなく樹脂を鋳込むことができる。
け方法を示す拡大断面図を図8に示す。図8において、
スタンパ4は、その厚みを0.6mmとし、その内周側
はスタンパ4の情報面側4aが非情報面側4bより大円
になるようなテーパ角度45゜のテーパ形状とした。ま
た、内周スタンパホルダ5は、その爪部5aを該スタン
パの内周部と同一テーパ形状(テーパ角度45゜)と
し、その爪部5aの高さを0.6mmとし、固定ミラー
ブロック12に固定した。このような形状にすることに
より、爪部5aはスタンパ4の情報面4aよりキャビテ
ィ側になることがなく、したがって樹脂の流れを損なう
ことなく樹脂を鋳込むことができる。
【0031】ここで本実施例では、スタンパ4の厚みを
0.6mmとしたが、0.5mmから1.5mmの範囲
で同様の取付け方法ができる。当然薄い方がスタンパ4
の製作も簡単で情報面4aの温度制御の面からも有利で
あるが、スタンパ4の固定強度からすれば0.5mm程
度が限界である。また、成形基板の外径が大きくなれば
スタンパ4の取付け強度も大きくする必要があるが、ス
タンパ4の製作コストも高くなり、また厚くするとスタ
ンパ4の製作も困難となる。一般に、スタンパは、ガラ
ス原盤の上にニッケルメッキして作られるが、メッキ厚
が厚くなるとメッキしたときの応力歪が大きくなりガラ
ス原盤からはがれてしまうものである。実験の結果、φ
300mmで、厚さは1.5mmが限度であった。ま
た、テーパの角度もスタンパ4の厚みと爪部5aの強度
との関係で20゜から70゜の範囲で適当にとることが
できる。
0.6mmとしたが、0.5mmから1.5mmの範囲
で同様の取付け方法ができる。当然薄い方がスタンパ4
の製作も簡単で情報面4aの温度制御の面からも有利で
あるが、スタンパ4の固定強度からすれば0.5mm程
度が限界である。また、成形基板の外径が大きくなれば
スタンパ4の取付け強度も大きくする必要があるが、ス
タンパ4の製作コストも高くなり、また厚くするとスタ
ンパ4の製作も困難となる。一般に、スタンパは、ガラ
ス原盤の上にニッケルメッキして作られるが、メッキ厚
が厚くなるとメッキしたときの応力歪が大きくなりガラ
ス原盤からはがれてしまうものである。実験の結果、φ
300mmで、厚さは1.5mmが限度であった。ま
た、テーパの角度もスタンパ4の厚みと爪部5aの強度
との関係で20゜から70゜の範囲で適当にとることが
できる。
【0032】〔実施例 3〕次に、図9は、本発明の他
の実施例に係る光ディスク基板成形金型のスタンパ取付
け部の拡大断面図である。図9の実施例におけるスタン
パ4Aの厚みは、先の実施例と同じ0.5mmから1.
5mmである。スタンパ4Aの内周側は、その情報面側
4aが非情報面側4bより大円になるような段付き形状
となっている。また、内周スタンパホルダ5Aはその爪
部5bを前記スタンパ4Aの内周部と同じ段付きとし、
その爪部5bの高さを情報面4a側円の段厚より小さく
するようにし、固定ミラーブロック12に固定した。こ
のような形状にすることにより、前記爪部5bはスタン
パ4Aの情報面4aよりキャビティ側になることがな
く、図8の実施例と同様な効果を得ることができる。
の実施例に係る光ディスク基板成形金型のスタンパ取付
け部の拡大断面図である。図9の実施例におけるスタン
パ4Aの厚みは、先の実施例と同じ0.5mmから1.
