JPH0554842U - 電子制御式液体封入ブッシュ - Google Patents

電子制御式液体封入ブッシュ

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JPH0554842U
JPH0554842U JP10752491U JP10752491U JPH0554842U JP H0554842 U JPH0554842 U JP H0554842U JP 10752491 U JP10752491 U JP 10752491U JP 10752491 U JP10752491 U JP 10752491U JP H0554842 U JPH0554842 U JP H0554842U
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JP
Japan
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liquid
liquid chamber
filled bush
electronically controlled
vibration
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JP10752491U
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English (en)
Inventor
二又久夫
Original Assignee
エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低周波領域における振動減衰効果が十分に得
られ、しかも耐久性を損なうことなく中、高周波領域の
入力振動に対しても十分低い動バネ定数が得られて振動
吸収効果の高い電子制御式液体封入ブッシュを提供す
る。 【構成】 振動入力部材である内筒3が弾性ゴム部材4
を介して外筒2内に弾持され、この外筒2と弾性ゴム部
材4との間にオリフィス8を介して相互に連通された容
積変化可能な2つの液体室5、6が形成される液体封入
ブッシュであって、前記外筒2には制御ユニットの制御
により作動して前記液体室5、6の圧力上昇をキャンセ
ルするように液体室5、6の容積を変化させるアクチュ
エータ9を付設した電子制御式液体封入ブッシュ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のエンジンマウントやサスペンションブッシュなどに使用さ れる電子制御式液体封入ブッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンマウントやサスペンションブッシュなどに使用されるものと して、従来、特公平3−30736号公報に記載のような液体封入ブッシュが知 られている。この液体封入ブッシュ21は、図8及び図9に示すように、振動入 力部材である内筒22が弾性ゴム部材23を介して外筒24内に弾持され、この 外筒24と弾性ゴム部材23との間にオリフィス25を介して相互に連通された 容積変化可能な2つの液体室26、27が形成されたもので、弾性ゴム部材23 の弾性及び液体室26、27の拡張弾性により入力振動を吸収し、オリフィス2 5の液柱共振作用により入力振動を減衰するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来例の液体封入ブッシュ21は、入力振動が20Hz以上の 小振幅の中、高周波領域の場合、オリフィス25内の液柱慣性が大きくなり、2 つの液体室26、27間の液体移動がストップして入力振動による液体室26、 27の圧力変化が液体室26、27を仕切るゴム側壁26a、27aに直接作用 するようになる。
【0004】 ここで、前記ゴム側壁26a、27aの厚さが厚いと、その拡張弾性が小さく なって全体としての動バネ定数が大きくなり、振動吸収効果が低下するので、ゴ ム側壁26a、27aの厚さは薄くして動バネ定数を低くする必要がある。しか し、そうするとゴム側壁26a、27aの耐久性が低下するので、ゴム側壁26 a、27aを薄くして動バネ定数を低くするにも限界がある。従って、従来例に おいては中、高周波領域の入力振動に対して十分低い動バネ定数が得られず、振 動吸収効果が不十分であった。
【0005】 そこで本考案は、低周波領域における振動減衰効果が十分に得られ、しかも耐 久性を損なうことなく中、高周波領域の入力振動に対しても十分低い動バネ定数 が得られて振動吸収効果の高い電子制御式液体封入ブッシュを提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的のため本考案による電子制御式液体封入ブッシュは、振動入力部材で ある内筒が弾性ゴム部材を介して外筒内に弾持され、この外筒と弾性ゴム部材と の間にオリフィスを介して相互に連通された容積変化可能な2つの液体室が形成 される液体封入ブッシュであって、上記外筒には制御ユニットの制御により作動 して上記液体室の圧力上昇をキャンセルするように液体室の容積を変化させるア クチュエータを付設したことを手段としている。
【0007】 また、前記アクチュエータは、液体室を仕切る金属製ダイアフラムを変位させ る電磁石で構成したことを手段としている。
【0008】
【作用】
このような手段を採用した本考案による電子制御式液体封入ブッシュは、内筒 に振動が入力すると、この振動が弾性ゴム部材を介して液体室に入力し、弾性ゴ ム部材の弾性と液体室の容積変化による拡張弾性とで吸収される。
