JPH0555692A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JPH0555692A
JPH0555692A JP21551891A JP21551891A JPH0555692A JP H0555692 A JPH0555692 A JP H0555692A JP 21551891 A JP21551891 A JP 21551891A JP 21551891 A JP21551891 A JP 21551891A JP H0555692 A JPH0555692 A JP H0555692A
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JP
Japan
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layer
ridge
conductivity type
type
semiconductor laser
Prior art date
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Application number
JP21551891A
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English (en)
Inventor
Shoji Hirata
照二 平田
Hironobu Narui
啓修 成井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 SDH型半導体レーザにおいて、リッジの両
側のサイリスタ構成を確実に保持して、リーク電流の低
減化をはかる。 【構成】 {100}結晶面を主面1Sとする第1導電
型の基体1上に、この基体の〈011〉結晶軸方向に延
長するリッジ2が形成され、このリッジ2上に気相成長
法により少なくとも第1導電型のクラッド層5と、活性
層6と、第2導電型のクラッド層7と、電流ブロック層
9とが、リッジ2の両端縁から延びて成る{111}B
面より成る斜面8a及び8bが現れるように成長されて
成り、リッジ2の両側面2S及び両側の溝3底部に、基
体1とは異なる導電型のキャリアを有する半導体層4又
は絶縁型の半導体層を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザ、特に活
性層の横方向において電流狭窄がなされて低しきい値電
流化がはかられた半導体レーザに係わる。
【0002】
【従来の技術】低しきい値電流Ithを有する半導体レー
ザとして、1回のエピタキシャル成長作業によって形成
し得るようにしたSDH(Separated Double Hetero Ju
nction) 半導体レーザが、本出願人による例えば特開昭
61−183987号特許出願、特開平2−174287号特許出願等
において提案されている。
【0003】このSDH型半導体レーザは、図4にその
一例の略線的拡大断面図を示すように、先ず第1導電型
例えばn型で一主面1Sが{100}結晶面の例えば
(100)結晶面を有する例えばGaAsより成る基体
1のその主面1Sに、図4においてその紙面と直交する
〈011〉結晶軸方向の例えば〔011〕結晶軸方向に
延びる線状のメサ突起即ちリッジ2がその両側を溝3に
挟まれて形成され、このリッジ2上を含んだn型基体1
の主面1S上に、順次通常のMOCVD(有機金属によ
る化学的気相成長)法すなわちメチル系MOCVD法に
よって、連続的に第1導電型例えばn型のクラッド層5
と、低不純物濃度ないしはアンドープの活性層6と、第
2導電型例えばp型の第1のクラッド層7と、第1導電
型例えばn型の電流ブロック層8と、第2導電型例えば
p型の第2のクラッド層10と、第2導電型のキャップ
層11との各半導体層が1回のエピタキシャル成長作業
によって形成されてなる。
【0004】ここに第1導電型のクラッド層5と第2導
電型の第1及び第2のクラッド層7及び10と、第1導
電型の電流ブロック層9とは、活性層6に比してバンド
ギャップが大すなわち屈折率が小なる材料より成る。
【0005】このとき、上述したように基体1の主面1
Sの結晶面及びリッジ2の延長する結晶方位を選定し、
更にリッジ2の幅及び高さ、即ちその両側の溝3の深
さ、さらにn型のクラッド層5、活性層6、p型の第1
のクラッド層7等の厚さを選定することによって、各層
5、6及び7をリッジ2上と溝3上とにおいて互いに他