5mmである。スタンパ4Aの内周側は、その情報面側
4aが非情報面側4bより大円になるような段付き形状
となっている。また、内周スタンパホルダ5Aはその爪
部5bを前記スタンパ4Aの内周部と同じ段付きとし、
その爪部5bの高さを情報面4a側円の段厚より小さく
するようにし、固定ミラーブロック12に固定した。こ
のような形状にすることにより、前記爪部5bはスタン
パ4Aの情報面4aよりキャビティ側になることがな
く、図8の実施例と同様な効果を得ることができる。
【0033】〔実施例 4〕本発明のさらに他の実施例
を図7および図10ないし図13を参照して説明する。
図10は、本発明のさらに他の実施例に係る光ディスク
基板成形金型の型開き直後の可動型を示す断面図、図1
1は、可動ミラーブロックの突き出しによる離型状態を
示す可動型の断面図、図12は、エジェクタリングの突
き出しによる離型状態を示す可動型の断面図、図13
は、可動ミラーブロックの突き出しに依らない離型状態
を示す可動型の断面図である。各図において、図7と同
一符号のものは、同等部分を示す。
を図7および図10ないし図13を参照して説明する。
図10は、本発明のさらに他の実施例に係る光ディスク
基板成形金型の型開き直後の可動型を示す断面図、図1
1は、可動ミラーブロックの突き出しによる離型状態を
示す可動型の断面図、図12は、エジェクタリングの突
き出しによる離型状態を示す可動型の断面図、図13
は、可動ミラーブロックの突き出しに依らない離型状態
を示す可動型の断面図である。各図において、図7と同
一符号のものは、同等部分を示す。
【0034】図7において、成形金型の固定型2を射出
成形機(図には示さず)の固定ダイプレートに、可動型
1を可動ダイプレートに取付け、型締め後溶融樹脂をス
プルーブッシュ13を介しキャビティ3内に鋳込んで固
化させる。固化した成形基板は型開き時に、スプルーブ
シュ13と内周スタンパホルダ5との隙間等から圧縮空
気を吹き出し、また、スリーブ17とエジェクタリング
8との隙間等から真空吸引しながら型開きを行う。これ
により、キャビティ3内で成形された成形基板50が、
固定型2から吹き出される圧縮空気、可動型1の真空吸
引力、可動型1に設置された外周リング11の成形基板
の外径面の離型抵抗等により、成形された基板は固定型
2から離脱させられて、可動型1側に残留保持されて型
開きされる。
成形機(図には示さず)の固定ダイプレートに、可動型
1を可動ダイプレートに取付け、型締め後溶融樹脂をス
プルーブッシュ13を介しキャビティ3内に鋳込んで固
化させる。固化した成形基板は型開き時に、スプルーブ
シュ13と内周スタンパホルダ5との隙間等から圧縮空
気を吹き出し、また、スリーブ17とエジェクタリング
8との隙間等から真空吸引しながら型開きを行う。これ
により、キャビティ3内で成形された成形基板50が、
固定型2から吹き出される圧縮空気、可動型1の真空吸
引力、可動型1に設置された外周リング11の成形基板
の外径面の離型抵抗等により、成形された基板は固定型
2から離脱させられて、可動型1側に残留保持されて型
開きされる。
【0035】型開き直後の可動型1および成形基板50
の状態を図10に示す。この状態で可動ミラーブロック
6、エジェクタリング8、スリーブ17、ゲートカット
パンチ14、エジェクタピン15を同時に固定型方向に
移動させる。移動距離は少なくとも成形基板50の板厚
以上である。本実施例では板厚は0.5mmであるが、
他の板厚も考慮して移動距離は1.5mmとした。移動
方法につては特に規定しないが、従来技術を応用すれば
充分実現可能である。例えば、可動型1内に油圧シリン
ダを設けて駆動させる、射出成形機に駆動源を設け可動
型1を駆動させる等の手段がある。また、駆動源は、油
圧、電動モータ等である。
の状態を図10に示す。この状態で可動ミラーブロック
6、エジェクタリング8、スリーブ17、ゲートカット
パンチ14、エジェクタピン15を同時に固定型方向に
移動させる。移動距離は少なくとも成形基板50の板厚
以上である。本実施例では板厚は0.5mmであるが、
他の板厚も考慮して移動距離は1.5mmとした。移動
方法につては特に規定しないが、従来技術を応用すれば
充分実現可能である。例えば、可動型1内に油圧シリン
ダを設けて駆動させる、射出成形機に駆動源を設け可動
型1を駆動させる等の手段がある。また、駆動源は、油
圧、電動モータ等である。
