JPH0554484B2 - - Google Patents

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JPH0554484B2
JPH0554484B2 JP11735884A JP11735884A JPH0554484B2 JP H0554484 B2 JPH0554484 B2 JP H0554484B2 JP 11735884 A JP11735884 A JP 11735884A JP 11735884 A JP11735884 A JP 11735884A JP H0554484 B2 JPH0554484 B2 JP H0554484B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた透明性と良好な機械的性質を
有する透明性良好なゴム変性熱可塑性樹脂の製造
方法に関するものである。 透明性良好な熱可塑性樹脂を製造するにあた
り、従来種々の方法が提案されており、例えばβ
−ブロモスチレンを添加して透明な変性ポリスチ
レンを製造する方法、スチレン含有量の高いスチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体による方法、
メタクリル酸メチルとスチレンの共重合体の屈折
率と分散するゴム成分の屈折率を実質的に合致さ
せ、所謂MBS樹脂を製造する方法等がある。通
常は透明性を付与しようと試みた場合に衝撃強度
が低下するが、以上に述べた方法のうち、透明性
と衝撃強度のバランスからMBS樹脂による方法
が優れている。 透明性良好なゴム変性熱可塑性樹脂、例えばゴ
ム変性スチレン−メタクリル酸メチル共重合体
(俗にMBS樹脂と呼称されている)を製造するに
あたり、連続溶液重合(溶剤塊状重合)は、水を
媒体とする塊状−懸濁重合に比して、水質汚濁の
問題がなく、一般に回分式である塊状−懸濁重合
より、品質の均一性、生産性の点で有利であり、
経済性が高い。しかし一方連続溶液重合によるも
のは回分式塊状−懸濁重合より、透明性と衝撃強
度のバランスの点で劣る。 〔従来の技術〕 従来、ゴム状物質を含むスチレン単量体溶液
(アクリル系単量体を含む場合もある)を重合し、
ゴム状物質を粒子化し、安定な粒子径を保持する
まで塊状重合を行い、重合途中で懸濁重合に移行
することは知られており、重合開始前にポリスチ
レンを添加する方法(特公昭41−19352号公報、
米国特許第3488743号明細書など)、重合途中にポ
リスチレンを添加した後重合を続けてゴム状物質
を粒子化する方法(特公昭43−13983号公報、特
公昭43−21746号公報等)、ゴム状物質の一部を重
合した後、ゴム状物質及び必要に応じてスチレン
系重合体を加えてゴム状物質を粒子化する方法
(特公昭49−35074号公報)がある。しかし、これ
らの技術はいずれも懸濁重合工程を含んでいる。
また塊状−懸濁重合、塊状重合のいずれでもよい
方法として、重合開始前にポリスチレンを添加す
ることが公知である(米国特許第3144420号明細
書等)。塊状重合でも、ゴム状物質のスチレン溶
液を重合し、ゴム状物質を粒子化すること(米国
特許第2694692号明細書等)また更に粒子化後に、
別につくられたポリスチレン溶液とを混合し、更
に無触媒で連続重合すること(米国特許第
3676527号明細書)は、提案されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明者らは、前記連続塊状重合(溶剤塊状重
合を含む)の利点を生かし、かつ優れた透明性と
衝撃強度を有する透明性良好なゴム変性熱可塑性
樹脂の製造方法を鋭意検討した結果、新規な製造
方法として、本発明に到達した。 〔問題点を解決するための手段〕 即ち、本発明は、イ)(a)ゴム状物質3〜18重量
%、芳香族モノビニル単量体及びメタクリル酸エ
ステル単量体の合計量が57〜97重量%、溶剤0〜
25重量%からなる溶液を重合し、前記ゴム状物質
が粒子化する重合転化率を超えない範囲(該芳香
族モノビニル単量体及び該メタクリル酸エステル
単量体の重合生成物/ゴム状物質の重量比が1.5
を超えない範囲)までに止めた第一の流れと(b)芳
香族モノビニル単量体及びメタクリル酸エステル
単量体の合計量が75〜100重量%、溶剤0〜25重
量%からなる溶液の重合途中の第二の流れとを、
ロ)上記第一の流れと第二の流れとを混合した後