と分断するように斜面8a及び8bによる断層を形成
し、これら斜面8a及び8bによって分断された断面三
角形状でかつ図4の紙面に直交する方向に延長するエピ
タキシャル成長層20がリッジ2上に形成されるように
することができる。
【0006】これは、通常のMOCVD法、即ちメチル
系の有機金属を原料ガスとして行ったMOCVD法によ
る場合、(111)B結晶面が一旦生じてくると、この
面に関してはエピタキシャル成長が生じにくいことを利
用して、断面三角形状のエピタキシャル成長層20を形
成するものである。そして、この場合電流ブロック層9
は、エピタキシャル成長層20によってこれを挟んでそ
の両側に分断され、この分断によって生じた両端面が丁
度ストライプ状エピタキシャル成長層20における分断
されたストライプ状活性層6の両側端面の近傍、即ち斜
面8a及び8bに臨む端面の近傍に衝合するようになさ
れる。
【0007】このようにしてリッジ2上のエピタキシャ
ル成長層20における活性層6が、これより屈折率の小
さい電流ブロック層9によって挟みこまれるように形成
されて横方向の閉じ込めがなされて発光動作領域となる
ようにされ、しかもこの電流ブロック層9の存在によっ
てストライプ状エピタキシャル成長層20の両外側にお
いては、p型の第2のクラッド層10と、ブロック層9
と、p型の第1のクラッド層7と、n型のクラッド層5
とによってp−n−p−nのサイリスタが形成されて、
ここにおける電流が阻止され、これによってこのリッジ
2上のエピタキシャル成長層20の活性層6に電流が集
中するようになされて、低しきい値電流化をはかるよう
になされている。
【0008】しかしながら、このような構成とする場
合、図4において矢印ia で示すように、リッジ2上の
n型のクラッド層5から、斜面8a及び8bに接する界
面を通じてn型の電流ブロック層9からp型の第2のク
ラッド層10へ抜けるリーク電流の通路が形成され、動
作時にリーク電流が流れてしまう。そしてこのリーク電
流が大となる場合には、p型の第2のクラッド層10、
電流ブロック層9、p型の第1のクラッド層7及びn型
のクラッド層5により構成されるサイリスタがオン状態
となってしまい、矢印ib で示すように大なるリーク電
流が流れてしまう場合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うなSDH構成を採る半導体レーザにおいて、リッジ2
両側の溝3内におけるサイリスタ構成を安定に保持し、
サイリスタがオン状態になって大なるリーク電流が発生
することを確実に回避することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明半導体レーザの一
例の略線的拡大断面図を図1に示す。本発明は図1に示
すように、{100}結晶面を主面1Sとする第1導電
型の基体1上に、この基体の〈011〉結晶軸方向に延
長するリッジ2が形成され、このリッジ2上に気相成長
法により少なくとも第1導電型のクラッド層5と、活性
層6と、第2導電型のクラッド層7と、電流ブロック層
9とが、リッジ2の両端縁から延びて成る{111}B
結晶面より成る斜面8a及び8bが現れるように成長さ
れて成り、リッジ2の両側面2S及び両側の溝3底部
に、基体1とは異なる導電型のキャリアを有する半導体
層4又は絶縁型の半導体層を設けて構成する。
【0011】
【作用】上述したように本発明半導体レーザにおいて
は、{100}結晶面を主面1Sとする基体1上に、基
体1の〈011〉結晶軸方向に延長するリッジ2が形成
されて、この上に気相成長法、即ち通常のメチル系MO
CVD法によって第1導電型のクラッド層5、活性層
6、第2導電型のクラッド層7、電流ブロック層9等を
被着形成するものであるが、このように主面1Sの結晶
面及びリッジ2の延長する方向を選定する場合はリッジ
2上において一旦{111}B結晶面が生じると、この
{111}B結晶面上ではメチル系MOCVD法による
成長が生じにくいことから、リッジ2上では{111}
B結晶面より成る斜面8a及び8bに両側を挟まれた断
面三角形状となって成長し、各層はリッジ2上と溝3内
とで互いに分断して成長する。従ってこのリッジ2の幅
及び高さ、更には各層5、6及び7の厚さを適切に選定
することによって、リッジ2上においては第1導電型の
クラッド層5、活性層6及び第2導電型のクラッド層7
より成る断面三角形状のエピタキシャル成長層20が構
成され、一方溝3内の電流ブロック層9が、リッジ2上
の活性層6の両斜面8a及び8bに臨む両側の近傍に位
置するようになすことができる。図1の例においては、
この活性層6の端面を覆うようになす場合を示してい
る。
【0012】更に本発明半導体レーザにおいては、リッ
ジ2の両側面2S及び両側の溝3内を、基体1とは異な
る導電型のキャリアを有する半導体層4又は絶縁型の半
導体層によって囲んで構成することにより、図において
破線矢印aで示すように、リッジ2上の第1導電型のク
ラッド層5から電流ブロック層9に抜けるリーク電流が
発生して溝3内の第1導電型のクラッド層6、第2導電
型の第1のクラッド層7、電流ブロック層9及び第2導
電型の第2のクラッド層10より成るサイリスタがオン
状態となっても、基体1、半導体層4、第1導電型のク
ラッド層6及び第2導電型のクラッド層7より成るp−
n−p−nサイリスタが構成されるため、破線矢印bで
示すように、基体1から半導体層4、第1導電型のクラ
ッド層5、第2導電型のクラッド層7へと流れるより大
なるリーク電流が発生することを確実に回避できる。
【0013】従って、従来に比して大なる動作電流を通
電して、ある程度のリーク電流がリッジ2上において発
生しても、溝3内においてはサイリスタ構成を安定に保
持することができて、より大なるリーク電流の発生を確
実に阻止することができる。
【0014】
【実施例】実施例1 以下図1の断面図と、その理解を容易にするためにその
製造方法を示す図2A〜Cの製造工程図を参照して本発
明半導体レーザの一例を詳細に説明する。この場合、A
lGaAs系III −V族半導体レーザの例を示す。
【0015】図1において、1はn型のGaAs等より
成る基体で、この基体1の{100}結晶面、例えば
(100)結晶面より成る主面1S上に、〈011〉結
晶軸、例えば〔011〕結晶軸方向に延長するリッジ2
が形成されて成る。このリッジ2の両側面2S上とこれ
を挟んだ両側の溝3底部には、基体1とは異なる導電型
即ちこの場合p型のGaAsまたはAlGaAs等より
成る半導体層4が被着形成されて成る。そしてこれの上
に、順次第1導電型例えばn型のAlGaAs等より成
るクラッド層5、真性のGaAs等より成る活性層6、
更に第2導電型例えばp型のAlGaAs等より成る第
1のクラッド層7とが順次被着されて成り、リッジ2上
においては、この第1導電型のクラッド層5、活性層6
及び第2導電型の第1のクラッド層7とによって{11
1}B結晶面この場合(111)B結晶面より成る斜面
8a及び8bによって囲まれた断面三角形状のエピタキ
シャル成長層20が形成され、溝3内においては、第2
導電型の第1のクラッド層7上に更に例えばn型のAl
GaAs等より成る電流ブロック層9と第2導電型この
場合p型のAlGaAs等より成る第2のクラッド層1
0、p型のGaAs等より成るキャップ層11が順次被
着されて半導体レーザが構成される。
【0016】このような半導体レーザの製造方法を図2
A〜Cを参照して説明する。先ず図2Aに示すように、
第1導電型例えばn型のGaAs等より成る基体1の例
えば(100)結晶面より成る主面1S上に、例えば
〔011〕結晶軸方向、この場合図2Aの紙面と直交す
る方向に延長するリッジ22を例えば逆メサ状にエッチ
ング形成する。このエッチングは、図示しないがフォト
リソグラフィ等の適用によって、例えば塩酸系またはア
ンモニア系のウェットエッチング液を用いて行う。そし
てこのリッジ2上を覆って全面的に例えばp型のGaA
s、又はAlGaAs等より成る半導体層4を通常のM
OCVD法、即ちトリメチルアルミニウム、トリメチル
ガリウム、アルシン等の材料を用いるメチル系MOCV
D法によりエピタキシャル成長する。この場合、リッジ
2の両側面2S上には{011}結晶面より成る面4F
が自然発生的に生じて、この面4F上と、溝3底部の
(100)面に沿う面上とにおいて半導体層4がエピタ
キシャル成長する。一方リッジ2上においては、リッジ
2の両端縁から主面1Sに対して約55°の角度をなす
{111}B結晶面この場合(111)B結晶面より成
る斜面8a及び8bが自然発生的に生じる。
【0017】これは、通常のメチル系MOCVD法によ
る場合は、上述の{111}B結晶面上においてはエピ
タキシャル成長が生じにくいことから、一旦この{11
1}B結晶面が生じると、リッジ2上と溝3内とにおい
ては互いに分断してエピタキシャル成長されることに因
る。
【0018】このようにして、リッジ2の延長する方向
と、基体1の主面1Sの結晶面とを選定することによっ
て、リッジ2上と、リッジ2の両側面2S及び溝3内と
において互いに分断して半導体層4を被着形成すること
ができる。
【0019】次に図2Bに示すように、この半導体層4
上に例えば液状のフォトレジスト21を塗布して溝3内
の半導体層4上のみを覆うようにして、このフォトレジ
スト21をマスクとしてエッチングを行って、リッジ2
上の半導体層4のみをエッチング除去する。
【0020】この後図2Cに示すように、通常のSDH
構造の半導体レーザと同様に、AlGaAs等より成る
例えばn型のクラッド層5、GaAs等より成る活性層
6、AlGaAs等より成る例えばp型の第1のクラッ
ド層7を順次メチル系MOCVD法によるエピタキシャ
ル成長する。このとき、リッジ2の幅と各層5、6及び
7の膜厚を適切に選定することによって、これら各層
5、6及び7がその両側を(111)B結晶面より成る
斜面8a及び8bに囲まれた断面三角形状のエピタキシ
ャル成長層20を形成することができる。そして溝3内
においては、p型の第1のクラッド層7の厚さを適切に
選定して、その上面をリッジ2上の活性層6の両斜面8
a及び8bに臨む端面の下部に位置するようになし、こ
のクラッド層7の上にn型のAlGaAs等より成り、
活性層6に比して屈折率が小とされた電流ブロック層9
をエピタキシャル成長してこの電流ブロック層9がこれ
ら活性層6の両端面に衝合するようになす。
【0021】そして、図1に示すようにこの後p型の第
2のクラッド層10をエピタキシャル成長する。このと
き両斜面8a及び8b上では初期においてはエピタキシ
ャル成長が生じないが、溝3内での成長が進むにつれて
その突き合わせ部において(111)B結晶面以外の面
が生じるため、このp型の第2のクラッド層10がエピ
タキシャル成長層20上を覆って全面的に成長する。
【0022】この後図示しないが、キャップ層11上
と、基体1の裏面とにそれぞれAl等より成る電極を蒸
着、スパッタリング等によって被着して本発明半導体レ
ーザを得ることができる。
【0023】このような構成とすることによって、リッ
ジ2上のエピタキシャル成長層20における活性層6の
両斜面8a及び8bに臨む端面が、これより屈折率の小
さい電流ブロック層9によって挟み込まれて、即ち横方
向の閉じ込めがなされて発光動作領域となるようにされ
て、従来と同様にSDH型の半導体レーザを得ることが
できる。しかもこの本発明実施例においては、電流ブロ
ック層9の下部において、第2導電型の第1のクラッド
層7、第1導電型のクラッド層5、半導体層4及び基体
1とによるp−n−p−nのサイリスタ構造が形成され
ここにおける電流が阻止される構成となる。即ちこの場
合リッジ2上の第1導電型のクラッド層5から溝3内の
電流ブロック層9に破線矢印aで示すリーク電流が発生
して電流ブロック層9がオン状態となっても、上述のサ
イリスタ構造のために破線矢印bで示すように基体1か
ら溝3内の各層4、5及び7に抜ける大なるリーク電流
が発生することを確実に回避することができる。
【0024】従って、従来に比して大なる動作電流を通
電して、ある程度のリーク電流がリッジ2上において発
生しても、溝3内においてはサイリスタ構成を安定に保
持することができて、より大なるリーク電流の発生を確
実に阻止することができる。
【0025】実施例2 図3の略線的拡大断面図を参照して、その理解を容易に
するために製法の一例と共に説明する。図3において、
図1に対応する部分には同一符号を付して重複説明を省
略する。実施例1においては、基体1上のリッジ2の両
側の溝3は、その幅が大とされて実質的に基体1上には
リッジ2が孤立して設けられる場合を説明したが、この
例においてはリッジ2をエッチング形成する際に、両側
の溝3を所要の幅をもってエッチング形成し、この溝3
の両外側、即ち図3において左右にリッジ2と平行に延
長する主面1Sを有する段部22が設けられる場合を示
す。
【0026】この例においても、AlGaAs系III −
V族化合物半導体レーザの例で、n型のGaAs等より
成る基体1の{100}結晶面例えば(100)結晶面
より成る主面1上に、フォトリソグラフィ等の適用によ
って、〈011〉結晶軸方向の例えば〔011〕結晶軸
方向に延長するリッジ2と、これの両側の溝3が所要の
幅をもって例えば塩酸系或いはアンモニア系等のウェッ
トエッチング液を用いてパターニング形成され、溝3の
外部にリッジ2と同様に(100)結晶面より成る主面
1Sを有する段部22を有して成る場合を示す。
【0027】この場合においても、リッジ2の両側面2
S、溝3内更に段部の両即面22S上が、基体1とは異
なる導電型即ち例えばp型のGaAs等より成る半導体
層4により囲まれた成る構成で、この半導体層は、上述
の実施例1と同様に通常のメチル系のMOCVD法によ
り全面的にエピタキシャル成長させて、リッジ2と段部
22上と、溝3内とで分断して成長した後、例えば液状
のフォトレジストを塗布して溝3内のみをマスクして、
リッジ2上と段部22上のエピタキシャル層のみをエッ
チング除去して形成することができる。
【0028】そしてこの半導体層4上に、全面的に第1
導電型例えばn型のAlGaAs等よりなるクラッド層
5、GaAs等より成る活性層6、第2導電型例えばp
型のAlGaAs等より成る第2のクラッド層7、n型
のAlGaAs等より成る電流ブロック層9とを順次メ
チル系MOCVD法によりエピタキシャル成長し、リッ
ジ2上においては{111}B結晶面の例えば(11
1)B結晶面より成る斜面8a及び8bに囲まれた断面
三角形状のエピタキシャル成長層20を形成する。この
場合、両段部22上においても、溝3との端縁から延長
する(111)B結晶面より成る斜面8によって、溝2
内とは分断してエピタキシャル成長層30が形成され
る。
【0029】そしてこの場合においてもリッジ2及び各
溝3の幅及び高さ(深さ)、各層5、6及び7の厚さを
適切に選定することによって、この上に被着する電流ブ
ロック層9が、エピタキシャル成長層20の活性層6の
両斜面8a及び8bに臨む端面を覆うようになることが
できる。
【0030】そしてこの場合においても、この電流ブロ
ック層9の上にAlGaAs等より成る第2導電型この
場合p型の第2のクラッド層10と、p型のGaAs等
より成るキャップ層11とを順次エピタキシャル成長す
る。実施例1と同様に、第2のクラッド層10は初期に
おいては斜面8a,8b及び8上においては成長しない
が、その成長が進むにつれてその突き合わせ部に(11
1)B結晶面以外の面が成長して、全面的に成長され
る。
【0031】そして図示しないが、このキャップ層11
上と基体1の裏面上とにそれぞれAl等より成る電極を
蒸着、スパッタリング等により被着して本発明半導体レ
ーザを得ることができる。
【0032】このような構成とすることによって、溝3
内においては基体1、半導体層4、第1導電型のクラッ
ド層5及び第2導電型のクラッド層7によるp−n−p
−nサイリスタ構造を得ることができ、基体1からリッ
ジ2上の第1導電型のクラッド層5を通って電流ブロッ
ク層9へ抜けるリーク電流が生じて電流ブロック層9が
オンとなっても、この溝3内において大なるリーク電流
が発生することを確実に回避することができる。
【0033】従って、従来に比して大なる動作電流を通
電して、ある程度のリーク電流がリッジ2上において発
生しても、溝3内においてはサイリスタ構成を安定に保
持することができて、大なるリーク電流の発生を確実に
阻止することができる。
【0034】またこの場合、リッジ2の両側に溝3を挟
んで段部22を設けるいわゆるW字型リッジ構成を採る
ため、この段部22上に形成したエピタキシャル成長層
30がリッジ2上のエピタキシャル成長層20と同程度
の高さに被着され、最終的に得るキャップ層11の表面
は、溝3の形状を追従して形成される凹部を除いてほぼ
平坦面として形成することができる。このように表面が
平坦化される場合は、この半導体レーザの上面をそのま
まヒートシンクに固定させることが可能となるため、従
来のSDH構成を採る半導体レーザに比して、効率よく
放熱することができるという利点を有する。
【0035】尚、上述の各例においては、各リッジ2及
び溝3のエッチングに際してそのエッチング液として塩
酸系或いはアンモニア系のウェットエッチングを行い、
リッジ2の幅が主面1Sから深くなるに従って徐々に小
となるいわゆる逆メサ状のリッジ2または段部22を形
成した場合を示したが、例えば硫酸系のウェットエッチ
ング液を用いてリッジ2の幅が主面1Sから深くなるに
つれて徐々に大となるいわゆる順メサ型状のリッジ2又
は段部22を形成する等、種々の構成を採ることができ
る。
【0036】また、上述の各例においてはリッジ2の両
側及び溝3内に、基体1とは異なる導電型の即ちp型の
GaAs等より成る半導体層4が被着形成された場合を
示したが、その他この半導体層4としては真性の即ち絶
縁型のGaAs等により構成しても良い。
【0037】更にまた上述の各例においてはAlGaA
s系のIII −V族半導体レーザを得る場合を示したが、
本発明半導体レーザはその他InP系の材料を用いるこ
とができ、また各導電型を図示とは逆とする等、種々の
材料構成を採ることができる。
【0038】
【発明の効果】上述したように本発明半導体レーザにお
いては、SDH型構成を採ることによって、活性層6の
両斜面8a及び8bに臨む端面を、これより屈折率の小
なる電流ブロック層9に覆われて横方向の閉じ込めがな
されると共に、リッジ2の両側面と溝3内とを基体1と
は異なる導電型又は絶縁型の半導体層4で囲む構成とす
ることによって、リッジ2上の第1導電型のクラッド層
5から電流ブロック層9を通じて第2導電型の第2のク
ラッド層10に抜けるリーク電流が発生してこの電流ブ
ロック層9がオン状態となっても、基体1と半導体層
4、第1導電型のクラッド層5及び第2導電型の第1の
クラッド層7とによるサイリスタ構成によってここにお
ける大なるリーク電流が流れることを回避できる。
【0039】従って、従来に比して大なる動作電流を通
電して、ある程度のリーク電流がリッジ2上において発
生しても、溝3内においてはサイリスタ構成を安定に保
持することができて、大なるリーク電流の発生を確実に
阻止することができる。
【0040】また、リッジ2の両側に溝3を挟んで段部
22を設けるいわゆるW字型リッジ構成を採るときは、
上述したようにそのキャップ層上面がほぼ平面化される
ためプレーナ処理が可能となり、例えばこの上面をヒー
トシンクに直接接合することが可能となり、放熱効率の
向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明半導体レーザの一例の略線的拡大断面図
である。
【図2】本発明半導体レーザの一例の製造工程図であ
る。
【図3】本発明半導体レーザの他の例の略線的拡大断面
図である。
【図4】従来の半導体レーザの一例の略線的拡大断面図
である。
【符号の説明】
1 基体 2 リッジ 2S 側面 3 溝 4 半導体層 5 第1導電型のクラッド層 6 活性層 7 第2導電型の第1のクラッド層 8 斜面 8a 斜面 8b 斜面 9 電流ブロック層 10 第2導電型の第2のクラッド層 11 キャップ層 20 エピタキシャル成長層 30 エピタキシャル成長層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 {100}結晶面を主面とする基体上
    に、この基体の〈011〉結晶軸方向に延長するリッジ
    が形成され、該リッジ上に気相成長法により少なくとも
    第1導電型のクラッド層と、活性層と、第2導電型のク
    ラッド層と、電流ブロック層とが、上記リッジの両端縁
    から延びて成る{111}B結晶面より成る斜面が現れ
    るように成長されて成り、 上記リッジの両側面及び両側の溝底部に、上記基体とは
    異なる導電型のキャリアを有する半導体層又は絶縁型の
    半導体層が設けられて成ることを特徴とする半導体レー
    ザ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5383215A (en) * 1992-08-25 1995-01-17 Sony Corporation Semiconductor laser which has a (100) top surface and a stripe ridge which extends in the horizontal <01-1> axis direction and has side wall surfaces (110) and a triangular region between (111) faces
US5805628A (en) * 1996-06-19 1998-09-08 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor laser
JP2002314200A (ja) * 2001-04-19 2002-10-25 Sony Corp 半導体レーザ素子及びその作製方法
US7515622B2 (en) 2004-09-07 2009-04-07 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Quantum nanostructure semiconductor laser

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