【0036】上記移動後の可動型1および成形基板50
の状態を図11に示す。このようにすることで、成形基
板50の外径面50aを、成形基板50に応力をかけな
いで外周リング11から離型することができる。次に、
可動ミラーブロック6を動かさないでエジェクタリング
8およびエジェクタピン15を同時に固定型方向に移動
させる。この際、スリーブ17,エジェクタリング8の
間から圧縮空気を吹き付けながら行えばさらに良い。
の状態を図11に示す。このようにすることで、成形基
板50の外径面50aを、成形基板50に応力をかけな
いで外周リング11から離型することができる。次に、
可動ミラーブロック6を動かさないでエジェクタリング
8およびエジェクタピン15を同時に固定型方向に移動
させる。この際、スリーブ17,エジェクタリング8の
間から圧縮空気を吹き付けながら行えばさらに良い。
【0037】上記移動後の可動型1および成形基板50
の状態を図12に示す。エジェクタリング8およびエジ
ェクタピン15を同時に移動させることで成形基板50
のミラー面50bは可動側ミラーブロック6から離型す
る。このような方法で離型すれば、このミラー面50b
と可動側ミラーブロック6との密着性はそれほど大きく
なく、成形基板50の変形なく離型でき、チルト、面振
れとも充分要求を満足するような光ディスク基板が成形
される。
の状態を図12に示す。エジェクタリング8およびエジ
ェクタピン15を同時に移動させることで成形基板50
のミラー面50bは可動側ミラーブロック6から離型す
る。このような方法で離型すれば、このミラー面50b
と可動側ミラーブロック6との密着性はそれほど大きく
なく、成形基板50の変形なく離型でき、チルト、面振
れとも充分要求を満足するような光ディスク基板が成形
される。
【0038】ここで実験のために、前記可動側ミラーブ
ロック6を移動させないでエジェクタリング8およびエ
ジェクタピン15を同時に移動させたときの離型状態を
図13に示す。可動ミラーブロック6を移動させないで
エジェクタリング8およびエジェクタピン15を移動さ
せると、型開き直前におけるキャビティ内残圧のうち、
成形品の外径面に加わる圧力が場所によって異なってい
る、あるいは成形品の外径面の離型抵抗が場所によって
異なっているので離型抵抗の大きい場所で離型遅れを生
じ、成形品に変形が発生し、基板の反り、回転時の面振
れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化した。
ロック6を移動させないでエジェクタリング8およびエ
ジェクタピン15を同時に移動させたときの離型状態を
図13に示す。可動ミラーブロック6を移動させないで
エジェクタリング8およびエジェクタピン15を移動さ
せると、型開き直前におけるキャビティ内残圧のうち、
成形品の外径面に加わる圧力が場所によって異なってい
る、あるいは成形品の外径面の離型抵抗が場所によって
異なっているので離型抵抗の大きい場所で離型遅れを生
じ、成形品に変形が発生し、基板の反り、回転時の面振
れなど光ディスク基板としての機械特性が劣化した。
【0039】〔実施例 5〕図14は、本発明のさらに
他の実施例に係る光ディスク基板成形金型の型開き後の
離型状態を示す断面図である。図中、図7と同一符号の
ものは、同等部分を示す。図14の実施例では、可動側
ミラーブロック6Aを、エジェクタリング8を挿入すべ
き内周側ブロック6aと成形ディスク外周部50dに対
接すべきリング部6bとに分割して構成したものであ
る。外周部のリング6bをキャビティ内周部のエジェク
タリング8と同期させ型開閉方向に移動可能にし、成形
基板50の離型時に、該リング6bとエジェクタリング
8とを同期させ型開閉方向に同時に移動させ成形基板5
0を取り出すようにした。
他の実施例に係る光ディスク基板成形金型の型開き後の
離型状態を示す断面図である。図中、図7と同一符号の
ものは、同等部分を示す。図14の実施例では、可動側
ミラーブロック6Aを、エジェクタリング8を挿入すべ
き内周側ブロック6aと成形ディスク外周部50dに対
接すべきリング部6bとに分割して構成したものであ
る。外周部のリング6bをキャビティ内周部のエジェク
タリング8と同期させ型開閉方向に移動可能にし、成形
基板50の離型時に、該リング6bとエジェクタリング
8とを同期させ型開閉方向に同時に移動させ成形基板5
0を取り出すようにした。
【0040】図14の実施例によれば、成形基板50