の系において、該芳香族モノビニル単量体及びメ
タクリル酸エステル単量体の重合生成物/ゴム状
物質の重量比が2以上となるように連続的に混合
して、前記ゴム状物質を粒子化した後、ハ)更に
重合を進行させることを特徴とするゴム状物質2
〜22重量%含有の透明性良好なゴム変性熱可塑性
樹脂の製造方法に関するものである。 〔発明の効果〕 本発明の方法によれば、連続溶液重合により透
明性、耐衝撃性ともに優れた透明性良好なゴム変
性熱可塑性樹脂を製造することができる。一般に
透明性と耐衝撃性とは相反する性質であり、両者
の性質が共に優れた樹脂を経済性の高い連続溶液
重合法により得ることができたことの価値は大で
ある。 本発明におけるゴム状物質とは、炭素数4〜6
の共役1・3ジエン、例えば1,3−ブタジエ
ン、イソプレンの単独重合体及び共重合体又は
1,3−ブタジエンと他の共重合可能な化合物例
えばスチレン、核アルキル置換スチレンのメチル
スチレン、ジメチルスチレン、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリル酸及びメタク
リル酸のアルキルエステルとの共重合体である。
特に好ましいのはポリブタジエンゴム、ブタジエ
ン−スチレンランダム共重合体ゴム、ブタジエン
−スチレンブロツク共重合体ゴムである。これら
の中から単独又は2種以上の混合物として使用さ
れる。最も好ましいのはブタジエン−スチレンブ
ロツク共重合体ゴムである。 本発明における芳香族モノビニル単量体とは、
スチレン及びo−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、2,4−ジメチル
スチレン、エチルスチレン、p−tert−ブチルス
チレン等の核アルキル置換スチレン、α−メチル
スチレン、α−メチル−p−メチルスチレン等の
α−アルキル置換スチレン、o−クロルスチレ
ン、m−クロルスチレン、p−クロルスチレン、
p−ブロモスチレン、2−メチル−1,4−クロ
ルスチレン、2,4−ジブロモスチレン等の核ハ
ロゲン化スチレン、ビニルナフタレンであり、単
独又はいずれか2種以上の混合物として用いられ
る。特に好ましくはスチレン、α−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン等であり、最も好ましく
はスチレンである。 本発明におけるメタクリル酸エステル単量体と
は、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチル等の炭素数1〜4のアルキル
メタクリレートを云い、単独又はいずれか2種以
上の混合物として用いられる。メタクリル酸メチ
ルが特に好ましい。 芳香族モノビニル単量体とメタクリル酸エステ
ル単量体との割合は、両者の合計量に対して芳香
族モノビニル単量体が20〜60重量%、メタクリル
酸エステル単量体が40〜80重量%であり、好まし
くは芳香族ビニル単量体が35〜55重量%、メタク
リル酸エステル単量体が45〜65重量%である。さ
らには用いるゴム物質の屈折率と、芳香族モノビ
ニル単量体とメタクリル酸エステル単量体との共
重合体の屈折率が実質的に合致するように、芳香
族モノビニル単量体とメタクリル酸エステル単量
体との割合を決定するのが透明性の点から好まし
い。勿論本発明の目的を妨げない範囲で、他の共
重合可能な単量体例えばアクリロニトリル等を少
量混合できる。 本発明に使用される溶剤として、芳香族炭化水
素類、例えばトルエン、キシレン、エチルベンゼ
ンの単独又は2種以上の混合物がある。更にゴム
状物質及び芳香族モノビニル単量体及びメタクリ
ル酸エステル単量体からの重合生成物の溶解を損
ねない範囲で、他の溶剤、例えば脂肪族炭化水素
類、ジアルキルケトン類を芳香族炭化水素類と併
用することができる。 溶剤は0〜25重量%の範囲で使用される。25重
量%を越えると重合速度が著しく低下し、かつ得
られる樹脂の衝撃強度の低下が大きくなる。又溶
剤の回収エネルギーが大となり経済性も劣つてく
る。溶剤は比較的高粘度となる重合転化率となつ
てから添加しておいても良く、重合前から添加し
ておいてもよい。重合前に5〜15重量%添加して
おく方が、品質の均一性、重合温度制御の点で好
ましい。 ゴム状物質は、芳香族モノビニル単量体及びメ
タクリル酸エステル単量体或いは芳香族モノビニ
ル単量体及びメタクリル酸エステル単量体と溶剤
との混合物中に3〜18重量%の濃度に溶解され
