JPH0554547B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0554547B2 JPH0554547B2 JP28002886A JP28002886A JPH0554547B2 JP H0554547 B2 JPH0554547 B2 JP H0554547B2 JP 28002886 A JP28002886 A JP 28002886A JP 28002886 A JP28002886 A JP 28002886A JP H0554547 B2 JPH0554547 B2 JP H0554547B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- reinforced
- strip
- mortar
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、従来の補強コンクリートには見られ
ない線形的な応力歪み特性をもつ高強度コンクリ
ートに関する。
ない線形的な応力歪み特性をもつ高強度コンクリ
ートに関する。
〔従来の技術〕
鉄筋コンクリートに代えて炭素繊維なの各種の
フアイバー類やフイラメント類をモルタルまたは
コンクリート中に分散させた補強モルタルまたは
コンクリート(FRC)が知られている。これら
は、硬化前のモルタルミツクス中またはコンクリ
ートミツクス中に繊維類を分散配合して硬化させ
たものであり、コンクリートの欠点である引張強
度や曲げ強度が低い性質をこれによつて補うこと
ができると共に、ある程度弾性的な性質を付与し
たりたわみ量も大きくすることができ、また鉄筋
コンクリートに比べて軽量であるからパネル材等
に有用な用途を有している。
フアイバー類やフイラメント類をモルタルまたは
コンクリート中に分散させた補強モルタルまたは
コンクリート(FRC)が知られている。これら
は、硬化前のモルタルミツクス中またはコンクリ
ートミツクス中に繊維類を分散配合して硬化させ
たものであり、コンクリートの欠点である引張強
度や曲げ強度が低い性質をこれによつて補うこと
ができると共に、ある程度弾性的な性質を付与し
たりたわみ量も大きくすることができ、また鉄筋
コンクリートに比べて軽量であるからパネル材等
に有用な用途を有している。
フアイバー類に代えてメツシユを使用すること
も行なわれている。例えば炭素繊維等で編んだメ
ツシユをパネル材中にその面と平行に埋設するこ
とによつて二次元的な方向の強度を増強すると共
に曲げ強度も増加させることができ、たわみ量も
大きくすることができる。
も行なわれている。例えば炭素繊維等で編んだメ
ツシユをパネル材中にその面と平行に埋設するこ
とによつて二次元的な方向の強度を増強すると共
に曲げ強度も増加させることができ、たわみ量も
大きくすることができる。
フアイバー類を分散配合した補強モルタルまた
はコンクリートではフアイバー類の均一分散に特
殊な技術を必要とする。また、短繊維の引張強度
がコンクリートの引張強度を高めるうえで有益に
作用するには、セメントミツクスとその中に各々
独立分散した短繊維との接合強度に大きく影響を
受け、この接合強度が十分でないと、意図した特
性が十分に発揮されない。
はコンクリートではフアイバー類の均一分散に特
殊な技術を必要とする。また、短繊維の引張強度
がコンクリートの引張強度を高めるうえで有益に
作用するには、セメントミツクスとその中に各々
独立分散した短繊維との接合強度に大きく影響を
受け、この接合強度が十分でないと、意図した特
性が十分に発揮されない。
メツシユを補強材とする場合には、二次元的な
方向では強度の増大が図れるがメツシユと直角方
向での引張強度の増加が期待できない。また、メ
ツシユを混練物中の特定の位置に固定して埋設す
るのに特殊な技術を必要とする。
方向では強度の増大が図れるがメツシユと直角方
向での引張強度の増加が期待できない。また、メ
ツシユを混練物中の特定の位置に固定して埋設す
るのに特殊な技術を必要とする。
従来より最も普通に行われていた鉄筋を配筋す
る場合には型枠内での煩雑な配筋作業が別途必要
である。そして、その配筋も一方向に行う場合が
多く二方向や三方向に考慮したとしても、配筋の
全ての箇所で二次元あるいは三次元方向に等しい
規則性をもつて行うことは実際上できない。この
ため、特定方位の強度の増強が図れても全方位の
強度の増強を図ることが困難である。また、鉄筋
の場合には重量が重くなるという基本的な欠点が
存在し、鉄筋コンクリート単位重量当りの鉄筋の