は、その内周部50cと外周部50dが同時に離型され
るため、先の実施例に比べより変形を少なく離型させる
ことができる。ただし、この場合には、可動側ミラーブ
ロック6Aを割型にしたための筋状の痕が成形基板50
のミラー面50bに残るので割型の位置は、成形基板5
0の情報領域を除いた範囲とすることが望ましい。
は、その内周部50cと外周部50dが同時に離型され
るため、先の実施例に比べより変形を少なく離型させる
ことができる。ただし、この場合には、可動側ミラーブ
ロック6Aを割型にしたための筋状の痕が成形基板50
のミラー面50bに残るので割型の位置は、成形基板5
0の情報領域を除いた範囲とすることが望ましい。
【0041】〔実施例 6〕次に、他の実施例を図7お
よび図15を参照して説明する。図15は、本発明のさ
らに他の実施例に係る光ディスク基板成形金型の型開き
後の離型状態を示す断面図である。図7において、樹脂
を鋳込んだのち、ゲートカットパンチ14を固定型2方
向に移動させ成形基板50に中央穴50eを明けること
がある。この中央穴を明けた場合の可動型の状態を図1
5に示しており、図15は、型開き後離型のためにエジ
ェクタピン15を移動させたときの状態を示したもので
ある。中央穴50eを明けた場合、離型に際してスプル
ー部50fとディスク部50gとを別々にするため、エ
ジェクタピン15をエジェクタリング8より先に移動さ
せる。
よび図15を参照して説明する。図15は、本発明のさ
らに他の実施例に係る光ディスク基板成形金型の型開き
後の離型状態を示す断面図である。図7において、樹脂
を鋳込んだのち、ゲートカットパンチ14を固定型2方
向に移動させ成形基板50に中央穴50eを明けること
がある。この中央穴を明けた場合の可動型の状態を図1
5に示しており、図15は、型開き後離型のためにエジ
ェクタピン15を移動させたときの状態を示したもので
ある。中央穴50eを明けた場合、離型に際してスプル
ー部50fとディスク部50gとを別々にするため、エ
ジェクタピン15をエジェクタリング8より先に移動さ
せる。
【0042】次に、エジェクタリング8を移動させるの
であるが、従来は射出成形機側からのエジェクタ動作は
一つであるため、金型構造でストロークの遅れをもたせ
エジェクタピン15とエジェクタリング8を移動させて
いた。また一方、成形基板取り出し装置(図には示さ
ず)のタイミングは、エジェクト開始つまりエジェクタ
ピン15の移動開始でとっていたため、実際のディスク
部50gの離型とタイミングをとるのが困難であった。
したがって、ディスク部50gに基板取り出し装置の力
が掛かりディスク部を変形させることがあった。そこ
で、エジェクタリング8部に移動開始を検知するセンサ
ー18を設置し、このタイミングと同期させて成形基板
取り出し装置の移動を行うようにした。また、成形基板
取り出し装置の移動速度を金型のエジェクタ速度に合わ
せて離型動作をさせた。図15の実施例によれば、ディ
スク部50gに成形基板取り出し装置の力が加わらず、
変形のないディスク部50gを取り出すことができる。
であるが、従来は射出成形機側からのエジェクタ動作は
一つであるため、金型構造でストロークの遅れをもたせ
エジェクタピン15とエジェクタリング8を移動させて
いた。また一方、成形基板取り出し装置(図には示さ
ず)のタイミングは、エジェクト開始つまりエジェクタ
ピン15の移動開始でとっていたため、実際のディスク
部50gの離型とタイミングをとるのが困難であった。
したがって、ディスク部50gに基板取り出し装置の力
が掛かりディスク部を変形させることがあった。そこ
で、エジェクタリング8部に移動開始を検知するセンサ
ー18を設置し、このタイミングと同期させて成形基板
取り出し装置の移動を行うようにした。また、成形基板
取り出し装置の移動速度を金型のエジェクタ速度に合わ
せて離型動作をさせた。図15の実施例によれば、ディ
スク部50gに成形基板取り出し装置の力が加わらず、
変形のないディスク部50gを取り出すことができる。
【0043】上記の各実施例によれば、非常に薄形(t
=0.3〜0.5mm)の光ディスクができ、厚さ1.
3mmの光ディスクインカードに適用できる。そして、
その光ディスクインカードを適用すれば、非常に小形で
大容量(80メガバイト)の情報処理装置が実現でき
る。また、この光ディスク基板は、情報面側に凹部を有
しない、つまりキャビティ部に薄くなるところが無いた