る。18重量%を越えると溶液粘度が著しく高くな
り送液が困難となり好ましくない。3重量%未満
では、本発明では、芳香族モノビニル単量体及び
メタクリル酸エステル単量体の重合生成物と混合
され、ゴム濃度が希釈されすぎて、透明性良好な
ゴム変性熱可塑性樹脂として、衝撃強度が低く実
用的でない。 本発明の特徴は、第一の流れを前記ゴム状物質
が粒子化する重合転化率を越えない範囲までに止
めて、所謂相転移現象を起こさない範囲までの固
体物質含有率とし、一方第二の流れでは、芳香族
モノビニル単量体及びメタクリル酸エステル単量
体からの重合生成物を作りながら、第一の流れと
第二の流れは連続的に混合し、前記ゴム状物質を
強制的に粒子化した後に、更に重合を進行させる
ことにある。ここでいう固体物質はゴム状物質と
芳香族モノビニル単量体及びメタクリル酸エステ
ル単量体からの重合生成物とからなる。 第一の流れは、芳香族モノビニル単量体及びメ
タクリル酸エステル単量体の重合生成物/ゴム状
物質の重量比を1.5を上限とし、0.1〜1.2の範囲、
更に0.3〜1.0の範囲とすることが、得られる樹脂
の透明性を高める上で好ましい。重合転化率をゴ
ム状物質が粒子化するまで高めてしまうと、最終
の樹脂の透明性が著しく低下してしまい、本発明
の目的を達成することができない。第一の流れ
は、重合開始剤不存在下に100〜180℃の温度範囲
で重合しうるが、透明性を高め、衝撃強度を向上
させるために、重合開始剤が使用される。重合開
始剤としてラジカルを発生する有機過酸化物が本
発明では使用できる。温度50〜140℃、好ましく
は、70〜120℃の温度範囲で、一定温度或いは漸
次昇温して前記のゴム状物質未粒子化範囲で重合
する。有機過酸化物は第一の流れのみに添加して
もよく、第一、第二の両方に添加しても良い。ま
たゴム状物質を粒子化する途中或いは直後に添加
してもよい。透明性、衝撃強度の点で優れた樹脂
とする上でゴム状物質に有機過酸化物を存在させ
て重合する方が好ましい。 本発明に使用される有機過酸化物は、1,1−
ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン等のパーオキシケ
タール類、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン等のジアルキルパーオキサイド類、
ベンゾイルパーオキサイド、m−トルオイルパー
オキサイド等のジアシルパーオキサイド類、ジ−
ミリスチルパーオキシジカーボネート等のパーオ
キシジカーボネート類、t−ブチルパーオキシイ
ソプロピルカーボネート等のパーオキシエステル
類、シクロヘキサノンパーオキサイド等のケトン
パーオサイド類、p−メンタハイドロパーオキサ
イド等のハイドロパーオキサイド類がある。 第二の流れは、芳香族モノビニル単量体及びメ
タクリル酸エステル単量体の合計量75〜100重量
%、溶剤0〜25重量%を、110〜180℃の温度範囲
で重合開始剤不存在下で重合するか前記有機過酸
化物を用いて50〜180℃、好ましくは、70〜160
℃、更に好ましくは90〜140℃の温度範囲で重合
し、第一の流れと連続的に混合された際に、前記
ゴム状物質を粒子化するに充分な芳香族モノビニ
ル単量体及びメタクリル酸エステル単量体の重合
生成物を生成させる。第一の流れ、第二の流れの
中に、連鎖移動剤例えばメルカプタン類、α−メ
チルスチレンリニアダイマー、テルピノーレン、
また酸化防止剤としてヒンダードフエノール類、
ヒンダードビスフエノール類、ヒンダードトリス
フエノール類等例えば2,6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフエノール、ステアリル−β−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)
プロピオネートを添加することができる。連鎖移
動剤、酸化防止剤を第一の流れに添加しておく方
が、より優れた透明性の樹脂が得られる。 第一の流れと第二の流れを混合する際に使用す
る混合機は、モーシヨンレスミキサー類例えばス
タテイツクミキサー、ISGミキサーでも、動的シ
エアーを付与する撹拌翼或いは撹拌ローターを有
する混合機でも使用することが出来る。混合され
た後の系は、芳香族モノビニル単量体及びメタク
リル酸エステル単量体の重合生成物量/ゴム状物
質量の比が2以上となり、前記ゴム状物質の濃度
が1〜14重量%となる。更に少なくとも1個以上
の重合機にて芳香族モノビニル単量体及びメタク
リル酸エステル単量体の重合転化率を高め、固体
物質50重量%以上とする。ゴム状物質の平均粒子
径は、0.5〜〜5ミクロンとなるようにする。 前記有機過酸化物の添加量は第一の流れと第二
の流れとを合わせてゴム状物質と芳香族モノビニ
ル単量体及びメタクリル酸エステル単量体と溶剤
との合計100重量部に対し、0.01〜0.2重量部、好
ましくは0.02〜0.1重量部である。有機過酸化物
は溶剤と未重合の単量体が回収されるまでに重合
中に分解してしまうのが良い。 次に常法により180〜260℃の温度範囲に短時間
で真空下溶剤及び未重合の単量体等の揮発性成分
を固体物質中から除去する。 更に染顔料、滑剤、充填剤、離型剤、可塑剤、
帯電防止剤等の添加剤を必要に応じて添加するこ
とができる。 揮発性成分を除去した段階で、本発明の透明性
良好なゴム変性熱可塑性樹脂は、ゴム状物質を2
〜22重量%含有し、平均粒子径0.5〜5ミクロン
であり、ゲル含有率4〜50重量%、膨潤指数6〜
14の優れた透明性と衝撃強度を有するバランスの
良好なものとなる。 以下に実施例を示す。実施例における特性値は
次の方法に基いて測定されたものである。 機械的性質 引張強さ:JISK7113に準拠してもとめた。ア
イゾツト衝撃強度:JISK7110によつた。曲げ
弾性率:ASTMD790によつた。上の三つはペ
レツトを射出成形した試験片から求めた。ゲル
含有量及び膨潤指数:1gの樹脂に20mlのトル
エンを加えて1時間激しく震盪し、溶解或いは
膨潤させる。次に遠心分離機にてゲルを沈降さ
せた後、デカンテーシヨンで上澄液を捨て、沈
降したゲルを秤量する。このようにして得られ
たトルエン膨潤ゲルを160℃、常圧で45分間続
いて3〜5mmHgの減圧下で15分間乾燥させ、
デシケータ中で冷却後秤量する。ゲル含有量
は、乾燥ゲルの重量を樹脂重量で除して重量%
で示す。膨潤指数はトルエン膨潤ゲルの重量を
乾燥ゲル重量で除した商の数値で示す。 樹脂中のゴム状物質の粒子径:コールターカウ
ンター(コールターカウンターR○TM−型)
にて、ジメチルホルムアミドとチオシアン酸ア
ンモニウムとの混合電解液を用いて、樹脂ペレ
ツト2〜4粒をジメチルホルムアミド約5ml中
に入れ約2〜5分間放置する。次にジメチルホ
ルムアミド溶解分を適度の粒子濃度として測定
される。50%のメジアン径を平均粒子径とす
る。 光透過率及び曇り度:厚さ0.5mmのシート成形品
を用いて、JISK−6714によつて測定した。 〔実施例〕 実施例 1 第一の流れとして2/時間の供給速度にて次
の混合物(a)を2.4の第一重合機に連続的に送入
する。 混合物(a) スチレン−ブタジエンランダム共重合体 〔スチレン含量 25重量% 屈折率n25p 1.538 25℃の5重量%スチレン溶液粘度 45cps〕 7.5重量% スチレン 36.3重量% メタクリル酸メチル 46.2重量% エチルベンゼン 10.0重量% 計 100 重量部 1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ) 3,3,5−トリメチルシクロヘキサン 0.045重量部 ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート 0.15重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.90重量部 第一重合機は温度107℃であり、出口の固体物
質濃度は14重量%であつた。 このサンプルを少量取り、無撹拌下120〜150℃
で重合を完了し未反応の単量体及び溶剤を脱揮
し、四酸化オスミウムで染色後電子顕微鏡写真を
撮つたところ未だゴム相は粒子化していなかつ
た。 第二の流れとして1/時間の供給速度にて次
の混合物(b)を6.2の第二重合機に連続的に送入
する。 混合物 (b) スチレン 39.6重量% メタクリル酸メチル 50.4重量% エチルベンゼン 10.0重量% 計 100 重量部 第二重合機は温度125〜145℃であり、出口の固
体物質濃度は45重量%であつた。 これらの第一の流れと第二の流れは1.5のダ
ブルヘリカルリボン状翼の装着された混合機内に
導入され、300rpmの回転で混合される。更に6.2
の第三重合機に送入され、温度115〜135℃で重
合され、ペレツト中のゴム状物質の平均粒子径が
2.1ミクロンとなるように撹拌された。出口の固
体物質は52重量%であつた。このものは更に6.2
の第四重合機に送入され、温度140〜165℃で重
合された。出口の固体物質濃度は75重量%であつ
た。 得られた重合物を2ベント付押出機に供給して
240℃、−735mmHgの減圧下に揮発性成分を除去
し、ダイスから溶融ストランドを引出し水冷し、
カツターにて切断し、シリンダー状のペレツトを
連続的に得た。得られたペレツトの諸物性を測定
し、結果を表1に示す。 実施例 2 第一の流れとして2/時間の供給速度にて次
に示す混合物(a)を2.4の第一重合機に連続的に
送入する。 混合物 (a) ブタジエン−スチレンブロツク共重合体ゴム 〔スチレン含量 30重量% 屈折率n25D 1.540 25℃の5重量%スチレン溶液粘度 25cps〕 12.0重量% スチレン 44.0重量% メタクリル酸メチル 36.0重量% エチルベンゼン 8.0重量% 計 100 重量部 1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ) シクロヘキサン 0.075重量部 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノール 0.10重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.45重量部 第一重合機は温度102℃であり、出口の固体物
質濃度は16重量%であつた。 このサンプルを少量取り、無撹拌下120〜150℃
で重合を完了し未反応の単量体及び溶剤を脱揮
し、四酸化オスミウムで染色後電子顕微鏡写真を
撮つたところ未だゴム相は粒子化していなかつ
た。 第二の流れとして1/時間の供給速度にて次
の混合物(b)を6.2の第二重合機に連続的に送入
する。 混合物 (b) スチレン 41.4重量% メタクリル酸メチル 50.0重量% エチルベンゼン 8.0重量% 計 100 重量部 第二重合機は温度135〜148℃であり、出口の固
体物質濃度は56重量%であつた。これらの第一の
流れと第二の流れとをスタテイツクミキサー(エ
レメント数30)で混合した後、6.2の第三重合
機に送入し、温度112〜122℃で重合し、ペレツト
中のゴム状物質の平均粒子径が1.2ミクロンとな
るように撹拌した。出口の固体物質濃度は54重量
%であつた。続いて6.2の第四重合機に導入し、
温度140〜160℃で重合した。出口の固体物質濃度
は80重量%であつた。次いで得られた重合物を2
ベント付押出機に供給して240℃、−735mmHgの減
圧下に揮発性成分を除去し、ダイスから溶融スト
ランドを引出して水冷し、カツターにて切断し、
シリンダー状のペレツトを連続的に得た。ペレツ
トの測定結果を表1に示す。 比較例 1 次の混合物を2.4/時間の供給速度にて、6.2
の第一重合機(実施例1の第三重合機と同一の
装置)に連続的に送入する。 ブタジエン−スチレンランダム共重合体 (実施例1と同じ) 5.0重量% スチレン 37.4重量% メタクリル酸メチル 47.6重量% エチルベンゼン 10.0重量% 計 100 重量部 1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,
3,5−トリメチルシクロヘキサン 0.03重量部 ステアリル−β−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート 0.10重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.60重量部 第一重合機は温度113〜127℃であり、ペレツト
中のゴム状物質の平均粒子径が2.0ミクロンとな
るように撹拌された。出口の固体物質濃度は32重
量%であつた。 このサンプルを少量採り、無撹拌下120〜150℃
で重合を完了し未反応の単量体及び溶剤を脱揮
し、四酸化オスミウムで染色後電子顕微鏡写真を
撮つたところゴム相は粒子化しているのが確認さ
れた。続いて6.2の第二重合機(実施例1の第
二重合機と同一の装置)で温度125〜140℃で重合
し、更に6.2の第三重合機(実施例1の第四重
合機と同一の装置)で温度145〜160℃で重合し
た。出口の固体物質の濃度は75重量%であつた。
次いで重合物を2ベント付押出機に供給して240
℃、−735mmHgの減圧下に揮発性成分を除去し、