占める重量並びに容積は同じ引張強度を得る場合
にしても前述のフアイバー類やメツシユ類の比で
はなくなる。
る場合には型枠内での煩雑な配筋作業が別途必要
である。そして、その配筋も一方向に行う場合が
多く二方向や三方向に考慮したとしても、配筋の
全ての箇所で二次元あるいは三次元方向に等しい
規則性をもつて行うことは実際上できない。この
ため、特定方位の強度の増強が図れても全方位の
強度の増強を図ることが困難である。また、鉄筋
の場合には重量が重くなるという基本的な欠点が
存在し、鉄筋コンクリート単位重量当りの鉄筋の
占める重量並びに容積は同じ引張強度を得る場合
にしても前述のフアイバー類やメツシユ類の比で
はなくなる。
そして、従来のいずれの補強モルタルまたはコ
ンクリートでも、応力ひずみ曲線においてコンク
リートの特徴であるとされる非線形的な特性はこ
れを直線的な特性にまで改善することはできなか
つた。
ンクリートでも、応力ひずみ曲線においてコンク
リートの特徴であるとされる非線形的な特性はこ
れを直線的な特性にまで改善することはできなか
つた。
本発明はこのような問題の解決を目的としたも
のである。
のである。
本発明は、縦条、第一横条および第二横条から
なる立体格子組み構造体であつて、縦条と、第一
横条および/または第二横条とを互いにクロスさ
せると共にそのクロス点を互いに固着することに
よつてその固着したクロス点が三次元方向に規則
性をもつて広がつている自己支持性の立体格子組
み構造体を、補強材料とした補強モルタルまたは
補強コンクリートを提供するものである。
なる立体格子組み構造体であつて、縦条と、第一
横条および/または第二横条とを互いにクロスさ
せると共にそのクロス点を互いに固着することに
よつてその固着したクロス点が三次元方向に規則
性をもつて広がつている自己支持性の立体格子組
み構造体を、補強材料とした補強モルタルまたは
補強コンクリートを提供するものである。
ここで、縦条、第一横条および第二横条は繊維
束からなるものを使用することができ、そのさい
クロス点は編み目(結び目)とするか、あるいは
そのクロス点を接着して固着することが必要であ
る。本発明に従う立体格子組み構造体はそれ自身
で(モルタルまたはコンクリートに埋設される前
に)その立体形状を保持することができるに十分
な自己支持立体強度を有するものであり、このた
めに、各条は十分な自己保持強度を持つものを使
用すると共に各クロス点が固着されることが必要
である。立体構造体の全体の外観としては、バー
形状を有するものが特に好ましい。しかし、全体
の外観がどのようなものであるとしても、互いに
固着しているクロス点が三次元方向に規則性をも
つて配列することが必要である。最も代表的なク
ロス点の配列は、構造体全体の外観がどのような
ものであろうとも、8個のクロス点で単位立方体
格子を形成し、この単位立方体格子が互いに三方
向に連接した構造のものである。
束からなるものを使用することができ、そのさい
クロス点は編み目(結び目)とするか、あるいは
そのクロス点を接着して固着することが必要であ
る。本発明に従う立体格子組み構造体はそれ自身
で(モルタルまたはコンクリートに埋設される前
に)その立体形状を保持することができるに十分
な自己支持立体強度を有するものであり、このた
めに、各条は十分な自己保持強度を持つものを使
用すると共に各クロス点が固着されることが必要
である。立体構造体の全体の外観としては、バー
形状を有するものが特に好ましい。しかし、全体
の外観がどのようなものであるとしても、互いに
固着しているクロス点が三次元方向に規則性をも
つて配列することが必要である。最も代表的なク
ロス点の配列は、構造体全体の外観がどのような
ものであろうとも、8個のクロス点で単位立方体
格子を形成し、この単位立方体格子が互いに三方
向に連接した構造のものである。
以下に図面に従つて本発明の補強モルタルまた
はコンクリートの構造を具体的に説明する。以下
の実施例の説明において、モルタルおよびコンク
リートの両者を含めた意味をコンクリートと総称
することにする。
はコンクリートの構造を具体的に説明する。以下
の実施例の説明において、モルタルおよびコンク
リートの両者を含めた意味をコンクリートと総称
することにする。
第1図は、本発明に従う立体構造体の骨組み構
造の例を示したものであり、第2図は第1図のク
ロス点の一つを拡大して示したものである。第1
〜第2図において、1は縦条、2は第一横条、3
は第二横条を示し、これら三方向の条がクロスす
る点がクロス点4である。第1図は全体の外観が