め樹脂の流れがよく、光学的歪(複屈折)や基板の反
り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての機械特
性の優れたものが得られる。
=0.3〜0.5mm)の光ディスクができ、厚さ1.
3mmの光ディスクインカードに適用できる。そして、
その光ディスクインカードを適用すれば、非常に小形で
大容量(80メガバイト)の情報処理装置が実現でき
る。また、この光ディスク基板は、情報面側に凹部を有
しない、つまりキャビティ部に薄くなるところが無いた
め樹脂の流れがよく、光学的歪(複屈折)や基板の反
り、回転時の面振れなど光ディスク基板としての機械特
性の優れたものが得られる。
【0044】また、ミラーブロック全体で基板の外径部
分を離型でき、さらに離型初期の速度を小さくできるの
で、成形基板に基板外径部分の離型力アンバランスによ
る力が掛からず、光学的歪(複屈折)や基板の反り、回
転時の面振れなどの機械特性の優れた光ディスク基板を
得ることができる。さらに、ディスク部を離型するとき
は、ディスク部の内周側、外周側を同時にバランスよく
離型できるので光学的歪(複屈折)や基板の反り、回転
時の面振れなどの機械特性の優れた光ディスク基板を得
ることができる。さらにまた、エジェクタの開始時、速
度を成形基板取り出し装置と同期させることができるの
で、成形基板に取り出し装置からの無理な力がかから
ず、光学的歪(複屈折)や基板の反り、回転時の面振れ
などの機械特性の優れた光ディスク基板を得ることがで
きる。
分を離型でき、さらに離型初期の速度を小さくできるの
で、成形基板に基板外径部分の離型力アンバランスによ
る力が掛からず、光学的歪(複屈折)や基板の反り、回
転時の面振れなどの機械特性の優れた光ディスク基板を
得ることができる。さらに、ディスク部を離型するとき
は、ディスク部の内周側、外周側を同時にバランスよく
離型できるので光学的歪(複屈折)や基板の反り、回転
時の面振れなどの機械特性の優れた光ディスク基板を得
ることができる。さらにまた、エジェクタの開始時、速
度を成形基板取り出し装置と同期させることができるの
で、成形基板に取り出し装置からの無理な力がかから
ず、光学的歪(複屈折)や基板の反り、回転時の面振れ
などの機械特性の優れた光ディスク基板を得ることがで
きる。
【0045】以上各実施例による光ディスク基板成形金
型を用いてφ50mm、厚さ0.5mmの光ディスク基
板を材料ポリカーボネートで成形した結果、複屈折50
nm以下、チルト0.01nm以下、面振れ0.01n
m以下を実現させることができた。
型を用いてφ50mm、厚さ0.5mmの光ディスク基
板を材料ポリカーボネートで成形した結果、複屈折50
nm以下、チルト0.01nm以下、面振れ0.01n
m以下を実現させることができた。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、特に薄形の光ディスク基板について、基板の反
り、回転時の面振れなどの機械特性の劣化のない光ディ
スク基板を提供し、この光ディスク基板の成形に直接使
用される成形金型を提供することができる。
れば、特に薄形の光ディスク基板について、基板の反
り、回転時の面振れなどの機械特性の劣化のない光ディ
スク基板を提供し、この光ディスク基板の成形に直接使
用される成形金型を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る光ディスク基板の一部
切断斜視図である。
切断斜視図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】図1の光ディスク基板を用いた光ディスクイン
カードの説明図である。
カードの説明図である。
【図4】図3のB部拡大図である。
【図5】図3の光ディスクインカードを用いたラップト
ップパソコンの説明図であるである。
ップパソコンの説明図であるである。
【図6】図5の情報処理部の構造を示す斜視図である。
【図7】図1の光ディスク基板を成形する金型の一実施
例を示す縦断面図である。
例を示す縦断面図である。
【図8】図7のスタンパ取付け部の拡大断面図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る光ディスク基板成形
金型のスタンパ取付け部の拡大断面図である。
