JPH0555509B2 - - Google Patents
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- JPH0555509B2 JPH0555509B2 JP8848464A JP4846488A JPH0555509B2 JP H0555509 B2 JPH0555509 B2 JP H0555509B2 JP 8848464 A JP8848464 A JP 8848464A JP 4846488 A JP4846488 A JP 4846488A JP H0555509 B2 JPH0555509 B2 JP H0555509B2
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は抗不安薬などの医薬として有用ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物に関す
る。 〔従来の技術〕 現在、神経症、うつ病や各種疾患における不
安、緊張などの疾病を改善、治療するための抗不
安薬としてジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系
化合物が用いられている。しかしながら、このベ
ンゾジアゼピン化合物はさらに、鎮静作用、筋弛
緩作用、抗痙攣作用、アルコール増強作用、麻酔
増強作用などの薬理作用を有することから、眠
気、ふらつき、注意力・集中力・反射運動能力な
どの低下などが副作用として問題になることが多
い。 このことから近年これら副作用が弱いか、また
はない、より選択的な抗不安薬の開発が進んでい
る。 このような抗不安薬の研究において、脳内ベン
ゾジアゼピン受容体に親和性を示す非ベンゾジア
ゼピン系化合物(特開昭61−40285号など)が提
供されてきているが、依然として作用の選択性が
不十分であるとか、安全性が低いなどの解決すべ
き課題がある。 ところで、縮合ピリダジン化合物が種々の薬理
作用を有していることは公知である。特に国際出
願WO86/01506には抗不安作用をを有する9−
クロロ−2−フエニル−4,4a,5,6−テト
ラヒドロベンゾ〔h〕シンノリン−3(2H)−オ
ンなどの化合物が、ヨーロツパ特許出願公開第
124314号明細書および米国特許第4602019号明細
書には強心作用および抗高血圧作用を有する2,
4,4a,5−テトラヒドロ−7−(1H−イミダゾ
ール−1−イル)−3H−インデノ〔1,2−c〕
ピリダジン−3−オンなどの化合物が、またヨー
ロツパ特許出願公開第169443号明細書および米国
特許第4692447号明細書には降圧作用、血管拡張
作用、抗凝集作用、抗血栓作用および細胞防御作
用を有する8−アミノ−2−n−ブチル−2,
4,4a,5,6,7−ヘキサヒドロ−3H−ベン
ゾ〔6,7〕シクロヘプテン〔1,2−c〕−ピ
リダジン−3−オンなどの化合物が開示されてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明者らは選択的かつ安全性の高い非ベンゾ
ジアゼピン系抗不安薬を開発することを目的とし
て、鋭意研究を続けてきた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らの研究により、選択的で、かつすぐ
れた抗不安作用を有し、さらに低毒性のベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物を見出す
に至つた。 本発明は一般式 (式中、R1,R2は同一または異なつて水素、ハ
ロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミ
ノ、ニトロ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコ
キシまたはC2-5アルカノイルアミノを、R3は水
素、C1-8アルキル、ヒドロキシ−C1-4アルキル、
C2-5アルカノイルオキシ−C1-4アルキル、アリー
ル、アリール−C1-4アルキル、ヘテロアリールま
たは芳香環上にハロゲン、トリフルオロメチル、
ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1-4アル
キル、C1-4アルコキシおよびC2-5アルカノイルア
ミノから選ばれる置換基を1〜3個有するアリー
ル、アリール−C1-4アルキルもしくはヘテロアリ
ールを、nは0,1または2を、4位と4a位と
の間の結合―――………は単結合または二重結合を示
す。) で表わされるベンゾチエピノ〔5,4−c〕ダジ
ン化合物に関する。 一般式()の記号を定義により説明すると、
ハロゲンとはフツ素、塩素、臭素、ヨウ素を、
C1-4アルキルとはメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチル
などを、C1-4アルコキシとはメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、第3級ブトキシなどを、C2-5アルカ
ノイルアミノとはアセチルアミノ、プロピオニル
アミノ、ブチリルアミノ、ピバロイルアミノなど
を、ヒドロキシ−C1-4アルキルとはヒドロキシメ
チル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、
ヒドロキシブチルなどを、C2-5アルカノイルオキ
シ−C1-4アルキルとはアセトキシメチル、アセト
キシエチル、アセトキシプロピル、アセトキシブ
チル、プロピオニルオキシメチル、プヨピオニル
オキシエチル、プロピオニルオキシプロピル、プ
ロピオニルオキシブチルなどを、C1-8アルキルと
は直鎖または分枝鎖状で、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、第2級ブチル、第
3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチ
ルヘキシルなどを、アリール−C1-4アルキルとは
ベンジル、フエニルエチル、フエニルプロピル、
フエニルブチル、ナフチルメチル、ナフチルエチ
ル、ナフチルプロピル、ナフチルブチルなどを、
アリールとはフエニル、ナフチルなどを、ヘテロ
アリールとは2−ピリジル、3−ピリジル、4−
ピリジル、2−チエニル、3−チエニル、2−フ
リル、3−フリルなどを、芳香環上にハロゲン、
トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミノ、ニト
ロ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシおよ
びC2-5アルカノイルアミノから選ばれる置換基を
1〜3個有するアリール、アリール−C1-4アルキ
ルもしくはヘテロアリールとは2−クロロフエニ
ル、3−クロロフエニル、4−クロロフエニル、
3,4−ジクロロフエニル、4−プロモフエニ
ル、4−フルオロフエニル、3−トリフルオロメ
チルフエニル、4−ヒドロキシフエニル、4−ア
ミノフエニル、4−シアノフエニル、4−メチル
フエニル、4−メトキシフエニル、4−アセチル
アミノフエニル、4−プロピオニルアミノフエニ
ル、3,4,5−トリメトキシフエニル、4−ク
ロロベンジル、4−メチルベンジル、2,3−ジ
クロロベンジル、4−メトキシベンジル、4−ヒ
ドロキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベ
ンジル、2−(4−クロロフエニル)エチル、4
−(4−クロロフエニル)ブチル、5−クロロ−
2−ピリジル、4,5−ジクロロ−2−ピリジ
ル、5−メチル−2−チエニル、5−メチル−3
−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、5−ク
ロロ−2−フリルなどを示す。 本発明の化合物()が不斉炭素原子を有する
場合にはラセミ体混合物または光学異性体の形で
得ることができ、さらに化合物()が少なくと
も2個の不斉原子を有する場合には、個々のジア
ステレオマーまたはそれらの混合物として得られ
る。本発明はこれらの混合物および個々の異性体
をも包含する。また、本発明は立体異性体をも包
含する。 本発明の好ましい化合物としては2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン、10−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、7−オキ
シド、2−(4−クロロフエニル)−5,6−ジヒ
ドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン−3(2H)−オン・7−オキシド、2−(4
−クロロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン−3(2H)−オン・7−オキシド、2−(4
−クロロフエニル)−10−フルオロ−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピ
リダジン−3(2H)−オン、2−(4−クロロフエ
ニル)−10−フルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オン・7−オキシド、2−(4−ブロモフ
エニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・
7−オキシド、2−(4−ブロモフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・
7−オキシド、10−フルオロ−2−(4−フルオ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ン、8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド、10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニ
ル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシドなどがあげられる。 本発明において一般式()の化合物は、たと
えば以下に示す方法によつて合成することができ
る。 方法 (i) 一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物と、一般式 R3−NHNH2 () (式中、R3は前記と同義である。) で表わされるヒドラジン誘導体またはその水和物
あるいは酸化加塩とを反応させて得られる一般式 (式中、各記は前記と同義である。) で表わされる化合物を閉環反応に付す方法。 反応は適当な溶媒、たとえばメタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール系溶媒
中、5〜20時間加熱還流することにより進行し、
一般式()および一般式()の化合物を生ず
る。 一般式()のヒドラジン誘導体が酸付加塩の
場合、脱酸剤(酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなど)の存在下に反応させる。一般式()
の化合物が得られた場合には、酢酸中5〜10時間
加熱還流することにより一般式()の化合物を
得ることができる。 方法 (ii) 一般式()においてn=0の化合物を酸化反
応に付すことにより一般式()中、n=1また
は2の化合物、すなわちオキシドまたはジオキシ
ド化合物を合成する方法。 反応は適当な溶媒中、酸化剤(過酢酸、過安息
香酸、m−クロロ過安息香酸、亜臭素酸ナトリウ
ム・3水和物など)の存在下10〜100℃に1〜10
時間保つことにより進行するが、酢酸溶媒中、過
酸化水素の存在下、室温に1〜5時間保つとn=
1の化合物が優先的に得られ、30〜100℃に2〜
10時間保つことによりn=2の化合物が得られ
る。 方法 (iii) 一般式()においてR3が水素である化合物
と一般式 R4−X () 〔式中、R4はC1-8アルキル、ヒドロキシ−
C1-4アルキル、C2-5アルカノイルオキシ−C1-4ア
ルキル、アリール−C1-4アルキルまたは芳香環上
に置換基を有するアリール−C1-4アルキルを、X
は反応活性な原子または基(塩素、臭素などのハ
ロゲンまたはメタンスルホニルオキシ、トリエン
スルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシな
ど)を示す。〕 で表わされる化合物を反応させ、R3がC1-8アル
キル、ヒドロキシ−C1-4アルキル、C2-5アルカノ
イルオキシ−C1-4アルキル、アリール−C1-4アル
キルまたは芳香環上に置換基を有するアリール−
C1-4アルキルである化合物を製造する方法。 反応は適当な溶媒、たとえばベンゼ、トルエ
ン、キシレンなどの非極性溶媒、あるいはN、N
−ジメチルホルムアミド、アセトニトリルなどの
極性溶媒中、脱酸剤(水素化ナトリウム、ナトリ
ウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
など)の存在下、0〜50℃で1〜10時間保つこと
により進行する。 方法 (iv) 一般式()において4位と4a位との間の結
合が二重結合である場合は、その結合部位が単結
合である化合物に酢酸溶媒中、臭素を滴下するこ
とにより〔ジヤーナル・オブ・メデイシナル・ケ
ミストリー(J.Med.Chem)第14巻、262頁
(1971年)〕合成することができる。反応は酢酸溶
媒中、1〜1.5倍モル量の臭素を20〜60℃で適下
すると好適に進行する。 また、4位と4a位との間の結合が二重結合で
ある一般式()の化合物はその結合部位が単結
合である化合物にナトリウム−m−ニトロベンゼ
ンスルホネート(Bachmann法、英国特許第
1168291号明細書)を反応させることによつても
も合成することができる。 方法 (v) 上記方法(i)から(iv)により得られた化合物の基
R1,R2または基R3のの置換基を、通常の有機化
学的手法によつて他の基に交換する方法。 そのような方法としては、たとえばニトロ基を
アミノ基に還元する方法、アミノ基を低級アルカ
ノイル化する方法またはアミノ基をシアノ基に変
換する方法(ザンドマイヤー反応、ガツターマン
反応など)があげられる。 このようにして得られる本発明化合物は再結晶
法、カラムクロマト法などの常法により単離精製
することができる。 得られる生成物ががラセミ体であるときは、た
とえば光学活性な酸との塩の分別再結晶により、
もしくは光学活性な担体を充填したカラムをを通
すことにより所望の光学異性体に分割することが
できる。個々のジアステレオマーは分別結晶化、
クロマトグラフイーなどの手段によつて分離する
ことができる。これらは光学活性な原料化合物な
どを用いることによつても得られる。また、立体
異性体は再結晶法、カラムクロマト法などにより
単離することができる。 次に、本発明に包含される実施例記載以外の化