ダイスから溶融ストランドを引出し、水冷し、カ
ツターにて切断し、シリンダー状のペレツトを連
続的に得た。このペレツトの測定結果を表1に示
す。 比較例 2 次の混合物を2.4/時間の供給速度にて6.2
の第一重合機(実施例1の第三重合機と同一の装
置)に連続的に送入する。 ブタジエン−スチレンブロツク共重合体ゴム (実施例2と同じ) 8.0重量% スチレン 37.8重量% メタクリル酸メチル 46.2重量% エチルベンゼン 8.0重量% 計 100 重量部 1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ) シクロヘキサン 0.05重量部 2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフエノール 0.067重量部 α−メチルスチレンリニアーダイマー 0.30重量部 第一重合機は温度109〜119℃であり、ペレツト
中のゴム状物質の平均粒子径が1.2ミクロンとな
るように撹拌された。出口の固体物質濃度は32重
量%であつた。 このサンプルを少量採り、無撹拌下120〜150℃
で重合を完了し未反応の単量体及び溶剤を脱揮
し、四酸化オスミウムで染色後電子顕微鏡写真を
撮つたところ、ゴム相は粒子化していることが確
認された。 続いて6.2の第二重合機(実施例1の第二重
合機と同一の装置)で温度113〜140℃で重合し、
更に6.2の第三重合機(実施例1の第四重合機
と同一の装置)で温度140〜160℃で重合した。出
口の固体物質濃度は80重量%であつた。得られた
重合物を2ベント付押出機に供給して、240℃−
735mmHgの減圧下に揮発性成分を除去し、ダイス
から溶融ストランドを引出し、水冷し、カツター
にて切断し、シリンダー状のペレツトを連続的に
得た。このペレツトの測定結果を表1に示す。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イ) (a)ゴム状物質3〜18重量%、芳香族モ
    ノビニル単量体及びメタクリル酸エステル単量
    体の合計量が57〜97重量%、溶剤0〜25重量%
    からなる溶液を重合し、前記ゴム状物質が粒子
    化する重合転化率を超えない範囲(該芳香族モ
    ノビニル単量体及び該メタクリル酸エステル単
    量体の重合生成物/ゴム状物質の重量比が を
    超えない範囲)までに止めた第一の流れと、(b)
    芳香族モノビニル単量体及びメタクリル酸エス
    テル単量体の合計量が75〜100重量%、溶剤0
    〜25重量%からなる溶液の重合途中の第二の流
    れとを、 ロ) 上記第一の流れと第二の流れとを混合した
    後の系において、該芳香族モノビニル単量体及
    びメタクリル酸エステル単量体の重合生成物/
    ゴム状物質の重量比が2以上となるように連続
    的に混合して、前記ゴム状物質を粒子化した
    後、 ハ) 更に重合を進行させることを特徴とするゴ
    ム状物質2〜22重量%含有の透明性良好なゴム
    変性熱可塑性樹脂の製造方法。 2 ゴム状物質が、ポリブタジエン、ブタジエン
    −スチレン共重合体ゴムから選ばれた1種又は2
    種以上の混合物である特許請求の範囲第1項記載
    の製造方法。 3 ブタジエン−スチレン共重合体ゴムが、ブタ
    ジエン−スチレンブロツク共重合体ゴムである特
    許請求の範囲第2項記載の製造方法。 4 芳香族モノビニル単量体とメタクリル酸エス
    テル単量体との割合が両者の合計量に対して芳香
    族モノビニル単量体20〜60重量%、メタクリル酸
    エステル単量体40〜80重量%である特許請求の範
    囲第1項記載の製造方法。 5 芳香族モノビニル単量体がスチレンであり、
    メタクリル酸エステル単量体がメタクリ酸メチル
    である特許請求の範囲第1項又は第4項記載の製
    造方法。 6 有機過酸化物を、第一の流れと第二の流れと
    をあわせて、ゴム状物質と芳香族モノビニル単量
    体及びメタクリル酸エステル単量体と溶剤との合
    計100重量部に対し0.01〜0.2重量部使用し、一部
    は必ず第一の流れに添加する特許請求の範囲第1
    項記載の製造方法。
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