金型のスタンパ取付け部の拡大断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例に係る光ディスク
基板成形金型の型開き直後の可動型を示す断面図であ
る。
基板成形金型の型開き直後の可動型を示す断面図であ
る。
【図11】可動ミラーブロックの突き出しによる離型状
態を示す可動型の断面図である。
態を示す可動型の断面図である。
【図12】エジェクタリングの突き出しによる離型状態
を示す可動型の断面図である。
を示す可動型の断面図である。
【図13】可動ミラーブロックの突き出しに依らない離
型状態を示す可動型の断面図である。
型状態を示す可動型の断面図である。
【図14】本発明のさらに他の実施例に係る光ディスク
基板成形金型の型開き後の離型状態を示す断面図であ
る。
基板成形金型の型開き後の離型状態を示す断面図であ
る。
【図15】本発明のさらに他の実施例に係る光ディスク
基板成形金型の型開き後の離型状態を示す断面図であ
る。
基板成形金型の型開き後の離型状態を示す断面図であ
る。
【図16】従来の光ディスク基板を成形する成形金型の
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図17】従来の光ディスク基板を成形する成形金型の
他の例を示す断面図である。
他の例を示す断面図である。
【図18】従来の光ディスク基板を示す一部切断斜視図
である。
である。
【図19】図18のC部の部分拡大断面図である。
【図20】従来の光ディスク基板の板厚を薄く想定した
場合の断面図である。
場合の断面図である。
【図21】従来の光ディスク基板の板厚を薄く想定した
場合の他の例の断面図である。
場合の他の例の断面図である。
1 可動型 2 固定型 3 キャビティ 4,4A スタンパ 5,5A 内周スタンパホルダ 5a 爪部 6,6A 可動ミラーブロック 6b リング 7 外周スタンパホルダ 8 エジェクタリング 11 外周リング 12 固定ミラーブロック 13 スプルーブッシュ 14 ゲートカットパンチ 15 エジェクタピン 17 スリーブ 18 位置センサー 50 成形基板 50a 外径面 51 光ディスク基板 52 情報記憶領域 53 情報ピット 51a 情報面 51b ミラー面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 17:00 4F (72)発明者 鷹栖 慶治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内
Claims (12)
- 【請求項1】 情報記憶領域に情報ピットを形成した情
報面と、この裏面のミラー面とを有する光ディスク基板
において、情報記憶領域以外の領域が連続した平面であ
ることを特徴とする光ディスク基板。 - 【請求項2】 情報転写面に情報ピットを形成してなる
スタンパを具備したものであって、可動型と固定型とを
型閉めして形成されるキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込
み、この樹脂へ前記スタンパの情報ピットを転写するこ
とにより、光ディスク基板を成形するようにした光ディ
スク基板成形金型において、 前記スタンパの内径側形状を、情報面側の直径が非情報
面側の直径より大なる形状とし、当該スタンパを前記可
動型または固定型のいずれかに装着したことを特徴とす
る光ディスク基板成形金型。 - 【請求項3】 スタンパの厚さが0.5mm〜1.5m
mであるスタンパを具備したことを特徴とする請求項2
記載の光ディスク基板成形金型。 - 【請求項4】 割型を構成する成形金型の固定側または
可動側のいずれかのミラーブロックに、スタンパの内径
側を内周スタンパホルダで固定し、かつ、外径側を外周
スタンパホルダで固定し、このスタンパを固定したミラ
ーブロックと当該ミラーブロックに対向する相手割型の
ミラーブロックとを型締めしてキャビティを形成し、当
該キャビティ内に樹脂材料を射出することにより前記ス
タンパの情報が転写されたディスクを成形するようにし
た光ディスク基板成形金型において、 前記スタンパを固定したミラーブロックに対向する前記
ミラーブロックの外周部に、外周スタンパ押さえよりキ
ャビティ側に位置し、かつ、キャビティ側面で成形品外
径面を形成しうる外周リングを設け、 この外周リングに対し、スタンパを有しない前記ミラー
ブロックを型開閉方向に移動可能にし、その移動ストロ