バー形状である立方体格子構造の一部を示してい
る。図示のバー形状の立方体格子構造は、3つの
条が互いに直交する例を示している。バーの軸に
沿う方向の条を縦条1、バー軸と直角方向の条を
第一横条2、そしてバー軸と直角方向で且つ第一
横条2と直交する条を第二横条3と名づける。
造の例を示したものであり、第2図は第1図のク
ロス点の一つを拡大して示したものである。第1
〜第2図において、1は縦条、2は第一横条、3
は第二横条を示し、これら三方向の条がクロスす
る点がクロス点4である。第1図は全体の外観が
バー形状である立方体格子構造の一部を示してい
る。図示のバー形状の立方体格子構造は、3つの
条が互いに直交する例を示している。バーの軸に
沿う方向の条を縦条1、バー軸と直角方向の条を
第一横条2、そしてバー軸と直角方向で且つ第一
横条2と直交する条を第二横条3と名づける。
第1図の例では、16本の縦条1が互いに平行に
配列され、この縦条1を直角に横切る面内に四本
の第一横条2と四本の第二横条3が互いに直交す
ると同時に各縦条1とも交わるように等間隔で配
列されている。これによつて、縦条1を直角に横
切る一つの面内には合計16個のクロス点4が出来
るが、縦条1を直角に横切る面が等間隔でバーの
軸方向に連接されていることから、クロス点4は
三次元方向に一定の間隔を開けて規則的に配列さ
れる。クロス点4はバーの外側に面する点では第
一横条2に第二横条3の先端が、或いは第二横条
3に第一横条2の先端が交わり、バーの内部では
第一横条2と第二横条3とが線の途中で交わるこ
とになるが、いずれにしても各クロス点4は縦条
1、第一横条2および第二横条3の三本が交わる
ことには変わりはない。
配列され、この縦条1を直角に横切る面内に四本
の第一横条2と四本の第二横条3が互いに直交す
ると同時に各縦条1とも交わるように等間隔で配
列されている。これによつて、縦条1を直角に横
切る一つの面内には合計16個のクロス点4が出来
るが、縦条1を直角に横切る面が等間隔でバーの
軸方向に連接されていることから、クロス点4は
三次元方向に一定の間隔を開けて規則的に配列さ
れる。クロス点4はバーの外側に面する点では第
一横条2に第二横条3の先端が、或いは第二横条
3に第一横条2の先端が交わり、バーの内部では
第一横条2と第二横条3とが線の途中で交わるこ
とになるが、いずれにしても各クロス点4は縦条
1、第一横条2および第二横条3の三本が交わる
ことには変わりはない。
本発明にしたがう立方体格子構造は縦条1と第
一横条2および第二横条3とが交わる各クロス点
4は互いに固着されていなければならない。この
固着は接着であつてもよいが、最も好ましくは結
び目(編み目)であるのがよい。各3条が繊維束
である場合には、かような立方体構造は立体編物
として構成することができる。繊維束の場合に、
各3条が自重でたわむような柔軟なものではなく
自己支持できるような或る程度の剛性をもつもの
である必要がある。炭素繊維やアラミド繊維から
なる繊維束はこの要求を十分に満たす。その他の
合成繊維であつても、その繊維束を樹脂コートす
るとかセメントペーストで被覆するとかの表面処
理を施すと自己支持できるような十分な剛体に形
成することが可能である。かような剛性をもつ条
を各クロス点4で固着することにより、形成され
る立方体構造は他からの支えがなくてもそれ自身
でその立方体構造を保持するものとなる。
一横条2および第二横条3とが交わる各クロス点
4は互いに固着されていなければならない。この
固着は接着であつてもよいが、最も好ましくは結
び目(編み目)であるのがよい。各3条が繊維束
である場合には、かような立方体構造は立体編物
として構成することができる。繊維束の場合に、
各3条が自重でたわむような柔軟なものではなく
自己支持できるような或る程度の剛性をもつもの
である必要がある。炭素繊維やアラミド繊維から
なる繊維束はこの要求を十分に満たす。その他の
合成繊維であつても、その繊維束を樹脂コートす
るとかセメントペーストで被覆するとかの表面処
理を施すと自己支持できるような十分な剛体に形
成することが可能である。かような剛性をもつ条
を各クロス点4で固着することにより、形成され
る立方体構造は他からの支えがなくてもそれ自身
でその立方体構造を保持するものとなる。
第3図は、縦条1と、第一横条2または第二横
条3とが、交互にクロスする場合の例を示してい
る。この場合には、例えば第4図に図解するよう
に一本の或る縦条1に着目すると、この縦条1に
第一横条2がクロスするクロス点4aと、縦条1
に第二横条3がクロスするクロス点4bとが交互
に現れる。従つて、クロス点においては第一横条
2または第二横条3と縦条1とが二点交差するこ
とになるが、全体としては、クロス点を互いに固
着することによつてその固着したクロス点が三次
元方向に規則性をもつて広がつた立体格子組み構
造体を形成する。この場合にも第1〜2図の場合
と同様に、炭素繊維やアラミド繊維等からなる繊
維束の立体織物としてクロス点を樹脂で固着させ
ることによつて自己支持できるような十分な剛体
に形成することができる。
条3とが、交互にクロスする場合の例を示してい
る。この場合には、例えば第4図に図解するよう
に一本の或る縦条1に着目すると、この縦条1に
第一横条2がクロスするクロス点4aと、縦条1
に第二横条3がクロスするクロス点4bとが交互
に現れる。従つて、クロス点においては第一横条
2または第二横条3と縦条1とが二点交差するこ
とになるが、全体としては、クロス点を互いに固
着することによつてその固着したクロス点が三次
元方向に規則性をもつて広がつた立体格子組み構
造体を形成する。この場合にも第1〜2図の場合
と同様に、炭素繊維やアラミド繊維等からなる繊
維束の立体織物としてクロス点を樹脂で固着させ
ることによつて自己支持できるような十分な剛体
に形成することができる。
いずれにしても、各条が互いに固着されたクロ
ス点4がバーの軸方向に規則正しく配列すると共
に、軸と直角な面内において左右に規則正しく配
列され、クロス点4によつて形成される単位立方
格子が互いに連接した関係になつている。より具
体的には、バーと直角方向の面で見たときに隣合
う単位立方格子の集合が形成され、この集合体が
バーの軸方向に積み重なつたような関係になつて
いる。立方体構造物の各格子の大きさ、つまり隣
接するクロス点4間の距離はコンクリート構造物
の厚みや幅によつても適宜定められるが、モルタ
ルの場合には3〜30mm程度、コンクリートの場合
には5〜50mm程度であるのがよい。なお、クロス
点4間の距離は三方向が共に同一である必要はな
く相互に異なつていてもよい。また必ずしも各条
が90゜の角度をもつて交わつていなくてもよく、
3方向に90゜以外の角度をもつていてもよい。こ
のような自己支持性の立体格子組み構造体、特に
立体編物をコンクリートの補強材料とした例はこ
れまでに見当たらない。
ス点4がバーの軸方向に規則正しく配列すると共
に、軸と直角な面内において左右に規則正しく配
列され、クロス点4によつて形成される単位立方
格子が互いに連接した関係になつている。より具
体的には、バーと直角方向の面で見たときに隣合
う単位立方格子の集合が形成され、この集合体が
バーの軸方向に積み重なつたような関係になつて
いる。立方体構造物の各格子の大きさ、つまり隣
接するクロス点4間の距離はコンクリート構造物
の厚みや幅によつても適宜定められるが、モルタ
ルの場合には3〜30mm程度、コンクリートの場合
には5〜50mm程度であるのがよい。なお、クロス
点4間の距離は三方向が共に同一である必要はな
く相互に異なつていてもよい。また必ずしも各条
が90゜の角度をもつて交わつていなくてもよく、
3方向に90゜以外の角度をもつていてもよい。こ
のような自己支持性の立体格子組み構造体、特に
立体編物をコンクリートの補強材料とした例はこ
れまでに見当たらない。
第5図は、第1図に示したようなバー形状の立
方体構造物5をその軸をコンクリート柱6の軸に
沿つてコンクリート中に埋設した例を示す。すな
わち、コンクリート柱6の長さに相当するかこれ
よりやや短い長さまたはやや長い長さをもつバー
形状の立方体構造物5をコンクリート柱6の軸芯
に沿つて埋設したものである。立方体構造物5の
各格子内空隙内にもコンクリートは一様に充填さ
れており、この関係は以後の例でも同様である。
方体構造物5をその軸をコンクリート柱6の軸に
沿つてコンクリート中に埋設した例を示す。すな
わち、コンクリート柱6の長さに相当するかこれ
よりやや短い長さまたはやや長い長さをもつバー
形状の立方体構造物5をコンクリート柱6の軸芯
に沿つて埋設したものである。立方体構造物5の
各格子内空隙内にもコンクリートは一様に充填さ
れており、この関係は以後の例でも同様である。
第6図は、コンクリートパネル7内に本発明に
従うバー形状の立方体構造物5の複数本を補強材
として埋設した例を示している。また、第7図は
コンクリートパネル7内に本発明に従う立方体構
造物5を埋設する場合の立方体構造物5の配置の
一例を示している。
従うバー形状の立方体構造物5の複数本を補強材
として埋設した例を示している。また、第7図は
コンクリートパネル7内に本発明に従う立方体構
造物5を埋設する場合の立方体構造物5の配置の
一例を示している。
第8図は、コンクリート梁8内に本発明に従う
バー形状の立方体構造物5を梁の長手方向に沿つ
て複数本埋設した例を示している。第9図は、第
8図のように複数本の立方体構造物5を平行にし
てコンクリート中に埋設する場合に、各立方体構
造物5を互いに接合する例を示したものである。
図示の例では、バー形状の4本の立方体構造物5
を平行に配置する場合において、各バー同士をバ
ーと直角方向の多数本の条9で連結した例を示し
ている。この連結条9を各バーのクロス点で連結
するようにすれば強い接合強度をもつて互いに所
定位置に固定することができる。
バー形状の立方体構造物5を梁の長手方向に沿つ
て複数本埋設した例を示している。第9図は、第
8図のように複数本の立方体構造物5を平行にし
てコンクリート中に埋設する場合に、各立方体構
造物5を互いに接合する例を示したものである。
図示の例では、バー形状の4本の立方体構造物5
を平行に配置する場合において、各バー同士をバ
ーと直角方向の多数本の条9で連結した例を示し
ている。この連結条9を各バーのクロス点で連結
するようにすれば強い接合強度をもつて互いに所
定位置に固定することができる。
第10図は、径の異なるバー形状の立方体構造
物5を用いたコンクリート梁8の例を示す。梁の
断面形状に応じてどのような径の立方体構造物5
を用いるかは適宜選定すればよいが、径の大小に
応じて立方体構造物5の単位格子の大きさも色々
選定することができる。その場合、コンクリート
中の立方体構造物5が占める容積を基準として必
要強度を発現するように選定すればよい。
物5を用いたコンクリート梁8の例を示す。梁の
断面形状に応じてどのような径の立方体構造物5
を用いるかは適宜選定すればよいが、径の大小に
応じて立方体構造物5の単位格子の大きさも色々
選定することができる。その場合、コンクリート
中の立方体構造物5が占める容積を基準として必
要強度を発現するように選定すればよい。
第5図〜第10図のようにコンクリート中に立
方体構造物を埋設する場合に、その一部をコンク
リートから突出させておけば、その突出部をコン
クリートジヨイントとして利用することができ
る。このように形成したジヨイントは通常のボル
トの場合に比べても強度や作業性において優れた
威力を発揮する。なお、本発明の実施にさいして
マトリツクスのモルタルまたはコンクリートとし
て、炭素繊維やアラミド繊維を分散配合した繊維
強化モルタルまたは繊維強化コンクリートを使用
することもできる。
方体構造物を埋設する場合に、その一部をコンク
リートから突出させておけば、その突出部をコン
クリートジヨイントとして利用することができ
る。このように形成したジヨイントは通常のボル
トの場合に比べても強度や作業性において優れた
威力を発揮する。なお、本発明の実施にさいして
マトリツクスのモルタルまたはコンクリートとし
て、炭素繊維やアラミド繊維を分散配合した繊維
強化モルタルまたは繊維強化コンクリートを使用
することもできる。
本発明による補強モルタルまたは補強コンクリ
ートは、従来の補強コンクリートには見られない
線型的な応力歪み特性を示す。第11図にその試
験結果の代表例を示した。試験概要は次のとおり
である。
ートは、従来の補強コンクリートには見られない
線型的な応力歪み特性を示す。第11図にその試
験結果の代表例を示した。試験概要は次のとおり
である。
マトリツクス
セメント:早強セメント
混和材:減水剤
骨材:川砂
W/C:45.0%
S/C:2.20
補強材
炭素繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維、ステ
ンレス繊維を束ねることによつて形成した直径が
約2mmの繊維束を、クロス点間隔が平均で15mmと
なるように立体的に編むことによつて、縦条、第
一横条および第二横条を互いにクロス点で編み目
を作つて第1図のようなバー形状の立方体構造物
を形成し、各々の立方体構造物をマトリツクス中
にいずれも容積比(Vf)=1.0%となるように埋設
した。
ンレス繊維を束ねることによつて形成した直径が
約2mmの繊維束を、クロス点間隔が平均で15mmと
なるように立体的に編むことによつて、縦条、第
一横条および第二横条を互いにクロス点で編み目
を作つて第1図のようなバー形状の立方体構造物
を形成し、各々の立方体構造物をマトリツクス中
にいずれも容積比(Vf)=1.0%となるように埋設
した。
供試体寸法
幅75×高さ75×長さ1000mm
試験に供した供試体の材令
材令;28日
試験条件
スパン:900mm
剪断スパン比:4
第11図は前記試験結果を示したものである
が、従来のコンクリートには見られない直線的な
応力歪み特性が得られた。
が、従来のコンクリートには見られない直線的な
応力歪み特性が得られた。
第11図において、曲線aはPAN系炭素繊維
束からなる立方体構造物を、曲線bはアラミド繊
維束からなる立方体構造物を、曲線cはビニロン
繊維束からなる立方体構造物を、そして曲線dは
ステンレス繊維束からなる立方体構造物を、マト
リツクス中にいずれも容積比(Vf)=1.0%となる
ように設置したものであり、曲線eは対照例とし
てマトリツクスだけのものである。試験条件はい
ずれも前記の同じ条件である。
束からなる立方体構造物を、曲線bはアラミド繊
維束からなる立方体構造物を、曲線cはビニロン
繊維束からなる立方体構造物を、そして曲線dは
ステンレス繊維束からなる立方体構造物を、マト
リツクス中にいずれも容積比(Vf)=1.0%となる
ように設置したものであり、曲線eは対照例とし
てマトリツクスだけのものである。試験条件はい
ずれも前記の同じ条件である。
第11図の例えば曲線aやbのような特性値
は、従来のこれまでのコンクリートは全く見られ
なかつたものであり、本発明によると新規な材料
特性を示すコンクリートが得られることがわか
る。
は、従来のこれまでのコンクリートは全く見られ
なかつたものであり、本発明によると新規な材料
特性を示すコンクリートが得られることがわか
る。
第12図は、繊維長さ6mm、繊維直径18μmの
ピツチ系炭素短繊維をモルタル中に容積比で2.25
%分散混入した短繊維補強モルタルをマトリツク
スとして使用し、第11図の場合と同じ各立方体
構造物を容積比(Vf)=1.0%となるように埋設し
た例を示したものである。試験条件は第11図と
同じである。そのさい、短繊維補強モルタルは
W/C;73.7%、S/C;0.43とし、骨材には硅
砂、シラスバルーンを使用した。第12図の結果
は、第11図よりもさらに滑らかな理想的な曲線
が得られたことを示している。
ピツチ系炭素短繊維をモルタル中に容積比で2.25
%分散混入した短繊維補強モルタルをマトリツク
スとして使用し、第11図の場合と同じ各立方体
構造物を容積比(Vf)=1.0%となるように埋設し
た例を示したものである。試験条件は第11図と
同じである。そのさい、短繊維補強モルタルは
W/C;73.7%、S/C;0.43とし、骨材には硅
砂、シラスバルーンを使用した。第12図の結果
は、第11図よりもさらに滑らかな理想的な曲線
が得られたことを示している。
このように、本発明によると低い補強材使用量
で従来にない強度特性をもつ新規な補強コンクリ
ートが得られる。そして、本発明の補強コンクリ
ートは立方体構造物が自己支持性であることから
型枠内に安定して設置できるもので現場打ちが可
能であると共に、補強材としての立方体構造物が
極めて軽量であるから、配筋作業が非常に簡単に
できるという優れた効果を発揮する。
で従来にない強度特性をもつ新規な補強コンクリ
ートが得られる。そして、本発明の補強コンクリ
ートは立方体構造物が自己支持性であることから
型枠内に安定して設置できるもので現場打ちが可
能であると共に、補強材としての立方体構造物が
極めて軽量であるから、配筋作業が非常に簡単に
できるという優れた効果を発揮する。
第1図は本発明に従う立体格子組み構造体の原
理例を示す斜視図、第2図は第1図のクロス点部
分の拡大図、第3図は本発明に従う立体格子組み
構造体の他の原理例を示す斜視図、第4図は第3
図のクロス点部分の拡大図、第5図は本発明に従
う立方体構造物をコンクリート柱中に埋設した状
態を示す透視斜視図、第6図は本発明に従う立方
体構造物をコンクリートパネル中に埋設した状態
を示す切欠き斜視図、第7図は本発明に従う立方
体構造物をコンクリートパネル中に埋設するさい
の配置例を示す平面図、第8図は本発明従う立方
体構造物をコンクリート梁中に埋設した状態の一
例を示す切欠き斜視図、第9図は複数の立方体構
造物を平行してコンクリート中に配置する場合の
相互の連結態様を示す部分斜視図、第10図は本
発明従う立方体構造物をコンクリート梁中に埋設
した状態の他の例を示す切欠き斜視図、第11図
は本発明に従う補強コンクリートの荷重−たわみ
曲線図、第12図は本発明に従う他の補強コンク
リートの荷重−たわみ曲線図である。 1……縦条、2……第一横条、3……第二横
条、4……クロス点、5……立方体構造物、6…
…コンクリート柱、7……コンクリートパネル、
8……コンクリート梁。
理例を示す斜視図、第2図は第1図のクロス点部
分の拡大図、第3図は本発明に従う立体格子組み
構造体の他の原理例を示す斜視図、第4図は第3
図のクロス点部分の拡大図、第5図は本発明に従
う立方体構造物をコンクリート柱中に埋設した状
態を示す透視斜視図、第6図は本発明に従う立方
体構造物をコンクリートパネル中に埋設した状態
を示す切欠き斜視図、第7図は本発明に従う立方
体構造物をコンクリートパネル中に埋設するさい
の配置例を示す平面図、第8図は本発明従う立方
体構造物をコンクリート梁中に埋設した状態の一
例を示す切欠き斜視図、第9図は複数の立方体構
造物を平行してコンクリート中に配置する場合の
相互の連結態様を示す部分斜視図、第10図は本
発明従う立方体構造物をコンクリート梁中に埋設
した状態の他の例を示す切欠き斜視図、第11図
は本発明に従う補強コンクリートの荷重−たわみ
曲線図、第12図は本発明に従う他の補強コンク
リートの荷重−たわみ曲線図である。 1……縦条、2……第一横条、3……第二横
条、4……クロス点、5……立方体構造物、6…
…コンクリート柱、7……コンクリートパネル、
8……コンクリート梁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 繊維束の縦条、繊維束の第一横条および繊維
束の第二横条からなる立体格子組み構造体であつ
て、縦条と、第一横条および/または第二横条と
を互いにクロスさせると共にそのクロス点を互い
に固着することによつてその固着したクロス点が
三次元方向に規則性をもつて広がつており、8個
のクロス点で形成される単位立方格子が三方向に
連接している自己支持性の立体格子組み構造体
を、補強材料とした補強モルタルまたは補強コン
クリート。 2 クロス点は編み目である特許請求の範囲第1
項記載の補強モルタルまたは補強コンクリート。 3 立体格子組み構造体は全体としてバー形状を
有する特許請求の範囲第1項または第2項記載の
補強モルタルまたは補強コンクリート。 4 モルタルまたはコンクリートは繊維強化モル
タルまたは繊維強化コンクリートである特許請求
の範囲第1項、第2項または第3項記載の補強モ
ルタルまたは補強コンクリート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28002886A JPS63134741A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 補強モルタルまたは補強コンクリ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28002886A JPS63134741A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 補強モルタルまたは補強コンクリ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63134741A JPS63134741A (ja) | 1988-06-07 |
| JPH0554547B2 true JPH0554547B2 (ja) | 1993-08-12 |
Family
ID=17619291
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28002886A Granted JPS63134741A (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 補強モルタルまたは補強コンクリ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63134741A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0363548U (ja) * | 1989-10-17 | 1991-06-20 |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP28002886A patent/JPS63134741A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63134741A (ja) | 1988-06-07 |
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