合物をを以下に例示する。 ◎10ーフルオロ−2−(4−メトキシフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎8ークロロ−2−(4−メチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎9−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎9−クロロ−2−(4−メチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎2−(4−クロロフエニル)−10−メトキシ−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎10−メトキシ−2−(4−クロロフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎10−ヒドロキシ−2−(4−メチルフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎10−ニトロ−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎10−ニトロ−2−フエニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎10−アミノ−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎10−アミノ−2−フエニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎10−シアノ−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎10−アセチルアミノ−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)
ピリダジンー3(2H)−オン ◎10−アセチルアミノ−2−フエニル−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(2−ヒドロキシエチル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(3−アセトキシプロピル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(1−アセトキシブチル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−ブチル−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎2−ヘキシル−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダ
ジンー3(2H)−オン ◎2−(3−トリフルオロメチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎2−(−ヒドロキシフエニル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−ニトロフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−アミノフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−シアノフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−アセチルアミノフエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−プロピオニルアミノフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎2−ベンジル−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダ
ジンー3(2H)−オン ◎2−(4−クロロベンジル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−チルベンジル)−4,4a,5,6−
テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(2−フエニルチル)−4,4a,5,6−
テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−フエニルブチル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎8,10−ジメチル−2−フエニル−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−クロロフエニル)−8,10−ジメチル
−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3
(2H)−オン ◎8,10−ジメチル−4,4a,5,6−テトラ
ヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オン ◎8,11−ジメチル−4,4a,5,6−テトラ
ヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オン ◎8,11−ジメチル−2−フエニル−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7,7−ジオキシド ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7,7−ジオキシド ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7,7−ジオキ
シド ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7,7−ジオキ
シド 本発明における一般式()の化合物は文献未
載の新規化合物であり、たとえば一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物に、アセトン中、ヨウ化メチ
ルを加え、室温で2〜5時間保持することによつ
て第4級アンモニウム化合物とする。これをメタ
ノールあるいはジメチルホルムアミド中、シアン
化カリウムまたはシアン化ナトリウムを加えて、
40〜50℃で4〜8時間反応させて一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされるシアノ体とし、さらに酢酸および濃
塩酸を加え、80〜100℃で8〜10時間保つことに
よつて、一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) の化合物が得られる。 参考までに化合物(′)の代表例を物理恒数
とともに示す。 ◎5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸、融点164〜
167℃ ◎7−クロロ−5−オキシ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸、
融点203〜205℃ ◎7−フルオロ−5−オキソ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸、融点191〜193℃ ◎7−メチル−5−オキソ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸、
融点200〜202℃ 〔作用および発明の効果〕 以下に本発明化合物の有用性を説明するため
に、薬理作用を実験方法とともに示す。 試験に用いた化合物は次の通りである。 化合物A:2−(4−クロロフエニル)−5,6
−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン 化合物B:10−クロロ−2−(4−クロロフエ
ニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシド 化合物C:2−(4−クロロフエニル)−5,6
−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド 化合物D:2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7−オキシド 化合物E:2(4−クロロフエニル)−10フルオ
ロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン 化合物F:2−(4−クロロフエニル)−10−フ
ルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・
7−オキシド 化合物G:2−(4−ブロモフエニル)−5,6
−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド 化合物H:2−(4−ブロモフエニル)4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7−オキシド 化合物I:10−フルオロ−2−(4−フルオロ
フエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン 化合物J:8−クロロ−2−(4−クロロフエ
ニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシド 実験例 1 ベンゾジアゼピン受容体に対する置換能 特異的ベンゾジアゼピン受容体結合力試験をを
ライフ・サイエンス(Life Science)第20巻、
2101頁(1977年)の方法に準じて行なつた。 9〜10週令のウイスター系雄性ラツトの大脳皮
質より粗シナプトソーム画分を分離し、120mM
塩化ナトリウムおよび5mM塩化カリウムを含む
50mMトリス−塩酸緩衝液(PH7.4)に懸濁して
実験に用いた。次に、シナプトソーム懸濁液に数
種類の濃度の試験化合物とトリチウム化ジアゼパ
ム(最終濃度2nM)を加え、0℃で20分間反応
させた。その後、この懸濁液をホワツトマン
(Whatman)GF/Bグラスフアイバーフイルタ
ーで濾過し、上記緩衝液でフイルターを洗つた
後、フイルター上に残つた放射能活性を液体シン
チレーシヨンカウンターで測定した。 特異的結合量は、総結合量から10-6Mの非放射
性ジアゼパムの存在下で得られた結合量を差し引
いた値とした。試験化合物のベンゾジアゼピン受
容に対する親和力は、トリチウム化ジアゼパムを
その結合部位から置換する能力によつて評価され
るものであり、Ki値で表わされる。 第1表に試験結果を示す。 実験例 2 抗ビククリン作用 ライフ・サイエンス(Life Science)第21巻、
1779頁(1977年)の方法に準じて抗ビククリン作
用試験を行つた。 体重20〜28gの雄性ddYマウスを1群7〜14匹
として使用した。試験化合物を経口投与して1時
間後に、(+)ビククリン0.6mg/Kgを静脈内投与
し5分以内の強直性伸展痙攣の発現の有無を調
べ、50%有効濃度(ED50値)を求めた。 第1表に試験結果を示す。
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物に関す
る。 〔従来の技術〕 現在、神経症、うつ病や各種疾患における不
安、緊張などの疾病を改善、治療するための抗不
安薬としてジアゼパムなどのベンゾジアゼピン系
化合物が用いられている。しかしながら、このベ
ンゾジアゼピン化合物はさらに、鎮静作用、筋弛
緩作用、抗痙攣作用、アルコール増強作用、麻酔
増強作用などの薬理作用を有することから、眠
気、ふらつき、注意力・集中力・反射運動能力な
どの低下などが副作用として問題になることが多
い。 このことから近年これら副作用が弱いか、また
はない、より選択的な抗不安薬の開発が進んでい
る。 このような抗不安薬の研究において、脳内ベン
ゾジアゼピン受容体に親和性を示す非ベンゾジア
ゼピン系化合物(特開昭61−40285号など)が提
供されてきているが、依然として作用の選択性が
不十分であるとか、安全性が低いなどの解決すべ
き課題がある。 ところで、縮合ピリダジン化合物が種々の薬理
作用を有していることは公知である。特に国際出
願WO86/01506には抗不安作用をを有する9−
クロロ−2−フエニル−4,4a,5,6−テト
ラヒドロベンゾ〔h〕シンノリン−3(2H)−オ
ンなどの化合物が、ヨーロツパ特許出願公開第
124314号明細書および米国特許第4602019号明細
書には強心作用および抗高血圧作用を有する2,
4,4a,5−テトラヒドロ−7−(1H−イミダゾ
ール−1−イル)−3H−インデノ〔1,2−c〕
ピリダジン−3−オンなどの化合物が、またヨー
ロツパ特許出願公開第169443号明細書および米国
特許第4692447号明細書には降圧作用、血管拡張
作用、抗凝集作用、抗血栓作用および細胞防御作
用を有する8−アミノ−2−n−ブチル−2,
4,4a,5,6,7−ヘキサヒドロ−3H−ベン
ゾ〔6,7〕シクロヘプテン〔1,2−c〕−ピ
リダジン−3−オンなどの化合物が開示されてい
る。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明者らは選択的かつ安全性の高い非ベンゾ
ジアゼピン系抗不安薬を開発することを目的とし
て、鋭意研究を続けてきた。 〔課題を解決するための手段〕 本発明者らの研究により、選択的で、かつすぐ
れた抗不安作用を有し、さらに低毒性のベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物を見出す
に至つた。 本発明は一般式 (式中、R1,R2は同一または異なつて水素、ハ
ロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミ
ノ、ニトロ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコ
キシまたはC2-5アルカノイルアミノを、R3は水
素、C1-8アルキル、ヒドロキシ−C1-4アルキル、
C2-5アルカノイルオキシ−C1-4アルキル、アリー
ル、アリール−C1-4アルキル、ヘテロアリールま
たは芳香環上にハロゲン、トリフルオロメチル、
ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1-4アル
キル、C1-4アルコキシおよびC2-5アルカノイルア
ミノから選ばれる置換基を1〜3個有するアリー
ル、アリール−C1-4アルキルもしくはヘテロアリ
ールを、nは0,1または2を、4位と4a位と
の間の結合―――………は単結合または二重結合を示
す。) で表わされるベンゾチエピノ〔5,4−c〕ダジ
ン化合物に関する。 一般式()の記号を定義により説明すると、
ハロゲンとはフツ素、塩素、臭素、ヨウ素を、