ークを前記成形ディスクの板厚以上としたことを特徴と
する光ディスク基板成形金型。 - 【請求項5】 情報転写面に情報ピットを形成してなる
スタンパを備え、可動型と固定型を型閉めして形成され
るキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込み、この樹脂へ前記ス
タンパの情報ピットを転写することにより、光ディスク
基板を成形する光ディスク基板成形方法において、 割型を構成する成形金型の可動側のミラーブロックの外
周部に外周リングを設け、前記可動側のミラーブロック
を前記外周リングに対し型開閉方向に成形ディスクの板
厚以上移動させ、成形ディスク基板の外径部を離型する
ことを特徴とする光ディスク基板成形方法。 - 【請求項6】 ミラーブロックの移動手段として、少な
くとも速度制御を可能とする手段を備えたことを特徴と
する請求項2および4記載のいずれかの光ディスク基板
成形金型。 - 【請求項7】 割型を構成する成形金型の固定側または
可動側のいずれかのミラーブロックに、スタンパの内径
側を内周スタンパホルダで固定し、かつ、外径側を外周
スタンパホルダで固定し、このスタンパを固定したミラ
ーブロックと当該ミラーブロックに対向する相手割型の
ミラーブロックとを型締めしてキャビティを形成し、当
該キャビティ内に樹脂材料を射出することにより前記ス
タンパの情報が転写されたディスクを成形するようにし
た光ディスク基板成形金型において、 前記スタンパを固定したミラーブロックに対向する前記
ミラーブロックの外周部に、外周スタンパ押さえよりキ
ャビティ側に位置し、かつ、キャビティ側面で成形品外
径面を形成しうる外周リングを設けるとともに、 ミラーブロックを、エジェクタリングを挿入すべき内周
側ブロックと、成形ディスク外周部に対接すべきリング
部とに分割して構成し、 このミラーブロックのリング部を前記外周リングの内周
に挿入し、エジェクタリングと同期させて開閉方向に移
動可能に構成したことを特徴とする光ディスク基板成形
金型。 - 【請求項8】 情報転写面に情報ピットを形成してなる
スタンパを備え、可動型と固定型を型閉めして形成され
るキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込み、この樹脂へ前記ス
タンパの情報ピットを転写することにより、光ディスク
基板を成形する光ディスク基板成形方法において、 割型を構成する成形金型の可動側のミラーブロックの外
周部に外周リングを設けるとともに、 ミラーブロックを、エジェクタリングを挿入すべき内周
側ブロックと、成形ディスク外周部に対接すべきリング
部とに分割し、このミラーブロックのリング部を前記外
周リングの内周に挿入し、 前記ミラーブロックのリング部と前記エジェクタリング
とを同期させて開閉方向に移動して成形ディスク基板を
離型することを特徴とする光ディスク基板成形方法。 - 【請求項9】 エジェクタリングの移動開始を感知する
センサーを具備したことを特徴とする請求項4および請
求項7記載のいずれかの光ディスク基板成形金型。 - 【請求項10】 情報転写面に情報ピットを形成してな
るスタンパを備え、可動型と固定型を型閉めして形成さ
れるキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込み、この樹脂へ前記
スタンパの情報ピットを転写することにより、光ディス
ク基板を成形する光ディスク基板成形方法において、 割型を構成する成形金型の可動側のミラーブロックの内
周部に、成形ディスク基板を離型するためのエジェクタ
手段を備え、 前記エジェクタ手段の移動開始と前記成形ディスク基板
取り出し手段との移動開始とを同時にし、かつ、両手段
の移動速度を同じにして前記成形ディスク基板を取り出
すことを特徴とする光ディスク基板成形方法。 - 【請求項11】 情報転写面に情報ピットを形成してな
るスタンパであって、可動型と固定型を型閉めして形成
されるキャビティ内へ溶融樹脂を鋳込み、この樹脂へ前
記スタンパの情報ピットを転写することにより、光ディ
スク基板を成形するようにした光ディスク基板成形金型
に用いる光ディスク基板成形用スタンパにおいて、 前記スタンパの内径側形状を、情報面側の直径が非情報
面側の直径より大なる形状としたことを特徴とする光デ
ィスク基板成形用スタンパ。 - 【請求項12】 厚さが0.5mm〜1.5mmである