【0009】 ここで、入力振動が大振幅の低周波領域の場合には、一方の液体室で吸収しき れない容積変化量がオリフィスを介して他方の液体室に伝達され、その際、オリ フィスの液柱共振作用により十分な振動減衰効果が得られる。
【0010】 また、入力振動が小振幅の中、高周波領域の場合には、オリフィスの液柱慣性 が大きくなって両液体室間の液体移動がストップするが、その際、アクチュエー タが液体室の圧力上昇をキャンセルするように液体室の容積を変化させるので、 液体室の拡張弾性が増大する。従って、十分低い動バネ定数が得られて高い振動 吸収効果が得られる。
【0011】 液体室の拡張弾性は、液体室を仕切る弾性ゴム部材の厚さを薄くすることなく 増大できるので、耐久性を損なうことがない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。 図1及び図2は、本考案の第1実施例による電子制御式液体封入ブッシュ1を 示している。この電子制御式液体封入ブッシュ1は、外筒2内の略中心部に振動 入力部材である内筒3が配置されたもので、この内筒3は弾性ゴム部材4にモー ルディングされてその支持部4a、4aを介して外筒2に連結されている。ここ で上記弾性ゴム部材4の支持部4a、4aは、内筒3から左右に斜め上方に延び て外筒2の内壁に連結する厚肉の翼状であり、この支持部4a、4aを介して内 筒3は上下方向に弾性的に支持されている。
【0013】 また、前記支持部4a、4aの上方に位置して外筒2との間に液体が封入され る第1液体室5を区画形成するように、前記弾性ゴム部材4には外筒2の両端部 内壁に連結する前後一対の側壁部4b、4bが一体形成されている。同様に、前 記支持部4a、4aの下方に位置して外筒2との間に液体が封入される第2液体 室6を区画形成するように、前記弾性ゴム部材4には外筒2の両端部内壁に連結 する前後一対の側壁部4c、4cが一体形成されている。そして弾性ゴム部材4 内にアウタリング7を埋設することで、前記第1液室5と第2液室6とを連通す るオリフィス8が形成されている。なお、前記弾性ゴム部材4には外筒2の内壁 に当接することで過大な振動入力を規制するストッパ4dが一体形成されている 。
【0014】 ここで、前記第1液体室5の外周に対応した外筒2の内面には凹部2aが形成 され、そこにアクチュエータ9が収容されている。このアクチュエータ9は後述 の制御ユニットからの信号で電流制御されるマグネットコイル9aと永久磁石9 bとで構成されたものである。そしてこのアクチュエータ9に対面する第1液体 室5の外周部分は、永久磁石9bに吸着される金属製ダイアフラム10で構成さ れ、この金属製ダイアフラム10がマグネットコイル9aの電流制御に応じて振 動することで第1液体室5の容積が変化するようになっている。
【0015】 次に、このように構成された第1実施例の電子制御式液体封入ブッシュ1につ いて、その作用を説明する。 この電子制御式液体封入ブッシュ1は、例えば車両のエンジンマウントとして 使用されるもので、この場合、図3に示すように車体フレームに固定されるブラ ケット11に外筒2が固定され、エンジン12側の支持部材12aに内筒3が連 結されることで、エンジン12が弾性ゴム部材4により弾性的にフローティング 支持される。そして上記エンジン12及びブラケット11にはそれぞれ振動検出 用の加速度センサ13、14が固定され、両加速度センサ13、14の検出信号 はシグナルアンプ15を介して制御ユニットであるコンピュータ16に入力し、 このコンピュータ16の制御信号に応じて前記電子制御式液体封入ブッシュ1の アクチュエータ9が電流制御されるように回路構成される。
【0016】 このような電子制御式液体封入ブッシュ1を設置した車両においては、エンジ ン12の運転によりその振動が内筒3に入力すると、弾性ゴム部材4が上下方向 に弾性変形し、第1液体室5及び第2液体室6がそれぞれ側壁部4b、4b、4 c、4cの拡張弾性をもって容積変化することで、エンジン12の振動が吸収さ れる。
【0017】 ここで、内筒3への入力振動が大振幅の低周波領域の場合には、例えば第1液 体室5で吸収しきれない容積変化量がオリフィス8を介して第2液体室6に伝達 され、同様に第2液体室6で吸収しきれない容積変化量がオリフィス8を介して 第1液体室5に伝達される。そしてその際、オリフィス8の液柱共振作用により 入力振動が十分に減衰される。図4はこの振動減衰効果を従来例と比較したもの であり、10Hz付近の入力振動に対して、第1実施例(実線)では従来のゴム ブッシュ(一点鎖線)より極めて大きく、従来の液体封入ブッシュ(破線)と略 同等の減衰率が得られる。
【0018】 一方、内筒3への入力振動が小振幅の中、高周波領域の場合には、オリフィス 8の液柱慣性が大きくなって両液体室5、6間の液体移動がストップする。しか しこの場合、コンピュータ16によりアクチュエータ9のマグネットコイル9a が電流制御されて金属製ダイアフラム10が振動し、第1液体室5の容積を変化 させる。
【0019】 ここで、前記コンピュータ16は、加速度センサ13、14の検出信号に基づ き、加速度センサ14の検出信号が最少値に収束するようにマグネットコイル9 aの電流を逐一制御する。即ち第1液体室5の圧力上昇がキャンセルされて第1 液体室5の拡張弾性が増大し、電子制御式液体封入ブッシュ1の全体としての動 バネ定数が低下するように、コンピュータ16はマグネットコイル9aの電流を 制御して金属製ダイアフラム10の振動を入力振動に同期して逐一制御する。例 えば入力振動による第1液体室5の容積変化△VA とアクチュエータ9の作動に 基づく第1液体室5の容積変化△VB が等しい場合、第1液体室5の圧力変化は 0となり、弾性ゴム部材4の支持部4a、4aが主として振動を吸収する。従っ て、入力振動の中、高周波領域において、図5に示すように第1実施例(実線) では従来のゴムブッシュ(一点鎖線)や液体封入ブッシュ(破線)に較べて極め て低い動バネ定数が得られ、高い振動吸収効果が得られる。なお、△VB >△V A の場合、第1液体室5の内部圧力が減少することから、弾性ゴム部材4の支持 部4a、4aの動バネ定数自体も低下することができ、動バネ定数を0にするこ とも可能である。
【0020】 図6及び図7は本考案の第2実施例を示している。この第2実施例による電子 制御式液体封入ブッシュ19は、前記電子制御式液体封入ブッシュ1におけるア クチュエータ9及び金属製ダイアフラム10を第2液体室6にも対応して設けた もので、それ以外の構成部分は第1実施例と略同様であるから同一符号を付して 詳細な説明は省略する。
【0021】 この第2実施例による電子制御式液体封入ブッシュ19は、コンピュータ16 によりアクチュエータ9、9を介して第1液体室5及び第2液体室6の容積変化 がいずれも入力振動に応じて圧力上昇をキャンセルするように制御されるのであ り、第1実施例の電子制御式液体封入ブッシュ1よりも動バネ定数の低下がより 期待でき、より優れた振動吸収効果が期待できる。
【0022】 なお、前記第1実施例及び第2実施例においては、第1液体室5、又は第1液 体室5及び第2液体室6の拡張弾性を、側壁部4b、4b、4c、4cの厚さを 薄くすることなく増大できるので、耐久性を損なうことがない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したとおり本考案によれば、内筒に振動が入力すると、この振動が弾 性ゴム部材を介して液体室に入力し、弾性ゴム部材の弾性と液体室の容積変化に よる拡張弾性とで吸収される。
【0024】 ここで、入力振動が大振幅の低周波領域の場合には、一方の液体室で吸収しき れない容積変化量がオリフィスを介して他方の液体室に伝達され、その際、オリ フィスの液柱共振作用により十分な振動減衰効果が得られる。
【0025】 また、入力振動が小振幅の中、高周波領域の場合には、オリフィスの液柱慣性 が大きくなって両液体室間の液体移動がストップするが、その際、アクチュエー タが液体室の圧力上昇をキャンセルするように液体室の容積を変化させるので、 液体室の拡張弾性が増大する。従って、十分低い動バネ定数が得られて高い振動 吸収効果が得られる。
【0026】 液体室の拡張弾性は、液体室を仕切る弾性ゴム部材の厚さを薄くすることなく 増大できるので、耐久性を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電子制御式液体封入ブッシュの第
1実施例の構造を示す縦断面図である。
【図2】同、第1実施例の構造を示す横断面図である。
【図3】同、第1実施例の使用状態説明図である。
【図4】第1実施例と従来例とを比較して示す低周波領
域での減衰率の変化特性グラフである。
【図5】第1実施例と従来例とを比較して示す中、高周
波領域での動バネ定数の変化特性グラフである。
【図6】本考案による電子制御式液体封入ブッシュの第
2実施例の構造を示す縦断面図である。
【図7】同、第2実施例の構造を示す横断面図である。
【図8】液体封入ブッシュの従来例の構造を示す縦断面
図である。
【図9】同、従来例の構造を示す横断面図である。
【符号の説明】
1……電子制御式液体封入ブッシュ 2、24……外筒 2a……凹部 3、22……内筒 4、23……弾性ゴム部材 4a……支持部 4b、4c……側壁部 4d……ストッパ、 5……第1液体室 6……第2液体室 7……アウタリング 8、25……オリフィス 9……アクチュエータ 9a……マグネットコイル 9b……永久磁石 10……金属製ダイアフラム 11……ブラケット 12……エンジン 12a……支持部材 13、14……加速度センサ 15……シグナルアンプ 16……コンピュータ 19……電子制御式液体封入ブッシュ 21……液体封入ブッシュ 26、27……液体室

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動入力部材である内筒(3)が弾性ゴ
    ム部材(4)を介して外筒(2)内に弾持され、この外
    筒(2)と弾性ゴム部材(4)との間にオリフィス
    (8)を介して相互に連通された容積変化可能な2つの
    液体室(5、6)が形成される液体封入ブッシュであっ
    て、上記外筒2には制御ユニットの制御により作動して
    上記液体室(5、6)の圧力上昇をキャンセルするよう
    に液体室(5、6)の容積を変化させるアクチュエータ
    (9)を付設したことを特徴とする電子制御式液体封入
    ブッシュ。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエータ(9)は、液体室
    (5、6)を仕切る金属製ダイアフラム(10)を変位
    させる電磁石(9a、9b)で構成したことを特徴とす
    る電子制御式液体封入ブッシュ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS608540A (ja) * 1983-06-27 1985-01-17 Nissan Motor Co Ltd 防振装置
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