C1-4アルキルとはメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、第3級ブチル
などを、C1-4アルコキシとはメトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、第3級ブトキシなどを、C2-5アルカ
ノイルアミノとはアセチルアミノ、プロピオニル
アミノ、ブチリルアミノ、ピバロイルアミノなど
を、ヒドロキシ−C1-4アルキルとはヒドロキシメ
チル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、
ヒドロキシブチルなどを、C2-5アルカノイルオキ
シ−C1-4アルキルとはアセトキシメチル、アセト
キシエチル、アセトキシプロピル、アセトキシブ
チル、プロピオニルオキシメチル、プヨピオニル
オキシエチル、プロピオニルオキシプロピル、プ
ロピオニルオキシブチルなどを、C1-8アルキルと
は直鎖または分枝鎖状で、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、第2級ブチル、第
3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチ
ルヘキシルなどを、アリール−C1-4アルキルとは
ベンジル、フエニルエチル、フエニルプロピル、
フエニルブチル、ナフチルメチル、ナフチルエチ
ル、ナフチルプロピル、ナフチルブチルなどを、
アリールとはフエニル、ナフチルなどを、ヘテロ
アリールとは2−ピリジル、3−ピリジル、4−
ピリジル、2−チエニル、3−チエニル、2−フ
リル、3−フリルなどを、芳香環上にハロゲン、
トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミノ、ニト
ロ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシおよ
びC2-5アルカノイルアミノから選ばれる置換基を
1〜3個有するアリール、アリール−C1-4アルキ
ルもしくはヘテロアリールとは2−クロロフエニ
ル、3−クロロフエニル、4−クロロフエニル、
3,4−ジクロロフエニル、4−プロモフエニ
ル、4−フルオロフエニル、3−トリフルオロメ
チルフエニル、4−ヒドロキシフエニル、4−ア
ミノフエニル、4−シアノフエニル、4−メチル
フエニル、4−メトキシフエニル、4−アセチル
アミノフエニル、4−プロピオニルアミノフエニ
ル、3,4,5−トリメトキシフエニル、4−ク
ロロベンジル、4−メチルベンジル、2,3−ジ
クロロベンジル、4−メトキシベンジル、4−ヒ
ドロキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベ
ンジル、2−(4−クロロフエニル)エチル、4
−(4−クロロフエニル)ブチル、5−クロロ−
2−ピリジル、4,5−ジクロロ−2−ピリジ
ル、5−メチル−2−チエニル、5−メチル−3
−チエニル、5−クロロ−2−チエニル、5−ク
ロロ−2−フリルなどを示す。 本発明の化合物()が不斉炭素原子を有する
場合にはラセミ体混合物または光学異性体の形で
得ることができ、さらに化合物()が少なくと
も2個の不斉原子を有する場合には、個々のジア
ステレオマーまたはそれらの混合物として得られ
る。本発明はこれらの混合物および個々の異性体
をも包含する。また、本発明は立体異性体をも包
含する。 本発明の好ましい化合物としては2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン、10−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、7−オキ
シド、2−(4−クロロフエニル)−5,6−ジヒ
ドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン−3(2H)−オン・7−オキシド、2−(4
−クロロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン−3(2H)−オン・7−オキシド、2−(4
−クロロフエニル)−10−フルオロ−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピ
リダジン−3(2H)−オン、2−(4−クロロフエ
ニル)−10−フルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オン・7−オキシド、2−(4−ブロモフ
エニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・
7−オキシド、2−(4−ブロモフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・
7−オキシド、10−フルオロ−2−(4−フルオ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ン、8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド、10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニ
ル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシドなどがあげられる。 本発明において一般式()の化合物は、たと
えば以下に示す方法によつて合成することができ
る。 方法 (i) 一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物と、一般式 R3−NHNH2 () (式中、R3は前記と同義である。) で表わされるヒドラジン誘導体またはその水和物
あるいは酸化加塩とを反応させて得られる一般式 (式中、各記は前記と同義である。) で表わされる化合物を閉環反応に付す方法。 反応は適当な溶媒、たとえばメタノール、エタ
ノール、プロパノールなどのアルコール系溶媒
中、5〜20時間加熱還流することにより進行し、
一般式()および一般式()の化合物を生ず
る。 一般式()のヒドラジン誘導体が酸付加塩の
場合、脱酸剤(酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなど)の存在下に反応させる。一般式()
の化合物が得られた場合には、酢酸中5〜10時間
加熱還流することにより一般式()の化合物を
得ることができる。 方法 (ii) 一般式()においてn=0の化合物を酸化反
応に付すことにより一般式()中、n=1また
は2の化合物、すなわちオキシドまたはジオキシ
ド化合物を合成する方法。 反応は適当な溶媒中、酸化剤(過酢酸、過安息
香酸、m−クロロ過安息香酸、亜臭素酸ナトリウ
ム・3水和物など)の存在下10〜100℃に1〜10
時間保つことにより進行するが、酢酸溶媒中、過
酸化水素の存在下、室温に1〜5時間保つとn=
1の化合物が優先的に得られ、30〜100℃に2〜
10時間保つことによりn=2の化合物が得られ
る。 方法 (iii) 一般式()においてR3が水素である化合物
と一般式 R4−X () 〔式中、R4はC1-8アルキル、ヒドロキシ−
C1-4アルキル、C2-5アルカノイルオキシ−C1-4ア
ルキル、アリール−C1-4アルキルまたは芳香環上
に置換基を有するアリール−C1-4アルキルを、X
は反応活性な原子または基(塩素、臭素などのハ
ロゲンまたはメタンスルホニルオキシ、トリエン
スルホニルオキシ、ベンゼンスルホニルオキシな
ど)を示す。〕 で表わされる化合物を反応させ、R3がC1-8アル
キル、ヒドロキシ−C1-4アルキル、C2-5アルカノ
イルオキシ−C1-4アルキル、アリール−C1-4アル
キルまたは芳香環上に置換基を有するアリール−
C1-4アルキルである化合物を製造する方法。 反応は適当な溶媒、たとえばベンゼ、トルエ
ン、キシレンなどの非極性溶媒、あるいはN、N
−ジメチルホルムアミド、アセトニトリルなどの
極性溶媒中、脱酸剤(水素化ナトリウム、ナトリ
ウムアミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウム
エトキシド、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
など)の存在下、0〜50℃で1〜10時間保つこと
により進行する。 方法 (iv) 一般式()において4位と4a位との間の結
合が二重結合である場合は、その結合部位が単結
合である化合物に酢酸溶媒中、臭素を滴下するこ
とにより〔ジヤーナル・オブ・メデイシナル・ケ
ミストリー(J.Med.Chem)第14巻、262頁
(1971年)〕合成することができる。反応は酢酸溶
媒中、1〜1.5倍モル量の臭素を20〜60℃で適下
すると好適に進行する。 また、4位と4a位との間の結合が二重結合で
ある一般式()の化合物はその結合部位が単結
合である化合物にナトリウム−m−ニトロベンゼ
ンスルホネート(Bachmann法、英国特許第
1168291号明細書)を反応させることによつても
も合成することができる。 方法 (v) 上記方法(i)から(iv)により得られた化合物の基
R1,R2または基R3のの置換基を、通常の有機化
学的手法によつて他の基に交換する方法。 そのような方法としては、たとえばニトロ基を
アミノ基に還元する方法、アミノ基を低級アルカ
ノイル化する方法またはアミノ基をシアノ基に変
換する方法(ザンドマイヤー反応、ガツターマン
反応など)があげられる。 このようにして得られる本発明化合物は再結晶
法、カラムクロマト法などの常法により単離精製
することができる。 得られる生成物ががラセミ体であるときは、た
とえば光学活性な酸との塩の分別再結晶により、
もしくは光学活性な担体を充填したカラムをを通
すことにより所望の光学異性体に分割することが
できる。個々のジアステレオマーは分別結晶化、
クロマトグラフイーなどの手段によつて分離する
ことができる。これらは光学活性な原料化合物な
どを用いることによつても得られる。また、立体
異性体は再結晶法、カラムクロマト法などにより
単離することができる。 次に、本発明に包含される実施例記載以外の化
合物をを以下に例示する。 ◎10ーフルオロ−2−(4−メトキシフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎8ークロロ−2−(4−メチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎9−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎9−クロロ−2−(4−メチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎2−(4−クロロフエニル)−10−メトキシ−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎10−メトキシ−2−(4−クロロフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎10−ヒドロキシ−2−(4−メチルフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン ◎10−ニトロ−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎10−ニトロ−2−フエニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎10−アミノ−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎10−アミノ−2−フエニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎10−シアノ−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎10−アセチルアミノ−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)
ピリダジンー3(2H)−オン ◎10−アセチルアミノ−2−フエニル−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(2−ヒドロキシエチル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(3−アセトキシプロピル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(1−アセトキシブチル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−ブチル−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オン ◎2−ヘキシル−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダ
ジンー3(2H)−オン ◎2−(3−トリフルオロメチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎2−(−ヒドロキシフエニル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−ニトロフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−アミノフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−シアノフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−アセチルアミノフエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−プロピオニルアミノフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン ◎2−ベンジル−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダ
ジンー3(2H)−オン ◎2−(4−クロロベンジル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−チルベンジル)−4,4a,5,6−
テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(2−フエニルチル)−4,4a,5,6−
テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−フエニルブチル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎8,10−ジメチル−2−フエニル−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(4−クロロフエニル)−8,10−ジメチル
−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3
(2H)−オン ◎8,10−ジメチル−4,4a,5,6−テトラ
ヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オン ◎8,11−ジメチル−4,4a,5,6−テトラ
ヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オン ◎8,11−ジメチル−2−フエニル−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7,7−ジオキシド ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7,7−ジオキシド ◎2−(5−メチル−2−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7,7−ジオキ
シド ◎2−(5−メチル−3−チエニル)−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7,7−ジオキ
シド 本発明における一般式()の化合物は文献未
載の新規化合物であり、たとえば一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされる化合物に、アセトン中、ヨウ化メチ
ルを加え、室温で2〜5時間保持することによつ
て第4級アンモニウム化合物とする。これをメタ
ノールあるいはジメチルホルムアミド中、シアン
化カリウムまたはシアン化ナトリウムを加えて、
40〜50℃で4〜8時間反応させて一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) で表わされるシアノ体とし、さらに酢酸および濃
塩酸を加え、80〜100℃で8〜10時間保つことに
よつて、一般式 (式中、各記号は前記と同義である。) の化合物が得られる。 参考までに化合物(′)の代表例を物理恒数
とともに示す。 ◎5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸、融点164〜
167℃ ◎7−クロロ−5−オキシ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸、
融点203〜205℃ ◎7−フルオロ−5−オキソ−2,3,4,5−
テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸、融点191〜193℃ ◎7−メチル−5−オキソ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸、
融点200〜202℃ 〔作用および発明の効果〕 以下に本発明化合物の有用性を説明するため
に、薬理作用を実験方法とともに示す。 試験に用いた化合物は次の通りである。 化合物A:2−(4−クロロフエニル)−5,6
−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン 化合物B:10−クロロ−2−(4−クロロフエ
ニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシド 化合物C:2−(4−クロロフエニル)−5,6
−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド 化合物D:2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7−オキシド 化合物E:2(4−クロロフエニル)−10フルオ
ロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン 化合物F:2−(4−クロロフエニル)−10−フ
ルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・
7−オキシド 化合物G:2−(4−ブロモフエニル)−5,6
−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕
ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド 化合物H:2−(4−ブロモフエニル)4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・
7−オキシド 化合物I:10−フルオロ−2−(4−フルオロ
フエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン 化合物J:8−クロロ−2−(4−クロロフエ
ニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシド 実験例 1 ベンゾジアゼピン受容体に対する置換能 特異的ベンゾジアゼピン受容体結合力試験をを
ライフ・サイエンス(Life Science)第20巻、
2101頁(1977年)の方法に準じて行なつた。 9〜10週令のウイスター系雄性ラツトの大脳皮
質より粗シナプトソーム画分を分離し、120mM
塩化ナトリウムおよび5mM塩化カリウムを含む
50mMトリス−塩酸緩衝液(PH7.4)に懸濁して
実験に用いた。次に、シナプトソーム懸濁液に数
種類の濃度の試験化合物とトリチウム化ジアゼパ
ム(最終濃度2nM)を加え、0℃で20分間反応
させた。その後、この懸濁液をホワツトマン
(Whatman)GF/Bグラスフアイバーフイルタ
ーで濾過し、上記緩衝液でフイルターを洗つた
後、フイルター上に残つた放射能活性を液体シン
チレーシヨンカウンターで測定した。 特異的結合量は、総結合量から10-6Mの非放射
性ジアゼパムの存在下で得られた結合量を差し引
いた値とした。試験化合物のベンゾジアゼピン受
容に対する親和力は、トリチウム化ジアゼパムを
その結合部位から置換する能力によつて評価され
るものであり、Ki値で表わされる。 第1表に試験結果を示す。 実験例 2 抗ビククリン作用 ライフ・サイエンス(Life Science)第21巻、
1779頁(1977年)の方法に準じて抗ビククリン作
用試験を行つた。 体重20〜28gの雄性ddYマウスを1群7〜14匹
として使用した。試験化合物を経口投与して1時
間後に、(+)ビククリン0.6mg/Kgを静脈内投与
し5分以内の強直性伸展痙攣の発現の有無を調
べ、50%有効濃度(ED50値)を求めた。 第1表に試験結果を示す。
【表】
実験例 3
抗不安作用
食餌制限によつて自由摂取時の約80%の体重に
維持した一群8匹の雄性ラツトをスキナー箱
(Skinner−box)内(側面にレバー、床にグリツ
ドが備えられている。)に入れ、レバー押しによ
るミルク取りの訓練を行い、十分な訓練によつて
最終的にレバーを20回押すことにより、1回だけ
0.1mlのミルクを獲得できる(定率強化スケジユ
ール、FR20)まで訓練した。次に、10分間の
FR20によるミルク取りを行わせた(安全期)後、
コンフリクトスケジユールでは5分間高周波の警
告音を与え(警告期)、この警告期に動物がレバ
ーを1回押すとその度にミルクを得られるが、そ
の報酬と同時にクリツドを介して0.3秒間のfoot
shock(AC100V、0.4〜0.8mA)を与えた。安全
期と警告期の反復訓練によつて安全期にのみ安定
した連続レバー押し反応を示し、警告期にはほと
んどレバー押し反応を示さず被シヨツク数が10以
下の動物を試験に供した。 試験化合物の経口投与30分後から安全期(10分
間)と警告期(5分間)を交互に4回くり返し、
安全期レバー押し数(計40分間)および警告期被
シヨツク数(百計20分間)を測定し、対照群に比
較して警告期被シヨツク数の有意な増加が認めら
れる投与量を最小有効量(MED、mg/Kg)とし
て求めた。結果を第2表に示す。 実験例 4 筋弛緩作用 一群10匹の雄性マウスに試験化合物を経口投与
し、1時間後に毎分11回の速さで回転する直径
2.8cmの回転棒にのせ、1分以内に落下する動物
の匹数を数えた。50%の動物を落下させる試験化
合物の投与量を50%有効投与量(ED50、mg/Kg)
としてプロビツト法により求めた。結果は第2表
に示す。 実験例 5 麻酔増強作用 26℃の恒温室内に入れておいた一群14匹の雄性
マウスに試験化合物を経口投与し、1時間後にヘ
キソバルビタール40mg/Kgを腹腔内投与した。ヘ
キソバルビタール投与15分および30分後に正向反
射(righting reflex)の消失を試験した。50%の
動物において3秒以上にわたる正向反射を消失さ
せる試験化合物の投与量を50%有効投与量
(ED50、mg/Kg)としてプロビツト法により求め
た。結果は第2表に示す。 実験例 6 アルコール脱強作用 26℃のの恒温室内に入れておいた一群14匹の雄
性マウスに試験化合物を経口投与し、1時間後に
30%エタノール0.1ml/10gを腹腔内投与した。エ
タノール投与15分および30分後に正向反射の消失
を試験した。50%の動物において3秒以上にわた
り正向反射を消失させる試験化合物の投与量を50
%有効投与量(ED50、mg/Kg)としてプロビツ
ト法により求めた。結果は第2表に示す。
維持した一群8匹の雄性ラツトをスキナー箱
(Skinner−box)内(側面にレバー、床にグリツ
ドが備えられている。)に入れ、レバー押しによ
るミルク取りの訓練を行い、十分な訓練によつて
最終的にレバーを20回押すことにより、1回だけ
0.1mlのミルクを獲得できる(定率強化スケジユ
ール、FR20)まで訓練した。次に、10分間の
FR20によるミルク取りを行わせた(安全期)後、
コンフリクトスケジユールでは5分間高周波の警
告音を与え(警告期)、この警告期に動物がレバ
ーを1回押すとその度にミルクを得られるが、そ
の報酬と同時にクリツドを介して0.3秒間のfoot
shock(AC100V、0.4〜0.8mA)を与えた。安全
期と警告期の反復訓練によつて安全期にのみ安定
した連続レバー押し反応を示し、警告期にはほと
んどレバー押し反応を示さず被シヨツク数が10以
下の動物を試験に供した。 試験化合物の経口投与30分後から安全期(10分
間)と警告期(5分間)を交互に4回くり返し、
安全期レバー押し数(計40分間)および警告期被
シヨツク数(百計20分間)を測定し、対照群に比
較して警告期被シヨツク数の有意な増加が認めら
れる投与量を最小有効量(MED、mg/Kg)とし
て求めた。結果を第2表に示す。 実験例 4 筋弛緩作用 一群10匹の雄性マウスに試験化合物を経口投与
し、1時間後に毎分11回の速さで回転する直径
2.8cmの回転棒にのせ、1分以内に落下する動物
の匹数を数えた。50%の動物を落下させる試験化
合物の投与量を50%有効投与量(ED50、mg/Kg)
としてプロビツト法により求めた。結果は第2表
に示す。 実験例 5 麻酔増強作用 26℃の恒温室内に入れておいた一群14匹の雄性
マウスに試験化合物を経口投与し、1時間後にヘ
キソバルビタール40mg/Kgを腹腔内投与した。ヘ
キソバルビタール投与15分および30分後に正向反
射(righting reflex)の消失を試験した。50%の
動物において3秒以上にわたる正向反射を消失さ
せる試験化合物の投与量を50%有効投与量
(ED50、mg/Kg)としてプロビツト法により求め
た。結果は第2表に示す。 実験例 6 アルコール脱強作用 26℃のの恒温室内に入れておいた一群14匹の雄
性マウスに試験化合物を経口投与し、1時間後に
30%エタノール0.1ml/10gを腹腔内投与した。エ
タノール投与15分および30分後に正向反射の消失
を試験した。50%の動物において3秒以上にわた
り正向反射を消失させる試験化合物の投与量を50
%有効投与量(ED50、mg/Kg)としてプロビツ
ト法により求めた。結果は第2表に示す。
【表】
本発明化合物をラツトに投与したところ、300
mg/Kg腹腔内投与および1000mg/Kg経口投与にお
いても死亡例はみられなかつた。 上記した実験を含む種々の薬理実験から、本発
明の一般式()の化合物はベンゾジアゼピン受
容体に対して高い親和性を示し、ビククリン、ペ
ンチレンテトラゾールなどの化学的痙攣誘発剤に
対する拮抗作用を有し、また、ラツトにおける抗
コンフリクト試験において強い抗不安作用を示す
一方、筋弛緩作用、麻酔増強作用、アルコール増
強作用が弱く、かつ毒性も低いことから、本発明
化合物は安全性が高く、しかも選択的な抗不安薬
として有用であることが明らかになつた。本発明
化合物の有用な対象疾病病名としては、たとえば
自律神経失調症、神経性嘔吐症、神経性皮膚炎、
神経性狭心症、神経性呼吸困難症などあるいは各
種疾患により誘発される不安・緊張などの心身
症、不安神経症が挙げられ、これら疾病の予防・
改善または治療に用いることができる。また、ジ
アゼパムなどの既存抗不安薬の過量投与あるいは
中毒に対する中和剤としても有用である。 さらに、本発明のある種の群の化合物は白血球
貧食能亢進作用、マクロフアージの貧食能亢進作
用および感染防御作用などの薬理作用を有し、生
体防御能亢進剤として有用である。これら作用は
次の方法によつて確認することができる。 実験例 7 白血球の貧食能に対する作用 シユトツセル(Stossel)らの方法〔ジヤーナ
ル・オブ・クリニカル・インベステイゲーシヨン
(Journal of Clinical Investigation)第51巻、
615頁、1972年〕に準じて行なつた。 ICRマウス(体重30〜35g)にグリコーゲンを
腹腔内投与し、3時間後に腹水白血球を採取し、
5×106個/mlの白血球懸濁液を調製した。この
懸濁液200μに試験化合物を加え、さらに100μ
のマウス血清および100μのイースト死菌
(1×108個/ml)を加え、37℃で20分間反応させ
た。ついで反応液中の約200個の白血球を顕微鏡
(倍率400倍)下で観察し、1個以上のイースト死
菌を貧食した白血球数を計数した。対照の白血球
の貧食率に対し、化合物0.1μM添加時の相対的割
合を求めた。 実験例 8 マクロフアージの貧食能に対する作用 カゼイン・ナトリウムをラツト腹腔内に投与
し、3〜4日後に腹腔内からマクロフアージを採
取した。貧食能を実験例7と同様に0.1μM添加時
の相対的割合を求た。 実験例 9 感染防御作用 5週令の雄性ICRマウス(体重23〜27g)にシ
クロホスフアマイド200mg/Kgを腹腔内投与し、
4日後にエシユリシア・コリ(E.coli)0−111
株1×10-8CFUをマウスの皮下に接種した(コ
ントロール群)。同様に薬物投与群はシクロホス
フアマイド投与翌日より3日間、3mg/Kgを経口
投与した。E.coli接種7日後のコントロール群に
対する薬物投与群の生存率を比較した。 本発明化合物を医薬として用いる場合には、製
薬上許容される適宜の賦形剤、担体、希釈剤など
の添加剤と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒、シ
ロツプ剤、注射剤、坐剤または散剤などの形態で
投与できる。投与量は、たとえば経口投与の場
合、通常成人1日当り5〜500mg程度であり、こ
れを1回または数回に分けて投与することができ
る。 製剤処方例 本発明の化合物()10mgを含有する錠剤は次
の処方により調製することができる。 化合物() 10.0mg 乳 糖 58.5mg トウモロコシデンプン 25.0mg 結晶セルロース 20.0mg ポリビニルピロリドンK−30 2.0mg タルク 4.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg 120.0mg 化合物()をアトマイザーにより粉砕し、平
均粒子径10μ以下の微粉とする。化合物()、
乳糖、トウモロコシデンプンおよび結晶セルロー
スを練合機中で十分に混合したのち、ポリビニル
ピロリドン糊液を加えて練合する。練合物を200
メツシユの篩を通して造粒し、50℃の熱風乾燥機
中で水分3〜4%となるまで乾燥し、24メツシユ
の篩を通したのち、タルクおよびステアリン酸マ
グネシウムをを混合し、ロータリー式打錠機によ
り、直径8mmの平面杵を用いて打錠する。 (実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。 実施例 1 5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸4gをエタノール
50mlに溶解し、フエニルヒドラジン2.0mlを加え、
12時間加熱還流後、溶媒を留去し、酢酸20mlを加
え2時間加熱還流する。溶媒を留去し、水を加え
た後、酢酸エチルで抽出する。水洗後、無水硫酸
マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去する。粗生
成物をカラムクロマトグラフイーにて精製後、得
られた結晶をエタノールから再結晶すると、融点
138〜140℃の、2−フエニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン2.3gが得られる。 実施例 2 実施例1で用いたフエニルヒドラジンの代わり
に、ヒドラジンを用いて同様の方法により反応お
よび処理を行なうと、融点198〜200℃の4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オンが得ら
れる。 実施例 3 実施例1で用いたフエニルヒドラジンの代わり
に、4−クロロフエニルヒドラジンを用いて同様
の方法により反応および処理を行なうと、融点
140〜142℃の2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オンが
得られる。 実施例 4 5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸4gをエタノール
100mlに溶解し、4−メトキシフエニルヒドラジ
ン・塩酸塩3.5gおよ酢酸ナトリウム1.8gを加え、
12時間加熱還流後、溶媒を留去し、さらに酢酸20
mlを加え、2時間加熱還流する。ついで、溶媒を
留去し、水を加え酢酸エチルで抽出後、水洗し、
無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を留去す
る。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、さらにエタノールから再結晶する
と、融点143〜145℃の2−(4−メトキシフエニ
ル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン1.9gが得られる。 実施例 5 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、、4−メチルフエニル
ヒドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反
応および処理を行なうと、融点128〜130℃の2−
(4−メチルフエニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 6 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、3−クロロフエニルヒ
ドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反応
および処理を行なうと、融点122〜123℃の2−
(3−クロロフエニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 7 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、4−ブロモフエニルヒ
ドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反応
およ処理を行なうと、融点135〜137℃の2−(4
−ブロモフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダ
ジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 8 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、2−クロロフエニルヒ
ドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反応
および処理を行なうと、融点148〜150℃の2−
(2−クロロフエニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 9 実施例4で用いた5−オキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸の代わりに、7−クロロ−5−オキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ン−4−酢酸を用いて同様の方法により反応およ
び処理を行なうと、融点159〜161℃の10−クロロ
−2−(4−メトキシフエニル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 10 実施例4で用いた5−オキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸の代わりに、7−クロロ−5−オキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ン−4−酢酸を用い、さらに4−メトキシフエニ
ルヒドラジン・塩酸塩の代わりに、4−クロロフ
エニルヒドラジン・塩塩酸をを用いて同様の方法
により反応および処理を行なうと、融点141〜143
℃の10−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ンが得られる。 実施例 11 実施例10で合成した10−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オン3.0gを酢酸90mlに溶解し、内温
40〜50℃にて臭素0.4mlを加え、さらに同温にて
30分攪拌後、減圧下に濃縮し水を加える。析出し
た結晶を濾取し、クロロホルムに溶解し、水洗後
無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去す
る。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフイ
ーにて精製後、さらにクロロホルム−メタノール
から再結晶すると、融点215〜217℃の10−クロロ
−2−(4−クロロフエニル)−5,6−ジヒドロ
−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジ
ン−3(2H)−オン2.4gが得られる。 実施例 12 実施例11で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オンの代わりに、2−(4−クロロフ
エニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3
(2H)−オンを用いて同様の方法により反応およ
び処理を行なうと、融点185〜186℃の2−(4−
クロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)
−オンが得られる。 実施例 13 実施例11で合成した10−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン2.4gにアセトン300mlおよび水25mlを水、攪
拌下、亜臭素酸ナトリウム・3水和物2.8gを加え
る。室温にて18時間攪拌後、減圧下に濃縮し、水
を加え、析出した結晶濾取し、ジメチルホルムア
ミド−水から再結晶すると、融点239〜241℃(分
解)の10−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド1.0gが得られる。 実施例 14 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例12で合成した2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン用いて同様の方法により反応および処理を行
なうと、融点233〜234℃(分解)の2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン・7−オキシドが得られる。 実施例 15 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例4で合成した2−(4−メ
トキシフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オンを用いて同様の方法により反
応および処理を行なうと、融点203〜205℃(分
解)の2−(4−メトキシフエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・7−
オキシドが得られる。 実施例 16 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例1で合成した2−フエニル
−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−
オンを用いて同様の方法により反応および処理を
行なうと、融点187〜190℃(分解)の2−フエニ
ル−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン・7−オキシドが得られる。 実施例 17 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例3で合成した2−(4−ク
ロロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オンを用いて同様の方法により反応
および処理を行なうと、融点217〜220℃(分解)
の2−(4−クロロフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン・7−オキシド
が得られる。 実施例 18 実施例17で得られた2−(4−クロロフエニル)
−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−
オン・7−オキシドをヘキサン−酢酸エチル
(3:1)の混合溶媒を溶出液としてシリカゲル
カラムクロマトグラフイーにより分離、精製し、
第1溶出部から得られる結晶をイソプロピルアル
コールから再結晶すると、融点247〜248℃(分
解)の(4aR*,7S*)−2−(4−クロロフエニ
ル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ−〔1〕ベ
ンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3
(2H)−オン・7−オキシドが得られる。また、
第2溶出部から得られる結晶をイソプロピルアル
コールから再結晶すると、融点190〜191℃(分
解)の(4aR*,7R*)−2−(4−クロロフエニ
ル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン・7−オキシドが得られる。 実施例 19 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例10で合成した10−クロロ−
2−(4−クロロフエニル)−4,4a,5,6−
テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オンを用いて同様の
方法により反応および処理を行なうと、融点198
〜202℃(分解)の10−クロロ−2−(4−クロロ
フエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オン・7−オキシドが得られる。 実施例 20 実施例14で合成した2−(4−クロロフエニル)
−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド14gを酢酸200mlに溶解し、攪拌下、室温に
て過酸化水素15mlを加える。さらに50〜55℃にて
2時間攪拌後、反応液を水1にあけ、析出した
結晶を濾取する。得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーにて精製し、クロロホ
ルム−メタノールから再結晶すると、融点310℃
以上の2−(4−クロロフエニル)−5,6−ジヒ
ドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン−3(2H)−オン・7,7−オキシド9.8g
が得られる。 実施例 21 実施例1で用いた5−オキソー2,3,4,5
−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸の代わりに、7−フルオロ−5−オキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ン−4−酢酸を用い、さらにフエニルヒドラジン
の代わりに、4−クロロフエニルヒドラジンをを
用いて同様の方法により反応および処理を行なう
と、融点141〜142℃の2−(4−クロロフエニル)
−10−フルオロ−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 22 実施例11で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オンの代わりに、2−(4−クロロフ
エニル)−10−フルオロ−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンを用いて同様の方法に
より反応および処理を行なうと、融点160〜162℃
の2−(4−クロロフエニル)−10−フルオロ−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オンが得られる。 実施例 23 実施例22で合成した2−(4−クロロフエニル)
−10−フルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)
−オン1.8g酢酸20mlに溶解し、室温攪拌下、35%
過酸化水素水1.3mlを加える。さらに同温にて5
時間攪拌後、水を加え、析出した結晶を濾取し、
ジメチルホルムアミド−水から再結晶すると、融
点233〜235℃(分解)の2−(4−クロロフエニ
ル)−10−フルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベ
ンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オン・7−オキシド1.3gが得られる。 実施例 24 9−クロロ−5−オキソ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸8g
をブタノール100mlに溶解し、4−クロロフエニ
ルヒドラジン5gを加え、16時間加熱還流する。
溶媒を留去し、残査に酢酸20mlを加え、5時間加
熱還流する。溶媒を留去後、残査に水を加え、酢
酸エチルで抽出する。炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーにより精製すると淡褐色油状物質3gを
得る。 このものを酢酸30mlに溶解し、室温下臭素0.41
mlを加え、さらに内温40〜50℃で1時間攪拌す
る。反応終了後、溶媒を減圧にて留去し、残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
後、エタノールから再結晶すると、融点166〜16
℃の8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オンが得られる。 実施例 25 実施例24で合成した8−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン0.9gを酢酸20mlに溶解し、室温にて攪拌下、
35%過酸化水素水0.6mlを加え、さらに同温にて
18時間攪拌する。水を加え、析出する結晶を濾取
し、さらにエタノールで洗浄をくり返すと、融点
217〜219℃(分解)の8−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン・7−オキシド0.7gが得られる。 実施例 26 4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−
オン92gを酢酸920mlに加え、50〜60℃で臭素64g
滴下し、同温に1時間保つ。大量水に注ぎ込み、
生じた結晶を濾取する。塩水、次いでエタノール
で洗浄後乾燥すると、−5,6−ジヒドロ−〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オン85g得る。融点31〜313℃(分解)。 実施例 27 実施例26で得た化合物5gジメチルホルムアミ
ド50mlに溶解し、60℃水素化ナトリウム1.0gを添
加後、30分間攪拌する。35〜40℃でヨウ化メチル
5gを滴下し、同温に1時間保つ。反応液を水に
注ぎ、酢酸エチルにて抽出後、水洗し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。濃縮して得た結晶を濾取
し、エタノールから再結晶すると、2−メチル−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン2.8gを得る。
融点139〜140℃。 実施例 28 実施例27のヨウ化メチルの代わりにベンジルク
ロライドを用いると、2−ベンジル−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピ
リダジン−3(2H)−オンが得られる。融点190〜
192℃。 実施例 29 実施例27ヨウ化メチルの代わりに4−クロロベ
ンジルクロライドを用いると、2−(4−クロロ
ベンジル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン
が得られる。融点224〜225℃。 実施例 30 実施例27のヨウ化メチルの代わりに臭化ブチル
用いると、2−ブチル−5,6−ジヒドロ−〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オンが得られる。融点108〜110℃。 実施例 31 実施例28で得た化合物5.8g酢酸200mlに溶かし、
35%過酸化水素5gを添加し、室温に5時間保つ。
氷水に注ぎ込み、生じた結晶を濾取し、60%酢酸
水溶液から再結晶すると、2−(4−クロロベン
ジル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシド4.2gが得られる。融点207〜209℃(分
解)。 実施例 32 実施例31で得た化合物3.4g酢酸200mlに加え、
45〜50℃にて加熱溶解する。35%過酸化水素水
20gを添加し、同温に3時間保つ。大量の水に注
ぎ込み、生じた結晶を濾取し、水洗後、60%酢酸
水溶液から再結晶すると、2−(4−クロロベン
ジル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7,
7−オキシド2.6g得る。融点238〜239℃(分解)。 上記実施例と同様にして以下の化合物が得られ
る。 実施例 33 2−(4−ブロモフエニル)−5,6−ジヒドロ
−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジ
ン−3(2H)−オン・7−オキシド、融点227℃
(分解)。 実施例 34 10−メチル−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オン、融点185〜187℃ 実施例 35 2−(4−クロロフエニル)−10−メチル−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、
融点151〜153℃ 実施例 36 10−メチル−2−(4−メチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、
融点164〜166℃ 実施例 37 2−(4−ブロモフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン・7−オキシド、
融点227〜229℃(分解) 実施例 38 2−(4−ブロモフエニル)−5,6−ジヒドロ
−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジ
ン−3(2H)−オン、融点199〜201℃ 実施例 39 2−(4−クロロフエニル)−10−メチル−5,
6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−
c〕ピリダジン−3(2H)−オン、融点182〜184
℃ 実施例 40 2−(4−クロロフエニル)−10−メチル−5,
6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−
c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド、
融点237〜239℃(分解) 実施例 41 10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン、融点175〜177℃ 実施例 42 10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、融点169〜
171℃ 実施例 43 10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド、融点227〜229℃(分解) 実施例 44 2−(4−フルオロフエニル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、融点146〜
147℃ 実施例 45 2−(4−フルオロフエニル)−5,6−ジヒド
ロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダ
ジン−3(2H)−オン、融点163〜165℃ 実施例 46 2−(4−フルオロフエニル)−5,6−ジヒド
ロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダ
ジン−3(2H)−オン・7−オキシド、融点225〜
226℃(分解) 実施例 47 2−(3,4−ジクロロフエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、融点
134〜136℃ 実施例 48 10−フルオロ−2−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、融点
156〜157℃ 実施例 49 10−フルオロ−2−(3−トリフルオロメチル
フエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ン・7−オキシド、融点203〜204℃(分解) 実施例 50 10−フルオロ−2−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、7,
7−ジオキシド、融点253〜255℃(分解) 実施例 51 8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−5,
6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−
c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7,7−ジオ
キシド、融点219〜220℃(分解) 本発明を上述の明細書およびそれに包含される
実施例で十分に説明したが、これらは本発明の精
神と範囲に反することなく種々に変更、修飾する
ことができる。
mg/Kg腹腔内投与および1000mg/Kg経口投与にお
いても死亡例はみられなかつた。 上記した実験を含む種々の薬理実験から、本発
明の一般式()の化合物はベンゾジアゼピン受
容体に対して高い親和性を示し、ビククリン、ペ
ンチレンテトラゾールなどの化学的痙攣誘発剤に
対する拮抗作用を有し、また、ラツトにおける抗
コンフリクト試験において強い抗不安作用を示す
一方、筋弛緩作用、麻酔増強作用、アルコール増
強作用が弱く、かつ毒性も低いことから、本発明
化合物は安全性が高く、しかも選択的な抗不安薬
として有用であることが明らかになつた。本発明
化合物の有用な対象疾病病名としては、たとえば
自律神経失調症、神経性嘔吐症、神経性皮膚炎、
神経性狭心症、神経性呼吸困難症などあるいは各
種疾患により誘発される不安・緊張などの心身
症、不安神経症が挙げられ、これら疾病の予防・
改善または治療に用いることができる。また、ジ
アゼパムなどの既存抗不安薬の過量投与あるいは
中毒に対する中和剤としても有用である。 さらに、本発明のある種の群の化合物は白血球
貧食能亢進作用、マクロフアージの貧食能亢進作
用および感染防御作用などの薬理作用を有し、生
体防御能亢進剤として有用である。これら作用は
次の方法によつて確認することができる。 実験例 7 白血球の貧食能に対する作用 シユトツセル(Stossel)らの方法〔ジヤーナ
ル・オブ・クリニカル・インベステイゲーシヨン
(Journal of Clinical Investigation)第51巻、
615頁、1972年〕に準じて行なつた。 ICRマウス(体重30〜35g)にグリコーゲンを
腹腔内投与し、3時間後に腹水白血球を採取し、
5×106個/mlの白血球懸濁液を調製した。この
懸濁液200μに試験化合物を加え、さらに100μ
のマウス血清および100μのイースト死菌
(1×108個/ml)を加え、37℃で20分間反応させ
た。ついで反応液中の約200個の白血球を顕微鏡
(倍率400倍)下で観察し、1個以上のイースト死
菌を貧食した白血球数を計数した。対照の白血球
の貧食率に対し、化合物0.1μM添加時の相対的割
合を求めた。 実験例 8 マクロフアージの貧食能に対する作用 カゼイン・ナトリウムをラツト腹腔内に投与
し、3〜4日後に腹腔内からマクロフアージを採
取した。貧食能を実験例7と同様に0.1μM添加時
の相対的割合を求た。 実験例 9 感染防御作用 5週令の雄性ICRマウス(体重23〜27g)にシ
クロホスフアマイド200mg/Kgを腹腔内投与し、
4日後にエシユリシア・コリ(E.coli)0−111
株1×10-8CFUをマウスの皮下に接種した(コ
ントロール群)。同様に薬物投与群はシクロホス
フアマイド投与翌日より3日間、3mg/Kgを経口
投与した。E.coli接種7日後のコントロール群に
対する薬物投与群の生存率を比較した。 本発明化合物を医薬として用いる場合には、製
薬上許容される適宜の賦形剤、担体、希釈剤など
の添加剤と混合し、錠剤、カプセル剤、顆粒、シ
ロツプ剤、注射剤、坐剤または散剤などの形態で
投与できる。投与量は、たとえば経口投与の場
合、通常成人1日当り5〜500mg程度であり、こ
れを1回または数回に分けて投与することができ
る。 製剤処方例 本発明の化合物()10mgを含有する錠剤は次
の処方により調製することができる。 化合物() 10.0mg 乳 糖 58.5mg トウモロコシデンプン 25.0mg 結晶セルロース 20.0mg ポリビニルピロリドンK−30 2.0mg タルク 4.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.5mg 120.0mg 化合物()をアトマイザーにより粉砕し、平
均粒子径10μ以下の微粉とする。化合物()、
乳糖、トウモロコシデンプンおよび結晶セルロー
スを練合機中で十分に混合したのち、ポリビニル
ピロリドン糊液を加えて練合する。練合物を200
メツシユの篩を通して造粒し、50℃の熱風乾燥機
中で水分3〜4%となるまで乾燥し、24メツシユ
の篩を通したのち、タルクおよびステアリン酸マ
グネシウムをを混合し、ロータリー式打錠機によ
り、直径8mmの平面杵を用いて打錠する。 (実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する
が、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。 実施例 1 5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸4gをエタノール
50mlに溶解し、フエニルヒドラジン2.0mlを加え、
12時間加熱還流後、溶媒を留去し、酢酸20mlを加
え2時間加熱還流する。溶媒を留去し、水を加え
た後、酢酸エチルで抽出する。水洗後、無水硫酸
マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去する。粗生
成物をカラムクロマトグラフイーにて精製後、得
られた結晶をエタノールから再結晶すると、融点
138〜140℃の、2−フエニル−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン2.3gが得られる。 実施例 2 実施例1で用いたフエニルヒドラジンの代わり
に、ヒドラジンを用いて同様の方法により反応お
よび処理を行なうと、融点198〜200℃の4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オンが得ら
れる。 実施例 3 実施例1で用いたフエニルヒドラジンの代わり
に、4−クロロフエニルヒドラジンを用いて同様
の方法により反応および処理を行なうと、融点
140〜142℃の2−(4−クロロフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オンが
得られる。 実施例 4 5−オキソ−2,3,4,5−テトラヒドロ−
〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸4gをエタノール
100mlに溶解し、4−メトキシフエニルヒドラジ
ン・塩酸塩3.5gおよ酢酸ナトリウム1.8gを加え、
12時間加熱還流後、溶媒を留去し、さらに酢酸20
mlを加え、2時間加熱還流する。ついで、溶媒を
留去し、水を加え酢酸エチルで抽出後、水洗し、
無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を留去す
る。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフイ
ーにて精製し、さらにエタノールから再結晶する
と、融点143〜145℃の2−(4−メトキシフエニ
ル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン1.9gが得られる。 実施例 5 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、、4−メチルフエニル
ヒドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反
応および処理を行なうと、融点128〜130℃の2−
(4−メチルフエニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 6 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、3−クロロフエニルヒ
ドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反応
および処理を行なうと、融点122〜123℃の2−
(3−クロロフエニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 7 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、4−ブロモフエニルヒ
ドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反応
およ処理を行なうと、融点135〜137℃の2−(4
−ブロモフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒ
ドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダ
ジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 8 実施例4で用いた4−メトキシフエニルヒドラ
ジン・塩酸塩の代わりに、2−クロロフエニルヒ
ドラジン・塩酸塩を用いて同様の方法により反応
および処理を行なうと、融点148〜150℃の2−
(2−クロロフエニル)−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 9 実施例4で用いた5−オキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸の代わりに、7−クロロ−5−オキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ン−4−酢酸を用いて同様の方法により反応およ
び処理を行なうと、融点159〜161℃の10−クロロ
−2−(4−メトキシフエニル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 10 実施例4で用いた5−オキソ−2,3,4,5
−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸の代わりに、7−クロロ−5−オキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ン−4−酢酸を用い、さらに4−メトキシフエニ
ルヒドラジン・塩酸塩の代わりに、4−クロロフ
エニルヒドラジン・塩塩酸をを用いて同様の方法
により反応および処理を行なうと、融点141〜143
℃の10−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ンが得られる。 実施例 11 実施例10で合成した10−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オン3.0gを酢酸90mlに溶解し、内温
40〜50℃にて臭素0.4mlを加え、さらに同温にて
30分攪拌後、減圧下に濃縮し水を加える。析出し
た結晶を濾取し、クロロホルムに溶解し、水洗後
無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を留去す
る。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフイ
ーにて精製後、さらにクロロホルム−メタノール
から再結晶すると、融点215〜217℃の10−クロロ
−2−(4−クロロフエニル)−5,6−ジヒドロ
−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジ
ン−3(2H)−オン2.4gが得られる。 実施例 12 実施例11で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オンの代わりに、2−(4−クロロフ
エニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3
(2H)−オンを用いて同様の方法により反応およ
び処理を行なうと、融点185〜186℃の2−(4−
クロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)
−オンが得られる。 実施例 13 実施例11で合成した10−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン2.4gにアセトン300mlおよび水25mlを水、攪
拌下、亜臭素酸ナトリウム・3水和物2.8gを加え
る。室温にて18時間攪拌後、減圧下に濃縮し、水
を加え、析出した結晶濾取し、ジメチルホルムア
ミド−水から再結晶すると、融点239〜241℃(分
解)の10−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド1.0gが得られる。 実施例 14 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例12で合成した2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン用いて同様の方法により反応および処理を行
なうと、融点233〜234℃(分解)の2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン・7−オキシドが得られる。 実施例 15 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例4で合成した2−(4−メ
トキシフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オンを用いて同様の方法により反
応および処理を行なうと、融点203〜205℃(分
解)の2−(4−メトキシフエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン・7−
オキシドが得られる。 実施例 16 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例1で合成した2−フエニル
−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−
オンを用いて同様の方法により反応および処理を
行なうと、融点187〜190℃(分解)の2−フエニ
ル−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン・7−オキシドが得られる。 実施例 17 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例3で合成した2−(4−ク
ロロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オンを用いて同様の方法により反応
および処理を行なうと、融点217〜220℃(分解)
の2−(4−クロロフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン・7−オキシド
が得られる。 実施例 18 実施例17で得られた2−(4−クロロフエニル)
−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−
オン・7−オキシドをヘキサン−酢酸エチル
(3:1)の混合溶媒を溶出液としてシリカゲル
カラムクロマトグラフイーにより分離、精製し、
第1溶出部から得られる結晶をイソプロピルアル
コールから再結晶すると、融点247〜248℃(分
解)の(4aR*,7S*)−2−(4−クロロフエニ
ル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ−〔1〕ベ
ンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3
(2H)−オン・7−オキシドが得られる。また、
第2溶出部から得られる結晶をイソプロピルアル
コールから再結晶すると、融点190〜191℃(分
解)の(4aR*,7R*)−2−(4−クロロフエニ
ル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)
−オン・7−オキシドが得られる。 実施例 19 実施例13で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ンの代わりに、実施例10で合成した10−クロロ−
2−(4−クロロフエニル)−4,4a,5,6−
テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オンを用いて同様の
方法により反応および処理を行なうと、融点198
〜202℃(分解)の10−クロロ−2−(4−クロロ
フエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オン・7−オキシドが得られる。 実施例 20 実施例14で合成した2−(4−クロロフエニル)
−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド14gを酢酸200mlに溶解し、攪拌下、室温に
て過酸化水素15mlを加える。さらに50〜55℃にて
2時間攪拌後、反応液を水1にあけ、析出した
結晶を濾取する。得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーにて精製し、クロロホ
ルム−メタノールから再結晶すると、融点310℃
以上の2−(4−クロロフエニル)−5,6−ジヒ
ドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン−3(2H)−オン・7,7−オキシド9.8g
が得られる。 実施例 21 実施例1で用いた5−オキソー2,3,4,5
−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢
酸の代わりに、7−フルオロ−5−オキソ−2,
3,4,5−テトラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピ
ン−4−酢酸を用い、さらにフエニルヒドラジン
の代わりに、4−クロロフエニルヒドラジンをを
用いて同様の方法により反応および処理を行なう
と、融点141〜142℃の2−(4−クロロフエニル)
−10−フルオロ−4,4a,5,6−テトラヒド
ロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジ
ンー3(2H)−オンが得られる。 実施例 22 実施例11で用いた10−クロロ−2−(4−クロ
ロフエニル)−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オンの代わりに、2−(4−クロロフ
エニル)−10−フルオロ−4,4a,5,6−テト
ラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピ
リダジンー3(2H)−オンを用いて同様の方法に
より反応および処理を行なうと、融点160〜162℃
の2−(4−クロロフエニル)−10−フルオロ−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オンが得られる。 実施例 23 実施例22で合成した2−(4−クロロフエニル)
−10−フルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベン
ゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)
−オン1.8g酢酸20mlに溶解し、室温攪拌下、35%
過酸化水素水1.3mlを加える。さらに同温にて5
時間攪拌後、水を加え、析出した結晶を濾取し、
ジメチルホルムアミド−水から再結晶すると、融
点233〜235℃(分解)の2−(4−クロロフエニ
ル)−10−フルオロ−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベ
ンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オン・7−オキシド1.3gが得られる。 実施例 24 9−クロロ−5−オキソ−2,3,4,5−テ
トラヒドロ−〔1〕ベンゾチエピン−4−酢酸8g
をブタノール100mlに溶解し、4−クロロフエニ
ルヒドラジン5gを加え、16時間加熱還流する。
溶媒を留去し、残査に酢酸20mlを加え、5時間加
熱還流する。溶媒を留去後、残査に水を加え、酢
酸エチルで抽出する。炭酸水素ナトリウム水溶液
で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒
を留去する。残査をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーにより精製すると淡褐色油状物質3gを
得る。 このものを酢酸30mlに溶解し、室温下臭素0.41
mlを加え、さらに内温40〜50℃で1時間攪拌す
る。反応終了後、溶媒を減圧にて留去し、残査を
シリカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製
後、エタノールから再結晶すると、融点166〜16
℃の8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オンが得られる。 実施例 25 実施例24で合成した8−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン0.9gを酢酸20mlに溶解し、室温にて攪拌下、
35%過酸化水素水0.6mlを加え、さらに同温にて
18時間攪拌する。水を加え、析出する結晶を濾取
し、さらにエタノールで洗浄をくり返すと、融点
217〜219℃(分解)の8−クロロ−2−(4−ク
ロロフエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−
オン・7−オキシド0.7gが得られる。 実施例 26 4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾ
チエピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−
オン92gを酢酸920mlに加え、50〜60℃で臭素64g
滴下し、同温に1時間保つ。大量水に注ぎ込み、
生じた結晶を濾取する。塩水、次いでエタノール
で洗浄後乾燥すると、−5,6−ジヒドロ−〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オン85g得る。融点31〜313℃(分解)。 実施例 27 実施例26で得た化合物5gジメチルホルムアミ
ド50mlに溶解し、60℃水素化ナトリウム1.0gを添
加後、30分間攪拌する。35〜40℃でヨウ化メチル
5gを滴下し、同温に1時間保つ。反応液を水に
注ぎ、酢酸エチルにて抽出後、水洗し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。濃縮して得た結晶を濾取
し、エタノールから再結晶すると、2−メチル−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン2.8gを得る。
融点139〜140℃。 実施例 28 実施例27のヨウ化メチルの代わりにベンジルク
ロライドを用いると、2−ベンジル−5,6−ジ
ヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピ
リダジン−3(2H)−オンが得られる。融点190〜
192℃。 実施例 29 実施例27ヨウ化メチルの代わりに4−クロロベ
ンジルクロライドを用いると、2−(4−クロロ
ベンジル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン
が得られる。融点224〜225℃。 実施例 30 実施例27のヨウ化メチルの代わりに臭化ブチル
用いると、2−ブチル−5,6−ジヒドロ−〔1〕
ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3
(2H)−オンが得られる。融点108〜110℃。 実施例 31 実施例28で得た化合物5.8g酢酸200mlに溶かし、
35%過酸化水素5gを添加し、室温に5時間保つ。
氷水に注ぎ込み、生じた結晶を濾取し、60%酢酸
水溶液から再結晶すると、2−(4−クロロベン
ジル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−
オキシド4.2gが得られる。融点207〜209℃(分
解)。 実施例 32 実施例31で得た化合物3.4g酢酸200mlに加え、
45〜50℃にて加熱溶解する。35%過酸化水素水
20gを添加し、同温に3時間保つ。大量の水に注
ぎ込み、生じた結晶を濾取し、水洗後、60%酢酸
水溶液から再結晶すると、2−(4−クロロベン
ジル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7,
7−オキシド2.6g得る。融点238〜239℃(分解)。 上記実施例と同様にして以下の化合物が得られ
る。 実施例 33 2−(4−ブロモフエニル)−5,6−ジヒドロ
−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジ
ン−3(2H)−オン・7−オキシド、融点227℃
(分解)。 実施例 34 10−メチル−4,4a,5,6−テトラヒドロ
〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ーc)ピリダジン
ー3(2H)−オン、融点185〜187℃ 実施例 35 2−(4−クロロフエニル)−10−メチル−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、
融点151〜153℃ 実施例 36 10−メチル−2−(4−メチルフエニル)−4,
4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピ
ノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、
融点164〜166℃ 実施例 37 2−(4−ブロモフエニル)−4,4a,5,6
−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4ー
c)ピリダジンー3(2H)−オン・7−オキシド、
融点227〜229℃(分解) 実施例 38 2−(4−ブロモフエニル)−5,6−ジヒドロ
−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジ
ン−3(2H)−オン、融点199〜201℃ 実施例 39 2−(4−クロロフエニル)−10−メチル−5,
6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−
c〕ピリダジン−3(2H)−オン、融点182〜184
℃ 実施例 40 2−(4−クロロフエニル)−10−メチル−5,
6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−
c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキシド、
融点237〜239℃(分解) 実施例 41 10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニル)−
4,4a,5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オ
ン、融点175〜177℃ 実施例 42 10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、融点169〜
171℃ 実施例 43 10−フルオロ−2−(4−フルオロフエニル)−
5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,
4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7−オキ
シド、融点227〜229℃(分解) 実施例 44 2−(4−フルオロフエニル)−4,4a,5,
6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4
ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、融点146〜
147℃ 実施例 45 2−(4−フルオロフエニル)−5,6−ジヒド
ロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダ
ジン−3(2H)−オン、融点163〜165℃ 実施例 46 2−(4−フルオロフエニル)−5,6−ジヒド
ロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダ
ジン−3(2H)−オン・7−オキシド、融点225〜
226℃(分解) 実施例 47 2−(3,4−ジクロロフエニル)−4,4a,
5,6−テトラヒドロ〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4ーc)ピリダジンー3(2H)−オン、融点
134〜136℃ 実施例 48 10−フルオロ−2−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、融点
156〜157℃ 実施例 49 10−フルオロ−2−(3−トリフルオロメチル
フエニル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエ
ピノ〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オ
ン・7−オキシド、融点203〜204℃(分解) 実施例 50 10−フルオロ−2−(3,4−ジクロロフエニ
ル)−5,6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ
〔5,4−c〕ピリダジン−3(2H)−オン、7,
7−ジオキシド、融点253〜255℃(分解) 実施例 51 8−クロロ−2−(4−クロロフエニル)−5,
6−ジヒドロ−〔1〕ベンゾチエピノ〔5,4−
c〕ピリダジン−3(2H)−オン・7,7−ジオ
キシド、融点219〜220℃(分解) 本発明を上述の明細書およびそれに包含される
実施例で十分に説明したが、これらは本発明の精
神と範囲に反することなく種々に変更、修飾する
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1,R2は同一または異なつて水素、
ハロゲン、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、ア
ミノ、ニトロ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アル
コキシまたはC2-5アルカノイルアミノを、R3は
水素、C1-8アルキル、ヒドロキシ−C1-4アルキ
ル、C2-5アルカノイルオキシ−C1-4アルキル、ア
リール、アリールC1-4アルキル、ヘテロアリール
または芳香環上にハロゲン、トリフルオロメチ
ル、ヒドロキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、C1-4
アルキル、C1-4アルコキシおよびC2-5アルカノイ
ルアミノから選ばれる置換基を1〜3個有するア
リール、アリール−C1-4アルキルもしくはヘテロ
アリールを、nは0,1または2を、4位と4a
位との間の結合―――………は単結合または二重結合を
示す。) で表わされるベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリ
ダジン化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63048464A JPH01250383A (ja) | 1987-03-02 | 1988-03-01 | ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62-48497 | 1987-03-02 | ||
| JP4849787 | 1987-03-02 | ||
| JP62-172469 | 1987-07-09 | ||
| JP62-306227 | 1987-12-02 | ||
| JP63048464A JPH01250383A (ja) | 1987-03-02 | 1988-03-01 | ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01250383A JPH01250383A (ja) | 1989-10-05 |
| JPH0555509B2 true JPH0555509B2 (ja) | 1993-08-17 |
Family
ID=26388741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63048464A Granted JPH01250383A (ja) | 1987-03-02 | 1988-03-01 | ベンゾチエピノ〔5,4−c〕ピリダジン化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01250383A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2116448A1 (en) * | 1991-08-27 | 1993-03-04 | Tohru Nakao | Fused pyridazine compound and pharmaceutical use thereof |
| US5597918A (en) * | 1991-08-27 | 1997-01-28 | Yoshitomi Pharmaceutical Industries, Ltd. | Fused pyridazine compound |
-
1988
- 1988-03-01 JP JP63048464A patent/JPH01250383A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01250383A (ja) | 1989-10-05 |
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