ことを特徴とする請求項11記載の光ディスク基板成形
用スタンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21695791A JP3192174B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 光ディスク基板の成形金型およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21695791A JP3192174B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 光ディスク基板の成形金型およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0554427A true JPH0554427A (ja) | 1993-03-05 |
| JP3192174B2 JP3192174B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=16696569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21695791A Expired - Fee Related JP3192174B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | 光ディスク基板の成形金型およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3192174B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1568458A4 (en) * | 2002-11-18 | 2009-05-27 | Sumitomo Heavy Industries | SPRAYING TOOL, SPRAYING METHOD, DISK SUBSTRATE AND MOLDING MACHINE |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6280620U (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | ||
| JPH02110840A (ja) * | 1988-10-19 | 1990-04-24 | Hitachi Ltd | 光ディスク及びその成形金型 |
| JPH0375333A (ja) * | 1989-08-15 | 1991-03-29 | Japan Casting & Forging Corp | 耐食性金型用鋼 |
| JPH0350416U (ja) * | 1989-09-25 | 1991-05-16 |
-
1991
- 1991-08-28 JP JP21695791A patent/JP3192174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6280620U (ja) * | 1985-11-12 | 1987-05-23 | ||
| JPH02110840A (ja) * | 1988-10-19 | 1990-04-24 | Hitachi Ltd | 光ディスク及びその成形金型 |
| JPH0375333A (ja) * | 1989-08-15 | 1991-03-29 | Japan Casting & Forging Corp | 耐食性金型用鋼 |
| JPH0350416U (ja) * | 1989-09-25 | 1991-05-16 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1568458A4 (en) * | 2002-11-18 | 2009-05-27 | Sumitomo Heavy Industries | SPRAYING TOOL, SPRAYING METHOD, DISK SUBSTRATE AND MOLDING MACHINE |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3192174B2 (ja) | 2001-07-23 |
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |